JP2016187242A - ワイヤーハーネス支持体、ワイヤーハーネス及びハーネス保護材 - Google Patents

ワイヤーハーネス支持体、ワイヤーハーネス及びハーネス保護材 Download PDF

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Abstract

【課題】電線を保護する保護部材と棒状の固定部材とをより簡単な構成で固定する技術を提供すること。【解決手段】ワイヤーハーネス支持体100は、固定孔21が形成された固定部材2と、他方面側に固定部材2が配設された状態で固定孔21に重なる貫通孔31が形成された保護部材3と、弾性変形可能に形成され、固定孔21及び貫通孔31の両方に押し込まれた状態で保護部材3を固定部材2に固定し、保護部材3の一方面側から他方面側に向かって徐々に幅が狭くなるように形成された留め部4と、を備える。そして、留め部4は、貫通孔31の縁部に当接する部分と、弾性変形した状態で外周面が固定孔21の内縁面に当接する部分と、を含む。【選択図】図2

Description

本発明は、棒状の固定部材にワイヤーハーネスを組み付ける方法に関する。
自動車等の車両に搭載されるワイヤーハーネスにおいて、電線が、棒状の固定部材に固定されることがある。例えば、電線が、インストルメントパネルの裏側に配設されるリインフォースメント(固定部材)に固定されることがある。
また、電線を保護する保護部材として、例えば、特許文献1には、直線状に敷設された電線束を支持する板状の保護部材が示されている。特許文献1では、複数の板状部分の間に中空構造が形成された中空板材(プラスチックダンボールシート)によって形成された保護部材が示されている。
特開2014−117099号公報
ここで、特許文献1には、保護部材に埋設されたクランプを取付孔に挿入して、保護部材を固定部材に固定することが示されている。しかしながら、特許文献1では、保護部材と異なる材料で構成されたクランプを保護部材に埋設する必要がある。ここで、リインフォースメント等の棒状の固定部材に対して、より簡単な構成で保護部材を固定することが望まれている。
本発明は、電線を保護する保護部材と棒状の固定部材とをより簡単な構成で固定する技術を提供することを目的とする。
第1態様に係るワイヤーハーネス支持体は、固定孔が形成された棒状の固定部材と、一方面側に電線を配設可能な板状の部材であり、他方面側に前記固定部材が配設された状態で前記固定孔に重なる貫通孔が形成された保護部材と、弾性変形可能に形成され、前記固定孔及び前記貫通孔の両方に押し込まれた状態で前記保護部材を前記固定部材に固定し、前記保護部材の前記一方面側から前記他方面側に向かって徐々に幅が狭くなるように形成された留め部と、を備え、前記留め部は、前記貫通孔の縁部に当接する部分と、弾性変形した状態で外周面が前記固定孔の内縁面に当接する部分と、を含む。
第2態様に係るワイヤーハーネス支持体は、第1態様に係るワイヤーハーネス支持体の一態様である。第2態様に係るワイヤーハーネス支持体においては、前記留め部は、板状に形成されている。
第3態様に係るワイヤーハーネス支持体は、第1態様又は第2態様に係るワイヤーハーネス支持体の一態様である。第3態様に係るワイヤーハーネス支持体においては、前記留め部は、前記保護部材と別体の部材である。
第4態様に係るワイヤーハーネス支持体は、第1態様又は第2態様に係るワイヤーハーネス支持体の一態様である。第4態様に係るワイヤーハーネス支持体においては、前記留め部は、前記保護部材に連なって形成され前記保護部材及び前記留め部が、1枚の板状部材によって構成されている。
第5態様に係るワイヤーハーネス支持体は、第1態様から第4態様のいずれか1つに係るワイヤーハーネス支持体の一態様である。第5態様に係るワイヤーハーネス支持体においては、前記保護部材は、複数の板状部分と前記複数の板状部分の間に配設されて前記複数の板状部分の間に中空空間を形成する介在部分とを含む中空板材によって形成されている。
第6態様に係るワイヤーハーネスは、第1態様から第5態様のいずれか1つに係るワイヤーハーネス支持体と、前記保護部材に配設された電線と、を備える。
第7態様に係るハーネス保護材は、板状の部材であり、貫通孔が形成された保護部材と、弾性変形可能に形成され、後端側から先端側に向かって徐々に幅が狭くなるように形成され、前記貫通孔に通された状態で前記保護部材を棒状の固定部材に固定可能な留め部と、を備え、前記留め部は、前記貫通孔の縁部に当接する部分と、弾性変形した状態で外周面が前記固定部材に形成された固定孔の内縁面に当接する部分と、を含む。
上記の各態様において、保護部材を固定部材に固定する留め部は、貫通孔の縁部に当接する部分と、弾性変形した状態で外周面が固定孔の内縁面に当接する部分と、を含む。即ち、留め部は、固定孔及び貫通孔に押し込まれる際に弾性変形する。そして、留め部における弾性変形した部分の外周面が、固定孔の内縁面に当接することで、留め部が固定部材に固定される。また、留め部が貫通孔の縁部に当接することで、留め部と保護部材とが固定される。この場合、保護部材と異なる材料のクランプを保護部材に埋設する必要もない。また、留め部は、保護部材の一方面側から他方面側に向かって徐々に幅が狭くなるように形成されている。この場合、留め部の他方面側の部分を、固定孔及び貫通孔に挿入し、押し込むことで簡単に保護部材と固定部材とを固定することができる。即ち、上記の各態様においては、保護部材と固定部材とをより簡単な構成で固定できる。
