JPH10309060A - 電動式リニアアクチュエータ - Google Patents

電動式リニアアクチュエータ

Info

Publication number
JPH10309060A
JPH10309060A JP11573297A JP11573297A JPH10309060A JP H10309060 A JPH10309060 A JP H10309060A JP 11573297 A JP11573297 A JP 11573297A JP 11573297 A JP11573297 A JP 11573297A JP H10309060 A JPH10309060 A JP H10309060A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
thrust load
linear actuator
ball nut
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11573297A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3800719B2 (ja
Inventor
Mikio Yamaguchi
幹雄 山口
Hironobu Shiono
浩信 塩野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP11573297A priority Critical patent/JP3800719B2/ja
Publication of JPH10309060A publication Critical patent/JPH10309060A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3800719B2 publication Critical patent/JP3800719B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)
  • Invalid Beds And Related Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送時或は組み付け時に、出力軸6に引っ張
り方向の力が加わっても、ボールナット5がボールねじ
部4から不用意に抜け出ない構造を実現する。 【解決手段】 上記出力軸6に引っ張り方向の力が加わ
ると、ウォームホイール17と止め輪15との間で摩擦
リング35を挟持する。そして、回転軸2の回転を阻止
し、上記ボールナット5がボールねじ部4から抜け出る
事を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明に係る電動式リニアアク
チュエータは、例えば電動ベッド、電動テーブル、電動
椅子、リフター等、各種機械装置に組み込んだ状態で使
用する。
【0002】
【従来の技術】電動ベッドを起倒させたりする為の電動
式リニアアクチュエータとして、従来から各種構造のも
のが知られている。このうち、小型且つ軽量に構成で
き、しかも不用意に全長が変化しない電動式リニアアク
チュエータとして、特開平8−322189号公報に記
載されたものが知られている。図9は、この公報に記載
された電動式リニアアクチュエータ1を示している。
【0003】この電動式リニアアクチュエータ1を伸縮
させる際には、図示しない電動モータにより回転軸2
を、ウォーム式の減速機3を介して回転させる。この回
転軸2に設けたボールねじ部4にはボールナット5を螺
合しており、このボールナット5に円筒状の出力軸6の
基端部を結合している。従って、上記回転軸2の回転に
伴ってこの出力軸6が軸方向に変位し、上記電動式リニ
アアクチュエータ1が伸縮する。上記回転軸2の基部
(図9の左部)の外周面と、この基部を回転自在に支持
したハウジング7の内周面との間には、ローラクラッチ
8と間筒9と滑り軸受10とを設けている。又、上記回
転軸2の中間部外周面に間座11を、この回転軸2と共
に回転自在に設けている。そして、この間座11と上記
間筒9の端面との間に、摩擦プレート12を設けてい
る。
【0004】上述の様に構成する電動式リニアアクチュ
エータ1は、上記出力軸6に、圧縮方向(電動式リニア
アクチュエータ1を収縮させる方向の力で、図9の左方
向)のスラスト荷重が加わる状態で使用する。上記出力
軸6から上記間筒9に加わる圧縮方向のスラスト荷重
は、玉軸受13が支承する。又、このスラスト荷重によ
り回転軸2が回転する傾向の場合には、上記ローラクラ
ッチ8がロックして、この回転軸2の回転を阻止し、上
記電動式リニアアクチュエータ1が、上記スラスト荷重
に基づいて縮まる事を防止する。これに対して、上記電
動式リニアアクチュエータ1を伸長させるべく、上記電
動モータにより上記回転軸2を回転させ、上記スラスト
荷重に抗して上記出力軸6を変位させる際には、上記ロ
ーラクラッチ8はロックしない。従って、上記間筒9は
上記回転軸2と共に回転し、何ら抵抗とはならない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の様な従来の電動
式リニアアクチュエータ1の場合、出力軸6に対して使
用時に加わるスラスト荷重と逆方向のスラスト荷重が加
わった場合には、回転軸2が軽い力で回転し、この回転
