JP2007275690A - 有機液体水溶液からの有機液体分離回収方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】有機液体、水及び溶解性微量成分を含む液体から、多段の蒸留塔を必要とせずに、低コストで、純度の高い有機液体を分離回収することができる方法を提供する。
【解決手段】エタノール等の有機液体、水及び溶解性微量成分を含む液体を、蒸留器1に供給して有機液体成分を含む蒸気を得、その蒸気を有機液体選択的透過膜2に供給して有機液体成分をより多く含む高濃度蒸気を得、その高濃度蒸気を水選択的透過膜3に供給して水成分を除去して、高純度の有機液体を回収する。有機液体選択的透過膜2は例えばセラミックスのモノリス構造体にゼオライトが薄膜でコートされた膜であり、水選択的透過膜3はセラミックスのモノリス構造体に薄膜の炭素成分がコートされた膜である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、有機液体、水及び溶解性微量成分を含む液体から有機液体を分離回収する方法に関するものである。
混合液体からその成分を分離回収するためには、一般的には各成分の沸点差を利用して蒸留塔による分離が行われている。しかし有機液体、水及び溶解性微量成分を含む液体から有機液体を分離回収する場合には、共沸混合物となる場合が多く、蒸留も共沸蒸留操作を行う必要がある。この場合、他の成分(共沸剤)を加える必要があり、その成分を蒸留回収するのに多大なエネルギーを要している。このことから膜による分離が注目されており、下記のような従来技術が存在している。
1.特許文献1(特許第2765032号)には、揮発性有機液体優先透過膜による浸透気化と、水優先透過膜による蒸気透過との組み合わせによる分離方法が開示されている。
2.特許文献2(特許第2780323号)には、揮発性有機液体優先透過膜による浸透気化と水優先透過膜による浸透気化の組み合わせによる分離方法が開示されている。
3.特許文献3(特開2003−93828号)には、蒸留塔と蒸気透過による膜の組み合わせによる分離装置が開示されている。
4.特許文献4(WO 03/035222 A1)には、蒸留塔と蒸気透過による膜の組み合わせによる分離装置が開示されている。
5.特許文献5(特開2005−177535)には、蒸留塔と蒸気透過による膜及び浸透気化による膜の組み合わせによる分離装置が開示されている。
6.特許文献6(特開2003−93843)には、浸透気化による膜分離装置の構造が開示されている。
7.特許文献7(特開2003−135941)には、浸透気化による膜分離を行う際、溶液中の成分により膜の劣化を防止するため膜の表面をコーティングする方法が開示されている。
8.特許文献8(特開2005−238032)及び特許文献9(特開2005−238036)には、浸透気化による膜分離を行う際、溶液中の成分により膜の劣化を防止するため溶液のpHを調整する方法が開示されている。
特許文献3,4には、まず蒸留塔で有機液体を濃縮した後蒸気透過膜で高濃度まで濃縮する技術が開示されているが、処理する液中の有機液体濃度が数%程度であると、特許文献4に開示されているように蒸留塔段数が多くなり、それとともに蒸留塔高さも高くなる。また、内部の充填物あるいはトレーといった蒸留塔の取り替え部品も多くなり、メンテナンスが煩雑になるといった課題がある。
一方、その問題を解決する方法として特許文献5の開示技術が考えられる。この技術は、蒸留の濃縮を一部蒸気透過膜で行っている。しかし、最終的には浸透気化により濃縮を行っている。浸透気化させる物質が水である場合は多大な蒸発熱が必要であることから浸透気化させると同時に常に熱を供給する必要がある。このため、膜構造が特許文献6に示すような複雑な構造となることから建設費が高騰すると共にメンテナンスが煩雑となる。
さらに特許文献3,4,5のように水を選択的に透過させる膜を用いる場合、二次側に膜を透過する物質は水であり、一次側は有機液体であるため、蒸留塔で飛沫同伴により飛散した溶解性微量成分は濃縮有機液体側(一次側)に残存してしまうという課題がある。
溶解性微量成分除去を考慮した場合、有機液体は膜を透過させることが好ましく、特許文献1,2の方法が考えられる。しかし、どちらの方法とも有機液体選択透過膜は浸透気化により行われている。浸透気化のように処理液に膜が接している場合、液中の溶解性微量成分の吸着により膜が目詰まりすることが想定される。目詰まりを回避する方法として特許文献7の膜をコーティングする方法や特許文献8,9の液のpHを調整する方法が開示されている。特許文献7の膜をコーティングする方法は膜を透過する液の透過速度が小さくなるといった課題がある。一方特許文献8,9の液のpHを調整する方法は、調整のために薬剤を添加する必要があり、液をリサイクルする場合、あるいは処理する場合好ましくない場合が多い。