また、第2態様において、留め部は、板状に形成されている。この場合、例えば、板材を切断することで簡単に留め部を作ることができる。
また、第3態様において、留め部は、保護部材と別体の部材である。この場合、留め部を固定孔及び貫通孔に挿入する作業を簡単に行うことができる。
また、第4態様において、留め部は、保護部材に連なって形成されている。また、保護部材及び留め部が、1枚の板状部材によって構成されている。この場合、留め部と保護部材とが一体となった部材を、1枚の板状部材を用いて簡単に作ることができる。
また、第5態様において、保護部材は、複数の板状部分と介在部分とを含む中空板材によって形成されている。この場合、保護部材は、中空構造を有するため、強度の割に比較的軽量である。また、中空板材に使用される材料も強度の割に少ない。その結果、材料費を抑制することができる。
また、第6態様のワイヤーハーネスにおいては、第1態様と同様、保護部材と固定部材とをより簡単な構成で固定できる。
また、第7態様のハーネス保護材においては、第1態様と同様、保護部材と固定部材とをより簡単な構成で固定できる。
車両におけるリインフォースメントの配設箇所を示す説明図である。 第1実施形態に係るワイヤーハーネス支持体を含むワイヤーハーネスの平面図である。 第1実施形態に係るワイヤーハーネス支持体における保護部材を構成する中空板材を示す斜視図である。 第1実施形態に係るワイヤーハーネス支持体における保護部材と固定部材とが留め部によって固定された状態を示す断面図である。 第1実施形態に係るワイヤーハーネス支持体における保護部材の平面図である。 第1実施形態に係るワイヤーハーネス支持体における留め部の斜視図である。 第1実施形態に係るワイヤーハーネス支持体における固定部材の平面図である。 第1実施形態に係るワイヤーハーネス支持体における保護部材と固定部材とが留め部によって固定される様子を示す断面図である。 第2実施形態に係るワイヤーハーネス支持体の平面図である。 第2実施形態に係るワイヤーハーネス支持体における保護部材の平面図である。 第2実施形態に係るワイヤーハーネス支持体における保護部材と固定部材とが留め部によって固定される様子を示す断面図である。 第3実施形態に係るワイヤーハーネス支持体における留め部の正面図である。 第3実施形態に係るワイヤーハーネス支持体における保護部材と固定部材とが留め部によって固定される様子を示す断面図である。
以下、添付の図面を参照しつつ、実施形態について説明する。以下の実施形態は、本発明を具現化した一例であり、本発明の技術的範囲を限定する事例ではない。
<第1実施形態>
まず、図1〜8を参照しつつ、第1実施形態に係るワイヤーハーネス支持体100及びこれを含むワイヤーハーネス101について説明する。ワイヤーハーネス支持体100は、棒状の固定部材2と保護部材3と留め部4とを備える。また、ワイヤーハーネス101は、ワイヤーハーネス支持体100と電線とを備える。なお、保護部材3と留め部4とを備えるものを、ハーネス保護材と称することも考えられる。ワイヤーハーネス支持体100においては、留め部4によって保護部材3が固定部材2に取り付けられる。ワイヤーハーネス支持体100及びワイヤーハーネス101は、例えば、自動車等の車両に搭載される。
また、本実施形態では、ワイヤーハーネス支持体100が、複数の板状部分38と介在部分39とを含む中空板材30によって形成された保護部材3を備える事例について説明する。なお、保護部材3が、不織布を加熱しつつ、プレスすることによって板状に形成された部材によって形成されている場合も考えられる。
図1は、車両80における固定部材2の配設箇所を示す説明図である。図2は、ワイヤーハーネス支持体100と電線とを備えるワイヤーハーネス101の平面図である。図3は、保護部材3を形成する中空板材30の一部切り欠き斜視図である。図4,8は、留め部4によって固定部材2に保護部材3が取り付けられる様子を示す断面図である。なお、図4,8は、固定部材2の延在方向に直交する方向に沿う線に沿って切断した断面図である。また、図4,8において、保護部材3は簡略化して示されている。図5は、保護部材3の平面図である。図6は、留め部4の斜視図である。図7は、固定部材2の平面図である。
まず、ワイヤーハーネス支持体100における固定部材2について説明する。ワイヤーハーネス支持体100は、棒状の固定部材2を備える。ここでは、図4,8に示されるように、棒状の固定部材2として、筒状に形成された固定部材2が示されている。なお、固定部材2が、円柱状又は四角柱状等の部材である場合も考えられる。
本実施形態では、図1に示されるように、固定部材2が、車両80のインストルメントパネル82の裏側に車両の幅方向に延びるように配設されるリインフォースメント(インパネ用リインフォースメント)である事例について説明する。
