JP2016112927A - サイドエアバッグ装置を備えた車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】乗員の少なくとも腹部から肩部までを拘束可能なサイドエアバッグにおける展開方向の安定化に寄与する。【解決手段】車両用シート10では、サイドエアバッグ装置30のサイドエアバッグ36が、膨張展開時にシートバックパッド18の上下スリット部64Aを通り、シートバック表皮20のバーストライン部34を破断させる。上下スリット部64Aは、上端64A1が下端64A2よりもシートバック後方側に位置している。このため、サイドエアバッグ36において、上端64A1側を通る部位が、下端64A2側を通る部位よりもシートバック後方側から膨張展開する。その結果、サイドエアバッグ36において、上端64A1側を通って肩部の側方に膨張展開する部位と、下端64A2側を通って胸部及び腹部の側方に膨張展開する部位とにおける、平面視での展開方向の相違を小さくできる。これにより、サイドエアバッグ36の展開方向の調整が容易になる。【選択図】図4

Description

本発明は、サイドエアバッグ装置を備えた車両用シートに関する。
下記特許文献1には、側突用エアバッグ装置を備えたシート構造が開示されている。この構造では、シートパッドのサイドカマチ部におけるサイドエアバッグの外周部と対向する部位に、シート後方側を残してコ字状(略U字状)のスリットが形成されている。このスリットの内側の部位は、エアバッグケースの蓋部となっており、サイドエアバッグが膨張展開する際に、シート外側へ開くようになっている。
下記特許文献2には、側突用エアバッグ装置が開示されている。この装置では、シートの背もたれ部の表装材(シートバック表皮)におけるエアバッグケース開口部の近傍に、サイドエアバッグの展開圧力で開裂する縫合部(バーストライン部)が設けられている。また、シートバック表皮とエアバッグケースとの間には、所定厚さのシートバックパッドが介装されている。このシートバックパッドにおける上記バーストライン部の内側には、サイドエアバッグを展開時に挿通させる直線状又はコ字状のスリット部が形成されている。
特開平9−76859号公報 特開平9−254735号公報
上記のようなサイドエアバッグには、乗員の胸部だけでなく肩部を含む領域を拘束する大型のものがある。例えば、乗員の腰部から肩部までを拘束するサイドエアバッグや、乗員の腹部から頭部までを拘束するサイドエアバッグがある。このような大型のサイドエアバッグは、乗員に対して狙いの方向及び位置に安定して膨張展開させることが困難な場合がある。特に、バーストライン部を構成するシートバック表皮の縫製ラインが複雑な形状に設定されている場合、サイドエアバッグの展開方向が安定しなくなる傾向が顕著になる。
本発明は上記事実を考慮し、乗員の少なくとも腹部から肩部までを拘束可能なサイドエアバッグにおける展開方向の安定化に寄与するサイドエアバッグ装置を備えた車両用シートを得ることを目的とする。
請求項1に記載の発明に係るサイドエアバッグ装置を備えた車両用シートは、シートバックの側部内に折畳まれた状態で収納されたサイドエアバッグを含んで構成され、前記サイドエアバッグが膨張展開状態で乗員の少なくとも腹部から肩部までを拘束可能とされたエアバッグパッケージと、前記エアバッグパッケージのシートバック前方側で前記側部の上下に延びるバーストライン部が、前記サイドエアバッグの膨張圧を受けて破断されるシートバック表皮と、前記エアバッグパッケージの前縁部のシート幅方向外方側に位置する上下スリット部が、前記前縁部に沿って前記側部の上下に延びており、前記サイドエアバッグが前記上下スリット部を通って膨張展開すると共に、前記上下スリット部の上端が前記上下スリット部の下端よりもシートバック後方側に位置するシートバックパッドと、を有している。
請求項1に記載の発明では、シートバックの側部内に配設されたエアバッグパッケージが、折畳まれたサイドエアバッグを含んでいる。このサイドエアバッグは、膨張展開状態で乗員の少なくとも腹部から肩部までを拘束可能とされている。このサイドエアバッグの膨張展開時には、サイドエアバッグがシートバックパッドの上下スリット部を通り、シートバック表皮のバーストライン部を破断させる。
上記の上下スリット部は、エアバッグパッケージの前縁部のシート幅方向外方側に位置しており、上記前縁部に沿って上記側部の上下に延びている。この上下スリット部は、上端が下端よりもシートバック後方側に位置している。このため、サイドエアバッグにおいて、上下スリット部の上端側を通る部位が、上下スリット部の下端側を通る部位よりもシートバック後方側から膨張展開する。その結果、サイドエアバッグにおいて、上下スリット部の上端側を通って乗員の肩部の側方に膨張展開する部位と、上下スリット部の下端側を通って乗員の胸部及び腹部の側方に膨張展開する部位とにおける、平面視での展開方向の相違を小さくすることができる。これにより、乗員の少なくとも腹部から肩部までを拘束可能なサイドエアバッグにおける展開方向の制御(調整)が容易になるため、当該展開方向の安定化に寄与する。
請求項2に記載の発明に係るサイドエアバッグ装置を備えた車両用シートは、請求項1において、前記シートバックパッドは、前記上下スリット部の前記上端からシートバック後方側へ延びる横スリット部を有する。
請求項2に記載の発明によれば、サイドエアバッグの膨張展開時には、シートバックパッドにおける上記横スリット部の下方に位置する部位が、サイドエアバッグの膨張圧を受けてシート幅方向外方側へ展開される。これにより、上下スリット部が、特に上端側においてシートバック後方側へ拡大される。その結果、サイドエアバッグにおいて、上下スリット部の上端側を通って膨張展開する部位が、よりシートバック後方側から膨張展開することになる。これにより、前述した「展開方向の相違」をより小さくすることができるので、サイドエアバッグの展開方向の安定化を促進することができる。
請求項3に記載の発明に係るサイドエアバッグ装置を備えた車両用シートは、請求項1又は請求項2において、前記上下スリット部の前記下端は、前記エアバッグパッケージの下縁部よりもシートバック下方側に位置している。
