JP7089328B2 - 対象物移動機構 - Google Patents

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Description

本発明は、対象物移動機構の技術に関する。
車両のドア等の対象物を移動させる対象物移動機構は、駆動部の駆動により対象物を移動させる。移動中の対象物は、姿勢が変化しないように、複数の対象物移動装置を対象物に接続して移動させる方が好ましいが、モータを複数用いるためにコストが高くなり、重量も増加する問題が生じる。
このような問題を解決するために、例えば特許文献1に記載のように、駆動装置である駆動スピンドルと、支持装置であるアシストスプリングとを用いたパワードアが提案されている。
特開2013-104229号公報
しかし、このような装置では、駆動装置が1つであるために、ドアの種類や取付け方によっては、ドアを全開位置や全閉と全開との途中位置で維持することができない場合があり、移動対象物についての作業時には安全確保のための注意が必要となる。
本発明は、以上に示した現状の問題点に鑑みてなされたものであり、駆動装置と支持装置との組合せによって移動対象物を移動させる際に、駆動装置の駆動を止めた場合であっても対象物の移動を抑制できる対象物移動機構を提供することを課題とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、本発明に係る対象物移動機構は、移動対象物を支持する支持装置と前記移動対象物を移動させる駆動装置とを備えた対象物移動機構であって、前記駆動装置は、駆動部と、前記駆動部の駆動により進退方向に作動する作動部材と、前記移動対象物を付勢する駆動装置側付勢部材とを備え、前記支持装置は、前記作動部材に接続する接続部と、前記作動部材の作動に従動する従動部材と、前記従動部材を付勢する支持装置側付勢部材と、前記従動部材の移動を拘束又は許容する規制機構とを備え、前記規制機構は、前記駆動装置の駆動による前記作動部材の作動力によって生じる前記従動部材の従動を許容し、前記支持装置側付勢部材の付勢力による前記作動部材の移動によって生じる前記従動部材の従動を拘束することを特徴とする。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
即ち、本発明に係る対象物移動機構によれば、駆動装置と支持装置との組合せによって移動対象物を移動させる際に、駆動装置の駆動を止めた場合であっても対象物の移動を抑制できる。
本発明の一実施形態に係る対象物移動機構を備えた車両を説明するための図であって、当該車両の後部を側方から見た概略図である。 本発明の一実施形態に係る対象物移動機構を備えた車両を説明するための図であって、当該車両の後部を後斜め上方から見た図である。 駆動装置の構成を説明するための図である。 支持装置の構成を説明するための図である。 規制機構の構成を説明するための図であって、図4中の矢印Xの方向から見た図である。 従動部材側スピンドル部材が軸回り方向に回転された場合における、ブレーキスプリングの動作を説明するための図であって、(a)は前記軸回り方向の所定側に回転された場合の状態を示した図であり、(b)は前記軸回り方向の所定側に対して反対側に回転された場合の状態を示した図である。
次に、本発明の一実施形態に係る対象物移動機構1について、図1乃至図6を用いて説明する。
なお、以下の説明に関しては便宜上、図3及び図4中に示した矢印Aの方向を、駆動装置10における作動部材12Aの進出方向、又は支持装置50における従動部材52Aの進出方向と規定して記述する。また、矢印Aの方向とは反対の方向は、後退方向として記述する。
[対象物移動機構1の全体構成]
先ず、対象物移動機構1の全体構成について、図1及び図2を用いて説明する。
本実施形態における対象物移動機構1は、例えば駆動モータなどの駆動による回転運動を直線方向の進退運動に変換し、対象物を所定方向に移動させるものである。
このような対象物移動機構1の一例として、例えば図1に示すような、車両100の後部を開閉するバックドア101を移動対象物とし、当該バックドア101を上下方向に移動(揺動)させる開閉駆動装置が挙げられる。
なお、移動対象物としては、上述のバックドア101に限定されるものではなく、例えば、車両側面の開口を開閉する開閉体であってもよく、また住設分野での自動開閉窓の窓などであってもよい。
即ち、本発明を具現化する対象物移動機構1は、上述したような、バックドア101を開閉させる開閉駆動装置に限定されるものではなく、移動対象物である物品又は構造を、上下方向、左右方向、又は斜め方向に移動させる装置など、対象物の移動が支持を伴う駆動により行われる装置に適用することが可能である。
対象物移動機構1は、図2に示すように、主にバックドア101を移動(揺動)させる駆動装置10、及びバックドア101の移動動作に追従しながら当該バックドア101を支持する支持装置50などを備える。
駆動装置10及び支持装置50は、詳細は後述するが、各々長さ方向に先端側の部材(具体的には、後述する作動部材12A、及び従動部材52A)が進退可能に構成されており、車両100後部の一方の側面、及び他方の側面にそれぞれ配置される。
具体的には、車両100のボディ102に対して、バックドア101は、上端部においてヒンジ等(図示せず)を介して上下方向に移動(揺動)可能に設けられている。
そして、車両100後部の一方(本実施形態においては、図2における紙面左側)の側面において、駆動装置10は、バックドア101と回動可能に連結される。駆動装置10は、後述する保持部材12Bの第二接続部18を介して、ボディ102と回動可能に連結される。また、駆動装置10は、保持部材12Bに対して相対的に進退する作動部材12Aの第一接続部17を介して、バックドア101と回動可能に連結される。
また、車両100後部の他方(本実施形態においては、図2における紙面右側)の側面において、支持装置50は、後述する保持部材52Bの第四接続部58を介して、ボディ102と回動可能に連結され、且つ保持部材52Bに対して相対的に進退する従動部材52Aの第三接続部57を介して、バックドア101と回動可能に連結される。
このような構成からなる対象物移動機構1において、例えば、駆動装置10の作動部材12Aが進出することにより、バックドア101は、当該作動部材12Aによって下方から押し上げられて、上方に移動(揺動)される。
