JP2016146707A - ワイヤーハーネス支持体、ワイヤーハーネス及び保護部材 - Google Patents

ワイヤーハーネス支持体、ワイヤーハーネス及び保護部材 Download PDF

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信隆 濱西
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英昭 伊藤
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    • H02G3/02Details
    • H02G3/04Protective tubing or conduits, e.g. cable ladders or cable troughs

Abstract

【課題】電線を保護する保護部材と棒状の固定部材とをより簡単な構成で固定する技術を提供すること。【解決手段】ワイヤーハーネス支持体100は、固定孔21が形成された棒状の固定部材2と、板状の部材であり、一方面側に電線を配設可能な板状本体部34と固定孔21に挿通される挿通部33とを含む保護部材3と、を備える。そして、ワイヤーハーネス支持体100においては、挿通部33は、固定孔21に挿通された状態で保護部材3を固定部材2に対して固定する。【選択図】図5

Description

本発明は、棒状の固定部材にワイヤーハーネスを組み付ける方法に関する。
自動車等の車両に搭載されるワイヤーハーネスにおいて、電線が、棒状の固定部材に固定されることがある。例えば、電線が、インストルメントパネルの裏側に配設されるリインフォースメント(固定部材)に固定されることがある。
また、電線を保護する保護部材として、例えば、特許文献1には、直線状に敷設された電線束を支持する板状の保護部材が示されている。特許文献1では、複数の板状部分の間に中空構造が形成された中空板材(プラスチック段ボールシート)によって形成された保護部材が示されている。
特開2014−117099号公報
ここで、特許文献1には、保護部材を、複数のクランプを用いて固定部材に固定することが示されている。しかしながら、リインフォースメント等の棒状の固定部材に対して、より簡単な構成で保護部材を固定することが望まれている。
本発明は、電線を保護する保護部材と棒状の固定部材とをより簡単な構成で固定する技術を提供することを目的とする。
第1態様に係るワイヤーハーネス支持体は、固定孔が形成された棒状の固定部材と、板状の部材であり、一方面側に電線を配設可能な板状本体部と前記固定孔に挿通される挿通部とを含む保護部材と、を備え、前記挿通部は、前記固定孔に挿通された状態で前記保護部材を前記固定部材に対して固定する。
第2態様に係るワイヤーハーネス支持体は、第1態様に係るワイヤーハーネス支持体の一態様である。第2態様に係るワイヤーハーネス支持体においては、前記固定部材は、筒状に形成されており、外周面側から内周面側に貫通する前記固定孔が形成されている。
第3態様に係るワイヤーハーネス支持体は、第1態様又は第2態様に係るワイヤーハーネス支持体の一態様である。第3態様に係るワイヤーハーネス支持体においては、前記挿通部は、前記板状本体部から前記固定部材の周方向に沿って延出して形成されている。
第4態様に係るワイヤーハーネス支持体は、第1態様又は第2態様に係るワイヤーハーネス支持体の一態様である。第4態様に係るワイヤーハーネス支持体においては、前記挿通部は、前記板状本体部から前記固定部材の延在方向に沿って延出して形成されている。
第5態様に係るワイヤーハーネス支持体は、第3態様又は第4態様に係るワイヤーハーネス支持体の一態様である。第5態様に係るワイヤーハーネス支持体においては、前記挿通部は、前記板状本体部からそれぞれ反対の方向へ延出して形成された第一挿通部と第二挿通部とを含む。
第6態様に係るワイヤーハーネス支持体は、第1態様から第5態様のいずれか1つに係るワイヤーハーネス支持体の一態様である。第6態様に係るワイヤーハーネス支持体においては、前記固定孔は、前記挿通部が挿通された状態で前記保護部材を前記固定部材に対して固定する第一孔部分と、前記第一孔部分に連なり前記第一孔部分よりも大きく形成された第二孔部分と、を含む。
第7態様に係るワイヤーハーネス支持体は、第6態様に係るワイヤーハーネス支持体の一態様である。第7態様に係るワイヤーハーネス支持体においては、前記第一孔部分は、前記挿通部を変形させた状態で挟み込み可能な形状に形成されている。
第8態様に係るワイヤーハーネス支持体は、第1態様から第7態様のいずれか1つに係るワイヤーハーネス支持体の一態様である。第8態様に係るワイヤーハーネス支持体においては、前記挿通部は、前記板状本体部側に形成された幅狭部と、前記幅狭部よりも先端側に形成され前記幅狭部よりも幅が広い幅広部と、を含み、前記固定孔に前記挿通部が挿通された状態において、前記挿通部の前記幅広部の少なくとも一部が、前記固定孔の内縁部に引っ掛かる。
第9態様に係るワイヤーハーネス支持体は、第1態様から第8態様のいずれか1つに係るワイヤーハーネス支持体の一態様である。第9態様に係るワイヤーハーネス支持体においては、前記保護部材は、複数の板状部分と前記複数の板状部分の間に配設されて前記複数の板状部分の間に中空空間を形成する介在部分とを含む中空板材によって形成されている。
第10態様に係るワイヤーハーネスは、第1態様から第9態様のいずれか1つに係るワイヤーハーネス支持体と、前記保護部材の前記板状本体部に配設された電線と、を備える。
第11態様に係る保護部材は、板状の部材であり、電線を配設可能な板状本体部と棒状の部材に形成された固定孔に挿通可能な挿通部とを含む。
上記の各態様において、ワイヤーハーネス支持体は、棒状の固定部材に形成された固定孔に保護部材の挿通部が挿通されることで、固定部材と保護部材とが固定される。即ち、保護部材と固定部材とをより簡単な構成で固定することができる。
また、第2態様において、固定部材は、筒状に形成されており、外周面側から内周面側に貫通する固定孔が形成されている。この場合、挿通部が固定孔の内周面側の縁部に引っ掛かることで、固定部材と保護部材とを固定できる。即ち、保護部材と固定部材とをより簡単な構成で固定することができる。
また、第3態様において、挿通部は、板状本体部から固定部材の周方向に沿って延出して形成されている。この場合、保護部材を固定部材の外周面に沿って配設することができ、ワイヤーハーネス支持体の外寸をより小さくできる。
また、第4態様において、挿通部は、板状本体部から固定部材の延在方向に沿って延出して形成されている。この場合、保護部材を簡単に固定部材に固定することができる。
また、第5態様において、挿通部は、板状本体部からそれぞれ反対方向へ延出して形成された第一挿通部と第二挿通部とを含む。この場合、第一挿通部と第二挿通部とが固定孔に引っ掛かることで固定部材と保護部材とを固定することができ、保護部材と固定部材との固定状態をより強固にすることができる。
