JP6323399B2 - 電線モジュール及び電線保護部材 - Google Patents

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Description

この発明は、電線を保護するための技術に関する。
特許文献1は、電線束と、この電線束を直線状に支持する電線支持部材と、該電線支持部材を配索経路に固定する固定手段とを備えるワイヤハーネスを開示している。電線支持部材としては、プラスチック段ボールシートを使用することが開示されている。
特開2014−117099号公報
しかしながら、電線支持部材の主面上で複数の電線を支持する場合、複数の電線は、電線支持部材の幅方向中央部で盛上がり易いという問題がある。
そこで、本発明は、電線保護部材の支持板部上で、複数の電線をなるべく偏平な状態で支持できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様に係る電線モジュールは、複数の電線と、主面上に前記複数の電線が並列状態で配設される支持板部を含む電線保護部材とを備え、前記支持板部が部分的に切り起されることで、前記複数の電線を前記支持板部の幅方向において仕切る仕切部が形成されると共に、前記支持板部に前記仕切部の切抜き跡が形成された状態とされ、前記複数の電線を、前記支持板部の幅方向において前記仕切部で仕切った状態で前記支持板部の一方の主面に押し付け、かつ、前記支持板部の幅方向中央に寄せる力を作用させた状態で、前記支持板部と共に結束する結束部材をさらに備えるものである。
第2の態様は、第1の態様に係る電線モジュールであって、前記仕切部は、前記支持板部の幅方向において複数箇所に設けられているものである。
第3の態様は、複数の電線と、主面上に前記複数の電線が配設される支持板部を含む電線保護部材と、を備え、前記支持板部が部分的に切り起されることで、前記複数の電線を前記支持板部の幅方向において仕切る仕切部が形成されている、電線モジュールであって、前記仕切部は、前記支持板部の幅方向において互いに反対側から切り起され、互いに起立した状態で互いに起立状態を支える方向に当接し合う第1仕切部及び第2仕切部を含むものである。
第4の態様は、第3の態様に係る電線モジュールであって、前記第1仕切部及び前記第2仕切部は、それぞれの基端部よりもそれぞれの先端部で幅広となる形状に形成され、前記第1仕切部及び前記第2仕切部が互いに起立した状態で、それぞれの先端部の幅広となる部分同士が当接し合っているものである。
第5の態様は、複数の電線と、主面上に前記複数の電線が並列状態で配設される支持板部を含む電線保護部材と、を備え、前記支持板部が部分的に切り起されることで、前記複数の電線を前記支持板部の幅方向において仕切る仕切部が形成され、前記複数の電線を、前記支持板部の幅方向において前記仕切部で仕切った状態で前記支持板部の一方の主面に押し付け、かつ、前記支持板部の幅方向中央に寄せる力を作用させた状態で、前記支持板部と共に結束する結束部材をさらに備え、前記保護シートは、複数の板状部分と前記複数の板状部分の間に配設されて前記複数の板状部分の間に中空空間を形成する介在部分とを含む中空板材によって形成されているものである。
第6の態様に係る電線保護部材は、主面上に複数の電線を配設可能な支持板部を備え、前記支持板部が部分的に切り起されることで、前記複数の電線を前記支持板部の幅方向において仕切る仕切部が形成され、前記仕切部は、前記支持板部の幅方向において互いに反対側から切り起され、互いに起立した状態で互いに起立状態を支える方向に当接し合う第1仕切部及び第2仕切部を含むものである。
第1〜第6の態様によると、仕切部によって前記複数の電線を支持板部の幅方向において仕切った状態で、支持板部上で複数の電線を支持することができる。複数の電線は、仕切部によって支持板部の幅方向において一定位置に位置規制されるため、複数の電線を支持板部上でなるべく偏平な状態で支持できる。
第2の態様によると、複数の電線は、支持板部の幅方向において複数箇所でその支持板部の幅方向において一定位置に位置規制されるため、複数の電線を支持板部上でより偏平な状態で支持できる。
