JP2017121261A5 - - Google Patents
Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017121261A5 JP2017121261A5 JP2017081507A JP2017081507A JP2017121261A5 JP 2017121261 A5 JP2017121261 A5 JP 2017121261A5 JP 2017081507 A JP2017081507 A JP 2017081507A JP 2017081507 A JP2017081507 A JP 2017081507A JP 2017121261 A5 JP2017121261 A5 JP 2017121261A5
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- amino acid
- acid sequence
- seq
- amadoriase
- sequence shown
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Description
本発明者らは、前記課題解決のために鋭意研究を重ねた結果、一例として、コニオカエタ属由来のアマドリアーゼにおける特定のアミノ酸残基を特定のアミノ酸残基に置換することにより、上記課題を解決し得ることを見出し、これを一実施形態として包含する本発明を完成した。
Claims (14)
- 以下の(a)および/または(b)の性質を有する改変アマドリアーゼ:
(a)配列番号172に示すアミノ酸配列に1〜10個のアミノ酸の欠失、挿入、付加、および/または置換がなされたアミノ酸配列を有し、配列番号172に示すアミノ酸配列を有するアマドリアーゼと比較して、α−フルクトシルバリルヒスチジンに対する反応性に対するε−フルクトシルリジンに対する反応性の割合が低減している;
(b)配列番号172に示すアミノ酸配列に1〜10個のアミノ酸の欠失、挿入、付加、および/または置換がなされたアミノ酸配列を有し、配列番号172に示すアミノ酸配列を有するアマドリアーゼと比較して、α−フルクトシルバリンに対する反応性に対するε−フルクトシルリジンに対する反応性の割合が低減している。 - 配列番号172に示すアミノ酸配列の以下(c)から(t)よりなる群から選択されるアミノ酸に対応する位置で1つまたはそれ以上のアミノ酸残基の置換を有し、前記置換を行う前の未改変のアマドリアーゼと比較して、α−フルクトシルバリルヒスチジンに対する反応性に対するε−フルクトシルリジンに対する反応性の割合が低減しているか、および/または前記置換を行う前の未改変のアマドリアーゼと比較して、α−フルクトシルバリンに対する反応性に対するε−フルクトシルリジンに対する反応性の割合が低減していることを特徴とする改変アマドリアーゼ。
(c)配列番号1の98位のグルタミン酸
(d)配列番号1の259位のバリン
(e)配列番号1の154位のセリン
(f)配列番号1の125位のヒスチジン
(g)配列番号1の261位のチロシン
(h)配列番号1の263位のグリシン
(i)配列番号1の106位のアスパラギン酸
(j)配列番号1の103位のグリシン
(k)配列番号1の355位のアラニン
(l)配列番号1の96位のアスパラギン酸
(s)配列番号1の66位のリジンまたは/および67位のバリン
(m)配列番号1の70位のグルタミン
(o)配列番号1の100位のスレオニン
(p)配列番号1の110位のグルタミン
(q)配列番号1の113位のアラニン
(r)配列番号1の114位のロイシン
(t)配列番号1の156位のアスパラギン酸 - 配列番号172に示すアミノ酸配列に1〜10個の置換欠失付加を有するアミノ酸配列を含むアマドリアーゼであって、
当該アマドリアーゼのアミノ酸配列中における、配列番号1に示すアミノ酸配列の以下の(t)、(u)、(v)及び(ag)よりなる群から選択される1つまたはそれ以上のアミノ酸に対応する位置のアミノ酸が、以下の(t)、(u)、(v)及び(ag)の各々に記載される置換後のアミノ酸残基へと置換されており、
(t)当該アマドリアーゼのアミノ酸配列中における、配列番号1に示すアミノ酸配列の98位のグルタミン酸に対応する位置のアミノ酸が、プロリン以外のアミノ酸、すなわちグルタミン、ヒスチジン、リジン、アルギニン、グリシン、アラニン、バリン、イソロイシン、ロイシン、メチオニン、システイン、セリン、スレオニン、アスパラギン、アスパラギン酸、フェニルアラニン、チロシン、またはトリプトファンに置換されている;
(u)当該アマドリアーゼのアミノ酸配列中における、配列番号1に示すアミノ酸配列の259位のバリンに対応する位置のアミノ酸が、アラニン、システイン、またはセリンに置換されている;