また、第6態様において、固定孔は、挿通部が挿通された状態で保護部材を固定部材に対して固定する第一孔部分と、第一孔部分に連なり第一孔部分よりも大きく形成された第二孔部分と、を含む。この場合、比較的大きく形成された第二孔部分に簡単に挿通部を挿通させることができる。そして、挿通部を第二孔部分から第一孔部分に移動させることで、固定部材と保護部材とを固定できる。即ち、挿通部を固定孔に挿通させる作業をより簡易なものにすることができる。
また、第7態様において、第一孔部分は、挿通部の断面の輪郭形状よりも小さく形成されている。この場合、第一孔部分の内縁部に挿通部が当接することで、固定孔から挿通部が外れてしまうことをより抑制できる。
また、第8態様において、挿通部は、板状本体部側に形成された幅狭部と、幅狭部よりも先端側に形成され幅狭部よりも幅が広い幅広部と、を含む。そして、固定孔に挿通部が挿通された状態において、挿通部の幅広部の少なくとも一部が、固定孔の内縁部に引っ掛かる。この場合、幅広部が固定孔の内縁部に引っ掛かることで、固定孔から挿通部が外れてしまうことをより抑制できる。
また、第9態様において、保護部材は、複数の板状部分と介在部分とを含む中空板材によって形成されている。この場合、保護部材は、中空構造を有するため、強度の割に比較的軽量である。また、中空板材に使用される材料も、強度の割に少ない。その結果、材料費を抑制することができる。
また、第10態様のワイヤーハーネスにおいては、棒状の固定部材に形成された固定孔に保護部材の挿通部が挿通されることで、固定部材と保護部材とが固定される。この場合、保護部材と固定部材とをより簡単な構成で固定することができる。
また、第11態様の保護部材においては、挿通部を、棒状の部材の固定孔に挿通することで、固定部材に固定することができる。即ち、保護部材をより簡単な構成で棒状の部材に対して固定することができる。
車両におけるリインフォースメントの配設箇所を示す説明図である。 第1実施形態に係る保護部材を示す平面図である。 第1実施形態に係る保護部材を構成する中空板材示す斜視図である。 第1実施形態に係る固定部材を示す平面図である。 第1実施形態に係るワイヤーハーネス支持体を示す平面図である。 図5のII−II線に沿って切断した断面図である。 第1実施形態に係るワイヤーハーネス支持体及びこれを含むワイヤーハーネスを示す上方斜視図である。 第2実施形態に係る保護部材を示す平面図である。 第2実施形態に係る固定部材を示す平面図である。 第2実施形態に係るワイヤーハーネス支持体を示す平面図である。 第3実施形態に係る保護部材を示す平面図である。 第3実施形態に係る固定部材を示す平面図である。 第3実施形態に係るワイヤーハーネス支持体を示す平面図である。 第3実施形態に係る固定部材の固定孔及び保護部材の挿通部を示す拡大断面図である。 第3実施形態に係る固定部材の固定孔及び保護部材の挿通部を示す拡大断面図である。 第3実施形態に係る固定部材の固定孔及び保護部材の挿通部を示す拡大断面図である。 第4実施形態に係る保護部材を示す平面図である。 第4実施形態に係る固定部材を示す平面図である。 第4実施形態に係るワイヤーハーネス支持体を示す平面図である。 第4実施形態に係る固定部材の固定孔を示す拡大平面図である。 第4実施形態に係る固定部材の固定孔を示す拡大平面図である。 第4実施形態に係る固定部材の固定孔を示す拡大平面図である。 第4実施形態に係る固定部材の固定孔を示す拡大平面図である。
以下、添付の図面を参照しつつ、実施形態について説明する。以下の実施形態は、本発明を具現化した一例であり、本発明の技術的範囲を限定する事例ではない。
<第1実施形態>
まず、図1〜7を参照しつつ、第1実施形態に係るワイヤーハーネス支持体100について説明する。ワイヤーハーネス支持体100は、棒状の固定部材2と板状の保護部材3とを備える。ワイヤーハーネス支持体100において、保護部材3は、固定部材2に取り付けられている。
本実施形態では、ワイヤーハーネス支持体100は、筒状に形成された固定部材2を備える。以下では、固定部材2が、車両のインストルメントパネルの裏側に車両の幅方向に延びるように配設されるリインフォースメント(インパネ用リインフォースメント)である事例について説明する。
また、本実施形態では、ワイヤーハーネス支持体100が、複数の板状部分38と介在部分39とを含む中空板材30によって形成された保護部材3を備える事例について説明する。
図1は、車両80における固定部材2の配設箇所を示す説明図である。図2は、保護部材3の平面図である。図3は、保護部材3を形成する中空板材30の部分切欠き斜視図である。図4は、固定部材2の平面図である。図5は、ワイヤーハーネス支持体100の平面図である。図6は、図5のII−II線に沿って切断した断面図である。図7は、ワイヤーハーネス支持体100の上方斜視図である。なお、図7には、ワイヤーハーネス支持体100を含むワイヤーハーネス101が示されている。
<ワイヤーハーネス支持体:保護部材>
ワイヤーハーネス支持体100は、弾性変形可能な板状の部材である保護部材3を備える。なお、本実施形態では、上述のように、保護部材3は、中空空間が形成された中空板材30によって形成されている。まず、中空板材30について説明する。
中空板材30は、例えば、樹脂で構成された部材であることが考えられる。好ましくは、中空板材30は、曲がるように弾性変形可能な部材である。
本実施形態では、図3に示されるように、中空板材30は、複数(ここでは2つ)の板状部分38と、複数の板状部分38の間に配設されて複数の板状部分38の間に中空空間を形成する介在部分39とを含む。
複数の板状部分38及び介在部分39を形成する材質は特に限定されない。即ち、複数の板状部分38及び介在部分39は、紙によって形成されていてもよいし、樹脂によって形成されていてもよいし、また、これらの組み合わせによって構成されていてもよい。複数の板状部分38及び介在部分39の少なくとも1つを紙によって形成する場合には、その表面に撥水処理等を施すことが好ましい。
板状部分38は、平板状に形成されている。複数の板状部分38が介在部分39を介して間隔をあけた状態で連結されている。
ここでは、複数の板状部分38の間に、複数の介在部分39が相互間に間隔をあけた並列状態で設けられている。
各介在部分39は、細長い板状に形成されており、両側の板状部分38に対して直交する姿勢で、当該板状部分38に対して繋がっている。
このため、中空板材30を、介在部分39の延在方向に対して直交する面で切断すると、一対の板状部分38の間に複数の介在部分39が並列状に存在するはしご状断面を示す。
