JP2017010025A - 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 - Google Patents

電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 Download PDF

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Abstract

【課題】繰り返し使用してもポジゴーストが低減された電子写真感光体を提供する。
【解決手段】電子写真感光体の下引き層が、下記式(1)で示される化合物を含む組成物の重合物を含有することを特徴とする。
Figure 2017010025

【選択図】なし

Description

本発明は、電子写真感光体、電子写真感光体を有するプロセスカートリッジおよび電子写真装置に関する。
プロセスカートリッジや電子写真装置に搭載される電子写真感光体として、有機光導電性物質(電荷発生物質)を含有する電子写真感光体が用いられている。電子写真感光体は、一般的に、支持体および支持体上に形成された感光層を有し、感光層に電荷発生物質を含有する。
さらに、支持体から感光層側への電荷注入を抑制することを目的として、支持体と感光層との間に下引き層が設けられることが多い。
近年、電荷発生物質は、より高い感度を有するものが用いられている。しかしながら、電荷発生物質が高感度化するのに伴い、電荷の発生量が多くなることで電荷が感光層中に滞留しやすく、ポジゴーストが発生しやすい。ポジゴーストとは、1枚の画像を形成する中で、前回転時に光が照射された部分のみの濃度が濃くなる現象である。
このようなポジゴーストを抑制する技術として、特許文献1、2には、下引き層に電子輸送物質を含有させる技術が知られている。また、特許文献1、2では、下引き層に電子輸送物質を含有させるときに、下引き層の上層(感光層)の形成時に、電子輸送物質が感光層用塗布液中の溶剤に溶出しないように、下引き層を硬化させる技術が開示されている。
特開2007−148294号公報 特開2008−250082号公報
近年、電子写真画像の品質に対する要求は高まる一方であり、上述のポジゴーストに対する許容範囲が格段に厳しくなってきている。
そして、本発明者らの検討の結果、特許文献1、2に開示された技術は、ポジゴーストの低減に関して、まだ改良の余地があるものであった。
本発明の目的は、ポジゴーストが抑制された電子写真感光体、ならびに上記電子写真感光体を有するプロセスカートリッジおよび電子写真装置を提供することにある。
本発明は、支持体、該支持体上に形成された下引き層を有する電子写真感光体において、
該下引き層が下記式(1)で示される構造を有し、かつ、密度汎関数法(B3LYP/6−31+G**)による単位体積当たりの分極率が0.533以上0.594以下である化合物を含む組成物の重合物を含有することを特徴とする電子写真感光体に関する。
Figure 2017010025
式(1)中、
およびRは、各々独立して、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアルキル基の主鎖中のCHの少なくとも1つを酸素原子に置き換えて導かれる基、置換もしくは無置換のアルキル基の主鎖中のCHの少なくとも1つをNRに置き換えて導かれる基、置換もしくは無置換のアルキル基の主鎖中のCの少なくとも1つをCOOに置き換えて導かれる基、または置換もしくは無置換のアリール基を示す。Rは、水素原子またはアルキル基を示す。さらに、RおよびRのいずれか一方は置換基として2つ以上のヒドロキシ基またはカルボキシル基を示す。
また、本発明は、上記電子写真感光体と、帯電手段、現像手段、転写手段およびクリーニング手段からなる群より選択される少なくとも1つの手段とを一体に支持し、電子写真装置本体に着脱自在であることを特徴とするプロセスカートリッジに関する。
また、本発明は、上記電子写真感光体、帯電手段、露光手段、現像手段および転写手段を有する電子写真装置に関する。
本発明によれば、ポジゴーストが抑制された電子写真感光体、ならびに、上記電子写真感光体を有するプロセスカートリッジおよび電子写真装置を提供することができる。
電子写真感光体を備えたプロセスカートリッジを有する電子写真装置の概略構成を示す図である。 ゴースト画像評価の際に用いるゴースト評価用印字を説明する図である。 1ドット桂馬パターン画像を説明する図である。 電子写真感光体の層構成の一例を示す図である。
本発明は、電子写真感光体の下引き層が、下記式(1)で示される構造を有し、密度汎関数法(B3LYP/6−31+G**)による単位体積当たりの分極率が0.533以上0.594以下である化合物を含む組成物の重合物を含有することを特徴とする。
Figure 2017010025
式(1)中、
およびRは、各々独立して、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアルキル基の主鎖中のCHの少なくとも1つを酸素原子に置き換えて導かれる基、置換もしくは無置換のアルキル基の主鎖中のCHの少なくとも1つをNRに置き換えて導かれる基、置換もしくは無置換のアルキル基の主鎖中のCの少なくとも1つをCOOに置き換えて導かれる基、または置換もしくは無置換のアリール基を示す。Rは、水素原子またはアルキル基を示す。さらに、RおよびRのいずれか一方は置換基として2つ以上のヒドロキシ基またはカルボキシル基を示す。
