JP2016203709A - 車両後部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車室内空間への圧迫を抑制し、リヤショックアブソーバからの入力荷重を車両上下方向に分散するとともに、車体のねじり剛性向上を図る。
【解決手段】リヤピラー2に上端部が接合されるクォーターパネル3と、リヤフロア4に下端部が接合されるホイールハウスインナパネルとが設けられ、これらパネルの車室内R側には、上部81がクォーターパネル3に接合され、下部82がハウスインナパネルの上部に位置するリヤショックアブソーバ保持パネル7に接合されるリヤピラーインナリンフォースメント8が車両上下方向に延在して配置され、ハウスインナパネルの車室内R側には、上部91がアブソーバ保持パネル7に接合され、下部92がハウスインナパネルの下部に接合されるホイールハウスインナリンフォースメント9が車両上下方向に延在して配置され、2つのインナリンフォースメント8,9は、隣接して配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、リヤショックアブソーバが取付けられる車両後部構造に関する。
従来の車両後部構造では、走行する車両の振動などを減衰させるためのリヤショックアブソーバが搭載されており、該リヤショックアブソーバの上端部は、リンフォースメントを設けたホイールハウスインナパネルなどに取付けられている。このような車両後部構造の中には、リヤショックアブソーバからの突き上げ荷重を、ショックアブソーバ取付部よりホイールハウスインナパネルの全体に分散するとともに、車体骨格部材に伝達して吸収するようになっているものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−61809号公報
しかしながら、上述した従来の車両後部構造においては、リヤショックアブソーバからの突き上げ荷重が大きい場合などに対応するために、リンフォースメントの板厚を厚くする必要があるので、重量増大を招いてしまうという懸念を有していた。
本発明はこのような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、車室内空間への圧迫を抑制し、リヤショックアブソーバからの入力荷重を車両上下方向に分散するとともに、車体のねじり剛性向上を図ることが可能な車両後部構造を提供することにある。
上記従来技術の有する課題を解決するために、本発明は、リヤピラーに上端部が接合されるクォーターパネルと、該クォーターパネルの下側に配置され、リヤフロアに下端部が接合されるホイールハウスインナパネルとが設けられている車両後部構造において、前記クォーターパネル及び前記ホイールハウスインナパネルの車室内側には、車両上下方向に延在するリヤピラーインナリンフォースメントが配置され、該リヤピラーインナリンフォースメントの上部は前記クォーターパネルに接合されているとともに、前記リヤピラーインナリンフォースメントの下部は前記ホイールハウスインナパネルの上部に位置するリヤショックアブソーバ保持部に接合され、前記ホイールハウスインナパネルの車室内側には、車両上下方向に延在するホイールハウスインナリンフォースメントが配置され、該ホイールハウスインナリンフォースメントの上部は、前記リヤショックアブソーバ保持部に接合されているとともに、前記ホイールハウスインナリンフォースメントの下部は、前記ホイールハウスインナパネルの下部に接合され、前記リヤピラーインナリンフォースメントと前記ホイールハウスインナリンフォースメントとは、隣接して配置されている。
また、本発明において、前記リヤピラーインナリンフォースメントの上端部は、前記リヤピラーに接合され、前記ホイールハウスインナリンフォースメントは、前記ホイールハウスインナパネルの下端部まで延在して配置されている。
さらに、本発明において、前記リヤピラーインナリンフォースメント及び前記ホイールハウスインナリンフォースメントは、当該インナリンフォースメントのフランジ部を前記リヤショックアブソーバ保持部に重ね合わせることにより、前記リヤショックアブソーバ保持部と共に3枚合わせで接合されている。
そして、本発明において、前記ホイールハウスインナリンフォースメントの稜線は、前記リヤショックアブソーバ保持部の取付座面に取付けられるリヤショックアブソーバの軸心に平行であり、かつ前記リヤショックアブソーバ保持部の取付座面に対して垂直方向に延びている。
また、本発明において、前記リヤピラーインナリンフォースメントの下部は、前記リヤショックアブソーバ保持部の取付座面を囲うように配置されている。
さらに、本発明において、前記リヤピラーインナリンフォースメントは、前記クォーターパネルを間に挟んでリヤピラーアウタリンフォースメントと3枚合わせで接合されている。
