JP2017115404A - 車両用ドア開閉装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の支持部材により協調してドアを開状態で保持するために適切な保持力を発生させる。【解決手段】ドアの開閉を支持するための支持部材として、モータの駆動により伸縮する第1支持部材と、モータを備えない第2支持部材とを設ける。また、第2支持部材として、第1ハウジング内にねじ部133a,133bが形成されたシャフト132を回転可能に支持し、第2ハウジング内にシャフト132に挿通されるナットを固定する。これにより、モータを備えない第2支持部材に、ねじ部133a,133bとナットとの螺合による摩擦抵抗を発生させることができ、適切な保持力によりドアを開状態で保持することができる。【選択図】図5

Description

本発明は、車両用ドア開閉装置に関し、より詳しくは、車体とドアとの間に介在され、伸縮を伴って前記ドアを開閉可能に支持する複数の支持部材を備える車両用ドア開閉装置に関する。
従来、この種の車両用ドア開閉装置としては、伸縮を伴ってドアの開閉を支持する2つの支持部材を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この車両用ドア開閉装置は、2つの支持部材として、モータの駆動によってねじ棒を回転させてねじ棒に螺合するナット部材を軸方向に相対移動させることにより伸縮が可能な駆動スピンドル(駆動支持部材)と、モータを備えないアシストスプリング(非駆動支持部材)とを備える。
特開2013−104228号公報
ところで、車体に対して回動可能なドア、特に車体に対し上端部を支点として回動可能なドアにおいては、ドアの支点まわりに、スプリング荷重によるモーメントと、ドア自重モーメントとが作用する。ドアは、スプリング荷重によるモーメントがドア自重モーメントよりも大きくなると、開方向に回動し、スプリング荷重によるモーメントがドア自重モーメントよりも小さくなると、閉方向に回動する。このため、ドアを開状態で保持するためには、スプリング荷重によるモーメントとドア自重モーメントとの差に応じた抵抗力を発生させることが必要である。しかしながら、従来技術の構成では、アシストスプリング(非駆動支持部材)は、2つのハウジングの間にスプリングが設けられているだけであるから、軸方向に殆ど抵抗力が作用しない。このため、抵抗力が不足し、ドアを開状態で適切に維持することができない場合が生じる。
本発明の車両用ドア開閉装置は、アクチュエータを備えない非駆動支持部材によって、ドアを開状態で保持するための適切な保持力を発生させることを主目的とする。
本発明の車両用ドア開閉装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の車両用ドア開閉装置は、
車体とドアとの間に介在され、伸縮を伴って前記ドアを開閉可能に支持する複数の支持部材を備える車両用ドア開閉装置であって、
前記複数の支持部材のうち少なくとも1つは、アクチュエータを備えない非駆動支持部材であり、
前記非駆動支持部材は、
軸方向に相対移動が可能な筒状の第1ハウジングおよび第2ハウジングと、
前記第1ハウジング内に回転可能に支持され、ねじ部を有するシャフトと、
前記第2ハウジング内で固定され、前記ねじ部との螺合により摩擦抵抗を発生させる摩擦抵抗発生部材と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の車両用ドア開閉装置では、伸縮を伴ってドアを開閉可能に支持する複数の支持部材のうち少なくとも1つをアクチュエータを備えない非駆動支持部材により構成する。そして、非駆動支持部材の第1ハウジング内にねじ部を有するシャフトを回転可能に支持し、第2ハウジング内にねじ部との螺合により摩擦抵抗を発生させる摩擦抵抗発生部材を固定する。これにより、アクチュエータを備えない非駆動支持部材によって、ドアを開状態で保持するための適切な保持力を発生させることができる。
こうした本発明の車両用ドア開閉装置において、前記複数の支持部材は、アクチュエータの駆動により伸縮して前記ドアを開閉可能な駆動支持部材と、前記非駆動支持部材とを有するものとすることもできる。ここで、駆動支持部材は、アクチュエータを備えるため、アクチュエータ関連部材の機械的な接触等により、伸縮方向に抵抗が生じやすい。これにより、駆動支持部材と非駆動支持部材とを含む複数の支持部材で協調して、ドアを開状態で保持するための適切な保持力を発生させることができる。
また、本発明の車両用ドア開閉装置において、前記シャフトは、前記ねじ部と前記摩擦抵抗発生部材が挿通される円筒部とが形成されてなるものとすることもできる。こうすれば、簡易な構成により、保持力が必要なドアの開位置に対してのみ非駆動支持部材から保持力を発生させることができる。