固定部材2には、後述する留め部4が挿入される固定孔21が形成されている。ここでは、固定孔21は、筒状の固定部材2における外周面側から内周面側へ貫通する孔である。なお、別の態様として、固定孔21が、貫通孔でない場合も考えられる。即ち、固定孔21が、外周面側において凹状を成す窪みである場合も考えられる。
また、本実施形態では、図7に示されるように、固定孔21は、丸形状の孔である。しかしながら、固定孔21が、四角形状の孔である場合又は三角形状の孔である場合等、丸形状以外の形状である場合も考えられる。
また、本実施形態では、後述する保護部材3には、4つの貫通孔31が形成されている。このため、固定部材2には、少なくとも保護部材3の4つの貫通孔31に重なる4つの固定孔21が形成されていることが考えられる。ここでは、固定部材2には、保護部材3の4つの貫通孔31各々に重なる4つの固定孔21が形成されている。
次に、ワイヤーハーネス支持体100における保護部材3について説明する。ここでは、上述のように、保護部材3は、中空空間が形成された中空板材30によって形成されている。まず、図3を参照しつつ、中空板材30について説明する。
中空板材30は、例えば、樹脂で構成された部材であることが考えられる。また、中空板材30は、折り曲げ可能な部材であることが考えられる。
本実施形態では、図3に示されるように、中空板材30は、複数(ここでは2つ)の板状部分38と、複数の板状部分38の間に配設されて複数の板状部分38の間に中空空間を形成する介在部分39とを含む。
複数の板状部分38及び介在部分39を形成する材質は特に限定されない。即ち、複数の板状部分38及び介在部分39は、紙によって形成されていてもよいし、樹脂によって形成されていてもよいし、また、これらの組み合わせによって構成されていてもよい。複数の板状部分38及び介在部分39の少なくとも1つを紙によって構成する場合には、その表面に撥水処理等を施すことが好ましい。
板状部分38は、平板状に形成されている。複数の板状部分38は、介在部分39を介して間隔をあけた状態で連結されている。
ここでは、複数の板状部分38の間に、複数の介在部分39が相互間に間隔をあけた並列状態で設けられている。
各介在部分39は、細長い板状に形成されており、両側の板状部分38に対して直交する姿勢で、当該板状部分38に対して繋がっている。
このため、中空板材30を介在部分39の延在方向に直交する面で切断すると、一対の板状部分38の間に複数の介在部分39が並列状に存在するはしご状断面を示す。
このような中空板材30は、例えば、はしご状断面に応じた押出孔から樹脂を押出す押出成型装置によって、連続的に製造することができ、これにより、板材を容易に低コストで製造することができる。或いは、並列状態に配設される複数の介在部分39の両端部に、2つの板状部分38を熱溶着、接着剤等で接合することによっても、中空板材30を製造することができる。
中空構造を有する中空板材30の例は上記例に限られない。例えば、中空板材30は、複数の板状部分38の間に、山部と谷部とが波状に連続する介在部分39が挟み込まれた構成であってもよい。或いは、中空板材30は、複数の板状部分38の間に存在する介在部分39が三角柱等の多角柱状の中空形状を形成するものであってもよく、特に、ハニカム構造を形成するものであってもよい。
これらの中空構造を有する中空板材30のうち樹脂によって形成されたものは、プラスチックダンボールと呼ばれることもある。
中空板材30を材料として保護部材3を形成することにより、以下の利点を得ることができる。即ち、中空板材30は、複数の介在部分39が間隙を設けて並列に配置されているため、介在部分39の延在方向に沿って曲がり難い反面、介在部分39の並列方向に沿って曲がり易い。この際に、中空板材30は、介在部分39を挟み込む一方の板状部分38のうち介在部分39と接していない部分に介在部分39の延在方向に沿ってスリットを設けることで、他方の板状部分38のうちスリットに対向する部分を折り目としてさらに曲がり易くなる。また、中空構造を形成する構造体によって、中空板材30の強度は優れたものとなっている。さらに、中空板材30は、中空構造を有するため、強度の割に比較的軽量である。また、中空板材30に使用される材料も、強度の割に少ない。このため、材料費を抑えることができる。
そして、中空板材30により形成される保護部材3は、一方面側に電線を配設可能な板状の部材である。なお、ワイヤーハーネス支持体100においては、例えば、中空板材30の介在部分39が延びる方向が、固定部材2の延在方向と一致する場合又は固定部材2の延在方向と直交する場合等が考えられる。
ワイヤーハーネス支持体100において、保護部材3には、他方面側に固定部材2が配設された状態で固定孔21に重なる貫通孔31が形成されている。貫通孔31は、保護部材3における一方面側から他方面側へ貫通する貫通孔である。本実施形態では、貫通孔31は、保護部材3における一方の板状部分38から他方の板状部分38へ貫通する孔である。
本実施形態では、図2に示されるように、保護部材3には、固定部材2の周方向において間隔を空けて設けられた2つの貫通孔31(以下、一対の貫通孔31と称する)が形成されている。一対の貫通孔31の間には、電線が配設される。このため、一対の貫通孔31は、その間に電線若しくは複数の電線を含む電線束を配設可能な間隔を空けて設けられていることが考えられる。