請求項3に記載の発明では、上記のように構成されているため、サイドエアバッグが上下スリット部を通って膨張展開する際に、当該上下スリット部の下端側がエアバッグパッケージの下縁部付近で大きく開き易くなる。これにより、サイドエアバッグにおいて上下スリット部の下端側を通って膨張展開する部位の展開方向が、シートバックパッドとの干渉によって不安定になることを防止又は抑制できる。その結果、サイドエアバッグの展開方向の安定化を促進することができる。
請求項4に記載の発明に係るサイドエアバッグ装置を備えた車両用シートは、請求項1〜請求項3の何れか1項において、前記バーストライン部は、前記側部の前部において前記側部の上下に延びる前側バーストライン部と、前記側部の上部側で前記前側バーストライン部に接続され、前記側部の側面に沿ってシートバック後方斜め上方側へ延びる横バーストライン部と、を備えている。
請求項4に記載の発明では、バーストライン部がサイドエアバッグの膨張圧を受けて前側バーストライン部から破断し始める場合、当該破断が前側バーストライン部から横バーストライン部に伝播する。この横バーストライン部は、シートバックの側部の側面に沿ってシートバック後方斜め上方側へ延びているため、前側バーストライン部と横バーストライン部とのなす角を鈍角に設定することができる。これにより、例えば上記なす角が直角に形成されている場合と比較して、前側バーストライン部の上端部から横バーストライン部の前端部への破断の伝播を円滑にすることができる。
請求項5に記載の発明に係るサイドエアバッグ装置を備えた車両用シートは、請求項4において、前記バーストライン部は、前記横バーストライン部の中間部からシートバック上方側へ延びる縦バーストライン部を更に備えている。
請求項5に記載の発明では、バーストライン部が上記の縦バーストライン部を更に備えているため、シートバックのより上端側までバーストライン部を破断させることができる。これにより、サイドエアバッグの上部側がシートバック上方側へ膨張展開し易くなるため、当該上部側の展開方向の安定化を促進することができる。
請求項6に記載の発明に係るサイドエアバッグ装置を備えた車両用シートは、請求項5において、前記シートバックパッドは、前記上下スリット部の前記上端からシートバック後方側へ延びる横スリット部を有し、前記縦バーストライン部は、前記横スリット部よりもシートバック上方側でかつ前記横スリット部の後端よりもシートバック前方側に位置している。
請求項6に記載の発明では、サイドエアバッグは、シートバックパッドの上下スリット部及び横スリット部を通り、シートバック表皮のバーストライン部を破断させて膨張展開する。このバーストライン部が備える縦バーストライン部は、横スリット部よりもシートバック上方側でかつ横スリット部の後端よりもシートバック前方側に位置している。これにより、サイドエアバッグにおいて上下スリット部の上端側を通って膨張展開する部位が、シートバック表皮における縦バーストライン部よりもシートバック前方側の部位に引っ掛かることを防止又は抑制できるので、当該引っ掛かりに起因する展開不良の発生を防止又は抑制できる。
請求項7に記載の発明に係るサイドエアバッグ装置を備えた車両用シートは、請求項1〜請求項6の何れか1項において、前記シートバックにおける前記上下スリット部が位置する高さでは、前記上下スリット部の前記上端から前記下端までが、前記バーストライン部よりもシートバック後方側に位置している。
請求項7に記載の発明では、上記のように構成されているため、シートバックパッドの上下スリット部を通って膨張展開するサイドエアバッグが、シートバック表皮のバーストライン部を破断するために、展開力の一部をシートバック後方側に向ける必要がない。これにより、サイドエアバッグの膨張展開の早期化に寄与する。また、上下スリット部を通ったサイドエアバッグが、シートバック表皮におけるバーストライン部よりもシートバック前方側の部位に引っ掛かることを防止又は抑制できるので、当該引っ掛かりに起因する展開不良の発生を防止又は抑制できる。
請求項8に記載の発明に係るサイドエアバッグ装置を備えた車両用シートは、請求項1〜請求項7の何れか1項において、前記シートバックのサイドフレームにおけるシート幅方向外側面の上部は、シート幅方向外方斜め上方を向いた傾斜面を含んでおり、前記エアバッグパッケージの上部は、前記傾斜面に対向した部位を含んでいる。
請求項8に記載の発明では、シートバックのサイドフレームにおけるシート幅方向外側面の上部が傾斜面を含んでおり、エアバッグパッケージの上部には、この傾斜面に対向した部位が含まれている。この傾斜面は、シート幅方向外方斜め上方を向いているため、エアバッグパッケージの上部に折畳まれているサイドエアバッグの上部側が、傾斜面からシート幅方向外方斜め上方向きの展開反力を受ける。これにより、サイドエアバッグの上部側がシート正面視でシートバック上方側へ膨張展開し易くなるので、サイドエアバッグの上部側の展開方向が、乗員の肩部の側方又は頭部の側方を向くように安定させることができる。
請求項9に記載の発明に係るサイドエアバッグ装置を備えた車両用シートは、請求項1〜請求項8の何れか1項において、前記シートバックのサイドフレームにおけるシート幅方向外側面の下部は、シート幅方向外方を向いた縦面を含んでおり、前記エアバッグパッケージの下端部は、前記縦面に対向した部位を含んでいる。
請求項9に記載の発明では、シートバックのサイドフレームにおけるシート幅方向外側面の下部が縦面を含んでおり、エアバッグパッケージの下端部には、この縦面に対向した部位が含まれている。この縦面は、シート幅方向外方を向いているため、エアバッグパッケージの下端部に折畳まれているサイドエアバッグの下端側が、縦面からシート幅方向外方向きの展開反力を受ける。これにより、サイドエアバッグの下端側すなわち乗員の腹部又は腰部を拘束する部位が、膨張展開時に不用意にシートバック上方側へ持ち上がることを防止又は抑制できる。
以上説明したように、本発明に係るサイドエアバッグ装置を備えた車両用シートでは、乗員の少なくとも腹部から肩部までを拘束可能なサイドエアバッグにおける展開方向の安定化に寄与する。
