JP2016105743A - 刈取装置の高さ検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高さ検出装置の破損を抑制して、刈取装置の地面からの高さを適切に検出する。【解決手段】分草体(51)側のブラケット(101)に対して左右方向の第1回転軸(107)回りに上下回転自在に支持したユニット本体(110)と、ユニット本体(110)における第1回転軸(107)よりも後側の部位に配置された左右方向の第2回転軸(125)回りに上下回転自在に取り付けた接地体(112)と、ユニット本体(110)の第1回転軸(107)回りの上下回転位置を検出する検出手段(111)を備え、接地体(112)は、その上下方向での中央部(123a)が上下両端部よりも前方に位置するように側面視でく字状に形成し、ユニット本体(110)に備えたケース体(113)の下面(110a)には、その前後方向中央部を上向きに屈曲させて側面視でへ字状の凹み(117)を形成する。【選択図】図17

Description

本発明は、刈取装置の高さ検出装置に関するものである。
コンバインは、走行装置と、刈取装置と、脱穀装置を備えており、走行しながら刈取り、脱穀及び選別を行う。コンバインは、刈り取った後の切株による走行抵抗及び振動を低減し、刈り跡の見栄えを良くし、刈り取った穀稈の搬送、脱穀に悪影響を与えないために、穀稈の地面からの一定の高さの位置を刈り取ることが望まれている。このために、コンバインは、刈取装置の地面からの高さを測定する高さ検出装置(例えば、特許文献1参照)を備えている。
特許文献1に示されたコンバインの刈取装置の高さ検出装置は、刈取装置の分草体に前後方向と平行な軸心回りに回転自在に取り付けられたブラケットと、ブラケットの後端部に車幅方向と平行な第1軸心回りに回転自在に設けられたユニット本体と、ユニット本体の前端部に車幅方向と平行な第2軸心回りに回転自在に設けられた接地体と、ユニット本体に設けられかつ接地体の第2軸心回りの角度を検出するポテンショメータなどを備えている。
前述の高さ検出装置は、コンバインの直進時には、接地体が地面に接触し、地面から押されて接地体のみが第2軸心回りに回転し、ポテンショメータが第2軸心回りの角度を検出することで、刈取装置の地面からの高さを検出する。そして、コンバインは、高さ検出装置が検出した刈取装置の地面に基いて、刈取装置の地面からの高さが予め定められた一定の高さとなるように、刈取装置を昇降シリンダなどにより昇降させながら、刈取り、脱穀及び選別を行う。また、前述の高さ検出装置は、コンバインの旋回時などには、前記軸心回りに回転させる。
特開2008−148573号公報
ところで、上述のような特許文献1に記載の刈取装置の高さ検出装置は、例えば穀稈や切り株などが衝突することで、当該高さ検出装置やその周辺部品等が破損するおそれがあった。
本発明は、高さ検出装置の破損を抑制して、刈取装置の地面からの高さを適切に検出することができる高さ検出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は以下の技術的手段を講じる。
即ち、請求項1に記載の発明は、刈取装置(5)の前部に備えた分草体(51)の下側に設けられ、地面に対する高さを検出する刈取装置の高さ検出装置(100)であって、該高さ検出装置(100)は、前記分草体(51)側のブラケット(101)に対して左右方向の第1回転軸(107)回りに上下回転自在に支持したユニット本体(110)と、該ユニット本体(110)における前記第1回転軸(107)よりも後側の部位に配置された左右方向の第2回転軸(125)回りに上下回転自在に取り付けた接地体(112)と、前記ユニット本体(110)の第1回転軸(107)回りの上下回転位置を検出する検出手段(111)を備えて構成し、前記接地体(112)は、その上下方向での中央部(123a)が上下両端部よりも前方に位置するように側面視でく字状に形成し、前記ユニット本体(110)に備えたケース体(113)の下面(110a)には、その前後方向中央部を上向きに屈曲させて側面視でへ字状の凹み(117)を形成し、接地体(112)の下端部が前方に向う方向に回転すると、前記接地体(112)の中央部(123a)が前記ケース体(113)の下面の凹み(117)内に侵入する構成としたことを特徴とする刈取装置の高さ検出装置とする。
請求項2に記載の発明は、前記ケース体(113)に、前記第1回転軸(107)を通す第1ボス部(115)と、前記第2回転軸(125)を通す第2ボス部(116)と、前記第1ボス部(115)と第2ボス部(116)を連結するリブ(120)を形成した請求項1に記載の刈取装置の高さ検出装置とする。
本発明に係る刈取装置の高さ検出装置は、その破損を抑制して、刈取装置の地面からの高さを適切に検出することができる。
図1は、実施形態に係るコンバインの概略構成を示す側面図である。 図2は、実施形態に係るコンバインの概略構成を示す平面図である。 図3は、図1に示されたコンバインの分草体を一部切欠いて、コンバインの高さ検出装置の構成を示す側面図である。 図4は、図3中のIV−IV線に沿う断面図である。 図5は、図3中のV−V線に沿う断面図である。 図6は、図3に示されたコンバインの高さ検出装置のユニット本体が接地体毎上方に退避した状態を示す側面図である。 図7は、実施形態に係るコンバインの高さ検出装置が取り付けられた分草体などの平面図である。 図8は、図3中のVIII−VIII線に沿う断面図である。 図9は、図8中のIX−IX線に沿う断面図である。 図10は、実施形態に係るコンバインの高さ検出装置を一部断面で示す平面図である。 図11は、図10中のXI−XI線に沿う断面図である。 図12は、実施形態に係るコンバインのセンサーカバーの分解斜視図である。 図13は、実施形態に係るコンバインのハーネスの配索を説明する模式的な正面図である。 図14は、図13中のXIV−XIV線に沿う断面図である。 図15は、実施形態に係るコンバインのハーネスの配索を説明する模式的な側面図である。 図16は、実施形態に係るコンバインの前進時の高さ検出装置の動作を示す説明図である。 図17は、実施形態に係るコンバインの後進時の高さ検出装置の動作を示す説明図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。
[実施形態]
実施形態に係るコンバイン1を、図面に基づいて説明する。図1は、実施形態に係るコンバインの概略構成を示す側面図である。図2は、実施形態に係るコンバインの概略構成を示す平面図である。
なお、以下の説明では、前後方向とは、コンバイン1の前後方向である。さらに言えば、前後方向とは、このコンバイン1が直進する際の進行方向であり、直進方向前方を前方、後方を後方という。また、車幅方向とは、当該前後方向に対して水平に直交する方向であり、直進方向前方の右側を右側、直進方向前方の左側を左側という。さらに、鉛直方向とは、前後方向と車幅方向とに直交する方向である。これら前後方向、車幅方向及び鉛直方向は、互いに直交する。
図1に示す実施形態のコンバイン1は、駆動力源としてのエンジン3が発生する駆動力によって、自走しながら稲、麦等の穀稈を刈り取り、脱穀可能であるコンバインである。コンバイン1は、図1及び図2に示すように、機体フレーム2と、駆動力源としてのエンジン3と、走行装置4と、刈取装置5と、脱穀装置10と、グレンタンク8と、フィードチェーン駆動機構9とを備える。