また、バックドア101が上方に移動(揺動)されると、支持部材3の従動部材52Aも、これに追従してバックドア101を支持しながら進出される。
一方、駆動装置10の作動部材12Aが後退すると、バックドア101は、当該作動部材12Aによって下方に引き寄せられるか自重によって降下することで、下方に移動(揺動)される。
また、バックドア101が下方に移動(揺動)されると、支持部材3の従動部材52Aも、バックドア101の動きに追従してバックドア101を支持しながら後退される。
[駆動装置10の構成]
次に、駆動装置10の構成について、図3を用いて説明する。
駆動装置10は、駆動部の一例である駆動モータ11、駆動モータ11の駆動により進退方向(図3中の矢印Aの方向との平行方向)に作動する作動部材12A、作動部材12Aとともに駆動装置側ハウジング12を構成する保持部材12B、及び移動対象物の一例であるバックドア101(図1を参照)を付勢する駆動装置側付勢部材13などを備える。
また、作動部材12Aは、駆動モータ11の駆動により回転する作動部材側スピンドル部材14、作動部材側スピンドル部材14と螺合するナット部材15、及びナット部材15と連結した移動部材16などを有する。
作動部材12Aは、一方の端面が開放面となった有底円筒形状の部材からなり、その閉鎖端面12A1には、第一接続部17が設けられている。
第一接続部17は、例えばボールジョイントであり、バックドア101に設けられた取付部材(図示せず)と回動可能に接続される。
換言すると、作動部材12Aによって構成される駆動装置側ハウジング12には、移動対象物であるバックドア101に接続する第一接続部17が設けられる。
なお、第一接続部17の構成については、本実施形態に示されるような、バックドア101と直接的に連結される構成に限定されるものではなく、例えばリンク機構等のような他の機構を介して、バックドアと連結される構成であってもよい。
保持部材12Bは、一方の端面が開放面となった有底円筒形状の部材からなり、その内径は、作動部材12Aの外径に比べて大きく設定されている。
また、保持部材12Bの閉鎖端面12B1には、第二接続部18が設けられており、当該第二接続部18は、上述の第一接続部17と同様、例えばボールジョイントであり、車両100(図1を参照)の後部に設けられた取付部材(図示せず)と回動可能に接続される。
なお、第二接続部18の構成についても、本実施形態に示されるような、車両100の後部と直接的に連結される構成に限定されるものではなく、例えばリンク機構等のような他の機構を介して、車両100の後部と連結される構成であってもよい。
そして、これらの作動部材12A及び保持部材12Bは、ともに同軸上に配置され、保持部材12Bの内側において、作動部材12Aが当該保持部材12Bに対して軸方向に相対移動可能に構成されている。
具体的には、作動部材12Aは、閉鎖端面12A1を進出方向(図3中の矢印Aの方向)側に向け、且つ開放面となった端面を保持部材12B側に向けた状態にて配置される。
また、保持部材12Bは、閉鎖端面12B1を後退方向側に向け、且つ開放面となった端面を作動部材12A側に向けた状態にて配置される。
そして、保持部材12Bの開放面を介して、作動部材12Aの開放面側の端部12A2が保持部材12Bの内側に挿入されている。作動部材12Aは、保持部材12Bに対して相対移動可能に嵌合される。
このような構成からなる作動部材12A及び保持部材12Bによって、駆動装置側ハウジング12が構成される。
ここで、保持部材12Bの内部空間は、閉鎖端面12B1と平行に設けられる隔壁部12B2によって、閉鎖端面12B1側に位置する閉鎖端面側空間部12B3と、開放面側に設けられる開放面側空間部12B4とに隔絶されている。
また、作動部材12Aの内側空間部12A3は、当該作動部材12Aの端部12A2が保持部材12Bの内側に挿入されることにより、保持部材12Bの開放面側空間部12B4と連通された状態となっている。
このように、作動部材12A及び保持部材12Bによって、駆動装置側ハウジング12の外部に対して画定される空間部19は、閉鎖端面側空間部12B3からなる第一空間部19A、並びに開放面側空間部12B4及び内側空間部12A3からなる第二空間部19Bによって構成される。
そして、駆動装置側ハウジング12の第一空間部19Aには、駆動モータ11が、作動部材12A側(進出方向側)に駆動軸11aを向けた状態にて配置される。
つまり、駆動モータ11は、駆動装置側ハウジング12(より具体的には、保持部材12Bの閉鎖端面側空間部12B3)に設けられる。
また、駆動装置側ハウジング12の第二空間部19Bには、後述するように、駆動装置側付勢部材13、並びに作動部材12Aが有する作動部材側スピンドル部材14、ナット部材15、及び移動部材16などが配置されるとともに、ナット部材15の回転動作を規制する中空円筒形状の回転規制部材20が、保持部材12Bと同軸上に配置される。
なお、第二空間部19Bは、保持部材12Bに対する作動部材12Aの進退方向への移動によって、体積が変更される。
具体的には、作動部材12Aが保持部材12Bに対して進出方向側に最も突出した状態において、第二空間部19Bの体積は最も大きくなる。また、作動部材12Aが保持部材12Bに対して後退方向側に最も引き込まれた状態において、第二空間部19Bの体積は最も小さくなる。
駆動装置側付勢部材13は、例えばコイルスプリングからなる弾性部材によって構成されており、その外径は、作動部材12Aの内径に比べて小さく設定される一方、その内径は、回転規制部材20や移動部材16の外径に比べて十分大きく設定されている。
そして、駆動装置側付勢部材13は、第二空間部19Bにおいて、作動部材12A(または、保持部材12B)と同軸上に配置される。
また、駆動装置側付勢部材13は、その一端部(本実施形態においては、進出方向側の端部)において、作動部材12Aの閉鎖端面12A1と当接し、且つその他端部(本実施形態においては、後退方向側の端部)において、保持部材12Bの隔壁部12B2と当接した状態にて配置される。
これにより、作動部材12Aは、駆動装置側付勢部材13によって、保持部材12Bに対して軸方向の進出方向側へと移動するように、常に付勢された状態となっている。
なお、駆動装置側付勢部材13は、軸方向に所定の付勢力を生じるように、一端部が作動部材12Aの閉鎖端面12A1に固定され、他端部が保持部材12Bの隔壁部12B2と固定されていてもよい。