さらに、本発明の車両用ドア開閉装置において、前記シャフトは、シャフト本体と、前記シャフト本体に挿通され外周面に前記ねじ部が形成された円筒部材と、前記円筒部材の軸方向端部に設けられた係合部と前記シャフト本体の所定位置に設けられた係合部とを有し前記シャフト本体と前記円筒部材との軸方向の相対移動によって両係合部の係脱が可能なクラッチと、を備えるものとすることもできる。こうすれば、保持力が必要なドアの開位置に対してのみ非駆動支持部材から保持力を発生させることができる。また、クラッチによって保持力の発生と解除とをよりスムーズに行うことができる。
また、本発明の車両用ドア開閉装置において、前記シャフトに回転抵抗を発生可能な回転抵抗発生部材を備えるものとすることができる。こうすれば、ねじ部と摩擦抵抗発生部材との螺合による摩擦抵抗に回転抵抗発生部材による回転抵抗を付加することができるため、より高い保持力を容易に発生させることができる。
回転抵抗発生部材を備える態様の本発明の車両用ドア開閉装置において、前記シャフトに一方向の回転トルクが作用するときには該回転トルクを前記回転抵抗発生部材へ伝達し、前記シャフトに逆方向の回転トルクが作用するときには該回転トルクの前記回転抵抗発生部材への伝達を遮断する一方向クラッチを備えるものとすることもできる。こうすれば、非駆動支持部材が伸張する方向と収縮する方向とで異なる抵抗力を付与することが可能となる。この結果、支持部材の伸張方向と収縮方向のうち必要な保持力が大きい方向に回転抵抗発生部材による回転抵抗が付与されるよう一方向クラッチを設けることにより、支持部材の伸張方向および収縮方向のいずれにも適切な保持力を発揮できるようにすることができる。
また、本発明の車両用ドア開閉装置において、前記ドアは、前記車体に対して上端部が回動可能に支持された跳ね上げ式のドアであるものとすることもできる。
本発明の一実施例としての車両用ドア開閉装置10の外観を示す外観図である。 第1支持部材20の構成の概略を示す構成図である。 第2支持部材120の構成の概略を示す構成図である。 第1支持部材20の一部を拡大して示す部分拡大図である。 第2支持部材120のシャフト132の断面を示す断面図である。 第2支持部材120の一部を拡大して示す部分拡大図である。 回転抵抗発生部材170の構成の概略を示す構成図である。 ドア2の支点まわりに作用するばね荷重によるモーメントとドア自重モーメントとを説明する説明図である。 ばね荷重によるモーメントとドア自重モーメントとの差とドア開度との関係を示す説明図である。 変形例の第2支持部材120Bの構成の概略を示す構成図である。 変形例の回転抵抗発生部材170Bの構成の概略を示す構成図である。 変形例の回転抵抗発生部材170Cの構成の概略を示す構成図である。
本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は本発明の一実施例としての車両用ドア開閉装置20の外観を示す外観図であり、図2は第1支持部材20の構成の概略を示す構成図であり、図3は第2支持部材120の構成の概略を示す構成図であり、図4は第1支持部材20の一部を拡大して示す部分拡大図であり、図5は第2支持部材120のシャフト132の断面を示す断面図であり、図6は第2支持部材120の一部を拡大して示す部分拡大図であり、図7は回転抵抗発生部材170の構成の概略を示す構成図である。
実施例の車両用ドア開閉装置10は、図1に示すように、車体1とドア2との間に介在する2つの第1,第2支持部材20,120を備え、第1支持部材20に内蔵するアクチュエータにより第1支持部材20を伸縮させることによってドア2を開閉するパワードア装置として構成されている。ドア2は、本実施例では、上端部がヒンジ4を介して車体1の後部に取り付けられ、ヒンジ4を支点として上下方向に回動可能な跳ね上げ式のバックドアとして構成されている。
第1,第2支持部材20,120は、それぞれ車幅方向の左右両端に取り付けられており、ドア2を左右両端で支持する。第1,第2支持部材20,120のうちの一方の第1支持部材20は、アクチュエータを備えるパワーユニットとして構成されており、他方の第2支持部材120は、アクチュエータを備えないアシストユニットとして構成されている。
第1,第2支持部材20,120は、共通の構成として、図2,3に示すように、底付き円筒形状の第1ハウジング30,130と、第1ハウジング30,130の外径よりも若干大きい内径を有する底付き円筒形状の第2ハウジング40,140と、第1ハウジング30,130と第2ハウジング40,140とを互いに離間する方向に付勢する圧縮コイルばね22,122とを備える。第1,第2支持部材20,120は、第1ハウジング30,130および第2ハウジング40,140の開口端を互いに重ね合わせた状態で軸方向に相対移動することによって伸縮する。
第1ハウジング30,130および第2ハウジング40,140の非開口端には、車体1およびドア2にそれぞれ固定されたボールスタッドの球頭部(図示せず)が嵌合されるソケット31,131,41,141が設けられている(図2,3参照)。ソケット31,131,41,141とボールスタッドは、球継手を構成し、車体1およびドア2に対して第1,第2支持部材20,120(第1ハウジング30,130および第2ハウジング40,140)の両端部を揺動可能に連結する。
