JP3239251U - 貼付シート - Google Patents
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Abstract
【課題】様々な形状面に適用できる貼付シートを提供する。【解決手段】貼付シート1は、貼付面に対応するように、伸縮性のシート素材に円弧状の縁2を形成し、さらに円弧状の縁2には内方に向かう切れ込み3を設ける。切れ込み3は、前記円弧状の縁2から近似される円の中心方向に向かうように設ける。【選択図】図1
Description
本考案は、様々な形状面に適合する貼付シートに関するものである。
貼付面が球状等の曲面構造の場合、シールやラベル等(以下、「貼付シート」と言う。)は、その貼付面にフィットせず、しわ等が生じやすい。このように貼付シートが貼付面に適合しないと、貼付シートの外観が損なわれ、品質低下の要因にもなる。
このような中、先行技術として、テーパー形状用の貼付シートとして、側部に目盛を付し、当該目盛の少なくとも一部に、貼付時に皺が発生しないよう形成された切れ込みを設けたことを特徴とする液体容器貼付用ラベルがある(特許文献1)。
特許文献1に記載の液体容器貼付用ラベルは、貼付時にしわになり得る部分が、貼付後において、くさび形になるように切れ込みが設けられたものである。これによって、しわの発生部分がなくなり、テーパー形状への貼付が可能になる。
しかしながら、このようなくさび形の切れ込みだけでは、次のような問題に対応できない。例えば、貼付シートに断熱機能が期待される場合、くさび形の切れ込みは、貼付面に隙間を生じることになる。そうすると、くさび形の切れ込みは、断熱効率を低下させる要因となる。
また、貼付シートが印刷媒体として利用される場合、切れ込みが設けられた部分は、印刷できない領域となる。そのような領域を有する貼付シートは、印刷媒体としては使い勝手が悪いものとなる。このように、多くの用途において、貼付後に隙間が生じることない貼付シートが求められる。
本考案が解決しようとする課題は、様々な形状面にしわや隙間が生じることのなく貼付可能な貼付シートを提供することである。
第1の考案は、伸縮性の素材からなる貼付シートであって、前記貼付シートは、平面視において、円弧状の縁を有し、前記縁は、内方に向かう切れ込みを有し、前記切れ込みは、前記円弧状の縁から近似される円の中心方向に向かうように設けられた貼付シートである。また、第2の考案は、伸縮性の素材からなる貼付シートであって、前記貼付シートは、平面視において、直線状の縁を有し、前記縁は、内方に向かう切れ込みを有し、前記切れ込みは、前記縁と略垂直となるように設けられた貼付シートである。また、第3の考案は、前記貼付シートが、中空構造層を有する第1又は2の考案の貼付シートである。また、第4の考案は、前記中空構造層が、中空ビーズの充填によるものである第3の考案の貼付シートである。また、第5の考案は、前記中空ビーズが、少なくとも、弾力性を有する第1の中空ビーズと、前記第1の中空ビーズの素材より硬質な素材である第2の中空ビーズと、からなる第4の考案の貼付シートである。
本考案に係る貼付シートは、伸縮性の素材からなり、かつ、縁から内方に向かうように所定の切れ込みがあるため、様々な形状面への柔軟な貼付が期待できる。また、本考案に係る貼付シートは、中空ビーズ等による中空構造層を有するため、貼付後、断熱効果が期待できる。また、本考案に係る貼付シートは、少なくとも、弾力性を有する第1の中空ビーズと、これよりも硬質な素材である第2の中空ビーズとからなるため、互いのビーズが隣接してもビーズが壊れず、密な構造となり、高い断熱効果が期待できる。
以下、本考案を形状例1及び形状例2に基づき詳細を説明する(実施例1、実施例2)。
図1は、本考案に係る貼付シート1の形状例1の平面視である。形状例1は、上下の縁2が円弧状の木の葉形状であり、それぞれの縁2には切れ込みが設けられている。
<シート>
本考案において、貼付シート1は、伸縮性のある素材を基礎とするものである。例えば、本考案に係るシート1として、PET等を基材とするシール(裏面が粘着性能を有するもの)が挙げられる。本実施例において使用されたシートは、インクジェット作画媒体である3M製グラフィックフィルムIJ180mCシリーズのものである。