また、図2に示されるように、ここでは、2組の一対の貫通孔31が、固定部材2の延在方向において間隔を空けて設けられている場合が示されている。従って、本実施形態において、保護部材3には、合計4つの貫通孔31が形成されている。また、4つの貫通孔31は、保護部材3における四隅の部分にそれぞれ形成されている。
なお、1組の一対の貫通孔31が保護部材3に設けられている場合又は3組以上の一対の貫通孔31が固定部材2の延在方向において間隔を空けて設けられている場合等も考えられる。また、電線の両側にそれぞれ存在する貫通孔31の固定部材2の延在方向における位置が異なっている場合も考えられる。また、貫通孔31が一対でない場合、即ち、保護部材3に合計3つ又は5つ等の奇数の数の貫通孔31が形成されている場合等も考えられる。
また、図2に示されるように、本実施形態では、貫通孔31は、丸形状に形成されている。しかしながら、貫通孔31が、四角形状又は三角形状等、丸形状以外の形状に形成されていてもよい。
次に、ワイヤーハーネス支持体100における留め部4について説明する。留め部4は、固定孔21及び貫通孔31の両方に押し込まれた状態で保護部材3を固定部材2に固定する。留め部4は、弾性変形可能に形成されている。本実施形態において、留め部4は、保護部材3と別体の部材である。
また、図6に示されるように、本実施形態において、留め部4は、板状に形成されている。ここでは、図4,8に示されるように、留め部4は、保護部材3の貫通孔31と固定部材2の固定孔21とに挿通可能な長さを有する板状の部材である。本実施形態において、留め部4は、中空板材30によって構成された樹脂製の部材であることが考えられる。即ち、留め部4は、保護部材3と同じ樹脂で構成されていることが考えられる。なお、留め部4が、保護部材3と異なる樹脂で構成されている場合又はゴム製の部材である場合等も考えられる。
本実施形態において、留め部4は、弾性変形可能な部材である。このため、留め部4は、留め部4の延在方向に直交する幅方向においてその寸法が縮められた際、元の寸法に戻ろうとする。なお、ワイヤーハーネス支持体100においては、図4に示されるように、留め部4の延在方向は、保護部材3の一方面側から他方面側に向かう方向と一致する。
また、本実施形態では、図4,8に示されるように、留め部4は、保護部材3の一方面側から他方面側に向かって徐々に幅が狭くなるように形成されている。即ち、留め部4は、後端側から先端側に向かって徐々に幅が狭くなるように形成されている。ワイヤーハーネス支持体100においては、留め部4はその先端側から保護部材3の貫通孔31及び固定部材2の固定孔21に押し込まれる。
本実施形態では、留め部4の両側面(両側縁部)がそれぞれ傾斜するように形成されていることで、留め部4の後端側から先端側へ徐々に幅が狭くなるように形成されている。また、ここでは、留め部4の両側面は、平らな面である。即ち、留め部4は、四角錐の頂点部分が切除された形状を有している。従って、本実施形態では、ワイヤーハーネス支持体100における固定部材2の延在方向に直交する方向に沿う切断線によって切断した断面において、図4,8に示されるように、留め部4は、台形状に形成されている。なお、ここでは、留め部4が中空板材30によって構成されているため、留め部4の両側面は板状部分38の両縁面であるともいえる。
なお、別の態様として、留め部4の両側面が、湾曲しつつ傾斜している場合も考えられる。
また、さらに別の態様として、留め部4が、四角錘状に形成されている場合も考えられる。この場合、留め部4がくさび形状に形成されているともいえる。また、留め部4が円錐状に形成されている場合又は円錐の頂点部分が切除された形状に形成されている場合等ももちろん考えられる。また、留め部4が、後端側から先端側に向かって徐々に幅が狭くなる筒状の部材である場合等も考えられる。
次に、固定部材2の固定孔21、保護部材3の貫通孔31及び留め部4のより具体的な関係について説明する。本実施形態では、図4,8に示されるように、固定孔21と貫通孔31とが、固定部材2の延在方向に直交する方向に沿う切断線によって切断された断面において、同じ寸法となるように形成されている。ここでは、固定孔21と貫通孔31とが、ともに丸形状に形成されているため、固定孔21及び貫通孔31は、同じ形状で同じ大きさの孔である。以下、固定部材2の延在方向に直交する方向に沿う切断線によって切断された断面における固定孔21の寸法及び貫通孔31の寸法を、それぞれ固定孔21の幅及び貫通孔31の幅と称する。
本実施形態では、留め部4の先端側の最も幅の狭い部分が、固定孔21の幅及び貫通孔31の幅よりも小さくなるように形成されている。この場合、留め部4の先端側の部分を容易に貫通孔31及び固定孔21に挿通させることができる。また、留め部4の後端側の最も幅の広い部分が、固定孔21の幅及び貫通孔31の幅よりも大きくなるように形成されている。この場合、保護部材3が固定部材2の外周面から離れてしまう方向に移動することを規制できる。
