JP2016098582A - オーバーフロー継手 - Google Patents
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Abstract
Description
この縦樋のオーバーフロー構造は、上樋と下樋とを連結させる鉛直管に枝管が設けられている。この枝管は、上方に向かって開口するオーバーフロー部を構成している。
そこで、本発明は、異物の侵入を防止して非常時に雨水を適切にオーバーフローさせるオーバーフロー継手を提供する。
本発明の流出孔は、側方又は下方を向いているため枯葉等の異物を侵入させ難くすることができる。
本発明の大筒部は、雨水を一時貯留させることができるため、多雨時に雨水を直ぐにオーバーフローさせることを防止することができる。
この構成により、流出孔から流出した雨水が散乱することが抑制される。
この構成により、オーバーフローした雨水を下側接続部に沿わせることができる。
本発明の流出孔は、底壁部に形成されていることにより、異物の侵入を防止することができる。
この構成により、周壁部と下側接続部との間に形成された空間に雨水を一時貯留させることができ、大量の降雨時に雨水を急激にオーバーフローさせることを防止することができる。
この構成により、空間内に浸入した異物を除去することができる。
この構成により、空間内に浸入した異物を除去することができる。
この構成により、上竪樋の下側接続部への挿入が容易となる。
図1に示すように、第1の実施形態のオーバーフロー継手1Aの適用対象である竪樋2は略円筒形状に形成されている。オーバーフロー継手1Aが適用される竪樋2は、特に、建物に設けられたバルコニーの下方に、呼び樋等を介して建物の外壁面に沿って上下方向に設置されるものである。
上側接続部3と下側接続部4との間には、下側接続部4からの溢流水を空間7にオーバーフローさせる溢流水開口部8が形成され、空間7に流入した雨水を排出させる流出孔9が下方に向けて形成されている。
受け口10は、内壁面10aが上竪樋2aの外壁面2sと密接するように、内径寸法が上竪樋2aの外径寸法と略同じ寸法に形成されている。
上側接続部3の周方向の一部は、竪樋2に形成された突条部P(図7参照)を嵌合させる凸部11が形成されている。
周壁部6は、張出部5の下端から上側接続部3の軸線L1方向に沿って一定の径で下方に円筒状に延びている。
周壁部6は、上側接続部3の張出部5と一体的に形成されている。
小筒部15と大筒部16との間には、段部18が形成されている。
底壁部17は段部18と同一平面上に形成されている。
大筒部16は、上竪樋2aの外径よりも大径に(すなわち上竪樋2aの外形よりも大きい相似形に)、かつ周壁部6より小径に(すなわち周壁部6の内形よりも小さい相似形に)形成されている。
また、底壁部17は、その外縁よりも内側(具体的には、周壁部6の肉厚寸法分内側に入った位置)に、周壁部6を嵌着させる嵌着筒部20を有している。
底壁部17及び嵌着筒部20は、下側接続部4と一体的に形成されている。
以上の構成の下に、一体的に形成された上側接続部3及び周壁部6と、下側接続部4とは、周壁部6と底壁部17との間を境に分割自在となっている。すなわち、上側接続部3及び周壁部6は、周壁部6を底壁部17に当接するまで嵌着筒部20に外嵌(すなわち外側に嵌合)させることで下側接続部4と連結し、底壁部17から離間させることで下側接続部4と分割できるようになっている。
まず、図3に示すように、上側接続部3と下側接続部4とを周壁部6と底壁部17との間を境に分割する。
上側接続部3は、図2に示すように、上竪樋2aの下端部の外側に嵌合させる。この際、上竪樋2aの下端2k縁を一旦段部18まで挿入する。
上竪樋2a及び上側接続部3と、下側接続部4及び下竪樋2bとの間に隙間が形成されるので、上側接続部3の軸線L1と下側接続部4の軸線L2とを一致させ、上竪樋2aに対して上側接続部3を引き抜く方向に相対移動させる。そして、周壁部6を嵌着筒部20の外側に嵌合させつつ、上側接続部3を下側接続部4に被冠させる。
以上により、オーバーフロー継手1Aを備えた竪樋2の構造が完成する。
特にオーバーフロー継手1Aは、図3に示すように、流出孔9が下側接続部4の周方向に沿って間隔を空けて複数形成された構成となっており、つまり流出孔9が複数に区切られているため、異物の侵入をより有効に防止することができるという効果を奏する。
図4,図5に示すように、本実施形態のオーバーフロー継手1Bは、流出孔9を底壁部17に形成するのではなく、周壁部6に周方向に間隔を空けて複数形成されている。
流出孔9は周壁部6の上端6hよりも下方で下端6kよりも上方の位置に矩形に形成されている。
また、オーバーフロー継手1Bは、上竪樋2aをその下端2kが大筒部16の近傍であって、上竪樋2aから流下する雨水が空間7に直接流入又は飛散し難い位置まで挿入させるようになっている。
この構成により、オーバーフロー継手1A,1Bは、張出部5及び周壁部6の内側に溢流水が満杯になった場合に、膨出部5,25の内側に更に雨水を一時保留させることができるという効果を奏する。