(v)当該アマドリアーゼのアミノ酸配列中における、配列番号1に示すアミノ酸配列の154位のセリンに対応する位置のアミノ酸が、グリシン、チロシン、アスパラギン、グルタミン、アスパラギン酸、グルタミン酸、ヒスチジン、またはシステインに置換されている;
(ag)当該アマドリアーゼのアミノ酸配列中における、配列番号1に示すアミノ酸配列の110位のグルタミンに対応する位置のアミノ酸が、アラニン、ロイシン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、ヒスチジン、リジン、またはアルギニンに置換されている;
かつ以下の(a)および/または(b)の性質を有する改変アマドリアーゼ:
(a)前記(t)、(u)、(v)及び(ag)に記載の置換を有しない改変前の親アマドリアーゼと比較して、当該(t)、(u)、(v)及び/又は(ag)に記載の置換を有することによりα−フルクトシルバリルヒスチジンに対する反応性に対するε−フルクトシルリジンに対する反応性の割合が低減している;
(b)前記(t)、(u)、(v)及び(ag)に記載の置換を有しない改変前の親アマドリアーゼと比較して、当該(t)、(u)、(v)及び/又は(ag)に記載の置換を有することによりα−フルクトシルバリンに対する反応性に対するε−フルクトシルリジンに対する反応性の割合が低減している。 - 配列番号172に示すアミノ酸配列と90%以上のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含むアマドリアーゼであって、
当該アマドリアーゼのアミノ酸配列中における、配列番号1に示すアミノ酸配列の以下の(t)、(u)、(v)及び(ag)よりなる群から選択される1つまたはそれ以上のアミノ酸に対応する位置のアミノ酸が、以下の(t)、(u)、(v)及び(ag)の各々に記載される置換後のアミノ酸残基へと置換されており、
(t)当該アマドリアーゼのアミノ酸配列中における、配列番号1に示すアミノ酸配列の98位のグルタミン酸に対応する位置のアミノ酸が、プロリン以外のアミノ酸、すなわちグルタミン、ヒスチジン、リジン、アルギニン、グリシン、アラニン、バリン、イソロイシン、ロイシン、メチオニン、システイン、セリン、スレオニン、アスパラギン、アスパラギン酸、フェニルアラニン、チロシン、またはトリプトファンに置換されている;
(u)当該アマドリアーゼのアミノ酸配列中における、配列番号1に示すアミノ酸配列の259位のバリンに対応する位置のアミノ酸が、アラニン、システイン、またはセリンに置換されている;
(v)当該アマドリアーゼのアミノ酸配列中における、配列番号1に示すアミノ酸配列の154位のセリンに対応する位置のアミノ酸が、グリシン、チロシン、アスパラギン、グルタミン、アスパラギン酸、グルタミン酸、ヒスチジン、またはシステインに置換されている;
(ag)当該アマドリアーゼのアミノ酸配列中における、配列番号1に示すアミノ酸配列の110位のグルタミンに対応する位置のアミノ酸が、アラニン、ロイシン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、ヒスチジン、リジン、またはアルギニンに置換されている;
かつ以下の(a)および/または(b)の性質を有する改変アマドリアーゼ:
(a)前記(t)、(u)、(v)及び(ag)に記載の置換を有しない改変前の親アマドリアーゼと比較して、当該(t)、(u)、(v)及び/又は(ag)に記載の置換を有することによりα−フルクトシルバリルヒスチジンに対する反応性に対するε−フルクトシルリジンに対する反応性の割合が低減している;
(b)前記(t)、(u)、(v)及び(ag)に記載の置換を有しない改変前の親アマドリアーゼと比較して、当該(t)、(u)、(v)及び/又は(ag)に記載の置換を有することによりα−フルクトシルバリンに対する反応性に対するε−フルクトシルリジンに対する反応性の割合が低減している。 - 配列番号241、配列番号188、配列番号197、若しくは配列番号213に示すアミノ酸配列に1〜10個の置換欠失付加を有するアミノ酸配列を含むアマドリアーゼ、
配列番号188、配列番号197、若しくは配列番号213に示すアミノ酸配列を含むアマドリアーゼ、又は、
配列番号241、配列番号188、配列番号197、若しくは配列番号213に示すアミノ酸配列と90%以上のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含むアマドリアーゼであって、
当該アマドリアーゼのアミノ酸配列中における、配列番号1に示すアミノ酸配列の以下の(t)、(u)、(v)及び(ag)よりなる群から選択される1つまたはそれ以上のアミノ酸に対応する位置のアミノ酸が、以下の(t)、(u)、(v)及び(ag)の各々に記載される置換後のアミノ酸残基へと置換されており、
