JP2017052889A - 粘着テープ、頁めくり装置及び粘着テープの製造方法 - Google Patents
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Description
テープ基材と、
前記テープ基材の上に離散的に塗工された粘着剤と、
を備える。
頁めくりの対象となる頁のめくり元位置から頁のめくり先位置まで揺動可能なアーム部と、
前記アーム部の先端部に装着された前記粘着テープと、
を備える。
めくり対象とする頁の表面の最大粗さを決定する工程と、
決定した前記最大粗さと関係付けられた粘着剤の表面の高低差を決定する工程と、
決定した前記粘着剤の表面の高低差を実現するように、テープ基材の上に前記粘着剤を塗工する工程と、
を含む。
頁めくり装置101は、図1に示すように、開かれた本Bを保持する保持台103と、本Bに対して端末装置102の位置及び姿勢を固定するためのスタンド104と、概ね直方体形状の収納ケース105と、駆動軸106を有する第1駆動部107と、駆動軸106を中心に揺動するアーム部108と、アーム部108の先端に第2駆動部109を介して取り付けられ、本Bの頁Qに付着する付着部110と、第1駆動部107、アーム部108及び付着部110を支持する台座部111と、めくられる前の頁Qの上方に風を通過させることで、めくられた後の頁Qに対して風をあてる送風部112と、を備える。第1駆動部107及び第2駆動部109の各々は、例えばモータである。
次に粘着テープ160について説明する。付着部110は、図3に示すように、第2駆動部109に結合されるロール軸151を含むコア150に粘着テープ160をロール状に巻き回して構成されている。粘着テープ160は、図4に示すように、例えばアセテートフィルムのテープ基材161上に粘着剤Gを塗工(又は塗布)したものである。粘着テープ160は、粘着剤Gを外側にしてコア150に巻き回されている。
次に、粘着剤Gの成分について説明する。粘着剤Gは、アクリル系、ゴム系、シリコーン系、ウレタン系などを主成分エラストマーとする各種粘着基剤を用いることができる。アクリル系の場合はアクリルモノマーに硬化剤を加えて粘着力や流動性を調整する。また必要に応じて安定剤、剥離剤、酸化防止剤等の添加剤をさらに添加してもよい。
粘着剤Gを付着させる、めくり対象となる頁Qは、紙の繊維が多数絡みあって構成されている。そのため、頁Qの表面には繊維の凹凸がある。頁Qの表面の凹凸の最も高い部分と最も低い部分の差を頁Qの表面の最大粗さとし、図5(a)に示すようにRmax(Q)で表す。なお図5(a)では上側が頁Qの表面側である。
次に、上記のようにさまざまなRmax(Q)を持つ頁に対して適度な付着力を発揮する、粘着剤Gの表面の物理的形状について説明する。粘着剤Gは、頁Qと接触する表面が凹凸に形成されている。つまり、表面に高低差を有する形状となっている。この粘着剤Gの表面の凹凸の最も高い部分と最も低い部分の高さの差(高低差)を粘着剤の表面の最大粗さとし、図5(b)に示すようにRmax(G)で表す。なお、図5(b)に示す実施形態では、粘着剤Gの表面の凹凸は規則的に表現しているが、規則的でなくともよい。また凸部の縦断面形状は図5(b)に示す実施形態では正弦波状に示しているが、これに限らず、矩形状、鋸歯状等でもよい。さらに凸部の横断面形状も特に限定されず、例えば円形、楕円形、多角形等であってもよい。
次に、粘着剤Gの表面と頁Qの表面との関係について説明する。粘着剤Gの表面と頁Qの表面とにそれぞれ凹凸があるため、粘着剤Gを頁Qに当接させると、それぞれの表面の特に凸部分が優先的に接触する。粘着剤Gは柔軟性があるため、粘着剤Gの凸部分が頁Qの表面と接触すると、図5(c)に示すように接触した粘着剤Gの一部分が変形し、頁Qに付着する。なお、図5(c)は粘着剤Gの表面を下側に向けて頁Qと接触させたときの図である。