第3及び第6の態様によると、仕切部は、支持板部の幅方向において互いに反対側から切り起され、互いに起立した状態で互いに起立状態を支える方向に当接し合う第1仕切部及び第2仕切部を含むため、切り起された第1仕切部及び第2仕切部が支持板部に対して起立した状態に維持される。このため、仕切部で仕切りつつ、複数の電線を容易に支持板部上に容易に配設できる。

第4の態様によると、第1仕切部及び第2仕切部が互いに起立した状態で、それぞれの先端部の幅広となる部分同士が当接し合っているため、第1仕切部及び第2仕切部の支持強度を高めつつ、第1仕切部及び第2仕切部とが当接し合うことができる。
第5の態様によると、軽量かつ強度的にも優れた電線保護部材を得ることができる。
実施形態に係る電線モジュールを示す概略斜視図である。 電線保護部材を示す斜視図である。 電線保護部材を展開した状態を示す斜視図である。 図3の部分拡大図である。 電線保護部材が複数の電線を仕切っている状態を示す概略断面図である。 中空板材の例を示す一部切欠斜視図である。
以下、実施形態に係る電線モジュール及び電線保護部材について説明する。
図1は電線モジュール20を示す概略斜視図であり、図2は電線保護部材30を示す斜視図であり、図3は電線保護部材30を展開した状態を示す斜視図であり、図4は図3の部分拡大図であり、図5は電線保護部材30が複数の電線12を仕切っている状態を示す概略断面図である。なお、図5では、電線保護部材30を構成する板材の構造に係わらず、断面図の切断箇所として表れる領域に斜線を付しており、また、仕切られた電線12の群の概形を2点鎖線で図示している。
電線モジュール20は、複数の電線12と、電線保護部材30とを備える。
電線12は、芯線の周囲に絶縁被覆が形成されたものである。複数の電線12に沿って光ファイバーケーブル等が配設されていてもよい。この電線12は、車両等において、各種電気部品同士を電気的に接続する配線材として用いられる。
電線保護部材30は、折曲げ可能な板状部材によって形成されており、主面上に複数の電線12が配設される支持板部32を含む。
ここでは、電線保護部材30は、支持板部32と、側壁部34と、電線止め片36、37とを備える。
支持板部32は、細長板状に形成されており、その延在方向に沿って複数の電線12が配設される。
側壁部34は、細長板状に形成されており、支持板部32に対して直線状の折曲げ線34Lを介して連設されている。側壁部34は、支持板部32に対して垂直姿勢で当該支持板部32の一方の主面側(ここでは上側)に突出している。
電線止め片36は、支持板部32の一側部に形成されている。より具体的には、支持板部32の一側部及び側壁部34の延在方向の一部において、その延在方向に対して直交しかつ側壁部34から支持板部32の一側部に至る一対の切込みを形成し、当該一対の切込みを形成した箇所を、支持板部32の他方の主面側(ここでは下側)に曲げ起すことで、電線止め片36が形成されている。電線止め片36の先端部は、その中間部よりも幅広に形成されている。そして、支持板部32上に支持される複数の電線12の一部が、電線止め片36が形成された部分で支持板部32の他方の主面側に分岐して引き出される。この電線12と電線止め片36とに粘着テープ、結束ベルト等の結束部材40が結束されることで、当該電線12が電線止め片36に固定される。
電線止め片37は、支持板部32の他側部に形成されている。より具体的には、支持板部32の他側部の延在方向の一部において、その延在方向に対して直交しかつ支持板部32の一側縁部から内側に向う一対の切込みを形成し、当該一対の切込みを形成した箇所を、支持板部32の他方の主面側(ここでは下側)に曲げ起すことで、電線止め片37が形成されている。ここでは、電線止め片37は、支持板部32の延在方向に沿って間隔をあけて形成されているが、これは必須ではない。
電線止め片37の先端部は、その中間部よりも幅広に形成されている。そして、支持板部32上に支持される複数の電線12の一部が、電線止め片37が形成された部分で支持板部32の他方の主面側に分岐して引き出される。この電線12と電線止め片37とに粘着テープ、結束ベルト等の結束部材40が結束されることで、当該電線12が電線止め片37に固定される。