軸2のボールねじ部4と螺合したボールナット5がこの
回転軸2の軸方向に変位してしまう。例えば、図9に示
した構造の場合、上記出力軸6に引っ張り方向のスラス
ト荷重が加わると、このスラスト荷重が小さい場合で
も、上記ボールナット5が上記ボールねじ部4の先端側
(図9の右端側)に変位する。そして、場合によって
は、上記ボールナット5が上記ボールねじ部4から抜け
落ちる可能性がある。
【0006】上述の様な引っ張り方向のスラスト荷重
は、例えば上記電動式リニアアクチュエータ1を電動ベ
ッド等に組み付ける以前に、上記出力軸6の先端部をつ
かんでこの電動式リニアアクチュエータ1を持ち上げて
搬送する様な場合に加わる。この様に、電動式リニアア
クチュエータ1を搬送する際に作用する可能性のある力
により、上記ボールナット5が上記ボールねじ部4から
抜け落ちる可能性がある構造は、搬送時に注意を要する
為、改良が望まれている。本発明の電動式リニアアクチ
ュエータは、この様な事情に鑑みて発明したものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の電動式リニアア
クチュエータは、ハウジングと、このハウジングの内側
に支持された、少なくとも一部外周面にボールねじ部を
有する軸と、複数のボールを介してこのボールねじ部と
螺合したボールナットと、正転逆転自在な電動モータ
と、この電動モータの駆動軸と上記軸又はボールナット
との間に設けられて、この駆動軸のトルクを増大して上
記軸又はボールナットに伝達する、動力の伝達方向に可
逆性を有する減速機とを備え、上記軸に対してほぼ一定
方向のスラスト荷重が加わる状態で使用される。
【0008】又、好ましくは、上記軸又はボールナット
の一部にこの軸又はボールナットと共に回転自在に支持
されて、この軸又はボールナットに加わるスラスト荷重
を受ける間座と、上記軸又はボールナットの周囲にこの
軸又はボールナットに対する回転を自在として支持され
た間筒と、この間筒の外周面と上記ハウジングの内周面
との間に設けられた一方向クラッチと、上記間筒の軸方
向一端面と上記間座との間に設けられた摩擦プレート
と、上記間筒と上記ハウジングとの間に設けられて、上
記軸又はボールナットから上記間筒に加わるスラスト荷
重を支承する軸受とを備える。
【0009】特に、本発明の電動式リニアアクチュエー
タに於いては、上記軸又はボールナットと共に回転する
部分と上記ハウジングの内面に固定された部分とを摩擦
係合自在とする。そして、上記出力軸に対して上記一定
方向と逆方向のスラスト荷重が加わった場合にのみ、上
記軸又はボールナットと共に回転する部分と上記ハウジ
ングの内面に固定された部分とを摩擦係合させる。この
様な構成により、上記出力軸に対して上記一定方向と逆
方向のスラスト荷重が加わった場合に上記軸又はボール
ナットが回転する事を阻止して、上記一定方向と逆方向
のスラスト荷重に基づいて全長が変化する事を防止す
る。
【0010】
【作用】上述の様な本発明の電動式リニアアクチュエー
タによれば、出力軸に対して使用時に加わるスラスト荷
重と逆方向のスラスト荷重が加わった場合でも、電動式
リニアアクチュエータの全長が不用意に伸縮する事はな
い。即ち、出力軸に対して使用時に加わるスラスト荷重
と逆方向のスラスト荷重が加わると、軸又はボルトナッ
トと共に回転する部分と上記ハウジングの内面に固定さ
れた部分とが摩擦係合して、上記回転軸の回転を阻止す
る。この結果、ボールナットが上記軸に設けたボールね
じ部に対して軸方向に変位する事がなくなり、上記電動
式リニアアクチュエータの全長が不用意に伸縮する事が
なくなる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態の第
1例を示している。本例の電動式リニアアクチュエータ
は、使用時に圧縮方向のスラスト荷重が加わり続ける部
分に組み付ける。ハウジング7は、例えばアルミニウム
合金をダイキャスト成形する事により造る。このハウジ
ング7の内側には、請求項に記載した軸に相当する回転
軸2の基端部(図1の左端部)を、それぞれが深溝型で
ある1対の玉軸受13、14により、回転自在に支持し
ている。これら1対の玉軸受13、14のうち、図1の
左側の玉軸受14はラジアル荷重のみを支承する。これ
に対して、同図右側の玉軸受13は、ラジアル荷重の
他、上記圧縮方向のスラスト荷重も支承する。この為、
上記右側の玉軸受13を構成する外輪52の軸方向片端
面(図1の左端面)は、上記ハウジング7の内周面に螺
着した止め輪15に突き当てている。
【0012】又、上記ハウジング7の外側面に形成した
取付フランジ16には、正転逆転自在な電動モータ(図
示省略)を固定し、この電動モータの駆動軸を、上記ハ
ウジング7内に挿入している。そして、この駆動軸と上
記回転軸2との間に減速機3を設け、この駆動軸のトル
クを増大して上記回転軸2に伝達自在としている。図示
の実施例の場合には、この減速機3として、ウォーム減
速機を使用している。この為に上記回転軸2の基端部に
はウォームホイール17を外嵌固定している。図示の例
では、これら回転軸2の外周面の一部とウォームホイー
ル17の内周面の一部とに、互いに係合する平坦面を形
成する事により、上記回転軸2に対するウォームホイー
ル17の回転防止を図っている。又、上記ハウジング7
内にウォーム18を、上記回転軸2に対し捩れの方向に
