JP2017119233A - 有機溶剤の精製方法 - Google Patents
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Abstract
Description
モノリスの形態例としては、以下に示す第1のモノリス〜第3のモノリスが挙げられる。また、モノリスイオン交換体としては、以下に示す第1のモノリスイオン交換体〜第3のモノリスイオン交換体が挙げられる。
第1のモノリスイオン交換体は、気泡状のマクロポア同士が重なり合い、この重なる部分が平均直径1〜1000μmの開口となる連続気泡構造を有し、全細孔容積が1〜50ml/gであり、イオン交換基を有しており、イオン交換基が有機多孔質イオン交換体中に均一に分布しており、乾燥状態の重量当りのイオン交換容量が1〜6mg当量/gであるモノリスイオン交換体である。また、第1のモノリスは、イオン交換基が導入される前のモノリスであり、気泡状のマクロポア同士が重なり合い、この重なる部分が平均直径1〜1000μmの開口となる連続気泡構造を有し、全細孔容積が1〜50ml/gである有機多孔質体である。
第1のモノリスの製造方法としては、特に制限されないが、特開2002−306976号公報記載の方法に準じた、製造方法の一例を以下示す。すなわち、第1のモノリスは、イオン交換基を含まない油溶性モノマー、界面活性剤、水及び必要に応じて重合開始剤とを混合し、油中水滴型エマルジョンを得、これを重合させてモノリスを形成することにより得られる。このような、第1のモノリスの製造方法は、モノリスの多孔構造の制御が容易である点で、好ましい。
第2のモノリスイオン交換体は、気泡状のマクロポア同士が重なり合い、この重なる部分が乾燥状態で平均直径30〜300μmの開口となる連続マクロポア構造体であり、乾燥状態での全細孔容積が0.5〜10ml/gであり、且つ、連続マクロポア構造体(乾燥体)の切断面のSEM画像において、断面に表れる骨格部面積が、画像領域中25〜50%であり、イオン交換基を有しており、乾燥状態での重量当りのイオン交換容量が1〜6mg当量/gであり、イオン交換基が有機多孔質イオン交換体中に均一に分布しているモノリスイオン交換体である。また、第2のモノリスは、イオン交換基が導入される前のモノリスであり、気泡状のマクロポア同士が重なり合い、この重なる部分が乾燥状態で平均直径30〜300μmの開口となる連続マクロポア構造体であり、乾燥状態での全細孔容積が0.5〜10ml/gであり、且つ、連続マクロポア構造体(乾燥体)の切断面のSEM画像において、断面に表れる骨格部面積が、画像領域中25〜50%である有機多孔質体である。
第2のモノリスは、イオン交換基を含まない油溶性モノマー、界面活性剤及び水の混合物を撹拌することにより油中水滴型エマルジョンを調製し、次いで油中水滴型エマルジョンを重合させて全細孔容積が5〜16ml/gの連続マクロポア構造のモノリス状の有機多孔質中間体(以下、モノリス中間体(2)とも記載する。)を得るI工程、ビニルモノマー、一分子中に少なくとも2個以上のビニル基を有する架橋剤、ビニルモノマーや架橋剤は溶解するがビニルモノマーが重合して生成するポリマーは溶解しない有機溶媒及び重合開始剤からなる混合物を調製するII工程、II工程で得られた混合物を静置下、且つ該I工程で得られたモノリス中間体(2)の存在下に重合を行い、モノリス中間体(2)の骨格より太い骨格を有する第2のモノリスを得るIII工程、を行うことにより得られる。
第2のモノリスの製造方法に係るIII工程において、反応容器中、モノリス中間体(2)は混合物(溶液)で含浸された状態に置かれる。II工程で得られた混合物とモノリス中間体(2)の配合比は、前述の如く、モノリス中間体(2)に対して、ビニルモノマーの添加量が重量で3〜50倍、好ましくは4〜40倍となるように配合するのが好適である。これにより、適度な開口径を有しつつ、骨太の骨格を有する第2のモノリスを得ることができる。反応容器中、混合物中のビニルモノマーと架橋剤は、静置されたモノリス中間体の骨格に吸着、分配され、モノリス中間体(2)の骨格内で重合が進行する。