本発明の実施形態に係るサイドエアバッグ装置を備えた車両用シートの構成部材であるシートバック及びヘッドレストの斜視図である。 図1のF2−F2線に沿った切断面を拡大して示す拡大断面図である。 図1のF3−F3線に沿った切断面を拡大して示す拡大断面図である。 同シートバックにおけるエアバッグパッケージ周辺の構成を示す側面図である。 同シートバックのサイドフレームとエアバッグパッケージとを示す正面図である。 (A)は同車両用シートに着座した乗員の側面図であり、(B)同乗員の左半部を示す正面図である。 図6(A)のF7A−F7A線に沿った概略的な切断面と、図6(A)のF7B−F7B線に沿った概略的な切断面とを重ね合わせて拡大した断面図である。 同シートバックが備えるシートバックパッドの側壁部がシート幅方向外方側へ展開した状態を示す側面図である。 同シートバックパッドの側壁部の展開について説明するための図2に対応した断面図である。 比較例に係るシートバックにおけるエアバッグパッケージ周辺の構成を示す側面図である。 バーストライン部の破断について説明するための図4に対応した側面図である。 破断が途中で止まりやすいバーストライン部の形状について説明するための概略図である。 サイドエアバッグの上部側がサイドフレームの傾斜面から受ける展開反力について説明するための図5の一部に対応した正面図である。 サイドエアバッグの下端側がサイドフレームの縦面から受ける展開反力について説明するための図5の一部に対応した正面図である。 サイドエアバッグの下端部を略Z字状に折畳む場合について説明するための説明図である。 シートバック表皮の縫製パターンの変形例を示す図1に対応した斜視図である。 図16に示されるシートバックの側面図である。
本発明の実施形態に係るサイドエアバッグ装置を備えた車両用シート10(以下、単に「車両用シート10」と称する)について、図1〜図17を用いて説明する。なお、各図に適宜記す矢印FR、矢印UP、矢印Wは、車両の前方向(進行方向)、上方向、幅方向をそれぞれ示している。
(構成)
図1に示されるように、車両用シート10は、乗員の背凭れとなるシートバック12を備えている。このシートバック12は、乗員が着座するシートクッション(図示省略)の後端部に傾倒可能に連結されており、シートバック12の上端部にはヘッドレスト14が連結されている。この車両用シート10は、例えば車両(自動車)の運転席又は助手席とされており、前後方向、上下方向および幅方向(左右方向)が、車両の前後方向、上下方向および幅方向(左右方向)と一致している。
また、各図に適宜示される矢印SFRは、シートバック12の前方を示し、矢印SUPは、シートバック12の上方を示している。このシートバック12の幅方向(左右方向)は、シート幅方向(車両幅方向)と一致している。以下、単に前後、左右、上下の方向を用いて説明する場合は、特に断りのない限り、シートバック12の前後、左右、上下の方向を示すものとする。
上記のシートバック12は、左右方向中央部が本体部12Aとされており、左右方向両側部がサイドサポート部12Bとされている。左右のサイドサポート部12Bは、本体部12Aよりもシートバック前方側へ突出しており、本体部12Aに凭れる乗員の上体をシート幅方向外方側から支持する構成になっている。
図2及び図3に示されるように、上記のシートバック12では、シートバックフレーム16に取り付けられたシートバックパッド18がシートバック表皮20によって覆われている。シートバックフレーム16は、シートバック12の骨格を構成しており、シートバック12の左右両サイドにおいてシートバック12の上下方向(長手方向)に延在する左右のサイドフレーム16A(図4及び図5参照:シート右側のサイドフレーム16Aは図示省略)を備えている。左右のサイドフレーム16Aの上端部は、アッパフレーム16B(図5参照)によってシート幅方向に連結されており、左右のサイドフレーム16Aの下端部は、図示しないロアフレームによってシート幅方向に連結されている。
シートバックパッド18は、シートバック12のクッション材を構成している。このシートバックパッド18は、シートバック12の本体部12Aに配設されたパッド本体部18Aと、左右のサイドサポート部12Bに配設された左右のパッドサイド部18B(シート右側のパッドサイド部18Bは図示省略)とを備えている。左右のパッドサイド部18Bは、シートバック上下方向から見てシート幅方向内方側が開放された断面略C字状に形成されており、左右のサイドフレーム16Aをシートバック前後方向及びシート幅方向外方から取り囲んでいる。
なお、パッド本体部18Aと左右のパッドサイド部18Bとは一体に成形されているが、図2及び図3に示される断面においては、シートバックパッド18に形成された力布挿通孔54、62によってパッド本体部18Aとパッドサイド部18Bとがシート幅方向に分割されている。また、図2及び図3に示される断面においては、パッドサイド部18Bの後部18B3が、力布挿通孔52、60によってシートバック前後方向に分割されている。さらに、図2及び図3に示される断面においては、パッドサイド部18Bの前部18B1とパッドサイド部18Bの側壁部18B2とが、スリット64によってシートバック前後方向に分割されている。このスリット64については、後で詳述する。
シートバック表皮20は、シートバック12の表皮材を構成しており、シートバックパッド18に被せられている。このシートバック表皮20は、布材、皮革、合成皮革などからなる複数の表皮片が複数の縫製部において互いに縫製されて形成されている。なお、図1において、シートバック12の表面に描かれた線は、何れも縫製部を示している。
本実施形態では、左右のサイドサポート部12Bにおいて複雑な縫製パターンが採用されており、縫製部(縫製ライン)が複雑な形状に設定されている。これにより、シートバック12の意匠性が向上している。
左右のサイドサポート部12Bに設定された縫製部には、前側縫製部22が含まれている。前側縫製部22は、サイドサポート部12Bの前部(ここでは前縁部)に沿ってシートバック上下方向に延びている。この前側縫製部22の上端22Uは、シートバック12の上部に位置しており、横縫製部24の前端24Fに接続されている。
横縫製部24は、サイドサポート部12Bの側面に沿ってシートバック後方斜め上方側へ延びており、前側縫製部22の上部側よりもシートバック後方側への傾斜角度が大きく設定されている。この横縫製部24の後端は、シートバック12の背面側に設定された背面側縫製部26(図4参照)に接続されている。この横縫製部24は、シート幅方向から見た場合に、シートバック前方斜め上方側へ凸をなして湾曲している。