配置すると共に回転のみ自在に支持し、このウォーム1
8と上記ウォームホイール17とを噛合させている。
【0013】一方、上記回転軸2の基端部を除く部分に
は、断面が円弧形の螺旋溝を形成する事により、当該部
分をボールねじ部4としている。そしてこのボールねじ
部4の周囲にボールナット5を、複数のボール19、1
9を介して螺合させている。そしてこのボールナット5
の先端部(図1の右端部)に形成した結合筒部20に、
円筒状の出力軸6の基端部を螺合固定している。又、上
記ボールナット5及び出力軸6の周囲は円筒状のカバー
21により覆っている。尚、上記出力軸6及びボールナ
ット5は、この出力軸6の先端部(前述した従来構造を
示す図9参照)を所定部分に結合する事により、回転防
止が図られる。従って、電動式リニアアクチュエータの
組み付け状態では、上記ボールナット5は上記回転軸2
の周囲に、この回転軸2の軸方向に亙る変位のみを自在
として支持される。
【0014】又、上記カバー21の基端部と先端部とに
はそれぞれリミットスイッチ22a、22b(先端部の
リミットスイッチ22bは、前述した従来構造を示す図
9参照)を設け、上記ボールナット5の位置に応じて、
何れかのリミットスイッチ22a、22bがON、OF
Fする様にしている。即ち、基端部に設けたリミットス
イッチ22aは、上記ボールナット5がボールねじ部4
の基端部に移動し、電動式リニアアクチュエータが縮み
きった状態でON、OFFする。これに対して先端部に
設けたリミットスイッチ22bは、上記ボールナット5
がボールねじ部4の先端部に移動し、電動式リニアアク
チュエータが伸び切った状態でON、OFFする。前記
電動モータへの通電は、これら各リミットスイッチ22
a、22bの検出信号に基づいて制御される。即ち、電
動式リニアアクチュエータが縮みきった状態から更に縮
ませる方向に通電したり、或は伸びきった状態から更に
伸ばす方向に通電する事を防止する。尚、上記カバー2
1は、合成樹脂、或は金属により造られており、その基
端部内周面に形成した突条23を前記ハウジング7の外
周面に形成した凹溝24に係止し、更にバンド53によ
り締め付ける事で、上記ハウジング7に結合固定してい
る。
【0015】又、前記回転軸2の一部で上記ボールねじ
部4の基端部分には、このボールねじ部4側が大径とな
った段部25を形成している。そして、この段部25
に、厚肉で円輪形の間座26の片面(図1の右側面)内
周寄り部分を突き当てている。従って、上記回転軸2に
対して図1の左方向に加わる圧縮スラスト荷重は、上記
間座26に伝達される。又、この間座26の内周縁は上
記回転軸2の外周面に、締り嵌めにより嵌合している
か、或は非円形周面同士で嵌合している。従って上記間
座26は、上記回転軸2と共に回転する。
【0016】又、上記回転軸2の一部で、前記ウォーム
ホイール17の設置部分と上記ボールねじ部4の基端部
との間部分には、厚肉円筒状の間筒27を、滑り軸受2
8を介して回転自在に支持している。そして、この間筒
27の外周面と前記ハウジング7の内周面との間に、一
方向クラッチの一種であるローラクラッチ29を設けて
いる。即ち、内周面をカム面とした外輪30を上記ハウ
ジング7に内嵌固定し、この外輪30がハウジング7に
対して回転しない様にしている。そして、この外輪30
の内周面と上記間筒27の外周面との間に、複数本のロ
ーラ31、31を設けている。周知の様にこれら各ロー
ラ31、31は、図示を省略した回転しない保持器との
間に設けられたばねにより、円周方向一方向に弾性的に
押圧されている。従って、上記間筒27が所定方向に回
転する場合には上記各ローラ31、31が上記カム面に
食い込む事なく、この間筒27の回転が許容される。こ
れに対して、上記間筒27が逆方向に回転すると、上記
各ローラ31、31が上記カム面に食い込み、上記間筒
27がハウジング7の内側で回転しなくなる。
【0017】更に、上記間筒27の軸方向一端面(図1
の右端面)と上記間座26との間には、摩擦プレート3
2を挟持している。この摩擦プレート32は、少なくと
も軸方向両側面を摩擦係数の大きな材料により造られ
て、相手面である前記間座26の片面及び上記間筒27
の端面と摩擦係合する。但し、摩擦係合状態を一定にす
る為、間座26と間筒27とが相対回転した状態では、
何れか一方の摩擦係合面が摺動(相対変位)し、他方の
摩擦係合面が相対変位する事のない様にしている。図示
の例では、間座26の片面と摩擦プレート32の片面と
の摩擦面積を、この摩擦プレート32の他面と間筒27
の端面との摩擦面積よりも広くする事により、摩擦プレ
ート32の他面と間筒27の端面とが摺動した場合で
も、間座26の片面と摩擦プレート32の片面とが相対
変位しない様にしている。従って、間座26の片面と摩
擦プレート32の片面とは接着しても良い。
【0018】尚、図示の例では、前記回転軸2の基端部
に螺着したナット33と前記玉軸受14の内輪との間に
皿ばね34を設け、前記ウォームホイール17を上記回
転軸2の中央部に向け弾性的に押圧している。これは、
前記減速機3の構成各部材同士の隙間を調整したり、摩
耗に基づく隙間を補正する事により、上記減速機3の作
動音を低減する為である。
【0019】更に、本発明の電動式リニアアクチュエー
タの場合には、上記回転軸2と共に回転する部分である
上記ウォームホイール17と、上記ハウジング7の内面