なお、電線止め片36、37が設けられることは必須ではない。
この電線保護部材30に対して電線12は次のように支持される。すなわち、複数の電線12が支持板部32の一方主面上に配設される。複数の電線12は、電線止め片36、37で分岐して引出される部分を除き、支持板部32の延在方向に沿って並列状態で配設される。複数の電線12の一部は、電線止め片36、37が設けられた部分で分岐して外方に引出される。
支持板部32上に並列状態で配設された複数の電線12は、支持板部32と共に粘着テープ、結束バンド等の結束部材42によって結束される。これにより、複数の電線は、支持板部32上に広がった状態で当該支持板部32上に支持される。
なお、支持板部32の他側及び側壁部34の縁部に形成された凹みは、結束部材42の位置ずれを抑制するための凹みである。
結束部材42は、複数の電線12を支持板部32の一方の主面に押え付けることができる。もっとも、その押え付け力は、支持板部32の幅方向両側では比較的強いが、支持板部32の幅方向中間では比較的弱い。しかも、結束部材42は、複数の電線12を支持板部32の幅方向中央に寄せる力をも作用させる。このため、複数の電線が支持板部32の幅方向中央に寄せられ、支持板部32の幅方向中央部では、複数の電線が盛上がってしまう恐れがある。
そこで、支持板部32が部分的に切り起されることで、複数の電線12を支持板部32の幅方向において仕切る第1仕切部50、第2仕切部52が設けられている。
より具体的には、第1仕切部50及び第2仕切部52は、支持板部32の幅方向において複数箇所に設けられている。ここでは、支持板部32を幅方向に3つに分割する位置に設けられている。より具体的には、支持板部32をその幅方向に3分割する2つのラインを想定した場合に、その一側寄りのライン(側壁部34に近いライン)において、間隔をあけた2箇所のそれぞれに、第1仕切部50及び第2仕切部52が設けられている。また、他側寄りのライン(側壁部34から遠いライン)において、1箇所に、第1仕切部50及び第2仕切部52が設けられている。支持板部32の延在方向において、一側寄りのラインの2箇所のそれぞれに設けられた第1仕切部50及び第2仕切部52の間に位置して、他側寄りのライン側の第1仕切部50及び第2仕切部52が設けられている。
このため、複数の電線12は、支持板部32の幅方向において2箇所で、第1仕切部50及び第2仕切部52によって一定箇所で仕切られた状態に位置決めされる。
なお、支持板部の幅方向においてより多数箇所で仕切部によって複数の電線が一定箇所で仕切られた状態に位置決めされていてもよい。また、支持板部の幅方向において1箇所で、仕切部によって複数の電線が一定箇所で仕切られた状態に位置決めされていてもよい。
また、第1仕切部50と第2仕切部52とは、支持板部32の幅方向において互いに反対側から切り起され、互いに起立した状態で互いに起立状態を支える方向に当接し合うように構成されている。
より具体的には、第1仕切部50は、外周の一部を残して支持板部32の一部の外周を切断し、切残した部分を折曲げ線50Lとして、支持板部32の一方の主面側に曲げ起すことによって形成されている。折曲げ線50Lは、支持板部32の延在方向に沿った線であり、従って、第1仕切部50が切り起された状態では、当該第1仕切部50は、支持板部32の延在方向に沿った姿勢で起立している。
また、第2仕切部52は、外周の一部を残して支持板部32の一部の外周を切断し、切残した部分を折曲げ線52Lとして、支持板部32の一方の主面側に曲げ起すことによって形成されている。折曲げ線52Lは、支持板部32の延在方向に沿った線であり、従って、第2仕切部52が切り起された状態では、当該第2仕切部52は、支持板部32の延在方向に沿った姿勢で起立している。
第1仕切部50と第2仕切部52とは、支持板部32の延在方向において隣の位置に形成されている。第1仕切部50の折曲げ線50Lと第2仕切部52の折曲げ線52Lとは、支持板部32の延在方向に沿って間隔をあけて隣合っている。