また、サイドサポート部12Bの側面において、横縫製部24よりもシートバック12の上端側には、縦縫製部28が設定されている。縦縫製部28は、サイドサポート部12Bの側面の上端部における前後方向中央付近において、シートバック上下方向に延びている。この縦縫製部28は、下端が横縫製部24の前後方向中間部に接続され、上端がシートバック12の上端に達している。
ここで、本実施形態では、シート左側のサイドサポート部12B(以下、「左側サイド部12B」と称する)の内側に、サイドエアバッグ装置30の主要部を構成するエアバッグパッケージ32が収納されている。このサイドエアバッグ装置30は、乗員をサイドエアバッグによって車両幅方向外方側から拘束するニアサイドエアバッグ装置、又は、乗員をサイドエアバッグによって車両幅方向中央側から拘束するファーサイドエアバッグ装置とされている。
なお、サイドエアバッグ装置30がニアサイドエアバッグ装置の場合、左側サイド部12Bが「シートバック12における車両幅方向外方側の側部」とされる。一方、サイドエアバッグ装置30がファーサイドエアバッグ装置の場合、左側サイド部12Bが「シートバック12における車両幅方向中央側の側部」とされる。また、エアバッグパッケージ32がシート右側のサイドサポート部(右側サイド部)12B内に収納される場合は、本実施形態とは左右対称の構成になる。
上記のようにエアバッグパッケージ32が収納された左側サイド部12Bでは、上述の前側縫製部22、横縫製部24および縦縫製部28によってバーストライン部34が構成されている。なお、図1、図4、図11、図16、図17では、バーストライン部34を認識し易くするために、前側縫製部22、横縫製部24および縦縫製部28において、バーストライン部34を構成する部位を太線で示している。
バーストライン部34は、前側縫製部22によって構成された前側バーストライン部34Aと、横縫製部24の一部(縦縫製部28の下端よりもシートバック前方側の部位)によって構成された横バーストライン部34Bと、縦縫製部28によって構成された縦バーストライン部34Cと、によって構成されている。このバーストライン部34では、前側バーストライン部34Aが、エアバッグパッケージ32のシートバック前方側で左側サイド部12Bの上下に延びている。
このバーストライン部34においては、他の縫製部よりも脆弱な糸によって表皮片同士が縫製されている。これにより、エアバッグパッケージ32が備えるサイドエアバッグ36の膨張展開時には、バーストライン部34がサイドエアバッグ36の膨張圧を受けて破断(開裂)される構成になっている。
上記のエアバッグパッケージ32は、シート左側のサイドフレーム16A(以下、左サイドフレーム16Aと称する)におけるシート幅方向外側面17に当接して配置されている。このエアバッグパッケージ32は、パッドサイド部18Bによってシートバック前後方向及びシート幅方向外方から取り囲まれている。なお、図4では、エアバッグパッケージ32を認識し易くするために、エアバッグパッケージ32にドットを付している。
このエアバッグパッケージ32は、エアバッグモジュールとも称されるものであり、サイドエアバッグ36(図6(A)及び図9参照:図2及び図3では図示省略)と、インフレータ38とを主要部として構成されている。このエアバッグパッケージ32では、サイドエアバッグ36が蛇腹折りやロール折り等の所定の折畳み方(ここでは蛇腹折り)で折畳まれており、インフレータ38と共にモジュール化されている。そして、折畳まれたサイドエアバッグ36が、容易に破断するラップ材40によって包まれることにより、長尺な直方体状のエアバッグパッケージ32が形成されている。エアバッグパッケージ32の長手方向は、シートバック上下方向に沿っている。
エアバッグパッケージ32の後縁部32Rは、シートバック上下方向に沿っており、エアバッグパッケージ32の上縁部32U及び下縁部32Lは、シートバック前後方向に沿っている。一方、エアバッグパッケージ32の前縁部32Fは、下部がシートバック上下方向に沿っており、上下方向中間部及び上部が、シートバック上方側へ向かうほどシートバック後方側へ向かうように傾斜している。これにより、エアバッグパッケージ32は、図4に示されるように、シート幅方向から見て台形状に形成されている。
このエアバッグパッケージ32は、シート側面視において、前側バーストライン部34Aに対してシートバック後方側に位置し、横バーストライン部34Bに対してシートバック後方側かつシートバック下方側に位置し、縦バーストライン部34Cに対してシートバック下方側に位置している。
このエアバッグパッケージ32が備えるサイドエアバッグ36は、例えばナイロン系又はポリエステル系の布材を切り出して形成された一枚の基布が二つ折りにされて外周縁部を縫製されることにより長尺な袋状に形成されている。このサイドエアバッグ36は、インフレータ38から発生するガスの圧力により、バーストライン部34を破断(開裂)させつつ左側サイド部12Bの前方側へ膨張展開し、車両用シート10に着座した乗員P(図6(A)及び図6(B)参照)を側方から拘束する。
このサイドエアバッグ36は、サイドエアバッグ装置30がニアサイドエアバッグ装置の場合、例えば、乗員Pの腰部Lから肩部Sまで(腰部L、腹部B、胸部C及び肩部S)を拘束可能な大きさに形成される(図6(A)に一点鎖線で示されるサイドエアバッグ36参照)。一方、サイドエアバッグ装置30がファーサイドエアバッグ装置の場合、サイドエアバッグ36は、例えば、乗員Pの腹部Bから頭部Hまで(腹部B、胸部C、肩部S及び頭部H)を拘束可能な大きさに形成される(図6(A)に二点鎖線で示されるサイドエアバッグ36参照)。
なお、図6(A)及び図6(B)に示される乗員Pは、例えばWorldSID(国際統一側面衝突ダミー:World Side Impact Dummy)のAM50(米国人成人男性の50パーセンタイル)である。また、サイドエアバッグ36の大きさは上記に限らず、乗員Pの少なくとも腹部Bから肩部Sまでを拘束可能なものであればよい。
インフレータ38は、所謂シリンダータイプのガス発生装置であり、円筒状に形成されている。このインフレータ38は、軸線ALがシートバック上下方向に沿う姿勢でサイドエアバッグ36内の下部側かつ後端側に収容されている。インフレータ38の外周部からは、上下一対のスタッドボルト38A(図2、図4参照)が突出している。