以上を整理すると、頁めくり装置101のための粘着テープ160は、テープ基材161の上に塗工する粘着剤Gの表面に凹凸を設けることにより、良好な頁めくりを実現することができる。粘着剤GのRmax(G)は、5μm〜307μmとすることができる。さらに10μm〜202μmであることが好ましく、10μm〜99μmであることがより好ましく、15μm〜60μmであることがさらに好ましい。
次に、以上のような関係を考慮して粘着テープ160を製造する方法を図8を用いて説明する。まず、めくる対象となる書籍の頁の表面の最も大きなRmax(Q)を評価する(ステップS10)。これは対象とする書籍の種類を想定して決定すればよい。次に粘着剤Gの塗工率を決定する(ステップS20)。これは塗工方法も考慮して決定する。次に、Rmax(Q)に対応させた(関係付けられた)粘着剤Gの表面の高低差を決定する(ステップS30)。具体的には、全面塗工の場合は、決定したRmax(Q)に対して上記の範囲で粘着剤Gの表面の最大粗さを決定し、部分的な塗工の場合は、決定したRmax(Q)に対して上記の範囲で粘着剤Gの最大厚さtを決定する。次に決定した最大厚さt又は最大粗さとなるようにテープ基材161に粘着剤Gを塗工する(ステップS40)。塗工方法は最大厚さt、最大粗さ又は塗工率に応じて適宜選択可能である。
SKダイン(登録商標)1495の100質量部に硬化剤L−45を0.66質量部加えて混合し、室温で10分間攪拌した。
(粘着剤2)
SKダイン(登録商標)1495の100質量部に硬化剤L−45を1.0質量部加えて混合し、室温で10分間攪拌した。
(粘着剤3)
SKダイン(登録商標)1495の100質量部に硬化剤L−45を1.3質量部加えて混合し、室温で10分間攪拌した。
(粘着剤4)
SKダイン(登録商標)1495の100質量部に硬化剤L−45を2.0質量部加えて混合し、室温で10分間攪拌した。
表面の最大粗さRmax(Q)が最も小さい紙種Aとして、Rmax(Q)が10μ以下のものを用いた。
(紙種B)
表面の最大粗さRmax(Q)が中間的な紙種Bとして、Rmax(Q)が25μのものを用いた。
(紙種C)
表面の最大粗さRmax(Q)が最も大きい紙種Cとして、Rmax(Q)が60μのものを用いた。
上記の方法で調製した粘着剤1を、40μm厚さのアセテートフィルム上に、塗工率100%で15μmの厚さで凸版印刷で塗布し、粘着シートを作成した。この粘着シートの粘着剤1の溶媒を乾燥させ、その後100℃で2分間加熱し、室温まで冷却して一週間空気中に放置してエージングさせた。この粘着シートの粘着力は0.71(N/18mm)であった。この粘着シートを18mmの幅に切り取り、頁めくり装置101の付着部110に1周セットし、紙種A、紙種B、紙種Cについて頁めくり性能を評価した。なお付着部110の直径は38mmである。
粘着剤2を用いた以外は、実施例1と同様の方法で粘着シートを作成した。この粘着シートの粘着力は0.60(N/18mm)であった。この粘着シートを用いて実施例1と同様にして紙種A、紙種B、紙種Cについて頁めくり性能を評価した。
粘着剤3を用いた以外は、実施例1と同様の方法で粘着シートを作成した。この粘着シートの粘着力は0.44(N/18mm)であった。この粘着シートを用いて実施例1と同様にして紙種A、紙種B、紙種Cについて頁めくり性能を評価した。
粘着剤4を用いた以外は、実施例1と同様の方法で粘着シートを作成した。この粘着シートの粘着力は0.34(N/18mm)であった。この粘着シートを用いて実施例1と同様にして紙種A、紙種B、紙種Cについて頁めくり性能を評価した。
粘着剤1を用いて、塗工率80%とした以外は実施例1と同様の方法で粘着シートを作成した。この粘着シートの粘着力は0.60(N/18mm)であった。この粘着シートを用いて実施例1と同様にして紙種A、紙種B、紙種Cについて頁めくり性能を評価した。なお、塗工率80%の粘着シートとは、直径が約100μmのドット状の印刷抜け部分(印刷しない範囲)の合計面積がシート基材面積の20%となるように塗工した粘着シートである。