このような中空板材30は、例えば、はしご状断面に応じた押出孔から樹脂を押出す押出成型装置によって、連続的に製造することができ、これにより、板材を容易に低コストで製造することができる。或いは、並列状態に配設される複数の介在部分39の両側部に、2つ板状部分38を熱溶着、接着剤等で接合することによっても、中空板材30を製造することができる。
中空構造を有する板材の例は上記例に限られない。例えば、板材は、複数の板状部の間に、山部と谷部とが波状に連続する介在部が挟込まれた構成であってもよい。或は、板材は、複数の板状部の間に存在する介在部が三角柱等の多角柱状の中空形状を形成するものであってもよく、特に、ハニカム構造を形成するものであってもよい。
これらの中空構造を有する板材のうち樹脂によって形成されたものは、プラスチックダンボールと呼ばれることもある。
中空板材を材料として保護部材3を形成することにより、以下の利点を得ることができる。即ち、中空板材30は、複数の介在部分39が間隙を設けて並列に配置されているため、介在部分39の延在方向に沿って曲がり難い反面、介在部分39の並列方向に沿って曲がり易い。この際に、中空板材30は、介在部分39を挟み込む一方の板状部分38のうち介在部分39と接していない部分に介在部分39の延在方向に沿ってスリットを設けることで、他方の板状部分38のうちスリットに対向する部分を折り目としてさらに曲がり易くなる。また、中空構造を形成する構造体によって、中空板材30の強度は優れたものとなっている。さらに、中空板材30は、中空構造を有するため、強度の割に比較的軽量である。また、中空板材30に使用される材料も、強度の割に少ない。このため、材料費を抑えることができる。
そして、中空板材30により形成される保護部材3は、電線を一方面側に配設可能な板状本体部34と後述する固定部材2の固定孔21に挿通される挿通部33とを含む。保護部材3は、例えば、1枚の中空板材30を切断等することにより得ることができる。
板状本体部34は、後述するワイヤーハーネス101に含まれる電線が配設される部分である。ワイヤーハーネス101において、板状本体部34は、ワイヤーハーネス101に含まれる電線と固定部材2との間に介在する。
また、保護部材3は、曲げ可能な部材である。このため、板状本体部34は、固定部材2の外周面に沿って曲がることが可能である。
本実施形態では、板状本体部34は、矩形状に形成されている。以下では、板状本体部34における長手方向の寸法を長さ寸法と称し、短手方向における寸法を幅寸法と称して説明する。なお、ワイヤーハーネス支持体100において、上記長手方向は、保護部材3の延在方向と一致し、固定部材2の延在方向に沿う方向である。また、上記短手方向は、保護部材3の幅方向と一致し、固定部材2の周方向に沿う方向である。
板状本体部34における幅寸法は、例えば、保護対象の電線又は電線を複数含む電線束の幅寸法によって決められる。例えば、保護対象の電線又電線束の幅寸法よりも板状本体部34における幅寸法が大きい場合、より確実に電線が固定部材2に接触することを抑制できる。
また、板状本体部34における長さ寸法は、固定部材2の延在方向における一部を覆うことが可能な寸法である場合又は固定部材2の延在方向における全部を覆うことが可能な寸法である場合が考えられる。
挿通部33は、後述する固定部材2に形成された固定孔21に挿通可能な部分である。挿通部33は、例えば、板状本体部34側の部分を起点に若しくは全体的に曲がるように弾性変形可能な部分であることが考えられる。なお、自然状態(外力が加えられていない状態)において、挿通部33は、板状本体部34の短手方向に沿って延びて形成されている。例えば、板状本体部34と挿通部33とが一の直線上に存在する状態で、挿通部33が板状本体部34から延びて形成されていることが考えられる。
本実施形態では、挿通部33が板状本体部34から短手方向に沿って延出して形成されている。
また、本実施形態において、挿通部33は、板状本体部34からそれぞれ反対方向へ延出して形成された第一挿通部31と第二挿通部32とを含む。以下、必要に応じて、2つの挿通部33を区別して称する。図2,5に示されるように、ここでは、挿通部33は、それぞれ2つの第一挿通部31及び第二挿通部32を含んでいる。なお、挿通部33が、それぞれ1つの第一挿通部31及び第二挿通部32を含む場合或いはそれぞれ3つ以上の第一挿通部31及び第二挿通部32を含む場合も考えられる。
図2,5に示されるように、2つの第一挿通部31は、保護部材3の延在方向において間隔を空けて設けられている。同様に、2つの第二挿通部32も、保護部材3の延在方向において間隔を空けて設けられている。また、ここでは、板状本体部34の長手方向における第一挿通部31の位置と第二挿通部32の位置とが、同じ位置となるように構成されている。
本実施形態では、第一挿通部31及び第二挿通部32は、ともに、板状本体部34側、即ち、根元側から先端側までその幅(保護部材3の延在方向における寸法)が一定となるように形成されている。即ち、第一挿通部31及び第二挿通部32は矩形状に形成され、第一挿通部31と第二挿通部32とが同じ形状に形成されている。しかしながら、第一挿通部31と第二挿通部32とが異なる形状である場合も考えられる。例えば、第一挿通部31及び第二挿通部32の一方が、先端側が幅狭となるように形成されている場合或いは根元側が幅狭となるように形成されている場合も考えられる。また、第一挿通部31及び第二挿通部32の両方が、先端側が幅狭となるように形成されている場合或いは根元側が幅狭となるように形成されている場合も考えられる。
<ワイヤーハーネス支持体:固定部材>
ワイヤーハーネス支持体100は、棒状の固定部材2を備える。固定部材2には、固定孔21が形成されている。なお、本実施形態では、ワイヤーハーネス支持体100は、筒状の固定部材2を備える。そして、固定孔21は、固定部材2の外周面側から内周面側に貫通する貫通孔である。
上述のように、本実施形態は、固定部材2がインパネ用リインフォースメントである場合の事例である。
図1に示されるように、固定部材2は、車両80のインストルメントパネル82の裏側に車両80の幅方向に延びるように配設される。固定部材2は、長尺状に形成されている。より具体的には、図7に示されるように、固定部材2は、長尺な円筒状に形成されている。
固定部材2に形成される固定孔21は、保護部材3を固定するためのものである。固定孔21には、保護部材3の挿通部33が挿通される。
本実施形態では、挿通部33が、板状本体部34からそれぞれ反対方向へ延出して形成された第一挿通部31及び第二挿通部32を含む。このため、固定部材2には、板状本体部34の両側(第一挿通部31が形成された側と第二挿通部32が形成された側)にそれぞれ位置するように形成された一対の固定孔21を含む。一対の固定孔21は、固定部材2の周方向において間隔を空けて並ぶ2つの固定孔21である。また、本実施形態では、挿通部33は、それぞれ2つの第一挿通部31及び第二挿通部32を含む。このため、固定部材2には、2組の一対の固定孔21が形成されている。2組の一対の固定孔21は、固定部材2Aの延在方向において並んでいる。即ち、ここでは、固定部材2には、4つの固定孔21が形成されている。