作動部材側スピンドル部材14は、丸棒形状の部材からなり、その外周面には、軸方向に向かって螺旋状に形成された凸状の雄ネジ部14aが設けられている。
作動部材側スピンドル部材14は、第二空間部19Bにおいて、駆動モータ11の駆動軸11aと同軸上、且つ駆動装置側付勢部材13の半径方向内側に位置するように配置される。
また、作動部材側スピンドル部材14は、後退方向側の端部14bにおいて、隔壁部12B2に固定された軸受け部材21を介して、軸回り方向に回転可能に支持される。
そして、作動部材側スピンドル部材14は、端部14bの先端において、市販の軸継手22を介して、駆動モータ11の駆動軸11aと接続されている。
これにより、制御部(図示せず)からの制御信号に基づき電力が供給されて駆動モータ11が駆動すると、作動部材側スピンドル部材14は、軸回り方向に回転される。
なお、作動部材側スピンドル部材14は、本実施形態に示すような、軸継手22を介して駆動モータ11の駆動軸11aと直接接続される構成に限らず、例えば、減速機構等を介して駆動モータ11の駆動軸11aと接続される構成であってもよい。
ナット部材15は、中空形状の部材からなり、その内周面には、軸方向に向かって螺旋状に形成された雌ネジ部15aが設けられている。
また、ナット部材15は、軸方向の進出方向側の端部において、後述する移動部材16に固定されている。
そして、ナット部材15は、作動部材側スピンドル部材14の外周面上において、当該作動部材側スピンドル部材14と同軸上に配置されるとともに、雌ネジ部15aを介して作動部材側スピンドル部材14の雄ネジ部14aと螺合される。
これにより、駆動モータ11の駆動によって作動部材側スピンドル部材14が軸回り方向に回転されると、ナット部材15は、作動部材側スピンドル部材14に対して相対回転され、移動部材16とともに作動部材側スピンドル部材14の軸方向へと移動する。
具体的には、作動部材側スピンドル部材14が軸回り方向の所定側に回転されると、ナット部材15は、当該作動部材側スピンドル部材14の軸方向の進出方向側へと移動する。
また、作動部材側スピンドル部材14が、軸回り方向の所定側との反対側に回転されると、ナット部材15は、当該作動部材側スピンドル部材14の軸方向の後退方向側へと移動する。
ところで、前述した保持部材12Bの開放面側空間部12B4には、中空円筒形状の部材からなる回転規制部材20が設けられている。
回転規制部材20は、作動部材側スピンドル部材14の半径方向外側において、当該作動部材側スピンドル部材14と同軸上、且つ駆動装置側付勢部材13の半径方向内側に位置するように配置される。
また、回転規制部材20は、後退方向側の端部において、保持部材12Bの隔壁部12B2に固定されている。
回転規制部材20の内周面には、軸方向に延びる凹部20aが形成されている。
一方、ナット部材15の外周面には、前記凹部20aと嵌合可能な凸部15bが形成されている。
そして、ナット部材15は、作動部材側スピンドル部材14に螺合された状態において、凸部15bが回転規制部材20の凹部20aに嵌合しつつ、当該回転規制部材20に対して、作動部材側スピンドル部材14の軸方向に摺動可能となっている。
これにより、作動部材側スピンドル部材14の軸回り方向への回転に伴って、ナット部材15が前記軸方向に回転されるのを規制し、作動部材側スピンドル部材14の軸方向に沿って、ナット部材15を確実に移動させることができる。
なお、回転規制部材20の構成については、本実施形態によって示される構成に限定されるものではなく、例えば、回転規制部材20の内周面において、軸方向に延びる凸部を形成し、ナット部材15の外周面において、前記凸部と嵌合可能な凹部を形成することとしてもよい。
また、ナット部材15の断面形状を多角形状に形成し、回転規制部材20の内周面において、ナット部材15の外周面の一部と当接する部位を設けることにより、作動部材側スピンドル部材14に伴って、ナット部材15が回転するのを規制する構成としてもよい。
つまり、回転規制部材20の構成については、作動部材側スピンドル部材14に伴って、ナット部材15が回転するのを規制することができる構成で、ナット部材15の移動を阻害しない構成であればよい。
移動部材16は、中空円筒形状の部材からなり、作動部材12Aの内側空間部12A3において、作動部材側スピンドル部材14と同軸上、且つ駆動装置側付勢部材13の半径方向内側に位置するように配置される。
また、移動部材16は、一方の端部(進出方向側の端部)において、作動部材12Aの閉鎖端面12A1と固定されるとともに、他方の端部(後退方向側の端部)において、ナット部材15と固定されている。
そして、作動部材側スピンドル部材14の回転によって、ナット部材15が当該作動部材側スピンドル部材14の軸方向へと移動すると、移動部材16及び作動部材12Aも、ナット部材15と一体となって前記軸方向へと移動する。
具体的には、作動部材側スピンドル部材14が、軸回り方向の所定側に回転されると、ナット部材15、移動部材16、及び作動部材12Aは一体となって、当該作動部材側スピンドル部材14の軸方向の進出方向側へと移動する。
また、作動部材側スピンドル部材14が、軸回り方向の所定側との反対側に回転されると、ナット部材15、移動部材16、及び作動部材12Aは一体となって、当該作動部材側スピンドル部材14の軸方向の後退方向側へと移動する。
ここで上述したように、駆動装置側ハウジング12の第二空間部19Bには、駆動装置側付勢部材13が設けられており、作動部材12Aは、当該駆動装置側付勢部材13によって、常に保持部材12Bに対して、作動部材側スピンドル部材14の軸方向の進出方向側に向かって付勢された状態となっている。
駆動装置側付勢部材13によって作動部材12Aに加えられた付勢力は、移動部材16を介してナット部材15に伝達される。
従って、ナット部材15は、駆動装置側付勢部材13によって、常に保持部材12Bに対して、作動部材側スピンドル部材14の軸方向の進出方向側に向かって、付勢された状態となっている。
このような構成は、駆動装置側付勢部材13により駆動モータ11の駆動力を軽減するだけでなく、作動部材側スピンドル部材14の雄ネジ部14aと、ナット部材15の雌ネジ部15bとの間に発生するガタツキを極力少なくすることができ、駆動モータ11の駆動を、作動部材側スピンドル部材14を介して、より効率よくナット部材15に伝達することもできる。