機体フレーム2は、コンバイン1の車体の枠状の構造部材をなしている。エンジン3は、機体フレーム2上の前後方向前方に搭載されている。エンジン3は、コンバイン1で用いる駆動力の発生源である。エンジン3は、内燃機関であり、燃焼室で燃料を燃焼させることにより燃料のエネルギを機械的仕事に変換して回転力として出力する熱機関である。また、エンジン3は、機体フレーム2上の操作席21(図2に示す)を設けたキャビン22(図2に示す)の下方に設けられている。
走行装置4は、機体フレーム2の鉛直方向下側に設けられる。走行装置4は、エンジン3からの駆動力によって、コンバイン1全体を走行させるものである。走行装置4は、クローラ41を有する。クローラ41は、機体フレーム2の鉛直方向下方において車幅方向に間隔をあけて一対設けられる。走行装置4は、エンジン3から伝達される駆動力によってクローラ41が駆動することでコンバイン1全体を前後方向前方に走行させる。
刈取装置5は、機体フレーム2の前部に設けられる。刈取装置5は、エンジン3からの駆動力によって駆動し穀稈を刈り取り、刈り取った穀稈を脱穀装置10などに搬送するものである。刈取装置5は、エンジン3からの駆動力によって駆動し穀稈を刈り取るものであって、圃場に植生する穀稈を分草する分草体51と、分草体51の後方側に設けられ倒伏している穀稈を引き起こす引起装置52と、引き起こされた穀稈を切断する刈刃53が設けられると共に、刈り取られた穀稈を搬送する搬送装置56を備えている。分草体51は、車幅方向に間隔をあけて複数設けられ、刈取装置5の下部に取り付けられている。また、刈取装置5は、図示しない昇降シリンダにより機体フレーム2の前部に鉛直方向に沿って昇降自在に設けられている。
脱穀装置10は、刈取装置5の後方でかつグレンタンク8の側方に設けられ、下部の選別部6と上部の脱穀部7を有する。選別部6は、機体フレーム2の上方でかつ刈取装置5の搬送装置56の後方に設けられる。また、選別部6は、グレンタンク8の側方でかつ機体フレーム2の左側に設けられる。選別部6は、エンジン3からの駆動力によって、脱穀部7により脱穀された穀稈の藁等の夾雑物と穀粒とを分離する装置である。
なお、脱穀装置10を通過し、穀粒が扱ぎ取られた穀稈(排藁)は、コンバイン1の後方に配置されている排藁切断装置へ搬送される。排藁切断装置は、排藁搬送装置に投入された排藁を切断し、例えば、圃場に放出する。
脱穀部7は、機体フレーム2の上方でかつ刈取装置5の搬送装置56の後方に設けられる。また、脱穀部7は、グレンタンク8の側方でかつ機体フレーム2の左側に設けられる。脱穀部7は、エンジン3からの駆動力によって搬送された穀稈を脱穀するものである。すなわち、脱穀部7は、刈取装置5が刈り取った穀稈から穀粒を切離す装置である。
グレンタンク8は、脱穀装置10の側方に設けられる。グレンタンク8は、脱穀装置10の選別部6が分離した穀粒を一時的に貯蔵するものである。グレンタンク8は、排出オーガー81が接続される。排出オーガー81は、エンジン3からの駆動力によってグレンタンク8内の穀粒を搬送し、グレンタンク8の外部へ排出させるものである。
フィードチェーン駆動機構9は、フィードチェーン96を回転駆動して、刈取装置5の搬送装置56から脱穀装置10の脱穀部7に向けて、刈取装置5が刈り取った穀稈を搬送するものである。フィードチェーン駆動機構9は、脱穀装置10のグレンタンク8が配置されている側とは反対側、すなわち、左側部に配置されている。
また、コンバイン1は、図2に示すように、刈取装置5の前部に有した分草体51の下方に設けられ、地面Gに対する刈取装置5の高さを検出するコンバイン1の高さ検出装置(いわゆるACHセンサ)100を備えている。本実施形態では、コンバイン1は、例えば、複数の分草体51のうち左側から2番目の分草体51、及び、右側から2番目の分草体51にそれぞれ高さ検出装置100を取り付けている。この高さ検出装置100は、典型的には、複数の分草体51のうち車幅方向の両端と中央の分草体51以外に取り付けられれば良い。
次に、コンバイン1の高さ検出装置100を、図面に基づいて説明する。図3は、図1に示されたコンバインの分草体を一部切欠いて、コンバインの高さ検出装置の構成を示す側面図である。図4は、図3中のIV−IV線に沿う断面図である。図5は、図3中のV−V線に沿う断面図である。図6は、図3に示されたコンバインの高さ検出装置のユニット本体が接地体毎上方に退避した状態を示す側面図である。図7は、実施形態に係るコンバインの高さ検出装置が取り付けられた分草体などの平面図である。図8は、図3中のVIII−VIII線に沿う断面図である。図9は、図8中のIX−IX線に沿う断面図である。図10は、実施形態に係るコンバインの高さ検出装置を一部断面で示す平面図である。図11は、図10中のXI−XI線に沿う断面図である。図12は、実施形態に係るコンバインのセンサーカバーの分解斜視図である。図13は、実施形態に係るコンバインのハーネスの配索を説明する模式的な正面図である。図14は、図13中のXIV−XIV線に沿う断面図である。図15は、実施形態に係るコンバインのハーネスの配索を説明する模式的な側面図である。
なお、実施形態に係るコンバイン1の高さ検出装置100は、コンバイン1の刈取装置5の分草体51の下方に設けられ、地面Gに対する刈取装置5の高さを検出するものである。高さ検出装置100が取り付けられる分草体51は、図3、図5及び図6に示すように、樋状の分草体カバー51aと、分草体カバー51aの一部を構成する平板状のカバー支持部材51bの下面に取り付けられた分草体プレート51cと、分草体カバー51aのカバー支持部材51bの後部と連結された円筒状の分草フレーム57とを備えている。分草体プレート51cは、後述の高さ検出装置100のブラケット101が固定される。そして、分草体カバー51aは、この分草体プレート51cの鉛直方向上側に固定される。分草フレーム57は、分草体カバー51aの後方側に連結される。
分草体カバー51aは、圃場に植立する穀稈を分草する。分草体カバー51aは、樋状に形成され開口部が下方に相対し、かつ、長手方向が前後方向と平行に配置されている。分草体カバー51aは、側面視において、前方に向うにしたがって徐々に地面Gに近づくように鉛直方向に対して交差している。すなわち、分草体カバー51aは、前後方向後方側が前方側に対して鉛直方向上側に位置するように傾斜して設けられる。分草体カバー51aは、鉛直方向下方を向く開口部にカバー支持部材51bが設けられる。
カバー支持部材51bは、分草体カバー51aの樋状部との間に空間K(図3及び図5に示す)を形成するようにして、分草体カバー51aの樋状部の下部に取り付けられる。カバー支持部材51bは、側面視において、く字状に屈曲している。カバー支持部材51bは、一端部が上述のように分草体カバー51aの樋状部の下部に取り付けられているとともに、後部としての他端部が分草フレーム57に取り付けられている。
分草体プレート51cは、分草体カバー51aとともに圃場に植立する穀稈を分草する。分草体プレート51cは、分草体カバー51aのカバー支持部材51bの下面に取り付けられ、かつ、平面視では前後方向と平行で、正面視では鉛直方向と平行な平板状に形成されている。
分草フレーム57は、分草体カバー51aの後方側に連結される。分草フレーム57は、上部に空間Kと連通する開口を有している。分草フレーム57は、図3、図6に示すように、前後方向前方側が後方側に対して鉛直方向上側に位置するように屈曲する屈曲部57aを有する。分草フレーム57は、屈曲部57aがへの字型に屈曲している。分草フレーム57の屈曲部57aは、引起装置52において穀稈を引き起すために駆動する引起しラグ52aの鉛直方向下側に設けられる。言い換えれば、引起装置52の引起しラグ52aは、分草フレーム57が屈曲部57aでへの字型に屈曲することによって形成される空間部を通過するように構成される。