上下のスタッドボルト38Aは、サイドエアバッグ36の基布及びサイドフレーム16Aを貫通しており、先端側にナット42が螺合している。これにより、インフレータ38がサイドエアバッグ36と共にシートバックフレーム16に締結固定されている。なお、本実施形態では、インフレータ38の軸線方向(軸線ALが延びる方向)とシートバック12の上下方向とが一致している。また、シート側面視において、インフレータ38の軸線ALとシートバック12の前後方向とが直交している。
インフレータ38には、車両に搭載された図示しないECU(制御装置)が電気的に接続されている。このECUには、車両の側面衝突を検知する図示しない側突センサが電気的に接続されている。これらのECU及び側突センサは、サイドエアバッグ装置30の構成部材である。ECUは、側突センサからの信号に基づいて車両の側面衝突(の不可避)を検知した際に、インフレータ38を作動(起動)させるように構成されている。なお、ECUに側面衝突を予知(予測)するプリクラッシュセンサが電気的に接続されている場合には、プリクラッシュセンサからの信号に基づいてECUが側面衝突を予知した際にインフレータ38が起動される構成にしてもよい。
上述したエアバッグパッケージ32の周囲には、サイドエアバッグ36の膨張圧をバーストライン部34に伝達するための下側力布44及び上側力布46(図2、図3、図9、図11参照:図4、図5、図8、図13、図14では図示省略)が配設されている。下側力布44及び上側力布46は、例えばサイドエアバッグ36の基布よりも伸び難い布材によって長尺帯状に形成されている。
下側力布44は、エアバッグパッケージ32の下部の周囲に配設されており、図2に示されるように、外側部44Aと内側部44Bとを備えている。外側部44Aの長手方向一端部と内側部44Bの長手方向一端部とは、左サイドフレーム16Aの背面に重ね合わされており、ボルト48及びナット50によって左サイドフレーム16Aの背面に締結固定されている。
外側部44Aは、左サイドフレーム16Aの背面側から力布挿通孔52を通ってパッドサイド部18Bの側面とシートバック表皮20との間へ延びており、長手方向他端部が前側縫製部22(前側バーストライン部34A)に共縫いされている。内側部44Bは、左サイドフレーム16Aの背面側から左サイドフレーム16Aのシート幅方向内方側へ延びると共に、力布挿通孔54を通ってパッドサイド部18Bの前面とシートバック表皮20との間へ延びており、長手方向他端部が前側縫製部22に共縫いされている。
上側力布46は、エアバッグパッケージ32の上部の周囲に配設されており、図3に示されるように、外側部46Aと内側部46Bとを備えている。外側部46Aの長手方向一端部と内側部46Bの長手方向一端部とは、左サイドフレーム16Aの背面に重ね合わされており、ボルト56及びナット58によって左サイドフレーム16Aの背面に締結固定されている。
外側部46Aは、左サイドフレーム16Aの背面側から力布挿通孔60を通ってパッドサイド部18Bの側面とシートバック表皮20との間へ延びており、長手方向他端部が前側縫製部22(前側バーストライン部34A)に共縫いされている。内側部46Bは、左サイドフレーム16Aの背面側から左サイドフレーム16Aのシート幅方向内方側へ延びると共に、力布挿通孔62を通ってパッドサイド部18Bの前面とシートバック表皮20との間へ延びており、長手方向他端部が前側縫製部22に共縫いされている。
ここで、本実施形態では、シートバックパッド18のパッドサイド部18Bには、サイドエアバッグ36をシートバックパッド18の外側へ膨張展開させるためのスリット64(図2〜図4参照)が形成されている。このスリット64は、エアバッグパッケージ32の前縁部32Fのシート幅方向外方側に位置する上下スリット部(スリット本体部)64Aを備えている。上下スリット部64Aは、パッドサイド部18Bの前部18B1と側壁部18B2との間に形成されており、エアバッグパッケージ32の前縁部32Fに沿って左側サイド部12Bの上下に延在している。
詳細には、上下スリット部64Aの下部は、エアバッグパッケージ32の前縁部32Fの下部と同様にシートバック上下方向に沿って延びている。一方、上下スリット部64Aの上下方向中間部及び上部は、シートバック上方側へ向かうほどシートバック後方側へ向かうようにシートバック上下方向に対して傾斜している。これにより、上下スリット部64Aは、上端64A1が下端64A2よりもシートバック後方側に位置している(図4の矢印P1参照)。
シートバック12における上下スリット部64Aが位置する高さでは、上下スリット部64Aの上端64A1から下端64A2までが、バーストライン部34よりもシートバック後方側に位置している(図4の矢印P2参照)。詳細には、この上下スリット部64Aは、前側バーストライン部34Aに対してシートバック後方側に位置し、横バーストライン部34Bに対してシートバック後方側かつシートバック下方側に位置し、縦バーストライン部34Cに対してシートバック下方側に位置している。
上下スリット部64Aの上端64A1は、シートバック上下方向において、エアバッグパッケージ32の上縁部32Uと同等の高さに位置している。この上下スリット部64Aの上端64A1が位置する高さは、例えば乗員Pの肩部Sと同等の高さとされている。この上下スリット部64Aの上端64A1からは、シートバック後方側へ向けて横スリット部64Bが延出されている。この横スリット部64Bは、上下スリット部64Aと共にスリット64を構成している。この横スリット部64Bは、エアバッグパッケージ32の上縁部32Uのシート幅方向外方側に位置しており、上縁部32Uに沿って延びている。
上下スリット部64Aの下端部は、エアバッグパッケージ32の下縁部32Lよりもシートバック下方側へ延びており、上下スリット部64Aの下端64A2は、下縁部32Lよりもシートバック下方側に位置している(図4の矢印P3参照)。なお、上下スリット部64Aの下端部をエアバッグパッケージ32の下縁部32Lよりもシートバック下方側へ延ばす代わりに、図4に破線で示される下方横スリット部64Cを、上下スリット部64Aの下端からシートバック後方側へ延ばす構成にしてもよい。