粘着剤2を用いた以外は、実施例5と同様の方法で粘着シートを作成した。この粘着シートの粘着力は0.50(N/18mm)であった。この粘着シートを用いて実施例1と同様にして紙種A、紙種B、紙種Cについて頁めくり性能を評価した。
粘着剤3を用いた以外は、実施例5と同様の方法で粘着シートを作成した。この粘着シートの粘着力は0.36(N/18mm)であった。この粘着シートを用いて実施例1と同様にして紙種A、紙種B、紙種Cについて頁めくり性能を評価した。
粘着剤4を用いた以外は、実施例5と同様の方法で粘着シートを作成した。この粘着シートの粘着力は0.27(N/18mm)であった。この粘着シートを用いて実施例1と同様にして紙種A、紙種B、紙種Cについて頁めくり性能を評価した。
粘着剤1を用いて、塗工率50%とした以外は実施例1と同様の方法で粘着シートを作成した。この粘着シートの粘着力は0.41(N/18mm)であった。この粘着シートを用いて実施例1と同様にして紙種A、紙種B、紙種Cについて頁めくり性能を評価した。なお、塗工率50%の粘着シートとは、離散的に塗工した直径が約100μmのドットの合計面積がシート基材面積の50%である粘着シートである。
粘着剤2を用いた以外は、実施例9と同様の方法で粘着シートを作成した。この粘着シートの粘着力は0.32(N/18mm)であった。この粘着シートを用いて実施例1と同様にして紙種A、紙種B、紙種Cについて頁めくり性能を評価した。
粘着剤3を用いた以外は、実施例9と同様の方法で粘着シートを作成した。この粘着シートの粘着力は0.26(N/18mm)であった。この粘着シートを用いて実施例1と同様にして紙種A、紙種B、紙種Cについて頁めくり性能を評価した。
粘着剤4を用いた以外は、実施例9と同様の方法で粘着シートを作成した。この粘着シートの粘着力は0.17(N/18mm)であった。この粘着シートを用いて実施例1と同様にして紙種A、紙種B、紙種Cについて頁めくり性能を評価した。
粘着剤1を用いて、塗工率20%とした以外は実施例1と同様の方法で粘着シートを作成した。この粘着シートの粘着力は0.20(N/18mm)であった。この粘着シートを用いて実施例1と同様にして紙種A、紙種B、紙種Cについて頁めくり性能を評価した。なお、塗工率20%の粘着シートとは、離散的に塗工した直径が約100μmのドットの合計面積がシート基材面積の20%である粘着シートである。
粘着剤2を用いた以外は、実施例13と同様の方法で粘着シートを作成した。この粘着シートの粘着力は0.15(N/18mm)であった。この粘着シートを用いて実施例1と同様にして紙種A、紙種B、紙種Cについて頁めくり性能を評価した。
粘着剤3を用いた以外は、実施例13と同様の方法で粘着シートを作成した。この粘着シートの粘着力は0.13(N/18mm)であった。この粘着シートを用いて実施例1と同様にして紙種A、紙種B、紙種Cについて頁めくり性能を評価した。
粘着剤4を用いた以外は、実施例13と同様の方法で粘着シートを作成した。この粘着シートの粘着力は0.10(N/18mm)であった。この粘着シートを用いて実施例1と同様にして紙種A、紙種B、紙種Cについて頁めくり性能を評価した。
○…連続して良好な頁めくり可能
△…連続使用で頁めくりできないことがある
破損…付着が強く頁が破損する
弱い…頁が付着せず頁めくりできない
粘着剤2を、40μm厚さのアセテートフィルム上に、塗工率を50%、厚さ5μmで凸版印刷で塗布し、粘着シートを作成した。この粘着シートの粘着力は0.32(N/18mm)であった。この粘着シートを用いて実施例1と同様の方法で紙種A、紙種B、紙種Cについて頁めくり性能を評価した。なお、粘着シートのエージング方法、粘着剤2の厚さの測定方法、粘着シートの粘着力の測定方法は、実施例1で説明した方法と同じである。
粘着剤2の厚さを10μmとした以外は実施例17と同様の方法で粘着シート(粘着力は実施例17のものと同じ)を作成し、紙種A、紙種B、紙種Cについて頁めくり性能を評価した。
