JP4317514B2 - 中継用ドレインにおける雨水飛散防止装置 - Google Patents

中継用ドレインにおける雨水飛散防止装置 Download PDF

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Description

本発明は、各階の床に配設された中継用ドレイン間に上下に差し渡される縦樋管から下階のストレーナ内に雨水を放出する際に、その飛沫が外部へ飛散しないようにするための中継用ドレインの雨水飛散防止装置に関する。
一般に、中継用ドレインは、建物の各階におけるバルコニーやベランダ(以下、これらを「バルコニー等」という)の床の上下で一致する位置に夫々配設され、各中継用ドレインには縦樋管が垂直に差し渡されている。そして、各階の床面からその階の中継用ドレインに流入した雨水を、縦樋管を通して下階の中継用ドレインへ順次送り、最終的に地上の排水溝等へ排出し得るようになっている。
かかる中継用ドレインにあって、バルコニー等の床面に形成された浅底状の排水溝に連通させて配設され、該排水溝を流れる雨水を主に排水する溝排水用の中継用ドレインが知られている。
この種の中継用ドレイン1Aは、図5に示すように、排水管部4が下方に突成されたドレイン受皿3に、側方に突出する導水筐部5が連成されたドレイン本体2と、該ドレイン本体2上にビス7で着脱可能に固定されたストレーナ6とを備え、さらに該ストレーナ6が、前記排水管部4の上方位置で縦樋管15の下端部を内嵌して保持する筒状保持部8と、該筒状保持部8から側方に突成されて前記導水筐部5を覆う通水蓋部9とを備えている。この通水蓋部9は天壁部10と周壁部11とからなり、該天壁部10には複数の細長状の通水孔13が形成され、また、周壁部11には複数のアーチ形の通水孔14が形成されている。そして、このような中継用ドレイン1Aのドレイン本体2が、各階のバルコニー等の床Fの上下で一致する位置に排水管部4を床Fに挿通させた状態で配設され、長尺な縦樋管15の上端部を上階のドレイン受皿3の排水管部4に嵌装し、下端部を下階のストレーナ6の筒状保持部8に内嵌してビス16の緊締作用を介して保持させることにより、各階の中継用ドレイン1A,1A間に縦樋管15が垂直に差し渡されている。
そして、床面fに形成されている浅底状の排水溝(図示省略)から主に流れてくるその階の雨水が、通水蓋部9の通水孔13,14からドレイン本体2の導水筐部5に流入し、排水管部4を経て縦樋管15に流入する。また、各階で縦樋管15に流入した雨水は、該縦樋管15を流下して下階の中継用ドレイン1Aに送られ、さらに下階に流下する。この時、下階の中継用ドレイン1Aに送られる雨水は、下階のストレーナ6の筒状保持部8内で、縦樋管15の下端から一旦放出され、落下して、下方のドレイン受皿3の排水管部4から縦樋管15に再度流入するようになっている。
ところで、上記のような中継用ドレイン1Aの構成にあっては、ドレイン受皿3に形成されている排水管部4の上部開口径が縦樋管15より小径であるため、縦樋管15の下端から下階のストレーナ6の筒状保持部8内に雨水が放出されると、落下する雨水の一部が排水管部4の開口周縁に衝当し、その飛沫がストレーナ6の通水蓋部9に形成されている通水孔13,14から外部へ飛散するという問題点があった。
そこで、このような雨水の飛散を防止することを目的として、図6に示すように、ドレイン受皿3から排水管部4に連なる部分に、その上部から下部に向かって口径が漸次縮小するテーパ状の漏斗部Rを設け、該漏斗部Rの案内作用を介して雨水を下方に流下させるようにしたものが提案されている(特許文献1参照)。
特開2004−137716号公報