本発明者らは、下引き層が、上述の重合物を含有していることにより、ポジゴーストが低減される理由を以下のように推測している。
ポジゴーストの発生には、電子輸送物質同士の分子間距離が遠くなり、電子雲の重なりが小さくなることによる電子トラップが、1つの要因として考えられる。下引き層中に電子トラップが形成されると、電子輸送性が低下しやすく、残留電荷が発生しやすくなる。これにより、長期間の繰り返し使用時に残留電荷が蓄積しやすくなることで、ポジゴーストの発生が起こると考えられる。
本発明では、上記式(1)で示される化合物(電子輸送物質)は、RおよびRのいずれか一方に水素結合性の置換基であるヒドロキシ基またはカルボキシル基を2つ以上有している。このことで、それら置換基同士の相互作用が働き、電子輸送物質同士が近接して存在することができると考えている。Rがヒドロキシ基またはカルボキシル基を有する置換のアルキル基である場合、水素結合の相互作用が大きくなり、より好ましい。また、RおよびRが異なる構造である場合は、同一である場合に比べて電子輸送物質同士の凝集が抑制されて、適切に分散されるためより好ましい。
さらに、電子雲の広がりもポジゴーストの発生に関係していると考えられる。
分極率は分子の持つ電子雲の広がりを表わすものであり、分極率が大きい電子移動物質は電子雲同士の重なりが大きく、電子移動において有利となることが知られている。しかし、分極率の大きい化合物は電場がかかった際の電荷分布の変化も大きくなるため、電子写真感光体のような繰り返し高電場がかかる状況においては、分極率が大きすぎる電子移動物質は不利となると考えられる。分子内の繰り返しの電荷分布の変動により電子輸送物質自体の特性の劣化や他の電子輸送物質との相互作用による凝集などが生じ、電子移動の阻害要因が発生していると考えられる。
上記式(1)で示される電子輸送物質において、密度汎関数法(B3LYP/6−31+G**)による単位体積当たりの分極率が0.533以上0.594以下であるものは電子移動も良好で繰り返し使用による電子移動の阻害要因も生じにくいため、ポジゴーストが低減していると考えている。
分極率の計算法としては大きく分けて分子軌道(MOLECULAR Orbital:MO)法と密度汎関数(Density Functional Theory:DFT)法があり、詳細については、「新しい量子化学」ザボ、オストランド著、東京大学出版会 1991年および「原子分子の密度汎関数法」パール、ヤング著、シュプリンガーフェアラーク 1996年に記載されている。
本発明においては、密度汎関数法を用い、具体的には、Gaussian社製Gaussian09を用いて計算を行った。汎関数および基底関数はそれぞれB3LYP/6−31+G**とし、密度汎関数法により計算された単位分子体積あたりの分極率Pmを以下の式で定義する。
Figure 2017010025
ここで、α0は、分子の静的分極率であり、単位はボーア半径の三乗で記述する。α0は、周波数がゼロの電場中に置かれた分子において誘起される双極子モーメントpと電場Eの比であり、以下の式で定義される。
Figure 2017010025
Vは分子体積であり、単位はオングストロームの三乗で記述する。Vは、計算された分子の構造において、分子中の各原子を該原子のVanderWaals半径を持つ球で置き替え、それらの集合を生成することで計算される。この計算は、Gaussian09を用いて、SCRFオプションを指定し、分子構造を最適化することで行う。このSCRFオプションでは、水溶媒中における分子構造をIEF−PCMモデル(M.T.Cances,B.Mennucci,and J. Tomasi,J. Chem. Phys. 107, 3032(1997).)を用いて計算する。得られた分子構造を用いて、さらにα0の計算を行う。その際、分子の構造は上記計算により、構造最適化を行ったものを使用する。
〔電子輸送物質〕
本発明の下引き層には、上記式(1)で示される化合物(電子輸送物質)を含む組成物の重合物を含有する。式(1)で示される化合物については、上述の通りである。
下引き層に式(1)で示される化合物を含む組成物の重合物を含有する場合、組成物には、さらに、架橋剤もしくは、架橋剤と樹脂を含有することが好ましい。
式(1)で示される化合物は、前記密度汎関数法(B3LYP/6−31+G**)による単位体積当たりの分極率が0.545以上0.577以下であることがより好ましい。分極率がこの範囲にあることで電子移動の阻害要因がより抑制され、ポジゴーストがより優れると考えられる。
〔架橋剤〕
架橋剤としては、上記式(1)で示される化合物(電子輸送物質)と重合(硬化)または架橋する化合物を用いることができる。具体的には、山下晋三,金子東助編「架橋剤ハンドブック」大成社刊(1981年)などに記載されている化合物等を用いることができる。
架橋剤は、例えば、以下に示すイソシアネート化合物、アミン化合物が挙げられるが、本発明はこれらに限定されるわけではない。また、架橋剤は複数組み合わせて使用してもよい。
イソシアネート化合物は、イソシアネート基またはブロックイソシアネート基を複数個有しているイソシアネート化合物が好ましい。例えば、トリイソシアネートベンゼン、トリイソシアネートメチルベンゼン、トリフェニルメタントリイソシアネート、リジントリイソシアネート、トリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、メチル−2,6−ジイソシアネートヘキサノエート、ノルボルナンジイソシアネート等のジイソシアネートのイソシアヌレート変性体、ビウレット変性体、アロファネート変性体、トリメチロールプロパンやペンタエリスリトールとのアダクト変性体が挙げられる。これらの中でもイソシアヌレート変性体とアダクト変性体がより好ましい。
