JP2016204640A - 3d印刷のためのポリエステルアミド - Google Patents

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Abstract

【課題】3D印刷のの種々の用途に対処する様、仕様および能力の幅広い選択を与えるための新規ポリマーおよびポリマーの組み合わせを提供する。
【解決手段】3D印刷に使用するためのポリエステルアミドとして、約1〜約30モル%、好ましくは10〜25モル%のC2〜C12のジアミンモノマー単位と、C2〜C6ジオールモノマー単位を好ましくは約10〜約40モル%と、テレフタレートモノマー好ましくはポリエチレンテレフタレート、特に好ましくは解重合したポリエチレンテレフタレート単位とを含み、このポリエステルアミドは、ガラス転移温度(T)が、約50〜約95℃の範囲であるポリエステルアミド。
【選択図】なし

Description

本開示は、3D印刷に関する。特に、本開示は、ポリエステルアミド化合物に基づく3D印刷のための新規材料に関する。
熱溶解積層法(FDM)は、3D印刷に使用される、より一般的な態様の1つである。この方法は、3Dプリンタ、特に、工業用試作品および家庭用趣味品のために、最も安価であり、最も利用可能な方法であるという利点を有する。FDMプロセスにおいて、熱可塑性材料を最初に押出成形してフィラメントにし、次いで、このフィラメントワイヤが、加熱したノズルに材料を供給する。次いで、溶融した熱可塑性フィラメントが、上記ノズルから押出成形され、材料が層状に配置される。
固有の仕様を有するいくつかの材料、例えば、ポリ乳酸(PLA)およびポリ−アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)が利用可能であるが、得られる印刷した物体の種々の下流の用途に対処するために、仕様および能力の幅広い選択を与えるための新規ポリマーおよびポリマーの組み合わせが依然として必要である。望ましい物理的な特徴を有する新規材料を探求することに加え、環境に優しく、良性の材料の開発も必要である。例えば、ABSは、200℃を超えるノズル印刷温度で、スチレンおよびアクリロニトリルのような毒性のある残留モノマーが遊離する。ある種のFDMの3D印刷用途のために、ナイロン−6およびナイロン−12のポリアミド樹脂が使用されるが、これらのポリアミドは持続可能ではない。
ある態様において、本発明の実施形態は、3D印刷に使用するためのポリエステルアミドであって、約1〜約30モル%のジアミンモノマー単位と;ジオールモノマー単位と;テレフタレートモノマー単位とを含み、このポリエステルアミドは、ガラス転移温度(T)が、約50℃〜約95℃の範囲である、ポリエステルアミドに関する。
ある態様において、本発明の実施形態は、ポリエステルアミドを製造する方法であって、触媒存在下、ジアミンモノマー単位と;ジオールモノマー単位と;解重合したポリエチレンテレフタレートとを含む混合物を共重合させ、この共重合が、約150℃〜約220℃の範囲の温度で行われることと;減圧下、過剰なジオールモノマー単位を除去することとを含む、方法に関する。
ある態様において、本発明の実施形態は、3D印刷の方法であって、約10モル%〜約30モル%のジアミンモノマー単位と;約10モル%〜約40モル%のジオールモノマー単位と;約45モル%〜約55モル%のテレフタレートモノマー単位とを含む、3D印刷に使用するためのポリエステルアミドを提供することを含み、この方法は、さらに、前記ポリエステルアミドを押出成形してフィラメントを提供することと;加熱したノズルに前記フィラメントを供給し、基材にポリエステルアミドを塗布し、基材の上に3D物体を作製することとを含む、方法に関する。
本発明の実施形態は、3D印刷技術に使用するための持続可能なポリエステルアミド樹脂を提供する。このポリエステルアミドは、低コストであり、ジオール(例えば、1,4−ブタンジオール)および少量のジアミン(例えば、1,6−ヘキサンジアミン)を含む、再生されたプラスチックおよび生物由来のモノマーから得られるオリゴマーから主に合成することができる。得られるポリエステルアミドは、80%より多くが持続可能なモノマーから誘導され、良好な破断伸びおよび優れた疲労耐性を与えうる。
Figure 2016204640