上記特許文献1に開示されている先行技術にあっては、雨水を下方に流下させる案内作用を得るための漏斗部Rを設けてはいるものの、豪雨時において、上方の縦樋管15の下端から放出されて落下する大量の雨水が漏斗部Rに衝当すると、雨水が跳ね上がり、その跳ね上がった雨水が天壁部10の通水孔13(図5参照)から外部へ飛散する虞があるため、図6に示すように、敢えて該天壁部10を無孔の壁面にすることにより、雨水の外部飛散を防止するようにしている。このため、床面fからドレイン本体2の導水筐部5内に流入する雨水の排水能力が低下してしまうという問題点がある。ここで、天壁部10の通水孔13(図5参照)は、周壁部11の通水孔14が木の葉やゴミで詰まったり、豪雨時に周壁部11の通水孔14の通水能力を超える大量の雨水が通水蓋部9の周囲に流れ込んだりして水位が上がった場合に、周壁部11をオーバーフローした雨水を通水蓋部9の上部から排水するために設けられているものであり、上記のように天壁部10に通水孔13がなく、雨水の排水能力が低いと、バルコニー等の床面f上に大量の雨水が滞留してしまい、バルコニー等の床面fと室内の床面との間が段差のないバリヤフリーである場合には、雨水が室内に流れ込む等の問題が生ずることとなる。
また、先行技術にあっては、ドレイン本体2のドレイン受皿3から排水管部4に連なる部分にテーパ状の漏斗部Rを設けているため、該漏斗部Rの長さ分だけ排水管部4が下方に伸びた形状となり、ドレイン本体2の全高寸法が大きくなる。このため、床Fを構成するスラブコンクリートの厚みが薄い場合には、このような全高寸法が大きいドレイン本体2の据え付け施工が困難になるという問題点がある。即ち、ドレイン本体2は、床Fの施工の際に、予めドレイン本体2を床成形用の型枠の上に筒状スペーサ25(図6参照)を介して水平に支持し、この状態で型枠の上にスラブコンクリートを打設してドレイン本体2を該コンクリート内に固定する方法で据え付けられるのであるが、排水管部4が長いと筒状スペーサ25によってドレイン本体2を型枠の上に支持することができなくなるため、型枠に排水管部4を通す孔を開ける等の煩雑な作業が要求され、ドレイン本体2を据え付ける施工が相当面倒になるという問題点がある。
本発明は、かかる従来の実状に鑑みてその改善を試みたものであって、その目的とするところは、溝排水用の中継用ドレインにおいて、雨水の飛散を防止し得るとともに、排水能力の低下やドレイン本体の全高寸法の増大化を招来せず、しかも施工が容易で、破損時や劣化時の交換を簡単に行い得る雨水飛散防止装置を提供することにある。
本発明は、排水管部が下方に突成されたドレイン受皿に、側方に突出する導水筐部が連成されたドレイン本体と、該ドレイン本体上に固定されるストレーナとを備え、さらに該ストレーナが、前記排水管部の上方位置で縦樋管の下端部を内嵌して保持する筒状保持部と、該筒状保持部から側方に突成されて前記導水筐部を覆う通水蓋部とを備えてなるものであり、各階の床の上下で一致する位置に排水管部を床に挿通させてドレイン本体が配設され、上端部を上階のドレイン本体の排水管部に嵌装し、下端部を下階のストレーナの筒状保持部に挿入することにより縦樋管が垂直に差し渡される中継用ドレインにおいて、
前記ストレーナの筒状保持部は主要部と分割筒部とに上下に分割形成され、前記主要部は、ストレーナの通水蓋部の上面にほぼ一致する高さを有し、その内部に、上端を縦樋管の外径より径大な導入口とし、下端を排水管部の上部開口径より径小または略同径の導出口とする漏斗状部が主要部に対して一体形成され、前記分割筒部は、縦樋管の下端部が内嵌して保持され、漏斗状部上に同心状に分離可能に組みつけられてなり、前記ストレーナは、漏斗状部が、その導出口を排水管部の上部位置に同心状に臨ませた状態でドレイン本体上に固定されるものであり、