本実施形態のワイヤーハーネス支持体100においては、まず、図8に示されるように、保護部材3の貫通孔31と固定部材2の固定孔21とが重なった状態で、保護部材3の一方面側から留め部4の先端側の部分が挿入される。そして、留め部4が固定孔21及び貫通孔31に押し込まれることで、留め部4における固定孔21及び貫通孔31の幅よりも幅の広い部分が弾性変形する。ワイヤーハーネス支持体100においては、弾性変形した部分における比較的変形量の大きい部分の外周面が固定孔21の内縁面に強く当接し、留め部4が固定孔21に固定される。
なお、ここでは、留め部4の外周面の一部(ここでは、両側面)が固定孔21の内縁面の一部に当接することで固定されている。しかしながら、留め部4が円錐状又は丸棒状の場合等、留め部4の外周面全部が固定孔21の内縁面の少なくとも一部に当接することで固定孔21に留め部4が固定される場合も考えられる。
また、本実施形態では、留め部4における貫通孔31に通された部分(留め部4の後端側の部分)も、元の形状に戻ろうとして、その外周面が、貫通孔31の縁部に強く当接する。これにより、留め部4が貫通孔31に固定されている。
なお、本実施形態のように、保護部材3が中空板材30で形成されている場合、留め部4は、貫通孔31の一方面側の縁部及び他方面側の縁部に当接することが考えられる。しかしながら、保護部材3が中空構造を有していない板状の部材である場合等においては、留め部4が、貫通孔31の一方面側の縁部から他方面側の縁部に亘る部分、即ち、内縁面に当接していることが考えられる。
なお、貫通孔31が固定孔21よりも幅の大きい孔である場合等、弾性変形していない状態の留め部4の外周面に、貫通孔31の縁部が当接することで、留め部4が貫通孔31に固定されることも考えられる。
従って、ワイヤーハーネス支持体100では、留め部4が、貫通孔31の縁部に当接する部分を含む。これにより、留め部4と保護部材3とが固定される。また、ワイヤーハーネス支持体100では、留め部4は、弾性変形した状態で外周面が固定孔21の内縁面に当接する部分を含む。これにより、留め部4と固定部材2とが固定される。以上のように、ワイヤーハーネス支持体100においては、留め部4が保護部材3及び固定部材2各々に固定されることで、留め部4によって保護部材3と固定部材2とが固定されている。
なお、図4,8に示される例では、保護部材3が固定部材2の外周面に沿って湾曲した状態で、固定部材2と保護部材3とが固定されている。しかしながら、保護部材3が平板状を維持した状態で固定部材2と保護部材3とが固定される場合も考えられる。この場合、例えば、保護部材3の中央部分に貫通孔31が形成されていることが考えられる。また、中央部分に貫通孔31が形成された保護部材3においては、例えば、後述する電線が、貫通孔31上に配設されることが考えられる。
次に、図2を参照しつつ、ワイヤーハーネス支持体100と電線とを含むワイヤーハーネス101について説明する。なお、本実施形態では、ワイヤーハーネス101は、複数の電線が束ねられた電線束9を含む。電線束9における電線は、例えば、芯線と芯線の周囲を覆う絶縁被覆とを備える絶縁電線であることが考えられる。芯線は、例えば、銅又はアルミニウム等の金属を主成分とする部材であることが考えられる。また、絶縁被覆は、例えば、ポリエチレン又は塩化ビニル等を主成分とする合成樹脂の部材であることが考えられる。
電線束9は、保護部材3の一方面側に配設される。本実施形態では、電線束9は、一対の貫通孔31の間の部分を通るように保護部材3の一方面側に配設される。
また、図2に示される例では、複数の電線を含む電線束9がクランプ99によって固定部材2に固定される場合が示されている。クランプ99は、例えば、複数の電線の周囲に巻回されたベルト部とベルト部を固定部材2に固定するクリップ部とを含む。従って、固定部材2には、クランプ99を固定するクランプ用固定孔が形成されていることが考えられる。なお、クランプ用固定孔は、保護部材3によって覆われない位置に形成されていることが考えられる。また、図2において、クランプ99は、仮想線(二点鎖線)で示されている。
ワイヤーハーネス101においては、複数の電線を含む電線束9が、保護部材3の一方面側に配設される。これにより、保護部材3が電線と固定部材2との間に介在することで、電線が固定部材2に接触することが抑制される。このため、固定部材2におけるバリ等によって生じたエッジ部分に電線が接触し、傷つくことを抑制できる。
また、図2に示される例では、保護部材3は、固定部材2の延在方向における一部の領域を覆う場合が示されている。しかしながら、保護部材3が、固定部材2の延在方向における全部の領域を覆う場合、即ち、保護部材3が固定部材2の全長に亘って設けられている場合も考えられる。また、固定部材2の延在方向における一部の領域を覆う保護部材3が、固定部材2の延在方向において複数並べられる場合も考えられる。この場合、電線の保護を必要とする部分のみに、保護部材3を配設することも可能となる。
<効果>
本実施形態において、保護部材3を固定部材2に固定する留め部4は、貫通孔31の縁部に当接する部分と、弾性変形した状態で外周面が固定孔21の内縁面に当接する部分と、を含む。即ち、留め部4は、固定孔21及び貫通孔31に押し込まれる際に弾性変形する。そして、留め部4における弾性変形した部分の外周面が、固定孔21の内縁面に当接することで、留め部4が固定部材2に固定される。また、留め部4が貫通孔31の縁部に当接することで、留め部4と保護部材3とが固定される。この場合、保護部材3と異なる材料のクランプを保護部材3に埋設する必要がない。このため、保護部材3と固定部材2とをより簡単な構成で固定できる。