本実施形態において、固定孔21は、挿通部33を挿通可能な大きさの孔である。ここでは、固定孔21は、挿通部33を十分に挿通可能な大きさの孔である。より具体的には、固定孔21は、挿通部33が通された状態で、固定孔21の内縁と挿通部33の外周面との間に隙間が形成されるような大きさの孔である。この場合、挿通部33を固定孔21により容易に挿通させることが可能となる。
本実施形態では、固定孔21が、矩形状の孔である場合が示されている。しかしながら、固定孔21が、円状又は三角形状等の他の形状の孔である場合も考えられる。
<ワイヤーハーネス支持体>
次に、図5,6を参照しつつ、ワイヤーハーネス支持体100について説明する。ワイヤーハーネス支持体100においては、保護部材3の挿通部33が、固定部材2の固定孔21に挿通されることで、保護部材3が固定部材2に取り付けられる。
より具体的には、まず、保護部材3の挿通部33が、固定部材2の外周面側から内周面側に向って移動させられ、固定孔21に挿通される。ここでは、挿通部33が、それぞれ反対方向に延出して形成された第一挿通部31及び第二挿通部32をそれぞれ2つずつ備える。従って、例えば、2つの第一挿通部31を固定孔21に挿通させた後、保護部材3を幅方向に撓ませ、残りの2つの第二挿通部32を固定孔21に挿通させることで、第一挿通部31及び第二挿通部32が固定孔21に挿通した状態が作られる。このとき、ワイヤーハーネス支持体100においては、挿通部33が、板状本体部34から固定部材2の周方向に沿って延出する。
なお、挿通部33は、図6に示されるように、板状本体部34側の部分を起点に曲げられた状態で、固定孔21を挿通される。ここで、挿通部33が弾性変形域内(弾性範囲内)で曲げられる場合、挿通部33が元の形状へ戻ろうとする。即ち、挿通部33が固定孔21を貫通した状態において、その曲がった状態を維持する外力が取り除かれることで、挿通部33は、曲がった形状から元の形状へ戻ろうとする。
このとき、元の形状へ戻ろうとする挿通部33の一部(ここでは、先端部)が、固定孔21の内周面側の縁部に当接し引っ掛かる。また、本実施形態では、挿通部33が第一挿通部31及び第二挿通部32を含む構成である。従って、板状本体部34の両側にそれぞれ形成された第一挿通部31と第二挿通部32とが、それぞれ固定孔21の内周面側の縁部に当接し引っ掛かる。これにより、板状本体部34が固定部材2の外周面に沿って湾曲する形状を維持しつつ、保護部材3が固定部材2に対して固定される。板状本体部34が固定部材2の外周面に沿って湾曲する形状である場合、固定部材2からの保護部材3の突出量をより小さくすることができる。
即ち、挿通部33は、固定孔21を貫通した状態で固定孔21の内周面側の縁部に当接することが可能に形成されていることが考えられる。従って、例えば、本実施形態のように挿通部33の先端部が固定孔21の内周面側の縁部に引っ掛かる場合には、挿通部33の延出する方向(保護部材3の幅方向又は上記短手方向)における寸法が、固定部材2の周方向における固定孔21の寸法よりも大きくなるように形成されていることが考えられる。
また、本実施形態においては、一対の固定孔21間の部分に板状本体部34が配設される。このため、板状本体部34の幅寸法は、一対の固定孔21(固定部材2の周方向において並ぶ2つの固定孔21)間の寸法と同じ又は小さくなるように構成されていることが考えられる。保護部材3が固定部材2に固定された状態において、挿通部33が固定孔21の内縁部に当接するためである。
なお、図6において、保護部材3の断面は、簡略化して示している。これは、本実施形態は、保護部材3が、中空板材30によって形成された場合の事例であるためである。即ち、ワイヤーハーネス支持体100においては、保護部材3の介在部分39の延在方向と固定部材2の延在方向とが一致する場合或いは保護部材3の介在部分39の延在方向と固定部材2の周方向とが一致する場合が考えられる。例えば、ワイヤーハーネス支持体100において、保護部材3の介在部分39の延在方向と固定部材2の延在方向とが一致する場合には、保護部材3を固定部材2の外周面に沿うように曲げ易くなる。また、ワイヤーハーネス支持体100において、保護部材3の介在部分39の延在方向と固定部材2の周方向とが一致する場合には、挿通部33が固定孔21を貫通する状態で、挿通部33が、比較的強く固定孔21の内周面側の縁部に当接することが考えられる。
保護部材3が固定部材2に取り付けられたワイヤーハーネス支持体100においては、棒状の固定部材2に形成された固定孔21に保護部材3の挿通部33が挿通されることで、固定部材2と保護部材3とが固定される。即ち、保護部材3と固定部材2とをより簡単な構成で固定することができる。
また、従来では、保護部材は、クランプ等によって固定部材に固定されることが多い。しかしながら、本実施形態では、保護部材と固定部材とを固定するためのクランプを不要とすること、若しくはその数を削減することが可能となる。
また、本実施形態において、固定部材2は、筒状に形成されており、外周面側から内周面側に貫通する固定孔21が形成されている。この場合、挿通部33が固定孔21の内周面側の縁部に引っ掛かることで、固定部材2と保護部材3とを固定できる。即ち、保護部材3と固定部材2とをより簡単な構成で固定することができる。
また、本実施形態において、挿通部33は、板状本体部34から固定部材2の周方向に沿って延出して形成されている。この場合、保護部材3を固定部材2の外周面に沿って配設することができ、ワイヤーハーネス支持体の外寸をより小さくできる。
また、本実施形態において、挿通部33は、板状本体部34からそれぞれ反対方向へ延出して形成された第一挿通部31と第二挿通部32とを含む。この場合、第一挿通部31と第二挿通部32とが固定孔21に引っ掛かることで固定部材2と保護部材3とを固定することができ、保護部材3と固定部材2との固定状態をより強固にすることができる。
また、本実施形態において、保護部材3は、複数の板状部分38と介在部分39とを含む中空板材30によって形成されている。この場合、保護部材3は、中空構造を有するため、強度の割に比較的軽量である。また、中空板材30に使用される材料も、強度の割に少ない。その結果、材料費を抑制することができる。
<ワイヤーハーネス>
次に、図7を参照しつつ、ワイヤーハーネス支持体100と電線とを備えるワイヤーハーネス101について説明する。本実施形態では、ワイヤーハーネス101が、複数の電線を含む電線束9を備える場合を説明する。なお、図7において、電線束9は簡略化して示している。
ワイヤーハーネス101において、電線束9に含まれる電線は、例えば、芯線と芯線の周囲を覆う絶縁被覆とを備える絶縁電線であることが考えられる。芯線は、例えば、銅又はアルミニウム等の金属を主成分とする部材であることが考えられる。また、絶縁被覆は、例えば、ポリエチレン又は塩化ビニル等を主成分とする合成樹脂の部材であることが考えられる。