アクチュエータを備える第1支持部材20は、特有の構成として、図2に示すように、第1ハウジング30内に、螺旋状の溝が軸方向のほぼ全域に亘って形成されたスピンドル32と、スピンドル32を回転駆動する駆動ユニット50とを備える。スピンドル32の先端部32a(第2ハウジング40側の端部)には、外周面から径方向外側に向かって突出した環状のストッパ34が設けられている。また、スピンドル32の基端部32b(駆動ユニット50側の端部)は、第1ハウジング30の内周面に固定されたベアリング36によって回転自在に支持されている。
また、第1支持部材20は、図2に示すように、第2ハウジング40内に、第2ハウジング40の内径よりも小さな外径の円筒状に形成されたスピンドルガイド42を備える。スピンドルガイド42は、一端側が開口されると共に他端側が第2ハウジング40に同軸固定されている。第2ハウジング40の内周面とスピンドルガイド42の外周面との間の隙間には、上述した圧縮コイルばね22が配置されている。
スピンドルガイド42の内径はスピンドル32の外径よりも大きく設定され、スピンドル32の先端部32aに設けられたストッパ34の外径はスピンドルガイド42の内径よりも小さく設定されている。スピンドルガイド42は、開口端からスピンドル32の先端部32aが挿入され、スピンドルガイド42に対するスピンドル32の軸方向の相対移動をガイドする。
また、スピンドルガイド42の開口端付近の内周面には、図4に示すように、スピンドルガイド42内に挿入されたスピンドル32に螺合するスピンドルナット44が固定されている。スピンドル32とスピンドルナット44は、これらの相対的な回転運動と直動運動とを相互に変換する回転直動変換機構を構成する。
また、図4に示すように、スピンドルガイド42の開口端から軸方向にスピンドルナット44の形成領域を隔てた位置には、縮径部42aが形成されている。縮径部42aは、ストッパ34の外径よりも内径が小さくなるようプレス加工等によって形成されている。上述したように、スピンドル32は第1ハウジング30内に回転自在に支持され、スピンドルガイド42は第2ハウジング40内に同軸固定されているから、スピンドル32とスピンドルガイド42との軸方向の相対移動に伴って第1ハウジング30と第2ハウジング40とが軸方向に相対移動する。そして、スピンドル32の先端部32aに設けられたストッパ34がスピンドルガイド42の縮径部42に当接すると、第1ハウジング30と第2ハウジング40とが伸張する方向への移動が規制される。これにより、スピンドル32がスピンドルガイド42およびスピンドルナット44から脱落するのを防止している。
駆動ユニット50は、図2に示すように、モータ52と、モータ52の回転を減速してスピンドル32に伝達する減速ギヤ(遊星歯車)54とを備える。なお、モータ52は、永久磁石が取り付けられたロータと、三相コイルが巻回されたステータとを備える永久磁石式同期モータとして構成されている。
一方、アクチュエータを備えない第2支持部材120は、特有の構成として、図3に示すように、第1ハウジング130内に、円筒状のシャフト132と、回転抵抗発生部材170と、シャフト132に連結された回転軸151と回転抵抗発生部材170とに取り付けられたワンウェイクラッチ160とを備える。シャフト132は、図5に示すように、先端部132a付近および基端部132b付近に螺旋状の溝が形成されたねじ部133a,133bと、先端部132aおよび基端部132bの間に螺旋状の溝が形成されていない円筒部133cとを有する。円筒部133cは、ねじ部133a,133bのねじ谷の外径と略同じ外径に形成されている。なお、シャフト132は、スピンドル32と同様に、先端部132aに環状のストッパ134が設けられ、基端部132bがベアリング136によって回転自在に支持されている。
また、第2支持部材120は、図3に示すように、第2ハウジング140内に、第2ハウジング140の内径よりも小さな外径の円筒状に形成されたシャフトガイド142を備える。シャフトガイド142は、スピンドルガイド42と同様に、一端側が開口されると共に他端側が第2ハウジング140に同軸固定されている。また、第2ハウジング140の内周面とシャフトガイド142の外周面との間の隙間には、上述した圧縮コイルばね122が配置されている。
シャフトガイド142の内径はシャフト132の外径よりも大きく設定され、シャフト32の先端部132aに設けられたストッパ134の外径はシャフトガイド142の内径よりも小さく設定されている。シャフトガイド142は、開口端からシャフト132の先端部132aが挿入され、シャフトガイド142に対するシャフト132の軸方向の相対移動をガイドする。