に固定された部分である前記止め輪15との間に摩擦リ
ング35を配置している。そして、前記出力軸6に対し
て使用時に加わる一定方向のスラスト荷重と逆方向のス
ラスト荷重である、引っ張り方向のスラスト荷重が加わ
った場合にのみ上記摩擦リング35を、上記ウォームホ
イール17と上記止め輪15との間で挟持自在としてい
る。そして、上記出力軸6から上記回転軸2に、引っ張
り方向(図1の右方向)のスラスト荷重が加わった場合
に、上記摩擦リング35を上記ウォームホイール17と
上記止め輪15との間で挟持する事により、上記回転軸
2が回転する事を阻止する様に構成している。
【0020】上述の様に構成される本発明の電動式リニ
アアクチュエータは、例えば前記ハウジング7の基端部
(図1の左端部)に形成した固定側取付部36(前述し
た従来構造を示す図9参照)を固定軸に、上記出力軸6
の先端部(図1の右端部)に形成した変位側取付部37
(前述した従来構造を示す図9参照)を変位軸に、それ
ぞれ枢支する。この変位軸は上記固定軸に近づく方向に
変位する傾向となっているので、本例の電動式リニアア
クチュエータは、上記出力軸6に圧縮方向のスラスト荷
重が加わる状態で使用される。この様に組み付けられた
状態で本発明の電動式リニアアクチュエータは、次の様
に作用する事により、電動モータの駆動軸の回転方向に
基づいて上記出力軸6を軸方向に亙って変位させる。
【0021】先ず、上記電動モータの駆動軸を正転さ
せ、上記出力軸6を上記スラスト荷重に抗し変位させる
事により、電動式アクチュエータを伸長させる際の作用
に就いて説明する。この場合には、減速機3を介して回
転軸2が所定方向に回転し、ローラクラッチ29はロッ
クせず、間筒27はハウジング7に対して回転自在であ
る。従ってこの状態では、間筒27と摩擦プレート32
と間座26とは回転軸2と共に回転し、これら各部材2
7、32、26の存在がこの回転軸2の回転に対して抵
抗となる事はない。又、ローラクラッチ29はころ軸受
の如く作用して、上記間筒27の回転を許容する。従っ
て、一方向クラッチであるローラクラッチ29の存在
が、回転軸2の回転に対して抵抗となる事もない。
【0022】この結果、上記駆動軸の正転に伴って上記
回転軸2が、所定方向に円滑に回転する。そして、この
回転軸2のボールねじ部4に螺合したボールナット5が
軸方向(図1の右方)に変位し、上記出力軸6を上記ス
ラスト荷重に抗して変位させる。この際、上述の様に、
逆転防止機構を構成する上記間筒27と摩擦プレート3
2と間座26とローラクラッチ29との存在が、上記出
力軸6を変位させる事に対して抵抗とはならない。従っ
て、上記電動モータの駆動力は、上記出力軸6を変位さ
せる事に有効に使われる。この結果、電動モータとして
特に大型のものを使用したり、或は減速機3の減速比
(トルクの増大比)を大きくしなくても、十分に電動式
リニアアクチュエータを伸長させる事ができる。又、次
述する様に、減速機3は逆転不能な構造である必要はな
い。従って、本例の様にウォーム減速機を使用する場合
でも、ウォームギヤのリード角を大きくする事で噛合効
率を向上させ、小型の電動モータで十分な動作速度を確
保する事ができる。
【0023】次に、上記駆動軸を停止させた状態では、
上記スラスト荷重に基づいて出力軸6からボールナット
5、複数のボール19、19を介してボールねじ部4に
加わる力により、上記回転軸2が上記所定方向とは反対
方向に回転する傾向となる。同時に上記間筒27が、こ
の回転軸2と同方向に回転する傾向となる。この結果、
上記ローラクラッチ29がロックし、上記間筒27がハ
ウジング7に対して回転しなくなる。この状態では、上
記回転軸2を回転させる為には、上記摩擦プレート32
の側面と相手面である上記間筒27の端面とを滑らせる
必要がある。従って、これら摩擦プレート32の側面と
間筒27の端面との間の摩擦係数を設計的に定められる
所望値に規制する事により、上記スラスト荷重に基づい
て上記回転軸2が回転する事を防止できる。
【0024】更に、上記駆動軸を逆転させた状態で上記
回転軸2には、上記スラスト荷重に基づいて加わるトル
クに加え、上記駆動軸から減速機3を介して伝達される
トルクが、上記反対方向に加わる。従って上記駆動軸
は、上記摩擦プレート32の側面と間筒27の端面との
間に作用する摩擦力に抗して回転する。この際、この摩
擦力が上記駆動軸の回転に対する抵抗となるので、この
駆動軸の回転が急激に行なわれる事が防止される。従っ
て、上記摩擦プレート32の側面と間筒27の端面との
間の摩擦係数、並びに電動モータの駆動トルクを適正値
にすれば、小型の電動モータで電動式リニアアクチュエ
ータの伸長だけでなく収縮を円滑に行なわせる事ができ
る。
【0025】更に、本発明の電動式リニアアクチュエー
タによれば、搬送作業或は組み付け作業に伴って前記出
力軸6に、この出力軸6対して使用時に加わるスラスト
荷重と逆方向のスラスト荷重である、上記電動式リニア
アクチュエータを伸長させる方向のスラスト荷重が加わ
った場合でも、この電動式リニアアクチュエータの全長
が不用意に伸長する事はない。即ち、上記出力軸6、ボ
ールナット5、ボール19、19を介して上記回転軸2
に、上記出力軸6に向け引っ張る方向のスラスト荷重が
加わると、前記摩擦リング35を上記ウォームホイール
17と上記止め輪15との間で挟持する事により、上記
回転軸2が回転する事を阻止する。この結果、上記ボー