また、本実施形態では、上下スリット部64Aの下端64A2とパッドサイド部18Bの下縁部との間には、上下スリット部64Aが形成されていない余り代部66(図4及び図8参照)が設けられている。この余り代部66が設けられることにより、シートバックフレーム16へのシートバックパッド18の組付け時にシートバックパッド18の形状を保持し易くなる。また、シートバック12の側面の外観意匠を構成するシートバック表皮20の表面において、上下スリット部64Aに起因する段差が生じ難くなるため、シートバック12の外観品質を良好にすることができる。なお、上記の形状保持や外観品質に問題が生じない場合には、上下スリット部64Aをパッドサイド部18Bの下端まで形成することが好ましい。
さらに、本実施形態では、前述した横バーストライン部34Bは、図4及び図11に示されるインフレータ中心法線BLに対して、シートバック後方側へ向かうほどシートバック上方側へ向かうように傾斜している(図4のθ1参照)。このインフレータ中心法線BLは、シート側面視において、インフレータ38の軸線方向と直交する方向、すなわちシートバック前後方向に延びている。このように横バーストライン部34Bが設定されることにより、前側バーストライン部34Aの上端側と横バーストライン部34Bの前端側とのなす角θ2が鈍角に設定されている。
また、前述した縦バーストライン部34Cは、横スリット部64Bよりもシートバック上方側でかつ横スリット部64Bの後端64B1よりもシートバック前方側に位置している(図4の矢印P4参照)。この縦バーストライン部34Cは、前側縫製部22の上端からシートバック後方斜め上方側へ延びる横縫製部24が、インフレータ中心法線BLに対して平行に近い角度になる点a(図4参照)からシートバック上方側へ延びるように設定されている。
さらに、本実施形態では、図5に示されるように、左サイドフレーム16Aのシート幅方向外側面17の上部が、シート幅方向外方斜め上方(シート幅方向外方かつシートバック上方)を向いた傾斜面17Aとされている。この傾斜面17Aは、法線がシート幅方向外方斜め上方へ延びるように傾斜しており、シート幅方向外側面17の上下方向中間部である一般面17Bに対してシート幅方向内方側に傾斜している(図5のα参照)。
この傾斜面17Aには、エアバッグパッケージ32の上部32Aの後部側(図4においてハッチングを付した部位)が、シート幅方向外方から対向している。エアバッグパッケージ32の上部32Aは、傾斜面17Aに沿うように折られており、上部32Aの後部側が傾斜面17Aに当接している。このエアバッグパッケージ32の上部32Aにおいては、折畳まれたサイドエアバッグ36の上部側(肩部S又は頭部Hを拘束する部位)が、前述したラップ材40によって包まれている。
また、本実施形態では、左サイドフレーム16Aにおけるシート幅方向外側面17の下部が、シート幅方向外方を向いた縦面(W番線平行面)17Cとされている。この縦面17Cは、法線がシート幅方向外方へ延びるように、シートバック前後方向から見て垂直に形成されており、上記の一般面17Bは、縦面17Cに対してシート幅方向内方側に傾斜している(図5のβ参照)。
この縦面17Cには、エアバッグパッケージ32の下端部32Bの後部側(図4においてハッチングを付した部位)が、シート幅方向外方から対向している。エアバッグパッケージ32の下端部32Bは、縦面17Cに沿うように折られており、下端部32Bの後部側が縦面17Cに当接している。このエアバッグパッケージ32の下端部32Bにおいては、折畳まれたサイドエアバッグ36の下端部(腰部L又は腹部Bを拘束する部位)が、前述したラップ材40によって包まれている。
(作用及び効果)
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
上記構成の車両用シート10では、シートバック12の左側サイド部12B内に配設されたエアバッグパッケージ32が、折畳まれたサイドエアバッグ36を含んで構成されている。このサイドエアバッグ36は、膨張展開状態で乗員Pの少なくとも腹部Bから肩部Sまでを拘束可能とされている。このサイドエアバッグ36の膨張展開時には、サイドエアバッグ36がシートバックパッド18のスリット64を通り、シートバック表皮20のバーストライン部34を破断させる。
上記のスリット64は、エアバッグパッケージ32の前縁部32Fのシート幅方向外方側に位置する上下スリット部64Aを含んでいる。この上下スリット部64Aは、前縁部32Fに沿って左側サイド部12Bの上下に延びており、上端64A1が下端64A2よりもシートバック後方側に位置している。このため、サイドエアバッグ36において、上下スリット部64Aの上端64A1側を通る部位が、上下スリット部64Aの下端64A2側を通る部位よりもシートバック後方側から膨張展開する。
その結果、サイドエアバッグ36において、上下スリット部64Aの上端64A1側を通って肩部Sの側方に膨張展開する部位と、上下スリット部64Aの下端側を通って胸部C及び腹部Bの側方に膨張展開する部位とにおける、平面視での展開方向の相違を小さくすることができる。これにより、乗員Pの少なくとも腹部Bから肩部Sまでを拘束可能なサイドエアバッグ36における展開方向の制御(調整)が容易になるため、当該展開方向の安定化に寄与する。
上記の効果について、図6(A)、図6(B)及び図7を用いて説明する。なお、図7では、図6(A)のF7A−F7A線に沿った切断面を実線で概略的に示し、図6(A)のF7B−F7B線に沿った切断面を二点鎖線で概略的に示している。
図6(B)に示されるように、乗員Pの肩部Sの幅W1は、胸部C及び腹部Bの幅W2よりも大きい。このため、サイドエアバッグ36において肩部Sの側方に膨張展開する部位(肩拘束部)は、シート幅方向外方側へ角度θ3(図7参照)をつけて膨張展開させる必要がある。その結果、サイドエアバッグ36において胸部C及び腹部Bの側方に膨張展開する部位の展開方向(図7の矢印D1参照)と、上記肩拘束部の展開方向(図7の矢印D2参照)とが相違することになる。
展開方向D1と展開方向D2との平面視での相違角θ3が大きい場合、サイドエアバッグ36の展開方向の制御が困難になるが、本実施形態では、サイドエアバッグ36の膨張展開時に肩拘束部が通る上下スリット部64Aの上端64A1側が下端64A2側よりもシートバック後方側に位置していることにより、相違角θ3を小さく設定することができる。これにより、上述した効果が得られる。