(t)当該アマドリアーゼのアミノ酸配列中における、配列番号1に示すアミノ酸配列の98位のグルタミン酸に対応する位置のアミノ酸が、プロリン以外のアミノ酸、すなわちグルタミン、ヒスチジン、リジン、アルギニン、グリシン、アラニン、バリン、イソロイシン、ロイシン、メチオニン、システイン、セリン、スレオニン、アスパラギン、アスパラギン酸、フェニルアラニン、チロシン、またはトリプトファンに置換されている;
(u)当該アマドリアーゼのアミノ酸配列中における、配列番号1に示すアミノ酸配列の259位のバリンに対応する位置のアミノ酸が、アラニン、システイン、またはセリンに置換されている;
(v)当該アマドリアーゼのアミノ酸配列中における、配列番号1に示すアミノ酸配列の154位のセリンに対応する位置のアミノ酸が、グリシン、チロシン、アスパラギン、グルタミン、アスパラギン酸、グルタミン酸、ヒスチジン、またはシステインに置換されている;
(ag)当該アマドリアーゼのアミノ酸配列中における、配列番号1に示すアミノ酸配列の110位のグルタミンに対応する位置のアミノ酸が、アラニン、ロイシン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、ヒスチジン、リジン、またはアルギニンに置換されている;
かつ以下の(a)および/または(b)の性質を有する改変アマドリアーゼ:
(a)前記(t)、(u)、(v)及び(ag)に記載の置換を有しない改変前の親アマドリアーゼと比較して、当該(t)、(u)、(v)及び/又は(ag)に記載の置換を有することによりα−フルクトシルバリルヒスチジンに対する反応性に対するε−フルクトシルリジンに対する反応性の割合が低減している;
(b)前記(t)、(u)、(v)及び(ag)に記載の置換を有しない改変前の親アマドリアーゼと比較して、当該(t)、(u)、(v)及び/又は(ag)に記載の置換を有することによりα−フルクトシルバリンに対する反応性に対するε−フルクトシルリジンに対する反応性の割合が低減している。 - 改変前の親アマドリアーゼと比較して、さらに、当該アマドリアーゼのアミノ酸配列中における、配列番号1に示すアミノ酸配列の以下の(w)、(x)、(y)、(z)、(aa)、(ab)、(ac)、(ad)、(ae)、(af)、(ah)、(ai)、及び(aj)よりなる群から選択される1つまたはそれ以上のアミノ酸に対応する位置のアミノ酸が、以下の(w)、(x)、(y)、(z)、(aa)、(ab)、(ac)、(ad)、(ae)、(af)、(ah)、(ai)、及び(aj)の各々に記載される置換後のアミノ酸残基へと置換されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の改変アマドリアーゼ:
(w)当該アマドリアーゼのアミノ酸配列中における、配列番号1に示すアミノ酸配列の125位のヒスチジンに対応する位置のアミノ酸が、アラニン、ロイシン、フェニルアラニン、チロシン、アスパラギン、グルタミン、グルタミン酸、リジン、またはアルギニンに置換されている;
(x)当該アマドリアーゼのアミノ酸配列中における、配列番号1に示すアミノ酸配列の261位のチロシンに対応する位置のアミノ酸が、アラニン、ロイシン、フェニルアラニン、トリプトファン、またはリジンに置換されている;
(y)当該アマドリアーゼのアミノ酸配列中における、配列番号1に示すアミノ酸配列の263位のグリシンに対応する位置のアミノ酸が、リジン、アルギニン、ヒスチジン、アスパラギン酸、またはグルタミン酸に置換されている;
(z)当該アマドリアーゼのアミノ酸配列中における、配列番号1に示すアミノ酸配列の106位のアスパラギン酸に対応する位置のアミノ酸が、アスパラギン酸よりも分子量の小さいアミノ酸、すなわちグリシン、アラニン、セリン、バリン、スレオニン、システイン、ロイシン、イソロイシン、またはアスパラギンに置換されている;
(aa)当該アマドリアーゼのアミノ酸配列中における、配列番号1に示すアミノ酸配列の103位のグリシンに対応する位置のアミノ酸が、リジン、アルギニン、またはヒスチジンに置換されている;
(ab)当該アマドリアーゼのアミノ酸配列中における、配列番号1に示すアミノ酸配列の355位のアラニンに対応する位置のアミノ酸が、リジン、アルギニン、ヒスチジン、アスパラギン酸、またはグルタミン酸に置換されている;
(ac)当該アマドリアーゼのアミノ酸配列中における、配列番号1に示すアミノ酸配列の96位のアスパラギン酸に対応する位置のアミノ酸が、アラニン、アスパラギン、ヒスチジン、またはセリンに置換されている;
(ad)当該アマドリアーゼのアミノ酸配列中における、配列番号1に示すアミノ酸配列の66位のリジンに対応する位置のアミノ酸が、グリシンにまたは/および67位のバリンがプロリンに置換されている;
(ae)当該アマドリアーゼのアミノ酸配列中における、配列番号1に示すアミノ酸配列の70位のグルタミンに対応する位置のアミノ酸が、プロリンに置換されている;
(af)当該アマドリアーゼのアミノ酸配列中における、配列番号1に示すアミノ酸配列の100位のスレオニンに対応する位置のアミノ酸が、アルギニンに置換されている;