上述の如く、本発明に係る車両後部構造は、リヤピラーに上端部が接合されるクォーターパネルと、該クォーターパネルの下側に配置され、リヤフロアに下端部が接合されるホイールハウスインナパネルとが設けられているものであって、前記クォーターパネル及び前記ホイールハウスインナパネルの車室内側には、車両上下方向に延在するリヤピラーインナリンフォースメントが配置され、該リヤピラーインナリンフォースメントの上部は前記クォーターパネルに接合されているとともに、前記リヤピラーインナリンフォースメントの下部は前記ホイールハウスインナパネルの上部に位置するリヤショックアブソーバ保持部に接合され、前記ホイールハウスインナパネルの車室内側には、車両上下方向に延在するホイールハウスインナリンフォースメントが配置され、該ホイールハウスインナリンフォースメントの上部は、前記リヤショックアブソーバ保持部に接合されているとともに、前記ホイールハウスインナリンフォースメントの下部は、前記ホイールハウスインナパネルの下部に接合され、前記リヤピラーインナリンフォースメントと前記ホイールハウスインナリンフォースメントとは、隣接して配置されているので、車両上下方向に延びた2つのインナリンフォースメントがクォーターパネル及びホイールハウスインナパネルの車室内側に隣接して設けられていることになる。
したがって、本発明の車両後部構造においては、2つのインナリンフォースメントがクォーターパネル及びホイールハウスインナパネルの車室内側に存在することにより、車室内空間の圧迫を抑制しつつ、リヤショックアブソーバからの入力荷重を車両上下方向に分散させて効果的に吸収することができ、かつ車両後部の車体のねじり剛性を向上させることができる。しかも、リヤショックアブソーバからの突き上げ荷重が大きい場合に対応して、当該インナリンフォースメントの板厚を厚くする必要がないので、大幅な重量の増大を防ぐことができる。
また、本発明において、前記リヤピラーインナリンフォースメントの上端部は、前記リヤピラーに接合され、前記ホイールハウスインナリンフォースメントは、前記ホイールハウスインナパネルの下端部まで延在して配置されているので、車両後部の車体のねじり剛性を更に向上させることができる。
さらに、本発明において、前記リヤピラーインナリンフォースメント及び前記ホイールハウスインナリンフォースメントは、当該インナリンフォースメントのフランジ部を前記リヤショックアブソーバ保持部に重ね合わせることにより、前記リヤショックアブソーバ保持部と共に3枚合わせで接合されているので、リヤショックアブソーバから入力される荷重の分散を促進することができる。
また、本発明において、前記ホイールハウスインナリンフォースメントの稜線は、前記リヤショックアブソーバ保持部の取付座面に取付けられるリヤショックアブソーバの軸心に平行であり、かつ前記リヤショックアブソーバ保持部の取付座面に対して垂直方向に延びているので、リヤショックアブソーバからの入力荷重に対するリヤショックアブソーバ保持部の剛性向上を図ることができる。
さらに、本発明において、前記リヤピラーインナリンフォースメントの下部は、前記リヤショックアブソーバ保持部の取付座面を囲うように配置されているので、リヤショックアブソーバ保持部の取付座面の強度を高めることができるとともに、リヤショックアブソーバからの入力荷重を周辺のホイールハウスインナパネル、リヤピラーインナリンフォースメントなどに分散させることができる。
また、本発明において、前記リヤピラーインナリンフォースメントは、前記クォーターパネルを間に挟んでリヤピラーアウタリンフォースメントと3枚合わせで接合されているので、リヤショックアブソーバからの入力荷重に対してクォーターパネルの剛性を向上させることが可能となり、クォーターパネルの車両幅方向の撓みを防止することができる。
本発明の実施形態に係る後部構造が適用された車両の車室内側後部を車両前方側の斜め上方から見た斜視図である。 本発明の実施形態の車両後部構造に用いられるリヤピラーインナリンフォースメントとホイールハウスインナリンフォースメントとの接合部を拡大して示す斜視図である。 図1におけるA−A線断面図である。 本発明の実施形態に係る後部構造が適用された車両の車室外側後部を車両前方側の斜め上方から見た斜視図である。
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1〜図4は本発明の実施形態に係る車両後部構造を示すものである。なお、本実施形態では、車両右側について説明するが、車両左側についても同様の説明が適用される。また、図1及び図4において、矢印Fr方向は車両前方を示している。
本発明の実施形態に係る車両後部構造が適用される車両後部1には、図1〜図4に示すように、当該車両後部1を支えるリヤピラー2の下端部2bに上端部3aが接合されるクォーターパネル3と、該クォーターパネル3の下側に配置され、当該車両後部1の床面を形成するリヤフロア4の車両幅方向側部4aに下端部が接合されるリヤホイールハウス5とが設けられ、リヤピラー2の上端部2aは、サイドボデー11に接合されている。
また、リヤホイールハウス5は、全体が車両上方へ向かって湾曲し、図示しないリヤタイヤの上方側を包囲するアーチ形状に形成されており、車室内R側に配置されるホイールハウスインナパネル51と、車室外O側に配置されるホイールハウスアウタパネル52とを備えている。ホイールハウスインナパネル51は車室内R側へ向かって延出され、ホイールハウスアウタパネル52は車室外O側へ向かって延出されており、上側外周部の重ね合わせ部を接合することによって、リヤタイヤの上方側を囲うような中空状のリヤホイールハウス5が構成されている。
本実施形態のホイールハウスインナパネル51の車両後方の車室内R側には、図1〜図3に示すように、走行する車両の振動などを減衰させるリヤショックアブソーバ6の上端部6aを保持するためのリヤショックアブソーバ保持パネル(リヤショックアブソーバ保持部)7が取付けられている。そのため、リヤショックアブソーバ保持パネル7は、ホイールハウスインナパネル51の上部から車室内R側へ向かって下り傾斜で所定の長さにわたり延び、上端部7aがホイールハウスアウタパネル52の上端部52aを間に挟んでクォーターパネル3の下端部3bに接合されている。また、リヤショックアブソーバ保持パネル7は、中間部分が凹んだ略筒状に形成されており、中間部分の外周縁部は、ホイールハウスインナパネル51の車室内R側の面に接合されている。さらに、リヤショックアブソーバ保持パネル7の中間部分の底面は、平坦面に形成され、リヤショックアブソーバ6の上端部6aを取付ける取付座面71となっており、該取付座面71には、リヤショックアブソーバ6の上端部6aを挿入する挿入孔72が穿設されている。そして、ホイールハウスインナパネル51には、リヤショックアブソーバ6の上端部6aを挿通する挿通孔(図示せず)が挿入孔72と対応して穿設されている。なお、リヤショックアブソーバ6は、図1及び図4に示すように、車両上下方向に沿って延在すべく配置されており、下端部6bは、ピン61などを介して図示しない連結部材に保持されている。
一方、本実施形態の車両後部構造において、クォーターパネル3及びホイールハウスインナパネル51の車両後方の車室内R側には、図1〜図3に示すように、車両上下方向に延在するリヤピラーインナリンフォースメント8が配置されている。このリヤピラーインナリンフォースメント8は、クォーターパネル3及びホイールハウスインナパネル51を補強するために設けられており、リヤピラーインナリンフォースメント8の上部81は、リヤピラー2の下端部2を間に挟んでクォーターパネル3の上端部3aに接合されているとともに、リヤピラーインナリンフォースメント8の下部82は、リヤショックアブソーバ保持パネル7の周辺に位置するホイールハウスインナパネル51の上部に接合されている。そのため、リヤピラーインナリンフォースメント8は、クォーターパネル3及びホイールハウスインナパネル51の車室内R側の面に沿った形状に折り曲げられ、外周縁に接合用のフランジ部8aを有する横断面略ハット型形状に形成されている。
リヤピラーインナリンフォースメント8の下部82は、リヤショックアブソーバ保持パネル7の取付座面71を囲うように配置されている。そして、リヤピラーインナリンフォースメント8の下部82には、リヤショックアブソーバ6の取付作業用の開口部83が設けられている。これにより、リヤショックアブソーバ保持パネル7の取付座面71の強度が高められ、リヤショックアブソーバ6からの入力荷重は、周辺のホイールハウスインナパネル51、リヤピラーインナリンフォースメント8などに分散されるようになっている。
また、ホイールハウスインナパネル51の車室内R側には、図1及び図2に示すように、車両上下方向に延在するホイールハウスインナリンフォースメント9が配置されている。このホイールハウスインナリンフォースメント9は、ホイールハウスインナパネル51を補強するために設けられており、ホイールハウスインナリンフォースメント9の上部91は、リヤショックアブソーバ保持パネル7に接合されているとともに、ホイールハウスインナリンフォースメント9の下部92は、ホイールハウスインナパネル51の下部に接合されている。そのため、ホイールハウスインナリンフォースメント9は、リヤショックアブソーバ保持パネル7及びホイールハウスインナパネル51の車室内R側の面に沿った形状に折り曲げられ、外周縁に接合用のフランジ部9aを有する横断面略ハット型形状に形成されており、ホイールハウスインナパネル51との接合状態では、剛性を高めることが可能な閉断面構造に構成されている。
しかも、リヤピラーインナリンフォースメント8とホイールハウスインナリンフォースメント9とは、隣接して配置されており、ホイールハウスインナリンフォースメント9は、リヤピラーインナリンフォースメント8よりも車両前方側に位置している。
さらに、リヤピラーインナリンフォースメント8の上端部81aは、図1及び図3に示すように、上部81から車室内R側へ向かってほぼ直角に折り曲げられてリヤピラー2の下面に接合され、ホイールハウスインナリンフォースメント9は、ホイールハウスインナパネル51の下端部51aまで延在して配置されている。これにより、リヤピラー2及びホイールハウスインナパネル51を有する車両後部1の車体のねじり剛性が高められている。
そして、リヤピラーインナリンフォースメント8及びホイールハウスインナリンフォースメント9は、図1及び図2に示すように、これらインナリンフォースメント8,9のフランジ部8a,9aのうち、前側フランジ部8a及び後側フランジ部9aをリヤショックアブソーバ保持パネル7に重ね合わせることによって、リヤショックアブソーバ保持パネル7と共に3枚合わせで接合され、3枚接合部Wとして構成されている。これによって、リヤショックアブソーバ6から入力される荷重がホイールハウスインナパネル51を介してリヤピラーインナリンフォースメント8、ホイールハウスインナリンフォースメント9などに円滑に分散され、リヤショックアブソーバ6からの入力荷重の分散が促進されようになっている。なお、リヤピラーインナリンフォースメント8、ホイールハウスインナリンフォースメント9及びリヤショックアブソーバ保持パネル7の3枚が重ね合される箇所では、ホイールハウスインナパネル51が切欠かれたりあるいは開口されたりしており、ホイールハウスインナパネル51が存在していない構造となっている。
また、ホイールハウスインナリンフォースメント9は、図1及び図2に示すように、フランジ部9a、縦壁面部9b及び上面部9cを有する横断面略ハット型形状であり、縦壁面部9bと上面部9cとの境界線は、稜線93として構成されている。このホイールハウスインナリンフォースメント9の稜線93は、リヤショックアブソーバ保持パネル7の取付座面71に取付けられるリヤショックアブソーバ6の軸心Cに対して平行であり、かつリヤショックアブソーバ保持パネル7の取付座面71に対して垂直方向に延びている。これにより、リヤショックアブソーバ6からの入力荷重に対するリヤショックアブソーバ保持パネル7及びその周辺のホイールハウスインナパネル51などの剛性が高められるようになっている。
さらに、本実施形態の車両後部構造において、リヤピラーインナリンフォースメント8は、図1及び図4に示すように、クォーターパネル3を間に挟んでリヤピラーアウタリンフォースメント10が重ね合されて配置され、リヤピラーインナリンフォースメント8、クォーターパネル3及びリヤピラーアウタリンフォースメント10が3枚合わせで接合されている。そのため、リヤピラーアウタリンフォースメント10は、外周縁に接合用のフランジ部10a、縦壁面部10b及び上面部10cを有する横断面略ハット型形状に形成されている。これにより、リヤショックアブソーバ6からの入力荷重に対してクォーターパネル3の剛性が向上することになり、クォーターパネル3の車両幅方向の撓みが防止されるようになっている。なお、リヤピラーアウタリンフォースメント10の下側フランジ部10aは、ホイールハウスアウタパネル52の上面に接合されている。
このように、本発明の実施形態に係る車両後部構造では、車両後部1のクォーターパネル3及びホイールハウスインナパネル51の車室内R側に、車両上下方向に延在するリヤピラーインナリンフォースメント8が配置され、リヤピラーインナリンフォースメント8の上部81がクォーターパネル3に接合され、かつリヤピラーインナリンフォースメント8の下部82がホイールハウスインナパネル51の上部に位置するリヤショックアブソーバ保持パネル7に接合されており、ホイールハウスインナパネル51の車室内R側に、車両上下方向に延在するホイールハウスインナリンフォースメント9が配置され、ホイールハウスインナリンフォースメント9の上部91がリヤショックアブソーバ保持パネル7に接合され、かつホイールハウスインナリンフォースメント9の下部92がホイールハウスインナパネル51の下部に接合され、リヤピラーインナリンフォースメント8とホイールハウスインナリンフォースメント9とが隣接して配置されている。
したがって、本実施形態の車両後部構造では、リヤショックアブソーバ6からの荷重がリヤショックアブソーバ保持パネル7及びホイールハウスインナパネル51に入力されても、当該入力荷重が、リヤピラーインナリンフォースメント8及びホイールハウスインナリンフォースメント9を介して車両上下方向の周辺部品に分散されることになるので、車両後部1の車体のねじり剛性を向上させることができる。また、リヤピラーインナリンフォースメント8及びホイールハウスインナリンフォースメント9がクォーターパネル3及びホイールハウスインナパネル51の車室内R側に配置されていても、車室内R側へ大きく突出せずに車両上下方向に延在しているので、車室内Rの空間の圧迫を抑えることが可能となり、快適な居住空間を確保することができる。さらに、リヤショックアブソーバ6からの突き上げ荷重が大きい場合に対応して、インナリンフォースメント8,9の板厚を厚くする必要がないので、車両後部1の大幅な重量増大を防ぐことができ、コスト低減化を実現することができる。
以上、本発明の実施の形態につき述べたが、本発明は既述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。
例えば、既述の実施形態では、リヤショックアブソーバ保持パネル7がホイールハウスインナパネル51とは別体の部品であるが、リヤショックアブソーバ保持パネル7を用いることなく、リヤショックアブソーバ保持部がホイールハウスインナパネル51に一体に設けられていても良い。この場合には、リヤピラーインナリンフォースメント8及びホイールハウスインナリンフォースメント9のフランジ部8a,9aがリヤショックアブソーバ保持部のホイールハウスインナパネル51に重ね合わせることにより、3枚合わせで接合されている。
1 車両後部
2 リヤピラー
3 クォーターパネル
4 リヤフロア
5 リヤホイールハウス
6 リヤショックアブソーバ
6a 上端部
7 リヤショックアブソーバ保持パネル(リヤショックアブソーバ保持部)
7a 上端部
8 リヤピラーインナリンフォースメント
8a フランジ部
9 ホイールハウスインナリンフォースメント
9a フランジ部
10 リヤピラーアウタリンフォースメント
51 ホイールハウスインナパネル
52 ホイールハウスアウタパネル
71 取付座面
72 挿入孔
81 リヤピラーインナリンフォースメントの上部
81a リヤピラーインナリンフォースメントの上端部
82 リヤピラーインナリンフォースメントの下部
91 ホイールハウスインナリンフォースメントの上部
92 ホイールハウスインナリンフォースメントの下部
93 ホイールハウスインナリンフォースメントの稜線
C リヤショックアブソーバの軸心
R 車室内
W 3枚接合部

Claims (6)

  1. リヤピラーに上端部が接合されるクォーターパネルと、該クォーターパネルの下側に配置され、リヤフロアに下端部が接合されるホイールハウスインナパネルとが設けられている車両後部構造において、
    前記クォーターパネル及び前記ホイールハウスインナパネルの車室内側には、車両上下方向に延在するリヤピラーインナリンフォースメントが配置され、該リヤピラーインナリンフォースメントの上部は前記クォーターパネルに接合されているとともに、前記リヤピラーインナリンフォースメントの下部は前記ホイールハウスインナパネルの上部に位置するリヤショックアブソーバ保持部に接合され、
    前記ホイールハウスインナパネルの車室内側には、車両上下方向に延在するホイールハウスインナリンフォースメントが配置され、該ホイールハウスインナリンフォースメントの上部は、前記リヤショックアブソーバ保持部に接合されているとともに、前記ホイールハウスインナリンフォースメントの下部は、前記ホイールハウスインナパネルの下部に接合され、
    前記リヤピラーインナリンフォースメントと前記ホイールハウスインナリンフォースメントとは、隣接して配置されていることを特徴とする車両後部構造。
  2. 前記リヤピラーインナリンフォースメントの上端部は、前記リヤピラーに接合され、前記ホイールハウスインナリンフォースメントは、前記ホイールハウスインナパネルの下端部まで延在して配置されていることを特徴とする請求項1に記載の車両後部構造。
  3. 前記リヤピラーインナリンフォースメント及び前記ホイールハウスインナリンフォースメントは、当該インナリンフォースメントのフランジ部を前記リヤショックアブソーバ保持部に重ね合わせることにより、前記リヤショックアブソーバ保持部と共に3枚合わせで接合されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両後部構造。
  4. 前記ホイールハウスインナリンフォースメントの稜線は、前記リヤショックアブソーバ保持部の取付座面に取付けられるリヤショックアブソーバの軸心に平行であり、かつ前記リヤショックアブソーバ保持部の取付座面に対して垂直方向に延びていることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の車両後部構造。
  5. 前記リヤピラーインナリンフォースメントの下部は、前記リヤショックアブソーバ保持部の取付座面を囲うように配置されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の車両後部構造。
  6. 前記リヤピラーインナリンフォースメントは、前記クォーターパネルを間に挟んでリヤピラーアウタリンフォースメントと3枚合わせで接合されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の車両後部構造。
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