また、本実施形態では、シートバックパッド18には、上下スリット部64Aの上端64A1からシートバック後方側へ延びる横スリット部64Bが形成されている。このため、サイドエアバッグ36が上下スリット部64Aを通って膨張展開する際には、図8に示されるように、パッドサイド部18Bの側壁部18B2が横スリット部64Bの下方でシート幅方向外方側へ大きく展開される。
これにより、上下スリット部64Aが、特に上端64A1側においてシートバック後方側へ拡大される。その結果、サイドエアバッグ36において、上下スリット部64Aの上端64A1側を通って膨張展開する部位が、よりシートバック後方側から膨張展開することになる。これにより、相違角θ3をより小さくすることができるので、サイドエアバッグ36の展開方向の安定化を促進することができる。
さらに、本実施形態では、上下スリット部64Aの下端64A2は、エアバッグパッケージ32の下縁部32Lよりもシートバック下方側に位置している。このため、サイドエアバッグ36が上下スリット部64Aを通って膨張展開する際には、上下スリット部64Aの下端64A2側がエアバッグパッケージ32の下縁部32L付近で大きく開き易くなる(図8及び図9参照)。
これにより、サイドエアバッグ36において上下スリット部64Aの下端64A2側を通って膨張展開する部位の展開方向(図8の矢印D3参照)が、シートバックパッド18との干渉によって不安定になることを防止又は抑制できる。その結果、サイドエアバッグ36の展開方向の安定化を更に促進することができる。なお、スリット64が下方横スリット部64Cを有する場合(図8の二点鎖線参照)には、当該効果を一層高めることができる。
また、本実施形態では、シートバック12における上下スリット部64Aが位置する高さでは、上下スリット部64Aの上端64A1から下端64A2までが、バーストライン部34よりもシートバック後方側に位置している。このため、上下スリット部64Aを通って膨張展開するサイドエアバッグ36が、シートバック表皮20のバーストライン部34を破断するために、展開力の一部をシートバック後方側に向ける必要がない。これにより、サイドエアバッグ36の膨張展開の早期化に寄与する。
つまり、サイドエアバッグ36は、早期に乗員Pを拘束しなければならないため、シートバック前方側への展開推進力が大きく設定される。このため、図10に示される比較例100のように、バーストライン部102が上下スリット部64Aよりもシートバック後方側に位置している場合、サイドエアバッグ36のシートバック前方側への展開力を、シートバック後方側かつシート幅方向外側への展開力に一部変更する必要がある。したがって、この変更に要する時間だけサイドエアバッグ36の膨張展開が遅れてしまうが、本実施形態ではこれを回避することができる。
また、比較例100では、上下スリット部64Aを通って膨張展開するサイドエアバッグ36が、シートバック表皮20におけるバーストライン部34よりもシートバック前方側の部位(図10においてハッチングを付した領域参照)に引っ掛かる可能性がある。その結果、展開不良が発生する可能性があるが、本実施形態では、このような引っ掛かりに起因する展開不良の発生を防止又は抑制できる。
さらに、本実施形態では、サイドエアバッグ36の膨張圧が上側力布46及び下側力布44(図11参照)を介してバーストライン部34に伝達され、バーストライン部34が前側バーストライン部34Aから破断し始める。前側バーストライン部34Aの破断は、前側バーストライン部34Aの上端部から横バーストライン部34Bの前端部に伝播する。
この横バーストライン部34Bは、左側サイド部12Bの側面に沿ってシートバック後方斜め上方側へ延びており、前側バーストライン部34Aの上端側と横バーストライン部34Bとのなす角θ2(図4及び図11参照)が鈍角に設定されている。これにより、例えば上記なす角θ2が直角に形成されている場合と比較して、前側バーストライン部34Aから横バーストライン部34Bへの破断の伝播を円滑にすることができる。
つまり、図12に示されるように、破断の起点となる前側バーストライン部34Aの上端側と、横バーストライン部34Bの前端側とのなす角θ2が直角に設定されている場合、前側バーストライン部34Aと横バーストライン部34Bとの接続部(図12のC点)において破断が止まってしまう可能性がある。本実施形態ではこれを回避することができるので、バーストライン部34を円滑かつ迅速に破断させることができる。その結果、サイドエアバッグ36の膨張展開の早期化に寄与する。なお、上記のなす角θ2が大きく設定されているほど、バーストライン部34の破断速度を速くすることができる。
また、本実施形態では、バーストライン部34は、横バーストライン部34Bの前後方向中間部からシートバック上方側へ延びる縦バーストライン部34Cを備えている。このため、シートバック12のより上端側までバーストライン部34を破断させることができる。これにより、サイドエアバッグ36の上部側がシートバック上方側へ膨張展開し易くなるため、当該上部側の展開方向の安定化を促進することができる。
また、本実施形態では、縦バーストライン部34Cは、横縫製部24がインフレータ中心法線BLと平行に近い角度になる点aから上方に設定されている。この縦バーストライン部34Cは、横スリット部64Bよりもシートバック上方側でかつ横スリット部64Bの後端64B1よりもシートバック前方側に位置している。
これにより、スリット64を通ってシートバック前方側かつシートバック上方側へ膨張展開するサイドエアバッグ36の上部側の膨張圧を、縦バーストライン部34Cに良好に加えることができる。その結果、縦バーストライン部34Cを上端側まで良好に破断させることができるので、サイドエアバッグ36が、シートバック表皮20における縦バーストライン部34Cよりもシートバック前方側の部位に引っ掛かることを防止又は抑制できる。これにより、当該引っ掛かりに起因する展開不良の発生を防止又は抑制できる。
さらに、本実施形態では、シートバック12の左サイドフレーム16Aにおけるシート幅方向外側面17の上部は、傾斜面17Aとされており、エアバッグパッケージ32の上部32Aの後部側がこの傾斜面17Aと対向している。この傾斜面17Aは、シート幅方向外方斜め上方を向いているため、エアバッグパッケージ32の上部32Aに折畳まれているサイドエアバッグ36の上部側が、傾斜面17Aからシート幅方向外方斜め上方向きの展開反力(図13の矢印P7参照)を受ける。これにより、サイドエアバッグ36の上部側がシート正面視でシートバック上方側へ膨張展開し易くなるので、サイドエアバッグ36の上部側の展開方向が、乗員Pの肩部Sの側方又は頭部Hの側方を向くように安定させることができる。