(ah)当該アマドリアーゼのアミノ酸配列中における、配列番号1に示すアミノ酸配列の113位のアラニンに対応する位置のアミノ酸が、グルタミン酸、またはリジンに置換されている;
(ai)当該アマドリアーゼのアミノ酸配列中における、配列番号1に示すアミノ酸配列の114位のロイシンに対応する位置のアミノ酸が、リジン、またはアルギニンに置換されている;
(aj)当該アマドリアーゼのアミノ酸配列中における、配列番号1に示すアミノ酸配列の156位のアスパラギン酸に対応する位置のアミノ酸が、アスパラギンに置換されている。 - さらに、以下の(ba)から(be)よりなる群から選択されるアミノ酸残基の置換を含む、
請求項1〜6のいずれか1項に記載の改変アマドリアーゼ:
(ba)当該アマドリアーゼのアミノ酸配列中における、配列番号1に示すアミノ酸配列の98位のグルタミン酸に対応する位置のアミノ酸のアラニンへの置換、当該アマドリアーゼのアミノ酸配列中における、配列番号1に示すアミノ酸配列の154位のセリンに対応する位置のアミノ酸のアスパラギンへの置換および当該アマドリアーゼのアミノ酸配列中における、配列番号1に示すアミノ酸配列の259位のバリンに対応する位置のアミノ酸のシステインへの置換;
(bb)当該アマドリアーゼのアミノ酸配列中における、配列番号1に示すアミノ酸配列の98位のグルタミン酸に対応する位置のアミノ酸のアルギニンへの置換および当該アマドリアーゼのアミノ酸配列中における、配列番号1に示すアミノ酸配列の154位のセリンに対応する位置のアミノ酸のアスパラギンへの置換;
(bc)当該アマドリアーゼのアミノ酸配列中における、配列番号1に示すアミノ酸配列の98位のグルタミン酸に対応する位置のアミノ酸のグルタミンへの置換および当該アマドリアーゼのアミノ酸配列中における、配列番号1に示すアミノ酸配列の259位のバリンに対応する位置のアミノ酸のアラニンへの置換;
(bd)当該アマドリアーゼのアミノ酸配列中における、配列番号1に示すアミノ酸配列の98位のグルタミン酸に対応する位置のアミノ酸のアルギニンへの置換および当該アマドリアーゼのアミノ酸配列中における、配列番号1に示すアミノ酸配列の259位のバリンに対応する位置のアミノ酸のシステインへの置換;
(be)当該アマドリアーゼのアミノ酸配列中における、配列番号1に示すアミノ酸配列の110位のグルタミンに対応する位置のアミノ酸のアルギニンへの置換、当該アマドリアーゼのアミノ酸配列中における、配列番号1に示すアミノ酸配列の154位のセリンに対応する位置のアミノ酸のアスパラギンへの置換および当該アマドリアーゼのアミノ酸配列中における、配列番号1に示すアミノ酸配列の259位のバリンに対応する位置のアミノ酸のアラニンへの置換。 - 配列番号172に示すアミノ酸配列、又は配列番号172に示すアミノ酸配列に1〜10個のアミノ酸の欠失、挿入、付加、および/若しくは置換がなされたアミノ酸配列を有し、当該アミノ酸配列においてさらに、配列番号1の98位のグルタミン酸に対応する位置のアミノ酸のアラニンへの置換、配列番号1の154位のセリンに対応する位置のアミノ酸のアスパラギンへの置換および配列番号1の259位のバリンに対応する位置のアミノ酸のシステインへの置換を有し、前記置換を行う前の未改変のアマドリアーゼと比較して、α−フルクトシルバリルヒスチジンに対する反応性に対するε−フルクトシルリジンに対する反応性の割合が低減しており、かつ前記置換を行う前の未改変のアマドリアーゼと比較して、α−フルクトシルバリンに対する反応性に対するε−フルクトシルリジンに対する反応性の割合が低減していることを特徴とする改変アマドリアーゼ。
- 配列番号172に示すアミノ酸配列、又は配列番号172に示すアミノ酸配列に1〜10個のアミノ酸の欠失、挿入、付加、および/若しくは置換がなされたアミノ酸配列を有し、当該アミノ酸配列においてさらに、以下の(ca)から(cc)よりなる群から選択されるアミノ酸残基の置換を有し、前記置換を行う前の未改変のアマドリアーゼと比較して、α−フルクトシルバリルヒスチジンに対する反応性に対するε−フルクトシルリジンに対する反応性の割合が低減しており、かつ前記置換を行う前の未改変のアマドリアーゼと比較して、α−フルクトシルバリンに対する反応性に対するε−フルクトシルリジンに対する反応性の割合が低減していることを特徴とする改変アマドリアーゼ:
(ca)配列番号1の98位のセリンに対応する位置のアミノ酸のアラニンへの置換、配列番号1の110位のリジンに対応する位置のアミノ酸のアルギニンへの置換および配列番号1の259位のバリンに対応する位置のアミノ酸のシステインへの置換;
(cb)配列番号1の98位のセリンに対応する位置のアミノ酸のアラニンへの置換および配列番号1の259位のバリンに対応する位置のアミノ酸のシステインへの置換;