いくつかの実施形態において、ポリエステルアミドは、ポリエチレンテレフタレートプラスチック瓶およびさまざまな量のジオールおよびジアミンを解重合することによって入手可能である。本明細書に開示されるポリエステルアミドのための特に適切な出発材料は、Mが約800のオリゴマーである、再生されたポリエチレンテレフタレート(PET)プラスチック瓶(Polylite、Reichhold Corporation)の市販の解重合した生成物である。一例として、PETと一連のモノマー(例えば、1,4−ブタン−ジオールおよび1,6−ヘキサンジアミン)の比率を変え、多くのポリエステルアミドを得ることができる。これらの材料は、それぞれ、環境に優しい生成物を与えつつ、広範囲の物理的特徴を示す。これらの利点および他の利点は、当業者から明らかだろう。
いくつかの実施形態において、3D印刷に使用するためのポリエステルアミドであって、約1〜約30モル%のジアミンモノマー単位と;ジオールモノマー単位と;テレフタレートモノマー単位とを含む、ポリエステルアミドが提供される。このポリエステルアミドは、約45℃〜約100℃の範囲のガラス転移温度(T)を示す。いくつかの実施形態において、ポリエステルアミドは、約10〜約25モル%のジアミンモノマー単位を含む。
特に、本明細書に開示されるポリエステルアミドは、熱溶解積層法による3D印刷に特に適している。いくつかの実施形態において、ポリエステルアミドの数平均分子量は、約5,000〜約100,000グラム/モル、または約10,000〜約200,000グラム/モルの範囲であってもよい。いくつかの実施形態において、ポリエステルアミドの重量平均分子量は、約10,000〜約500,000グラム/モル、または約20,000〜約200,000グラム/モルの範囲であってもよい。特定の物理的な特徴によって、このポリエステルアミドは、3D印刷に適しており、特定の物理的な特徴としては、軟化点が約150℃〜約250℃、または約150℃〜約230℃;凝固点が約10℃〜約100℃、約20℃〜約75℃、または約25℃〜約60℃;100℃〜約200℃での粘度が約200センチポイズ〜約10,000センチポイズ;ヤング弾性率が約0.5〜約5ギガパスカルまたは約0.5〜約2ギガパスカル;降伏応力が約10〜約100メガパスカルまたは約10〜約60メガパスカル;Tが約50℃〜約100℃または約60℃〜約90℃が挙げられる。
ポリエステルアミドの軟化点(T)は、Mettler−ToledoからFP90軟化点装置として入手可能なカップと球の装置を用い、標準的な試験方法(ASTM)D−6090を用いることによって測定することができる。この測定は、0.50グラムのサンプルを用いて行われ、1℃/分の速度で100℃から加熱してもよい。
持続可能な樹脂のガラス転移温度(T)および融点(T)を、TA Instruments Q1000 Differential Scanning Calorimeterを用い、0〜150℃の温度範囲で、窒素流下、10℃/分の加熱速度で記録することができる。融点およびガラス転移温度は、2回目の加熱スキャン中に集め、開始温度として記録することができる。
ヤング弾性率および降伏応力は、Instronから入手可能な3300 Mechanical Testing Systemsを用い、ASTM 638D方法によって、直径が約2mmの持続可能な樹脂フィラメントを用いて測定することができる。
いくつかの実施形態において、ジアミンモノマー単位は、C〜C12ジアミン、例えば、Cジアミン、例えば、1,6−ヘキサンジアミンである。いくつかの実施形態において、ジアミンは、2〜12個の炭素原子を含む脂肪族ジアミンである。いくつかの実施形態において、ジアミンは、1,3−プロパンジアミンまたは1,4−ブタンジアミン、または1,5−ペンタンジアミン、または1,6−ヘキサンジアミンまたは1,7−ヘプタンジアミンまたは1,8−オクタンジアミン、または1,9−ノナンジアミンまたは1,10−デカンジアミンまたは1,11−ウンデカンジアミンまたは1,12−ドデカンジアミンである。
いくつかの実施形態において、ジアミンの2個のアミンは、窒素上で置換されていない(すなわち、2個のアミンは、−NH基である)。いくつかの実施形態において、ジアミンの2個のアミンは、独立して、置換されていない(−NH)か、または一置換されている(−NHR)。一置換されている場合、Rは、C−C低級アルキル基を含んでいてもよい。いくつかの実施形態において、ジアミンの炭素鎖は、任意の炭素原子上で場合により置換されていてもよい。このような任意の置換は、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシおよびこれらの組み合わせを含んでいてもよい。
いくつかの実施形態において、ジオールモノマー単位は、C〜Cジオール、例えば、Cジオール、例えば、1,4−ブタンジオールである。いくつかの実施形態において、ジオールモノマー単位は、2〜6個の炭素原子を含む脂肪族ジオールである。いくつかの実施形態において、ジオールモノマー単位は、1,2−エタンジオール(エチレングリコール)、または1,3−プロパンジオール、または1,4−ブタンジオールまたは1,5−ペンタンジオールまたは1,6−ヘキサンジオールである。いくつかの実施形態において、ジオールモノマー単位は、生物由来のもの、例えば、1,4−ブタンジオール(BDO)から選択されてもよい。いくつかの実施形態において、ジオールの炭素鎖は、場合により、任意の炭素原子上で置換されていてもよい。このような任意の置換は、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシおよびこれらの組み合わせを含んでいてもよい。
いくつかの実施形態において、ジオールモノマー単位は、ポリマーの約5モル%〜約45モル%、または約10モル%〜約40モル%の範囲の量で存在する。
いくつかの実施形態において、テレフタレート基は、ポリエステルアミド調製のためのビス−エステルとして与えられる。例えば、テレフタレート基は、ビス−メチルエステル、すなわち、ジメチルテレフタレートであってもよい。他のビス−エステルは、ジエチルテレフタレート、ジオクチルテレフタレートなどを含んでいてもよい。すなわち、テレフタル酸の任意のC−Cアルキルジエステルを、本明細書に開示されるポリエステルアミドにたどり着くための出発物質として使用してもよい。いくつかの実施形態において、テレフタレート基は、再生されたプラスチック、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)に由来する。再生されたPETを使用するとき、このプラスチックは、部分的に解重合していてもよく、または完全に解重合していてもよい。特定の実施形態において、PETは、有効平均分子量が約800、または約600〜約1000の範囲になるように解重合されてもよい。いくつかの実施形態において、テレフタレート基の芳香族環は、場合により、任意の炭素原子上で置換されていてもよい。このような任意の置換は、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシおよびこれらの組み合わせを含んでいてもよい。
いくつかの実施形態において、ポリエステルアミドは、降伏応力が、約10〜約100メガパスカル、または約10〜約60メガパスカルである。
いくつかの実施形態において、ポリエステルアミドは、降伏ひずみが約1%〜約10%、または約5%〜約8%の範囲である。
いくつかの実施形態において、ポリエステルアミドは、ヤング弾性率が約0.5〜約5ギガパスカル、または約0.5〜約2ギガパスカルの範囲である。
いくつかの実施形態において、ポリエステルアミドは、破断ひずみが約10%〜約100%、または約10%〜約60%の範囲である。
いくつかの実施形態において、ポリエステルアミドは、破断応力が約10〜約100メガパスカル、または約10〜約60メガパスカルの範囲である。
いくつかの実施形態において、ポリエステルアミドは、3D印刷装置に組み込むのに適した形態で与えられる。従って、例えば、ポリエステルアミドは、巻かれたフィラメントまたは微粒の形態として与えられてもよい。
いくつかの実施形態において、ポリエステルアミドを製造する方法であって、触媒存在下、ジアミンモノマー単位と;ジオールモノマー単位と;解重合したポリエチレンテレフタレートとを含む混合物を共重合させ、この共重合が、約150℃〜約220℃の範囲の温度で行われることを含み、この方法が、さらに、減圧下、過剰なジオールモノマー単位を除去することを含む、方法が提供される。
いくつかの実施形態において、触媒は、スズ系である。このような触媒は、スズ(II)またはスズ(IV)の酸化状態に由来していてもよい。いくつかの実施形態において、スズ系触媒は、モノまたはジアルキルのスズ系である。モノアルキルスズは、さらに、スズ原子上にオキシド基および/または水酸基を含んでいてもよい。いくつかの実施形態において、スズ系触媒は、モノブチルスズオキシド、モノブチルスズヒドロキシドオキシドおよびブチルスズ酸の混合物(FASCAT(登録商標)4100として市販されている)を含む。エステル交換化学に使用される他のスズ系触媒は、当該技術分野でよく知られており、本発明のポリエステルアミドを調製するために同様に使用することができる(例えば、オクタブチルテトラチオシアナトスタノキサン)。
いくつかの実施形態において、ジアミンモノマー単位は、混合物の約5〜約40モル%、または約10〜約30モル%の範囲で存在する。
いくつかの実施形態において、ジオールモノマー単位は、混合物の約5〜約40モル%、または約10〜約40モル%の範囲で存在する。
いくつかの実施形態において、目標Tを達成するためのジオールモノマー単位およびジアミンモノマー単位の実際の量は、さまざまであってもよい。3Dプリンタを用いた従来のFDMモデリングに使用するために、目標Tは、約50℃〜約100℃、または約60℃〜約90℃の範囲であってもよい。特定のTの選択は、特定の装置、下流の用途、混合した3D印刷材料(例えば、混合した有機材料、混合した有機−無機材料など)に使用される他の材料との適合性によって導かれうる。目標Tを選択するための他の考慮事項は、当業者なら理解するだろう。
いくつかの実施形態において、解重合したポリエチレンテレフタレートは、混合物の約45〜約55モル%、または約48〜約52モル%の範囲で存在する。
いくつかの実施形態において、解重合したポリエチレンテレフタレートは、再生された材料から誘導される。
いくつかの実施形態において、ポリエステルアミドから、3D印刷に使用するための一巻きまたは微粒が作られる。
いくつかの実施形態において、3D印刷の方法であって、約1〜約30モル%または約10〜約30モル%のジアミンモノマー単位と、ジオールモノマー単位と、テレフタレートモノマー単位とを含む、3D印刷に使用するためのポリエステルアミドを提供することを含み、この方法は、さらに、前記ポリエステルアミドを押出成形してフィラメントを提供することと、加熱したノズルに前記フィラメントを供給し、基材にポリエステルアミドを塗布し、基材の上に3D物体を作製することとを含む、方法が提供される。
いくつかの実施形態において、ジオール単位は、ポリマーの約5〜約45モル%、または約10モル%〜約40モル%の範囲で存在する。
いくつかの実施形態において、テレフタレートは、約45モル%〜約55モル%、または約48モル%〜約52モル%の範囲で存在する。
本明細書に開示されるポリエステルアミドを用いて3D印刷をする際に、支持材料を与えてもよい。この材料は、一般的に除去可能であり、複雑な三次元物体を製造するときに一時的な支持材として働く。適切な支持材料は、当該技術分野でよく知られている。例えば、米国特許第8,460,451号を参照。
支持材料は、ポリエステルアミド材料として同じ印刷ヘッドまたは異なる印刷ヘッドを介して運ばれてもよい。支持材料は、液体として運ばれることが多く、典型的には、周囲温度で固体であり、高い塗布温度で液体である疎水性化学材料を含む。しかし、ポリエステルアミド材料とは異なり、支持材料はその後に除去され、最終的な三次元部品を与える。
支持材料の除去は、ポリエステルアミド材料から支持材料を十分に除去するのに適した有機担体の使用と組み合わせて、支持材料を融点より高い温度まで加熱することを含む、いくつかのプロセスによって達成することができる。
いくつかの実施形態において、三次元物品を印刷する方法は、本明細書に開示されるように、構築材料としてポリエステルアミドの層を選択的に堆積させ、基材の上に三次元物品を作製することを含み、構築材料は、場合により、希釈剤を含んでいてもよい。いくつかの実施形態において、三次元物品を印刷する方法は、さらに、支持材料を用い、構築材料の少なくとも1つの層を支えることを含む。さらに、構築材料および/または支持材料は、本明細書に記載される方法の実施形態において、三次元物品の画像に従って選択的に堆積し、この画像は、コンピュータで読み取り可能なフォーマットである。
以下の実施例は、本開示の実施形態を示すために提示される。これらの実施例は、単なる説明であることを意図しており、本開示の範囲を制限することを意図していない。また、部およびパーセントは、特に示されていない限り、重量基準である。本明細書で使用される場合、「室温」は、約20℃〜約25℃の温度を指す。
(実施例1)
この実施例は、本発明の実施形態に従う例示的なポリエステルアミドの調製および特性決定を記載する。
サンプル1、10%ヘキサンジアミン:1LのParr反応器にメカニカルスターラーおよび蒸留装置を取り付け、これに517.94gの解重合した再生されたPET(Polylite、Reichhold Corporation)、73.05gの1,4−ブタンジオール、30.60gの1,6−ヘキサンジアミンおよび2.03gのスズ(Sn)触媒FASCAT(登録商標)4100(Arkema Chemicals)を加えた。窒素をパージしつつ(1scfh)、混合物を160℃まで加熱し、次いで、3時間かけて190℃までゆっくりと上げ、さらに18時間維持し、1,4−ブタンジオールと解重合したPETをエステル交換させた。次いで、1.5時間かけて混合物を190℃から210℃まで加熱し、次いで、減圧を適用し、過剰なブタンジオールを除去し、さらに重縮合させた。次いで、混合物を、減圧しながら、軟化点が197.4℃に達するまで、最終的な温度である235℃までゆっくりと加熱した。この樹脂は、74.5℃のガラス転移温度を示した。
サンプル2、20%ヘキサンジアミン:1LのParr反応器にメカニカルスターラーおよび蒸留装置を取り付け、これに518.02gの解重合した再生されたPET、49.05gの1,4−ブタンジオール、61.38gの1,6−ヘキサンジアミンおよび2.01gのSn触媒FASCAT(登録商標)4100を加えた。窒素をパージしつつ(1scfh)、混合物を160℃まで加熱し、次いで、3時間かけて190℃までゆっくりと上げ、さらに18時間維持し、1,4−ブタンジオールと解重合したPETをエステル交換させた。次いで、1.5時間かけて混合物を190℃から210℃まで加熱し、次いで、減圧を適用し、過剰なブタンジオールを除去し、さらに重縮合させた。次いで、混合物を、減圧しながら、軟化点が230.8℃に達するまで、最終的な温度である240℃までゆっくりと加熱した。この樹脂は、83.8℃のガラス転移温度を示した。
特性決定:次に、メルトフローインデックス(MFI)装置を用い、加熱した樽の中で樹脂サンプルを溶融させ、特定の直径を有するオリフィスに特定の重量を通して押出成形することによって樹脂フィラメントを製造した。次いで、樹脂フィラメントの機械特性を、Instron Tensile Testing Systemを用いて測定し、市販のABSおよびPLA 3D材料と比較した。表1にまとめられる結果は、10%の1,6−ヘキサンジアミンを含むサンプルが、市販のPLA 3D材料と同様の特徴を有することを示す。以下の表1は、サンプル1と市販の3D材料との比較を示す。
Figure 2016204640

Claims (10)

  1. 3D印刷に使用するためのポリエステルアミドであって、
    約1〜約30モル%のジアミンモノマー単位と;
    ジオールモノマー単位と;
    テレフタレートモノマー単位とを含み、
    このポリエステルアミドは、ガラス転移温度(T)が、約50℃〜約95℃の範囲である、ポリエステルアミド。
  2. ジアミンモノマー単位は、2〜12個の炭素原子を含む脂肪族ジアミンである、請求項1に記載のポリエステルアミド。
  3. ジオールモノマー単位は、2〜6個の炭素原子を含む脂肪族ジオールである、請求項1に記載のポリエステルアミド。
  4. ポリエステルアミドを製造する方法であって、
    触媒存在下、
    ジアミンモノマー単位と;
    ジオールモノマー単位と;
    解重合したポリエチレンテレフタレートとを含む混合物を共重合させ、
    この共重合が、約150℃〜約220℃の範囲の温度で行われることと;
    減圧下、過剰なジオールモノマー単位を除去することとを含む、方法。
  5. 触媒がスズ系である、請求項4に記載の方法。
  6. ジアミンモノマー単位が、混合物の約10モル%から約25モル%の範囲で存在する、請求項4に記載の方法。
  7. ジオールモノマー単位が、混合物の約10モル%から約40モル%の範囲で存在する、請求項4に記載の方法。
  8. 解重合したポリエチレンテレフタレートが、再生したポリエチレンテレフタレートから誘導される請求項4に記載の方法。
  9. ポリエステルアミドから、3D印刷に使用するためのスプールが作られる、請求項4に記載の方法。
  10. 3D印刷の方法であって、
    約10モル%〜約30モル%のジアミンモノマー単位と;
    約10モル%〜約40モル%のジオールモノマー単位と;
    約45モル%〜約55モル%のテレフタレートモノマー単位とを含む、3D印刷に使用するためのポリエステルアミドを提供することと;
    前記ポリエステルアミドを押出成形してフィラメントを提供することと;
    加熱したノズルに前記フィラメントを供給し、基材にポリエステルアミドを塗布し、基材の上に3D物体を作製することとを含む、方法。
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