JP7474165B2 - 排水管カバー及び雨水排水構造 - Google Patents

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本発明は、オーバーフロー機能付き排水管カバーに関する。
従来、建造物において雨水を排出するために竪樋が用いられている。竪樋は建造物の屋根の上に降った雨水を地上の排水管まで運搬する。運搬された雨水は排水管を通して地下等に排水される。竪樋と排水管との間には排水管カバーが備えられている。排水管カバーは、竪樋の熱膨縮などによる変位・変形を吸収するために、竪樋の下端部を上下方向に摺動可能に支持しつつ、竪樋と排水管とを接続している(特許文献1参照)。
特開2012-144870号公報
しかしながら、豪雨時には排水管の排水能力が足りずに、竪樋と排水管カバーとの間から水が地上に溢れることが問題となっている。排水管カバーは伸縮処理の機能を持たせているため接着ができず、竪樋との間には隙間が生じる。このため、豪雨時に排水能力が足りなくなった際には前記の隙間から水が溢れてしまい、効率よく排水ができない。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、竪樋と排水管カバーとの間から雨水が溢れることを防ぎ、効率よく排水することができる排水管カバーを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係る排水管カバーは、竪樋と、地下に埋設されている地中埋設配管と、を接続する排水管カバーであって、オーバーフロー用の穴が設けられている。
本発明によれば、排水管カバーにオーバーフロー用の穴を設けることで、建造物に降った雨水が竪樋と排水管カバーとの間から溢れようとしたときに、オーバーフロー用の穴から流出する。そのため、竪樋と排水管カバーとの間から雨水が溢れることを防ぎ、効率よく排水することができる。
また、前記排水管カバーにおいて、前記竪樋を挿入する第1接続口と、前記地中埋設配管に挿入する第2接続口と、前記地中埋設配管を覆うカバー部と、を備え、前記第2接続口に前記穴が設けられていてもよい。
この発明によれば、豪雨時等に排水管の排水能力が足らずに排水が逆流した際、第2接続口に備えられた穴から排水を行うことで、竪樋と排水管カバーの第1接続口との間から水が溢れることを防ぐことができる。
また、上述の通り水が溢れることを防ぐことで、建造物の浸水を防ぐだけでなく、溢れた水によって建造物の景観が乱れることを防ぐことができる。
また、竪樋と、地下に埋設されている地中埋設配管と、前記排水管カバーと、を備えている雨水排水構造としてもよい。
この発明によれば、排水管カバーによって、建造物に取り付けられ気温等によって伸縮する竪樋と、地中に埋設されている配管とを、竪樋の伸縮の影響が生じないように接続する。このような接続とすることで、建造物の屋根上に溜まった雨水を効率的に地下の排水管まで運搬することができる。
本発明によれば、竪樋と排水管カバーとの間から雨水が溢れることを防ぎ、効率よく排水することができる。
本発明の一実施形態の配管構造を備えた雨水排水構造の一部を破断した側面図である。 図1に示す雨水排水構造の断面図である。 図2に示す排水管カバーの斜視図である。 図2に示す雨水排水構造において排水がなされている模式図である。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態に係る排水管カバー及び雨水排水構造を説明する。なお、以下の説明で用いる図面は模式的なものである。
図1は、本発明の排水管カバー60を含む雨水排水構造45Aを備えた雨樋システム2の一部を破断した側面図である。図1に示すように、雨樋システム2は、軒樋10と、第1接続継手20と、呼び樋30と、第2接続継手35と、雨水排水構造45Aと、を備えている。雨水排水構造45Aの下流側は地中の集水マス69に接続されている。
軒樋10に流入した雨水は、第1接続継手20、呼び樋30、第2接続継手35、雨水排水構造45Aの中空間を流下する。集水マス69に排出及び集水された雨水は、集水マス69に接続された排水管70から不図示の排水施設に排水される。
図2は、雨水排水構造45Aを示す断面図である。図2に示すように、雨水排水構造45Aは、竪樋46、排水管カバー60、地中埋設配管65を備える。