本考案において、貼付シート1は、伸縮性のある素材を基礎とするものである。例えば、本考案に係るシート1として、PET等を基材とするシール(裏面が粘着性能を有するもの)が挙げられる。本実施例において使用されたシートは、インクジェット作画媒体である3M製グラフィックフィルムIJ180mCシリーズのものである。
また、貼付シート1の伸縮性は、貼付面が曲面やエッジ面を有する場合において、しわ、だぶつき、切れ等が生じない程度の柔軟性があり、また、数mmから十数mm程度の引き延ばしに対して、短時間であれば可逆的であるものが求められる。ただし、貼付シート1の素材は、伸縮性を有する限り、限定されるものではない。
<縁及び切れ込み>
本考案において、貼付シート1の縁2は、平面視において、少なくとも、一か所が円弧状であればよい。本実施例では、上下の縁2が円弧状の木の葉形状となっているが、貼付シート1の縁2は、このような形状に限定されるものではなく、例えば、上縁が円弧状、下縁が線状のものであってもよい。貼付シート1の平面視形状は、予定する貼付面の形状に合わせて形成される。
本考案において、貼付シート1の縁2は、平面視において、少なくとも、一か所が円弧状であればよい。本実施例では、上下の縁2が円弧状の木の葉形状となっているが、貼付シート1の縁2は、このような形状に限定されるものではなく、例えば、上縁が円弧状、下縁が線状のものであってもよい。貼付シート1の平面視形状は、予定する貼付面の形状に合わせて形成される。
切れ込み3は、貼付シート1の円弧状の縁2から貼付シート1の内方に向かうように設けられる。より具体的には、切れ込み3は、縁2の円弧から近似される円の中心方向に向かうように設けられる。切れ込み3は、上記近似円の概ね中心方向に向かうように設けられるものであればよく、厳密に中心に向かうように設けられる必要はない。また、縁2の円弧から近似される円の中心方向に向かうように、とは、縁2との接線と概ね垂直となるように、と言い換えることができる。目安の一つとして、切れ込み3は、縁2の接線に垂直±30°程度であればよい。
切れ込み幅は、本実施例では、最大約5mmである。切れ込み幅は、概ね3~6mmの範囲に設定されることで、様々な曲面に対応可能なものとなる。また、切れ込み形状幅は均等であってもよいし、貼付シート1の内方に向かうほど小さくなるもの(例えば、くさび形)でもよい。ただし、切れ込み幅は、貼付面に形状との関係から設定されるべきであり、限定されるものではなく、また、切れ込みの幅が設けられていなくてもよい。
円弧状の縁2の大きさ(縁2の円弧から近似される円の大きさ)や切れ込み3の位置、長さ等は、貼付面の形状や貼付を予定する領域に従って決められるものであり、限定されるものではない。本実施例において、貼付面として予定されている領域は、ヘルメットの側面部分である。このヘルメットの形状は半球に近似されるが、貼付面として予定されている領域は、ヘルメット上部の方がやや曲率が大きくなっている。そのため、形状例1の貼付シート1は、上縁2には、曲率が大きい面に対応するのに4つの切れ込み3が設けられ、下縁2には、なだらかな面に対応するのに2つの切れ込み3が設けられている。一般的には、貼付面がなだらかな面であるほど、貼付シート1の縁2に設けられる切れ込みの数は少なくなる。
<貼付>
図2は、一連の貼付作業における縁2の切れ込み部分の各工程での状態を示すものである。本実施例における貼付シート1は、ヘルメットの側面部分が貼付面として予定されている。この貼付面は、平面視が木の葉形状である。貼付シート1は、この貼付面の形状に対応する木の葉形状であり、また、ヘルメットの曲面に適合するように、縁2には所定の切れ込み3が設けられている(図2の「1.貼付前」)。なお、貼付シート1は、貼付面の面積に対して、やや小さく作られている。貼付シート1は、各部分が引き延ばされることが予定されているからである。
図2は、一連の貼付作業における縁2の切れ込み部分の各工程での状態を示すものである。本実施例における貼付シート1は、ヘルメットの側面部分が貼付面として予定されている。この貼付面は、平面視が木の葉形状である。貼付シート1は、この貼付面の形状に対応する木の葉形状であり、また、ヘルメットの曲面に適合するように、縁2には所定の切れ込み3が設けられている(図2の「1.貼付前」)。なお、貼付シート1は、貼付面の面積に対して、やや小さく作られている。貼付シート1は、各部分が引き延ばされることが予定されているからである。