粘着剤2の厚さを15μmとした以外は実施例17と同様の方法で粘着シート(粘着力は実施例17のものと同じ)を作成し、紙種A、紙種B、紙種Cについて頁めくり性能を評価した。
粘着剤2の厚さを29μmとした以外は実施例17と同様の方法で粘着シート(粘着力は実施例17のものと同じ)を作成し、紙種A、紙種B、紙種Cについて頁めくり性能を評価した。
粘着剤2の厚さを51μmとした以外は実施例17と同様の方法で粘着シート(粘着力は実施例17のものと同じ)を作成し、紙種A、紙種B、紙種Cについて頁めくり性能を評価した。
粘着剤2の厚さを99μmとした以外は実施例17と同様の方法で粘着シート(粘着力は実施例17のものと同じ)を作成し、紙種A、紙種B、紙種Cについて頁めくり性能を評価した。
粘着剤2の厚さを202μmとした以外は実施例17と同様の方法で粘着シート(粘着力は実施例17のものと同じ)を作成し、紙種A、紙種B、紙種Cについて頁めくり性能を評価した。
粘着剤2の厚さを303μmとした以外は実施例17と同様の方法で粘着シート(粘着力は実施例17のものと同じ)を作成し、紙種A、紙種B、紙種Cについて頁めくり性能を評価した。
○…連続して良好な頁めくり可能
△…連続使用で頁めくりできないことがある
弱い…頁が付着せず頁めくりできない
最大粗さRmax(G)が10μmとなるように凹凸を底面に設けた樹脂製の型枠を製作した。この型枠に粘着剤3(SKダイン(登録商標)1495の100質量部に硬化剤L−45を1.3質量部加えて混合し、室温で10分間攪拌したもの)を入れ、硬化させた。硬化した粘着剤を取り出し、40μm厚さのアセテートフィルム上に貼り付けて、粘着シートを作成し、エージングさせた。この粘着シートの粘着力は0.43(N/18mm)であった。この粘着シートを用いて実施例1と同様の方法で紙種A、紙種B、紙種Cについて頁めくり性能を評価した。なお、粘着シートのエージング方法、粘着剤3の表面のRmax(G)の測定方法、粘着シートの粘着力の測定方法は、実施例1で説明した方法と同じである。
最大粗さRmax(G)が15μmとなるように凹凸を底面に設けた樹脂製の型枠を用いた以外は実施例25と同様な方法で粘着シート(粘着力は0.42(N/18mm)であった)を作成し、紙種A、紙種B、紙種Cについて頁めくり性能を評価した。
最大粗さRmax(G)が33μmとなるように凹凸を底面に設けた樹脂製の型枠を用いた以外は実施例25と同様な方法で粘着シート(粘着力は0.38(N/18mm)であった)を作成し、紙種A、紙種B、紙種Cについて頁めくり性能を評価した。
最大粗さRmax(G)が60μmとなるように凹凸を底面に設けた樹脂製の型枠を用いた以外は実施例25と同様な方法で粘着シート(粘着力は0.31(N/18mm)であった)を作成し、紙種A、紙種B、紙種Cについて頁めくり性能を評価した。
最大粗さRmax(G)が90μmとなるように凹凸を底面に設けた樹脂製の型枠を用いた以外は実施例25と同様な方法で粘着シート(粘着力は0.25(N/18mm)であった)を作成し、紙種A、紙種B、紙種Cについて頁めくり性能を評価した。
最大粗さRmax(G)が201μmとなるように凹凸を底面に設けた樹脂製の型枠を用いた以外は実施例25と同様な方法で粘着シート(粘着力は0.21(N/18mm)であった)を作成し、紙種A、紙種B、紙種Cについて頁めくり性能を評価した。
最大粗さRmax(G)が307μmとなるように凹凸を底面に設けた樹脂製の型枠を用いた以外は実施例25と同様な方法で粘着シート(粘着力は0.18(N/18mm)であった)を作成し、紙種A、紙種B、紙種Cについて頁めくり性能を評価した。
○…連続して良好な頁めくり可能
△…連続使用で頁めくりできないことがある
弱い…頁が付着せず頁めくりできない
テープ基材と、
前記テープ基材の上に離散的に塗工された粘着剤と、
を備える、頁めくり装置に装着可能な粘着テープ。