竪樋46は、上下方向Zに沿って延びている。竪樋46の上端部は、第2接続継手35の第2接続部38内に挿入されている。すなわち、第2接続継手35は、竪樋46の上端部に連なっている。呼び樋30は、第2接続継手35を介して竪樋46に接続されている。
竪樋46の内径は65mm(呼び径は65mm以上)以上である。竪樋46の内径は、75mm以上であることが好ましく、98mm以上であることがより好ましい。前記呼び樋30の内径も、竪樋46の内径と同様であることが好ましい。
排水管カバー60は、雨水排水構造45Aにおける、竪樋46と地中埋設配管65との間に設けられている。排水管カバー60は、図3に示すように、竪樋46を挿入する第1接続口(受け口)61と、地中埋設配管65に挿入する第2接続口(挿し口)62と、第2接続口62の側面に設けられたオーバーフロー用の穴63と、地中埋設配管を覆うカバー部64と、が設けられている。
第1接続口61は、竪樋46に接続される。第1接続口61は、竪樋46を挿入する。竪樋46は、設置場所の気温等によって膨張又収縮することがある。その変形代を吸収するために、竪樋46と第1接続口61とは接着等による固定はせず、竪樋46の外径に対して第1接続口61の内径に余裕を持たせて、挿入することのみによって接続する。竪樋46の第1接続口61への挿入代は、150mm以上とする。なお第1接続口61は、四角筒状である。
第2接続口62は、地中埋設配管65に接続される。第2接続口62は、地中埋設配管65に挿入する。竪樋46から流下した雨水は、排水管カバー60の中空間を流下し、第2接続口62を通して地中埋設配管65に流下する。なお第2接続口62は、円筒状である。
第2接続口62の側面には後述するオーバーフロー用の穴63が設けられているため、地中埋設配管65の内壁と後述するオーバーフロー用の穴63とが干渉しないように挿入代を設定する。
オーバーフロー用の穴63は、第2接続口62の柱状部の側面に設けられた穴である。オーバーフロー用の穴63は、図3に示すように、第2接続口62の柱状部の側面に沿って周方向に複数、長方形状に設けられている。
また、オーバーフロー用の穴63は、地中埋設配管65と干渉しないように、第2接続口の軸方向の中央よりも第1接続口61側に位置している。かつ、オーバーフロー用の穴63の軸方向の下端部は、地中埋設配管65の上端よりも上に位置している。
オーバーフロー用の穴63は、図4に示すように、豪雨時等に地中埋設配管65に流れ切らなかった排水90を、排水管カバー60の中空間から逃げ排水91として外に逃がす機能を持つ。
図2又は図4に示すように、カバー部64は、第2接続口62とオーバーフロー用の穴63を地面側に覆うように設けられている。
カバー部64の上端は、第1接続口61と第2接続口62との間に位置し、第1接続口及び第2接続口の外周面から軸直方向の外側に水平に広がっている。
カバー部64の下端は、前述の上端の縁部から第2接続口62の下端に向けて軸方向に広がり、第2接続口62を覆っている。また、カバー部64の下端は第2接続口62の下端よりも軸方向の上側に位置し、地面よりも上下方向Zの下側に位置している。
このような形状にすることで、オーバーフロー用の穴63から流出した逃げ排水91が地上に広がることを防ぐ。
地中埋設配管65は、排水管カバー60の下端部(第2接続口62)に接続されている。地中埋設配管65は、地中に埋設された配管である。地中埋設配管65は、第1エルボ66と、接続管67と、第2エルボ68と、を備えている。
接続管67は、地中に水平面に沿って配置されている。第1エルボ66は、排水管カバー60の下端部と接続管67の第1端部とを接続している。第2エルボ68は、接続管67の第2端部に接続されている。第2エルボ68における接続管67に接続された端部とは反対側の端部は、下方を向いている。接続管67の第2端部及び第2エルボ68は、地中に埋設された集水マス69内に配置されている。集水マス69には、排水管70が接続されている。
また、第1接続継手20、呼び樋30、第2接続継手35、竪樋46及び排水管カバー60は、塩化ビニル等の樹脂を押出し成形、射出成形することで形成されている。