ルナット5が、上記回転軸2に設けたボールねじ部4に
対して軸方向に変位する事がなくなり、上記電動式リニ
アアクチュエータの全長が伸縮する事がなくなる。
【0026】次に、図2は、本発明の実施の形態の第2
例を示している。本例の場合には、電動式リニアアクチ
ュエータの使用時に加わる圧縮方向のスラスト荷重を支
承する軸受として、スラストニードル軸受38を使用し
ている。この為に本例の場合には、間筒27の端部外周
面に外向フランジ部39を形成し、この外向フランジ部
39の片側面(図2の左側面)と、ハウジング7の内面
に形成した段部40との間に、上記スラストニードル軸
受38を設けている。又、摩擦プレート32は、上記外
向フランジ部39の他側面(図2の右側面)と間座26
との間に挟持している。
【0027】又、本例の場合には、回転軸2と共に回転
する部分であるウォームホイール17と、ハウジング7
の内面に固定された部分である、玉軸受13aの外輪4
1の端面との間に、摩擦リング35aを配置している。
そして、出力軸6に対して引っ張り方向のスラスト荷重
が加わった場合にのみ上記摩擦リング35aを、上記ウ
ォームホイール17と上記外輪41との間で挟持自在と
している。そして、上記出力軸6から上記回転軸2に、
引っ張り方向(図2の右方向)のスラスト荷重が加わっ
た場合に、上記摩擦リング35aを上記ウォームホイー
ル17と上記外輪41との間で挟持する事により、上記
回転軸2が回転する事を阻止する様に構成している。そ
の他の構成及び作用は、前述した第1例とほぼ同様であ
る為、同等部分には同一符号を付して重複する説明を省
略する。
【0028】次に、図3は、本発明の実施の形態の第3
例を示している。本例の場合には、ローラクラッチ29
にラジアルニードル軸受としての機能を兼ねさせる事に
より、ウォームホイール17のうち、上記ローラクラッ
チ29側を支持する玉軸受13a(図2)を省略してい
る。又、上記ウォームホイール17の軸方向一端部(図
3の右端部)で上記ローラクラッチ29に対向する部分
に鍔部42を形成し、この鍔部42の片面(図3の右
面)と、ハウジング7の内面に形成した段部43とを対
向させている。
【0029】上述の様に構成する本例の場合には、搬送
作業或は組み付け作業に伴って回転軸2に、出力軸6に
向け引っ張る方向のスラスト荷重が加わると、上記鍔部
42の片面と段部43とが摩擦係合して、上記回転軸2
が回転する事を阻止する。この結果、ボールナット5
(図2参照)が、上記回転軸2に設けたボールねじ部4
に対して軸方向に変位する事がなくなり、上記電動式リ
ニアアクチュエータの全長が伸長する事がなくなる。そ
の他の構成及び作用は、上述した第2例とほぼ同様であ
る為、同等部分には同一符号を付して重複する説明を省
略する。
【0030】次に、図4は、本発明の実施の形態の第4
例を示している。本例の場合には、電動式リニアアクチ
ュエータの使用時に加わる圧縮方向のスラスト荷重を支
承する軸受として、スラスト玉軸受44を使用してい
る。又、本例の場合には、間筒27とウォームホイール
17との間位置で、ハウジング7の内面に鍔部45を形
成している。そして、この鍔部45の片面(図4の右
面)と上記間筒27との間に間座26及び摩擦プレート
32を配置している。一方、上記鍔部45の他面(図4
の左面)と上記ウォームホイール17の一部とを対向さ
せている。
【0031】上述の様に構成する本例の場合には、搬送
作業或は組み付け作業に伴って回転軸2に、出力軸6に
向け引っ張る方向のスラスト荷重が加わると、上記鍔部
45の他面と上記ウォームホイール17の一部とが摩擦
係合して、上記回転軸2が回転する事を阻止する。この
結果、ボールナット5が、上記回転軸2に設けたボール
ねじ部4に対して軸方向に変位する事がなくなり、上記
電動式リニアアクチュエータの全長が伸長する事がなく
なる。その他の構成及び作用は、前述した第2例或は上
述した第3例とほぼ同様である為、同等部分には同一符
号を付して重複する説明を省略する。
【0032】次に、図5は、本発明の実施の形態の第5
例を示している。本例の場合には、ボールナット5の周
囲にウォームホイール17を外嵌固定し、このウォーム
ホイール17とウォーム18とを噛合させている。即
ち、本例の場合には、上記ボールナット5と減速機3と
を直径方向に亙って配置する事により、上述した第1〜
4例の様に、これらボールナット5と減速機3とを軸方
向に亙り配置した場合に比べて、装置全体の軸方向寸法
を短縮自在としている。従って、本例の場合には、第1
〜4例の場合とは異なり、電動モータへの通電に基づい
て上記ボールナット5が、軸方向に変位する事なく回転
し、軸46が、回転する事なく軸方向に変位する。ロー
ラクラッチ29、間筒27、滑り軸受28、間座26、
摩擦プレート32、スラスト荷重を支承する為の玉軸受
13は、上記ボールナット5とハウジング7との間に設
けている。
【0033】又、搬送作業時や組み付け作業時に上記軸
46が上記ボールナット5の内側から不用意に抜け出る
のを防止する為の摩擦係合部は、上記ボールナット5に
外嵌固定した上記ウォームホイール17と、上記ボール
ナット5を回転自在に支持する為の玉軸受14を構成
し、上記ハウジング7を構成する蓋体47に嵌合固定さ
れた外輪41との間に設けている。この様に構成する本
例の場合には、搬送作業或は組み付け作業に伴って上記