分草体カバー51aと分草フレーム57との連結部58は、分草フレーム57の前方側、分草体カバー51aの後方側に設けられる。連結部58は、分草体カバー51aのカバー支持部材51bの後方側端部に設けられる略矩形状のカバー側フランジ58aと、分草フレーム57の前方側端部に設けられる略矩形状のフレーム側フランジ58bとを有する。カバー側フランジ58aは、カバー支持部材51bに対して、鉛直方向下側でかつ後方側に向って傾斜して設けられる。フレーム側フランジ58bは、分草フレーム57に対して鉛直方向上側でかつ前方側に向って傾斜して設けられる。カバー側フランジ58aは、ボルト等の締結部材58cが挿入されるカバー側挿入孔58dが形成される。カバー側挿入孔58dは、カバー側フランジ58aの傾斜に沿って2つ設けられる。フレーム側フランジ58bは、ボルト等の締結部材58cが挿入されるフレーム側挿入孔58eが形成される。フレーム側挿入孔58eは、フレーム側フランジ58bの傾斜に沿って2つ設けられる。そして、カバー側挿入孔58d、又は、フレーム側挿入孔58eの一方は、長孔状に形成される。ここでは、カバー側挿入孔58dは、略正円状、フレーム側挿入孔58eは、略長孔状に形成されるが、この逆でもよい。フレーム側挿入孔58eは、フレーム側フランジ58bの傾斜に沿った長孔状に形成される。分草体カバー51aと分草フレーム57とは、連結部58のカバー側挿入孔58d及びフレーム側挿入孔58eに締結部材58cが挿入され、締結されることで連結される。また、分草フレーム57の後方側は、種々の部材を介して機体フレーム2等に連結され固定される。
そして、本実施形態の分草フレーム57は、上記の屈曲部57aが当該分草フレーム57における脆弱部位を構成する。屈曲部57aは、分草フレーム57の他の部位よりも強度が小さい最弱部位となるように形成される。本実施形態の分草フレーム57は、図3に示すように、屈曲部57aのパイプ径φAが最も細くなるように形成されることで、当該屈曲部57aが分草フレーム57における脆弱部位を構成する。ここでは、屈曲部57aのパイプ径φAは、分草フレーム57の後方側端部のパイプ径φB、フレーム側フランジ58bの幅WC等よりも小さくなるように設定される(φA<φB、WC)。なお、分草フレーム57は、これに限らず、屈曲部57aの肉厚が最も薄くなるように形成されることで、当該屈曲部57aが分草フレーム57における脆弱部位を構成するようにしてもよい。また、分草フレーム57は、当該屈曲部57aを削りこむことで、当該屈曲部57aが分草フレーム57における脆弱部位を構成するようにしてもよい。
高さ検出装置100は、図3及び図6に示すように、ブラケット101と、ユニット本体110と、検出手段としてのポテンショメータ111と、接地体112を備えている。ブラケット101は、分草体51の下部に設けられる分草体プレート51cに固定されている。ブラケット101は、図3及び図6に示すように、分草体51の分草体プレート51cに固定された前端部としての固定部103と、後端部としてのユニット取付部104と、を備えている。
固定部103は、図7及び図8に示すように、平面視において、前方から後方に向かうにしたがって徐々に車幅方向の間隔が広がる一対の板状部材103a,103bと、一対の板状部材103a,103b同士を連結した補強プレート103cとを備えている。すなわち、ブラケット101は、図7に示すように、後方から前方に向うにしたがって車幅方向の幅が狭くなる形状に形成されている。
一対の板状部材103a,103bは、先端同士が連なって、固定部103をV字状に形成している。補強プレート103cは、平板状に形成され、一対の板状部材103a,103bの上端部同士を連結している。つまり、補強プレート103cは、一対の板状部材103a,103bによって形成された三角部内に配置される。補強プレート103cは、分草体プレート51cに連結される。ここでは、固定部103の先端は、分草体プレート51cに溶接(固定)され、補強プレート103cの上面は、分草体プレート51cに溶接(固定)される。これにより、ブラケット101は、分草体51の分草体プレート51cに固定(溶接)されている。本実施形態のブラケット101は、図3等に示すように、側面視にて、前方側端部、すなわち、固定部103が分草体カバー51aと略平行になるように設けられる。ここでは、ブラケット101は、固定部103の上端や補強プレート103cが分草体カバー51aのカバー支持部材51bとほぼ平行になるように傾斜させて設けられる。
ユニット取付部104は、図7及び図8に示すように、高さ検出装置100のユニット本体110を取り付けるものである。ユニット取付部104は、固定部103から後方へ向けて延出されてユニット本体110が取り付けられる。ユニット取付部104は、固定部103の一対の板状部材103a,103bのうちの一方の板状部材103aから後方に向かって、前後方向に沿って直線状に延在した平板状に形成されている。
また、ユニット取付部104、すなわち、ブラケット101の後端部には、図8などに示すように、第1回転軸107が固定されている。第1回転軸107は、車幅方向と平行な円柱状に形成され、ユニット取付部104すなわちブラケット101に対して該第1回転軸107回りに上下回転自在にユニット本体110を取り付けるものである。すなわち、ブラケット101の後端部に第1回転軸107が設けられている。また、第1回転軸107には、該第1回転軸107の外周方向(径方向)に延在したセンサーアーム108(図8及び図9参照)が固定されている。
ブラケット101は、図3及び図6に示すように、機体フレーム2の側面視において、全体として、前後方向中央部が鉛直方向上側に向けて屈曲したへ字状に形成される。ブラケット101は、機体フレーム2の側面視において、固定部103が後方に向かうにしたがって徐々に上方に向かい、ユニット取付部104が水平方向と平行に設けられている。すなわち、ブラケット101は、前端部としての固定部103よりも後端部としてのユニット取付部104が地面Gよりも離れた高い位置に配置されている。つまり、ブラケット101は、固定部103とユニット取付部104とが連なる中央部が屈曲して、ヘ字状に形成されている。また、ブラケット101のユニット取付部104の下面104aは、ブラケット101のユニット取付部104の上面104bよりもコンバイン1の後方側に延びている。
ユニット本体110は、ブラケット101のユニット取付部104に第1回転軸107回りに回転自在に取り付けられている。ユニット本体110は、図3に示す下降限界位置と図6に示す上昇限界位置とにわたって、ブラケット101に対して第1回転軸107回りに上下回転自在に取り付けられている。また、ユニット本体110は、地面Gに接触する接地体112を取り付けている。
ユニット本体110は、図8に示すように、金属製の鋳物で構成されたケース体113と、平板状の蓋体114とを備えている。ケース体113は、扁平な箱状に形成されている。ユニット本体110のケース体113には、第1回転軸107を回転自在に通す円筒状の第1ボス部115と、接地体112に固定された第2回転軸125を回転自在に通す円筒状の第2ボス部116とが一体に形成されている。ボス部115,116は、ケース体113の表面から凸に形成されている。第1ボス部115は、第2ボス部116よりも前方に設けられている。ケース体113は、車幅方向の片側、ここでは、車幅方向の左側に第1ボス部115と第2ボス部116とが設けられる。