また、本実施形態において、留め部4は、保護部材3の一方面側から他方面側に向かって徐々に幅が狭くなるように形成されている。この場合、留め部4の他方面側の部分を、固定孔21及び貫通孔31に挿入し、押し込むことで簡単に保護部材3と固定部材2とを固定することができる。
また、本実施形態において、留め部4は、係止爪等が形成されていない簡素な構造である。この場合、保護部材3と固定部材2との固定構造をより簡素なものにすることができる。
また、本実施形態において、留め部4は、板状に形成されている。この場合、例えば、板材を切断することで簡単に留め部4を作ることができる。
また、本実施形態において、留め部4は、保護部材3と別体の部材である。この場合、留め部4を固定孔21及び貫通孔31に挿入する作業を簡単に行うことができる。
また、本実施形態において、保護部材3は、複数の板状部分38と介在部分39とを含む中空板材30によって形成されている。この場合、保護部材3は、中空構造を有するため、強度の割に比較的軽量である。また、中空板材30に使用される材料も強度の割に少ない。その結果、材料費を抑制することができる。
また、本実施形態のワイヤーハーネス101においても、保護部材3と固定部材2とをより簡単な構成で固定できる。
<第2実施形態>
次に図9〜11を参照しつつ、第2実施形態に係るワイヤーハーネス支持体200について説明する。ワイヤーハーネス支持体200は、保護部材3と異なる構造の保護部材3A及び留め部4と異なる構造の留め部4Aを含む。図9は、ワイヤーハーネス支持体200の平面図である。図10は、ワイヤーハーネス支持体200における保護部材3A及び留め部4Aの平面図である。図11は、ワイヤーハーネス支持体200における固定部材2、保護部材3A及び留め部4Aの断面図である。図11は、固定部材2の延在方向に沿う切断線に沿って切断した断面図である。なお、図9〜11において、図1〜8に示される構成要素と同じ構成要素には、同じ参照符号が付されている。また、図11において、保護部材3A及び留め部4Aは簡略化して示されている。以下、第2実施形態における第1実施形態と異なる点について説明する。
図9〜11に示されるように、ワイヤーハーネス支持体200は、固定部材2と保護部材3Aと留め部4Aとを備える。なお、固定部材2については第1実施形態と同様であるためその説明を省略する。
本実施形態では、留め部4Aが保護部材3Aに連なって形成されている点で第1実施形態と異なる。本実施形態において、保護部材3A及び留め部4Aは、1枚の板状部材(ここでは1枚の中空板材30)によって構成されている。
保護部材3Aには、第1実施形態と同様、留め部4Aが押し込まれる貫通孔31が形成されている。
また、本実施形態のワイヤーハーネス支持体200において、保護部材3Aは、貫通孔31が形成され電線が配設される領域(保護領域34)から固定部材2の延在方向に沿って突出して形成された長尺部35を含む。長尺部35の保護領域34側に対し反対側には留め部4Aが連なって形成されている。長尺部35は、留め部4Aを貫通孔31に挿通させるために曲げ可能な部分である。ここでは、図10に示されるように、保護領域34の両端部からそれぞれ2つの長尺部35が突出して形成されている。
また、本実施形態のワイヤーハーネス支持体200において、留め部4Aは、後端側から先端側へ徐々に幅が狭くなるように形成され、弾性変形可能な板状の部分である。
また、本実施形態のワイヤーハーネス支持体200において、留め部4Aの後端側の部分に長尺部35が連なって形成されている。従って、ここでは、留め部4A、長尺部35及び保護部材3Aは、1枚の中空板材30が切断されることで形成されることが考えられる。即ち、留め部4A、長尺部35及び保護部材3Aは、同じ樹脂で構成されていることが考えられる。
ワイヤーハーネス支持体200においては、長尺部35が保護部材3の一方面側に曲げられることで、留め部4Aが、その先端側の部分から貫通孔31及び固定孔21に挿通可能となる。即ち、図11に示されるように、固定部材2の固定孔21と保護部材3Aの貫通孔31とが重なった状態で、長尺部35が曲げられ、留め部4Aがその先端側の部分から貫通孔31及び固定孔21に押し込まれる。そして、第1実施形態と同様、留め部4Aにおける弾性変形した部分の外周面が固定孔21の内縁面に強く当接し、また、留め部4Aにおける後端側の部分が貫通孔31の内縁面及び内縁部に当接することで、留め部4Aによって固定部材2と保護部材3Aとが固定される。
本実施形態においても、留め部4Aにおける弾性変形した部分の外周面が、固定孔21の内縁面に当接することで、留め部4Aが固定部材2に固定される。また、留め部4Aが貫通孔31の縁部に当接することで、留め部4Aと保護部材3Aとが固定される。この場合、保護部材3Aと異なる材料のクランプを保護部材3Aに埋設する必要もない。このため、保護部材3Aと固定部材2とをより簡単な構成で固定できる。