次に、貼付シート1は、貼付面に貼付される。貼付シート1は、貼付面に一致するように全体が引き延ばされつつ、ヘルメットの側面に貼付される。この時、切れ込み3には、くさび形の隙間が生じる(図2の「2.貼付時」)。すなわち、この時点では、貼付シート1の貼付は、未完了である。
最後に、くさび形の隙間がなくなるよう、貼付シート1が引き延ばされる(図2の「3.貼付後」)。引き延ばしは、手作業によって行われる。具体的には、作業者の指の腹等で、貼付シート1の内側から縁部へと圧力が加えられ、引き延ばされる。その他、必要な箇所についても同様である。くさび形の隙間がなくなり、貼付シート1が予定される貼付面に貼付されたら貼付作業が完了となる。
図2は、本考案に係る貼付シート1の形状例2の平面視である。形状例2は、長方形状であり、長手方向の縁4にはそれぞれ切れ込み5が5つずつ設けられている。シート材は、実施例1と同様である。
<縁及び切れ込み>
本考案において、貼付シート1の縁4は、平面視において、少なくとも一か所が直線状であればよい。本実施例では、長方形状となっているが、貼付シート1の縁4は、このような形状に限定されるものではなく、例えば、貼付シート1の四方の縁4のうち三方が直線状、残りが円弧状のものであってもよい。
本考案において、貼付シート1の縁4は、平面視において、少なくとも一か所が直線状であればよい。本実施例では、長方形状となっているが、貼付シート1の縁4は、このような形状に限定されるものではなく、例えば、貼付シート1の四方の縁4のうち三方が直線状、残りが円弧状のものであってもよい。
切れ込み5は、貼付シート1の直線状の縁4から貼付シート1の内方に向かうように設けられる。より具体的には、切れ込み5は、直線状の縁4と略垂直に設けられる。切れ込み5は、厳密に直線状の縁4と垂直に設けられる必要はない。目安の一つとして、切れ込み5は、直線状の縁4に垂直±15°程度であればよい。
切れ込み幅は、本実施例では、最大約5mmである。切れ込み幅は、概ね3~6mmの範囲に設定されることで、様々な曲面に対応可能なものとなる。また、切れ込み形状幅は均等であってもよいし、貼付シート1の内方に向かうほど小さくなるもの(例えば、くさび形)でもよい。ただし、切れ込み幅は、貼付面に形状との関係から設定されるべきであり、限定されるものではなく、また、切れ込みの幅が設けられていなくてもよい。
直線状の縁4の長さや切れ込み5の位置、長さ等は、貼付面の形状や貼付を予定する領域に従って決められるものであり、限定されるものではない。本実施例において、貼付面として予定されているのは、ヘルメット前後にかけての頭頂部一定幅の領域である。上述の通り、このヘルメットの形状は半球に近似されるが、貼付面として予定されている領域は、ヘルメット側面上部がやや曲率が大きくなっている。そのため、形状例2の貼付シート1は、ヘルメット側面上部の曲率が大きい面に適合させるために、長手方向の両縁4に5つの切れ込み5が設けられている。
<貼付>
図4は、一連の貼付作業における一方の縁4の切れ込み5の各工程での状態を示すものである。本実施例における貼付シート1は、ヘルメット前後にかけての頭頂部一定幅の領域が貼付面として予定されている。この貼付面は、平面視が略長方形状である。貼付シート1は、この貼付面の形状に対応する長方形状であり、また、ヘルメットの曲面に適合するように、長手方向の両縁4には所定の切れ込み5が設けられている(図4の「1.貼付前」)。なお、貼付シート1は、貼付面の面積に対して、やや小さく作られている。貼付シート1は、各部分が引き延ばされることが予定されているからである。
図4は、一連の貼付作業における一方の縁4の切れ込み5の各工程での状態を示すものである。本実施例における貼付シート1は、ヘルメット前後にかけての頭頂部一定幅の領域が貼付面として予定されている。この貼付面は、平面視が略長方形状である。貼付シート1は、この貼付面の形状に対応する長方形状であり、また、ヘルメットの曲面に適合するように、長手方向の両縁4には所定の切れ込み5が設けられている(図4の「1.貼付前」)。なお、貼付シート1は、貼付面の面積に対して、やや小さく作られている。貼付シート1は、各部分が引き延ばされることが予定されているからである。
次に、貼付シート1は、貼付面に貼付される。貼付シート1は、貼付面に一致するように全体が引き延ばされつつ、ヘルメットの前後頭頂部に貼付される。この時、切れ込み5には、くさび形の隙間が生じる(図4の「2.貼付時」)。すなわち、この時点では、貼付シート1の貼付は、未完了である。