さらに、ユニット本体110のケース体113には、第1ボス部115と、第2ボス部116とを連結するリブ120が一体に設けられている。リブ120は、ケース体113の表面から凸に形成されている。リブ120は、ブラケット101のユニット取付部104の下面104aと、図3に示すように、鉛直方向に重なる位置に配置されている。すなわち、ブラケット101のユニット取付部104の下面104aは、その後端部がコンバイン1の側方から見てリブ120と鉛直方向に重なる位置まで延びている。
ケース体113すなわちユニット本体110内には、第1ボス部115内に第1回転軸107を回転自在に通して、第1回転軸107の先端に固定されたセンサーアーム108が設けられている。また、ケース体113すなわちユニット本体110内には、センサーアーム108と接触して、ユニット本体110の下降限界位置を規制する規制部材128が設けられている。規制部材128は、センサーアーム108と接触して、ユニット本体110を下降限界位置に位置付ける。規制部材128は、センサーアーム108と接触して、下降限界位置から第2ボス部116が下方に向うように、第1回転軸107回りにケース体113すなわちユニット本体110が回転することを規制する。このように、規制部材128は、センサーアーム108と接触すると、下降限界位置よりも第2ボス部116が下方に向ってケース体113すなわちユニット本体110が回転することを規制する。規制部材128は、ケース体113の前端部でかつ第1ボス部115すなわち第1回転軸107よりも上方に配置されている。本実施形態では、規制部材128は、蓋体114の外側からユニット本体110内にねじ込まれたボルトなどにより構成されている。
また、ケース体113すなわちユニット本体110は、分草体プレート51cと接触して、上昇限界位置が規制される。ケース体113すなわちユニット本体110は、分草体プレート51cと接触して、上昇限界位置に位置付けられる。ケース体113すなわちユニット本体110は、分草体プレート51cと接触した上昇限界位置から第2ボス部116が上方に向うように、第1回転軸107回りにケース体113すなわちユニット本体110が回転することが規制される。このように、ケース体113すなわちユニット本体110は、分草体プレート51cと接触すると、上昇限界位置よりも第2ボス部116が上方に向って回転することが規制される。なお、上昇限界位置では、センサーアーム108は、ユニット本体110のケース体113の内面に接触せずに、ケース体113の内面から間隔をあける。
蓋体114は、ケース体113に取り付けられて、ケース体113の開口部を塞ぐ。ユニット本体110は、ケース体113の第1ボス部115内に第1回転軸107を回転自在に通すことで、車幅方向と平行な第1回転軸107回りに回転自在にブラケット101に取り付けられる。
また、ユニット本体110がブラケット101に取り付けられて、下降限界位置に位置付けられた状態で、ブラケット101の最も下方に位置する最下部としての固定部103の先端は、ユニット本体110の最も下方に位置する最下部としての第2ボス部116の下端よりも下方に配置されている(図3等参照)。ユニット本体110がブラケット101に取り付けられると、その下面110aには、図9に示すように、前後方向の中央に凹み117が形成されている。凹み117は、刈取装置5の側面視において、ユニット本体110の下面110aを山形に形成している。つまり、ケース体113の鉛直方向の下面110aは、ユニット本体110が下降限界位置に位置付けられた状態で、側面視において、前後方向中央部が鉛直方向上側に向けて屈曲したへ字状に形成される。また、このケース体113は、図9に例示するように、ユニット本体110が下降限界位置に位置付けられた状態で、前方側の鉛直方向高さH1が相対的に高く、後方側の鉛直方向高さH2が相対的に低く形成されている。
ポテンショメータ111は、第1回転軸107回りのユニット本体110の回転位置を検出するものである。ポテンショメータ111は、図10に示すように、ユニット本体110のケース体113に取り付けられているとともに、ユニット本体110のボス部115,116の双方よりも上側に設けられている。すなわち、ケース体113には、ポテンショメータ111が備えられている。ポテンショメータ111は、図10に示すように、ケース体113の第1ボス部115、及び、第2ボス部116が設けられる面に設けられる。ポテンショメータ111は、ユニット本体110がブラケット101に取り付けられた状態で、図10に示すように、ブラケット101のユニット取付部104の外側面104cよりも分草体51の刈幅方向(車幅方向)の内側に配置されている。なお、外側面104cは、ブラケット101の外側面に相当する。ポテンショメータ111は、ユニット本体110がブラケット101に取り付けられた状態で、図10に示すように、前後方向に対して、機体フレーム2の前後方向に第1回転軸107の軸心と第2回転軸125(図8参照)の軸心との間に設けられている。またポテンショメータ111は、図3に示すように、ケース体113の第1ボス部115、及び、第2ボス部116が設けられる面において、鉛直方向に対して、第1ボス部115の中心軸線と第2ボス部116の中心軸線とを結ぶ仮想線L1よりも鉛直方向上側の部位に設けられる。また、ポテンショメータ111は、図3、図10等に示すように、ユニット本体110のケース体113に取り付けられたセンサーカバー130により覆われている。
センサーカバー130は、図10、図11、図12に示すように、ポテンショメータ111を覆うものであり、ユニット本体110に取り付けられている。センサーカバー130は、ポテンショメータ111と共にユニット本体110に設けられ当該ポテンショメータ111を覆う。センサーカバー130は、ユニット本体110のケース体113に重ねられて設けられる。センサーカバー130は、ポテンショメータ111の前後方向の前方側、後方側、鉛直方向の上側、下側、車幅方向のケース体113とは反対側を覆う。センサーカバー130は、ケース体113に固定される一対の固定片130a、130bと、一対の固定片130a,130b間に設けられかつポテンショメータ111に重ねられる覆い部130c、130d、130e、130f、130gとを一体に備えている。覆い部130cは、ポテンショメータ111の、車幅方向のケース体113とは反対側を覆う。覆い部130dは、ポテンショメータ111の前後方向の前方側を覆う。覆い部130eは、ポテンショメータ111の前後方向の後方側を覆う。覆い部130fは、ポテンショメータ111の鉛直方向の上側を覆う。覆い部130gは、ポテンショメータ111の鉛直方向の下側を覆う。
そして、センサーカバー130の前部、すなわち、覆い部130dは、後方から前方に向うにしたがって徐々にユニット本体110に近づく方向に、前後方向と車幅方向との双方に対して傾斜している。また、ポテンショメータ111は、鉛直方向下側にハーネス131が設けられる。そして、センサーカバー130の鉛直方向下側端部、すなわち、覆い部130gは、ポテンショメータ111のハーネス131側に折り曲げられている。また、センサーカバー130における車幅方向でユニット本体110から最も離間した離間部分としての覆い部130cは、ブラケット101における車幅方向でユニット本体110から最も離れた離間部分としてのユニット取付部104よりもユニット本体110に近い位置に配置されている。