軸46に、上記ボールナット5から引き抜く方向(図5
の右方向)のスラスト荷重が加わると、上記ボールナッ
ト5の一端面(図5の右端面)と上記外輪41の端面と
が摩擦係合して、上記ボールナット5が回転する事を阻
止する。この結果、上記軸46が、上記ボールナット5
に対して軸方向に変位する事がなくなり、上記電動式リ
ニアアクチュエータの全長が伸長する事がなくなる。
【0034】次に、図6は本発明の実施の形態の第6例
を示している。本例の場合は、図示しない出力軸に対し
て引っ張り方向のスラスト荷重が加わる部分に使用され
る。この為に本例の場合には、ハウジング7の先端部
(図6の右端部)内周面に形成した鍔部48と間筒27
の先端面(図6の右端面)との間に、スラスト玉軸受4
4を設けている。そして、上記間筒27の基端面(図6
の左端面)と回転軸2に外嵌固定した間座26との間
に、摩擦プレート32を挟持している。回転軸2に対し
て引っ張り方向に加わるスラスト荷重は、この回転軸2
の基端部に螺着したナット33、座板49、ウォームホ
イール17を介して、上記間座26に加えられる。
【0035】組み付け以前に、図示しない出力軸に加わ
る圧縮方向のスラスト荷重に基づいて上記回転軸2が回
転する事を防止し、電動式リニアアクチュエータの全長
が不用意に縮まるのを防止する為に、本例の場合には、
玉軸受14を構成し、ハウジング7に内嵌固定した外輪
41とウォームホイール17との間に、摩擦リング35
を配置している。スラスト荷重が圧縮方向から引っ張り
方向に変わった事に伴ない、ローラクラッチ29がロッ
クする方向を変えた(回転軸2が引っ張り方向のスラス
ト荷重により回転する傾向となった場合にロックする様
にした)点、上記回転軸2に圧縮方向のスラスト荷重が
加わった場合に、上記摩擦リング35が上記外輪41と
ウォームホイール17との間で挟持される様にした点以
外の構成及び作用は、前述した第1例とほぼ同様であ
る。
【0036】尚、本発明の電動式リニアアクチュエータ
は、一般的には、常に同じ方向のスラスト荷重が作用す
る状態で使用する。但し、図7に示す様に、電動式リニ
アアクチュエータ1の伸縮の過程で、この電動式リニア
アクチュエータ1に加わるスラスト荷重の方向が変化す
る様な使用状態にも対応できる。即ち、枢支部50を中
心に揺動する被駆動物51を、別の枢支部54にその基
端部を枢支した電動式リニアアクチュエータ1により、
鉛直線αを跨いで駆動する場合、この被駆動物51が鉛
直線αよりも上記別の枢支部54に近づくと引っ張り荷
重が、離れると圧縮荷重が、それぞれ上記電動式リニア
アクチュエータ1に加わる。この様な用途に、前述した
第1〜5例の構造を有する電動式リニアアクチュエータ
1を組み込めば、電動モータへの通電停止に伴って上記
被駆動物51を、任意の位置で停止させる事ができる。
【0037】以下、この様な使用状態を実現可能とする
為の条件に就いて、図8により説明する。尚、この図8
は、前述の図2に示した実施の形態の第2例の構造に準
拠している。又、ボールナット5とボールねじ部4との
螺合部(図2)の作動正効率をηとし、同じく逆効率を
η´とし、上記ボールねじ部4のリードをLとし、外輪
41の端面とウォームホイール17の側面(又はこのウ
ォームホイール17に固定した摩擦リング35の端面)
との摩擦面の平均半径をrとし、この摩擦面の摩擦係数
をμとする。
【0038】先ず、電動モータへの非通電時に、出力軸
6(図2)にF´なる引っ張り方向(図8の右方向)の
スラスト荷重が加わり、このスラスト荷重に基づいてボ
ールナット5とボールねじ部4との螺合に基づいて回転
軸2に、t´なるトルクが加わるとすると、このトルク
t´は次の(1)式で表される。 t´=L・F´・η´/2π −−− (1) 一方、上記スラスト荷重F´に基づいて上記摩擦面部分
で発生するブレーキトルク、即ち、上記回転軸2が回転
するのを防止する方向に作用する力tB は、次の(2)
式で表される。 tB =μ・F´・r −−− (2) 上記スラスト荷重F´により上記回転軸2が回転する事
を防止する為には、次の(3)式を満たす必要がある。 tB ≧t´ −−− (3) この(3)式に上記(1)(2)式を代入して辺々整理
すれば、次の(4)式が導かれる。 r≧L・η´/2π・μ −−− (4)
【0039】この(4)式を満たせば、搬送時、或は組
み付け作業時に出力軸6に引っ張り方向のスラスト荷重
を付与しても、上記回転軸2のボールねじ部4がボール
ナット5から抜け出る事はない。例えば、電動ベッド用
の電動式リニアアクチュエータの場合には、リードLが
5mm程度、作動正効率η及び逆効率η´が0.85程度
であるから、上記摩擦部分の摩擦係数μが0.05程度
と仮定すれば、前記摩擦面の平均半径rを13.5mm程
度以上にすれば良い。尚、減速機3による制動力は考慮
していない。電動モータへの非通電時にこの減速機3
は、上記回転軸2が回転する事に対する抵抗となる。従
って、実際には、上記(4)式を満たさなくても、rが
L・η´/2π・μに近い値であれば、上記ボールねじ
部4がボールナット5から抜け出る事はない。
【0040】次に、上記電動モータへの通電時の状態に
就いて考える。先ず、上記出力軸6に要求される最大圧
縮出力値、即ち、この出力軸6を押す方向に発生させる
べきスラスト荷重をFとすると、このスラスト荷重Fを
得る為に上記回転軸2に要求されるトルクtは次の