また、シャフトガイド142の開口端付近の内周面には、図6に示すように、シャフトガイド142内に挿入されたシャフト132に挿通されるナット144が固定されている。上述したように、シャフト132の先端部132a付近と基端部32b付近には螺旋状の溝が形成されたねじ部133a,133bを有する。このため、ねじ部133a,133bとナット144は、互いに螺合し、これらの相対的な回転運動と直動運動とを相互に変換する回転直動変換機構を構成する。また、シャフト132の先端部132aと基端部132bとの間の円筒部133cには螺旋状の溝が形成されていないから、円筒部133cとナット144は、互いに螺合することなく、軸方向に相対移動する。
また、図6に示すように、シャフトガイド142の開口端から軸方向にナット144の形成領域を隔てた位置には、ストッパ134の外径よりも内径が小さい縮径部142aが形成されている。シャフト132の先端部132aに設けられたストッパ134がシャフトガイド142の縮径部142に当接すると、第1ハウジング130と第2ハウジング140とが伸張する方向への移動が規制される。これにより、シャフト132がシャフトガイド142およびナット144から脱落するのを防止している。
ワンウェイクラッチ160は、図7に示すように、シャフト132(回転軸151)が接続された内輪162と、回転抵抗発生部材170が接続された外輪164とを備え、内輪162と外輪164との間に配置されたスプラグやカム等のトルク伝達部材166によって一方向のみ回転トルクを伝達する。本実施例では、ワンウェイクラッチ160は、内輪162(シャフト132)に作用する回転トルクの方向が第2支持部材120を伸張させる方向(ドア2を開放させる方向)のときに回転トルクを外輪164(回転抵抗発生部材170)に伝達し、内輪162に作用する回転トルクの方向が第2支持部材120を収縮させる方向(ドア2を閉鎖させる方向)のときに回転トルクの外輪164への伝達を遮断するようトルクの伝達方向を設定するものとした。
回転抵抗発生部材170は、図7に示すように、第1ハウジング130(図3参照)に固定された環状部材172と、環状部材172に支持され内周面がワンウェイクラッチ160の外輪164に接触して摩擦抵抗を発生させる摩擦リング174とを備える。摩擦リング174は、本実施例では、樹脂製のリングであり、環状部材172に嵌め込まれた状態で外輪164の外周面と密に接触する。
次に、こうして構成された実施例の車両用ドア開閉装置10の動作について説明する。ドア2の開閉は、駆動ユニット50(モータ52)の駆動によって行うことができると共に、操作者の手動によっても行うことができる。駆動ユニット50の駆動によってドア2を開閉する場合、ドア2の開放は、モータ52を第1方向(正回転方向)に回転駆動することにより行われる。モータ52が第1方向に回転駆動されると、モータ52からのトルクが減速ギヤ54で増幅されてスピンドル32に伝達され、スピンドル32を第1方向に回転させる。スピンドル32が第1方向に回転すると、スピンドル32の回転運動が第1支持部材20を伸張させる方向のスピンドルナット44の直動運動に変換される。これにより、第1支持部材20が伸張して、ドア2を開放する。一方、ドア2の閉鎖は、モータ52を第2方向(逆回転方向)に回転駆動することにより行われる。モータ52が第2方向に回転駆動されると、モータ52からのトルクが減速ギヤ52で増幅されてスピンドル32に伝達され、スピンドル32を第2方向に回転させる。スピンドル32が第2方向に回転すると、スピンドル32の回転運動が第1支持部材20を収縮させる方向のスピンドルナット44の直動運動に変換される。これにより、支持部材20が収縮して、ドア2を閉鎖する。
図8は、ドア2の支点まわりに作用するばね荷重によるモーメントとドア自重モーメントとを説明する説明図である。ドア2は、本実施例では、上下方向に回動可能な跳ね上げ式のドアとして構成されている。このため、図8に示すように、ドア2の支点まわりには、第1,第2支持部材20,120のばね荷重によるモーメントと、ドア自重モーメントとが作用する。ドア2は、ばね荷重によるモーメントがドア自重モーメントよりも大きくなると、開方向に回動し(浮き上がり)、ばね荷重によるモーメントがドア自重モーメントよりも小さくなると、閉方向に回動(落下)する。したがって、ばね荷重によるモーメントとドア自重モーメントとの差に応じた抵抗力を第1,第2支持部材20,120の伸張方向(ドア2の開方向)と収縮方向(閉方向)とで発生させることにより、ドア2の浮き上がりや落下を防止することができる。
ここで、第1支持部材20は、スピンドル32には軸方向のほぼ全域に亘ってねじ部が形成されており、スピンドル32とスピンドルナット44との螺合によって、軸方向に対して摩擦抵抗を発生させる。また、本実施例では、第1支持部材20に内蔵するモータ52は、永久磁石式のモータとして構成されているから、外力によりロータが回転されると、その回転抵抗となるコギングトルクが発生する。このように、第1支持部材20は、スピンドル32とスピンドルナット44との摩擦抵抗とモータ52のコギングトルクとによって、ドア2の開方向および閉方向に対する保持力を発生させる。