図9、図10に示すように、ポテンショメータ111の軸心回りに回転自在な検出軸118と、検出軸118に固定されこの検出軸118の外周方向に延びた検出アーム119とは、ポテンショメータ111がユニット本体110に取り付けられた状態で、ユニット本体110のケース体113内に収容される。検出アーム119の先端は、係合部121を介してセンサーアーム108の先端部に対して相対回転可能かつ所定の方向に相対移動可能に連結されている。すなわち、センサーアーム108は、ポテンショメータ111と係合するものである。係合部121は、センサーアーム108の先端に設けられた係合軸121aと、検出アーム119に設けられ係合軸121aが係合する係合スリット121bとを含んで構成される。係合スリット121bは、検出アーム119において、検出軸118側の基端部から先端部まで連通しており、当該係合スリット121bに沿った係合軸121aの移動を許容する。ポテンショメータ111は、ブラケット101に対して第1回転軸107回りにユニット本体110が回転されると、第1回転軸107にセンサーアーム108が固定されているために、検出アーム119が検出軸118の軸心回りに回転する。そして、ポテンショメータ111は、検出軸118の軸心回りの回転位置を検出することで、ユニット本体110の第1回転軸107回りの回転位置を検出する。ここでは、センサーアーム108と検出アーム119は、上述のようにケース体113内に収容され、センサーアーム108の長さが検出アーム119の長さより長く形成される。ここで、センサーアーム108の長さとは、典型的には、第1回転軸107の中心軸線と係合部121の係合軸121aの中心軸線との距離L2に相当する。また、検出アーム119の長さは、典型的には、検出軸118の中心軸線と係合スリット121bの先端部との距離L3に相当する。センサーアーム108と検出アーム119は、距離L2が距離L3より長くなるように形成される(L2>L3)。
ここで、以下、各種ハーネスの配索について説明する。
ポテンショメータ111から延出された複数の電線などで構成されたハーネス131は、図3及び図6に示すように、ユニット本体110のケース体113とブラケット101のユニット取付部104との間を通される。ハーネス131は、カバー支持部材51bに設けられた貫通孔132を通して、図5に示すように、空間K内に通される。つまり、ポテンショメータ111のハーネス131は、側面視において、第1回転軸107の鉛直方向上側、分草体カバー51aの鉛直方向下側、分草体カバー51a内、分草体カバー51a後方の順で大きなS字状に配索される。そして、ハーネス131は、分草体カバー51a内にクランプ131aが設けられ、この近傍でメインハーネス133と接続される。そして、メインハーネス133は、分草フレーム57の先端の開口を通して分草フレーム57の内部に配策されて、機体フレーム2に適宜箇所に設けられた制御装置(図示せず)に接続されて、検出した回転位置を制御装置に伝える。
また、より詳細には、ポテンショメータ111のハーネス131は、第1ボス部115の鉛直方向上側に設けられたクランプ131bによってケース体113に固定され、当該クランプ131bからポテンショメータ111までのハーネス131は、ユニット本体110のケース体113が屈曲しても長さが不変である。さらに、ハーネス131は、上述のように、分草体カバー51aの鉛直方向下面に形成された貫通孔132を介して当該分草体カバー51a内に配索され、貫通孔132は、第1回転軸107より前方側でかつ鉛直方向上側に設けられる。
車幅方向の一方側に設けられる高さ検出装置100からのハーネス、ここでは、車幅方向左側に設けられる高さ検出装置100からのメインハーネス133は、図1、図13に示すようにして配索される。すなわち、車幅方向左側に設けられる高さ検出装置100からのメインハーネス133は、パイプ状に形成される分草フレーム57、分草フレーム57の後方に連結される前フレームパイプ60等を介して、引起装置52に動力を伝動するための刈取左伝動ケース(刈取伝動ケース)61へと配索される。
ここで、前フレームパイプ60は、パイプ状に形成され、前後方向に沿って延在する。前フレームパイプ60は、後方側に支持フレーム62が連結される。支持フレーム62は、パイプ状に形成され、車幅方向に沿って延在する。支持フレーム62には、各分草体51に対応してそれぞれ設けられる前フレームパイプ60の後方側端部が連結される。支持フレーム62は、前方側に刈刃53が設けられると共に後方側にメインフレーム63が連結される。メインフレーム63は、パイプ状に形成され、前後方向に沿って延在し機体フレーム2側に連結される。メインフレーム63は、支持フレーム62の車幅方向両端に1つずつ設けられる。メインフレーム63は、後方側に横伝動パイプ64が連結される。横伝動パイプ64は、パイプ状に形成され、車幅方向に沿って延在し、両端がそれぞれメインフレーム63に支持される。横伝動パイプ64は、車幅方向左側の端部に刈取左伝動ケース61が連結される。刈取左伝動ケース61は、パイプ状に形成され、鉛直方向に沿って延在し、エンジン3からの動力を引起装置52に伝動する種々の部品を収容する。また、横伝動パイプ64は、車幅方向右側の端部に右刈取支持フレーム(刈取支持フレーム)65が連結される。右刈取支持フレーム65は、パイプ状に形成され、鉛直方向に沿って延在する。
そして、車幅方向左側に設けられる高さ検出装置100からのメインハーネス133は、分草フレーム57内、前フレームパイプ60内、支持フレーム62内、左側のメインフレーム63の側面に設けられたハーネスガード66内(図14も参照)、横伝動パイプ64内、刈取左伝動ケース61内を通って制御装置へと配索される。
一方、車幅方向の他方側に設けられる高さ検出装置100からのハーネス、ここでは、車幅方向右側に設けられる高さ検出装置100からのメインハーネス133は、分草フレーム57、前フレームパイプ60を介して、右刈取支持フレーム65へと配索される。より詳細には、車幅方向右側に設けられる高さ検出装置100からのメインハーネス133は、分草フレーム57内、前フレームパイプ60内、支持フレーム62内、右側のメインフレーム63内、横伝動パイプ64内、右刈取支持フレーム65内を通って制御装置へと配索される。
ここで、本実施形態のコンバイン1は、図13、図15に示すように、さらに、直進制御用の左右位置検出装置(いわゆるACD)70を備える場合がある。左右位置検出装置70は、高さ検出装置100が設けられる分草体51に連結される前フレームパイプ60に設けられる。左右位置検出装置70は、接触体に穀稈が接触することでコンバイン1が左右方向において穀稈条の方向等に応じた適正な方向に進んでいるか否かを検出するものである。コンバイン1は、左右位置検出装置70による検出結果に基づいて、自動的に左右のクローラ41の速度差を制御し、機体の向きを自動で調整することができる(自動方向制御、左右制御)。
この場合、高さ検出装置100は、図15に示すように、直進制御用の左右位置検出装置70より前方に配置される。そして、図13、図14、図15に示すように、高さ検出装置100からのメインハーネス133と左右位置検出装置70からのハーネス71とは、共通の前フレームパイプ60内で合流し、メインフレーム63に設けたハーネスガード66内を介して、刈取左伝動ケース61へと並列に配索される。より詳細には、メインハーネス133とハーネス71とは、前フレームパイプ60内、支持フレーム62内、左側のメインフレーム63の側面に設けられたハーネスガード66内、横伝動パイプ64内、刈取左伝動ケース61内を通って制御装置へと配索される。