また、図7に示される例では、電線束9がクランプ99によって固定部材2に固定される場合が示されている。クランプ99は、例えば、電線束9の周囲に巻回されたベルト部とベルト部を固定部材2に固定するクリップ部とを含む。従って、固定部材2には、保護部材3を固定する固定孔21の他に、クランプ99を固定するクランプ用固定孔が形成されていることが考えられる。なお、図7において、クランプ99は、仮想線(二点鎖線)で示されている。
ワイヤーハーネス101においては、複数の電線を含む電線束9が、保護部材3の板状本体部34に配設される。これにより、板状本体部34が電線束9と固定部材2との間に介在することで、電線束9に含まれる電線が固定部材2に接触することが抑制される。このため、固定部材2におけるバリ等によって生じたエッジ部分に電線が接触し、傷つくことを抑制できる。
また、図7に示される例では、保護部材3は、固定部材2の延在方向における一部の領域を覆う場合が示されている。しかしながら、保護部材3は、固定部材2の延在方向における全部の領域を覆う場合、即ち、保護部材3が固定部材2の全長に亘って設けられている場合も考えられる。また、固定部材2の延在方向における一部の領域を覆う保護部材3が、固定部材2の延在方向において複数並べられる場合も考えられる。この場合、電線の保護を必要とする部分のみに、板状本体部34を含む保護部材3が配設することも可能となる。
ワイヤーハーネス101においては、棒状の固定部材2に形成された固定孔21に保護部材3の挿通部33が挿通されることで、固定部材2と保護部材3とが固定される。この場合、保護部材3と固定部材2とをより簡単な構成で固定することができる。
また、ワイヤーハーネス101においては、保護部材3と固定部材2とを固定するためのクランプの数を減らすこと又はクランプを不要とすることができ、ワイヤーハーネス101を構成する部品点数を削減することができる。
<第2実施形態>
次に、図8〜10を参照しつつ、第2実施形態に係るワイヤーハーネス支持体200について説明する。ワイヤーハーネス支持体200は、保護部材3と異なる構造の保護部材3Aを含む。また、これに伴い、ワイヤーハーネス支持体200は、固定部材2と異なる構造の固定部材2Aを含む。図8は、保護部材3Aの平面図である。図9は、固定部材2Aの平面図である。図10は、ワイヤーハーネス支持体200の平面図である。なお、図8〜10において、図1〜7に示される構成要素と同じ構成要素には、同じ参照符号が付されている。また、図10において、電線束9が仮想線(二点鎖線)で示されている。以下、第1実施形態と異なる点について説明する。
ワイヤーハーネス支持体200は、保護部材3Aと固定部材2Aとを備える。ここで、保護部材3Aは、弾性変形可能で、曲げることができる部材である。本実施形態では、保護部材3Aは、板状本体部34と挿通部33Aとを含む。板状本体部34は、第1実施形態と同様であるためその説明を省略する。
図8に示されるように、本実施形態では、挿通部33Aは、板状本体部34から固定部材2の延在方向に沿って延出して形成されている。
より具体的には、第1実施形態と同様、板状本体部34が矩形状に形成されている。そして、挿通部33Aは、板状本体部34の長手方向に沿って板状本体部34から延出して形成されている。
また、第1実施形態と同様、本実施形態においても、挿通部33Aは、板状本体部34からそれぞれ反対方向へ延出して形成された第一挿通部31Aと第二挿通部32Aとを含む。図8に示されるように、ここでは、挿通部33Aは、それぞれ2つの第一挿通部31A及び第二挿通部32Aを含んでいる。
固定部材2Aは、第1実施形態と同様、筒状の部材である。そして、固定部材2Aには、固定孔21が形成されている。本実施形態でも、挿通部33Aが、第一挿通部31Aと第二挿通部32Aとを含む。このため、図9に示されるように、固定部材2Aには、板状本体部34の両側(第一挿通部31Aが形成された側と第二挿通部32Aが形成された側)にそれぞれ位置するように形成された一対の固定孔21を含む。一対の固定孔21は、固定部材2の延在方向において間隔を空けて並ぶ2つの固定孔21である。また、ここでは、挿通部33Aが、それぞれ2つの第一挿通部31Aと第二挿通部32Aとを含むため、固定部材2Aには、2組の一対の固定孔21が形成されている。2組の一対の固定孔21は、固定部材2Aの周方向において並んでいる。
第1実施形態と同様、保護部材3Aの挿通部33Aが、固定部材2Aの固定孔21に挿通されることで、保護部材3が固定部材2に取り付けられる。より具体的には、図10に示されるように、板状本体部34の両側にそれぞれ形成された第一挿通部31Aと第二挿通部32Aとが、それぞれ固定孔21の内周面側の縁部に当接し引っ掛かることで、保護部材3Aが固定部材2Aに対して固定される。これにより、ワイヤーハーネス支持体200を得ることができる。なお、ワイヤーハーネス支持体200において、挿通部33Aは、板状本体部34から固定部材2Aの延在方向に沿って延出して形成されている。
即ち、挿通部33Aは、固定孔21を貫通した状態で固定孔21の内周面側の縁部に当接することが可能に形成されていることが考えられる。従って、例えば、本実施形態のように挿通部33Aの先端部が固定孔21の内周面側の縁部に引っ掛かる場合には、挿通部33Aの延出する方向(保護部材3の延在方向又は上記長手方向)における寸法が、固定部材2Aの延在方向における固定孔21の寸法よりも大きくなるように形成されていることが考えられる。
また、本実施形態においては、一対の固定孔21間の部分に板状本体部34が配設される。このため、板状本体部34の長さ寸法は、一対の固定孔21(固定部材2の延在方向において並ぶ2つの固定孔21)間の寸法と同じ又は小さくなるように構成されていることが考えられる。保護部材3Aが固定部材2Aに固定された状態において、挿通部33Aが固定孔21の内縁部に当接するためである。
本実施形態においても、ワイヤーハーネス支持体200は、棒状の固定部材2Aに形成された固定孔21に保護部材3Aの挿通部33Aが挿通されることで、固定部材2Aと保護部材3Aとが固定される。即ち、保護部材3Aと固定部材2Aとをより簡単な構成で固定することができる。
また、本実施形態において、挿通部33Aは、板状本体部34から固定部材2Aの延在方向に沿って延出して形成されている。この場合、保護部材3Aを簡単に固定部材2Aに固定することができる。
<第3実施形態>