また、作動部材12Aが進退方向に移動している途中において、当該作動部材12Aを停止させた場合、ナット部材15によって作動部材側スピンドル部材14の回転が規制され、駆動モータ11の駆動が停止する。
停止した駆動モータ11においては、自身の機械的構造によって、駆動軸11aの回転動作がロックされる。
このような状態において、例えば不意に、保持部材12Bに対して、作動部材側スピンドル部材14の軸方向の後退方向側に向かって、作動部材12Aを移動させる外力が、当該作動部材12Aに加えられた場合、ナット部材15を介して作動部材側スピンドル部材14を回転させる力が働き、駆動モータ11の駆動軸11aには、ロックされた状態に抗して回転させる力が働く。
しかしながら、本実施形態においては、駆動装置側付勢部材13によって、常に作動部材側スピンドル部材14の軸方向の進出方向側に向かって、作動部材12Aが付勢されているため、このようなロックされた状態に抗して駆動軸11aを回転させようとする力を抑制することができ、駆動モータ11に加わる負荷を少なくすることができる。
さらに前述したように、本実施形態においては、保持部材12Bに対して、作動部材側スピンドル部材14の軸方向の進出方向側に向かって、作動部材12Aを移動させることにより、移動対象物としてのバックドア101(図1を参照)を、上方に向かって移動(揺動)させる機構となっている。
従って、駆動装置側付勢部材13の付勢力によって、バックドア101の自重による負荷を低減することができ、駆動モータ11に必要となる駆動力を、より小さく設定することができる。
[支持装置50の構成]
次に、支持装置50の構成について、図4乃至図6を用いて説明する。
支持装置50は、前述した駆動装置10と略同等な構成を有する一方、駆動モータ11及び軸継手22(図3を参照)からなる駆動機構が設けられておらず、且つ規制機構70が設けられている点について、駆動装置10と相違する。
よって、以下の説明においては、主に前述した駆動装置10との相違点について記載し、当該駆動装置10と同等な構成についての記載は省略する。
図4に示すように、支持装置50は、移動対象物であるバックドア101(図1を参照)を介して駆動装置10の作動部材12A(図3を参照)に接続する接続部(より具体的には、第三接続部57)、作動部材12Aの作動に従動する従動部材52A、従動部材52Aとともに支持装置側ハウジング52を構成する保持部材52B、従動部材52Aを付勢する支持装置側付勢部材53、及び従動部材52Aの移動を拘束又は許容する規制機構70などを備える。
また、従動部材52Aは、軸回り方向に回転可能な従動部材側スピンドル部材54、従動部材側スピンドル部材54と螺合するナット部材55、及びナット部材55と連結した移動部材56など有する。
なお、上述の第三接続部57、従動部材52A、支持装置側ハウジング52、保持部材52B、支持装置側付勢部材53、従動部材側スピンドル部材54、ナット部材55、及び移動部材56は、前述した駆動装置10における第一接続部17、作動部材12A、駆動装置側ハウジング12、保持部材12B、駆動装置側付勢部材13、作動装置側スピンドル部材14、ナット部材15、及び移動部材16と、それぞれ略同等な構成からなるため、以下の説明においては、構成についての詳細な記載を省略する。
従動部材52Aには第三接続部57が設けられ、当該第三接続部57は、バックドア101に設けられた取付部材(図示せず)と回動可能に接続される。
換言すると、従動部材52Aによって構成される支持装置側ハウジング52には、移動対象物であるバックドア101に接続する第三接続部57が設けられる。
なお、第三接続部57の構成については、本実施形態に示されるような、バックドア101と直接的に連結される構成に限定されるものではなく、例えばリンク機構等のような他の機構を介して、バックドアと連結される構成であってもよい。
また、保持部材52Bには第四接続部58が設けられ、当該第四接続部58は、車両100(図1を参照)の後部に設けられた取付部材(図示せず)と回動可能に接続される。
なお、第四接続部58の構成についても、本実施形態に示されるような、車両100の後部と直接的に連結される構成に限定されるものではなく、例えばリンク機構等のような他の機構を介して、車両100の後部と連結される構成であってもよい。
従動部材側スピンドル部材54には、従動部材側スピンドル部材54とともに、当該従動部材側スピンドル部材54の軸回り方向に回転する回転部材62が設けられている。
回転部材62は、中空円筒形状の部材からなり、その一端側(本実施形態においては、進出方向側の端部側)には、従動部材側スピンドル部材54の端部54bに即した形状からなる貫通孔62aが同軸上に設けられる。
ここで、従動部材側スピンドル部材54の端部54bにおける先端部の外周面には、当該従動部材側スピンドル部材54の軸方向に延びる複数の凸部54b1(図5を参照)が形成されている。
一方、回転部材62の貫通孔62aの内周面には、当該回転部材62の軸方向に延び、且つ前記複数の凸部54b1と嵌合可能な複数の凹部62a1(図5を参照)が形成されている。
そして、回転部材62の貫通孔62aに、従動部材側スピンドル部材54の端部54bが挿入されることにより、回転部材62は、貫通孔62aの凹部62a1と、端部54bの凸部54b1とが互いに嵌合した状態にて、従動部材側スピンドル部材54に対して、相対回転が抑制される。
回転部材62の外周面62bには、後述するブレーキスプリング71の第一アーム部71b及び第二アーム部71cを各々保持する、第一溝部62b1及び第二溝部62b2が形成されている。
第一溝部62b1は、回転部材62の他端側(本実施形態においては、後退方向側)の先端部において、当該回転部材62の半径方向内側に向かって延びるように形成されている。
また、第二溝部62b2は、第一溝部62b1に対して、上述した貫通孔62a側(本実施形態においては、進出方向側)にやや離れた位置において、当該回転部材62の半径方向内側に向かって延びるように形成されている。
さらに、図5に示すように、これらの第一溝部62b1及び第二溝部62b2は、回転部材62の軸回り方向において、互いに異なる角度の位置に設けられている。