第3のモノリスイオン交換体は、全構成単位中、架橋構造単位を0.1〜5.0モル%含有する芳香族ビニルポリマーからなる平均太さが乾燥状態で1〜60μmの三次元的に連続した骨格と、その骨格間に平均直径が乾燥状態で10〜200μmの三次元的に連続した空孔とからなる共連続構造体であって、乾燥状態での全細孔容積が0.5〜10ml/gであり、イオン交換基を有しており、乾燥状態での重量当りのイオン交換容量が1〜6mg当量/gであり、イオン交換基が有機多孔質イオン交換体中に均一に分布しているモノリスイオン交換体である。また、第3のモノリスは、イオン交換基が導入される前のモノリスであり、全構成単位中、架橋構造単位を0.1〜5.0モル%含有する芳香族ビニルポリマーからなる平均太さが乾燥状態で1〜60μmの三次元的に連続した骨格と、その骨格間に平均直径が乾燥状態で10〜200μmの三次元的に連続した空孔とからなる共連続構造体であって、乾燥状態での全細孔容積が0.5〜10ml/gである有機多孔質体である。
第3のモノリスは、イオン交換基を含まない油溶性モノマー、界面活性剤及び水の混合物を撹拌することにより油中水滴型エマルジョンを調製し、次いで油中水滴型エマルジョンを重合させて全細孔容積が16ml/gを超え、30ml/g以下の連続マクロポア構造のモノリス状の有機多孔質中間体(以下、モノリス中間体(3)とも記載する。)を得るI工程、芳香族ビニルモノマー、一分子中に少なくとも2個以上のビニル基を有する全油溶性モノマー中、0.3〜5モル%の架橋剤、芳香族ビニルモノマーや架橋剤は溶解するが芳香族ビニルモノマーが重合して生成するポリマーは溶解しない有機溶媒及び重合開始剤からなる混合物を調製するII工程、II工程で得られた混合物を静置下、且つI工程で得られたモノリス中間体(3)の存在下に重合を行い、共連続構造体である有機多孔質体である第3のモノリスを得るIII工程、を行うことにより得られる。
(第1のモノリスの製造)
スチレン19.2g、ジビニルベンゼン 1.01g、ソルビタンモノオレエート(以下SMOと略す)2.25gおよび2,2’−アゾビス(イソブチロニトリル)0.05gを混合し、均一に溶解させた。次に、当該スチレン/ジビニルベンゼン/SMO/2,2’−アゾビス(イソブチロニトリル)混合物を180gの純水に添加し、遊星式撹拌装置である真空撹拌脱泡ミキサー(イーエムイー社製)を用いて減圧下撹拌して、油中水滴型エマルションを得た。このエマルションを速やかに反応容器に移し、密封後静置下で60℃、24時間重合させた。重合終了後、内容物を取り出し、メタノールで抽出した後、減圧乾燥して、連続マクロポア構造を有するモノリスを製造した。このようにして得られた第1のモノリスAの内部構造をSEMにより観察した。その結果、連続気泡構造を有しており、水銀圧入法により測定したマクロポアとマクロポアが重なる部分の開口(メソポア)の平均直径は13μm、全細孔容積は8.4mL/gであった。
上記の方法で製造した第1のモノリスAをカラム状反応器に入れ、クロロスルホン酸500gとジクロロメタン4Lからなる溶液を通液して、20℃、3時間反応させた。反応終了後、系内にメタノールを添加し、未反応のクロロスルホン酸を失活させ、更にメタノールで洗浄して生成物を取り出した。最後に純水で洗浄して、第1のモノリスカチオン交換体Aを得た。
得られた第1のモノリスカチオン交換体Aのカチオン交換容量は、乾燥状態で4mg当量/gであり、スルホン酸基が定量的に導入されていることを確認した。また、水銀圧入法による測定から求めた、当該モノリスカチオン交換体の三次元的に連続した空孔の乾燥状態での平均直径は13μm、乾燥状態での全細孔容積は8.4mL/gであった。
次いで、第1のモノリスカチオン交換体A中のスルホン酸基の分布状態を確認するため、EPMAにより硫黄の分布状態を観察した。骨格断面における硫黄の分布状態は、硫黄はモノリスカチオン交換体の骨格表面のみならず、骨格内部にも均一に分布しており、スルホン酸基がモノリスカチオン交換体中に均一に導入されていることが確認できた。
(モノリス中間体(3)の製造(I工程))