また、第1仕切部50は、折曲げ線50Lに対して支持板部32の一側寄りの部分(側壁部34側の部分)の周りを切断することによって形成されており、第2仕切部52は、折曲げ線52Lに対して支持板部32の他側寄りの部分(第1仕切部50とは反対側の部分)の周りを切断することによって形成されている。
従って、第1仕切部50は、支持板部32の一側から曲げ起され、第2仕切部52は、これとは反対側である支持板部32の他側から曲げ起される。そして、第1仕切部50及び第2仕切部52を、支持板部32の他の部分に対してほぼ垂直となる姿勢に曲げ起すと、第1仕切部50及び第2仕切部52は、ほぼ同一面に沿って配設可能な状態となる。
また、このように、第1仕切部50及び第2仕切部52を曲げ起した状態で、第1仕切部50及び第2仕切部52は相互に接触し合うことができる形状に形成されている。
ここでは、第1仕切部50のうち第2仕切部52に近い側の側縁部51は、先端側に向けて外向き傾斜する形状に形成されており、これにより、第1仕切部50の当該側縁部51が形成された部分が、その基端部から先端部に向うに従って徐々に幅広になる形状に形成されている。
また、第2仕切部52のうち第1仕切部50に近い側の側縁部53は、先端側に向けて外向き傾斜する形状に形成されており、これにより、第2仕切部52の当該側縁部53が形成された部分が、その基端部から先端部に向うに従って徐々に幅広になる形状に形成されている。これにより、第1仕切部50と第2仕切部52とを曲げ起した状態で、側縁部51の先端部と側縁部53先端部とが当接し合うようになっている。そして、側縁部51の先端部と側縁部53の先端部とを弾性変形させつつ、側縁部51の先端部が支持板部32の他側に、側縁部53の先端部が支持板部32の一側に配設されるようにする。すると、第1仕切部50が元の切抜き跡に戻ろうとしても、また、第2仕切部52が元の切抜き跡に戻ろうとしても、側縁部51の先端部と側縁部53の先端部とが当接し合う。これにより、第1仕切部50と第2仕切部52とが互いに起立状態を支える方向に当接し合うことになり、第1仕切部50と第2仕切部52とが起立状態に支持されることになる。
なお、第1仕切部50の側縁部51が形成された部分及び第2仕切部52の側縁部53が形成された部分は、必ずしも徐々に幅広になる形状に形成されている必要は無く、その先端側部分が段部を介して幅広になるように形成されていてもよい。
また、ここでは、第1仕切部50と第2仕切部52との組合わせによって、複数の電線12を仕切った状態で一定位置に支持する構成となっているが、1つの仕切部によって、複数の電線12を仕切った状態で一定位置に支持する構成であってもよい。
上記電線保護部材30を形成する板部材としては、ある程度平板形態を維持することができ、かつ、折曲げ可能なものを用いることができる。かかる板部材としては、例えば、図6に示すように、複数の板状部分の間に中空空間が形成された中空板材60を用いることが好ましい。かかる中空構造を有する板材であれば、軽量かつ強度的にも優れた電線保護部材30を得ることができるからである。
図6に示す中空板材60は、複数(ここでは2つ)の板状部61aと、複数の板状部61aに挟込まれた介在部61bとを備える。
複数の板状部61a及び介在部61bを形成する材質は特に限定されない。複数の板状部61a及び介在部61bは、紙によって形成されていてもよいし、樹脂によって形成されていてもよいし、また、これらの組合わせによって構成されていてもよい。複数の板状部61a及び介在部61bの少なくとも1つを紙によって形成する場合には、その表面に撥水処理等を施すことが好ましい。
板状部61aは、平板状に形成されている。複数の板状部61aが介在部61bを介して間隔をあけた状態で連結されている。
ここでは、複数の板状部61aの間に、複数の介在部61bが相互間に間隔をあけた並列状態で設けられている。
各介在部61bは、細長い板状に形成されており、両側の板状部61aに対して直交する姿勢で、当該板状部61aに対して繋がっている。
このため、中空板材60を、介在部61bの延在方向に対して直交する面で切断すると、一対の板状部61aの間に複数の介在部61bが並列状に存在するはしご状断面を示す。