次に、図11〜16を参照しつつ、第3実施形態に係るワイヤーハーネス支持体300について説明する。ワイヤーハーネス支持体300は、固定部材2,2Aと異なる構造の固定部材2Bを含む。図11は、保護部材3の平面図である。図12は、固定部材2Bの平面図である。図13は、ワイヤーハーネス支持体300の平面図である。図14〜16は、挿通部33が挿通された状態における固定部材2Bの固定孔21Bを拡大した図であり、保護部材3の挿通部33の断面図である。なお、図14〜16において、保護部材3の挿通部33の断面は、簡略化して示されている。図11〜16において、図1〜10に示される構成要素と同じ構成要素には、同じ参照符号が付されている。また、図13において、電線束9が仮想線(二点鎖線)で示されている。以下、第1実施形態及び第2実施形態と異なる点について説明する。
図11〜13に示されるように、ワイヤーハーネス支持体300は、保護部材3と固定部材2Bとを含む。ここで、保護部材3は、第1実施形態と同様であるためその説明を省略する。
固定部材2Bは、第1実施形態及び第2実施形態と同様、筒状の部材である。そして、固定部材2Bには、固定孔21Bが形成されている。図9に示されるように、固定部材2Bには、板状本体部34の両側(第一挿通部31Bが形成された側と第二挿通部32Bが形成された側)にそれぞれ位置するように形成された一対の固定孔21Bを含む。一対の固定孔21Bは、固定部材2Bの周方向において間隔を空けて並ぶ2つの固定孔21Bである。また、ここでは、挿通部33が、それぞれ2つの第一挿通部31と第二挿通部32とを含むため、固定部材2Bには、2組の一対の固定孔21Bが形成されている。2組の一対の固定孔21Bは、固定部材2Bの延在方向において並んでいる。
そして、本実施形態では、固定孔21Bは、挿通部33が挿通された状態で保護部材3を固定部材2Bに対して固定する第一孔部分211Bと、第一孔部分211Bに連なり第一孔部分211Bよりも大きく形成された第二孔部分212Bと、を含む。図12,14〜16に示されるように、ここでは、第二孔部分212Bが、固定部材2Bの延在方向において第一孔部分211Bに連なって形成されている場合を説明する。
第一孔部分211Bは、挿通部33が挿通された状態で保護部材3を固定部材2Bに対して固定する部分である。従って、第1実施形態のように、第一孔部分211Bは、挿通部33が挿通された状態で、挿通部33の一部に当接し引っ掛かる内周面側の縁部を含むことが考えられる。
また、本実施形態において、第一孔部分211Bは、挿通部33を変形させた状態で挟み込み可能な形状に形成されている。即ち、第一孔部分211Bは、挿通部33の厚み及び幅の少なくとも一方よりも小さい寸法で形成された部分を含むことが考えられる。ここで、以下、便宜上、固定部材2Bの延在方向及び周方向における挿通部33の断面の輪郭形状の寸法をそれぞれ横寸法と縦寸法と称する。縦寸法は、挿通部33の厚みを示す。また、横寸法は、挿通部33の幅を示す。
図14〜16に示されるように、ここでは、固定部材2Bの周方向における第一孔部分211Bの寸法が、挿通部33の縦寸法よりも小さくなるように形成されている。換言すると、挿通部33の縦寸法が、固定部材2Bの周方向における第一孔部分211Bの寸法よりも大きくなるように構成されているといえる。従って、第一孔部分211Bに挿通部33が挿通された状態において、挿通部33は、第一孔部分211Bの内縁部に当接することにより変形する。ここで、保護部材3は弾性変形可能な部材であるため、挿通部33が元の形状に戻ろうとすることにより、挿通部33の外周面と第一孔部分211Bの内縁部とが比較的強く当接する。その結果、挿通部33が第一孔部分211Bに挿通され固定された状態をより強固なものにすることができる。
一方、第二孔部分212Bは、第一孔部分211Bに比べ、容易に挿通部33を挿通することが可能な大きさの孔であることが考えられる。例えば、図14〜16に示されるように、第二孔部分212Bは、挿通部33が通された状態で、第二孔部分212Bの内縁と挿通部33の外周面との間に隙間が形成されるような大きさの孔である。即ち、挿通部33の断面の輪郭形状の横寸法及び縦寸法は、固定部材2Bの延在方向及び周方向における第二孔部分212Bの寸法よりも小さくなるように構成されていることが考えられる。
本実施形態では、図14〜16に示されるように、まず、固定孔21Bの第二孔部分212Bに挿通部33が挿通される。そして、第二孔部分212Bに挿通部33は挿通した状態から、保護部材3を固定部材2Bの延在方向に沿って移動させる。即ち、保護部材3を固定部材2Bの延在方向に沿ってスライドさせる。これにより、挿通部33が第一孔部分211B側へ移動する。その結果、挿通部33が第一孔部分211Bを挿通する状態を作ることができ、これにより、ワイヤーハーネス支持体300を得ることができる。
本実施形態においても、ワイヤーハーネス支持体300は、棒状の固定部材2Bに形成された固定孔21Bに保護部材3の挿通部33が挿通されることで、固定部材2Bと保護部材3とが固定される。即ち、保護部材3と固定部材2Bとをより簡単な構成で固定することができる。
また、本実施形態において、固定孔21Bは、挿通部33が挿通された状態で保護部材3を固定部材2Bに対して固定する第一孔部分211Bと、第一孔部分211Bに連なり第一孔部分211Bよりも大きく形成された第二孔部分212Bと、を含む。この場合、比較的大きく形成された第二孔部分212Bに簡単に挿通部33を挿通させることができる。そして、挿通部33を第二孔部分212Bから第一孔部分211Bに移動させることで、固定部材2Bと保護部材3とを固定できる。即ち、挿通部33を固定孔21Bに挿通させる作業をより簡易なものにすることができる。
また、本実施形態において、第一孔部分211Bは、挿通部33の断面の輪郭形状よりも小さく形成されている。この場合、第一孔部分211Bの内縁部に挿通部33が当接することで、固定孔21Bから挿通部33が外れてしまうことをより抑制できる。
<第4実施形態>
次に、図17〜23を参照しつつ、第4実施形態に係るワイヤーハーネス支持体400について説明する。ワイヤーハーネス支持体400は、保護部材3,3Aと異なる構造の保護部材3Cを含む。保護部材3Cは、第1実施形態〜第3実施形態と異なる構造の挿通部33Cを含む。また、ワイヤーハーネス支持体400は、固定部材2,2A,2Bと異なる構造の固定部材2Cを含む。図17は、保護部材3Cの平面図である。図18は、固定部材2Cの平面図である。図19は、ワイヤーハーネス支持体400の平面図である。図20〜23は、挿通部33Cが挿通された状態における固定部材2Cの固定孔21Cを拡大した図である。なお、図17〜23において、図1〜16に示される構成要素と同じ構成要素には、同じ参照符号が付されている。また、図19において、電線束9が仮想線(二点鎖線)で示されている。以下、第1実施形態〜第3実施形態と異なる点について説明する。
ワイヤーハーネス支持体400は、保護部材3Cと固定部材2Cとを含む。ここで、保護部材3Cは、弾性変形可能で、曲げることができる部材である。本実施形態では、保護部材3Cは、板状本体部34と挿通部33Cとを含む。板状本体部34は、第1実施形態と同様であるためその説明を省略する。