スチレン9.28g、ジビニルベンゼン0.19g、ソルビタンモノオレエート(SMO)0.50gおよび2,2’−アゾビス(イソブチロニトリル)0.25gを混合し、均一に溶解させた。次に、当該スチレン/ジビニルベンゼン/SMO/2,2’−アゾビス(イソブチロニトリル)混合物を180gの純水に添加し、遊星式撹拌装置である真空撹拌脱泡ミキサー(イーエムイー社製)を用いて減圧下撹拌して、油中水滴型エマルションを得た。このエマルションを速やかに反応容器に移し、密封後静置下で60℃、24時間重合させた。重合終了後、内容物を取り出し、メタノールで抽出した後、減圧乾燥して、連続マクロポア構造を有するモノリス中間体(3)Bを製造した。このようにして得られたモノリス中間体(乾燥体)の内部構造をSEMにより観察した。その結果、隣接する2つのマクロポアを区画する壁部は極めて細く棒状であるものの、連続気泡構造を有しており、水銀圧入法により測定したマクロポアとマクロポアが重なる部分の開口(メソポア)の平均直径は40μm、全細孔容積は18.2mL/gであった。
次いで、スチレン216.6g、ジビニルベンゼン4.4g、1−デカノール220g、2,2’−アゾビス(2,4-ジメチルバレロニトリル)0.8gを混合し、均一に溶解させた(II工程)。次に上記モノリス中間体を反応容器に入れ、当該スチレン/ジビニルベンゼン/1−デカノール/2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)混合物に浸漬させ、減圧チャンバー中で脱泡した後、反応容器を密封し、静置下50℃で24時間重合させた。重合終了後内容物を取り出し、アセトンでソックスレー抽出した後、減圧乾燥し(III工程)、第3のモノリスBを得た。
このようにして得られたスチレン/ジビニルベンゼン共重合体よりなる架橋成分を1.2モル%含有した第3のモノリスB(乾燥体)の内部構造を、SEMにより観察した。その結果、当該モノリスは骨格及び空孔はそれぞれ3次元的に連続し、両相が絡み合った共連続構造であった。また、SEM画像から測定した骨格の平均太さは20μmであった。また、水銀圧入法により測定した、当該モノリスの三次元的に連続した空孔の平均直径は70μm、全細孔容積は4.4mL/gであった。なお、空孔の平均直径は、水銀圧入法により得られた細孔分布曲線の極大値である。
上記の方法で製造したモノリスをカラム状反応器に入れ、クロロスルホン酸500gとジクロロメタン4Lからなる溶液を通液して、20℃、3時間反応させた。反応終了後、系内にメタノールを添加し、未反応のクロロスルホン酸を失活させ、更にメタノールで洗浄して生成物を取り出した。最後に純水で洗浄して、第3のモノリスカチオン交換体Bを得た。
得られたモノリスカチオン交換体のカチオン交換容量は、乾燥状態で4.7mg当量/gであり、スルホン酸基が定量的に導入されていることを確認した。また、第2のモノリスカチオン交換体Bの内部構造をSEMにより観察したところ、当該モノリスカチオン交換体は骨格及び空孔はそれぞれ3次元的に連続し、両相が絡み合った共連続構造であった。また、SEM画像から測定した乾燥状態での骨格の平均太さは20μmであり、水銀圧入法による測定から求めた、当該モノリスカチオン交換体の三次元的に連続した空孔の乾燥状態での平均直径は70μm、乾燥状態での全細孔容積は4.4mL/gであった。
次いで、第2のモノリスカチオン交換体B中のスルホン酸基の分布状態を確認するため、EPMAにより硫黄の分布状態を観察した。硫黄はモノリスカチオン交換体の骨格表面のみならず、骨格内部にも均一に分布しており、スルホン酸基がモノリスカチオン交換体中に均一に導入されていることが確認できた。
粒状のイオン交換樹脂として、粒状の陽イオン交換樹脂a(オルガノ社製、アンバージェット、平均粒径500μm、陽イオン交換容量4mg当量/g)を用意した。
上記のようにして得た第1のモノリスカチオン交換体A 40mLを、内容積50mL、内径16mmのカラムに充填し、次いで、12%塩酸を通液し、次いで、超純水で洗浄し、次いで、イソプロパノールで水分の置換を行った。