一方、第2支持部材120は、シャフト132の先端部132aと基端部132bのみにねじ部133a,133bが形成されており、ねじ部133a,133bとナット144との螺合によって、軸方向に対して摩擦抵抗を発生させる。シャフト132の先端部132aにナット144が位置している状態は、ドア2が全開付近にある状態であり、シャフト132の基端部132bにナット144が位置している状態は、ドア2が全閉付近にある状態である。したがって、第2支持部材120は、ドア2が全開付近の位置と全閉付近の位置にあるときに、ねじ部133a,133bとナット144との摩擦抵抗によって、ドア2の開方向および閉方向に対する保持力を発生させる。
このように、本実施例では、ドア2が全開付近の位置にあるときと全閉付近の位置にあるときには、アクチュエータ(モータ52)を備える第1支持部材20からの抵抗力に加えて、アクチュエータを備えない第2支持部材120からの抵抗力を発生させる。これにより、第1支持部材20と第2支持部材120とが協調して、ドア2を開位置で保持するための適切な保持力を発生させることができる。
また、第2支持部材120は、本実施例では、ドア2の開方向と閉方向とで異なる保持力を発生させる。図9は、ばね荷重によるモーメントとドア自重モーメントとの差とドア開度との関係を示す説明図である。なお、図9中、「0」のラインは、ばね荷重によるモーメントとドア自重モーメントとが釣り合うラインである。ここで、第2支持部材120として、伸張方向と収縮方向とで同等の抵抗力を発生させる構成を採用した場合、ドア2の浮き上がりと落下の両方を防止するためには、ドア2の浮き上がりの最悪条件と落下の最悪条件とのうち条件が厳しい方に合わせて抵抗力を設定しなければならない。このため、図9(a)に示すように、条件が厳しい浮き上がりの最悪条件に合わせて抵抗力を設定すると、設定した抵抗力は落下の最悪条件に対しては実際に必要な保持力よりも大きくなり過剰抵抗となる。このため、操作者は、手動操作によってドア2を閉鎖させる際に、大きな操作力が必要とされる。
これに対して、本実施例では、第2支持部材120に、回転抵抗発生部材170と、シャフト132に一方向の回転トルクが作用するときにのみ回転トルクを回転抵抗発生部材170へ伝達するワンウェイクラッチ160とを設けているから、第2支持部材120の伸張方向と収縮方向とで異なる抵抗力を発生させることができる。したがって、図9(b)に示すように、本実施例では、ドア2の浮き上がり(開方向)の最悪条件と落下の最悪条件とのうち条件が緩い方で必要な保持力を、上述したスピンドル32とスピンドルナット44との螺合による摩擦抵抗やモータ52のコギングトルク,ねじ部133a,133bとナット144との螺合による摩擦抵抗によって付与するものとし、条件が厳しい方に対して不足する保持力を回転抵抗発生部材170による回転抵抗によって付与するものとした。これにより、ドア2の開方向と閉方向のいずれの方向にも、必要十分な保持力を付与することができる。即ち、操作者は、手動操作によってドア2を開放する際にも閉鎖する際にも、必要とされる操作力をより小さくすることができる。
以上説明した本実施例の車両用ドア開閉装置10によれば、アクチュエータを備える第1支持部材20と、アクチュエータを備えない第2支持部材120とによってドア2の開閉を支持する。アクチュエータを備えない第2支持部材120のシャフト132にねじ部133a,133bを形成し、シャフト132にナット144を挿通させる。これにより、ねじ部133a,133bとナット144との螺合による摩擦抵抗を用いて、ドア2を開状態で保持するための適切な保持力を発生させることができる。しかも、シャフト132の先端部132aと基端部132bのみにねじ部133a,133bを形成するから、ドア2が全開付近の位置にあるときと全閉付近の位置にあるときに、適切な保持力により保持することができる。即ち、ドア2を必要な開位置において適切な保持力により保持することができる。また、第1支持部材20は、スピンドル32とスピンドルナット44との螺合による摩擦抵抗とモータ52のコギングトルクとによって、抵抗力を発生させるから、第1支持部材20と第2支持部材120とで協調して、ドア2を開状態で保持するための保持力を発生させることができる。
また、本実施例の車両用ドア開閉装置10によれば、第2支持部材120に、シャフト132に一方向の回転トルクが作用するときのみ回転トルクを回転抵抗発生部材170へ伝達するワンウェイクラッチ160を設ける。これにより、第2支持部材120の伸長方向と収縮方向とで異なる抵抗力を付与することができる。したがって、ドア2の開方向と閉方向のうち必要とされる保持力が大きい方向に対して回転抵抗発生部材170による回転抵抗が伝達されるようワンウェイクラッチ160のトルクの伝達方向を設定することにより、ドア2を開状態で保持する際に開方向および閉方向のいずれの方向にも適切な保持力を発生させることができる。この結果、ドア2を開状態で適切に保持することができると共に、操作者がドア2を手動操作によって開閉するのに必要な操作力をより小さくすることができる。しかも、摩擦リング174をワンウェイクラッチ160の外輪164に直接接触させることにより、外輪164に摩擦抵抗を発生させるから、簡易な構成により回転抵抗をシャフト132に付与することができる。