購入可能なイソシアネート化合物(架橋剤)として、例えば、旭化成社製デュラネートMFK−60B、SBA−70B、住化バイエルウレタン社製デスモジュールBL3175、BL3475、といったイソシアネート系架橋剤、三井化学社製ユーバン20SE60、220、DIC社製、スーパーベッカミンL−125−60、G−821−60といったアミノ系架橋剤、日立化成社製ファンクリルFA−129AS FA−731Aといったアクリル系架橋剤等が挙げられる。
アミン化合物は、例えば、N−メチロール基またはアルキルエーテル化されたN−メチロール基を複数個有しているアミン化合物が好ましい。例えば、メチロール化されたメラミン、メチロール化されたグアナミン、メチロール化された尿素誘導体、メチロール化されたエチレン尿素誘導体、メチロール化されたグリコールウリルおよび、メチロール部位がアルキルエーテル化されたこれら化合物および、これらの誘導体が挙げられる。
購入可能なアミン化合物(架橋剤)としては、例えば、スーパーメラミンNo.90(日本油脂社製)、スーパーベッカミン(R)TD−139−60、L−105−60、L127−60、L110−60、J−820−60、G−821−60(DIC社製)、ユーバン2020(三井化学)、スミテックスレジンM−3(住友化学工業)、ニカラックMW−30、MW−390、MX−750LM(日本カーバイド社製)、スーパーベッカミン(R)L−148−55、13−535、L−145−60、TD−126(DIC社製)、ニカラックBL−60、BX−4000(日本カーバイド社製)、ニカラックMX−280、ニカラックMX−270、ニカラックMX−290(日本カーバイド社製)、が挙げられる。
〔樹脂〕
樹脂としては、式(1)で示される化合物と重合(硬化)することが可能な重合性官能基を有する樹脂を用いることができる。重合性官能基として好ましくは、ヒドロキシ基、チオール基、アミノ基、カルボキシル基またはメトキシ基が挙げられる。
重合性官能基を有する樹脂としては、例えば、ポリエーテルポリオール樹脂、ポリエステルポリオール樹脂、ポリアクリルポリオール樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリアミド樹脂、カルボキシル基含有樹脂、ポリアミン樹脂、ポリチオール樹脂が挙げられる。本発明はこれらに限定されるわけではない。また、樹脂は複数組み合わせて使用してもよい。
購入可能な重合性官能基を有する樹脂としては、例えば、日本ポリウレタン工業(株)製AQD−457、AQD−473、三洋化成工業(株)製サンニックスGP−400、GP−700などのポリエーテルポリオール系樹脂、日立化成工業(株)製フタルキッドW2343、DIC(株)製ウォーターゾールS−118、CD−520、ハリマ化成(株)製ハリディップWH−1188などのポリエステルポリオール系樹脂、DIC(株)製、バーノックWE−300、WE−304などのポリアクリルポリオール系樹脂、(株)クラレ製クラレポバールPVA−203などのようなポリビニルアルコール系樹脂、積水化学工業(株)製BX−1、BM−1、KS−1、KS−5などのポリビニルアセタール系樹脂、ナガセケムテックス(株)製トレジンFS−350などのポリアミド系樹脂、日本触媒(株)製アクアリック、鉛市株式会社製ファインレックスSG2000などのカルボキシル基含有樹脂、DIC社製 ラッカマイドなどのポリアミン樹脂、東レ(株)製QE−340Mなどのポリチオール樹脂が挙げられる。
重合性官能基を有する樹脂の重量平均分子量は、5,000〜400,000の範囲であることが好ましい。より好ましくは、5,000〜300,000である。
ポジゴーストの抑制の観点から、組成物中における式(1)で示される化合物とその他の成分の比率が100:50〜100:250であることが好ましい。
すなわち、前記式(1)で示される化合物と前記架橋剤および/または前記重合性官能基を有する樹脂との質量比率が100:50〜100:250であることが好ましい。
下引き層は、上述した重合物以外にも、成膜性や電気的特性を高めるために、他の樹脂(重合性官能基を有さない樹脂)、有機粒子、無機粒子、レベリング剤などを含有してもよい。ただし、下引き層におけるそれらの含有量は、下引き層の全質量に対して50質量%以下であることが好ましく、20質量%以下であることがより好ましい。
下引き層は、上記式(1)で示される化合物(電子輸送物質)、または、上記式(1)で示される化合物を含む組成物を含有する下引き層用塗布液の塗膜を形成し、該塗膜を乾燥させることによって形成することができる。下引き層用塗布液の塗膜乾燥時に、上記式(1)で示される化合物が重合するが、その際に熱や光のエネルギーを印加することで重合反応(硬化反応)が促進される。
下引き層用塗布液に用いられる溶剤は、アルコール系溶剤、スルホキシド系溶剤、ケトン系溶剤、エーテル系溶剤、エステル系溶剤または芳香族炭化水素溶剤などが挙げられる。
下引き層の膜厚は、0.2μm以上3.0μm以下であることが好ましく、0.4μm以上1.5μm以下であることがより好ましい。
以下、電子輸送物質の具体例を以下に示すが、本発明はこれらに限定されない。また、電子輸送物質は複数組み合わせて使用してもよい。
Figure 2017010025