特許第2765032号公報 特許第2780323号公報 特開2003−93828号公報 WO 03/035222 A1公報 特開2005−177535号公報 特開2003−93843号公報 特開2003−135941号公報 特開2005−238032号公報 特開2005−238036号公報
本発明は、これらの従来技術の課題を解決するためになされたものであり、有機液体、水及び溶解性微量成分を含む液体から、多段の蒸留塔を必要とせずに、低コストで、純度の高い有機液体を分離回収することができる方法を提供することを目的とするものである。
上記の課題を解決するためになされた本発明は、有機液体、水及び溶解性微量成分を含む液体から有機液体を分離回収するにあたり、まず蒸留器により有機液体成分を含む蒸気を得、その蒸気を有機液体選択的透過膜に供給して有機液体成分をより多く含む高濃度蒸気を得、その高濃度蒸気を水選択的透過膜に供給して水成分を除去することにより有機液体を回収することを特徴とするものである。有機液体としてはエタノールまたはイソプロピルアルコールを挙げることができる。なお、有機液体選択的透過膜がセラミックスのモノリス構造体にゼオライトが薄膜でコートされた膜であることが好ましく、水選択的透過膜がセラミックスのモノリス構造体に薄膜の炭素成分がコートされた膜であることが好ましい。
本発明によれば、有機液体、水及び溶解性微量成分を含む液体から、蒸留器により有機液体成分を含む蒸気を得、その後有機液体選択的透過膜により有機液体成分を多く含む蒸気を得、その後水選択的透過膜により水成分を除去することにより有機液体を得る。このように、蒸留器によって得られた有機液体成分を含む蒸気を、その後段の有機液体選択的透過膜と水選択的透過膜とによって2段に分離するため、従来のような多段の蒸留塔を必要とせず、単段(一般的には蒸留缶またはスチルともいう)から3段程度の簡易な蒸留器を用いれば十分であるから、低コストで純度の高い有機液体を分離回収することができる。また、使用する分離膜では何れも液が膜面に接する浸透気化ではなく蒸気透過を行うので、液中の溶解性微量成分による膜面の閉塞が生じにくく、メンテナンスが容易である。
図1は本発明の実施形態を示すもので、1は蒸留器、2は有機液体選択的透過膜、3は水選択的透過膜である。有機液体、水及び溶解性微量成分を含む液体、例えばエタノール発酵液は先ず蒸留器1において加熱されて蒸発し、有機液体成分を含む蒸気となる。この蒸留器1は従来のような多段の蒸留塔ではなく、1〜3段程度の簡易型で十分である。得られた有機液体成分を含む蒸気は循環ファン4により、有機液体選択的透過膜2と簡易蒸留器1との間で循環される。一方、蒸発により有機液体成分が少なくなった蒸留器1中の液は排出され、リサイクルされるか排水処理される。
有機液体選択的透過膜2としては、セラミックスのモノリス構造体にゼオライトが薄膜でコートされた膜を用いることができる。ゼオライトの種類や膜厚を適切に設定することにより、例えばエタノールを選択的に透過させることができる膜、あるいはイソプロピルアルコールを選択的に透過させることができる膜を製造することができる。蒸留器1で得られた有機液体成分を含む蒸気はこのような有機液体選択的透過膜2に供給され、有機液体の蒸気が膜面を選択的に透過し、有機液体成分をより多く含む高濃度蒸気となる。この有機液体選択的透過膜2を溶解性微量成分は透過できないので、除去される。
しかし有機液体選択的透過膜2は有機液体の蒸気のみを透過させる機能を有するものではなく、微量の水蒸気も同時に透過させてしまう。そこで有機液体成分をより多く含む高濃度蒸気は水選択的透過膜3に供給されて水蒸気を透過させ、水分を除去される。水選択的透過膜3で水分が除去された有機液体成分は、有機液体冷却器5により凝縮され液として有機液体回収槽6に回収される。エタノールの場合には、その純度は99%程度となる。有機液体冷却器5における冷却温度は、系内の圧力と回収する成分の回収率により−196℃(液体窒素温度)から常温までの範囲で運転されるが、通常は0〜10℃程度で運転される。一方、二次側に透過した水は同様、水冷却器7により凝縮され水として水回収槽8に回収される。
なお、有機液体選択的透過膜2の一次側は有機液体成分の透過速度を高くとるため蒸気圧が必要となる。このため、運転温度は溶液の濃度によって異なるが、70〜130℃程度で運転される。このとき全体の圧力は大凡100〜350kPa程度である。また、水選択的透過膜3の二次側は、有機液体選択的透過膜2の二次側(水選択的透過膜3の一次側)より低い圧力が必要であり、通常0.01〜15kPaで運転される。