また、本実施形態において、留め部4Aは、保護部材3Aの一方面側から他方面側に向かって徐々に幅が狭くなるように形成されている。この場合、留め部4Aの他方面側の部分を、固定孔21及び貫通孔31に挿入し、押し込むことで簡単に保護部材3Aと固定部材2とを固定することができる。
また、本実施形態においては、留め部4Aは、保護部材3Aに連なって形成されている。また、保護部材3A及び留め部4Aが、1枚の板状部材(ここでは中空板材30)によって構成されている。この場合、留め部4Aと保護部材3Aとが一体となった部材を、1枚の板状部材を用いて簡単に作ることができる。
なお、本実施形態のワイヤーハーネス支持体200を、ワイヤーハーネス101におけるワイヤーハーネス支持体100の代わりに採用してもよい。
<第3実施形態>
次に図12,13を参照しつつ、第3実施形態に係るワイヤーハーネス支持体300について説明する。ワイヤーハーネス支持体300は、留め部4,4Aと異なる構造の留め部4Bを含む。図12は、留め部4Bの正面図である。図13は、ワイヤーハーネス支持体300における固定部材2、保護部材3及び留め部4Bの断面図である。図13は、固定部材2の延在方向に直交する方向に沿う切断線に沿って切断した断面図である。なお、図12,13において、図1〜11に示される構成要素と同じ構成要素には、同じ参照符号が付されている。また、図12,13において、保護部材3及び留め部4Bは簡略化して示されている。以下、第3実施形態における第1実施形態及び第2実施形態と異なる点について説明する。
図12,13に示されるように、ワイヤーハーネス支持体300は、固定部材2と保護部材3と留め部4Bとを備える。なお、固定部材2及び保護部材3については第1実施形態と同様であるためその説明を省略する。
本実施形態では、留め部4Bが、留め部4Bの幅方向における寸法が一定の部分を含む点で第1実施形態及び第2実施形態と異なる。以下、この幅が一定の部分を、第一部分41と称する。また、留め部4Bの両側面が傾斜している部分を第二部分42と称する。
また、本実施形態では、留め部4Bに、留め部4Bの側面から内側へ向かうスリット49が形成されている点で第1実施形態及び第2実施形態と異なる。
本実施形態において、図12,13に示されるように、留め部4Bにおける第一部分41は、その幅が一定に形成された部分である。図13に示されるように、第一部分41の幅は、固定孔21の幅及び貫通孔31の幅よりも大きい。このため、留め部4Bが固定部材2の固定孔21及び保護部材3の貫通孔31に押し込まれると、第一部分41が保護部材3の貫通孔31の一方面側の縁部に接触する。これにより、留め部4Bが過剰に貫通孔31及び固定孔21に挿入されることが抑制される。
また、図13に示されるように、本実施形態において、留め部4Bにおける第二部分42は、保護部材4の一方面側から他方面側に向かって徐々に幅が狭くなるように形成された部分である。即ち、留め部4Bにおける第二部分42は、後端側から先端側に向かって徐々にその幅が狭くなるように形成されている。この場合、第二部分42を固定孔21及び貫通孔31に挿入しやすくなる。
また、本実施形態では、留め部4Bの幅方向において、両側面から留め部4Bの中央部分側へそれぞれ向かう2つのスリット49が形成されている。即ち、留め部4Bの両側縁部に、それぞれ2つのスリット49が形成されている。
ここでは、図12に示されるように、スリット49は、第一部分41と第二部分42との境界に形成された第一スリット491と、第一スリット491よりも留め部4Bの先端側に形成された第二スリット492と、を含んでいる。なお、図12に示されるように、第一スリット491は、留め部4Bの幅方向における寸法が、第二スリット492の上記寸法よりも大きくなるように設定されている。
次に留め部4Bによって保護部材3と固定部材2とが固定される様子について説明する。本実施形態では、まず、留め部4Bの先端側の部分が、貫通孔31及び固定孔21に通される。そして、留め部4Bにおける固定孔21及び貫通孔31よりも幅の広い部分が弾性変形しつつ、留め部4Bが押し込まれる。
やがて、留め部4Bにおける第二スリット492よりも先端側の部分が、固定孔21を通過し、元の形状へと復帰する。これにより、第二スリット492よりも先端側の部分が、固定孔21の内周面側の縁部に引っ掛かる状態を作ることができる。この場合、留め部4Bが保護部材3の他方面側から一方面側へ移動することが規制される。
また、ここでは、留め部4Bの延在方向における第一スリット491と第二スリット492との間の部分の寸法が、保護部材3及び固定部材2の厚みの和に等しくなるように設定されている。この場合、第二スリット492よりも先端側の部分が固定孔21の内周面側の縁部に引っ掛かる状態において、第一部分41も貫通孔31の一方面側の縁部に接触する。これにより、留め部4Bが保護部材3の一方面側から他方面側へ移動することも規制される。なお、保護部材3の厚みは、保護部材3における一方面から他方面に向かう方向における寸法である。また、固定部材2の厚みは、固定部材2の内周面から外周面へ向かう方向における寸法である。