式(1)の構造を有する誘導体(電子輸送物質の誘導体)は、例えば、米国特許第4442193号公報、米国特許第4992349号公報、米国特許第5468583号公報、Chemistry of materials,Vol.19,No.11,2703−2705(2007)に記載の公知の合成方法を用いて合成することが可能である。また、東京化成工業(株)、シグマアルドリッチジャパン(株)およびジョンソン・マッセイ・ジャパン・インコーポレイテッド社から購入可能なナフタレンテトラカルボン酸二無水物とモノアミン誘導体との反応で合成することが可能である。
式(1)で示される化合物には、架橋剤と反応することが可能な重合性官能基(ヒドロキシ基またはカルボキシル基)を有する。式(1)の構造を有する誘導体にこれらの重合性官能基を導入する方法としては、式(1)の構造を有する誘導体に直接重合性官能基を導入する方法、前記重合性官能基または、重合性官能基の前駆体と成り得る官能基を有する構造を導入する方法がある。後述の方法としては、例えばナフチルイミド誘導体のハロゲン化物を元に、パラジウム触媒と塩基を使用したクロスカップリング反応を用い、官能基含有アリール基を導入する方法がある。例えばナフチルイミド誘導体のハロゲン化物を元に、FeCl触媒と塩基を使用したクロスカップリング反応を用い、官能基含有アルキル基を導入する方法がある。また、ナフチルイミド誘導体のハロゲン化物を元に、リチオ化を経た後にエポキシ化合物やCOを作用させ、ヒドロキシアルキル基やカルボキシル基を導入する方法がある。ナフチルイミド誘導体を合成する際の原料として、前記重合性官能基または、重合性官能基の前駆体と成り得る官能基を有するナフタレンテトラカルボン酸二無水物誘導体又はモノアミン誘導体を用いる方法がある。
本発明の電子写真感光体は、支持体、該支持体上に形成された下引き層、および該下引き層上に形成された感光層を有する電子写真感光体である。この電子写真感光体は、電荷発生物質を含有する電荷発生層と電荷輸送物質を含有する電荷輸送層とに分離した積層型(機能分離型)感光層であることが好ましい。さらに、電子写真特性の観点から、積層型感光層は、支持体側から電荷発生層、電荷輸送層の順に積層した順層型感光層であることが好ましい。
図4の(a)および(b)は、電子写真感光体の層構成の一例を示す図である。図1の(a)において、支持体101、支持体101上に下引き層102、下引き層102上に感光層103が形成される。また、図4の(b)において、下引き層上に電荷発生層104、電荷発生層上に電荷輸送層105が形成される。
一般的な電子写真感光体として、円筒状支持体上に感光層(電荷発生層、電荷輸送層)を形成してなる円筒状の電子写真感光体が広く用いられるが、その形状としてはベルト状、シート状などの形状とすることも可能である。
〔支持体〕
支持体は、導電性を有するもの(導電性支持体)が好ましい。例えば、アルミニウム、ニッケル、銅、金、鉄の金属または合金製の支持体を用いることができる。ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリイミド樹脂、ガラスといった絶縁性支持体上にアルミニウム、銀、金といった金属の薄膜を形成した支持体が挙げられる。または酸化インジウム、酸化スズなどの導電性材料の薄膜を形成した支持体が挙げられる。
支持体の表面には、電気的特性の改善や干渉縞の抑制のため、陽極酸化のような電気化学的な処理や、湿式ホーニング処理、ブラスト処理、切削処理を施してもよい。
支持体と、後述の下引き層との間には、導電層を設けてもよい。導電層は、導電性粒子を樹脂に分散させた導電層用塗布液の塗膜を支持体上に形成し、乾燥させることで得られる。
導電性粒子としては、例えば、カーボンブラック、アセチレンブラック、アルミニウム、ニッケル、鉄、ニクロム、銅、亜鉛、銀のような金属粉、導電性酸化スズ、ITOのような金属酸化物粉体が挙げられる。
また、樹脂としては、例えば、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、アクリル樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、ウレタン樹脂、フェノール樹脂およびアルキッド樹脂が挙げられる。
導電層用塗布液の溶剤としては、例えば、エーテル系溶剤、アルコール系溶剤、ケトン系溶剤および芳香族炭化水素溶剤が挙げられる。導電層の膜厚は、0.2μm以上40μm以下であることが好ましく、1μm以上35μm以下であることがより好ましく、さらには5μm以上30μm以下であることがより好ましい。
〔感光層〕
下引き層上には、感光層(電荷発生層、電荷輸送層)が設けられる。電荷発生層や電荷輸送層は、それぞれ複数設けてもよい。
電荷発生物質としては、例えば、アゾ顔料、ペリレン顔料、アントラキノン誘導体、アントアントロン誘導体、ジベンズピレンキノン誘導体、ピラントロン誘導体、キノン顔料、インジゴイド顔料やフタロシアニン顔料、ペリノン顔料が挙げられる。これらの中でも、アゾ顔料、フタロシアニン顔料が好ましい。フタロシアニン顔料の中でも、オキシチタニウムフタロシアニン、クロロガリウムフタロシアニン、ヒドロキシガリウムフタロシアニンが好ましい。