次いで、表1に示す含有量の金属を含有するイソプロパノールを、25℃(室温)、通液速度SV50h−1で、カラムに通液した。得られた処理液の金属含有量を、ICP−MSを用いて測定した。その結果を、表1に示す。
第1のモノリスカチオン交換体A 40mLに代えて、粒状の陽イオン交換樹脂a 40mLとすること以外は、実施例1と同様に行った。その結果を表1に示す。
通液速度をSV50h−1とすることに代えて、通液速度をSV4h−1にすること以外は、実施例1と同様にして行った。その結果を、表1に示す。
第1のモノリスカチオン交換体A 40mLに代えて、粒状の陽イオン交換樹脂a 40mLとし、通液速度をSV50h−1とすることに代えて、通液速度をSV4h−1にすること以外は、実施例1と同様に行った。その結果を表1に示す。
2 空孔相
10 共連続構造
11 矩形画像領域
12 断面に表れる骨格部
13 マクロポア
Claims (8)
- モノリス状有機多孔質イオン交換体に、多価金属イオンを含有する有機溶剤を接触させることを特徴とする有機溶剤の精製方法。
- 前記モノリス状有機多孔質イオン交換体が、モノリス状有機多孔質カチオン交換体であり、且つ、前記多価金属イオンが、マグネシウムイオン、クロムイオン及び亜鉛イオンのうちのいずれか1種又は2種以上であることを特徴とする請求項1記載の有機溶剤の精製方法。
- 前記有機溶剤が、アルコール類、セロソルブ類、エーテル類、ケトン類及びエステル類のうちのいずれか1種又は2種以上、あるいは、アルコール類、セロソルブ類、エーテル類、ケトン類及びエステル類のうちの2種以上の混合物であることを特徴とする請求項1又は2いずれか1項記載の有機溶剤の精製方法。
- 前記有機溶剤が、イソプロパノールであることを特徴とする請求項1又は2いずれか1項記載の有機溶剤の精製方法。
- 前記モノリス状有機多孔質イオン交換体が、連続骨格相と連続空孔相からなり、連続骨格の厚みは1〜100μm、連続空孔の平均直径は1〜1000μm、全細孔容積は0.5〜50mL/gであり、乾燥状態での重量当たりのイオン交換容量が1〜6mg当量/gであり、イオン交換基が有機多孔質イオン交換体中に均一に分布しているモノリス状有機多孔質イオン交換体であることを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載の有機溶剤の精製方法。
- 前記モノリス状有機多孔質イオン交換体が、気泡状のマクロポア同士が重なり合い、この重なる部分が平均直径1〜1000μmの開口となる連続気泡構造を有し、全細孔容積が1〜50mL/gであり、乾燥状態での重量当りのイオン交換容量が1〜6mg当量/gであり、イオン交換基が有機多孔質イオン交換体中に均一に分布しているモノリス状有機多孔質イオン交換体であることを特徴とする請求項5記載の有機溶剤の精製方法。
- 前記モノリス状有機多孔質イオン交換体が、気泡状のマクロポア同士が重なり合い、この重なる部分が平均直径30〜300μmの開口となる連続マクロポア構造体であり、全細孔容積が0.5〜10ml/g、乾燥状態での重量当りのイオン交換容量が1〜6mg当量/gであり、イオン交換基が有機多孔質イオン交換体中に均一に分布しており、且つ、連続マクロポア構造体(乾燥体)の切断面のSEM画像において、断面に表れる骨格部面積が、画像領域中25〜50%であるモノリス状有機多孔質イオン交換体であることを特徴とする請求項5記載の有機溶剤の精製方法。
- 前記モノリス状有機多孔質イオン交換体が、イオン交換基が導入された全構成単位中、架橋構造単位を0.1〜5.0モル%含有する芳香族ビニルポリマーからなる平均太さが1〜60μmの三次元的に連続した骨格と、その骨格間に平均直径が10〜200μmの三次元的に連続した空孔とからなる共連続構造体であり、全細孔容積が0.5〜10mL/gであり、乾燥状態での重量当りのイオン交換容量が1〜6mg当量/gであり、イオン交換基が有機多孔質イオン交換体中に均一に分布しているモノリス状有機多孔質イオン交換体であることを特徴とする請求項5記載の有機溶剤の精製方法。
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