また、本実施形態において、留め部4Bにおける第一スリット491と第二スリット492との間の部分は、その幅が小さくなるように弾性変形し、元の形状に戻ろうとして、留め部4Bにおける第一スリット491と第二スリット492との間の部分の外周面が、固定孔21の内縁面及び貫通孔31の内縁面に比較的強く当接する。これにより、留め部4Bが固定孔21及び貫通孔31に固定される。
以上のように、本実施形態においても、留め部4Bにおける弾性変形した部分(第一スリット491と第二スリット492との間の部分)の外周面が、固定孔21の内縁面に当接することで、留め部4Bが固定部材2に固定される。また、留め部4Bが貫通孔31の縁部に当接することで、留め部4Bと保護部材3とが固定される。この場合、保護部材3と異なる材料のクランプを保護部材3に埋設する必要もない。このため、保護部材3と固定部材2とをより簡単な構成で固定できる。
また、本実施形態では、第一スリット491及び第二スリット492が、留め部4Bに形成されることで、固定孔21及び貫通孔31に固定された状態の留め部4Bが、保護部材3の一方面側から他方面側に向かって移動すること及びその反対向きの方向に移動することが規制される。この場合、留め部4Bをより安定して固定孔21及び貫通孔31に固定できる。
また、本実施形態では、留め部4Bが、幅が一定に形成された第一部分41と、両側面が傾斜して形成された第二部分42と、を含む。この場合、固定孔21及び貫通孔31に挿入された留め部4Bの第一部分41が、貫通孔31の一方面側の内縁部に接触することで、留め部4Bが過剰に固定孔21及び貫通孔31に挿入されることが抑制される。即ち、留め部4Bの挿入量を把握することが可能となる。
なお、本実施形態のワイヤーハーネス支持体300を、ワイヤーハーネス101におけるワイヤーハーネス支持体100の代わりに採用してもよい。
<応用例>
ワイヤーハーネス支持体200において、それぞれ別体の保護部材3A、留め部4A及び長尺部35が、溶接又は接着によって一体に構成されている場合も考えられる。
なお、本発明に係るワイヤーハーネス支持体、ワイヤーハーネス及びハーネス保護材は、各請求項に記載された発明の範囲において、以上に示された各実施形態および応用例を自由に組み合わせること、或いは各実施形態および応用例を適宜、変形するまたは一部を省略することによって構成されることも可能である。
100 ワイヤーハーネス支持体
101 ワイヤーハーネス
2 固定部材
21 固定孔
3 保護部材
30 中空板材
31 貫通孔
38 板状部分
39 介在部分
4 留め部

Claims (7)

  1. 固定孔が形成された棒状の固定部材と、
    一方面側に電線を配設可能な板状の部材であり、他方面側に前記固定部材が配設された状態で前記固定孔に重なる貫通孔が形成された保護部材と、
    弾性変形可能に形成され、前記固定孔及び前記貫通孔の両方に押し込まれた状態で前記保護部材を前記固定部材に固定し、前記保護部材の前記一方面側から前記他方面側に向かって徐々に幅が狭くなるように形成された留め部と、を備え、
    前記留め部は、前記貫通孔の縁部に当接する部分と、弾性変形した状態で外周面が前記固定孔の内縁面に当接する部分と、を含む、ワイヤーハーネス支持体。
  2. 請求項1に記載のワイヤーハーネス支持体であって、
    前記留め部は、板状に形成されている、ワイヤーハーネス支持体。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のワイヤーハーネス支持体であって、
    前記留め部は、前記保護部材と別体の部材である、ワイヤーハーネス支持体。
  4. 請求項1又は請求項2に記載のワイヤーハーネス支持体であって、
    前記留め部は、前記保護部材に連なって形成され
    前記保護部材及び前記留め部が、1枚の板状部材によって構成されている、ワイヤーハーネス支持体。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のワイヤーハーネス支持体であって、
    前記保護部材は、複数の板状部分と前記複数の板状部分の間に配設されて前記複数の板状部分の間に中空空間を形成する介在部分とを含む中空板材によって形成されている、ワイヤーハーネス支持体。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のワイヤーハーネス支持体と、
    前記保護部材に配設された電線と、を備える、ワイヤーハーネス。
  7. 板状の部材であり、貫通孔が形成された保護部材と、
    弾性変形可能に形成され、後端側から先端側に向かって徐々に幅が狭くなるように形成され、前記貫通孔に通された状態で前記保護部材を棒状の固定部材に固定可能な留め部と、を備え、
    前記留め部は、前記貫通孔の縁部に当接する部分と、弾性変形した状態で外周面が前記固定部材に形成された固定孔の内縁面に当接する部分と、を含む、ハーネス保護材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023000742A1 (zh) * 2021-07-22 2023-01-26 上汽通用五菱汽车股份有限公司 控制盒程序刷写结构、充电枪和电动汽车

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