感光層が積層型感光層である場合、電荷発生層に用いられる結着樹脂としては、例えば、スチレン、酢酸ビニル、塩化ビニル、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、フッ化ビニリデン、トリフルオロエチレンといったビニル化合物の重合体および共重合体、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタール、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリスルホン、ポリフェニレンオキサイド、ポリウレタン、セルロース樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ケイ素樹脂、エポキシ樹脂が挙げられる。これらの中でも、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリビニルアセタールが好ましい。
電荷発生層において、電荷発生物質と結着樹脂との比率(電荷発生物質/結着樹脂)は、10/1〜1/10の範囲であることが好ましく、5/1〜1/5の範囲であることがより好ましい。電荷発生層用塗布液に用いられる溶剤は、アルコール系溶剤、ケトン系溶剤、エーテル系溶剤、エステル系溶剤または芳香族炭化水素溶剤が挙げられる。電荷発生層の膜厚は、0.05μm以上5μm以下であることが好ましい。
電荷輸送物質としては、例えば、ヒドラゾン化合物、スチリル化合物、ベンジジン化合物、ブタジエン化合物、エナミン化合物、トリアリールアミン化合物、トリフェニルアミンが挙げられる。また、これらの化合物から誘導される基を主鎖または側鎖に有するポリマーも挙げられる。
電荷輸送層に用いられる結着樹脂としては、例えば、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸エステル、ポリアリレート、ポリサルホン、ポリスチレンが挙げられる。これらの中でも、ポリカーボネート、ポリアリレートが好ましい。また、これらの重量平均分子量(Mw)は、10,000〜300,000の範囲であることが好ましい。電荷輸送層において、電荷輸送物質と結着樹脂との比率(電荷輸送物質/結着樹脂)は、10/5〜5/10の範囲であることが好ましく、10/8〜6/10の範囲であることがより好ましい。電荷輸送層の膜厚は、5μm以上40μm以下であることが好ましい。電荷輸送層用塗布液に用いられる溶剤は、アルコール系溶剤、ケトン系溶剤、エーテル系溶剤、エステル系溶剤または芳香族炭化水素溶剤などが挙げられる。
なお、支持体と上記下引き層との間や上記下引き層と感光層との間に、金属酸化物粒子やカーボンブラックなどの導電性粒子を結着樹脂中に分散してなる導電層や、本発明の重合体を含有しない第2の下引き層といった別の層を設けてもよい。
また、感光層(電荷輸送層)上には、導電性粒子または電荷輸送物質と結着樹脂とを含有する保護層を設けてもよい。保護層には、潤滑剤などの添加剤をさらに含有させてもよい。また、保護層の結着樹脂自体に導電性や電荷輸送性を有させてもよく、その場合、保護層には、当該結着樹脂以外の導電性粒子や電荷輸送物質を含有させなくてもよい。また、保護層の結着樹脂は、熱可塑性樹脂でもよいし、熱、光、放射線(電子線など)などにより硬化させてなる硬化性樹脂であってもよい。
下引き層、電荷発生層、電荷輸送層などの電子写真感光体を構成する各層を形成する方法としては、以下の方法が好ましい。すなわち、各層を構成する材料を溶剤に溶解および/または分散させて得られた塗布液を塗布し、得られた塗膜を乾燥および/または硬化させることによって形成する方法である。塗布液を塗布する方法としては、例えば、浸漬塗布法(浸漬コーティング法)、スプレーコーティング法、カーテンコーティング法、スピンコーティング法などが挙げられる。これらの中でも、効率性および生産性の観点から、浸漬塗布法が好ましい。
〔プロセスカートリッジおよび電子写真装置〕
図1に、電子写真感光体を備えたプロセスカートリッジを有する電子写真装置の概略構成を示す。
図1において、円筒状の電子写真感光体1は、軸2を中心に矢印方向に所定の周速度で回転駆動される。回転駆動される電子写真感光体1の表面(周面)は、帯電手段3(例えば、接触系一次帯電器、非接触系一次帯電器など)により、正または負の所定電位に帯電される。次いで、スリット露光やレーザービーム走査露光などの露光手段(不図示)からの露光光(画像露光光)4で露光する。こうして電子写真感光体1の表面に、目的の画像に対応した静電潜像が順次形成されていく。
電子写真感光体1の表面に形成された静電潜像は、次いで現像手段5の現像剤に含まれるトナーにより現像されてトナー像となる。電子写真感光体1の表面に形成担持されているトナー像が、転写手段(転写ローラーなど)6からの転写バイアスによって、転写材(紙など)Pに順次転写されていく。なお、転写材Pは、転写材供給手段(不図示)から電子写真感光体1と転写手段6との間(当接部)に電子写真感光体1の回転と同期して給送される。
トナー像を転写した後の転写材Pは、電子写真感光体1の表面から分離されて定着手段8へ導入されて像定着を受けることにより画像形成物(プリント、コピー)として装置外へプリントアウトされる。
トナー像を転写した後の電子写真感光体1の表面は、クリーニング手段(クリーニングブレードなど)7によって転写残りの現像剤(転写残トナー)の除去を受けて清浄面化される。次いで、前露光手段(不図示)からの前露光光(不図示)により除電処理された後、繰り返し画像形成に使用される。なお、図1に示すように、帯電手段3が帯電ローラーを用いた接触帯電手段である場合は、前露光は必ずしも必要ではない。