以下、ユニット本体110の説明に戻る。
コンバイン1は、ユニット本体110が下降限界位置に位置付けられた状態で、第1回転軸107よりも第2回転軸125が下方に配置される。また、コンバイン1は、ユニット本体110が下降限界位置に位置付けられた状態で、図16(a)に示すように、第1回転軸107の軸心とポテンショメータ111の検出軸118の軸心とを結んだ仮想線L4(図16(a)に一点鎖線で示す)よりも検出アーム119とセンサーアーム108とが係合する係合部121が上方に配置される。また、上昇限界位置では、図6に示すように、ユニット本体110の後部がブラケット101の下端よりも上方に位置する。このために、ユニット本体110は、下降限界位置から、ユニット本体110の後部がブラケット101の下端よりも上方に位置するように、第1回転軸107回りに回転可能である。
また、ユニット本体110内に、図8、図9に示すように、第1のトルクばね122(第1付勢手段に相当)を設けている。第1のトルクばね122は、第1回転軸107の外周に取り付けられ、一端部がケース体113の内面に当接し、他端部がセンサーアーム108に取り付けられている。第1のトルクばね122は、一端部がケース体113の内面に当接し、他端部がセンサーアーム108に取り付けられていることで、上昇限界位置から下降限界位置に向ってユニット本体110を付勢する。
接地体112は、ユニット本体110に第2回転軸125回りに回転自在に取り付けられているとともに、地面Gに接触することが可能である。すなわち、ユニット本体110は、地面Gに接触する接地体112を有している。接地体112は、図3及び図6に示すように、地面Gに接触する帯状部123(接触部に相当)と、この帯状部123の縁に連なった取付部124とを一体に備えている。帯状部123は、下降限界位置にユニット本体110が位置付けられた状態で、図3に示すように、中央部123aが上下両端部123b,123cよりも前方に位置するように、側面視において、く字状に形成されている。なお、中央部123aが接地体112の中央部に相当し、上下両端部123b,123cが接地体112の上下両端部に相当する。接地体112の帯状部123の下端部123cの幅は、図8に示すように、中央部123aの幅よりも広く形成されている。接地体112の帯状部123の下端部123cの幅は、ユニット本体110の車幅方向の幅よりも狭く形成されている。また、接地体112の帯状部123の下端部123cは、車幅方向において、ブラケット101の中央に配置されている。
また、帯状部123の下端部123cは、図4に示すように、水平方向の断面がU字状に形成されている。帯状部123の下端部123cは、水平方向の断面において、車幅方向の中央が前方に位置し車幅方向の両端が中央よりも後方に位置している。これにより、帯状部123の下端部123cは、ユニット本体110が下降限界位置と上昇限界位置との中間に位置づけられると、車幅方向の中央が車幅方向の両端に対して下方に位置する。
取付部124は、帯状部123の上端部123bの縁に連なっている。接地体112の取付部124には、第2ボス部116内に回転自在に設けられた第2回転軸125が固定されている。第2回転軸125が第2ボス部116内に通されることで、接地体112は、ユニット本体110の後部に回転自在に取り付けられる。すなわち、第2回転軸125は、接地体112をユニット本体110に対して上下回転自在に取り付けるものである。
また、第2回転軸125の先端には、図8に示すように、ユニット本体110のケース体113内に収容される規制部材126が固定されている。規制部材126は、ユニット本体110が下降限界位置に位置付けられて接地体112の上下両端部123b,123cが鉛直方向に並ぶ位置(図3に示す)に位置付けられると、ユニット本体110のケース体113の内面に当接する。そして、規制部材126は、ユニット本体110のケース体113の内面に当接することで、ユニット本体110が下降限界位置に位置付けられて接地体112の上下両端部123b,123cが鉛直方向に並ぶ位置(図3に示す)よりも、下端部123cが後方に向かう方向に、接地体112が第2回転軸125回りに回転することを規制する。
このために、接地体112は、図3に示す上下両端部123b,123cが鉛直方向に並ぶ位置から、下端部123cが前方に向かう方向のみに第2回転軸125回りに回転することができる。また、接地体112は、図3に示す上下両端部123b,123cが鉛直方向に並ぶ位置から、下端部123cが前方に向かう方向に第2回転軸125回りに回転すると、図17(d)に示すように、中央部123aが凹み117内に侵入して、凹み117の内面に当接する。このように、接地体112は、図3に示す上下両端部123b,123cが鉛直方向に並ぶ位置と、図17(d)に示す中央部123aが凹み117内に侵入する位置とに亘って、ユニット本体110に対して第2回転軸125回りに回転する。
また、ユニット本体110内に、図8に示すように、第2のトルクばね127(第2付勢手段に相当)を設けている。第2のトルクばね127は、ユニット本体110の第2回転軸125の外周に取り付けられ、一端部がケース体113の内面に当接し、他端部が規制部材126に取り付けられている。第2のトルクばね127は、一端部がケース体113の内面に当接し、他端部が規制部材126に取り付けられていることで、下端部123cが後方に向かうように、図3に示す上下両端部123b,123cが鉛直方向に並ぶ位置に向って、接地体112を付勢する。
また、接地体112は、ユニット本体110が上昇限界位置に位置付けられた状態で、図6に示すように、分草フレーム57に下端部123c又は上端部123bが当接し第2のトルクばね127の付勢力に抗して押圧されて、第2回転軸125回りに若干回転する。そして、接地体112は、ユニット本体110が上昇限界位置に位置付けられると、下端部123cの先端すなわち下端の高さが、分草体51の先端の高さ以上となる。本実施形態では、接地体112は、ユニット本体110が上昇限界位置に位置付けられた状態で、下端部123cの先端すなわち下端が、分草体51の先端よりも高い。
さらに、図8に示すように、ユニット本体110の第1ボス部115には、防塵用カラー134aが取り付けられ、ユニット本体110の第2ボス部116には、防塵用カラー134bが取り付けられている。防塵用カラー134aは、内側に第1回転軸107を通しかつ第1ボス部115の外周に被せられる。防塵用カラー134aは、ブラケット101のユニット取付部104と第1ボス部115との間に設けられる。防塵用カラー134bは、内側に第2回転軸125を通しかつ第2ボス部116の外周に被せられる。防塵用カラー134bは、接地体112の取付部124と第2ボス部116との間に設けられる。
次に、前述した構成の高さ検出装置100の動作を、図面に基づいて説明する。図16は、実施形態に係るコンバインの前進時の高さ検出装置の動作を示す説明図である。図17は、実施形態に係るコンバインの後進時の高さ検出装置の動作を示す説明図である。
前述した構成の高さ検出装置100は、接地体112の帯状部123にいかなるものも当接しない状態では、第1のトルクばね122及び第2のトルクばね127の付勢力により、ユニット本体110が下降限界位置に位置付けられ、図16(a)に示すように、接地体112の下端部123cが分草体51よりも下方に突出する。ここで、接地体112は、図16(a)に示す位置から第2回転軸125回りに、下端部123cが前方に向う方向にのみ回転することが許容され、後方に向かう方向の回転が規制されている。