有機液体選択的透過膜2は、特許文献8にも記載されているように、高分子膜であると耐熱性が乏しいと共に有機溶剤により膨潤するため適切な性能が得られない。このため無機材料であるゼオライトを用いることが好ましい。ゼオライトは結晶構造の違いにより数種もの孔径が得られる共に、組成により親水性、疎水性を変えることができる。例えば、エタノールを選択的に透過する膜にはMFI型ゼオライトが好ましい。また水選択的透過膜3にも同様にゼオライト膜が用いられるが、有機液体が酸性を呈する場合などではゼオライトは適さないため、セラミックスのモノリス構造体に薄膜の炭素成分がコートされた炭素膜を用いることが好ましい。炭素膜は高分子ポリマーを溶解した液をセラミックス等で形成された支持体上にコーティングし、熱分解・炭化して製作される。高分子ポリマーとして種々の前駆体があるが、ポリイミドを用いることが好ましい。
このようにして、本発明によれば構造が簡単でメンテナンスの容易な蒸留器1と、蒸気透過式であって目詰まりしにくい有機液体選択的透過膜2と水選択的透過膜3との組み合わせによって、高純度の有機液体を低コストで回収することができる。以下に本発明の実施例を示す。
(実施例1)
図2に本発明をエタノール連続発酵槽からのエタノール回収に適用する例を示す。発酵槽10から引き抜かれたエタノールを含む液(エタノール濃度として5〜15%程度)は、水選択的透過膜3の二次側水蒸気の凝縮熱によりエタノール冷却器13で昇温され、さらに蒸留器1のエタノール濃度が少なくなった液の廃熱を利用し予熱器11で昇温され、蒸留器1に投入される。蒸留器1ではさらに必要な温度まで外熱を用いて昇温する。
蒸留器1により得られたエタノール成分を含む高濃度蒸気は、有機液体選択的透過膜2であるエタノール選択的透過膜に供給され、エタノールが分離された後、蒸留器の間で循環ファン4により循環される。エタノール成分が少なくなった蒸留器1中の液は排出され、予熱器11で発酵液を予熱し、冷却器12で所定温度まで冷却され、発酵槽10の液レベル調整のため一部が系外へ排出されると共に発酵槽10へ返送される。
エタノール選択的透過膜2を透過したエタノールを多く含んだ蒸気は水選択的透過膜3へ供給される。そして、水選択的透過膜3により水を除去されたエタノール成分は、エタノール冷却器13、14により凝縮され液として回収される。冷却温度は、系内の圧力と回収する成分の回収率により−196℃(液体窒素温度)から常温までの範囲で運転されるが、通常は0〜10℃程度で運転される。一方、水選択的透過膜3の二次側に透過した水は同様に、水冷却器7により凝縮され水として回収され、発酵槽10へ返送される。
有機液体選択的透過膜2の一次側は有機液体成分の透過速度を高くとるため蒸気圧が必要となる。このため、運転温度は溶液の濃度によって異なるが、70〜130℃程度で運転される。
また、水選択的透過膜3の二次側は、有機液体選択的透過膜2の二次側(水選択的透過膜3の一次側)より低い圧力が必要であり、通常0.01〜15kPaで運転される。このようにして純度が99%以上のエタノールを回収することができる。
(比較例1)
図3に、蒸留塔20と水選択的透過膜3を組み合わせた従来システムを、エタノール連続発酵に適用する例を示す。本発明と異なる点は「蒸留器1、有機液体選択的透過膜2、循環ファン4」が「蒸留塔20」となっている点で、この点以外の構成は実施例1と同様である。このシステムでは、処理する液中の有機液体濃度が数%程度であると蒸留塔段数が多くなり、それとともに蒸留塔高さも高くなる。また、内部の充填物あるいはトレーといった蒸留塔の取り替え部品も多くなりメンテナンスが煩雑になる。
(比較例2)
図4に、有機液体選択的透過膜2と水選択的透過膜3を組み合わせ、それぞれ浸透気化により分離するシステムをエタノール連続発酵に適用する例を示す。
発酵槽10から引き抜かれたエタノールを含む液(エタノール濃度として5〜15%程度)はエタノール選択的透過膜2の二次側の有機液体を多く含む蒸気の凝縮熱によりエタノール冷却器で昇温され、さらに有機液体が少なくなった液の廃熱により予熱器11で昇温され、さらに所定温度まで外熱により昇温され、エタノール槽30へ供給される。エタノール槽30内の溶液は気化により奪われた熱量を外熱により補った後エタノール選択的透過膜2へ供給され浸透気化によりエタノールを多く含む蒸気が除かれ、エタノール槽30へ戻される。
運転はバッチ連続で行われ、エタノール濃度が低くなった溶液は発酵液を予熱し、所定温度まで冷却され発酵槽10の液レベル調整のため一部が系外へ排出されると共に発酵槽10へ返送される。エタノール選択的透過膜2により気化したエタノールを多く含む蒸気は、発酵液を予熱するとともに凝縮する。さらに回収率を上げるためエタノール冷却器でより低温化し蒸気を凝縮し、回収槽33へ投入される。回収されたエタノールを多く含む溶液は予熱器31により昇温されさらに外熱により所定温度まで昇温され水槽32へ供給される。水槽32内の溶液は気化により奪われた熱量を外熱により補った後、水選択的透過膜3へ供給され浸透気化により水を多く含む蒸気が除かれ水槽32へ戻される。
運転はバッチ連続で行われ、水濃度が低くなった溶液(エタノール溶液)はエタノール冷却器により冷却され回収される。冷却温度は、系内の圧力と回収する成分の回収率により−196℃(液体窒素温度)から常温までの範囲で運転されるが、通常は0〜10℃程度で運転される。一方、二次側に透過した水は同様、冷却器により凝縮され水として回収され、発酵槽10へ返送される。
本システムはシステムが複雑になるとともに浸透気化による熱量を常に補う必要がある。また、発酵液に直接膜が接するエタノール選択的透過膜2は、発酵液中の微量成分により目詰まりをおこすという問題がある。
(性能評価1)
図5に本発明の基礎となる蒸留器と有機液体選択的透過膜の組み合わせによる性能を、図4に示した有機液体選択的透過膜の浸透気化性能と比較して示す。尚、溶液は試薬を用いた模擬液を各添加微量成分ごとに調整して用いた。評価条件を以下に示す。
エタノール濃度 : 10%(水90%)
運転温度 : 70℃
各微量成分濃度 : 500mg/L
図5の上段は得られたエタノール濃度変化割合を、下段は膜を透過したFlux変化割合を示す。ここで、変化割合とは、微量成分を添加していない場合のFlux及びエタノール濃度との比を、さらに、この比を浸透気化性能(図中PVと表記)を100とした場合の比として表現した。Fluxとは、単位時間、単位膜面積あたりに得られる透過液の重量を示す。これより、得られたエタノール濃度の変化は大きくなく、本発明によっても図4の方式によってもほぼ同様である。一方、Fluxについては図4の浸透気化(PV)の場合と比較し本発明の方法(VP)においては約1.5倍、添加物質によっては約3倍ほど高くなっており、微量成分を含む液体からの有機液体回収に効果が有ることが確認できる。
(性能評価2)
図6に(性能評価1)と同様の目的で、実際のプロセスより排出されるエタノール含有水溶液を用いた場合の性能比較を示す。ここで図中のVPは本発明の蒸留器と有機液体選択的透過膜の組み合わせによる性能、PVは図4に示した浸透気化性能を示す。また、エタノール濃度変化割合、Flux変化割合は浸透気化性能(PV)を100とした比で表現した。これより(性能評価1)と同様、本発明は浸透気化(PV)と比較しエタノール透過濃度及びFluxにおいて高い性能を示していることが分かる。
本発明の実施形態を示すフロー図である。 本発明の実施例を示すフロー図である。 比較例1を示すフロー図である。 比較例2を示すフロー図である。 性能評価1の結果を示すグラフである。 性能評価2の結果を示すグラフである。
符号の説明
1 蒸留器
2 有機液体選択的透過膜
3 水選択的透過膜
4 循環ファン
5 有機液体冷却器
6 有機液体回収槽
7 水冷却器
10 発酵槽
11 予熱器
12 冷却器
13 エタノール冷却器
14 エタノール冷却器
20 蒸留塔
30 エタノール槽
31 予熱器
32 水槽
33 回収槽

Claims (5)

  1. 有機液体、水及び溶解性微量成分を含む液体から有機液体を分離回収するにあたり、まず蒸留器により有機液体成分を含む蒸気を得、その蒸気を有機液体選択的透過膜に供給して有機液体成分をより多く含む高濃度蒸気を得、その高濃度蒸気を水選択的透過膜に供給して水成分を除去することにより有機液体を回収することを特徴とする有機液体水溶液からの有機液体分離回収方法。
  2. 有機液体がエタノールであることを特徴とする請求項1記載の有機液体水溶液からの有機液体分離回収方法。
  3. 有機液体がイソプロピルアルコールであることを特徴とする請求項1記載の有機液体水溶液からの有機液体分離回収方法。
  4. 有機液体選択的透過膜がセラミックスのモノリス構造体にゼオライトが薄膜でコートされた膜であることを特徴とする請求項1記載の有機液体水溶液からの有機液体分離回収方法。
  5. 水選択的透過膜がセラミックスのモノリス構造体に薄膜の炭素成分がコートされた膜であることを特徴とする請求項1記載の有機液体水溶液からの有機液体分離回収方法。
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