JP2017001437A - タイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】タイヤの外面のパターン領域において、見る角度を変えた場合に、パターン部分の見え方の均一性を高めて視認性を向上させた、タイヤを提供することを課題とする。【解決手段】タイヤ10は、タイヤ10の外面に形成され、ベース部22を有するパターン領域20と、ベース部22から突出され、ベース部22からの突出高さが0.1mm以上1.0mm以下とされた起点部26と、起点部26から平面視で複数方向に延出され延出先端側の突出高さが起点部26よりも低い延出部25と、を有する単位パターンと、を備え、隣り合う単位パターンにおいて、起点部26同士の間隔Pが0.2mm以上1.0mm以下であり、一の単位パターンは、隣り合う他の単位パターンのうちの少なくとも1つとは、延出部25の延出方向が異なる。【選択図】図3

Description

本発明は、外面にパターンが形成されたタイヤに関する。
従来、タイヤのサイド部に微細な突起を形成して、コントラストを有するパターンを形成することが行われている。例えば特許文献1には、パターンの全域にわたって分布した複数の繊維状物を形成することで、同一の色の表面に大きなコントラストを呈するマーキングを得る技術が開示されている。
国際公開第2012/131089号
上記のようなコントラストを有するパターンは、光の反射をコントロールすることにより、光を反射する周囲とのコントラストが呈されている。しかしながら、特許文献1では、突起に異方性があるため、見る角度を変えた場合に、パターン部分が均一に見えないことがある。パターンに形成される凹凸について、光の反射をコントロールして視認性を向上させるため、さらなる工夫が求められる。
本発明は、上記事実を考慮して、タイヤの外面のパターン領域において、見る角度を変えた場合に、パターン部分の見え方の均一性を高めて視認性を向上させると共に、パターン領域に形成された突起の耐久性及び成形性が確保された、タイヤを提供することを課題とする。
請求項1に係るタイヤは、タイヤの外面に形成され、ベース部を有するパターン領域と、前記ベース部から突出され、前記ベース部からの突出高さが0.1mm以上、1.0mm以下とされた起点部と、該起点部から平面視で複数方向に延出され前記起点部側から延出先端側へ向かって前記突出高さが低くなる延出部と、を有する単位パターンと、を備え、隣り合う前記単位パターンにおいて、前記起点部同士の間隔が0.2mm以上1.0mm以下である。
本発明のタイヤの外面には、ベース部を有するパターン領域が形成されている。ここで、タイヤの外面とは、タイヤサイド部、トレッド部、トレッドの溝底、溝壁など、タイヤの外側から視認可能な表面をいう。また、本発明のタイヤは、空気入りタイヤ、非空気入りタイヤの両方を含む。
パターン領域内には、複数の単位パターンが形成されている。当該単位パターンは、起点部から平面視で複数方向に延出された延出部を有している。単位パターンは、起点部のベース部からの突出高さが0.1mm以上、1.0mm以下とされ、延出先端側の突出高さは、起点部よりも低くなっている。また、隣り合う単位パターンにおいて、起点部同士の間隔が0.2mm以上1.0mm以下であり、一の前記単位パターンは、隣り合う他の前記単位パターンのうちの少なくとも1つとは、前記延出突起の延出方向が異なる。このような単位パターンを形成することにより、パターン領域に入射した光は、反射が抑えられ、パターン領域外とのコントラストを出すことができる、視認性が向上する。
また、延出部は、起点部側から延出先端側へ向かって突出高さが低くなる。したがって、延出部の延出先端において、欠けや倒れ込みが抑制され、単位パターンの耐久性を向上させることができる。また、成形時において、ゴムの流れが良くなり、成形性を向上させることができる。
請求項2に係るタイヤは、前記延出部は、隣り合う前記単位パターン同士は、平面視において、一の前記単位パターンの少なくとも一の前記延出部が他の前記単位パターンのすべての前記延出部と異なる向きに延出されている。
このように、隣り合う単位パターン同士において、少なくとも一の延出部が他の単位パターンのすべての延出部と異なる向きに延出されていることにより、パターン領域から反射される光の反射方向を異ならせることができ、反射光の集中が抑制される。これにより、見る角度を変えた場合の、パターン部分の見え方の均一性を高めて、タイヤ外面の視認性を向上させることができる。
請求項3に係るタイヤは、前記延出部は、延出方向と直交する幅方向の長さが、前記ベース部から突出先端側へ向かって短くなる。
ここでの突出先端側は、ベース部からの突出方向の先端側をいう。このように、延出部の延出方向と直交する幅方向の長さを、前記ベース部から突出先端側へ向かって短くすることにより、延出部がより安定し、単位パターンの耐久性を向上させることができる。
請求項4に係るタイヤは、前記延出部が、側面視で三角形状である。
このように、延出部を構成することにより、単位パターンが安定して倒れにくくなり、単位パターンの耐久性を向上させることができる。
請求項5に係るタイヤは、単位パターンが、複数の前記延出部が前記起点部から放射状に延出されて構成されている。
このように、延出部を放射状に延出して単位パターンを構成することにより、延出部が起点部で支え合うため安定して倒れにくくなり、単位パターンの耐久性を向上させることができる。また、延出部が放射状に延出されるので、単位パターンで反射される光の反射角度を異ならせることができ、反射光の集中が抑制される。これにより、見る角度を変えた場合に、パターン部分の見え方の均一性を高めて視認性を向上させることができる。
請求項6に係るタイヤは、前記パターン領域が、タイヤサイド部に形成されている、ことを特徴とする。
タイヤサイド部は、タイヤを車両に装着した後でも視認可能であるため、コントラストを高めるパターン領域を形成することにより、より外観性を向上させることができる。
請求項7に係るタイヤは、前記パターン領域が、トレッドの溝に形成されている、ことを特徴とする。
ここで、トレッドの溝は、溝底、溝壁の両方を含んでいる。トレッド溝にパターン領域を形成することにより、トレッド踏面とトレッド溝とのコントラストが高くなり、トレッド部の外観性を向上させることができる。
本発明によれば、タイヤの外面のパターン領域において、見る角度を変えた場合に、パターン部分の見え方の均一性を高めて視認性を向上させると共に、パターン領域に形成された突起の耐久性を確保することができる。
第1実施形態に係るタイヤの側面図である。 第1実施形態に係るタイヤのパターン領域の一部である。 第1実施形態の、(A)は星形パターンの平面図であり、(B)は延出部の断面図である。 (A)は星形パターンの斜視図であり、(B)は星形パターンの側面図である。 第1実施形態に係るタイヤの標章部の一部拡大図である。 第1実施形態の変形例に係る延出部の断面図である。 第1実施形態の変形例に係る星形パターン24の斜視図(A)(B)である。 第2実施形態の、(A)は星形パターンの平面図であり、(B)は延出部の断面図である。 第2実施形態に係るタイヤのパターン領域の一部である。 第3実施形態の、(A)は星形パターンの平面図であり、(B)は延出部の断面図である。 第3実施形態の変形例に係るタイヤのパターン領域の一部である。 第4実施形態に係るタイヤのトレッドの一部斜視断面図である。 試験例の結果を示す表1である。
[第1実施形態]
以下、図面を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。図1には、本実施形態に係るタイヤ10の側面図が示されている。本実施形態では、タイヤ周方向をC、タイヤ径方向をRで示す 。
タイヤ10のタイヤサイド部12には、標章部14が形成されている。標章部14は、帯状の円弧状とされ、タイヤ中心軸CE(図1参照)を挟んで対称位置の2カ所に形成されている。標章部14には、パターン領域20Aと、文字領域16が配置されている。文字領域16は、平滑面で表示された例えば「ABCDEFGH」の文字で表示されている。
図1の紙面上側の標章部14Aでは、パターン領域20は、標章部14Aの文字領域16以外の部分で、一種の装飾帯であり、文字領域16を囲むように形成されている。一方、図1の紙面下側の標章部14Bでは、パターン領域20は、標章部14Bの文字領域16と同一領域であり、標章部14Bの文字領域16以外の部分は、タイヤサイド部12の標章部14以外の外面と同様とされている。本実施形態では、標章部14Aについて説明する。なお、パターン領域20Aを含む標章部14は、レーザー加工によってタイヤのモールド内に対応する凹凸を設けることによって、形成することができる。また、パターン領域20は、タイヤ最大幅部(タイヤサイド部間の直線距離の最大部分)よりもタイヤ径方向Rの外側に配置されることが好ましい。
図2に示されるように、パターン領域20Aは、ベース部22を有している。ベース部22は、パターン領域20A内での底面を形成するものであり、このベース部22から単位パターンとしての、星形パターン24が突出形成されている。
図3(A)に示されるように、星形パターン24は、その中心に起点部26を有している。起点部26は、 図3(B)に示されるように、ベース部22から0.1mm以上、1.0mm以下の突出高さH1とされている。なお、突出高さH1は、0.2mm以上、0.8mm以下の範囲内に設定することが、より好ましい。起点部26からは、6本の延出部25が放射状に延出されて、1つの突起(星形パターン24)を形成している。6本の延出部25は、起点部26で互いに連結されている。
図4(A)及び(B)に示されるように、延出部25は、起点部26から延出先端27側に向かって、突出高さHが徐々に低くなり、延出先端27がベース部22上に配置されている。したがって、延出部25は、側面視で三角形状とされている。
図3(A)に示されるように、延出部25は、ベース部22上において、延出方向(起点部26から延出先端27へ向かう方向)と直交する幅方向の長さW1が、起点部26から延出先端27へ向かって短くなる先細り形状とされている。また、図3(B)に示されるように、延出部25は、延出方向と直交する幅方向の長さW2が、ベース部22から突出先端25Pへ向かって短くなっており、断面が二等辺三角形状となっている。当該二等辺三角形の頂部により形成される稜線を「稜線28P」、当該二等辺三角形の斜辺により形成される側面を「側壁面28」と表す。
一の星形パターン24内で隣り合う延出部25同士の稜線28Pは、平面視で互いに角度θを成している。本実施形態では、角度θは60°とされている。また、一の星形パターン24内で隣り合う延出部25同士の間のベース部22は、平坦状とされている。
星形パターン24は、図2に示されるように、パターン領域20Aの全体を埋めるように、タイヤ径方向R及びタイヤ周方向Cに並べられている。タイヤ径方向R及びタイヤ周方向Cに隣り合う星形パターン24は、起点部26を中心に45°回転させた向きで配置されている。以下、稜線28Pがタイヤ径方向Rに沿って配置された星形パターン24を第1星形パターン24Aと称し、第1星形パターン24Aから45°回転させた向きで配置され、稜線28Pがタイヤ周方向Cに沿って配置された星形パターン24を第2星形パターン24Bと称する。パターン領域20Aでは、タイヤ径方向R及びタイヤ周方向Cにおいて、第1星形パターン24Aと第2星形パターン24Bとが交互に並べられている。第1星形パターン24Aの延出部25と第2星形パターン24Bの延出部25とは、延出方向が異なっている。
第1星形パターン24Aのタイヤ径方向Rに沿って稜線28Pが配置された延出部25は、延出先端27側がタイヤ径方向Rで隣り合う第2星形パターン24Bの2つの延出部25の間に挿入されている。第2星形パターン24Bのタイヤ周方向Cに沿って稜線28Pが配置された延出部25は、延出先端27側がタイヤ径方向Rで隣り合う第1星形パターン24Aの2つの延出部25の間に挿入されている。第1星形パターン24Aと第2星形パターン24Bとは、離間して配置されている。
タイヤ径方向R及びタイヤ周方向Cで隣り合う第1星形パターン24Aと第2星形パターン24Bの起点部26同士の間隔(以下「間隔P」と称する)は、0.2mm以上1.0mm以下とされている。
次に、本実施形態に係るタイヤの作用効果について説明する。
上記のような、タイヤサイド部12のパターン領域20Aでは、パターン領域20A内に入射する光は、星形パターン24に当たる。そして、隣り合う延出部25の側壁面28間で反射を繰り返しながら減衰する。これにより、パターン領域20Aの外側へ反射される光が少なくなり、図5に示すように、パターン領域20Aが黒く見え、他の領域(文字領域16や他のタイヤサイド部12)が相対的に白く見える。したがって、パターン領域20Aと他の領域とのコントラストを出すことができる。本実施形態のように、パターン領域20Aと、パターン領域20Aに囲まれた文字領域16とのコントラストが大きくなることにより、文字領域16が明瞭に見え、視認性を向上させることができる。
また、本実施形態のパターン領域20Aは、星形パターン24の延出部25では、起点部26(突出高さH1)から延出先端27側へ向かって突出高さHが低くなっているので、延出部25の延出先端27側において、欠けや倒れ込みが抑制され、星形パターン24の耐久性を向上させることができる。
また、第1星形パターン24Aと第2星形パターン24Bがタイヤ径方向Rとタイヤ周方向Cに交互に並べられており、隣り合う延出部25は、各々延出方向が異なっている。したがって、パターン領域20Aで反射される光の反射方向を異ならせることができ、反射光の集中が抑制される。これにより、見る角度を変えた場合の、パターン部分の見え方の均一性を高めて、視認性を向上させることができる。
また、本実施形態では、延出部25は、延出方向と直交する幅方向の長さW2が、ベース部22から突出先端25Pへ向かって短くなっている。さらに、延出部25が側面視で三角形状とされている。これにより、延出部25がより安定し、星形パターン24の耐久性を向上させることができる。
また、本実施形態では、星形パターン24は、複数(本実施形態では6本)の延出部25が起点部26から放射状に延出されて構成されている。したがって、延出部25同士が起点部26で支え合うため安定して倒れにくくなり、星形パターン24の耐久性をさらに向上させることができる。また、延出部25が放射状に延出されるので、星形パターン24で反射される光の反射角度を異ならせることができ、反射光の集中が抑制される。これにより、見る角度を変えた場合に、パターン部分の見え方の均一性をさらに高めて視認性を向上させることができる。
なお、本実施形態では、延出部25の延出方向と直交する方向の断面を略二等辺三角形状としたが、他の形状、例えば、図6に示すように、突出先端25Pの近傍を曲面状としてもよい。
また、本実施形態では、延出部25を側面視で三角形状としたが、必ずしも三角形状である必要はない。例えば、図7(A)に示すように、稜線28Pを曲線状にした星形パターン24Rにしてもよいし、図7(B)に示すように、起点部26側に平坦な平坦稜線28PHを形成して、延出部25を側面視で台形状にした星形パターン24Sにしてもよい。
また、本実施形態では、一の星形パターン24内で隣り合う延出部25同士の間のベース部22を平坦状としたが、一の星形パターン24内で隣り合う延出部25同士の間のベース部22を曲面状としてもよい。ベース部22を曲面状にすることにより、入射光の反射が抑制され、パターン領域20A外とのコントラストが大きくなり、視認性が向上する。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、第1実施形態と同様の部分については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
本実施形態のタイヤ10は、第1実施形態の星形パターン24に代えて、星形パターン40を備えている。図8に示されるように、星形パターン40は、その中心に起点部26を有し、起点部26からは、4本の延出部25が放射状に延出されている。4本の延出部25は、起点部26で互いに連結され、一の星形パターン24内で隣り合う延出部25同士の稜線28Pは、平面視で互いに90°の角度を成している。
星形パターン40は、図9に示されるように、パターン領域20Bの全体を埋めるように、タイヤ径方向R及びタイヤ周方向Cに並べられている。タイヤ径方向R及びタイヤ周方向Cに隣り合う星形パターン40は、起点部26を中心に45°回転させた向きで配置されている。以下、稜線28Pがタイヤ径方向Rに沿って配置された星形パターン40を第1星形パターン40Aと称し、第1星形パターン40Aから45°回転させた向きで配置され、稜線28Pがタイヤ周方向Cに沿って配置された星形パターン40を第2星形パターン40Bと称する。パターン領域20Bでは、タイヤ径方向R及びタイヤ周方向Cにおいて、第1星形パターン40Aと第2星形パターン40Bとが交互に並べられている。第1星形パターン40Aの延出部25と第2星形パターン40Bの延出部25とは、延出方向が異なっている。
本実施形態のパターン領域20Bにおいても、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態では、第1、第2実施形態と同様の部分については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
本実施形態のタイヤ10は、第1実施形態の星形パターン24に代えて、星形パターン44を備えている。図10に示されるように、星形パターン44は、その中心に起点部26を有し、起点部26からは、5本の延出部25が放射状に延出されている。4本の延出部25は、起点部26で互いに連結され、一の星形パターン44内で隣り合う延出部25同士の稜線28Pは、平面視で互いに72°の角度を成している(角度θ)。
星形パターン44は、図11に示されるように、パターン領域20Cの全体を埋めるように、タイヤ径方向R及びタイヤ周方向Cに並べられている。タイヤ径方向Rには、同じ方向を向く星形パターン44が並べられている。タイヤ周方向Cに隣り合う星形パターン44は、起点部26を中心に36°回転させた向きで配置されている。以下、稜線28Pがタイヤ径方向Rに沿って配置された星形パターン44を第1星形パターン44Aと称し、第1星形パターン44Aから36°回転させた向きで配置された星形パターン44を第2星形パターン40Bと称する。パターン領域20Cでは、第1星形パターン44Aの列と、第2星形パターン44Bの列とが、タイヤ周方向Cにおいて、交互に並べられている。第1星形パターン44Aの延出部25と第2星形パターン44Bの延出部25とは、延出方向が異なっている。
本実施形態のパターン領域20Cにおいても、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態では、第1〜第3実施形態と同様の部分については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
本実施形態のタイヤ10は、パターン領域20がトレッド30に形成されている点が、第1〜第3実施形態と異なり、パターン領域20の構成については第1〜第3実施形態と同様である。
図12に示されるように、タイヤ10は、タイヤ径方向の外側にトレッド30を備えている。トレッド30には、複数の周方向溝32が形成されている。1本の周方向溝32の溝底32Aには、文字領域16とパターン領域20を備えた標章部14が形成されている。パターン領域20は、第1〜第4実施形態と構成が同様のものを形成することができる。
本実施形態では、トレッド30の溝底32Aに形成された標章部14の文字領域16とパターン領域20のコントラストを大きくすることができ、トレッド30の視認性を向上させることができる。
なお、第1〜第4実施形態のタイヤ10は、空気入りタイヤであってもよいし、非空気入りタイヤであってもよい。
<試験例>
本発明の効果を立証するために、本発明を適用した実施例1〜7のタイヤと、比較例1〜比較例5のタイヤを準備し、以下の試験1及び試験2を実施した。
(試験条件)
供試タイヤとしては、いずれもサイズが205/55R16でタイヤ断面高さSHが114mmのタイヤを用いた。
実施例1〜7、比較例1〜5のタイヤは、本発明の第1実施形態に係るタイヤと同様の構造のタイヤであり、標章部14Aのパターン領域20Aに形成された星形パターン2424の、間隔P、突出高さH1、角度θ、がそれぞれ、図13の表1に示すように異なっている。
比較例5のタイヤは、星形パターン24の延出部の突出高さが延出先端へ向かって漸減せず一定である点が、さらに異なっている。
(試験1)
試験1では、パターン領域を各方向から見たときの視認性について評価した。
まず、それぞれの供試タイヤを適用リムに組み付け、その後、20人の看者が観察して、通常のタイヤよりもパターン領域が黒く見えるかのアンケート調査を行った。その結果を「視認性」として表1に示す。なお、表1では、パターン領域が通常のタイヤよりも黒く見えたと回答した看者の数が18人以上の場合をA、10〜17人の場合をB、9人以下の場合をCとして評価した。なお表1には、パターン部が黒く見えたと回答した看者の人数も併記した。
(試験2)
試験2では、パターン部を構成する突起の成形性について評価した。
製造後の星形パターン24の倒れ込みの発生率が0.1%未満のものを○、倒れ込みの発生率が0.1%以上、0.3%未満のものを△、倒れ込みの発生率が0.3%以上のものを×として表1に示した。
表1に示されるように、本発明を適用した実施例1〜7のタイヤは、比較例1〜5のタイヤと比べて、視認性及び成形性の両方が向上していることが分かる。
10 タイヤ、 12 タイヤサイド部、 20 パターン領域、22 ベース部
24、40、44 星形パターン(単位パターン)、 25 延出部
25P 突出先端、 26 起点部、 27 延出先端
30 トレッド、 32 周方向溝(溝)、P 間隔、 H、H1 突出高さ

Claims (7)

  1. タイヤの外面に形成され、ベース部を有するパターン領域と、
    前記ベース部から突出され、前記ベース部からの突出高さが0.1mm以上、1.0mm以下とされた起点部と、該起点部から平面視で複数方向に延出され前記起点部側から延出先端側へ向かって前記突出高さが低くなる延出部と、を有する複数の単位パターンと、
    を備え、
    隣り合う前記単位パターンにおいて、前記起点部同士の間隔が0.2mm以上1.0mm以下であり、一の前記単位パターンは、隣り合う他の前記単位パターンのうちの少なくとも1つとは、前記延出部の延出方向が異なる、タイヤ。
  2. 隣り合う前記単位パターン同士は、平面視において、一の前記単位パターンの少なくとも一の前記延出部が他の前記単位パターンのすべての前記延出部と異なる向きに延出されている、請求項1に記載のタイヤ。
  3. 前記延出部は、延出方向と直交する幅方向の長さが、前記ベース部から突出先端側へ向かって短くなる、請求項1または請求項2に記載のタイヤ。
  4. 前記延出部は、側面視で三角形状である、請求項1〜請求項2のいずれか1項に記載のタイヤ。
  5. 前記単位パターンは、複数の前記延出部が前記起点部から放射状に延出されて構成されている、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のタイヤ。
  6. 前記パターン領域は、タイヤサイド部に形成されている、ことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のタイヤ。
  7. 前記パターン領域は、トレッドの溝に形成されている、ことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のタイヤ。
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