このために、コンバイン1の前進時には、接地体112の下端部123cが地面Gや切り株に当接すると、これらの地面Gや切り株から押圧されて、接地体112と高さ検出装置100とが一体となって、図16(b)〜図16(g)に示すように、第1回転軸107回りに上昇限界位置に向って回転する。そして、高さ検出装置100は、ポテンショメータ111が第1回転軸107回りのブラケット101に対する回転位置を検出して、分草体51の地面Gからの高さを検出する。高さ検出装置100は、検出結果をコンバイン1全体の制御を司る制御装置(図示せず)に出力する。そして、この制御装置は、ポテンショメータ111の検出結果から算出される分草体51の地面Gからの高さを一定にするように、前述の昇降シリンダを作動させ、刈取装置5の高さを変更する。
また、コンバイン1の後進時には、接地体112の下端部123cが地面Gや切り株に当接すると、これらの地面Gや切り株から押圧されて、まず、図17(a)〜図17(c)に示すように、接地体112がユニット本体110に対して下端部123cが前方に向うように第2回転軸125回りに回転する。また、図17(c)に示すように、接地体112の中央部123aが凹み117に侵入して凹み117の内面に当接した状態で、接地体112が切り株などから上方に押圧されると、接地体112と高さ検出装置100とが一体となって、図17(d)に示すように、第1回転軸107回りに上昇限界位置に向って回転する。このとき、接地体112の下端の高さが分草体51の先端の高さ以上であるので、接地体112に地面が干渉することなく、接地体112がユニット本体110と一体に回転することができる。
さらに、コンバイン1の前進及び後進時において旋回すると、接地体112の帯状部123の下端部123cが断面U字状に形成されているので、接地体112の帯状部123に車幅方向の力が作用する。そして、この車幅方向の力により接地体112の帯状部123が上方に押されて、接地体112と高さ検出装置100とが一体となって、第1回転軸107回りに上昇限界位置に向って回転する。
上記のように構成されるコンバイン1は、エンジン3が発生させる駆動力によって走行装置4が駆動して走行しながら刈取装置5によって穀稈を刈り取る。このとき、刈取装置5は、分草体51により分草し、引起装置52により引き起こして、穀稈を刈刃53で刈り取る。そして、コンバイン1は、刈取装置5で刈り取った穀稈を搬送装置56によって脱穀装置10の脱穀部7に搬送する。そして、コンバイン1は、フィードチェーン駆動機構9が穀稈を後方に搬送しながら、脱穀部7にてエンジン3から伝達される駆動力によって穀稈を脱穀する。脱穀された穀粒等は、選別部6に落下する。そして、コンバイン1は、選別部6にて穀粒を選別し、選別した穀粒をグレンタンク8に貯蔵する。
以上で説明した実施形態に係るコンバイン1によれば、ユニット本体110を分草体51に取り付けるブラケット101が、分草体51の下方に固定されている。このために、刈取装置5の条合わせのために、コンバイン1が直進時に車幅方向に小刻みに振られても、ブラケット101が小刻みに回転することがない。したがって、コンバイン1が直進時に車幅方向に小刻みに振られても、高さ検出装置100が小刻みに回転しないので、ユニット本体110に穀稈が引っ掛かることを抑制でき、破損してしまうことを抑制することができる。
そして、以上で説明した実施形態に係るコンバイン1によれば、分草体51の分草フレーム57がへの字型の屈曲部57aを有すると共に、当該屈曲部57aが分草フレーム57における脆弱部位を構成する。これにより、コンバイン1は、当該分草フレーム57を前方側衝突の際の最弱部位とすることができる。この結果、コンバイン1は、前方側から高さ検出装置100等に穀稈や切り株などが衝突した場合でも、脆弱部位を構成する分草フレーム57の屈曲部57aが先に破損するので、比較的に高価で修復がしにくい高さ検出装置100の破損を抑制することができる。この結果、コンバイン1は、高さ検出装置100の破損を抑制して、当該高さ検出装置100によって適切に刈取装置5の地面Gからの高さを検出することができる。この場合、作業員等は、分草フレーム57であれば、現場でも容易に修復作業を行うことができ、また、軽度の損傷であれば部位交換を必要としない場合もある。
また、コンバイン1は、分草フレーム57の屈曲部57aにおけるパイプ径φAを細くして脆弱部位を構成することで、引起しラグ52aとのクリアランスを確保し易い構成とすることができ、分草体51と引起装置52とを接近させて配置することができる。この結果、コンバイン1は、分草体51と引起装置52との間に穀稈が引っ掛かることを抑制することができる。
また、コンバイン1は、分草フレーム57の屈曲部57aが引起装置52の引起しラグ52aの鉛直方向下側に設けられることから、例えば、既存の引起しラグ52aの配置を変更することなく、高さ検出装置100を分草体51の鉛直方向下方に配置することができる。このため、例えば、既存のコンバインに対して高さ検出装置100を設ける場合には、オプション設定で容易に装着可能な構成とすることができる。
また、コンバイン1は、分草フレーム57がへの字型の屈曲部57aを有すると共に、分草体カバー51aの後方側が鉛直方向上側に位置するように傾斜して設けられ、分草フレーム57の前方側、分草体カバー51aの後方側の連結部58にて着脱可能に相互に連結される。これにより、コンバイン1は、分草体カバー51aと分草フレーム57とによって形成される分草体51の鉛直方向下側に高さ検出装置100を配置することができるので、簡易な構成で誤感知を抑制することができる。また、コンバイン1は、分草体カバー51aと分草フレーム57との連結部58を比較的に鉛直方向上側に配置することができるので、当該連結部58を地面Gからできるだけ遠ざけた位置に配置することができる。この結果、コンバイン1は、例えば、搬送稈を倒してしまうことを抑制することができ、また、分草体51等への雑草の引っ掛かりや泥の堆積を抑制することができる。
また、コンバイン1は、連結部58のカバー側挿入孔58d、又は、フレーム側挿入孔58eの一方、ここでは、フレーム側挿入孔58eが長孔状に形成される。これにより、コンバイン1は、固定の分草フレーム57に対して、分草体カバー51aの取り付け位置を斜め上方向(例えば図3の矢印A参照)に調節可能な構成とすることができる。これにより、コンバイン1は、分草体カバー51aの下方に設けられた高さ検出装置100の位置も当該分草体カバー51aと共に調節することができる。この結果、コンバイン1は、高さ検出装置100の設置高さを容易に調整することができる。
また、コンバイン1は、ブラケット101の固定部103と分草体カバー51aとが略平行になるように設けられることから、搬送稈や雑草等がブラケット101と分草体カバー51aとの間で引っ掛かってしまうことを抑制することができる。さらに、コンバイン1は、ブラケット101の固定部103と分草体カバー51aとが略平行であるので、ブラケット101と分草体カバー51aとの間の抜けが悪くなることを抑制し雑草等が堆積することを抑制することができると共に、ブラケット101やケース体113の鉛直方向下側の空間が狭くなってしまうことを抑制することができる。