(cc)配列番号1の110位のリジンに対応する位置のアミノ酸のアルギニンへの置換および配列番号1の259位のバリンに対応する位置のアミノ酸のシステインへの置換。 - 請求項1〜9のいずれかに記載の改変アマドリアーゼのアミノ酸配列をコードするアマドリアーゼ遺伝子。
- 請求項10記載のアマドリアーゼ遺伝子を含む組換えベクター。
- 請求項11記載の組換えベクターを含む宿主細胞。
- アマドリアーゼを製造する方法であり、以下の工程を含む方法:
(ak)請求項12に記載の宿主細胞を培養する工程;
(al)宿主細胞に含まれるアマドリアーゼ遺伝子を発現させる工程;および
(am)培養物から改変アマドリアーゼを単離する工程。 - 請求項1から請求項9のいずれかに記載の改変アマドリアーゼを含む、糖化ヘモグロビンの測定に用いるためのキット。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010176967 | 2010-08-06 | ||
JP2010176967 | 2010-08-06 | ||
JP2010213070 | 2010-09-24 | ||
JP2010213070 | 2010-09-24 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012527775A Division JP6176922B2 (ja) | 2010-08-06 | 2011-08-04 | 基質特異性が改変されたアマドリアーゼ |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017121261A JP2017121261A (ja) | 2017-07-13 |
JP2017121261A5 true JP2017121261A5 (ja) | 2017-08-24 |
JP6538101B2 JP6538101B2 (ja) | 2019-07-03 |
Family
ID=45559590
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012527775A Active JP6176922B2 (ja) | 2010-08-06 | 2011-08-04 | 基質特異性が改変されたアマドリアーゼ |
JP2017081507A Active JP6538101B2 (ja) | 2010-08-06 | 2017-04-17 | 基質特異性が改変されたアマドリアーゼ |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012527775A Active JP6176922B2 (ja) | 2010-08-06 | 2011-08-04 | 基質特異性が改変されたアマドリアーゼ |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US9062286B2 (ja) |
EP (1) | EP2602318B1 (ja) |
JP (2) | JP6176922B2 (ja) |
KR (1) | KR102070990B1 (ja) |
CN (1) | CN103080308B (ja) |
WO (1) | WO2012018094A1 (ja) |
Families Citing this family (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102070990B1 (ko) * | 2010-08-06 | 2020-01-29 | 기꼬만 가부시키가이샤 | 기질 특이성이 개변된 아마드리아제 |
US9701949B2 (en) | 2011-12-28 | 2017-07-11 | Kikkoman Corporation | Amadoriase with improved thermostability, gene and recombinant DNA for the amadoriase, and method for production of amadoriase with improved thermostability |
JP6068916B2 (ja) * | 2012-02-02 | 2017-01-25 | キッコーマン株式会社 | 糖化ヘモグロビン測定用試薬組成物および糖化ヘモグロビン測定方法 |
US10767211B2 (en) * | 2012-04-27 | 2020-09-08 | Kikkoman Corporation | Modified amadoriase reacting with fructosyl hexapeptide |
CN103937763B (zh) * | 2013-01-22 | 2016-01-06 | 清华大学 | R112w型酮胺氧化酶及其编码基因和应用 |