実施例の車両用ドア開閉装置10では、シャフト132の先端部132aと基端部132bとにそれぞれねじ部133a,133bを形成するものとした。これに対して、シャフト132の先端部132aにのみねじ部133aを形成するものとしてもよいし、シャフト132の基端部132bにのみねじ部133bを形成するものとしてもよい。また、先端部132aと基端部132b以外の部位にねじ部を形成するものとしてもよい。これにより、ねじ部を形成した部位に応じた開位置でドア2を保持するための保持力を発生させることができる。また、シャフト132の軸方向のほぼ全域に亘ってねじ部を形成するものとしても構わない。
実施例の車両用ドア開閉装置10では、シャフト132の外周面に形成されたねじ部133a,133bとナット144との螺合によって、ドア2を開状態で保持するための保持力を発生させるものとしたが、これに限られない。図10は、変形例の第2支持部材120Bの構成の概略を示す構成図である。変形例の第2支持部材120Bは、シャフト132に代えて、シャフト本体182とねじ部184aとが別体として構成されたシャフト180を備える。シャフト180は、図10に示すように、円筒状のシャフト本体182と、シャフト本体182に対して軸方向に移動自在に挿通され外周面にねじ部184aが形成された円筒部材184と、シャフト本体182と円筒部材184との連結と連結の解除とが可能なドグクラッチ186とを備える。円筒部材184は、中央付近に外周面から径方向外側に突出したフランジ部184bが形成されており、ナット144Bの軸方向端面とフランジ部184bの相対する端面との間に、圧縮コイルばね188が配置されている。なお、圧縮コイルばね188とナット144Bとの間には、ワッシャ189が介在されている。圧縮コイルばね188は、円筒部材184を縮径部142aに押し付ける付勢力を発生させる。ドグクラッチ186は、円筒部材184の軸方向端面に形成された噛み合い歯186bと、シャフト本体182の先端部182aに設けられたストッパ183の相対する端面に形成された噛み合い歯186aとを備え、噛み合い歯186a,186b同士の噛み合いによってシャフト本体182と円筒部184とを連結する。即ち、シャフト本体182が第2支持部材120Bを伸張させる方向へ移動すると、噛み合い歯186a,186b同士が噛み合ってシャフト本体182と円筒部材184とを連結する。一方、シャフト本体182が第2支持部材120Bを収縮させる方向へ移動すると、噛み合い歯186a,186b同士の噛み合いが外れて、シャフト本体182と円筒部材184との連結を解除する。変形例では、噛み合い歯186aはシャフト本体182の先端部182aに設けられているから、ドア2が全開付近の位置にあるときに、噛み合い歯186a,186b同士が噛み合って、シャフト本体182と円筒部材184とが連結されることになる。これにより、円筒部材184のねじ部184aとナット144Bとの螺合による摩擦抵抗がシャフト本体182に伝達されるため、ドア2が全開付近の位置にあるときに、ドア2を開状態で保持するための保持力を発生させることができる。
実施例の車両用ドア開閉装置10では、ドア2の浮き上がりの最悪条件と落下の最悪条件のうち条件が緩い方に必要な保持力の一部をモータ52のコギングトルクにより補うものとした。これに対して、上述の保持力を、スピンドルガイド42の内周面とストッパ34の外周面とを摺動可能に構成あるいはシャフト142の内周面とストッパ134の外周面とを摺動可能に構成することにより、接触摩擦によって補うものとしてもよい。
実施例の車両用ドア開閉装置10では、ワンウェイクラッチ160の内輪164を、シャフト132に直接に接続するものとしたが、減速ギヤを介してシャフト132に接続するものとしてもよい。これにより、回転抵抗発生部材170で発生する回転抵抗を、減速ギヤによって増幅してシャフト132に伝達することができる。
実施例の車両用ドア開閉装置10では、第2支持部材120に、1つの回転抵抗発生部材170と、シャフト132に一方向の回転トルクが作用するときのみ回転トルクを回転抵抗発生部材170に伝達する1つのワンウェイクラッチ160とを備えるものとした。これに対して、異なる回転抵抗を発生可能な2つの抵抗発生部材(第1抵抗発生部材,第2抵抗発生部材)と、シャフト132に一方向の回転トルクが作用するときのみ回転トルクを第1抵抗発生部材に伝達する第1ワンウェイクラッチと、スピンドル32の逆方向の回転トルクが作用するときのみ回転トルクを第2抵抗発生部材に伝達する第2ワンウェイクラッチとを備えるものとしてもよい。このように、異なる回転抵抗を発生する2つの抵抗発生部材と、異なる方向の回転トルクを対応する抵抗発生部材に伝達する2つのワンウェイクラッチとを備えることにより、第2支持部材120の伸長方向と収縮方向とで異なる抵抗力を発生させることができる。