最後に、くさび形の隙間がなくなるよう、貼付シート1が引き延ばされる(図4の「3.貼付後」)。引き延ばしは、実施例1と同様に手作業によって行われる。くさび形の隙間がなくなり、貼付シート1が予定される貼付面に貼付されたら貼付作業が完了となる。
以下に、本考案に係る貼付シート1のヘルメットへの貼付について説明する。
図5は、貼付シート1とヘルメットの貼付面の位置関係を示すものである。形状例1の貼付シート1の貼付面は、ヘルメットの両側面部分に、形状例2の貼付シート1は、ヘルメット前後にかけての頭頂部一定幅部分である。形状例1及び形状例2の貼付シート以外にも貼付シートがあるが、ここでは説明を割愛する。
貼付シート1は、それぞれ裏面の保護フィルムが剥がされ、貼付面に貼り付けられる。上述の通り、貼付シート1は、貼付面に比べてやや小さいため、貼付時には、貼付面に合うように、貼付シート1が全体的に引き延ばされる。この時、貼付シートの切れ込み部分には、くさび形の隙間が生じる。
貼付シート1の切れ込み部分に生じたくさび形の隙間やその他貼付シート1の引き延ばし等が必要な面は、手作業によって貼付シート1が引き延ばされることで解消されていく。具体的には、貼付シート1の内側から外側へと作業者の指の腹等で圧力がかけられることで、貼付シート1が引き延ばされる。
図6は、貼付シート1の引き延ばし作業完了後のヘルメットを示すものである。切れ込みのない貼付シートでは、不足や余分が生じたのに対し(図省略)、本考案に係る貼付シート1は、ほぼ予定通りに貼り付けられた。図6では、若干の隙間等が見られるが、試験が繰り返され、ほぼ、ダブつきや隙間のない貼付が可能になった。
以下に、本考案に係る貼付シート1の一例について説明する。
実施例1~3の貼付シート1は、上述の3M製シート上に、厚さ約600μmの中空構造層6が形成されたものである。図7は、中空構造層6の概念図である。中空構造層6は、弾力性を有する素材でできた中空ビーズ(第1の中空ビーズ)7と、これより硬質な素材でできた中空ビーズ(第2の中空ビーズ)8と、を含む水性系の塗膜層である。第1の中空ビーズ7は、アクリル中空ビーズであり、第2の中空ビーズ8は、セラミック中空ビーズである。塗膜の主成分は、アクリルエマルジョン樹脂である。
第1の中空ビーズ7の素材としては、他に、アクリル、ポリスチレン、ポリカーボネート等のプラスチック、ゴム等のエラストラマが挙げられ、塗膜と同じ素材であることが好ましい。硬質の中空ビーズ8の素材としては、他に、ガラス中空ビーズが挙げられる。また、セラミック中空ビーズの場合、二酸化ケイ素65~73%、酸化アルミニウム12~18%を主成分とする火山灰を原料とするものが挙げられる。塗膜としては、他に、ウレタン系、シリコン系、フッ素系成分を主成分とするものが挙げられる。
図は省略するが、中空構造層6の断面拡大図によると、球形状の中空ビーズ(第1の中空ビーズ7と第2の中空ビーズ8)は、密に隣接していることが確認される。第1の中空ビーズ7は、隣接する第2の中空ビーズ8の影響を受けて、凹状に変形することがある。このように、第1の中空ビーズ7と第2の中空ビーズ8が混在することで、より密な中空構造6が可能となり、また、貼付シート1が引き延ばされたとしても、中空ビーズが疎となる部分が生じにくい。すなわち、貼付シート1が多少引き延ばされたとしても、断熱効果にムラが生じにくい。中空ビーズの密度は、図7のレベルが好ましく、ヘルメット内部の高温化を防ぐ断熱効果が確認されている。
第1の中空ビーズ7と第2の中空ビーズ8との割合は、重量ベースで1対1付近ならばよい。第1の中空ビーズ7の割合が高くなると、塗料が乾燥した際、塗膜の柔軟性が高いが、1回の塗布による塗膜の厚みが十分取れなくなる。一方、第2の中空ビーズ8の割合が高くなると、塗料が乾燥した際、1回の塗布による塗膜の厚みが厚くなるが、塗膜の柔軟性が損なわれる。経年経過を考慮すると、第1の中空ビーズ7の割合は、体積ベース又は重量ベースで、50%以上が好ましい。
ここで、中空ビーズとは、ビーズ内部に空隙、空間を有する粒子のことであり、ビーズ内外で空気が遮断された閉系、多孔構造やドーナツ構造等、ビーズ内外が通じた開放系のいずれであってもよい。