そして、これらの第一溝部62b1及び第二溝部62b2の内容積は、ブレーキスプリング71の第一アーム部71b及び第二アーム部71cに対して、各々隙間を生じるようにやや大きく設定されており、後述するように、ブレーキスプリング71に対して、回転部材62が、当該回転部材62の軸回り方向に向かって、わずかに相対回転可能な構成となっている。
規制機構70は、主にブレーキスプリング71、及び外側部材72などにより構成される。
ブレーキスプリング71は、所謂ねじりコイルバネからなり、図4に示すように、素線が密着して巻き取られた部位からなる胴部71a、並びに胴部71aの両端部より当該胴部71aの半径方向内側に向かって各々延びる第一アーム部71b及び第二アーム部71cにより構成される。
そして、ブレーキスプリング71は、後述するように、胴部71aの内径が拡大(径拡大)又は縮小(径縮小)することにより、回転部材62に対する摩擦力を増加又は減少させて、ブレーキ力を発生させる構成となっている。
ここで、胴部71aの内径は、回転部材62の外径に比べてやや大きく設定されている。
また、胴部71aの外径は、後述する外側部材72の外径に比べて略同等に設定されている。
そして、図5に示すように、ブレーキスプリング71は、回転部材62の半径方向外側において、胴部71aを当該回転部材62と同軸上に配置しつつ、第一アーム部71b及び第二アーム部71cを、回転部材62の第一溝部62b1及び第二溝部62b2に各々差し込んだ状態にて配置される。
つまり、ブレーキスプリング71は、第一アーム部71b及び第二アーム部71cを介して、回転部材62の外側(半径方向外側)に嵌着される。
外側部材72は、図4に示すように、中空円筒形状の部材からなり、その内径は、回転部材62の外径に比べて大きく、且つブレーキスプリング71の胴部71aの外径に比べて略同等に設定されている。
外側部材72は、回転部材62の半径方向外側において、当該回転部材62と同軸上に配置されるとともに、保持部材52Bによって、軸回り方向へ回転不能に固定されている。
従って、図5に示すように、回転部材62に配置されるブレーキスプリング71は、胴部71aの外周面71a1を、外側部材72の内周面72aに密接させた状態にて、当該外側部材72の内側に嵌合される。
換言すると、ブレーキスプリング71の外側(胴部71aの半径方向外側)には、支持部材側ハウジング(より具体的には、保持部材52B)と接続する外側部材72が設けられる。
そして、ブレーキスプリング71は、外側部材72との間の摩擦によって、従動部材側スピンドル部材54に対する軸回り方向への相対回転が、一時的に不能な状態に保持される。
ここで、例えば、駆動装置側付勢部材13及び支持装置側付勢部材53の付勢力、並びに駆動装置10の駆動が、従動部材12Aに対して、何れも付加されておらず、従動部材側スピンドル部材54とともに回転部材62を軸回り方向に回転させる力が働いていない場合には、胴部71aの内周面71a2と、回転部材62の外周面62bとの間に、隙間が生じている(ブレーキスプリング71の胴部71aの内周面71a2は、回転部材62の外周面62bと密接されていない)。
従って、回転部材62は、ブレーキスプリング71の第一アーム部71b又は第二アーム部71cが、第一溝部62b1又は第二溝部62b2の内側面に各々当接しない範囲内において、従動部材側スピンドル部材54とともに、軸回り方向に僅かに回転可能な状態となっている。
以上のような構成からなる規制機構70によって、保持部材52Bに対する従動部材52Aの相対移動は、動作を行う状況に応じて許容、又は拘束される。
具体的には、駆動装置10の駆動が停止している場合、駆動装置10の作動部材12A、及び支持装置50の従動部材52Aには、主に駆動装置側付勢部材13の付勢力、及び支持装置側付勢部材53の付勢力のみが、各々付加された状態となっている。
従って、従動部材52Aには、駆動装置側付勢部材13の付勢力、及び支持部材側付勢部材53の付勢力のみが、保持部材52Bに対して軸方向の進出方向側に伝達される。
なお、駆動装置側付勢部材13の付勢力は、移動対象物であるバックドア101を介して、従動部材52Aに伝達される。
従動部材52Aに伝達された付勢力は、ナット部材55(図4を参照)を介して従動部材側スピンドル部材54に伝達される。
これにより、従動部材側スピンドル部材54は、回転部材62とともに軸回り方向の所定側(例えば、図6(a)中の矢印Bの方向側)に回転される。
回転部材62が軸回り方向の所定側(矢印Bの方向側)に回転されると、第一溝部62b1及び第二溝部62b2は、ともに軸回り方向の所定側に移動する。
そして、第一溝部62b1の内側面のみが、直ちにブレーキスプリング71の第一アーム部71bと当接する。
その後、図6(a)に示すように、第一アーム部71bは、第一溝部62b1と係合して、回転部材62とともに軸回り方向の所定側(矢印Bの方向側)へと移動され、回転部材62は、従動部材52Aを介して従動部材側スピンドル部材54(回転部材62)に伝達された付勢力と、ブレーキスプリング71の弾性力とが釣り合った状態にて停止する。
この状態において、ブレーキスプリング71の胴部71aは、第一アーム部71b側の領域(以下、「第一領域」と記載する)においてのみ内径が縮小され、当該第一領域の内周面71a2を、回転部材62の外周面62bに密接させた状態となる。
また、胴部71aにおける第二アーム部71c側の領域(以下、「第二領域」と記載する)においては、第二アーム部71cが、第二溝部62b2の内側面と未だ当接しておらず、軸回り方向の所定側(矢印Bの方向側)に移動されていないことから、前記第二領域の外周面71a1は、外側部材72の内周面72aに密接させた状態が維持される。
その結果、ブレーキスプリング71は、胴部71aの第一領域(第一アーム部71b側の領域)において、回転部材62との間の摩擦によって、当該回転部材62における軸回り方向の相対回転拘束、且つ胴部71aの第二領域(第二アーム部71c側の領域)において、外側部材72との間の摩擦によって、当該外側部材72における軸回り方向の相対回転を拘束る。
つまり、回転部材62は、ブレーキスプリング71を介して、外側部材72に対する、軸回り方向の所定側(矢印Bの方向側)への回転が拘束される。
このように、駆動装置10の駆動が停止している場合、駆動装置側付勢部材13の付勢力、及び支持部材側付勢部材53の付勢力による、保持部材52Bに対する従動部材52Aの相対移動は、規制機構70によって拘束される。