図17に示されるように、ここでは、第1実施形態と同様、挿通部33Cは、板状本体部34から固定部材2Cの周方向に沿って延出して形成されている。また、板状本体部34が矩形状に形成されている。そして、挿通部33Cは、板状本体部34の短手方向に沿って板状本体部34から延出して形成されている。
また、第1実施形態と同様、本実施形態においても、挿通部33Cは、板状本体部34からそれぞれ反対方向へ延出して形成された第一挿通部31Cと第二挿通部32Cとを含む。図17に示されるように、挿通部33Cは、それぞれ2つの第一挿通部31C及び第二挿通部32Cを含んでいる。
本実施形態では、図20〜23に示されるように、挿通部33Cは、板状本体部34側に形成された幅狭部331Cと、幅狭部331Cよりも先端側に形成され幅狭部331Cよりも幅が広い幅広部332Cと、を含む。
幅広部332Cは、固定孔21Cに挿通された状態において、固定孔21Cの内縁部に引っ掛かる部分である。ワイヤーハーネス支持体400では、固定孔21Cに挿通部33Cが挿通された状態において、幅広部332Cの少なくとも一部が、固定孔21の内縁部に引っ掛かることで、保護部材3Cが固定部材2Cに固定される。
幅広部332Cは、挿通部33Cが延出する第一方向において、幅狭部331Cの先端側に設けられている。そして、幅広部332Cは、第一方向に直交する第二方向における寸法が幅狭部331Cよりも大きく形成されている。なお、ここでは、上記第一方向は、板状本体部34の短手方向と一致する。また、上記第二方向は、板状本体部34の長手方向と一致する。
本実施形態では、図20〜23に示されるように、幅広部332Cは、矩形状に形成されている。しかしながら、幅広部332Cが、三角形状又は円形状等の他の形状に形成されていることも考えられる。
幅狭部331Cは、幅広部332Cに比べ、上記第二方向における寸法が小さくなるように形成されている。幅狭部331Cは、一方側で板状本体部34に連なって形成され、他方側で幅広部332Cに連なって形成されている。本実施形態では、幅広部332Cの中央部分に連なって形成されている。また、ここでは、幅狭部331Cは、矩形状に形成されている。従って、挿通部33Cは、その外縁が成す形状がT字状となるように形成されている。しかしながら、幅狭部332Cが、幅広部331Cの端に連なって形成されている場合も考えられる。この場合、挿通部33Cの外縁が成す輪郭形状は、L字状となる。なお、幅狭部331Cが台形状又は三角形状等の他の形状に形成されていることも考えられる。
固定部材2Cは、第1実施形態〜第3実施形態と同様、筒状の部材である。そして、固定部材2Cには、固定孔21Cが形成されている。図19に示されるように、固定部材2Cには、板状本体部34の両側(第一挿通部31Cが形成された側と第二挿通部32Cが形成された側)にそれぞれ位置するように形成された一対の固定孔21Cを含む。一対の固定孔21Cは、固定部材2Cの周方向において間隔を空けて並ぶ2つの固定孔21Cである。また、ここでは、挿通部33Cが、それぞれ2つの第一挿通部31Cと第二挿通部32Cとを含むため、固定部材2Cには、2組の一対の固定孔21Cが形成されている。2組の一対の固定孔21Cは、固定部材2Cの延在方向において並んでいる。
また、本実施形態では、第3実施形態と同様、固定孔21Cは、挿通部33Cが挿通された状態で保護部材3Cを固定部材2Cに対して固定する第一孔部分211Cと、第一孔部分211Cに連なり第一孔部分211Cよりも大きく形成された第二孔部分212Cと、を含む。なお、図18に示されるように、本実施形態では、第二孔部分212Cが、固定部材2Cの周方向において第一孔部分211Cに連なって形成されている点が、第3実施形態と異なる。
第一孔部分211Cは、挿通部33Cが挿通された状態で保護部材3Cを固定部材2Cに対して固定する部分である。従って、第一孔部分211Cは、挿通部33Cが挿通された状態で、挿通部33Cの一部に当接し引っ掛かる内周面側の縁部を含むことが考えられる。
また、本実施形態においては、第一孔部分211Cは、挿通部33Cの断面の輪郭形状よりも大きく形成されている場合を説明する。この点は、第3実施形態と異なる。
一方、第二孔部分212Cは、第一孔部分211Cに比べ、容易に挿通部33Cを挿通することが可能な大きさの孔である。より具体的には、挿通部33Cの幅広部332Cよりも大きな孔である。即ち、第二孔部分212Cは、挿通部33Cの幅広部332Cが通された状態で、第二孔部分212Cの内縁と幅広部332Cの外周面との間に隙間が形成されるような大きさの孔であることが考えられる。
また、本実施形態では、固定孔21Cは、挿通部33Cの外縁が成す形状に相似な形状に形成されている。また、固定孔21Cは、挿通部33Cの外縁が成す形状よりも大きな孔である。本実施形態は、固定孔21CがT字状に形成された孔である場合の事例である。しかしながら、挿通部33Cの形状によっては、固定孔21Cが、L字状等の別の形状の孔である場合も考えられる。
本実施形態では、保護部材3Cの挿通部33Cが、固定部材2Cの固定孔21Cに挿通されることで、保護部材3Cが固定部材2Cに取り付けられる。これにより、ワイヤーハーネス支持体400を得ることができる。なお、ワイヤーハーネス支持体400においては、第一挿通部31Cと固定孔21Cとの固定状態が、第二挿通部32Cと固定孔21Cとの固定状態と少し異なる。以下、それぞれの固定状態について説明する。
図20,21を参照しつつ、第一挿通部31Cと固定孔21Cとの固定状態について説明する。まず、第一挿通部31Cは、図20に示されるように、全体が固定孔21Cに重なる状態にされる。そして、この状態で第一挿通部31Cが板状本体部34の根元側から曲げられる。その結果、幅広部332Cは第二孔部分212Cを通過し、固定孔21Cの内周面側に幅広部332Cが存在する状態が作られる。
その後、図21に示されるように、第一挿通部31Cが、第二孔部分212C側から第一孔部分211C側へ移動させられ、幅広部332Cの側縁部と幅狭部331Cの側縁部との境界部分が固定孔21Cの内縁部に引っ掛かる状態が作られる。これにより、第一挿通部31Cと固定孔21との固定状態が作られる。
即ち、第一挿通部31Cは、幅狭部331Cの側縁部と幅広部332Cの側縁部との境界部分が、固定孔21Cの内縁部に引っ掛かるための構造を有する。従って、第一挿通部31Cにおいては、幅狭部331Cの側縁部と幅広部332Cの側縁部との境界部分において、幅狭部331Cの側縁部と幅広部332Cの側縁部とが角度を成して連なっていることが考えられる。なお、幅狭部331Cの側縁部と幅広部332Cの側縁部との境界部分において、幅狭部331Cの側縁部と幅広部332Cの側縁部とが直角又は鋭角を成して連なっている場合が好ましい。固定孔21Cの内縁部により強固に引っ掛かることができるためである。