また、本実施形態では、左サイドフレーム16Aにおけるシート幅方向外側面17の下部が、縦面17Cとされており、エアバッグパッケージ32の下端部32Bがこの縦面17Cに対応している。この縦面17Cは、シート幅方向外方を向いているため、エアバッグパッケージ32の下端部32Bに折畳まれているサイドエアバッグ36の下端側が、縦面17Cからシート幅方向外方向きの展開反力(図14の矢印P8参照)を受ける。これにより、サイドエアバッグ36の下端側すなわち乗員Pの腹部B又は腰部Lを拘束する部位が、膨張展開時に不用意にシートバック上方側へ持ち上がることを防止又は抑制できる。なお、サイドエアバッグ36の下端側を、図15に示されるような略Z字状に折畳むことにより、当該効果を促進することができる。
<実施形態の補足説明>
シートバック表皮20の縫製パターンは、図1に示されるものに限らず、適宜変更することができる。例えば、図16に示される変形例のように設定してもよい。この変形例では、図16のF2−F2線に沿った切断面、及びF3−F3線に沿った切断面は、図2及び図3に示される切断面と基本的に同様とされている。また、図16において、シートバック12の表面に描かれた線は、何れも縫製部を示している。
この変形例に係るシートバック表皮21では、図17に示されるように、横縫製部24の後部側がシートバック後方斜め下方側へ延びており、横縫製部24がシートバック上方側へ凸をなす山型に形成されている。そして、横縫製部24の頂点よりもシートバック前方側の点aからシートバック上方側へ向かって縦縫製部28(縦バーストライン部34C)が延びており、横縫製部24における点aよりもシートバック前方側の部位が横バーストライン部34Bとされている。このように縦バーストライン部34Cを設定することにより、横バーストライン部34Bから縦バーストライン部34Cへの破断の伝播を円滑にすることができる。
その他、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲が上記実施形態に限定されないことは勿論である。
10 サイドエアバッグ装置を備えた車両用シート
12 シートバック
12B サイドサポート部(側部)
16A サイドフレーム
17 シート幅方向外側面
17A 傾斜面
17C 縦面
18 シートバックパッド
20 シートバック表皮
30 サイドエアバッグ装置
32 エアバッグパッケージ
32A 上部
32B 下端部
32F 前縁部
32L 下縁部
34 バーストライン部
34A 前側バーストライン部
34B 横バーストライン部
34C 縦バーストライン部
36 サイドエアバッグ
64A 上下スリット部
64A1 上端
64A2 下端
64B 横スリット部
64B1 後端

Claims (9)

  1. シートバックの側部内に折畳まれた状態で収納されたサイドエアバッグを含んで構成され、前記サイドエアバッグが膨張展開状態で乗員の少なくとも腹部から肩部までを拘束可能とされたエアバッグパッケージと、
    前記エアバッグパッケージのシートバック前方側で前記側部の上下に延びるバーストライン部が、前記サイドエアバッグの膨張圧を受けて破断されるシートバック表皮と、
    前記エアバッグパッケージの前縁部のシート幅方向外方側に位置する上下スリット部が、前記前縁部に沿って前記側部の上下に延びており、前記サイドエアバッグが前記上下スリット部を通って膨張展開すると共に、前記上下スリット部の上端が前記上下スリット部の下端よりもシートバック後方側に位置するシートバックパッドと、
    を有するサイドエアバッグ装置を備えた車両用シート。
  2. 前記シートバックパッドは、前記上下スリット部の前記上端からシートバック後方側へ延びる横スリット部を有する請求項1に記載のサイドエアバッグ装置を備えた車両用シート。
  3. 前記上下スリット部の前記下端は、前記エアバッグパッケージの下縁部よりもシートバック下方側に位置している請求項1又は請求項2に記載のサイドエアバッグ装置を備えた車両用シート。
  4. 前記バーストライン部は、
    前記側部の前部において前記側部の上下に延びる前側バーストライン部と、
    前記側部の上部側で前記前側バーストライン部に接続され、前記側部の側面に沿ってシートバック後方斜め上方側へ延びる横バーストライン部と、
    を備えている請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のサイドエアバッグ装置を備えた車両用シート。
  5. 前記バーストライン部は、前記横バーストライン部の中間部からシートバック上方側へ延びる縦バーストライン部を更に備えている請求項4に記載のサイドエアバッグ装置を備えた車両用シート。
  6. 前記シートバックパッドは、前記上下スリット部の前記上端からシートバック後方側へ延びる横スリット部を有し、
    前記縦バーストライン部は、前記横スリット部よりもシートバック上方側でかつ前記横スリット部の後端よりもシートバック前方側に位置している請求項5に記載のサイドエアバッグ装置を備えた車両用シート。
  7. 前記シートバックにおける前記上下スリット部が位置する高さでは、前記上下スリット部の前記上端から前記下端までが、前記バーストライン部よりもシートバック後方側に位置している請求項1〜請求項6の何れか1項に記載のサイドエアバッグ装置を備えた車両用シート。
  8. 前記シートバックのサイドフレームにおけるシート幅方向外側面の上部は、シート幅方向外方斜め上方を向いた傾斜面を含んでおり、
    前記エアバッグパッケージの上部は、前記傾斜面に対向した部位を含んでいる請求項1〜請求項7の何れか1項に記載のサイドエアバッグ装置を備えた車両用シート。
  9. 前記シートバックのサイドフレームにおけるシート幅方向外側面の下部は、シート幅方向外方を向いた縦面を含んでおり、
    前記エアバッグパッケージの下端部は、前記縦面に対向した部位を含んでいる請求項1〜請求項8の何れか1項に記載のサイドエアバッグ装置を備えた車両用シート。
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