一方、駆動装置10の駆動が停止している場合において、例えば不意に、保持部材52Bに対して軸方向の後退方向側に移動させる外力が、駆動装置側付勢部材13の付勢力、及び支持装置側付勢部材53の付勢力を超えて、従動部材52Aに加えられた場合、前記外力は、ナット部材55を介して従動部材側スピンドル部材54に伝達される。
これにより、従動部材側スピンドル部材54は、回転部材62とともに軸回り方向の所定側との反対側(例えば、図6(b)中の矢印Cの方向側)に回転される。
回転部材62が軸回り方向の所定側との反対側(矢印Cの方向側)に回転されると、第一溝部62b1及び第二溝部62b2は、ともに軸回り方向の所定側との反対側に移動する。
そして、第一溝部62b1は、ブレーキスプリング71の第一アーム部71bとの係合状態から解放されるとともに、第二溝部62b2の内側面のみが、直ちにブレーキスプリング71の第二アーム部72cと当接する。
その後、図6(b)に示すように、第二アーム部71c部は、第二溝部62b2と係合して、回転部材62とともに軸回り方向の所定側との反対側(矢印Cの方向側)へと移動され、回転部材62は、従動部材52Aを介して従動部材側スピンドル部材54(回転部材62)に伝達された前記外力と、ブレーキスプリング71の弾性力とが釣り合った状態にて停止する。
この状態において、ブレーキスプリング71の胴部71aは、上述した第二領域(第二アーム部71c側の領域)においてのみ内径が縮小され、当該第二領域の内周面71a2を、回転部材62の外周面62bに密接させた状態となる。
また、上述した胴部71aの第一領域(第一アーム部71b側の領域)においては、内径が復元されて、外周面71aを外側部材72の内周面72aに密接させた状態となる。
その結果、ブレーキスプリング71は、胴部71aの第二領域において、回転部材62との間の摩擦によって、当該回転部材62における軸回り方向の相対回転拘束、且つ、胴部71aの第一領域において、外側部材72との間の摩擦によって、当該外側部材72における軸回り方向の相対回転拘束る。
つまり、回転部材62は、ブレーキスプリング71を介して、外側部材72に対する、軸回り方向の所定側との反対側(矢印Cの方向側)への回転が拘束される。
このように、駆動装置10の駆動が停止している場合、たとえ不意に、保持部材52Bに対して軸方向の後退方向側に移動させる外力が、従動部材52Aに加えられたとしても、当該外力による、保持部材52Bに対する従動部材52Aの相対移動は、保規制構70によって拘束される。
次に、駆動装置10が駆動する場合について説明する。
例えば図2に示すように、車両100の後部において、バックドア101が閉じられた状態にて停止している場合、上述したように、従動部材52Aには、主に駆動装置側付勢部材13の付勢力、及び支持装置側付勢部材53の付勢力のみが各々付加された状態となっている。
よって、図6(a)に示すように、回転部材62は、ブレーキスプリング71を介して、外側部材72に対する軸回り方向の所定側(矢印Bの方向側)への回転が、一時的に拘束された状態となっている。
このような状態において、駆動装置10の駆動モータ11を駆動させて、作動部材12Aを、保持部材12Bに対して軸方向の進出方向側に向かって移動させると、駆動モータ11の駆動力は、従動部材52Aを、保持部材52Bに対して軸方向の進出方向側に向かって移動させる力として、バックドア101を介して当該従動部材52Aに伝達される。
従動部材52Aに伝達された駆動モータ11の駆動力は、ナット部材55(図4を参照)を介して従動部材側スピンドル部材54に伝達される。
ここで、駆動モータ11の駆動力は、ブレーキスプリング71の胴部71aにおける第二領域(第二アーム部71c側の領域)の外周面71a1と、外側部材72の内周面72aとの間の摩擦力を大きく上回ることから、従動部材側スピンドル部材54は、回転部材62とともに軸回り方向の所定側(矢印Bの方向側)に向かって、さらに回転される。
この際、回転部材62は、前記第二領域(第二アーム部71c側の領域)を介して、外側部材72の内周面72aに摺動しながら、軸回り方向の所定側(矢印Bの方向側)に向かって、さらに回転される。
その結果、ブレーキスプリング71の第一アーム部71bは、第一溝部62b1と係合しつつ、回転部材62とともに、さらに軸回り方向の所定側(矢印Bの方向側)へと移動され、ブレーキスプリング71の胴部71aは、第一領域及び第二領域を含む全領域において内径が縮小され、回転部材62の外周面62bに対して、内周面71a2を密接させた状態となる。
換言すると、ブレーキスプリング71の胴部71aの外径が縮小し、当該胴部71aの外周面71a1と、外側部材72の内周面72aとが密接した状態から解放されることとなり、回転部材62は、外側部材72に対して軸回り方向の所定側(矢印Bの方向側)に回転可能な状態となる。
一方、例えば図1に示すように、車両100の後部において、バックドア101が開かれた状態にて停止している場合も同様に、上述したように、従動部材52Aには、主に駆動装置側付勢部材13の付勢力、及び支持装置側付勢部材53の付勢力のみが各々付加されることとなる。
よって、図6(a)に示すように、回転部材62は、ブレーキスプリング71を介して、外側部材72に対する軸回り方向の所定側(矢印Bの方向側)への回転が、一時的に拘束された状態となっている。
このような状態において、駆動装置10の駆動モータ11を駆動させて、作動部材12Aを、保持部材12Bに対して軸方向の後退方向側に向かって移動させると、駆動モータ11の駆動力は、従動部材52Aを、保持部材52Bに対して軸方向の後退方向側に向かって移動させる力として、バックドア101を介して当該従動部材52Aに伝達される。
従動部材52Aに伝達された駆動モータ11の駆動力は、ナット部材55(図4を参照)を介して従動部材側スピンドル部材54に伝達される。
これにより、従動部材側スピンドル部材54は、回転部材62とともに軸回り方向の所定側との反対側(矢印Cの方向側)に回転される。
回転部材62が軸回り方向の所定側との反対側(矢印Cの方向側)に回転されると、第一溝部62b1及び第二溝部62b2は、ともに軸回り方向の所定側との反対側に移動する。
そして、第一溝部62b1は、ブレーキスプリング71の第一アーム部71bとの係合状態から解放されるとともに、第二溝部62b2の内側面のみが、直ちにブレーキスプリング71の第二アーム部72cと当接する。