この構成により、膨出部25が雨水で一杯になり更に雨水が上昇してきても、上側接続部3を上方に押し上げようとすることを防止して、雨水を上竪樋2a内に導くことができる。
本実施形態のオーバーフロー継手1Cは、第1の実施形態のオーバーフロー継手1Aを変形して形成したものであり、図9に示すように、張出部5を備えた上側接続部3と、小筒部15と大筒部16とを備えた下側接続部4とを備えている。
張出部5の下端には、張出部5の外径に沿って所定寸法内側の位置に、周壁部6の内壁に密接しながら嵌着する嵌着壁部31が形成されている。所定寸法とは、周壁部6の肉厚寸法と略同寸法である。上側接続部3は、第1の実施形態で示した受け口10(図1参照)を有していない。
周壁部6は、張出部5と分割可能に形成されている。
図10,図11に示すように、ガイド壁35は、大筒部16の外壁面16sから周壁部6の下端6kに亘って立上っており、周壁部6と大筒部16との間に形成された流出孔9を区画している。
ガイド壁35の立ち上り寸法(突出寸法)は、軸線L2方向の下方に向かうに従って小さく形成されている。
流出孔9にはガイド壁35が跨っているため、雨水はガイド壁35を伝って誘導されながら下側接続部4及び下竪樋(図示省略)の表面を伝って流下する。
また、流出孔9がガイド壁35部により区切られており、更にガイド壁35部が大筒部16の外壁面16sから立ち上がっているため、流出孔9に異物が入ることを有効に防止することができるという効果を奏する。
また、張出部5と周壁部6とが分割可能に形成されているため、上側接続部3の張出部5を下側接続部4と分離させた状態で上竪樋2aの下側接続部4への挿入位置を確認しながら上竪樋2aと組み合わせ、その後上側接続部3(張出部5)を下側接続部4に被冠させることができる。したがって、オーバーフロー継手1Cは、上竪樋2aの設置が容易であるという効果を奏する。
なお、オーバーフロー継手1Cは、張出部5の上端に受け口を形成したものであってもよい。
例えば、上記実施形態では竪樋2が円筒形状である場合を例示して説明したが、竪樋2が軸線方向に直交する断面視で略矩形の竪樋2その他多角形状の竪樋2にも適用することができる。この場合、上側接続部3及び下側接続部4は、上竪樋2a及び下竪樋2bの相似形に形成すればよい。
また、流出孔9は、周壁部6及び/又は底壁部17の周方向の一部に形成されていてもよく、特に、竪樋2を設置している建物に対向する側にのみ設けられていることが好ましい。この構成により、オーバーフロー継手1B,1Cは、竪樋2への設置状態において、流出孔9を目立たなくすることができるという効果を奏する。
また、第1の実施形態及び第2の実施形態において流出孔9は矩形に形成されているが、異物が侵入し難い形状に形成されていてれば、長孔状,網状その他の形状に形成されていてもよい。
Claims (9)
- 上竪樋と下竪樋とを備えた竪樋の前記上竪樋に接続させる筒状の上側接続部と、
前記上側接続部の下方に設けられ、前記下竪樋に接続させる筒状の下側接続部と、
前記上側接続部に備えられ、この上側接続部から外方に張り出した張出部と、
前記張出部から前記上側接続部の軸線方向の下方に延び前記下側接続部の外壁面の一部を覆って、前記下側接続部との間に空間を形成する周壁部と、を備え、
前記上側接続部と前記下側接続部との間に、前記下側接続部からの溢流水を空間にオーバーフローさせる溢流水開口部が形成され、
前記空間に流入した雨水を排出させる流出孔が側方又は下方に向けて形成されているオーバーフロー継手。 - 前記下側接続部は、前記下竪樋と液密に嵌合可能な大きさに形成された小筒部と、前記上竪樋の外形よりも大きい相似形に形成され、前記周壁部の下端よりも上方まで延びた大筒部と、を有している請求項1に記載のオーバーフロー継手。
- 前記流出孔から流出する溢流水を伝わせて前記下側接続部の外壁面に誘導するガイド壁部が、前記下側接続部の外壁面に設けられている請求項1又は2に記載のオーバーフロー継手。
- 前記ガイド壁部は、上下方向に延びる条状に形成され、下方に向かって漸次突出高さが小さくなっている請求項3に記載のオーバーフロー継手。
- 前記下側接続部は、前記周壁部との間に配される底壁部を有し、
前記流出孔は、前記下側接続部の周方向に沿って間隔を空けて前記底壁部に複数形成されている請求項1から4のいずれか一項に記載のオーバーフロー継手。 - 前記下側接続部は、前記周壁部との間に配される底壁部を有し、
前記流出孔は、前記下側接続部の周方向に沿って間隔を空けて前記周壁部に複数形成されている請求項1から5のいずれか一項に記載のオーバーフロー継手。 - 前記上側接続部と前記下側接続部とが、前記張出部と前記周壁部との間で分割自在に形成されている請求項5又は6に記載のオーバーフロー継手。
- 前記上側接続部と前記下側接続部とが、前記周壁部と前記底壁部との間で分割自在に形成されている請求項5又は6に記載のオーバーフロー継手。
- 前記下側接続部の内壁面には、前記上竪樋の前記下側接続部への挿入位置を決めるストッパーが形成されている請求項1から8のいずれか一項に記載のオーバーフロー継手。
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