JP6363327B2 (ja) * | 2013-03-25 | 2018-07-25 | キッコーマン株式会社 | 改変アマドリアーゼ |
WO2015020200A1 (ja) | 2013-08-09 | 2015-02-12 | キッコーマン株式会社 | 改変型アマドリアーゼ及びその製造法、並びにアマドリアーゼの界面活性剤耐性向上剤及びこれを用いたHbA1c測定用組成物 |
CN105683374A (zh) * | 2013-10-25 | 2016-06-15 | 龟甲万株式会社 | 血红蛋白A1c的测定方法和测定试剂盒 |
KR102390400B1 (ko) | 2013-10-25 | 2022-04-25 | 기꼬만 가부시키가이샤 | 당화 펩티드에 작용하는 아마도리아제를 이용한 HbA1c 측정법 |
JP6749745B2 (ja) * | 2014-02-27 | 2020-09-02 | キッコーマン株式会社 | アマドリアーゼ含有組成物の安定化方法、熱安定性が向上したアマドリアーゼ含有組成物及びこれを用いた糖化ヘモグロビン測定用組成物 |
WO2016063984A1 (ja) * | 2014-10-24 | 2016-04-28 | キッコーマン株式会社 | デヒドロゲナーゼ活性の向上したアマドリアーゼ |
WO2016072520A1 (ja) * | 2014-11-07 | 2016-05-12 | キッコーマン株式会社 | アニオン性界面活性剤耐性が向上したアマドリアーゼ |
CN112941094B (zh) | 2015-06-10 | 2023-08-15 | 公立大学法人富山县立大学 | 活性型突变酶及可溶性化突变蛋白的制造方法 |
EP3447132B1 (en) * | 2016-04-22 | 2022-05-18 | Kikkoman Corporation | Hba1c dehydrogenase |
EP3336179B1 (en) | 2016-12-13 | 2020-02-05 | Industrial Technology Research Institute | Recombinant protein and preparation method and application thereof |
JP7242058B2 (ja) * | 2017-07-24 | 2023-03-20 | 国立研究開発法人理化学研究所 | デカルボキシラーゼ、及びそれを用いた不飽和炭化水素化合物の製造方法 |
US12258589B2 (en) | 2017-08-31 | 2025-03-25 | Kikkoman Corporation | Glycated hemoglobin oxidase variant and method for measurement |
JP6818718B2 (ja) * | 2018-06-28 | 2021-01-20 | キッコーマン株式会社 | 改変アマドリアーゼ |
EP4471135A1 (en) | 2022-01-27 | 2024-12-04 | Provigate Inc. | Fructosyl amino acid oxidase, method for producing fructosyl amino acid oxidase, glycated protein sensor, and method for measuring glycated protein |
Family Cites Families (27)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61280297A (ja) | 1985-06-04 | 1986-12-10 | Noda Sangyo Kagaku Kenkyusho | アマドリ化合物の定量法及びその定量用試薬 |
JPH0533997A (ja) | 1991-07-26 | 1993-02-09 | Nippondenso Co Ltd | フイルムドアユニツト |
GB9116315D0 (en) | 1991-07-29 | 1991-09-11 | Genzyme Ltd | Assay |
WO1997013872A1 (fr) | 1995-10-12 | 1997-04-17 | Kyoto Daiichi Kagaku Co., Ltd. | Procede pour doser les composes d'amadori |
DE69629489T2 (de) | 1995-11-30 | 2004-07-22 | Kyoto Daichi Kagaku Co., Ltd. | Fructosylaminosäuren oxidase, verfahren zu ihrer herstellung und zum testen von amadori-verbindungen unter zuhilfenahme des enzyms |