その後、図6(b)に示すように、第二アーム部71cは、第二溝部62b2と係合して、回転部材62とともに軸回り方向の所定側との反対側(矢印Cの方向側)へと移動される。
その結果、一時的にブレーキスプリング71は、胴部71aの第二領域において、回転部材62との間の摩擦によって、当該回転部材62における軸回り方向の相対回転拘束、且つ、胴部71aの第一領域において、外側部材72との間の摩擦によって、当該外側部材72における軸回り方向の相対回転拘束る。
つまり、回転部材62は、ブレーキスプリング71を介して、外側部材72に対する、
軸回り方向の所定側との反対側(矢印Cの方向側)への回転が、一時的に拘束された状態
となる。
ここで、駆動モータ11の駆動力は、ブレーキスプリング71の胴部71aにおける第一領域(第一アーム部71b側の領域)の外周面71a1と、外側部材72の内周面72aとの間の摩擦力を大きく上回ることから、従動部材側スピンドル部材54は、回転部材62とともに軸回り方向の所定側との反対側(矢印Cの方向側)に向かって、さらに回転される。
この際、回転部材62は、前記第一領域(第一アーム部71b側の領域)を介して、外側部材72の内周面72aに摺動しながら、軸回り方向の所定側との反対側(矢印Cの方向側)に向かって、さらに回転される。
その結果、ブレーキスプリング71の第二アーム部71cは、第二溝部62b2と係合しつつ、回転部材62とともに、さらに軸回り方向の所定側との反対側(矢印Cの方向側)へと移動され、ブレーキスプリング71の胴部71aは、第一領域及び第二領域を含む全領域において内径が縮小され、回転部材62の外周面62bに対して、内周面71a2を密接させた状態となる。
換言すると、ブレーキスプリング71の胴部71aの外径が縮小し、当該胴部71aの外周面71a1と、外側部材72の内周面72aとが密接した状態から解放されることとなり、回転部材62は、外側部材72に対して軸回り方向の所定側との反対側(矢印Cの方向側)に回転可能な状態となる。
このように、駆動装置10が駆動する場合、従動部材52Aは、保持部材52Bに対して、軸方向の進出方向側、或いは後退方向側に向かって移動可能な状態となり、規制機構70は、駆動装置10による作動部材12Aの作動力によって、従動部材52Aが当該作動部材12Aに追従して移動する従動を許容する。
以上のような構成からなる規制機構70において、外側部材72は、回転部材62に対して、駆動装置10の駆動が停止している場合には、ブレーキスプリング71(本実施形態においては、胴部71aの外周面71a1)との摩擦によって、ブレーキスプリング71の回転を抑制し、また駆動装置10が駆動している場合には、回転部材62の回転によってブレーキスプリング71の径(本実施形態においては、胴部71aの外径)が縮小してブレーキスプリング71の回転が許容される位置に設けられる。
なお、規制機構70の構成については、本実施形態に示される構成に限定されるものではない。
即ち、本実施形態における規制機構70において、ブレーキスプリング71は、少なくとも、回転部材62の回転によって胴部71aが径縮小されるまでの間、外側部材72との間の摩擦によって、回転が規制された状態となっている。
そして、ブレーキスプリング71は、例えば回転部材62が逆方向に僅かに回転して、胴部71aを径縮小させる力から解放されると、直ちに復元されて胴部71aは径拡大される。
このように、ブレーキスプリング71は、回転部材62との摩擦力によって回転が規制される一方で、胴部71aの径拡大及び径縮小を繰り返す構成となっている。
従って、ブレーキスプリング71においては、長期間に渡って回転部材62との間の摩擦力が低下しないように維持されることが重要である。
また、回転部材62との間に異音等が発生しないようにすることも重要である。
このようなことから、規制機構70の構成については、例えば、ブレーキスプリング71の構成において、本実施形態のように、胴部71aが径縮小されることにより、回転部材62の外周面62bと密接されて、当該回転部材62の回転が抑制されるのに替わって、胴部71aが径拡大されることにより、外側部材72の内周面72aと密接されて、当該回転部材62の回転が抑制される構成としてもよい。
[本実施形態の効果]
以上のように、本実施形態における対象物移動機構1は、移動対象物の一例であるバックドア101を支持する支持装置50とバックドア(移動対象物)101を移動させる駆動装置10とを備えた対象物移動機構である。
ここで、駆動装置10は、駆動部の一例である駆動モータ11と、駆動モータ(駆動部)11の駆動により進退方向に作動する作動部材12Aと、バックドア(移動対象物)101を付勢する駆動装置側付勢部材13とを備える。
また、支持装置50は、バックドア101を介して作動部材12Aに接続する接続部(より具体的には、第三接続部57)と、作動部材12Aの作動に従動する従動部材52Aと、従動部材52Aを付勢する支持装置側付勢部材53と、従動部材52Aの移動を拘束又は許容する規制機構70とを備える。
そして、規制機構70は、駆動装置10の駆動による作動部材12Aの作動力によって生じる従動部材52Aの従動を許容し、また、支持装置側付勢部材53の付勢力による作動部材12Aの移動によって生じる従動部材52Aの従動を拘束する構成となっている。
このような構成を有することにより、駆動装置10と支持装置50との組合せによってバックドア(移動対象物)101を移動させる際に、駆動装置10の駆動を止めた場合であっても、規制機構70によって、バックドア(移動対象物)101の移動を抑制できる。
また、本実施形態において、規制機構70は、径拡大及び径縮小による摩擦力の増減でブレーキ力を発生するブレーキスプリング71を含む構成となっている。
このような構成を有することにより、複雑な機構からなる制動装置(ブレーキ機構)を別途設ける場合に比べて、コンパクトに制動機構70を構成することができる。
また、本実施形態において、駆動装置10は、バックドア(移動対象物)101に接続する接続部(より具体的には、第一接続部17)が設けられた駆動装置側ハウジング12を有し、駆動モータ(駆動部)11は、駆動装置側ハウジング12に設けられ、作動部材12Aは、駆動モータ(駆動部)11の駆動により回転する作動部材側スピンドル部材14と、作動部材側スピンドル部材14と螺合するナット部材15と、ナット部材15と連結した移動部材16とを有する。