また、コンバイン1は、ブラケット101の一対の板状部材103a,103bによって形成された三角部内に補強プレート103cが配置され当該補強プレート103cが分草体プレート51cに連結される。これにより、コンバイン1は、穀稈を掻き分ける際に負荷がかかる部分を簡素な構成で補強することができる。また、コンバイン1は、ブラケット101と分草体プレート51cとの接合部を構成する補強プレート103cの後方側の端が第2の脆弱部位としても機能する。この結果、コンバイン1は、前方側から高さ検出装置100等に穀稈や切り株などが衝突した場合でも、第2の脆弱部位を構成するブラケット101と分草体プレート51cとの接合部が先に破損するので、高さ検出装置100の破損をより確実に抑制することができる。
また、コンバイン1は、センサーアーム108の長さが検出アーム119の長さより長く形成されることから、ブラケット101に対するユニット本体110の回転を増幅させてポテンショメータ111に入力することができる。これにより、コンバイン1は、高さ検出装置100のセンサ分解能を向上することができ、高さ検出装置100の検出結果を用いた制御の制御性能を向上することができる。
また、コンバイン1は、ケース体113において、ポテンショメータ111が、鉛直方向に対して、第1ボス部115の中心軸線と第2ボス部116の中心軸線とを結ぶ仮想線L1よりも鉛直方向上側の部位に設けられる。これにより、コンバイン1は、地面Gとポテンショメータ111との間に第1ボス部115、第2ボス部116が介在するので、第1ボス部115、第2ボス部116によってポテンショメータ111を保護することができる。この結果、コンバイン1は、第1ボス部115、第2ボス部116によってポテンショメータ111に圃場の泥や刈り取り前の穀稈が接触することを抑制することができ、破損を抑制することができる。
また、コンバイン1は、センサーカバー130を備えると共に、当該センサーカバー130の前部をなす覆い部130dが後方から前方に向うにしたがって徐々にユニット本体110に近づく方向に傾斜している。これにより、コンバイン1は、センサーカバー130によってポテンショメータ111を保護することができると共に、覆い部130dの傾斜によって、搬送稈、泥、雑草等がポテンショメータ111等に引っ掛かることを抑制することができる。
また、コンバイン1は、センサーカバー130の覆い部130gがポテンショメータ111のハーネス131側に折り曲げられていることから、ハーネス131が車幅方向外側に飛び出してしまうことを抑制することができるので、断線を未然に抑制することができる。また、コンバイン1は、覆い部130gによって、搬送稈、泥、雑草等がハーネス131に引っ掛かることを抑制することができる。
また、コンバイン1は、ポテンショメータ111のハーネス131が第1回転軸107の鉛直方向上側、分草体カバー51aの鉛直方向下側、分草体カバー51a内、分草体カバー51a後方の順で配索されてクランプ131aが設けられ、この近傍でメインハーネス133と接続される。これにより、コンバイン1は、ユニット本体110等の繰り返しの屈曲(ブラケット101に対するユニット本体110の回転等)に対して、ハーネス131が断線しにくい構成とすることができる。また、コンバイン1は、製造時におけるフレームの組み立て作業を容易化することができ、また、フレームの変形時等においても修復作業を容易化することができる。
また、コンバイン1は、ハーネス131がクランプ131bによってケース体113に固定され、当該クランプ131bからポテンショメータ111までのハーネス131は、ケース体113が屈曲しても長さが不変である。さらに、コンバイン1は、ハーネス131を分草体カバー51a内に導入するための貫通孔132が第1回転軸107より前方側でかつ鉛直方向上側に設けられる。これにより、コンバイン1は、ユニット本体110等の繰り返しの屈曲に対して、ハーネス131が断線しにくい構成とすることができる。
また、コンバイン1は、車幅方向の左側の高さ検出装置100からのメインハーネス133が分草フレーム57、前フレームパイプ60等を介して刈取左伝動ケース61へと配索される。さらに、コンバイン1は、車幅方向の右側の高さ検出装置100からのメインハーネス133が分草フレーム57、前フレームパイプ60等を介して右刈取支持フレーム65へと配索される。これにより、コンバイン1は、穀稈、雑草、泥、カマ等によるハーネスの断線を抑制することができる。
また、コンバイン1は、高さ検出装置100が左右位置検出装置70より前方に配置されることから、高さ検出装置100に基づいた刈取装置5の上下制御を、左右位置検出装置70に基づいた機体の左右制御より優先することができる。このようなコンバイン1は、機体の左右の制御がずれても連続作業は可能であるが、刈取装置5の上下の制御がずれた場合には機体の破損につながるおそれがある。しかしながら、本実施形態のコンバイン1は、上記のように高さ検出装置100に基づいた刈取装置5の上下制御を優先することで、機体の破損を抑制することができる。
また、コンバイン1は、高さ検出装置100からのメインハーネス133と左右位置検出装置70からのハーネス71とが前フレームパイプ60、メインフレーム63に設けたハーネスガード66内を介して刈取左伝動ケース61へと並列に配索される。これにより、コンバイン1は、穀稈、雑草、泥、カマ等によるハーネスの断線を抑制することができると共に、高さ検出装置100からのメインハーネス133、及び、左右位置検出装置70からのハーネス71の固定、保護を共通で行うことができるので、製造効率を向上し、製造コストを抑制することができる。
なお、上述した本発明の実施形態に係るコンバインは、上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。
5 刈取装置
51 分草体
100 高さ検出装置
101 ブラケット
107 第1回転軸
110 ユニット本体
110a 下面
111 ポテンショメータ(検出手段)
112 接地体
113 ケース体
115 第1ボス部
116 第2ボス部
117 凹み
120 リブ
123a 中央部
125 第2回点軸

Claims (2)

  1. 刈取装置(5)の前部に備えた分草体(51)の下側に設けられ、地面に対する高さを検出する刈取装置の高さ検出装置(100)であって、該高さ検出装置(100)は、前記分草体(51)側のブラケット(101)に対して左右方向の第1回転軸(107)回りに上下回転自在に支持したユニット本体(110)と、該ユニット本体(110)における前記第1回転軸(107)よりも後側の部位に配置された左右方向の第2回転軸(125)回りに上下回転自在に取り付けた接地体(112)と、前記ユニット本体(110)の第1回転軸(107)回りの上下回転位置を検出する検出手段(111)を備えて構成し、前記接地体(112)は、その上下方向での中央部(123a)が上下両端部よりも前方に位置するように側面視でく字状に形成し、前記ユニット本体(110)に備えたケース体(113)の下面(110a)には、その前後方向中央部を上向きに屈曲させて側面視でへ字状の凹み(117)を形成し、接地体(112)の下端部が前方に向う方向に回転すると、前記接地体(112)の中央部(123a)が前記ケース体(113)の下面の凹み(117)内に侵入する構成としたことを特徴とする刈取装置の高さ検出装置。
  2. 前記ケース体(113)に、前記第1回転軸(107)を通す第1ボス部(115)と、前記第2回転軸(125)を通す第2ボス部(116)と、前記第1ボス部(115)と第2ボス部(116)を連結するリブ(120)を形成した請求項1に記載の刈取装置の高さ検出装置。
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