次に、図22,23を参照しつつ、第二挿通部32Cと固定孔21Cとの固定状態について説明する。図22に示されるように、まず、第二挿通部32Cの幅広部332Cと固定孔21Cの第二孔部分212Cとが重なる状態が作られる。なお、このとき、幅狭部331Cは、固定孔21Cの第一孔部分211Cには重なっていない。
そして、この状態で第二挿通部32Cが曲げられ、固定孔21Cの内周面側に幅広部332Cが存在する状態が作られる。その後、図23に示されるように、第二挿通部32Cが、第二孔部分212C側から第一孔部分211C側へ移動させられ、幅広部332Cの両側部が固定孔21Cの内周面側の縁部に引っ掛かる状態が作られる。これにより、第二挿通部32Cと固定孔21との固定状態が作られる。
即ち、第二挿通部32Cは、第二挿通部32Cが固定孔21Cに挿通された状態において、幅広部332Cの少なくとも一部が固定孔21Cの内周面側の縁部に当接する構造を有していることが考えられる。
以上のように、第一挿通部31Cの幅広部332Cと第二挿通部32Cの幅広部332Cとが、それぞれ固定孔21Cの第二孔部分212Cに挿通された状態で、保護部材3Cが、固定部材2Cの周方向に移動させられることにより、固定部材2Cに固定される。これにより、ワイヤーハーネス支持体400を得ることができる。
本実施形態においても、ワイヤーハーネス支持体400は、棒状の固定部材2Cに形成された固定孔21Cに保護部材3Cの挿通部33Cが挿通されることで、固定部材2Cと保護部材3Cとが固定される。即ち、保護部材3Cと固定部材2Cとをより簡単な構成で固定することができる。
また、本実施形態において、挿通部33Cは、板状本体部34側に形成された幅狭部331Cと、幅狭部331Cよりも先端側に形成され幅狭部331Cよりも幅が広い幅広部332Cと、を含む。そして、固定孔21Cに挿通部33Cが挿通された状態において、挿通部33Cの幅広部332Cの少なくとも一部が、固定孔21Cの内縁部に引っ掛かる。この場合、幅広部332Cが固定孔21Cの内縁部に引っ掛かることで、固定孔21Cから挿通部33Cが外れてしまうことをより抑制できる。
<応用例>
保護部材3が、不織布を加熱しつつ、プレスすることによって板状に形成された部材である場合も考えられる。なお、保護部材3A,3Cにおいても同様である。
環状又は半環状の部材が、溶接又は接着等によって固定部材2の外周面に取り付けられることで、挿通部33を挿通可能な固定孔21が形成される場合も考えられる。また、固定部材2の一部を切り起こし、曲げることで、挿通部33を挿通可能な固定孔21が形成される場合も考えられる。なお、固定部材2A〜2Cにおいても同様である。
第1実施形態において、挿通部33が弾性変形域外(弾性範囲外)で曲げられる場合も考えられる。この場合、折れ曲がった挿通部33が固定孔21の内縁部に引っ掛かることで、保護部材3と固定部材2とが固定される。なお、他の実施形態でも同様である。
なお、本発明に係るワイヤーハーネス支持体、ワイヤーハーネス及び保護部材は、各請求項に記載された発明の範囲において、以上に示された各実施形態および応用例を自由に組み合わせること、或いは各実施形態および応用例を適宜、変形するまたは一部を省略することによって構成されることも可能である。
100 ワイヤーハーネス支持体
101 ワイヤーハーネス
2 固定部材
21 固定孔
211B 第一孔部分
212B 第二孔部分
3 保護部材
30 中空板材
31 第一挿通部
32 第二挿通部
33 挿通部
331C 幅狭部
332C 幅広部
34 板状本体部
38 板状部分
39 介在部分
9 電線束

Claims (11)

  1. 固定孔が形成された棒状の固定部材と、
    板状の部材であり、一方面側に電線を配設可能な板状本体部と前記固定孔に挿通される挿通部とを含む保護部材と、を備え、
    前記挿通部は、前記固定孔に挿通された状態で前記保護部材を前記固定部材に対して固定する、ワイヤーハーネス支持体。
  2. 請求項1に記載のワイヤーハーネス支持体であって、
    前記固定部材は、筒状に形成されており、外周面側から内周面側に貫通する前記固定孔が形成されている、ワイヤーハーネス支持体。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のワイヤーハーネス支持体であって、
    前記挿通部は、前記板状本体部から前記固定部材の周方向に沿って延出して形成されている、ワイヤーハーネス支持体。
  4. 請求項1又は請求項2に記載のワイヤーハーネス支持体であって、
    前記挿通部は、前記板状本体部から前記固定部材の延在方向に沿って延出して形成されている、ワイヤーハーネス支持体。
  5. 請求項3又は請求項4に記載のワイヤーハーネス支持体であって、
    前記挿通部は、前記板状本体部からそれぞれ反対の方向へ延出して形成された第一挿通部と第二挿通部とを含む、ワイヤーハーネス支持体。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のワイヤーハーネス支持体であって、
    前記固定孔は、前記挿通部が挿通された状態で前記保護部材を前記固定部材に対して固定する第一孔部分と、前記第一孔部分に連なり前記第一孔部分よりも大きく形成された第二孔部分と、を含む、ワイヤーハーネス支持体。
  7. 請求項6に記載のワイヤーハーネス支持体であって、
    前記第一孔部分は、前記挿通部を変形させた状態で挟み込み可能な形状に形成されている、ワイヤーハーネス支持体。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のワイヤーハーネス支持体であって、
    前記挿通部は、前記板状本体部側に形成された幅狭部と、前記幅狭部よりも先端側に形成され前記幅狭部よりも幅が広い幅広部と、を含み、
    前記固定孔に前記挿通部が挿通された状態において、前記挿通部の前記幅広部の少なくとも一部が、前記固定孔の内縁部に引っ掛かる、ワイヤーハーネス支持体。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のワイヤーハーネス支持体であって、
    前記保護部材は、複数の板状部分と前記複数の板状部分の間に配設されて前記複数の板状部分の間に中空空間を形成する介在部分とを含む中空板材によって形成されている、ワイヤーハーネス支持体。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか1項に記載のワイヤーハーネス支持体と、
    前記保護部材の前記板状本体部に配設された電線と、を備える、ワイヤーハーネス。
  11. 板状の部材であり、電線を配設可能な板状本体部と棒状の部材に形成された固定孔に挿通可能な挿通部とを含む、保護部材。
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