前記粘着剤は、前記テープ基材上に全面塗工された第1層と、当該第1層上に離散的に塗工された第2層を有する、付記1に記載の粘着テープ。
めくり対象頁に接触する表面の高低差が5μm〜307μmの範囲である、付記1又は2に記載の粘着テープ。
前記表面の高低差が10μm〜202μmの範囲である、付記3に記載の粘着テープ。
前記粘着剤の前記テープ基材からの最大高さが10μm〜202μmである、付記1に記載の粘着テープ。
前記粘着剤は、塗工率が20%〜80%で前記テープ基材上に塗工されている、付記5に記載の粘着テープ。
前記粘着剤は、前記粘着剤の表面の最大粗さが10μm〜201μmである、付記2に記載の粘着テープ。
前記粘着剤は、前記粘着剤の前記テープ基材からの最大高さがめくり対象頁の表面の最大粗さの17%〜337%である、付記1に記載の粘着テープ。
前記粘着剤は、塗工率が20%〜80%で前記テープ基材上に塗工されている、付記8に記載の粘着テープ。
前記粘着剤は、前記粘着剤の表面の最大粗さがめくり対象頁の表面の最大粗さの17%〜335%である、付記2に記載の粘着テープ。
前記粘着剤は、100質量部のアクリル系の粘着基剤と0.66〜2.0質量部の硬化剤とを含む、付記1乃至10のいずれか1つに記載の粘着テープ。
頁めくりの対象となる頁のめくり元位置から頁のめくり先位置まで揺動可能なアーム部と、
前記アーム部の先端部に装着された付記1乃至11のいずれか1つに記載の粘着テープと、を備える、
頁めくり装置。
めくり対象とする頁の表面の最大粗さを決定する工程と、
決定した前記最大粗さと関係付けられた粘着剤の表面の高低差を決定する工程と、
決定した前記粘着剤の表面の高低差を実現するように、テープ基材の上に前記粘着剤を塗工する工程と、
を含む、頁めくり装置に用いる粘着テープの製造方法。
Claims (13)
- テープ基材と、
前記テープ基材の上に離散的に塗工された粘着剤と、
を備える、頁めくり装置に装着可能な粘着テープ。 - 前記粘着剤は、前記テープ基材上に全面塗工された第1層と、当該第1層上に離散的に塗工された第2層を有する、請求項1に記載の粘着テープ。
- めくり対象頁に接触する表面の高低差が5μm〜307μmの範囲である、請求項1又は2に記載の粘着テープ。
- 前記表面の高低差が10μm〜202μmの範囲である、請求項3に記載の粘着テープ。
- 前記粘着剤の前記テープ基材からの最大高さが10μm〜202μmである、請求項1に記載の粘着テープ。
- 前記粘着剤は、塗工率が20%〜80%で前記テープ基材上に塗工されている、請求項5に記載の粘着テープ。
- 前記粘着剤は、前記粘着剤の表面の最大粗さが10μm〜201μmである、請求項2に記載の粘着テープ。
- 前記粘着剤は、前記粘着剤の前記テープ基材からの最大高さがめくり対象頁の表面の最大粗さの17%〜337%である、請求項1に記載の粘着テープ。
- 前記粘着剤は、塗工率が20%〜80%で前記テープ基材上に塗工されている、請求項8に記載の粘着テープ。
- 前記粘着剤は、前記粘着剤の表面の最大粗さがめくり対象頁の表面の最大粗さの17%〜335%である、請求項2に記載の粘着テープ。
- 前記粘着剤は、100質量部のアクリル系の粘着基剤と0.66〜2.0質量部の硬化剤とを含む、請求項1乃至10のいずれか1項に記載の粘着テープ。
- 頁めくりの対象となる頁のめくり元位置から頁のめくり先位置まで揺動可能なアーム部と、
前記アーム部の先端部に装着された請求項1乃至11のいずれか1項に記載の粘着テープと、
を備える、頁めくり装置。 - めくり対象とする頁の表面の最大粗さを決定する工程と、
決定した前記最大粗さと関係付けられた粘着剤の表面の高低差を決定する工程と、
決定した前記粘着剤の表面の高低差を実現するように、テープ基材の上に前記粘着剤を塗工する工程と、
を含む、頁めくり装置に用いる粘着テープの製造方法。
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