JP3949854B2 (ja) | 1999-10-01 | 2007-07-25 | キッコーマン株式会社 | 糖化蛋白質の測定方法 |
JP4231668B2 (ja) | 2001-09-04 | 2009-03-04 | キッコーマン株式会社 | 新規なフルクトシルペプチドオキシダーゼ |
CN1701118A (zh) * | 2002-09-24 | 2005-11-23 | 爱科来株式会社 | 果糖基胺氧化酶 |
JP4227820B2 (ja) | 2003-03-12 | 2009-02-18 | 旭化成ファーマ株式会社 | 新規な酵素 |
JP4248900B2 (ja) | 2003-03-14 | 2009-04-02 | イチビキ株式会社 | 新規なフルクトシルアミンオキシダーゼをコードする遺伝子及びそれを用いての該フルクトシルアミンオキシダーゼの製造方法 |
US7588910B2 (en) | 2003-05-21 | 2009-09-15 | Asahi Kasei Pharma Corporation | Hemoglobin A1c determination method, enzyme to be used therefor, and production method thereof |
US7951553B2 (en) | 2003-11-19 | 2011-05-31 | Sekisui Medical Co., Ltd. | Method of assaying glycated protein |
US8003359B2 (en) | 2006-04-25 | 2011-08-23 | Kikkoman Corporation | Eukaryotic amadoriase having excellent thermal stability, gene and recombinant DNA for the eukaryotic amadoriase, and process for production of eukaryotic amadoriase having excellent thermal stability |
JP5243878B2 (ja) | 2008-08-04 | 2013-07-24 | 東洋紡株式会社 | フルクトシルバリルヒスチジン測定用酵素、およびその利用法 |
JP5350762B2 (ja) | 2008-08-04 | 2013-11-27 | 東洋紡株式会社 | フルクトシルアミノ酸オキシダーゼ、およびその利用法 |
EP2357228B1 (en) * | 2008-10-09 | 2017-05-10 | Kyowa Medex CO., LTD. | Novel fructosyl peptide oxidase |
US8993255B2 (en) * | 2008-10-10 | 2015-03-31 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | Protein having fructosyl valyl histidine oxidase activity, modified protein, and use of the protein or the modified protein |
JP5476021B2 (ja) * | 2008-10-17 | 2014-04-23 | 東洋紡株式会社 | フルクトシルアミノ酸オキシダーゼ改変体およびその利用 |
JP5465415B2 (ja) | 2008-10-29 | 2014-04-09 | 東洋紡株式会社 | フルクトシルアミノ酸測定用酵素、およびその利用法 |
JP5465427B2 (ja) * | 2008-12-23 | 2014-04-09 | 東洋紡株式会社 | フルクトシル−l−バリルヒスチジン測定用酵素、およびその利用法 |
JP2010176967A (ja) | 2009-01-28 | 2010-08-12 | Fujitsu Component Ltd | 電線接続端子並びに電線接続端子を用いた電線接続方法、電線接続構造および電磁継電器 |
JP5548371B2 (ja) | 2009-03-11 | 2014-07-16 | 株式会社野村総合研究所 | 環境情報変更システム、端末装置およびプログラム |
JP2010233501A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Toyobo Co Ltd | フルクトシルバリンの影響が低減する糖化タンパク質測定用試薬組成物 |
JP2010233502A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Toyobo Co Ltd | フルクトシルリジンの影響が低減する糖化タンパク質測定用試薬組成物 |
EP2281900A1 (en) * | 2009-08-03 | 2011-02-09 | Roche Diagnostics GmbH | Fructosyl peptidyl oxidase and sensor for assaying a glycated protein |
EP2287295A1 (en) * | 2009-08-03 | 2011-02-23 | Roche Diagnostics GmbH | Mutant Fructosyl amino acid oxidase |
KR102070990B1 (ko) * | 2010-08-06 | 2020-01-29 | 기꼬만 가부시키가이샤 | 기질 특이성이 개변된 아마드리아제 |
-
2011
- 2011-08-04 KR KR1020137005355A patent/KR102070990B1/ko active Active
- 2011-08-04 CN CN201180038922.6A patent/CN103080308B/zh active Active
- 2011-08-04 EP EP11814719.8A patent/EP2602318B1/en active Active
- 2011-08-04 US US13/814,692 patent/US9062286B2/en active Active
- 2011-08-04 WO PCT/JP2011/067898 patent/WO2012018094A1/ja active Application Filing
- 2011-08-04 JP JP2012527775A patent/JP6176922B2/ja active Active
-
2017
- 2017-04-17 JP JP2017081507A patent/JP6538101B2/ja active Active
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2017121261A5 (ja) | ||
SA519402565B1 (ar) | F ناقل فرع حيوي لفيروس مرتبط بالغدة جديد واستخداماته | |
JP2018510622A5 (ja) | ||
JP2019519216A5 (ja) | ||
EP4467650A3 (en) | Scaffold proteins | |
EA200870237A1 (ru) | Последовательности пептидов и композиции | |
HRP20231496T1 (hr) | Cistein proteaza | |
EP1801206A4 (en) | METHOD OF SYNTHESIZING L-ARGININE, L-ORNITHINE, OR L-CITRULLINE | |
JP2016500250A5 (ja) | ||
JP2023139129A5 (ja) | ||
JP2014528906A5 (ja) | ||
JP2012531889A5 (ja) | ||
MX2019015502A (es) | L-asparaginasa modificada. | |
JP2011087580A5 (ja) | ||
JP2017512063A5 (ja) | ||
NZ628987A (en) | Extended recombinant polypeptides and compositions comprising same | |
RU2014144881A (ru) | Способ экспрессии полипептидов с применением модифицированных нуклеиновых кислот | |
SI2948559T1 (en) | Kv1.3 antagonists and methods of use | |
RU2020116307A (ru) | Модифицированные белки vp1 норовируса и vlp, содержащие модифицированные белки vp1 норовируса | |
RU2019108268A (ru) | Варианты химозина с улучшенными молокосвертывающими свойствами | |
JP2019500414A5 (ja) | ||
JP2008506357A5 (ja) | ||
JP2013541528A5 (ja) | ||
MX2023011194A (es) | Peptido y composicion que contiene peptido. | |
RU2016152249A (ru) | Улучшенная нитрилгидратаза |