実施例の車両用ドア開閉装置10では、ワンウェイクラッチ160は、内輪162(シャフト132)に作用する回転トルクの方向がドア2を開放させる方向のときに回転トルクを外輪164(回転抵抗発生部材170)に伝達し、内輪162に作用する回転トルクの方向がドア2を閉鎖させる方向のときに外輪164への回転トルクの伝達を遮断するものとした。これに対して、内輪162に作用する回転トルクの方向がドア2を閉鎖させる方向のときに回転トルクを外輪164に伝達し、内輪162に作用する回転トルクの方向がドア2を開放させる方向のときに外輪164への回転トルクの伝達を遮断するものとしてもよい。ワンウェイクラッチ160が回転トルクを伝達する方向は、ドア2の開方向および閉方向のうち必要な保持力が大きい方とすればよい。
実施例の車両用ドア開閉装置10では、回転抵抗発生部材170として、摩擦リング174をワンウェイクラッチ160の外輪164に接触させることにより外輪164に回転抵抗を付与するものとした。これに対して、付勢力を用いて摩擦片をワンウェイクラッチ160の外輪164に押し当ることにより外輪164に回転抵抗を付与するものとしてもよい。図11は、変形例の回転抵抗発生部材170Bの構成の概略を示す構成図である。変形例の回転抵抗発生部材170Bは、第1ハウジング130に固定される環状部材172Bと、樹脂製の摩擦片174Bと、一端が環状部材172Bの内周面に固定され摩擦片174Bを外輪164側に押し付けるコイルばね176Bとを備える。摩擦片174Bは、ワンウェイクラッチ160の外輪164を囲むように周方向に等角度間隔で4つ設けられ、それぞれ対応するコイルばね176Bによって径方向内側に付勢されている。この変形例の回転抵抗発生部材170Bは、コイルばね176Bのばね荷重を調整することにより、ドア2の一方向の保持力を容易に調整することができる。
上述した変形例の回転抵抗発生部材170Bでは、摩擦片174Bを、樹脂により形成するものとしたが、金属により形成するものとしてもよい。また、変形例の回転抵抗発生部材170Bでは、コイルばね176Bの付勢力により摩擦片174Bを外輪164に押し付けるものとしたが、コイルばね176Bに代えて板ばねを用いるものとしてもよい。この場合、摩擦片を設けずに、板ばねの一部を摩擦部材として直接にワンウェイクラッチ160の外輪164に接触させるものとしてもよい。さらに、変形例の回転抵抗発生部材170Bでは、4つの摩擦片174Bを備えるものとしたが、摩擦片の数はいくつであっても構わない。
実施例の車両用ドア開閉装置10では、回転抵抗発生部材170として、摩擦抵抗によってワンウェイクラッチ160の外輪164に回転抵抗を付与するものとした。これに対して、磁気吸引力を用いてワンウェイクラッチ160の外輪164に回転抵抗を付与するものとしてもよい。図12は、変形例の回転抵抗発生部材170Cの構成の概略を示す構成図である。変形例の回転抵抗発生部材170Cは、第2支持部材120に固定される環状部材172Cと、ワンウェイクラッチ160の外輪164と所定間隔を隔てた状態で環状部材172Cの内周面に固定された永久磁石174Cとを備える。外輪164は、磁性材料により形成されている。永久磁石174Cは、ワンウェイクラッチ160の外輪164を囲むように周方向に等角度間隔で4つ設けられている。この変形例の回転抵抗発生部材170Cは、永久磁石174Cと外輪164との間隔を調整することにより、ドア2の一方向の保持力を容易に調整することができる。なお、永久磁石174Cの数は、いくつでもよいことは勿論である。
実施例の車両用ドア開閉装置10では、シャフト132と回転抵抗発生部材170とをワンウェイクラッチ160を介して接続するものとした。これに対して、シャフト132と回転抵抗発生部材170とをワンウェイクラッチ160を介さずに直接接続するものとしてもよい。
実施例の車両用ドア開閉装置10では、第1,第2支持部材20,120を伸張させる方向に付勢力を付与する圧縮コイルばね22,122を備えるものとした。これに対して、圧縮コイルばね22,122に代えてダンパ機構(例えばガス式やオイル式等)を備えるものとしてもよいし、圧縮コイルばね22,122とダンパ機構とを併用するものとしてもよい。また、こうした圧縮コイルばね22,122やダンパ機構を備えないものとしてもよい。この場合、支点まわりに閉方向に作用するドア自重モーメントに対してドア2を保持するために必要な保持力(抵抗力)を、回転抵抗発生部材170,170B,170Cの回転抵抗によって補うものとしてもよい。
実施例の車両用ドア開閉装置10では、第1支持部材20は、第1ハウジング30と第2ハウジング40とのうち小径の第1ハウジング30に駆動ユニット50を内蔵するものとしたが、大径の第2ハウジング40に駆動ユニット50を内蔵するものとしてもよい。