第1の中空ビーズ7及び第2の中空ビーズ8等の中空ビーズの粒径は、最大粒径を基準として、粒径差として所定の幅(例えば、粒径80μmから50μmの幅)を有することが好ましい。粒径の分布に所定の幅があることで、塗膜から水等の溶媒が揮発して塗料膜が形成された際、最大粒径の中空ビーズ同士の間に、小さい粒径の中空ビーズが入り込むことにより、中空ビーズがより稠密になる。
中空ビーズは、いずれの成分においても3つの粒径のラインナップ(粒径ラインナップ)からなる。ここで、粒径ラインナップとは、中空ビーズの粒径が意図する複数の粒径構成になっていることを意味するものである。本実施例では、各素材の中空ビーズは、粒径80μm、60μm、50μmに中空率(粒径ごとの中空部分の体積の総和が塗膜中に占める割合)のピークを有し、重量比は、概ね5対3対2である(製造過程で生じた微細なビーズも含まれる)。
本実施例では、中空構造6は、2種類の中空ビーズによって実現されているが、発泡ウレタン等、別の中空素材が利用されるものであってもよいし、1種類の中空ビーズ、3種類以上の中空ビーズによって実現されるものでもよい。
本考案に係る貼付シートは、様々な形状面に対して貼付可能なシートとして利用可能であり、中空構造層の機能により断熱シートとしてヘルメットや曲面構造を有する建物の屋根、その他装置の表面等への利用が可能である。
また、本考案に係る貼付シートは、シート上面を印字面として利用可能である。すなわち、本考案に係る貼付シートは、広告情報が印字されることで、広告媒体としての利用が可能である。
1 貼付シート
2 円弧状の縁
3 円弧状の縁の切れ込み
4 直線状の縁
5 直線状の縁の切れ込み
6 中空構造層
7 第1の中空ビーズ
8 第2の中空ビーズ
2 円弧状の縁
3 円弧状の縁の切れ込み
4 直線状の縁
5 直線状の縁の切れ込み
6 中空構造層
7 第1の中空ビーズ
8 第2の中空ビーズ
Claims (5)
- 伸縮性の素材からなる貼付シートであって、
前記貼付シートは、平面視において、円弧状の縁を有し、
前記縁は、内方に向かう切れ込みを有し、
前記切れ込みは、前記円弧状の縁から近似される円の中心方向に向かうように設けられた貼付シート。 - 伸縮性の素材からなる貼付シートであって、
前記貼付シートは、平面視において、直線状の縁を有し、
前記縁は、内方に向かう切れ込みを有し、
前記切れ込みは、前記縁と略垂直となるように設けられた貼付シート。 - 前記貼付シートが、中空構造層を有する請求項1又は2に記載の貼付シート。
- 前記中空構造層が、中空ビーズの充填によるものである請求項3に記載の貼付シート。
- 前記中空ビーズが、少なくとも、弾力性を有する第1の中空ビーズと、前記第1の中空ビーズの素材より硬質な素材である第2の中空ビーズと、からなる請求項4の貼付シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022002508U JP3239251U (ja) | 2022-07-29 | 2022-07-29 | 貼付シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022002508U JP3239251U (ja) | 2022-07-29 | 2022-07-29 | 貼付シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3239251U true JP3239251U (ja) | 2022-09-28 |
Family
ID=83398841
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022002508U Active JP3239251U (ja) | 2022-07-29 | 2022-07-29 | 貼付シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3239251U (ja) |
-
2022
- 2022-07-29 JP JP2022002508U patent/JP3239251U/ja active Active
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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Ref document number: 3239251 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |