JP2016201533A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体装置の製造を容易にする。
【解決手段】本実施形態の半導体装置の製造方法は、半導体ウェハの第一の面に第一のサポートテープを貼りつける工程と、前記半導体ウェハを複数の半導体チップに個片化する工程と、前記複数の半導体チップの第二の面に第二のサポートテープを第一方向に貼り付ける工程と、前記複数の半導体チップから前記第一のサポートテープを剥離する工程と、前記第二のサポートテープを延伸させることで、前記半導体チップの間の距離を広げる工程と、を備える半導体装置の製造方法であって、前記第二の半導体サポートテープは、第一方向の伸びに対して生ずる公称応力と第二方向の伸びに対して生ずる公称応力の比が、0.7〜1.4である。
【選択図】図23

Description

本実施形態は、半導体装置の製造方法に関する。
ウェハは半導体チップに個片化される前に、サポートテープに接着されて取り扱われる場合がある。
特開2002−9018号明細書 特開2004−186398号明細書 特開2014−135376号明細書 特開2014−82445号明細書
本実施形態の課題は、チップの個片化を安定して行うことである。
本実施形態の半導体装置の製造方法は、半導体ウェハの第一の面に第一のサポートテープを貼りつける工程と、前記半導体ウェハを複数の半導体チップに個片化する工程と、前記複数の半導体チップの第二の面に第二のサポートテープを第一方向に貼り付ける工程と、前記複数の半導体チップから前記第一のサポートテープを剥離する工程と、前記第二のサポートテープを延伸させることで、前記半導体チップの間の距離を広げる工程と、を備える半導体装置の製造方法であって、前記第二の半導体サポートテープは、第一方向の伸びに対して生ずる公称応力と第二方向の伸びに対して生ずる公称応力の比が、0.7〜1.4である。
第一の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明する模式的な斜視図。 第一の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明する模式的な断面図。 第一の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明する模式的な斜視図。 第一の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明する模式的な断面図。 第一の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明する模式的な斜視図。 第一の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明する模式的な断面図。 第一の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明する模式的な斜視図。 第一の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明する模式的な断面図。 第一の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明する模式的な斜視図。 第一の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明する模式的な断面図。 第一の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明する模式的な斜視図。 第一の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明する模式的な断面図。 第一の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明する模式的な断面図。 第一の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明する模式的な断面図。 (A)図12のS1領域の拡大図であって、エキスパンド前の第二のサポートテープ100及び半導体チップ80を示した模式的な断面図、(B)図13のS2領域の拡大図であって、エキスパンドした後の第二のサポートテープ100及び半導体チップ80を示した模式的な断面図。 (A)DAF剥がれ不良を説明した模式的な断面図、(B)DAF割断不良を説明した模式的な断面図。 (A)公称ひずみにおける降伏時伸び率が小さい場合の第二のサポートテープの公称ひずみと公称応力の関係を示した模式的なグラフ、(B)公称ひずみにおける降伏時伸び率が大きい場合の第二のサポートテープの公称ひずみと公称応力の関係を示した模式的なグラフ。 公称ひずみにおける第二のサポートテープの降伏時伸び率が異なる実施例と比較例について、エキスパンドした後の距離Dを測定した結果を示したグラフ。 (A)異方性が大きい場合の第二のサポートテープの公称ひずみと公称応力の関係を示した模式的なグラフ、(B)異方性が小さい場合の第二のサポートテープの公称ひずみと公称応力の関係を示した模式的なグラフ。 (A)エキスパンドした後における、半導体チップ80の上面からの平面図、(B)異方性が大きい場合の図(A)におけるS3領域の拡大図、(C)異方性が小さい場合の図(A)におけるS3領域の拡大図。 第二のサポートテープのX方向とY方向の公称応力の比が異なる実施例と比較例について、エキスパンドした後の距離Dを測定した結果を示したグラフ。 第二のサポートテープのX方向のテープの公称ひずみと、DAF割断不良率の関係を示したグラフ。 比較例1、比較例2、実施例の第二のサポートテープについて、エキスパンドした後の貼り付け時のテープ公称ひずみ、距離D、DAF割断不良を測定した結果を示した表。 第一の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明する模式的な斜視図。 第一の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明する模式的な斜視図。 第一の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明する模式的な断面図。 第一の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明する模式的な斜視図。 第一の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明する模式的な断面図。 公称ひずみ・公称応力と、真ひずみ・真応力とを説明する模式的な図。 (A)あるサンプルにおける公称ひずみと公称応力との関係を示したグラフと、(B)同じサンプルにおける真ひずみ・真応力との関係を示したグラフ。 複数のサンプルのDAF割断不良の評価結果と、公称ひずみ・公称応力を用いた際の降伏時伸び率と、真応力を用いた際の破断時又は降伏時における公称ひずみと真ひずみと、をまとめた表。
以下、図面を参照して実施形態について説明する。以下の説明において、略同一の機能及び構成要素については、同一符号を付す。
なお、本明細書及び図面においては、半導体ウェハ10が半導体チップ80と欠けチップ85に個片化されていたとしても、それらがテープなどで固定化され、およそウェハの形状を維持している場合は、半導体ウェハ10と記載する場合がある。
(第1実施形態の半導体装置の製造方法)
図1〜図14は、第一の実施形態の半導体装置の製造方法を説明する図である。
図1及び図2に示すように、半導体ウェハ10はダイシングされる。
半導体ウェハ10は、第一の面10aと第二の面10bを有する。第一の面10aは、NAND素子、トランジスタ、配線等(図示せず)が形成された素子面である。第二の面10bは、第一の面10aとは反対側の面である。
図1及び図2に示すように、半導体ウェハ10の第一の面10aには、ダイシングブレード20を用いて、ブレード溝30が形成される。ブレード溝30は、例えば、格子状に設けられる。ブレード溝30は、半導体ウェハ10の厚さよりも浅く形成される。
図3及び図4に示すように、第一の面10aに第一のサポートテープ50が貼り付けられる。第一のサポートテープ50は、例えば、バックグラインドテープである。第一のサポートテープ50は、ローラー40を用いて、第一の面10aに貼り付けられる。
図5及び図6に示すように、第二の面10bは、研削砥石60を用いて、研削される。
第二の面10bは、研削により、第一の面10aに近づく。そして、第二の面10bは、ブレード溝30と接触する。すると、ブレード溝30は、第一の面10aと第二の面10bに貫通する。そして、半導体ウェハ10は、ブレード溝30により、複数の半導体チップ80と欠けチップ85に個片化される。半導体チップ80及び欠けチップ85は、第一のサポートテープに貼り付けられた状態のままなので、離散しない。
なお、半導体チップ80は半導体装置の製品として出荷されるチップをいい、欠けチップ85は、半導体装置の製品としては出荷されないチップをいう。半導体ウェハ10の半導体チップ80又は欠けチップ85への分割の個数は任意である。
半導体チップ80も、半導体ウェハ10と同様に、第一の面80aと第二の面80bを有する。第一の面80aは,NAND素子、トランジスタ、配線等(図示せず)が形成された素子面である。第一の面80aは、第一のサポートテープ50に貼り付けられた面である。第二の面80bは、第一の面80aとは反対側の面である。
欠けチップ85は、以降の説明において、半導体チップ80と同様に処理されればよい。そこで、欠けチップ85の説明は、必要な場合を除いて省略する。
図7及び図8に示すように、第二のサポートテープ100が、半導体チップ80の第二の面80bとサポートリング110に貼り付けられる。
第一のサポートテープ50に貼り付けられた半導体チップ80は、第一のサポートテープ50とともに、上下が反転される。サポートリング110は、複数の半導体チップ80の外側に配置される。そして、第二のサポートテープ100は、ローラー115を用いて、第二の面80b及びサポートリング110に貼り付けられる。
第二のサポートテープ100は、例えばモーター117等を用いて、引っ張られた状態で、第二の面80bおよびサポートリング110に貼り付けられる。第二のサポートテープ100は引っ張られながら貼り付けられるため、第二のサポートテープ100と第二の面80b、第二のサポートテープ100とサポートリング110の間に隙間を少なく、第二のサポートテープ100は貼り付けられる。
なお、ローラー115とモーター117の間には、任意の数のローラー等を配置して構わない。モーターは、任意の種類のモーターで構わない。また、モーターでなくとも、第二のサポートテープ100を引っ張ることができれば、任意の手段で構わない。
ローラー115を用いて、第二のサポートテープが接着されていく方向をX方向と呼び、X方向と直交する方向をY方向と呼ぶ。別の言い方をすれば、ローラー115の半導体チップ80に対する相対的な進行方向がX方向であり、ローラー115の延伸方向がY方向である。
なお、X方向は、第二のサポートテープのMD(Machine Direction)と一致する場合がある。また、Y方向は第二のサポートテープのTD(Transverse Direction)と一致する場合がある。
第二のサポートテープ100については、後に詳しく説明する。
図9及び図10は、第二のサポートテープ100が第二の面80b及びサポートリング110に貼り付けられた後、再度上下を反転された状態を示した模式的な斜視図及び断面図である。
なお、図9及び図10は、第二のサポートテープ100が、サポートリング110の下面で切断された状態を示しているが、これに限られない。例えば、第二のサポートテープ100は、サポートリング110の外側で切断されていても構わないし、切断されていなくとも構わない。
図11及び図12に示すように、第一のサポートテープ50が半導体チップ80から剥離される。半導体チップ80は、第二のサポートテープ100に貼り付けられている。つまり、半導体チップ80は、第二のサポートテープ100を介して、サポートリング110と繋がっているため、第一のサポートテープ50を半導体チップ80から剥離可能である。
図13に示すように、第二のサポートテープ100は、伸長(エキスパンド)される。
半導体チップ80は、治具120を用いて、サポートリング110に対して上方に押し出される。この第二のサポートテープ100が押し出された長さをエキスパンド量Hと呼ぶ。第二のサポートテープ100がエキスパンドされることで、個片化された半導体チップ80間の距離Dは広がる。
より詳細に、エキスパンド時の第二のサポートテープ100の伸び方について説明する。エキスパンド時に第二のサポートテープ100はサポートリング110に貼り付けられている。そして、第二のサポートテープ100は、治具120で引き伸ばされる。そして、治具120と第二のサポートテープ100の間には摩擦力が生じるため、まず引き伸ばされるのは、サポートリング110と治具120の間の領域Aである。
領域Aが十分に引き伸ばされ、第二のサポートテープ100に生じた応力が治具120と第二のサポートテープの摩擦力を上回ると半導体チップ80の下方の領域Bが引き伸ばされる。
そこで、例えば、第二のサポートテープ100が伸びやすい、即ち、第二のサポートテープの伸ばした長さ(公称ひずみ(Normal Strain))に対して生じる公称応力(Normal Stress)が小さいと、領域Bは引き伸ばされにくい。逆に、第二のサポートテープ100が伸びにくい、即ち、公称ひずみに対して生じる公称応力が大きいと、領域Bは引き伸ばされやすい。
図14に示すように、半導体チップ80は、例えば、吸着コレット140を備えたピックアップ機構150を用いて、ピックアップされて、基板、あるいは他の半導体チップへの実装工程などの、半導体装置の所定の製造工程に搬送される。なお、半導体チップ80は、ピックアップ時に、第二のサポートテープの一部が付着した状態であっても構わない。なお、具体的には、後述するDAF(図示せず)が、半導体チップ80とともに、ピックアップされてもよい。
(第二のサポートテープについて)
図15(A)及び図15(B)を用いて、第二のサポートテープ100についてさらに詳細を説明する。図15(A)及び図15(B)は、それぞれ、エキスパンド前及びエキスパンドした後の第二のサポートテープ100及び半導体チップ80を示した模式的な断面図である。
第二のサポートテープ100は、例えば、基材層220、粘着剤層210、DAF(Die Attach Film)200を有する。
基材層220は、例えば、ポリエチレンテレフタラート、ポリオレフィン、等の合成樹脂を含む。
粘着剤層210は、基材層220及びDAF200を貼り合わせる任意の材料である。粘着剤層210は、例えば、エポキシ樹脂、ポリイミド、アクリル樹脂、ポリオレフィン、シリコーン等の合成樹脂を含む。
DAF200は、例えば、アクリル樹脂、ポリイミド、エポキシ樹脂を含む。
図15(B)に示すように、第二のサポートテープ100の一部は、エキスパンドによって、半導体チップ毎に切断される。具体的には、第二のサポートテープに含まれるDAF200が、エキスパンドによって切断される。
このエキスパンドによるDAFの切断の際、例えば、DAF割断不良、及びDAF剥がれ不良が発生する可能性がある。図16(A)及び図16(B)を用いて、この不良について説明する。なお、図16(A)及び図16(B)は、図13のS2領域の拡大図相当の図である。
図16(A)は、DAF剥がれ不良を示した模式的な断面図である。DAF剥がれ不良は、DAF200が粘着剤層210から剥がれる不良である。半導体チップ80及びDAF200は、その位置がずれ、場合によっては、飛散する。そのため、半導体チップ80及びDAF200のピックアップが困難となる。
エキスパンド時に、半導体チップ80及びその下部のDAF200は、粘着剤層210の張力により四方に引っ張られている。ここで、例えば、エキスパンド量Hが大きい場合、粘着剤層210の張力が粘着剤層210とDAF200との密着力を上回る場合がある。この張力が密着力を上回る場合、DAF200は、粘着剤層210に付着できなくなる。すなわち、図16(A)に示すようなDAF剥がれ不良が生じる。
今回は、出願人の実験により、DAF剥がれ不良とエキスパンド量Hとの関係が確認された。そして、エキスパンド量Hが8mmより大きい場合に、特にDAF剥がれ不良が顕著に発生した。また、DAF200と粘着剤層210との間の粘着力が、0.1N/25mm以上であるほうがDAF剥がれ不良の防止には好ましい。
図16(B)は、DAF割断不良を示した模式的な断面図である。DAF割断不良は、DAF200が十分に割断されない不良である。DAF200は複数の半導体チップ80に接着しているため、個別の半導体チップ80をDAF200と共にピックアップすることは困難である。
DAF割断不良が発生している場合、DAF200が切断されていないため、距離Dは十分に広がらない。そこで、距離Dを測定することで、DAF割断不良を評価することが可能である。
DAF割断不良は、第二のサポートテープ100の特性に依存する。
以下、DAF割断不良と第二のサポートテープ100の特性の関係について、さらに説明をする。
まず、第二のサポートテープ100の降伏時伸び率とDAF割断不良の関係について説明する。
図17(A)及び図17(B)は、第二のサポートテープ100の公称ひずみと公称応力の関係を示した模式的なグラフである。図17(A)に示される通り、第二のサポートテープは、公称ひずみを0%から増やすと、ある公称ひずみを越した時点で公称応力が低下(降伏)する。この公称応力が最初に低下する点を降伏点と呼び、この降伏点に対応する公称ひずみを降伏時伸び率と呼ぶ。例えば、図17(A)の比較例に比べて、図17(B)の実施例は降伏時伸び率が大きい。
図18は、第二のサポートテープの降伏時伸び率が異なる実施例及び比較例に対して、エキスパンド量Hと半導体チップ80の間の距離Dとの関係をプロットした、実験データである。本実験において、距離Dが40um以上であれば、DAF割断不良が少ないことを意味している。図18のデータは、異なるチップ間の距離を25か所の測定点でX方向の距離、及びY方向の距離を測定した、約50点の測定データである。
図18に示すように、降伏時伸び率が40%の比較例ではエキスパンド量Hを8mmにしたとしても、DAF割断不良を抑制することができない。降伏時伸び率が55%の比較例でも、降伏時伸び率が40%の比較例よりも改善はするものの、依然DAF割断不良は発生する。それに対して、降伏時伸び率が90%のサンプルでは、エキスパンド量Hを8mmにすることにより、DAF割断不良は大きく抑制される。これは、例えば、降伏時伸び率が高いサンプルのほうが、第二のサポートテープ100のバラツキ等によらず、均等に伸ばすことが可能なためと考えられる。
次に、DAF割断不良をさらに抑制するため、エキスパンドした際の第二のサポートテープ100のX方向及びY方向に生ずる公称応力の異方性と、DAF割断不良と、の関係について説明する。第二のサポートテープ100は、例えば第二のサポートテープ100の製造上の理由により、X方向とY方向で生じる公称応力が異なる場合がある。
図19(A)及び図19(B)は、第二のサポートテープ100の公称ひずみと公称応力の関係を示した模式的なグラフである。それぞれのグラフにおいて、(a)がX方向の関係を示し、(b)がY方向の関係を示している。公称ひずみは、自然状態を1としたときに、そこから伸びた長さの割合である。
図19(A)の比較例は、公称ひずみがeの時に、X方向の公称応力がY方向の公称応力のおよそ2倍である。他方、図19(B)の実施例は、公称ひずみがeの時に、X方向の公称応力がY方向の公称応力のおよそ1倍である。すなわち、比較例は、Y方向がX方向に比べて伸びやすいのに対して、実施例は、Y方向とX方向の伸びやすさの差が小さい。
この比較例及び実施例の第二のサポートテープ100をエキスパンドした後の状態を、図20(A)〜(C)を用いて説明する。
図20(A)は、図13相当のエキスパンドした後の模式的な平面図である。図20(B)又は図20(C)は、図20(A)の領域S3の模式的な拡大図である。図20(B)は、図19(A)に相当する比較例の場合を示す。図20(C)は、図19(B)に相当する実施例の場合を示す。
まず、比較例の場合を説明する。前述したように、第二のサポートテープ100が伸びやすいと、図13における第二のサポートテープ100の領域Bは引き伸ばされにくい。逆に、第二のサポートテープ100が伸びにくいと、第二のサポートテープ100の領域Bは引き伸ばされやすい。そして、比較例において第二のサポートテープ100は、Y方向はX方向に比べて伸びやすい。
そのため、図20(B)に示されるように、領域Bにおいては、第二のサポートテープ100は、X方向に伸びやすく、Y方向に伸びにくい。つまり、X方向の半導体チップ80間の距離D1は、Y方向の半導体チップ80間の距離D2よりも大きくなる。そのため、第二のサポートテープ100に含まれるDAF200は、X方向には割断されやすいのに対し、Y方向には割断されにくい。
他方、図20(C)に示すように、X方向の公称応力とY方向の伸びやすさの差が小さい場合、X方向とY方向はほぼ均等に広がる。つまり、X方向の半導体チップ80の距離D3は、Y方向の距離D4とほぼ等しくなる。そのため、第二のサポートテープ100に含まれるDAF200は、X方向及びY方向に均等に割断される。
以上をまとめれば、DAF割断不良を防ぐためには、第二のサポートテープは、X方向の公称応力とY方向の公称応力の比が1に近い、すなわち、異方性が小さいほうが好ましい。
図21は、第二のサポートテープ100の異方性の異なるサンプルに対して、エキスパンド量Hと半導体チップ80の間の距離Dとの関係をプロットした、実験データである。
なお、本実験に用いた第二のサポートテープ100はいずれも降伏時伸び率は90%以上である。また、本実験においても、距離Dが40um以上であれば、DAF割断不良が少ないことを意味し、測定点は前述した実験と同じく約50点の測定データである。
図21に示すように、公称応力の比が1.7の場合、エキスパンド量Hを8mmにしても、距離Dが40um以下のDAF割断不良が発生している。他方、公称応力の比が1.4及び1.0の場合、エキスパンド量Hを8mmにすれば、測定データ全てにおいて、DAFが割断されていることが確認された。したがって、第二のサポートテープ100のX方向の公称応力とY方向の公称応力の比は、1.4以下であることが望ましい。なお、勿論であるが、Y方向の公称応力のほうがX方向の公称応力が強い場合は、この比は1.4の逆数である約0.7以上となる。
なお、上記のようにX方向とY方向に生ずる公称応力を1に近づけることは、必ずしも第二のサポートテープ100のMDとTDに生ずる公称応力を1に近づけることを意味しない。MDとTDに生ずる公称応力に異方性があっても、第二のサポートテープ100が半導体チップ80に傾けて貼り付けられることで、X方向とY方向に生ずる公称応力を1に近づけることは可能である。
さらに、貼り付けられた状態の第二のサポートテープ100の公称ひずみ、及び第二のサポートテープ100の引張強さと、DAF割断不良との関係について説明する。
図8を参照して説明したように、第二のサポートテープ100は、引っ張られながら、X方向に貼り付けられる。そのため、第二のサポートテープ100は、X方向に伸びた状態で、第二の面80bに貼り付けられる。そして、第二のサポートテープ100はX方向に伸びて貼り付けられているため、第二のサポートテープ100はエキスパンドされると、X方向とY方向の伸びやすさが異なる。仮にX方向とY方向の伸びやすさが異なると、公称応力の異方性で説明した通り、DAF割断不良を悪化させる可能性がある。
別の言い方をすれば、前述した第二のサポートテープ100の降伏時伸び率及び、公称応力の異方性のみならず、貼り付けられた際に第二のサポートテープがX方向により伸びていないことにより、DAF割断不良をさらに抑制できる。
図22は、貼り付けられた状態での、第二のサポートテープ100のX方向の公称ひずみとDAF割断不良との関係を示したグラフである。なお、第二のサポートテープ100のX方向の公称ひずみは、貼付け後に常温での測定値である。
図22に示されるように、第二のサポートテープ100のX方向の公称ひずみが1.9%を超すと、DAF割断不良が発生することがわかる。すなわち、第二のサポートテープ100のX方向の公称ひずみが少なくとも1.9%未満であると、DAF割断不良の低減に有効であることがわかる。
この第二のサポートテープ100のX方向の伸びを低減するには、貼り付け時の引っ張られる力で、第二のサポートテープ100が伸び過ぎなければよい。具体的には、第二のサポートテープ100の引張強さ(単位長さを伸ばすために必要な力)が大きいと、貼り付け時の引っ張られる力でのX方向の伸びを低減することができる。
図23は、第二のサポートテープの引張強さが異なるサンプルについて、テープのX方向の公称ひずみ、距離D、距離Dのバラツキ、DAF割断不良についてまとめた表である。図23において、引張強さは、常温時(24℃)と高温時(70℃)のそれぞれのデータが示されている。ここで、常温とは、例えば10℃〜30℃であり、高温時は、例えば40〜90℃である。常温は、例えばエキスパンド時の温度であり、高温は、例えば第二のサポートテープを貼り付ける際の温度である。
なお、図23において、引張強さは、幅20mmの第二のサポートテープ100を、公称ひずみにおいて、2%伸ばすために必要な力を示している。実際の第二のサポートテープ100の幅は、例えば、300mm半導体ウェハに対して、最大350〜390mmの幅である。つまり、図23に示した値に対して、17.5倍〜19.5倍程度の力を加えた場合に、第二のサポートテープ100は2%その長さが伸びる。
また、本実験は、降伏時伸び率が90%以上の第二のサポートテープ100であって、X方向とY方向に生ずる公称応力の異方性が1.2以下の第二のサポートテープ100である。距離Dの最短距離が40umを超していても不良があるのは、図18や図21のサンプル数が約50点なのに対し、図23のサンプル数が約350点と多く、より精密な評価がされているためである。
以下、図23の実験結果について説明する。
テープの公称ひずみは、比較例1、比較例2、実施例は、それぞれ2.1%、0.8%、1.1%である。比較例2と実施例は、常温時の引張強さが比較例1に比べて大きいため、テープの公称ひずみが小さくなっていることがわかる。特に、比較例2は常温時の引張強さが一番大きく、そのためテープの公称ひずみが一番小さくなっているものと考えられる。
距離Dの最小値は、比較例1、比較例2、実施例で、それぞれ、123mm、103mm、156mmである。実施例は、比較例1及び比較例2に対して、距離Dの最小値が大きくなっている。これは、第二のサポートテープ100の貼付け時である高温での引張強さが大きいためと考えられる。なお、比較例2は、比較例1よりも距離Dの最小値が小さくなっている。これは、高温時の引張強さが比較例1よりも小さいためと考えられる。
距離Dの標準偏差は、比較例1、比較例2、実施例で、それぞれ、12.4mm、17.1mm、8.6mmである。実施例は、比較例1及び比較例2に対して、距離Dの標準偏差が小さい。つまり、実施例は、距離Dのバラツキが小さい。距離Dのバラツキが小さいのは、距離Dの最小値と同様に高温での引張強さの影響によるものと考えられる。
最後に、DAF割断不良率は、比較例1、比較例2、実施例で、それぞれ、5.1%、0.7%、0.0%である。実施例は、貼付け時のテープの公称ひずみは、1.1%と比較例2に劣るものの、不良率では、0.0%と比較例2のそれを上回っている。実施例は、比較例1、比較例2に対して、距離Dの最小値がより大きく、距離Dの標準偏差がより小さいことが、不良率が小さい理由と考えられる。
本実験をまとめると、公称ひずみが2%における常温時の引張強さが2.8[N/20mm]より大きいと、貼られた後の第二のサポートテープ100の公称ひずみを前述の1.9%よりも小さくすることが容易である。つまり、DAF割断不良を低減可能である。そして、高温時の引張強さが1.6[N/20mm]より大きいと、距離Dをより大きくし、距離Dの標準偏差をより小さくすることが可能である。つまり、DAF割断不良がさらに低減可能である。
(第二実施形態)
図24〜図28を用いて、第二実施形態を説明する。なお、第一実施形態と略同一の要素については同じ符号を付し、適宜説明を省略する。
図24に示されるように、半導体ウェハ10の第一の面10aに第一のサポートテープ50が貼り付けられる。本実施形態では、ブレード溝30を形成せずに、第一のサポートテープ50が貼り付けられる。
図25及び図26に示されるように、半導体ウェハ10は上下が反転され、第二の面10b側からレーザー310を用いて、ダイシングされる。具体的には、レーザー310を用いて、半導体ウェハ10内部で改質領域320が形成される。この改質領域320から、例えばウェハの下側に向かってクラック(へき開面)330が発生する。なお、上下にクラック330が発生しても構わない。
図27及び図28に示されるように、半導体ウェハ10は再度反転され、第二の面10bは、研削砥石60を用いて、研削される。第一の実施形態の図5と同様に裏面が研磨される。これにより、そして、半導体ウェハ10は、クラック330により、複数の半導体チップ80と欠けチップ85に個片化される。なお、クラック330は微細な場合があるため、外見上、クラック330が視認できない場合がある。
以降は、第一の実施形態と同様の製造方法により、半導体装置は製造される。
第二の実施形態では、レーザーによるダイシングを用いている点で第一の実施形態と異なる。第二の実施形態は、ブレードを用いるダイシングに比べ、ダイシング時の発塵による歩留り低下を防止することが可能であり、また、洗浄に用いる純水の使用量を減らすことが可能である。
(変形例)
上記の説明では、半導体ウェハ10は、レーザーによるダイシング後に研削砥石を用いて研削される。この研削はレーザーダイシング前に行ってもよい。例えば、半導体ウェハ10は、予め研削により薄膜化される。その後、半導体ウェハ10は、レーザーによるダイシングを用いて、半導体ウェハ10の第一の面10a及び第二の面10bに達するクラック330が形成される。
(第三実施形態)
第一実施形態及び第二実施形態では、第二のサポートテープ100を貼り付ける方向が、半導体ウェハ10のダイシング方向と略平行又は略直交していたが、これに限られない。
例えば、半導体ウェハ10のダイシング方向と45度傾けたとしても構わない。この場合、例えば、より均一にエキスパンドすることが可能となる。
(第四実施形態)
図29を用いて、第四実施形態について説明する。図29(a)及び(b)は、テープ510の引張試験の方法を示している。図29(a)は引張前の状態、図29(b)は引張後の状態を示している。
ホルダー500がテープ510の両端を引っ張ることにより、テープ510の引張強さ、公称応力、公称ひずみ、伸び率等の測定が可能である。テープ510は、例えば第二のサポートテープ100である。
図29(a)及び(b)に示されるように、引張後において、テープ510は、テープ510’となり、その幅がW1からW2と細くなる。
一方、図29(c)は、半導体ウェハ10にテープ510が貼り付けられた状態で引っ張られた状態を示している。図29(c)に示されるように、テープ510は全方向に引っ張られるため、その太さが図29(b)のように細くならない。
つまり、図29(a)及び図29(b)に示されたテープ510の引張試験の方法では、ウェハ10に貼り付けられた状態の応力・ひずみ等を適切に算出できない場合がある。そこで、次の関係で示す真応力(True Stress)・真ひずみ(True Strain)を用いる。
Figure 2016201533
ここで、σtは真応力、σnは公称応力、εtは真ひずみ、εnは公称ひずみである。真応力、真ひずみによって、引張試験においてテープ510が細くなる効果を低減し、より実際にテープ10が用いられる環境に近い状態での評価が可能である。
図30は、同じサンプルを公称応力・公称ひずみで評価した場合(図30(a))と、真応力・真ひずみで評価した場合(図30(b))との比較を示した図である。
図30(a)に示されるように、公称応力・公称ひずみを用いると、本サンプルは降伏時伸び率20%前後である。他方、図30(b)に示されるように、真応力・真ひずみを用いると、本サンプルは降伏せず、真ひずみ約250%前後で破断する。
つまり、図30のサンプルは、公称応力・公称ひずみで評価した場合は、降伏時伸び率が90%以下であるため、DAF割断不良が生じることが懸念される。しかし、真応力・真ひずみで評価すると、降伏をしない。そして、実際のサンプルでは真応力・真ひずみで評価したほうがより適切な場合があることが発明者らの実験で確かめられた。
図31は、第二サポートテープ100に対するサンプルA〜FにおけるDAF割断不良試験の評価実験の結果をまとめた表である。図31の表は、各サンプルの評価結果と、公称ひずみ・公称応力を用いた際の降伏時伸び率と、真応力を用いた際の破断時又は降伏時における公称ひずみと真ひずみと、を示している。なお、各値はMD及びTDについてそれぞれ示されている。
図31の実験は、DAF割断不良試験の評価は、図23等と同様に半導体ウェハ10に対する評価試験結果である。降伏時伸び率、公称ひずみ、真ひずみ等の測定は、島津製作所製オートグラフ(型式AGS-D)を用いて測定を行った。試験時の引張速度は、500mm/minである。
DAF割断不良の評価を実施したところ、サンプルA〜C、Eは良好であり、サンプルD,Fにおいて不良がより発生した。
例えば、図31のサンプルAをみればわかる通り、公称応力を用いた際の降伏時伸び率が28%、20%であり、90%より小さい。他方、真応力を用いた際の破断時又は降伏時の伸び率は105%、124%であり大きい。そして、実際にサンプルAではDAF割断不良の評価は良好である。
それに対し、サンプルDは、公称応力を用いた際の降伏時伸び率が30%、30%であり、サンプルAとほぼ同等である。他方、真応力を用いた際の破断時又は降伏時の伸び率は199%、25%であり、TDに関してはサンプルAより大きく劣る。そして、実際にサンプルDではDAF割断不良の評価は良好ではない。
つまり、真応力を用いた際の破断時又は降伏時の伸び率が、よりDAF割断不良と相関している場合がある。
図31の結果からは、DAF割断不良が良好なサンプルA〜C,Eにおいて、真応力を用いた際の破断時又は降伏時の伸び率が一番小さいのは、サンプルCのTDにおける72%である。つまり、72%以上あればDAF割断不良に関し、良好な結果が期待できる。
なお、不良サンプルD,Fにおいては、MDとTDとのうち小さい方の値とDAF割断不良が相関すると考えられるため、MDとTDとの値の小さい方の値を評価する必要がある。サンプルDとFとにおいては、真応力を用いた際の破断時又は降伏時の伸び率が一番大きいのは、サンプルFの39%となる。
本発明の実施形態を説明したが、本実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。本実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…半導体ウェハ
10a…第一の面
10b…第二の面
20…ダイシングブレード
30…ブレード溝
40…ローラー
50…第一のサポートテープ
60…研削砥石
80…半導体チップ
80a…第一の面
80b…第二の面
85…チップ
90…率
100…第二のサポートテープ
110…サポートリング
115…ローラー
117…モーター
120…治具
140…吸着コレット
150…ピックアップ機構
200…DAF
210…粘着剤層
220…基材層
310…レーザー
320…改質領域
330…クラック
500…ホルダー
510…テープ
S3…領域

Claims (7)

  1. 半導体ウェハの第一の面に第一のサポートテープを貼り付ける工程と、
    前記半導体ウェハを複数の半導体チップに個片化する工程と、
    前記複数の半導体チップの第二の面に第二のサポートテープを第一方向に貼り付ける工程と、
    前記複数の半導体チップから前記第一のサポートテープを剥離する工程と、
    前記第二のサポートテープを延伸させることで、前記半導体チップの間の距離を広げる工程と、
    を備える半導体装置の製造方法であって、
    前記第二のサポートテープは、前記第一方向の伸びに対して生ずる公称応力と前記第一方向に交差する第二方向の伸びに対して生ずる公称応力の比が、0.7〜1.4である
    半導体装置の製造方法。
  2. 前記第二のサポートテープは、降伏時伸び率が90%以上である、
    請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第二のサポートテープは、真応力を用いた際の破断時又は降伏時の伸び率が72%以上である、
    請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記第二のサポートテープは、幅20mmの前記第二のサポートテープを2%伸ばすために必要な力が、24度において2.8[N]より大きく、70度において、1.6[N]より大きい、請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記第二のサポートテープは、貼付け後に常温において、前記第一方向への公称ひずみが1.9%以下である、請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記第一のサポートテープを貼り付ける工程の前に、前記半導体ウェハにブレードを用いて、ブレード溝を形成する工程と、をさらに備え、
    前記個片化する工程は、前記半導体ウェハの前記第一の面に反対の第二の面を研削し、前記ブレード溝を前記第二の面に到達させることで行う
    請求項1〜5何れか一項記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記個片化する工程は、前記半導体ウェハにレーザーをあて、へき開面を形成することにより行う請求項1〜5何れか一項記載の半導体装置の製造方法。
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