中空構造を有する板材の例は上記例に限られない。例えば、板材は、複数の板状部の間に、山部と谷部とが波状に連続する介在部が挟込まれた構成であってもよい。或は、板材は、複数の板状部の間に存在する介在部は、三角柱等の多角柱状の中空形状を形成するものであってもよく、特に、ハニカム構造を形成するものであってもよい。
これらの中空構造を有する板材のうち樹脂によって形成されたものは、プラスチック段ボールと呼ばれることがある。
電線保護部材30を形成する板材としては、上記のような中空板材の他、不織部材をホットプレスして固めた不織シート、樹脂製の板材(中空構造ではない樹脂製の板材)、発泡構造を持つ板材、紙製の板材等を用いることもできる。
上記電線モジュール20の製造方法例について説明する。
まず、板材を図3に示す形状に打抜き加工したものを準備し、これを折曲げる。具体的には、支持板部32と側壁部34との間、各電線止め片36、37の基端部、各第1仕切部50及び第2仕切部52の基端部を折曲げる。そして、第1仕切部50及び第2仕切部52については、上記のように、互いに起立状態を支える方向に当接し合うようにする。
この状態で、複数の電線12を支持板部32の延在方向に沿って配設しつつ、その一部を電線止め片36、37が形成された部分で外方に引出す。複数の電線12を支持板部32の延在方向に沿って配設する際、複数の電線12がなるべく第1仕切部50及び第2仕切部52によって、なるべく均等に分割されるようにする。なお、第1仕切部50及び第2仕切部52が、支持板部32をその幅方向に均等に分割する位置に形成されていない場合には、第1仕切部50及び第2仕切部52によって仕切られる幅に応じて、複数の電線12がなるべく均等な密度で分散されるように分割する。
そして、支持板部32と当該支持板部32上に支持された複数の電線12とを結束部材42によって結束する。この際、複数の電線12は、第1仕切部50及び第2仕切部52によって支持板部32の幅方向において仕切られて一定位置に支持された状態となっている。このため、複数の電線12が、支持板部32の幅方向中央に寄せられるような事態は生じ難く、従って、複数の電線12は支持板部32上でなるべく偏平となるように支持される。
また、各電線止め片36、37と、電線12とを結束部材40によって結束する。これにより、分岐して外部に延出する電線12が電線保護部材30に対して一定位置で支持された状態となる。これにより、電線モジュール20が製造される。
製造された電線モジュール20は、車両に組付けられる。組付対象としては、例えば、車両における運転席前方にあるリーンホース100等が想定される。電線モジュール20は、リーンホース100に対しては、両面テープ、結束バンド、車両固定用のクランプ等を介して固定される。もっとも、電線モジュール20の組付対象箇所は、上記例に限られない。
以上のように構成された電線モジュール20、電線保護部材30によると、第1仕切部50、第2仕切部52によって、複数の電線12を支持板部32の幅方向において仕切った状態で、支持板部32上で複数の電線12を支持することができる。このため、複数の電線12は、第1仕切部50及び第2仕切部52によって支持板部32の幅方向において一定位置に位置規制されるため、複数の電線12を支持板部32上でなるべく偏平な状態で支持することができる。結果、複数の電線12をなるべく偏平な形態に収めて、車両における配線スペース等に組込むことができる。
また、第1仕切部50及び第2仕切部52は、支持板部32を切り起して形成しているため、複数の電線を仕切るための構成を簡易に形成することができる。なお、仕切部は、支持板部の端部に形成されていてもよい。また、第1仕切部50及び第2仕切部52は、支持板部32を切り起すことによって形成されているため、板材から電線保護部材30を形成する際の歩留りもよくなる。
また、複数の電線12は、支持板部32の幅方向において複数箇所で支持板部32の幅方向において一定位置に位置規制されるため、複数の電線12を支持板部32上でより偏平な状態で支持できる。