電子写真感光体1、帯電手段3、現像手段5、転写手段6およびクリーニング手段7のうち、複数を選択して容器に納めてプロセスカートリッジとして一体に結合して構成し、このプロセスカートリッジを電子写真装置本体に対して着脱自在に構成してもよい。図1では、電子写真感光体1と、帯電手段3、現像手段5およびクリーニング手段7とを一体に支持してカートリッジ化して、電子写真装置本体のレールなどの案内手段10を用いて電子写真装置本体に着脱自在なプロセスカートリッジ9としている。
以下、実施例により、本発明をより詳細に説明する。なお、実施例中の「部」は「質量部」を意味する。まず、上記式(1)で示される化合物(電子輸送物質)の合成例を示す。
(合成例1)
ジメチルアセトアミド200部に、窒素雰囲気下で、ナフタレンテトラカルボン酸二無水物5.4部および4−ヘプチルアミン4部、2−アミノ−1,3−プロパンジオール3部を加え、室温で1時間撹拌し、溶液を調製した。溶液を調製後、8時間還流を行い、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒酢酸エチル/トルエン)で分離した後、目的物を含有するフラクションを濃縮した。その濃縮物を酢酸エチル/トルエン混合溶液で再結晶を行い、例示化合物(1−1)を2.0部得た。
(合成例2)
ジメチルアセトアミド200部に、窒素雰囲気下で、ナフタレンテトラカルボン酸二無水物5.4部および2,6−ジイソプロピルアニリン4部、2−アミノ−1,3−プロパンジオール3部を加え、室温で1時間撹拌し、溶液を調製した。溶液を調製後、10時間還流を行い、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒酢酸エチル/トルエン)で分離した後、目的物を含有するフラクションを濃縮した。その濃縮物を酢酸エチル/トルエン混合溶液で再結晶を行い、例示化合物(1−11)を1.5部得た。
次に、電子写真感光体の製造および評価について示す。
(実施例1)
長さ260.5mmおよび直径30mmのアルミニウムシリンダー(JIS−A3003、アルミニウム合金)を支持体(導電性支持体)とした。
次に、金属酸化物粒子としての酸素欠損型酸化スズ(SnO)が被覆されている酸化チタン(TiO)粒子214部、フェノール樹脂(商品名:プライオーフェンJ−325、DIC(株)製、樹脂固形分:60質量%)132部、および、1−メトキシ−2−プロパノール98部を、直径0.8mmのガラスビーズ450部を用いたサンドミルに入れ、回転数:2000rpm、分散処理時間:4.5時間、冷却水の設定温度:18℃の条件で分散処理を行い、分散液を調製した。この分散液からメッシュ(目開き:150μm)でガラスビーズを取り除いた。
ガラスビーズを取り除いた後の分散液中の金属酸化物粒子と結着樹脂の合計質量に対して10質量%になるように、シリコーン樹脂粒子を分散液に添加した。また、分散液中の金属酸化物粒子と結着樹脂の合計質量に対して0.01質量%になるように、シリコーンオイルを分散液に添加して撹拌することによって、導電層用塗布液を調製した。この導電層用塗布液を支持体上に浸漬塗布して塗膜を形成し、得られた塗膜を30分間150℃で乾燥・熱硬化させることによって、膜厚が30μmの導電層を形成した。シリコーン樹脂粒子は、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社(株)製のトスパール120(平均粒径2μm)を用いた。シリコーンオイルは、東レ・ダウコーニング(株)製のSH28PAを用いた。
次に、合成例1により合成した下記式で示される例示化合物(1−1)を4部、ブロックされたイソシアネート化合物(商品名:SBN−70D、旭化成ケミカルズ(株)製)6部、ポリビニルアセタール樹脂(商品名:KS−5Z、積水化学工業(株)製)1.5部、ヘキサン酸亜鉛(II)(商品名:ヘキサン酸亜鉛(II)、三津和化学薬品(株)製)0.015部を、1−メトキシ−2−プロパノール100部とテトラヒドロフラン100部の混合溶媒に溶解した。
こうして得られた下引き層用塗布液を支持体上に浸漬塗布し、得られた塗膜を160℃40分間加熱し、硬化(重合)させることによって、膜厚0.7μmの下引き層を形成した。下引き層の構成比は電子輸送物質/架橋剤/樹脂=100/150/3.75である。
Figure 2017010025
次に、CuKα特性X線回折におけるブラッグ角(2θ±0.2°)の7.5°、9.9°、12.5°、16.3°、18.6°、25.1°および28.3°に強いピークを有する結晶形のヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶(電荷発生物質)を用意した。このヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶10部、ポリビニルブチラール樹脂(商品名:エスレックBX−1、積水化学工業(株)製)5部およびシクロヘキサノン250部を、直径1mmのガラスビーズを用いたサンドミルに入れ、2時間分散処理した。次に、これに酢酸エチル250部を加えることによって、電荷発生層用塗布液を調製した。この電荷発生層用塗布液を、下引き層上に浸漬塗布して塗膜を形成し、得られた塗膜を10分間95℃で乾燥させることによって、膜厚が0.15μmの電荷発生層を形成した。
次に、下記式(4)で示されるアミン化合物(電荷輸送物質)8部と、下記式(5)で示される構造単位を有するポリアリレート樹脂10部とを、ジメトキシメタン40部およびクロロベンゼン60部の混合溶剤に溶解させて、電荷輸送層用塗布液を調製した。このポリアリレート樹脂の重量平均分子量(Mw)は100000であった。この電荷輸送層用塗布液を、電荷発生層上に浸漬塗布して塗膜を形成し、得られた塗膜を40分間120℃で乾燥させることによって、膜厚が15μmの電荷輸送層を形成した。