実施例の車両用ドア開閉装置10では、ドア2の開閉を支持する2つの支持部材20,120を備えるものとしたが、少なくとも1つの支持部材がアクチュエータを備えない支持部材であれば、3つ以上の支持部材を備えるものとしてもよい。また、少なくとも1つの支持部材がアクチュエータを備えない支持部材であればよいから、ドア2の開閉を支持する複数の支持部材の全てがアクチュエータを備えない支持部材であっても構わない。
本実施例では、本発明の車両用ドア開閉装置を、車体1の後部に設けられたバックドアを開閉するものに適用したが、その他の車両用ドアの開閉に適用するものとしてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、第2支持部材120が「非駆動支持部材」に相当し、モータ52が「アクチュエータ」に相当し、第1ハウジング130が「第1ハウジング」に相当し、第2ハウジング140が「第2ハウジング」に相当し、シャフト132,180が「シャフト」に相当し、ナット144,144Bが「摩擦抵抗発生部材」に相当する。また、第1支持部材20が「駆動支持部材」に相当する。また、シャフト本体182が「シャフト本体」に相当し、円筒部材184が「円筒部材」に相当し、ドグクラッチ186が「クラッチ」に相当する。また、回転抵抗発生部材170,170B,270Cが「回転抵抗発生部材」に相当する。また、ワンウェイクラッチ160が「一方向クラッチ」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、車両用ドア開閉装置の製造産業などに利用可能である。
1 車体、2 ドア、4 ヒンジ、10 車両用ドア開閉装置、20,第1支持部材、22,122 圧縮コイルばね、30,130 第1ハウジング、31,131 ソケット、32,132 スピンドル、34,134 ストッパ、36,136 ベアリング、40,140 第2ハウジング、41,141 ソケット、42 スピンドルガイド、42a,142a 縮径部、44 スピンドルナット、50 駆動ユニット、52 モータ、54 減速ギヤ、120,120B 第2支持部材、132 シャフト、142 シャフトガイド、144,144B ナット、160 ワンウェイクラッチ、162 内輪、164 外輪、166 トルク伝達部材、170,170,170C 抵抗発生部材、172,172B,172C 環状部材、174 摩擦リング、174B 摩擦片、174C 永久磁石、176B コイルばね。

Claims (7)

  1. 車体とドアとの間に介在され、伸縮を伴って前記ドアを開閉可能に支持する複数の支持部材を備える車両用ドア開閉装置であって、
    前記複数の支持部材のうち少なくとも1つは、アクチュエータを備えない非駆動支持部材であり、
    前記非駆動支持部材は、
    軸方向に相対移動が可能な筒状の第1ハウジングおよび第2ハウジングと、
    前記第1ハウジング内に回転可能に支持され、ねじ部を有するシャフトと、
    前記第2ハウジング内で固定され、前記ねじ部との螺合により摩擦抵抗を発生させる摩擦抵抗発生部材と、
    を備えることを特徴とする車両用ドア開閉装置。
  2. 請求項1記載の車両用ドア開閉装置であって、
    前記複数の支持部材は、アクチュエータの駆動により伸縮して前記ドアを開閉可能な駆動支持部材と、前記非駆動支持部材とを有する
    ことを特徴とする車両用ドア開閉装置。
  3. 請求項1または2記載の車両用ドア開閉装置であって、
    前記シャフトは、前記ねじ部と前記摩擦抵抗発生部材が挿通される円筒部とが形成されてなる
    ことを特徴とする車両用ドア開閉装置。
  4. 請求項1または2記載の車両用ドア開閉装置であって、
    前記シャフトは、シャフト本体と、前記シャフト本体に挿通され外周面に前記ねじ部が形成された円筒部材と、前記円筒部材の軸方向端部に設けられた係合部と前記シャフト本体の所定位置に設けられた係合部とを有し前記シャフト本体と前記円筒部材との軸方向の相対移動によって両係合部の係脱が可能なクラッチと、を備える
    ことを特徴とする車両用ドア開閉装置。
  5. 請求項1ないし4いずれか1項に記載の車両用ドア開閉装置であって、
    前記シャフトに回転抵抗を発生可能な回転抵抗発生部材を備える
    ことを特徴とする車両用ドア開閉装置。
  6. 請求項5記載の車両用ドア開閉装置であって、
    前記シャフトに一方向の回転トルクが作用するときには該回転トルクを前記回転抵抗発生部材へ伝達し、前記シャフトに逆方向の回転トルクが作用するときには該回転トルクの前記回転抵抗発生部材への伝達を遮断する一方向クラッチを備える
    ことを特徴とする車両用ドア開閉装置。
  7. 請求項1ないし6いずれか1項に記載の車両用ドア開閉装置であって、
    前記ドアは、前記車体に対して上端部が回動可能に支持された跳ね上げ式のドアである
    ことを特徴とする車両用ドア開閉装置。
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