(5)式で表される。 t=L・F/2π・η −−− (5) 次に、上記出力軸6に要求される最大引っ張り出力値、
即ち、この出力軸6を引っ張る方向に発生させるべきス
ラスト荷重をF″とすると、このスラスト荷重F″を得
る為に上記回転軸2に要求されるトルクt″は次の
(6)式で表される。 t″=μ・F″・r+L・F″/2π・η −−− (6) 上記最大圧縮出力値も最大引っ張り出力値も、同じ電動
モータへの通電に基づく事、即ち、t=t″である事を
考えると、このt=t″なる式に(5)(6)式を代入
し、辺々整理すれば、次の(7)式が導かれる。 F″/F=1/(1+μ・r・2π・η/L) −−− (7) この(7)式に、電動ベッド用の電動式リニアアクチュ
エータの場合に一般的な、リードL、作動正効率η、前
記摩擦部分の摩擦係数μ、前記摩擦面の平均半径rを代
入すれば、前記引っ張り方向のスラスト荷重F″と圧縮
方向のスラスト荷重Fとの比をどの程度にすれば、前述
の図7に示す様な使用状態を実現できるかが分る。
【0041】
【発明の効果】本発明の電動式リニアアクチュエータ
は、以上に述べた通り構成され作用するので、搬送時等
に不用意に全長が変化したり、或は構成部材同士が分離
する事を防止できる。この為、電動式リニアアクチュエ
ータの搬送作業や組み付け作業に特に注意を払う必要が
なくなり、これらの作業の能率向上を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1例を示す、図9のA
部に相当する部分断面図。
【図2】同第2例を示す部分断面図。
【図3】同第3例を示す部分断面図。
【図4】同第4例を示す部分断面図。
【図5】同第5例を示す断面図。
【図6】同第6例を示す部分断面図。
【図7】作動範囲に応じて作用するスラスト荷重の方向
が変化する形態の1例を示す模式図。
【図8】摩擦部材の寸法を規定する方法を説明する為の
部分断面図。
【図9】従来構造の1例を示す断面図。
【符号の説明】
1 電動式リニアアクチュエータ 2 回転軸 3 減速機 4 ボールねじ部 5 ボールナット 6 出力軸 7 ハウジング 8 ローラクラッチ 9 間筒 10 滑り軸受 11 間座 12 摩擦プレート 13、13a、14 玉軸受 15 止め輪 16 取付フランジ 17 ウォームホイール 18 ウォーム 19 ボール 20 結合筒部 21 カバー 22a、22b リミットスイッチ 23 突条 24 凹溝 25 段部 26 間座 27 間筒 28 滑り軸受 29 ローラクラッチ 30 外輪 31 ローラ 32 摩擦プレート 33 ナット 34 皿ばね 35、35a 摩擦リング 36 固定側取付部 37 変位側取付部 38 スラストニードル軸受 39 外向フランジ部 40 段部 41 外輪 42 鍔部 43 段部 44 スラスト玉軸受 45 鍔部 46 軸 47 蓋体 48 鍔部 49 座板 50 枢支部 51 被駆動物 52 外輪 53 バンド 54 枢支部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、このハウジングの内側に
    支持された、少なくとも一部外周面にボールねじ部を有
    する軸と、複数のボールを介してこのボールねじ部と螺
    合したボールナットと、正転逆転自在な電動モータと、
    この電動モータの駆動軸と上記軸又はボールナットとの
    間に設けられて、この駆動軸のトルクを増大して上記軸
    又はボールナットに伝達する、動力の伝達方向に可逆性
    を有する減速機とを備え、上記軸に対してほぼ一定方向
    のスラスト荷重が加わる状態で使用される電動式リニア
    アクチュエータに於いて、この電動式リニアアクチュエ
    ータの伸縮時に回転する上記軸又はボールナットと共に
    回転する回転部分と、上記ハウジングの内面に固定され
    た固定部分とを摩擦係合自在とし、上記軸に対して上記
    一定方向と逆方向のスラスト荷重が加わった場合にの
    み、上記回転部分と上記固定部分とを摩擦係合させる事
    により、上記軸に対して上記一定方向と逆方向のスラス
    ト荷重が加わった場合に上記軸又はボールナットが回転
    する事を阻止して、上記逆方向のスラスト荷重に基づい
    て全長が変化する事を防止する事を特徴とする電動式リ
    ニアアクチュエータ。
JP11573297A 1997-05-06 1997-05-06 電動式リニアアクチュエータ Expired - Fee Related JP3800719B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11573297A JP3800719B2 (ja) 1997-05-06 1997-05-06 電動式リニアアクチュエータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11573297A JP3800719B2 (ja) 1997-05-06 1997-05-06 電動式リニアアクチュエータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10309060A true JPH10309060A (ja) 1998-11-17
JP3800719B2 JP3800719B2 (ja) 2006-07-26