また、第1仕切部50及び第2仕切部52は、支持板部32の幅方向において互いに反対側から切り起され、互いに起立した状態で互いに起立状態を支える方向に当接し合う。このため、切り起された第1仕切部50及び第2仕切部52が支持板部32に対して互いに起立した状態に維持され、複数の電線12を、第1仕切部50及び第2仕切部52で仕切りつつ、容易に支持板部32上に配設することができる。
しかも、第1仕切部50及び第2仕切部52は、互いに起立した状態でそれぞれの先端部で幅広となる側縁部51、53の先端部同士が当接し合っている。このため、第1仕切部50及び第2仕切部52の切抜き面積をなるべく小さくしてそれらの支持強度をなるべく高めつつ、第1仕切部50及び第2仕切部52を互いに当接させて起立状態に維持することができる。
なお、上記実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組合わせることができる。
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
12 電線
20 電線モジュール
30 電線保護部材
32 支持板部
40 結束部材
50 第1仕切部
50L 折曲げ線
51 側縁部
52 第2仕切部
52L 折曲げ線
53 側縁部
60 中空板材

Claims (6)

  1. 複数の電線と、
    主面上に前記複数の電線が並列状態で配設される支持板部を含む電線保護部材と、
    を備え、
    前記支持板部が部分的に切り起されることで、前記複数の電線を前記支持板部の幅方向において仕切る仕切部が形成されると共に、前記支持板部に前記仕切部の切抜き跡が形成された状態とされ、
    前記複数の電線を、前記支持板部の幅方向において前記仕切部で仕切った状態で前記支持板部の一方の主面に押し付け、かつ、前記支持板部の幅方向中央に寄せる力を作用させた状態で、前記支持板部と共に結束する結束部材をさらに備える、電線モジュール。
  2. 請求項1に記載の電線モジュールであって、
    前記仕切部は、前記支持板部の幅方向において複数箇所に設けられている、電線モジュール。
  3. 複数の電線と、
    主面上に前記複数の電線が配設される支持板部を含む電線保護部材と、
    を備え、
    前記支持板部が部分的に切り起されることで、前記複数の電線を前記支持板部の幅方向において仕切る仕切部が形成されている、電線モジュールであって、
    前記仕切部は、前記支持板部の幅方向において互いに反対側から切り起され、互いに起立した状態で互いに起立状態を支える方向に当接し合う第1仕切部及び第2仕切部を含む、電線モジュール。
  4. 請求項3に記載の電線モジュールであって、
    前記第1仕切部及び前記第2仕切部は、それぞれの基端部よりもそれぞれの先端部で幅広となる形状に形成され、前記第1仕切部及び前記第2仕切部が互いに起立した状態で、それぞれの先端部の幅広となる部分同士が当接し合っている、電線モジュール。
  5. 複数の電線と、
    主面上に前記複数の電線が並列状態で配設される支持板部を含む電線保護部材と、
    を備え、
    前記支持板部が部分的に切り起されることで、前記複数の電線を前記支持板部の幅方向において仕切る仕切部が形成され、
    前記複数の電線を、前記支持板部の幅方向において前記仕切部で仕切った状態で前記支持板部の一方の主面に押し付け、かつ、前記支持板部の幅方向中央に寄せる力を作用させた状態で、前記支持板部と共に結束する結束部材をさらに備え、
    電線保護部材は、複数の板状部分と前記複数の板状部分の間に配設されて前記複数の板状部分の間に中空空間を形成する介在部分とを含む中空板材によって形成されている、電線モジュール。
  6. 主面上に複数の電線を配設可能な支持板部を備え、
    前記支持板部が部分的に切り起されることで、前記複数の電線を前記支持板部の幅方向において仕切る仕切部が形成され、
    前記仕切部は、前記支持板部の幅方向において互いに反対側から切り起され、互いに起立した状態で互いに起立状態を支える方向に当接し合う第1仕切部及び第2仕切部を含む、電線保護部材。
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