Figure 2017010025
Figure 2017010025
このようにして、支持体上に導電層、下引き層、電荷発生層および電荷輸送層を有する電子写真感光体を製造した。
製造した電子写真感光体を、温度23℃、湿度50%RHの環境下にて、キヤノン(株)製のレーザービームプリンター(商品名:LBP−2510)の改造機に装着して、表面電位の測定および出力画像の評価を行った。改造点は、一次帯電をローラー接触DC帯電とし、プロセススピードを120mm/秒に変えて、レーザー露光をおこなう点である。詳しくは以下のとおりである。
〔電位変動およびポジゴースト評価〕
電位変動およびポジゴースト評価用の電子写真感光体を、キヤノン(株)製のレーザービームプリンター(商品名:LBP−2510)を改造した装置に装着し、以下のプロセス条件を設定した。そして、表面電位の評価(電位変動)を行った。改造としては、プロセススピードを200mm/sに変更し、暗部電位が−700Vになるようにし、露光光(画像露光光)の光量が可変となるようにした。詳しくは以下のとおりである。
1.初期評価
温度23℃、湿度50%RHの環境下にて、上記レーザービームプリンターのシアン色用のプロセスカートリッジを以下のように改造した。現像位置に電位プローブ(model6000B−8:トレック・ジャパン(株)製)を装着し、電位変動およびポジゴースト評価用の電子写真感光体を装着した。さらに、電子写真感光体の中央部の電位を表面電位計(model344:トレック・ジャパン(株)製)を使用して測定し、電子写真感光体の表面電位は、暗部電位(Vd)が−700V、明部電位(Vl)が−200Vになるよう、露光光量を設定した。
次いで、上記レーザービームプリンターのシアン色用のプロセスカートリッジに、上述の電子写真感光体を装着して、そのプロセスカートリッジをシアンのプロセスカートリッジのステーションに装着し、画像を出力した。まず、ベタ白画像1枚、ゴースト評価用画像5枚、ベタ黒画像1枚、ゴースト評価用画像5枚の順に連続して画像出力を行った。
ゴースト評価用画像は図2に示すように、画像の先頭部に「白画像」中に四角の「ベタ画像」を出した後、図3に示す「1ドット桂馬パターンのハーフトーン画像」を作成したものである。なお、図2中、「ゴースト」部は、「ベタ画像」に起因するゴーストが出現し得る部分である。
ポジゴーストの評価は、1ドット桂馬パターンのハーフトーン画像の画像濃度と、ゴースト部の画像濃度との濃度差を測定することで行った。分光濃度計(商品名:X−Rite504/508、X−Rite(株)製)で、1枚のゴースト評価用画像中で濃度差を10点測定した。この操作をゴースト評価用画像10枚すべてで行い、合計100点の平均を算出した。結果を表2に示す。ゴースト部の濃度が大きいほど、ポジゴーストが強く生じていることになる。マクベス濃度差が小さいほど、ポジゴーストが抑制されたことを意味する。ゴースト画像濃度差(マクベス濃度差)が0.05以上であると見た目に明らかな差があるレベルであり、0.05未満であれば見た目に明らかな差はないレベルであった。
2.耐久評価
温度23℃、湿度50%RHの環境下にて、上記レーザービームプリンターのシアン色用のプロセスカートリッジを以下のように改造した。現像位置に電位プローブ(model6000B−8:トレック・ジャパン(株)製)を装着し、電位変動およびポジゴースト評価用の電子写真感光体を装着した。さらに、電子写真感光体の中央部の電位を表面電位計(model344:トレック・ジャパン(株)製)を使用して測定し、電子写真感光体の表面電位は、暗部電位(Vd)が−700V、明部電位(Vl)が−200Vになるよう、露光光量を設定した。
その状態(現像機の部分に電位プローブがある状態)で上記露光光量において連続2000枚および8000枚繰り返し使用を行った。連続2000枚および8000枚繰り返し使用後のVd、Vlを表2に示す。次いで、上記レーザービームプリンターの未改造のシアン色用のプロセスカートリッジに、上述の使用後の電子写真感光体を装着して、そのプロセスカートリッジをシアンのプロセスカートリッジのステーションに装着し、画像を出力(ベタ白画像1枚、ゴースト評価用画像5枚、ベタ黒画像1枚、ゴースト評価用画像5枚の順に連続して画像出力)を行った。ポジゴーストの評価結果を表2に示す。
(実施例2〜23)
下引き層用塗布液に混合する式(1)で示される化合物(電子輸送物質)、架橋剤、重合性官能基を有する樹脂の種類および含有量を表2に示すように変更した以外は、実施例1と同様に電子写真感光体を製造し、同様に評価を行った。結果を表2に示す。
(比較例1)
以下の下引き層用塗布液を用いた以外は、実施例1と同様に電子写真感光体を製造し、同様に評価を行った。結果を表3に示す。
下記式(7)で示される化合物(単位体積当たり分極率0.596)5部、ポリアミド樹脂(アミランCM8000、東レ(株)製)5部をブタノール120部、メタノ−ル100部、DMF30部の混合溶媒に溶解し下引き層用塗布液を調製した。
Figure 2017010025
(比較例2)
以下の下引き層用塗布液を用いた以外は、実施例1と同様に電子写真感光体を製造し、同様に評価を行った。結果を表3に示す。
下記式(8)で示される化合物(単位体積当たり分極率0.609)10部、フェノール樹脂(PL−4804、群栄化学(株)製)5部をジメチルホルムアミド200部、ベンジルアルコール150部の混合溶媒に溶解し下引き層用塗布液を調製した。