以上説明したように、本実施形態の排水管カバー60は、オーバーフロー用の穴63を設けることで、建造物に降った雨水が竪樋46と排水管カバー60との間から溢れようとしたときに、オーバーフロー用の穴63から流出する。そのため、竪樋46と排水管カバー60との間から雨水が溢れることを防ぎ、効率よく排水することができる。
また、豪雨時等に地中埋設配管65の排水能力が足らずに排水90が逆流した際、第2接続口62に備えられたオーバーフロー用の穴63から排水を行うことで、竪樋46と排水管カバー60の第1接続口61との間から水が溢れることを防ぐことができる。
また、上述の通り水が溢れることを防ぐことで、建造物の浸水を防ぐだけでなく、溢れた水によって建造物の景観が乱れることを防ぐことができる。
また、排水管カバー60によって、建造物に取り付けられ気温等によって伸縮する竪樋46と、地中埋設配管65とを、竪樋46の伸縮の影響が生じないように接続する。このような接続とすることで、建造物の屋根上に溜まった雨水を効率的に地下の排水管70まで運搬することができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、第2接続口62の排水の流れ方向の断面形状は、竪樋46の形状に合わせて円形その他の多角形となっていてもよい。このような形状とすることで、竪樋46と第2接続口62との断面形状が異なる場合と比較して、余分な隙間が生じることを防ぐことができる。また、形状が異なることによる見栄えの統一感のなさを防ぎ、美観を向上することができる。
また、竪樋46の挿入代が確保できていれば、カバー部64までの間に曲管部や水平部を設けてもよい。このような形状とすることで、竪樋46と地中埋設配管65との位置が異なる場合に、排水管カバー60の形状によって補うことができる。
また、オーバーフロー用の穴63は、長方形の穴とせず、円形とか、その他の多角形の形状としてもよい。このような形状とすることで、長方形の場合と比較して、第2接続口62に曲げ強度が求められる場合等に、より強度を持たせることができる。
また、第2接続口62は、地中埋設配管65の外形より大きくなっていてもよい(第2接続口62は、地中埋設配管65の受け口となっていてもよい)。このような形状とすることで、オーバーフロー用の穴63による排水を逃がす効果に加え、さらに第2接続口62と地中埋設配管65との隙間から排水を逃がすことができる。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
45A 雨水排水構造
46 竪樋
60 排水管カバー
61 第1接続口
62 第2接続口
63 オーバーフロー用の穴
64 カバー部
65 地中埋設配管

Claims (6)

  1. 竪樋と、地下に埋設されている地中埋設配管と、を接続する排水管カバーであって、
    前記竪樋に接続される第1接続口と、
    前記地中埋設配管に接続される第2接続口と、
    前記地中埋設配管を覆うカバー部と、
    を備え、
    前記第2接続口に、オーバーフロー用の穴が設けられ
    前記カバー部は、前記穴を覆う、
    排水管カバー。
  2. 前記穴が前記第2接続口の柱状部の側面に設けられている、
    請求項1に記載の排水管カバー。
  3. 前記第2接続口の流れ方向の断面形状が、前記竪樋に合わせて形成される、
    請求項1または2に記載の排水管カバー。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の前記排水管カバーが一体に形成されている、
    排水管カバー。
  5. 前記竪樋と、
    前記地中埋設配管と、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の排水管カバーと、
    を備えている雨水排水構造。
  6. 前記穴が前記地中埋設配管の内壁と干渉しないように設けられる、
    請求項5に記載の雨水排水構造。
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JP2016098582A (ja) 2014-11-21 2016-05-30 積水化学工業株式会社 オーバーフロー継手
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