また、支持装置50は、バックドア(移動対象物)101に接続する接続部(より具体的には、第三接続部57)が設けられた支持装置側ハウジング52を有し、従動部材52Aは、回転可能な従動部材側スピンドル部材54と、従動部材側スピンドル部材54と螺合するナット部材55と、ナット部材55と連結した移動部材56とを有する。
さらに、従動部材側スピンドル部材54には、従動部材側スピンドル部材54とともに回転する回転部材62が設けられ、ブレーキスプリング71は、回転部材62の外側に嵌着し、ブレーキスプリング71の外側には、支持部材側ハウジング52と接続する外側部材72が設けられている。
そして、外側部材72は、回転部材62に対して、駆動装置10の駆動が停止しているときにはブレーキスプリング71との摩擦によりブレーキスプリング71の回転を抑制し、駆動装置10が駆動しているときには回転部材62の回転によってブレーキスプリング71の径が縮小してブレーキスプリング71の回転が許容される位置に設けられた構成となっている。
このような構成からなる外側部材72によって規制機構70を構成することにより、例えば、複雑な制御プログラムを別途設けて電気的に制御する必要もなく、より簡単な機械的機構のみによって、駆動装置10及び支持装置50の動作を制御することができる。
1 対象物移動装置
10 駆動装置
11 駆動モータ
11a 駆動軸
12 駆動装置側ハウジング
12A 作動部材
12A1 閉鎖端面
12A2 端部
12A3 内側空間部
12B 保持部材
12B1 閉鎖端面
12B2 隔壁部
12B3 閉鎖端面側空間部
12B4 開放面側空間部
13 駆動装置側付勢部材
14 作動部材側スピンドル部材
14a 雄ネジ
14b 端部
15 ナット部材
15a 雌ネジ
15b 凸部
16 移動部材
17 第一接続部
18 第二接続部
19 空間部
19A 第一空間部
19B 第二空間部
20 回転規制部材
20a 凹部
21 軸受け部材
22 軸継手
50 支持部材
52 支持装置側ハウジング
52A 従動部材
52B 保持部材
53 支持装置側付勢部材
54 従動部材側スピンドル部材
54b 端部
54b1 凸部
55 ナット部材
56 移動部材
57 第三接続部
58 第四接続部
62 回転部材
62a 貫通孔
62a1 凹部
62b 外周面
62b1 第一溝部
62b2 第二溝部
70 規制機構
71 ブレーキスプリング
71a 胴部
71a1 外周面
71a2 内周面
71b 第一アーム部
71c 第二アーム部
72 外側部材
72a 内周面
100 車両
101 バックドア
102 ボディ

Claims (1)

  1. 移動対象物を支持する支持装置と前記移動対象物を移動させる駆動装置とを備えた対象物移動機構であって、
    前記駆動装置は、駆動部と、前記駆動部の駆動により進退方向に作動する作動部材と、前記作動部材の進退方向に沿って延出し、且つ当該延出方向に延びる凹部を有する回転規制部材と、前記移動対象物を付勢する駆動装置側付勢部材とを備え、
    前記支持装置は、前記作動部材に接続する接続部と、前記作動部材の作動に従動する従動部材と、前記従動部材を付勢する支持装置側付勢部材と、前記従動部材の移動を拘束又は許容する規制機構とを備え、
    前記作動部材は、前記駆動部の駆動により回転する作動部材側スピンドル部材と、前記作動部材側スピンドル部材と螺合するナット部材と、前記ナット部材と連結した移動部材とを有し、
    前記ナット部材は、前記回転規制部材に対して、前記凹部に嵌合した状態で前記作動部材の作動に伴い摺動可能な凸部を有し、
    前記規制機構は、
    前記駆動装置の駆動による前記作動部材の作動力によって生じる前記従動部材の従動を許容し、
    前記支持装置側付勢部材の付勢力による前記作動部材の移動によって生じる前記従動部材の従動を拘束し、
    前記規制機構は、
    径拡大及び径縮小による摩擦力の増減でブレーキ力を発生するブレーキスプリングを含み、
    前記駆動装置は、前記移動対象物に接続する接続部が設けられた駆動装置側ハウジングを有し、
    前記駆動部は、前記駆動装置側ハウジングに設けられ、
    前記支持装置は、前記移動対象物に接続する接続部が設けられた支持装置側ハウジングを有し、
    前記従動部材は、回転可能な従動部材側スピンドル部材と、前記従動部材側スピンドル部材と螺合するナット部材と、前記ナット部材と連結した移動部材とを有し、
    前記従動部材側スピンドル部材には、前記従動部材側スピンドル部材とともに回転する回転部材が設けられ、
    前記ブレーキスプリングは、前記回転部材の外側に嵌着し、
    前記ブレーキスプリングの外側には、前記支持装置側ハウジングと接続する外側部材が設けられ、
    前記外側部材は、
    前記回転部材に対して、前記駆動装置の駆動が停止しているときには前記ブレーキスプリングとの摩擦により前記ブレーキスプリングの回転を抑制し、
    前記駆動装置が駆動しているときには前記回転部材の回転によって前記ブレーキスプリングの径が縮小して前記ブレーキスプリングの回転が許容される位置に設けられ、
    前記ブレーキスプリングは、胴部と、前記胴部の両端部より前記胴部の半径方向内側に向かって各々に延びる第一アーム部及び第二アーム部を有し、
    前記回転部材の外周面には、前記ブレーキスプリングの前記第一アーム部及び前記第二アーム部を各々保持する第一溝部及び第二溝部が形成され、
    前記第一溝部及び前記第二溝部は、前記回転部材の軸回り方向において、互いに異なる角度の位置に設けられ、
    前記駆動装置の駆動が停止している場合、
    前記回転部材が軸回り方向の所定側に回転する時、
    前記ブレーキスプリングの前記胴部における前記第一アーム部側の第一領域の内周面と、前記回転部材の外周面とが密接し、且つ
    前記ブレーキスプリングの前記胴部における前記第二アーム部側の第二領域の外周面と、
    前記外側部材の内周面とが密接し、
    前記回転部材が軸回り方向の前記所定側との反対側に回転する時、
    前記ブレーキスプリングの前記胴部における前記第二領域の内周面と、前記回転部材の外周面とが密接し、且つ
    前記ブレーキスプリングの前記胴部における前記第一領域の外周面と、前記外側部材の内周面とが密接する
    対象物移動機構。
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