Figure 2017010025
(比較例3)
以下の下引き層用塗布液を用いた以外は、実施例1と同様に電子写真感光体を製造し、同様に評価を行った。結果を表3に示す。
下記式(9)で示される化合物(単位体積当たり分極率0.568)10部、オクチル酸亜鉛(II)0.15部、ポリビニルアセタール樹脂(商品名:KS−5Z、積水化学工業(株)製)3部を1−メトキシ−2−プロパノール250部とテトラヒドロフラン250部の混合溶媒に溶解し下引き層用塗布液を調製した。
Figure 2017010025
(比較例4)
以下の下引き層用塗布液を用いた以外は、実施例1と同様に電子写真感光体を製造し、同様に評価を行った。結果を表3に示す。
下記式(10)で示される化合物(単位体積当たり分極率0.596)4部、ヘキサン酸亜鉛(II)0.08部、ポリビニルアセタール樹脂(商品名:KS−5Z、積水化学工業(株)製)0.54部をジメチルアセトアミド60部とメチルエチルケトン60部の混合溶媒に溶解し下引き層用塗布液を調製した。
Figure 2017010025
Figure 2017010025
Figure 2017010025
表2中、架橋剤1は、イソシアネート系架橋剤(商品名:デスモジュールBL3175、住化バイエル社製(固形分60%))である。架橋剤2は、イソシアネート系架橋剤(商品名:デスモジュールBL3575、住化バイエル社製(固形分60%))である。架橋剤3は、ブチル化メラミン系架橋剤(商品名:スーパーベッカミンJ821−60、DIC社製(固形分60%))である。架橋剤4は、ブチル化尿素系架橋剤(商品名:ベッカミンP138、DIC社製(固形分60%)である。
表2中、樹脂1(重合性官能基を有する樹脂)は、1g当たりのヒドロキシ基のmol数が3.3mmol、分子量1×10のポリビニルアセタール樹脂である。樹脂2は、1g当たりのヒドロキシ基のmol数が3.3mmol、分子量2×10のポリビニルアセタール樹脂である。樹脂3は、1g当たりのヒドロキシ基のmol数が2.5mmol、分子量3.4×10のポリビニルアセタール樹脂である。
1 電子写真感光体
2 軸
3 帯電手段
4 露光光
5 現像手段
6 転写手段
7 クリーニング手段
8 定着手段
9 プロセスカートリッジ
10 案内手段
P 転写材

Claims (8)

  1. 支持体、該支持体上に形成された下引き層を有する電子写真感光体において、
    該下引き層が、下記式(1)で示される構造を有し、かつ、密度汎関数法(B3LYP/6−31+G**)による単位体積当たり分極率が0.533以上0.594以下である化合物を含む組成物の重合物を含有することを特徴とする電子写真感光体。
    Figure 2017010025
    (式(1)中、
    およびRは、各々独立して、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアルキル基の主鎖中のCHの少なくとも1つを酸素原子に置き換えて導かれる基、置換もしくは無置換のアルキル基の主鎖中のCHの少なくとも1つをNRに置き換えて導かれる基、置換もしくは無置換のアルキル基の主鎖中のCの少なくとも1つをCOOに置き換えて導かれる基、または置換もしくは無置換のアリール基を示す。Rは、水素原子またはアルキル基を示す。さらに、RおよびRのいずれか一方は置換基として2つ以上のヒドロキシ基またはカルボキシル基を示す。)
  2. 前記密度汎関数法(B3LYP/6−31+G**)による単位体積当たり分極率が0.545以上0.577以下である請求項1に記載の電子写真感光体。
  3. 式(1)中、Rは、置換のアルキル基であり、該置換基が2つ以上のヒドロキシ基またはカルボキシル基であることを特徴とする請求項1または2に記載の電子写真感光体。
  4. 前記組成物が、イソシアネート基もしくはブロックイソシアネート基を有するイソシアネート化合物、および、N−メチロール基もしくはアルキルエーテル化されたN−メチロール基を有するアミン化合物からなる群から選ばれる少なくとも1つの架橋剤を含有する請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
  5. 前記組成物が、さらにヒドロキシ基、チオール基、アミノ基、カルボキシル基およびメトキシ基からなる群から選ばれる少なくとも1つの重合性官能基を有する樹脂を含有する請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
  6. 前記式(1)で示される化合物と前記架橋剤および/または前記重合性官能基を有する樹脂との質量比率が100:50〜100:250である請求項4または5に記載の電子写真感光体。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の電子写真感光体と、帯電手段、現像手段、転写手段およびクリーニング手段からなる群より選択される少なくとも1つの手段とを一体に支持し、電子写真装置本体に着脱自在であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  8. 請求項1〜6いずれか1項に記載の電子写真感光体、帯電手段、露光手段、現像手段および転写手段を有する電子写真装置。
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