Family

ID=14669733

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11573297A Expired - Fee Related JP3800719B2 (ja) 1997-05-06 1997-05-06 電動式リニアアクチュエータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3800719B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000291768A (ja) * 1999-04-02 2000-10-20 Mitsuba Corp アクチュエータ
JP2001208160A (ja) * 2000-01-24 2001-08-03 Daiwa Rashi:Kk ボルトナット
JP2004301281A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Honda Motor Co Ltd 斜板プランジャ式油圧ユニットの斜板サーボ装置
JP2009115298A (ja) * 2007-11-09 2009-05-28 Mitsuba Corp リニアアクチュエータ
JP2009139431A (ja) * 2007-12-03 2009-06-25 Canon Inc 光量調節装置、レンズ装置、カメラシステム
JP2021130459A (ja) * 2014-09-30 2021-09-09 Case特許株式会社 自動運転制御装置及び車両

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101220854B (zh) * 2008-01-24 2010-06-30 李芬 电动推杆

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000291768A (ja) * 1999-04-02 2000-10-20 Mitsuba Corp アクチュエータ
JP2001208160A (ja) * 2000-01-24 2001-08-03 Daiwa Rashi:Kk ボルトナット
JP2004301281A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Honda Motor Co Ltd 斜板プランジャ式油圧ユニットの斜板サーボ装置
JP2009115298A (ja) * 2007-11-09 2009-05-28 Mitsuba Corp リニアアクチュエータ
JP2009139431A (ja) * 2007-12-03 2009-06-25 Canon Inc 光量調節装置、レンズ装置、カメラシステム
JP2021130459A (ja) * 2014-09-30 2021-09-09 Case特許株式会社 自動運転制御装置及び車両

Also Published As

Publication number Publication date
JP3800719B2 (ja) 2006-07-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6240797B1 (en) Linear actuator with anti-reverse-rotation mechanism
JP4182726B2 (ja) リニアアクチュエータ
US11428278B2 (en) Reverse input blocking clutch and actuator
JP5935728B2 (ja) 直動アクチュエータ
US7220205B2 (en) Automatic speed reducing ratio-switching apparatus
JPH08322189A (ja) 電動式リニアアクチュエータ
JP2010169248A (ja) ディスクブレーキ
US9388865B2 (en) Gearing mechanism
JP3959872B2 (ja) 電動式リニアアクチュエータ
JP3122052B2 (ja) ボールねじ軸抜け止め式直線作動機
JP2005083474A (ja) 電動リニアアクチュエータ
US6814209B1 (en) Inertia clutch mechanism in motors to prevent backdrive
JPWO2020054763A1 (ja) 逆入力遮断クラッチ付電動モータ
JPH10309060A (ja) 電動式リニアアクチュエータ
JP2000152557A5 (ja)
JP2004332759A (ja) 電動式リニアアクチュエータ
JP3744057B2 (ja) リニアアクチュエータ
US3598210A (en) Clutch comprising a helical spring actuator
JPH06235443A (ja) バックラッシュレス機構
JPH0942408A (ja) リニアアクチュエータ
JP2000018361A (ja) 電動式リニアアクチュエータ
US6932205B2 (en) Clutch
JP3807043B2 (ja) ボールねじ式リニアアクチュエータ
JPH0842657A (ja) アクチュエータ
JP3852425B2 (ja) リニアアクチュエータ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040401

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040401

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060117

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060315

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060411

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060424

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100512

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100512

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110512

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120512

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130512

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130512

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140512

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees