JP2016525612A - ポリマーの溶融強度を上げるためのアクリル酸金属塩 - Google Patents

ポリマーの溶融強度を上げるためのアクリル酸金属塩 Download PDF

Info

Publication number
JP2016525612A
JP2016525612A JP2016529800A JP2016529800A JP2016525612A JP 2016525612 A JP2016525612 A JP 2016525612A JP 2016529800 A JP2016529800 A JP 2016529800A JP 2016529800 A JP2016529800 A JP 2016529800A JP 2016525612 A JP2016525612 A JP 2016525612A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composition
polyolefin
styrenic polymer
density polyethylene
composition comprises
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016529800A
Other languages
English (en)
Inventor
リー,フエンクイ
アシユバウ,ジヨン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fina Technology Inc
Original Assignee
Fina Technology Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fina Technology Inc filed Critical Fina Technology Inc
Publication of JP2016525612A publication Critical patent/JP2016525612A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/04Oxygen-containing compounds
    • C08K5/09Carboxylic acids; Metal salts thereof; Anhydrides thereof
    • C08K5/098Metal salts of carboxylic acids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J9/00Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof
    • C08J9/0014Use of organic additives
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J9/00Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof
    • C08J9/0066Use of inorganic compounding ingredients
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J9/00Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof
    • C08J9/04Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof using blowing gases generated by a previously added blowing agent
    • C08J9/12Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof using blowing gases generated by a previously added blowing agent by a physical blowing agent
    • C08J9/122Hydrogen, oxygen, CO2, nitrogen or noble gases
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J2323/00Characterised by the use of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Derivatives of such polymers
    • C08J2323/02Characterised by the use of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Derivatives of such polymers not modified by chemical after treatment
    • C08J2323/10Homopolymers or copolymers of propene
    • C08J2323/12Polypropene
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L2207/00Properties characterising the ingredient of the composition
    • C08L2207/06Properties of polyethylene
    • C08L2207/062HDPE

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Biological Depolymerization Polymers (AREA)

Abstract

組成物はポリオレフィン、スチレン系ポリマーまたはポリ乳酸を含むことができる。組成物はアクリル酸金属塩を含むことができる。組成物の作成法は、ポリオレフィン、スチレン系ポリマーまたはポリ乳酸とアクリル酸金属塩とを溶融混合することを含むことができる。

Description

関連出願との関係
本出願は、2013年7月23日に出願した米国特許仮出願第61/857,510号の優先権を主張する。
分野
本開示の態様は、一般には、アクリル酸金属塩(metallic acrylate
salts)と混合されたポリマーに関する。具体的には、態様は改善された特性を有するポリマーに関する。
背景
ポリマーは、発泡押出、シート押出/熱成形、押出被覆、パイプ押出、吹込成形およびインフレートフィルムのような用途に使用することができる。特定のこれらの用途では、特により低い剪断応力でポリマーの溶融粘度を上げることが望ましいであろう。
要約
本開示の態様は、組成物を含む。該組成物は、ポリオレフィン、スチレン系ポリマー、ポリ乳酸またはそれらの組み合わせと、アクリル酸金属塩とを含む。
本開示の別の態様は、組成物の作製方法を含む。この方法は、ポリオレフィン、スチレン系ポリマー、ポリ乳酸またはそれらの組み合わせと、アクリル酸金属塩との溶融混合工程(melt mixing)を含む。
複素粘度 対 ラジアン/秒(rad/second)での周波数が実施例1の結果と一致することを表すグラフである。 温度 対 熱流量(heat flow)が実施例2aの結果と一致することを表すグラフである。 温度 対 熱変形歪度(heat distortion strain)が実施例2bの結果と一致することを表すグラフである。 温度 対 剪断弾性率(shear modulus)が実施例2cの結果と一致することを表すグラフである。 伸長速度(elongational velocity) 対 時間が実施例8の結果と一致することを表すグラフである。
詳細な説明
序文および定義
これから詳細な説明を提供するものとする。この説明には具体的態様、変形態様および例示を含むが、この開示はこれらの態様、変形態様または例示に限定されず、これらは当
業者がその情報を利用可能な情報および技術と組み合わせる場合に、本開示を作成および使用できるようにするために含まれる。
本明細書で使用する様々な用語を以下に示す。請求の範囲で使用される用語が以下に定義されない場合には、関連する当業者はその出願当時の出版物および発行された特許明細書で熟考されている用語の最も広い定義が与えられるべきである。さらに別段の定めがない限り、本明細書に記載するすべての化合物は置換されてもされていなくてもよく、そして化合物の列挙にはそれらの誘導体を含む。
さらに様々な範囲および/または数値限定を以下に明示することができる。別段の定めがない限り、終点は入れ替えできることを意図していると認識すべきである。さらに任意の範囲には明示する範囲または限定内に入る大きさにふさわしい反復(iterative)範囲を含む。
ポリマー
本開示で有用なポリマーには、ポリオレフィンを含み、限定するわけではないがポリエチレンおよびポリプロピレン、スチレン系ポリマー、ポリ乳酸、およびそれらの組み合わせ物を包含する。またポリマーは、上記の官能化変形、例えばマレエート化(maleated)ポリプロピレンを含むことができる。
本開示で有用なポリオレフィンには、限定するわけではないが例えば、線状低密度ポリエチレン、エラストマー、プラストマー、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、ポリプロピレンおよびポリプロピレンコポリマーが包含される。
本明細書において別に指定しない限り、すべての試験法は出願時の現行法である。1もしくは複数の態様において、オレフィンをベースとするポリマーにはプロピレンをベースとするポリマーを含む。本明細書で使用する用語「プロピレンをベースとする」は、「プロピレンポリマー」または「ポリプロピレン」と互換的に使用され、そしてポリマーの総重量に対して例えば少なくとも約50重量%、または少なくとも約70重量%、または少なくとも約75重量%、または少なくとも約80重量%、または少なくとも約85重量%、または少なくとも約90重量%のポリプロピレンを有するポリマーを指す。
本開示の特定の態様では、ポリプロピレンコポリマーは「ミニ―ランダム(mini−random)」ポリプロピレンであることができる。ミニ―ランダムポリプロピレンは、約1.0重量%未満のコモノマーを有する。特定の態様では、ミニ―ランダムポリプロピレン中のコモノマーはエチレンである。他の態様では、ポリプロピレンは例えばプロピレンホモポリマー、プロピレンランダムコポリマー、プロピレンインパクトコポリマー、シンジオタクチックポリプロピレン、イソタクチックポリプロピレンまたはアタクチックポリプロピレンであることができる。
プロピレンをベースとするポリマーは、例えば約1.0〜約50、または約1.5〜約15、または約2〜約12の分子量分布(Mw/Mn)を有することができる。
プロピレンをベースとするポリマーは、例えば少なくとも約100℃、または約115℃〜約175℃の融点(Tm)TDSCにより測定した場合)を有することができる。
プロピレンをベースとするポリマーは、例えば約15重量%以下、または約12重量%以下、または約10重量%以下、または6重量%以下、または約5重量%以下、または約4重量%以下のキシレン可溶性物質(XS)(ASTM D5492−06で測定した場合)を含むことができる。
プロピレンをベースとするポリマーは、例えば約0.01dg/min〜約2000dg/min、または約0.01dg/min〜約100dg/minのメルトフローレイト(MFR)(ASTM D−1238で測定した場合)を有することができる。
1もしくは複数の態様では、ポリマーはエチレンをベースとするポリマーを含む。本明細書で使用する用語「エチレンをベースとする」とは、用語「エチレンポリマー」または「ポリエチレン」と互換的に使用され、そしてポリマーの総重量に対して例えば少なくとも約50重量%、または少なくとも約70重量%、または少なくとも約75重量%、または少なくとも約80重量%、または少なくとも約85重量%、または少なくとも約90重量%のポリエチレンを有するポリマーを指す。
エチレンをベースとするポリマーは、例えば約0.86g/cc〜約0.98g/cc、または約0.88g/cc〜約0.965g/cc、または約0.90g/cc〜約0.965g/cc、または約0.925g/cc〜約0.97g/ccの密度(ASTM
D−792により測定した場合)を有することができる。
エチレンをベースとするポリマーは、例えば約0.01dg/min〜約1000dg/min、または約0.01dg/min〜約25dg/min、または約0.03dg/min〜約15dg/min、または約0.05dg/min〜約10dg/minのメルトインデックス(MI2)(ASTM D−1238で測定した場合)を有することができる。
1もしくは複数の態様では、オレフィンをベースとするポリマーは低密度ポリエチレンを含む。1もしくは複数の態様では、オレフィンをベースとするポリマーには直線状の低密度ポリエチレンを含む。1もしくは複数の態様では、オレフィンをベースとするポリマーには中密度ポリエチレンを含む。本明細書で使用する用語「中密度ポリエチレン」は、例えば約0.92g/cc〜約0.94g/cc、または約0.926g/cc〜約0.94g/ccの密度を有するエチレンをベースとするポリマーを指す。
1もしくは複数の態様では、オレフィンをベースとするポリマーには高密度ポリエチレンを含む。本明細書で使用する用語「高密度ポリエチレン」は、例えば約0.94g/cc〜約0.97g/ccの密度を有するエチレンをベースとするポリマーを指す。
本開示に有用なポリ乳酸には、例えばポリ−L−ラクチド(PLLA)、ポリ−D−ラクチド(PDLA)、ポリ−LD−ラクチド(PDLLA)およびそれらの組み合わせを含む。ポリ乳酸は、例えば乳酸の脱水縮合(引用により本明細書に編入される米国特許第5,310,865号明細書を参照されたい)、あるいは乳酸から環式ラクチドの合成に続いて環式ラクチドの開環重合(引用により本明細書に編入される米国特許第2,758,987号明細書を参照されたい)のような既知の方法により形成されることができる。そのようなプロセスは、例えば錫化合物(例えばオクチル酸錫)、チタニウム化合物(例えばテトライソプロピルチタネート)、ジルコニウム化合物(例えばジルコニウムイソプロポキシド)、アンチモン化合物(例えば三酸化アンチモン)またはそれらの組み合わせのようなポリ乳酸形成用の触媒を使用することができる。
ポリ乳酸は、例えば約1.238g/cc〜約1.265g/cc、または約1.24g/cc〜約1.26g/ccまたは約1.245g/cc〜約1.255g/ccの密度(ASTM D−792により測定した場合)を有することができる。
ポリ乳酸は、例えば約5g/10min〜約35g/10min、または約10g/1
0min〜約30g/10min、または約10g/10min〜約20g/10mimのメルトインデックス(210℃、2.16kg)(ASTM D1238に従い測定した場合)を現すことができる。
ポリ乳酸は、例えば約150℃〜約180℃、または約160℃〜約175℃、または約160℃〜約170℃の結晶溶融温度(Tm)(ASTM D3418に従い測定した場合)を現すことができる。
ポリ乳酸は、例えば約45℃〜約85℃、または約50℃〜約80℃、または約55℃〜約75℃のガラス転移温度(ASTM D3417に従い測定した場合)を現すことができる。
ポリ乳酸は、例えば約4,000psi〜約25,000psi、または約5,000psi〜約20,000psi、または約5,500psi〜約20,000psiの引張り降伏強さ(ASTM D638に従い測定した場合)を現すことができる。
ポリ乳酸は、例えば約1.5%〜約10%、または約2%〜約8%、または約3%〜約7%の引張伸び(ASTM D638に従い測定した場合)を現すことができる。
ポリ乳酸は、例えば約250,000psi〜約600,000psi、または約300,000psi〜約550,000psi、または約400,000psi〜約500,000psiの曲げ弾性率(ASTM D790に従い測定した場合)を現すことができる。
ポリ乳酸は、例えば約0.1ft−lb/in〜約0.8ft−lb/in、または約0.2ft−lb/in〜約0.7ft−lb/in、または約0.4ft−lb/in〜約0.6ft−lb/inのノッチ付アイゾット衝撃(ASTM D256に従い測定した場合)を現すことができる。
本開示で有用なスチレン系モノマーには、スチレンのようなモノビニル芳香族化合物、ならびにアルキル化スチレンが核または側鎖でアルキル化されているアルキル化スチレンを含む。アルファメチルスチレン、t−ブチルスチレン、p−メチルスチレン、メタアクリル酸、およびビニルトルエンは、本開示のポリマーの形成に有用となり得るモノマーである。これらのモノマーは、引用により全部編入するReimers et al.への米国特許第7,179,873号明細書に開示されている。スチレン系ポリマーはホモポリマーでよく、または任意に1もしくは複数のコモノマーを含んでなることができる。本明細書で使用する用語スチレンには、種々の置換スチレン(例えばアルファ−メチルスチレン)、p−メチルスチレンのような環置換スチレン、p−t−ブチルスチレンのような分散型スチレン、ならびに非置換スチレン、およびそれらの組み合わせを含む。
モノビニリデン芳香族ポリマーは、汎用性ポリスチレンまたはある量のゴムがスチレンマトリックに分散した高衝撃ポリスチレンのようなゴム改質ポリマー組成物であることがでる。ポリブタジエンまたは共役1,3−ジエンのポリマーは、ゴム―スチレン溶液の重量に基づき、0.1重量%〜50重量%以上、または1%〜30%の量で使用することができる。
カルボン酸金属塩
本開示の態様は、ポリマーを、式:M(OOC)−CR1=CR2,R3(式中、Mは金属であり、そしてR1は水素またはメチルであり、そしてR2,R3は水素である)により表される特定のアクリル酸金属塩と接触させることを含む。MはZn,Ca,Mg,
Li,Na,Pb,Sn,Kのようなアルカリ金属またはアルカリ土類金属、またはそれらの組み合わせであることができる。特定の態様では、MはZnである。これらの塩の例には限定するわけではないが、ジアクリル酸亜鉛、ジメタクリル酸亜鉛、モノメタクリル酸亜鉛、およびDymalinksとよばれるHSC Cray Valleyからのようなアクリル酸ナトリウムがある。ポリマーとアクリル酸金属塩との混合物は、0.001から30重量%の間のアクリル酸金属塩、0.01から25重量%の間のアクリル酸金属塩、0.1から20重量%の間のアクリル酸金属塩、または0.5から15重量%のアクリル酸金属塩を含むことができる。
本開示の特定の態様では、アクリル酸金属塩は過酸化物アクチベーターと混合することができる。過酸化物アクチベーターは有機過酸化物でよく、これには限定するわけではないが、例えばArkema,Inc.から販売されているLUPEROX(商標)101、AkzoNobel,Inc.から販売されているTrigonox 101およびTriogonox 301がある。過酸化物アクチベーターの濃度は、アクリル酸金属塩の濃度に基づき1ppm〜50000ppm、または10ppm〜10000ppm、または10〜1000ppmの範囲であることができる。
アクリル酸金属塩とポリマーとの混合は、アクリル酸金属塩が十分に分散されることを条件として一軸および二軸スクリュー押出機、バンバリーミキサーまたはロールミルを含む中から高強度の混合装置を使用して溶融混合により行うことができる。混合のために使用する温度は、ポリマーの融点より30℃上であることができる。特定の態様では、ポリマー/アクリル酸金属塩は、200℃より高く、すなわち200〜260℃の間に加熱することができる。過酸化物アクチベーターが使用されるような本開示の特定の態様では、アクリル酸金属塩はその場で形成されることができ、すなわち溶融混合工程中に形成されることができる。例えば一つの態様では、アクリル酸金属塩は、酸化亜鉛をアクリル酸と混合しながらポリマーと混合することにより形成することができる。酸化亜鉛およびアクリル酸は、溶融混錬工程中に反応してアクリル酸亜鉛が形成されることになる。
本開示の特定の態様では、ポリマーとアクリル酸金属塩の混合物は、粘度の改質(上昇)、歪硬化、結晶核形成、熱たわみ温度(HDT)の上昇、および弾性率の上昇をもたらすことができる。
製品の用途
ポリマーおよびそれらのブレンドは、当業者には周知な高い溶融強度が必要なポリマー加工法で有用である。これらには発泡、シート押出熱成形、押出吹込成形、射出延伸吹込成形、インフレートフィルム、押出被覆、回転成形、異形またはパイプ押出しがある。フィルムには収縮フィルム、クリングフィルム、延伸(stretch)フィルム、シーリングフィルム、延伸(oriented)フィルム、スナックのパッケージ、重質バッグ、食料品の袋、焼成および冷凍食品のパッケージ、医療品のパッケージ、工業用ライナー、および例えば食品と接する、および食品とは接触しない応用における膜がある。押出し製品には、例えば断熱板、音響減衰、自動車の部品等のようなエネルギー吸収製品に使用される発泡製品、および発泡型のフードパッケージコンテナがある。また押出し製品には、例えば医療用チューブ、ワイヤおよびケーブルのコーティング、熱成形シート(異形およびプラスチック波形ダンボールを含む)のようなシート、ジオメンブレンおよびポンドライナーがある。成形品には、例えばビン、タンク、大きい中空製品、硬質フードコンテナおよびおもちゃの形態の単一および多層構造物がある。
実施例1−金属塩を含むポリエチレン
Total 6407(Total Petrochemicals and Ref
ining USA,Inc.から入手可能)、0.7dg/min MI2、0.961g/cc密度のポリエチレンを、1重量%のDymalink D705(正式にはSR372と呼ばれている)、Cray Valleyで製作されたアクリル酸金属塩(ジアクリル酸亜鉛)と溶融混錬(melt blended)した。D705の添加は、表1に示すようにTotal 6407のメルトインデックスを有意に下げた。また流動性の結果は、溶融粘度、特にゼロ剪断粘度を有意に上げることを示し、これは表1および図1に示す押出しメルトストランドのたわみ抵抗(extrusion melt strand sag resistance)の結果により示されるように、溶融強度の上昇と一致した。
Figure 2016525612
実施例2−金属塩を含むポリプロピレン
Total Petrochemicalsのポリプロピレン3270、3371およびM3282を、2%および5%のDymalink D705、Cray Valleyで製作されたカルボン酸金属塩と溶融混錬した。D705の添加は、実験に選択した全てのポリプロピレン樹脂のメルトインデックスを有意に下げ、表2に示すようにアクリル酸金属塩の存在でポリプロピレンの粘度が上昇したことを示す。
Figure 2016525612
様々な種類のポリプロピレンを2%のDymalink D705と溶融混錬し、そして粘度をDymalink D705を含まずに作成した同じポリプロピレンと比較した。結果を表2aに表す。
Figure 2016525612
表2aに関して、RCPはポリプロピレンランダムコポリマーを指し、Total Petrochemicals and Refining USA,Inc.から入手可能なTotal 7625およびTotal Z9450である。表2aに関して、ICPはポリプロピレン衝撃コポリマーを指し、Total Petrochemicals
and Refining USA,Inc.から入手可能なTotal 4524およびTotal 4921である。表2aに関して、siPPはメタロセン系シンジオタチックポリプロピレンを指し、Total Petrochemicals and Refining USA,Inc.から入手可能なTotal 1471である。表2aに関して、miPPはメタロセン系イソタクチックポリプロピレンを指し、Total Petrochemicals and Refining USA,Inc.から入手可能なTotal 3282である。
実施例2a,2b,2cおよび2d
この4つの実施例は、1重量%のD705添加物をPP LX1−12−03、ミニ−ランダムポリプロピレンと合わせることにより行った。示差走査熱量計(実施例2a)、熱変形温度(実施例2b)、動的機械分析(実施例2c)、および硬度(実施例2d)試験を行った。各実施例について、4種のサンプルを作成した:
射出成形:対照
射出成形:D705
圧縮成形:対照
圧縮成形:D705
対照サンプルおよび1重量%のD705サンプルの両方を、390°Fで押し出した。サンプルは射出成形および圧縮成形により製造した。
射出成形したサンプルは、半IZOD金型を用いたDSMミクロ射出成形機を使用して製造した。サンプルを225℃に3分間加熱し、そして金型に射出した(60℃で硬化)。
圧縮成形するサンプルは、10℃/分の冷却速度を用いて177℃(10分低圧、10分高圧)で、自動化圧縮成形機を使用して成形した。0.120”厚のプラックを使用し
て約3mm厚のサンプルを作成した。サンプルを完全に溶融し、そして均一のプラックを得た。さらに冷却して、完全なIZOD検体をプラックから打ち出した(punched
out)。確実に完全に冷却するために少なくとも3時間後、各サンプルを水中でポリッシュホイールを使用して手で平らに磨いた後、試験を行った。
射出成形するサンプルは、圧縮成形したサンプルよりも研磨(polishing)が必要であった。射出成形した対照サンプルは、D705添加剤を含むサンプルよりも収縮を現した。対照サンプルは均一で平らな検体を作成するために、さらに研磨が必要であった。
実施例2a−示差走査熱量計(DSC)
4種の各サンプルは、10℃/分の加熱および冷却速度でDSCを使用して試験した。結果を図2にまとめ、ここで最上の曲線は初期加熱を表し、中央の曲線は続く冷却を表し、そして底の曲線は最後の再加熱段階を表す。各曲線付近に与える数値は、ベースラインに対して材料により吸収されるエネルギーに対応する。
初期加熱の結果は、射出成形サンプルが圧縮成形サンプルよりも低い初期構造(すなわち結晶度)を有する可能性を示唆している。D705は射出成形サンプルの結晶度を下げるが、圧縮成形部分には影響がほとんどない。引き続く冷却セグメントは、D705を含むサンプルについて結晶化温度が約10℃まで上昇することを示す。再加熱セグメントは、初期加熱曲線に比べて挙動に変化を表す。1% D705を含む射出成形サンプルでは、射出成形対照例よりもエネルギーが上昇した。
実施例2b−熱変形温度(HDT)
HDT試験は、ASTM標準E2092−09:「熱機械的分析による三点曲げにおける変形温度に関する標準試験法」、Annual Book of Standards,Vol.08.04,ASTM International,ウエストコンショホッケン、ペンシルベニア州、2009に記載されているように、ASTM E2092−09に類似の方法でTA−Q800(TA Instrumentsから入手可能)で行った。設定およびHDT値を表3にまとめる。静止ローラーサポートを含む使用した3pt−曲げ固定具は自由端を有する。試験は、0.5%の歪を越える曲げ歪について性能の差異を説明するために、標準の最大曲げ歪を越えて伸ばした。試験終了後、ゼロ点歪が30℃の初期温度に対応するように歪を移動させた。
Figure 2016525612
各サンプルに関する試験を4回繰り返し、そして平均して図3のデータを作成した。図3の曲線は交わらず、HDTの結果が選択した任意の閾値の歪について持続することを示唆している。射出成形サンプルは、圧縮成形サンプルに比べて低下したHDT性能を現した。D705添加剤は射出成形サンプルについてHDT性能に25%の改善を与え、そして圧縮成形サンプルについて2%の改善を与える。
実施例2c−動的機械分析(DMA)
TA−RDA−2装置は、5Hzの捩じり周波数および0.5%歪の剪断歪の大きさで温度掃引(30℃〜140℃)を行うために使用した。剪断弾性率(剛性)対 温度を図4に示す。圧縮成形サンプルは射出成形サンプルよりも高い剛性を現した。特に1重量%のD705の圧縮成形サンプルは最高の剛性を現した。
実施例2d−硬度(ショアD)
硬度は、試験した各HDTサンプルの平らなセグメントについて2連で試験した。硬度は2秒間の保持時間の後、最も近い整数で記録した。結果は全ての測定について平均した(少なくとも8つの値)。これらの平均した結果のまとめを表4に示す。両方の成形条件に関して、1重量%のD705添加剤は硬度に改善をもたらした。
Figure 2016525612
実施例2a−2dに示すように、1(重量)%のD705をポリプロピレンに添加すると:
・結晶化の温度が上がる;
・HDTが改善する;
・室温での捩じり剛性が上がる;そして
・室温での硬度が上がる。
実施例3−無水マレイン酸グラフトポリプロピレン
Polybond 3150(Addivantから入手可能)、無水マレイン酸グラフトポリプロピレンを、2重量%のDymalink D705(正式にはSR732と呼ばれる)とブレンドした。有意なメルトインデックスの低下が得られた。さらに水酸化カリウム(1重量%)が存在した場合、メルトインデックスはさらに一層低下し、PP系アイオノマーおよびアクリル酸金属塩がポリプロピレンの溶融強度の改善に及ぼす相乗効果の可能性を示す。
Figure 2016525612
実施例4−金属塩を含むポリスチレン
Total Petrochemicalsのポリスチレン523W(Total Petrochemicals and Refining USA,Inc.から入手可能)を、Cray Valleyにより作成された2重量%のDymalink D705と溶融混錬した。メルトフローレイトをポリプロピレン条件で測定した。Dymalink D705の添加はポリスチレンのメルトフローレイトを効果的に低下し、アクリル酸金属塩がポリスチレン系材料のメルトインデックスを効果的に上げることができることを示す。これらの結果を表6に表す。
Figure 2016525612
実施例5−異なるアクリル酸金属の効果を示す:D705,D708およびD709
ポリプロピレンのフラフ(Total 3354,4.5 MFR、Total Petrochemicals and Refining USA,Inc.から入手可能)を、表7に示す酸化防止剤(500ppmのIrganox 1010、500ppmのIrgafos 168、双方ともBASFから入手可能)、500ppmの中和剤(DHT 4V、Kisuma Chemicalsから入手可能)、200ppmの過酸化物Trigonox 301(AkzoNobelから入手可能)、およびそれぞれCray Valleyから入手可能な2ppmのDymalink D705(ジアクリル酸亜鉛)、2ppmのD708(ジメタクリル酸亜鉛)、または2ppmのD709(モノメタクリル酸亜鉛)と混合した。次いで粉末の混合物を、二軸スクリュー押出機を使用して445°Fの目的溶融温度でペレットとした。生じたメルトフローレイト(MFR)をASTM D−1238に従い測定した。結果は、D705,D708またはD709の添加から生じる粘度上昇を示す。
Figure 2016525612
実施例6−ジアクリル酸カルシウム(D636)およびアクリル酸ナトリウムがPP粘度に及ぼす効果を示す
ポリプロピレンのフラフ(Total 3354,4.5 MFR、Total Pe
trochemicals and Refining USA,Inc.から入手可能)を、表8に示すような酸化防止剤(500ppmのIrganox 1010、500ppmのIrgafos 168)、500ppmの中和剤(DHT 4V)、50ppmの過酸化物Perkadox 24L(AkzoNobelから入手可能)、および2ppmのDymalink D705、D636(Cray Valleyから入手可能)、またはアクリル酸ナトリウム粉末のいずれかと混合した。次いで粉末の混合物を、二軸スクリュー押出機を使用して445°Fの目的溶融温度でペレットとした。生じたメルトフローレイト(MFR)をASTM D−1238に従い測定した。結果は、D705,D636またはアクリル酸ナトリウムの添加から生じる粘度上昇を示す。
Figure 2016525612
比較例1
ポリプロピレンのフラフ(Total 3354,4.5 MFR)を、表9に示すような酸化防止剤(500ppmのIrganox 1010、500ppmのIrgafos 168)、500ppmの中和剤(DHT 4V)、およびDymalink D705、ステアリン酸亜鉛またはステアリン酸カルシウムと混合した。次いで粉末の混合物を、二軸スクリュー押出機を使用して445°Fの目的溶融温度でペレットとした。生じたメルトフローレイト(MFR)をASTM D−1238に従い測定した。結果は、D705の添加から生じる粘度上昇を示す。
Figure 2016525612
比較例1に示されるように、ステアリン酸カルシウムおよびステアリン酸亜鉛は粘度上昇を生じず、一方、ジアクリル酸亜鉛は粘度上昇を生じる。
実施例7−PP発泡体に及ぼすD705の効果
ポリプロピレンのフラフ(Total LX1 12−03,4.5 MFR)を、サンプルA用に酸化防止剤(500ppmのIrganox 1010、500ppmのIrgafos 168)、500ppmの中和剤(DHT 4V)と混合した。ポリプロピレンのフラフ(Total LX1 12−03,4.5 MFR)を、サンプルB用に酸化防止剤(500ppmのIrganox 1010、500ppmのIrgafos 168)、500ppmの中和剤(DHT 4V)+2重量%のD705と混合した。粉末の混合物を、二軸スクリュー押出機を使用して445°Fの目的溶融温度でペレットとした。得られたペレットは、CO2ガスの注入を使用して並列発泡押出機を使用して押し出して、発泡シートを製造した。得られたシート発泡体の密度を表10に示す。D705の添加は発泡体を効果的に改善した。
Figure 2016525612
実施例8−再押出しの効果
ポリプロピレン(Total 3354)をD705と380°Fで混合し、そして化合(compound)し、そして450°Fで再度、押し出した。図5は再押出し後の混合物の歪硬化の上昇を表す。
実施例9−再押出しの効果
表11は、380°F、次いで450°Fで再度押し出したサンプルに関する伸長粘度比(elongational viscosity ratio:EVR)を示す。伸長粘度比は式:EVR=(10秒での伸長粘度(EV))÷(0.1でのEV)により定義される。より高いEVRはより高い歪硬化に対応する。
Figure 2016525612
文脈に応じて、本明細書における「開示」への言及はすべて、場合により、特定の具体的態様のみを表すことができる。その他の場合には、それは1もしくは複数の、しかし必
ずしもすべてではない請求項中に引用される主題事項を表すことができる。前記は、本開示の態様、変形態様および実施例を対象にしており、これらは本特許の情報が利用可能な情報および技術と合わされる時に当業者が本開示を作成し、使用することができるように含まれているが、本開示はこれらの特定の態様、変形態様および実施例のみに限定されない。本開示のその他の、また更なる態様、変形態様および実施例は、それらの基礎的範囲から逸脱せずに考案されることができ、そしてそれらの範囲は以下の請求項により決定される。

Claims (24)

  1. ポリオレフィン、スチレン系ポリマーまたはポリ乳酸;および
    アクリル酸金属塩
    を含んでなる組成物。
  2. アクリル酸金属塩が、ジアクリル酸亜鉛、ジメタクリル酸亜鉛、モノメタクリル酸亜鉛、ジアクリル酸カルシウムまたはアクリル酸ナトリウムである請求項1に記載の組成物。
  3. さらに有機過酸化物を含んでなる請求項2に記載の組成物。
  4. アクリル酸金属塩の濃度が0.001から30重量%の間である請求項1に記載の組成物。
  5. アクリル酸金属塩の濃度が、組成物の0.5から15重量%の間である請求項4に記載の組成物。
  6. 組成物がポリオレフィンを含んでなり、そしてポリオレフィンが直線状の低密度ポリエチレン、エラストマー、プラストマー、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、または中密度ポリエチレンである、請求項1に記載の組成物。
  7. 組成物がポリオレフィンを含んでなり、そしてポリオレフィンがポリプロピレンホモポリマーである請求項1に記載の組成物。
  8. 組成物がポリオレフィンを含んでなり、そしてポリオレフィンがプロピレンコポリマーである請求項1に記載の組成物。
  9. プロピレンコポリマーがミニ−ランダムコポリマー、ランダムコポリマーまたはインパクトコポリマーである請求項8に記載の組成物。
  10. 組成物がスチレン系ポリマーを含んでなり、そしてスチレン系ポリマーがポリスチレンである請求項1に記載の組成物。
  11. 組成物がスチレン系ポリマーを含んでなり、そしてスチレン系ポリマーが高インパクトポリスチレンである請求項1に記載の組成物。
  12. ポリオレフィン、スチレン系ポリマー、またはポリ乳酸と、アクリル酸金属塩を溶融混合することを含んでなる組成物の作製方法。
  13. 溶融混合が、一軸および二軸スクリュー押出機、バンバリーミキサーまたはロールミルにより行われる請求項12に記載の方法。
  14. アクリル酸金属塩がジアクリル酸亜鉛、ジメタクリル酸亜鉛、モノメタクリル酸亜鉛またはアクリル酸ナトリウムである請求項12に記載の方法。
  15. 溶融混合工程がさらに、有機過酸化物をアクリル酸金属塩およびポリオレフィン、スチレン系ポリマーまたはポリ乳酸と混合することをさらに含んでなる、請求項12に記載の方法。
  16. アクリル酸金属塩の濃度が、組成物の0.001から30重量%の間である請求項12
    に記載の方法。
  17. アクリル酸金属塩の濃度が、組成物の0.5から15重量%の間である請求項16に記載の方法。
  18. 組成物がポリオレフィンを含んでなり、そしてポリオレフィンが直線状の低密度ポリエチレン、エラストマー、プラストマー、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、または中密度ポリエチレンである、請求項12に記載の方法。
  19. 組成物がポリオレフィンを含んでなり、そしてポリオレフィンがポリプロピレンホモポリマーである請求項12に記載の方法。
  20. 組成物がポリオレフィンを含んでなり、そしてポリオレフィンがプロピレンコポリマーである請求項19に記載の方法。
  21. プロピレンコポリマーがミニ−ランダムコポリマー、ランダムコポリマーまたはインパクトコポリマーである請求項20に記載の方法。
  22. 組成物がスチレン系ポリマーを含んでなり、そしてスチレン系ポリマーがポリスチレンである請求項12に記載の方法。
  23. 組成物がスチレン系ポリマーを含んでなり、そしてスチレン系ポリマーが高インパクトポリスチレンである請求項12に記載の方法。
  24. アクリル酸金属塩が溶融混合中にその場で形成される請求項12に記載の方法。
JP2016529800A 2013-07-23 2014-07-18 ポリマーの溶融強度を上げるためのアクリル酸金属塩 Pending JP2016525612A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201361857510P 2013-07-23 2013-07-23
US61/857,510 2013-07-23
PCT/US2014/047256 WO2015013138A1 (en) 2013-07-23 2014-07-18 Metallic acrylate salts to increase polymer melt streingth

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016525612A true JP2016525612A (ja) 2016-08-25

Family

ID=52391037

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016529800A Pending JP2016525612A (ja) 2013-07-23 2014-07-18 ポリマーの溶融強度を上げるためのアクリル酸金属塩

Country Status (8)

Country Link
US (1) US20150031838A1 (ja)
EP (1) EP3024909B1 (ja)
JP (1) JP2016525612A (ja)
KR (1) KR20160033667A (ja)
CN (1) CN105408440B (ja)
CA (1) CA2916531A1 (ja)
MX (1) MX2016000374A (ja)
WO (1) WO2015013138A1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9505906B1 (en) * 2014-05-02 2016-11-29 Fina Technology, Inc. Polymer foams
US20150315349A1 (en) 2014-05-02 2015-11-05 Fina Technology, Inc. Polymer foams
WO2016114802A1 (en) * 2015-01-16 2016-07-21 Fina Technology, Inc. Polymer foams
EP3247740A4 (en) * 2015-01-19 2018-08-15 Fina Technology, Inc. Masterbatch formulation and formation
US20170282410A1 (en) * 2016-03-31 2017-10-05 Fina Technology, Inc. Production processing aid
WO2019086951A1 (en) 2017-11-05 2019-05-09 Braskem, S.A. Foam composition with improved properties and applications thereof
KR20220152524A (ko) 2020-03-26 2022-11-16 피나 테크놀러지, 인코포레이티드 고-용융강도 폴리프로필렌 및 이의 제조 공정
TWI736337B (zh) * 2020-06-24 2021-08-11 三晃股份有限公司 高分散性之丙烯酸金屬鹽組成物、其製法以及包含其之樹脂組成物
EP4036130B1 (en) * 2021-01-29 2023-03-22 Borealis AG Modification of polyethylene copolymer

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5131737A (ja) * 1974-09-13 1976-03-18 Mitsui Toatsu Chemicals
JPS6047043A (ja) * 1983-08-26 1985-03-14 Asahi Chem Ind Co Ltd ポリオレフイン樹脂組成物
JPH03197130A (ja) * 1989-12-27 1991-08-28 Bridgestone Corp 複合型制振金属板
JPH0517635A (ja) * 1991-07-12 1993-01-26 Nippon Zeon Co Ltd ポリエチレン系ポリマー組成物
JP2002219193A (ja) * 2001-01-29 2002-08-06 Sumitomo Rubber Ind Ltd ゴルフボール
JP2003506498A (ja) * 1999-07-28 2003-02-18 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 溶融膨潤度の高いポリマー
CN1801401A (zh) * 2005-12-01 2006-07-12 上海交通大学 不饱和羧酸盐改性的抗水树绝缘材料及制备方法
JP2009179666A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Prime Polymer Co Ltd 変性ポリプロピレン樹脂、およびその製造方法
US20120211927A1 (en) * 2011-02-18 2012-08-23 Fina Technology, Inc. Modified polylactic acid, polymeric blends and methods of making the same
WO2013028485A1 (en) * 2011-08-24 2013-02-28 Cray Valley Technology Usa, Llc Metal carboxylate additives for thermoplastics

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3819768A (en) * 1972-02-11 1974-06-25 Questor Corp Golf ball cover compositions comprising a mixture of ionomer resins
US4141559A (en) * 1976-12-27 1979-02-27 Uniroyal, Inc. Two-piece solid golf ball
BE1012637A3 (fr) * 1999-04-29 2001-01-09 Solvay Polyolefines et procede pour leur fabrication.
KR100456392B1 (ko) * 2001-02-01 2004-11-10 미쓰이 가가쿠 가부시키가이샤 올레핀계 엘라스토머 가교발포체용 엘라스토머 조성물 및그의 용도
US6602956B2 (en) * 2001-11-13 2003-08-05 Solvay Engineered Polymers Melt strength thermoplastic elastomers and methods for making same
US7179873B2 (en) 2005-01-26 2007-02-20 Fina Technology, Inc. Branched ionomers
DE102007056440A1 (de) * 2007-11-23 2009-05-28 Clariant International Limited Ionomere aus Poly-1-Olefinwachsen
JP5180882B2 (ja) * 2008-07-29 2013-04-10 株式会社プライムポリマー ポリプロピレン樹脂組成物、およびその成形体
EP2322574A4 (en) * 2008-09-01 2013-08-14 Mitsui Chemicals Inc IONOMER RESIN, RESIN COMPOSITIONS CONTAINING THE SAME, AND USES THEREOF
US8563641B2 (en) * 2009-03-12 2013-10-22 Fina Technology, Inc. Ionomer compositions and methods of making and using same
US20120220730A1 (en) * 2011-02-24 2012-08-30 Fina Technology, Inc. High Melt Strength Polypropylene and Methods of Making Same
US8829114B2 (en) * 2011-11-29 2014-09-09 Fina Technology, Inc. Preparation of metallic comonomers for polystyrene

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5131737A (ja) * 1974-09-13 1976-03-18 Mitsui Toatsu Chemicals
JPS6047043A (ja) * 1983-08-26 1985-03-14 Asahi Chem Ind Co Ltd ポリオレフイン樹脂組成物
JPH03197130A (ja) * 1989-12-27 1991-08-28 Bridgestone Corp 複合型制振金属板
JPH0517635A (ja) * 1991-07-12 1993-01-26 Nippon Zeon Co Ltd ポリエチレン系ポリマー組成物
JP2003506498A (ja) * 1999-07-28 2003-02-18 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 溶融膨潤度の高いポリマー
JP2002219193A (ja) * 2001-01-29 2002-08-06 Sumitomo Rubber Ind Ltd ゴルフボール
CN1801401A (zh) * 2005-12-01 2006-07-12 上海交通大学 不饱和羧酸盐改性的抗水树绝缘材料及制备方法
JP2009179666A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Prime Polymer Co Ltd 変性ポリプロピレン樹脂、およびその製造方法
US20120211927A1 (en) * 2011-02-18 2012-08-23 Fina Technology, Inc. Modified polylactic acid, polymeric blends and methods of making the same
WO2013028485A1 (en) * 2011-08-24 2013-02-28 Cray Valley Technology Usa, Llc Metal carboxylate additives for thermoplastics

Also Published As

Publication number Publication date
EP3024909A4 (en) 2017-06-14
EP3024909B1 (en) 2021-09-29
CN105408440A (zh) 2016-03-16
CA2916531A1 (en) 2015-01-29
EP3024909A1 (en) 2016-06-01
US20150031838A1 (en) 2015-01-29
MX2016000374A (es) 2016-04-29
WO2015013138A1 (en) 2015-01-29
KR20160033667A (ko) 2016-03-28
CN105408440B (zh) 2019-01-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2016525612A (ja) ポリマーの溶融強度を上げるためのアクリル酸金属塩
JP6104677B2 (ja) 耐熱スチレン系樹脂組成物、押出シート及び成形品
JP6321322B2 (ja) 耐熱スチレン系樹脂組成物、押出シート及び成形品
JP5897311B2 (ja) 耐熱スチレン系樹脂組成物、押出シート及び成形品
JP5320662B2 (ja) 酸変性ポリプロピレン樹脂及びその製造方法、並びにそれを用いた樹脂組成物
JP6188307B2 (ja) 耐熱スチレン系樹脂組成物、押出シート及び成形品
KR20160008599A (ko) 단일 펠렛 중합체 조성물
JP2020157609A (ja) 立体造形装置用樹脂成形材料および立体造形装置用フィラメント
JP5697374B2 (ja) スチレン−メタクリル酸−メタクリル酸メチル樹脂組成物、押出シート及び成形品
JP2017133040A (ja) 耐熱スチレン系樹脂組成物、押出シート及び成形品
JP3313620B2 (ja) 塗装性が改良された熱可塑性樹脂組成物
JP5998309B2 (ja) エチレン−ビニルアルコール共重合体を含む樹脂組成物、成形体及び多層構造体
EP4127060A1 (en) High melt strength polypropylene and process of preparation thereof
JP7151487B2 (ja) 樹脂組成物、溶融成形用材料、多層構造体および液体包装用材料
JP2010209225A (ja) ポリプロピレン樹脂成形体
JP5848061B2 (ja) ゴム変性スチレン系樹脂組成物
JP5700653B2 (ja) 樹脂組成物およびそれを用いた多層構造体
WO2023002932A1 (ja) 熱可塑性エラストマー組成物、および該組成物からなる成形体
JP2011116827A (ja) 無塗装用ポリプロピレン系樹脂組成物及びその成形品
TWI715559B (zh) 成形體、積層體、工具用握材及日用工具
JP2024044798A (ja) 接着性重合体組成物、多層成形体および食品包装材
JP2021066810A (ja) 樹脂組成物、および、成形体
JPH10139978A (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JP2021038327A (ja) 樹脂組成物及びそれを用いた多層構造体
JP2020079348A (ja) 耐衝撃性ポリスチレン系樹脂シート、及びその成形品

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170428

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180314

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180608

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180719

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190109

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20190409

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20190607

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190709

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20191106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200306