前記主要部の高さ寸法と、筒状保持部の上部の分割筒部の高さ寸法は、分割筒部に内嵌された縦樋管の下端からドレイン本体のストレーナ乗載面までの縦幅以下の寸法に設定されることにより、縦樋管の下端部とドレイン本体のストレーナ乗載面との間に生ずる隙間から、前記主要部と分割筒部とを夫々出し入れすることができるようにした
ことを特徴とする中継用ドレインにおける雨水飛散防止装置である。
ここで、上記通水蓋部は、周壁部と天壁部とからなり、該周壁部と天壁部に夫々通水孔が形成された構成が適用され得る。
また、前記ストレーナの筒状保持部は、漏斗状部の上部で上下に分割形成され、かつ分離可能に組み付けられている。
本発明は、上述したように、排水管部が下方に突成されたドレイン受皿に、側方に突出する導水筐部が連成されたドレイン本体と、該ドレイン本体上に固定されるストレーナとを備え、さらに該ストレーナが、前記排水管部の上方位置で縦樋管の下端部を内嵌して保持する筒状保持部と、該筒状保持部から側方に突成されて前記導水筐部を覆う通水蓋部とを備えてなるものであり、各階の床の上下で一致する位置に排水管部を床に挿通させてドレイン本体が配設され、上端部を上階のドレイン本体の排水管部に嵌装し、下端部を下階のストレーナの筒状保持部に挿入することにより縦樋管が垂直に差し渡される中継用ドレインにおいて、前記ストレーナの通水蓋部に対応する高さ位置で、前記ストレーナの筒状保持部内に、上端を縦樋管の外径より径大な導入口とし、下端を排水管部の上部開口径より径小または略同径の導出口とする漏斗状部が、その導出口を排水管部の上部位置に同心状に臨ませた状態で一体形成されていることを特徴とする中継用ドレインにおける雨水飛散防止装置であるから、ストレーナの筒状保持部内に一体形成された漏斗状部は、上端の導入口が縦樋管の外径より径大に形成されており、下端の導出口が排水管部の上部開口径より径小または略同径に形成されて、該排水管部の上方位置に同心状に臨んでいることにより、前記導入口で受け入れた雨水を導出口から排水管部へ全て流すことができる。これにより、雨水の飛沫が周囲の床面に飛散することを防止できる。
また、床面上からストレーナの通水蓋部を介してドレイン本体の導水筐部に流入する雨水を、排水管部へ円滑に排水することができる。ここで、上記のように漏斗状部によって雨水の飛散を防止できるので、特許文献1に開示されている構成のように、通水蓋部の天壁部を無孔の壁面にする必要がなく、該通水蓋部の天壁部に通水孔を形成することができるため、通水蓋部の排水能力が低下することがない。
さらに、本発明は、ストレーナの筒状保持部内に漏斗状部が一体形成されていることにより、特許文献1に開示されている構成のように、ドレイン本体の全高寸法が増大化せず、床を構成するスラブコンクリートの厚みが薄い場合でも、ドレイン本体の据え付け施工を容易に行うことができる。
また、前記ストレーナの筒状保持部が、漏斗状部の上部で上下に分割形成され、かつ分離可能に組み付けられているから、漏斗状部や通水蓋部を備えたストレーナの主要部が破損したり劣化したりした場合に、該主要部を容易に交換することができる。ここで、該主要部と、該主要部から分割された筒状保持部の分割筒部との夫々の高さ寸法を、縦樋管の下端部とドレイン本体のストレーナ乗載面との間に生ずる隙間以下の寸法とすることにより、該隙間から、前記主要部と分割筒部とを夫々出し入れすることができるため、主要部のみならず分割筒部を含むストレーナ全体の交換が可能であり、また、中継用ドレインの施工時においても、縦樋管をドレイン受皿の上方で垂直に維持した状態で、その下端部にストレーナを簡単に取付けることができ、施工性に優れたものとなる。
以下に、本発明の一実施例を、図1〜図4に基づいて説明する。
図1,図2に示すように、各階のバルコニー等の床Fには、排水管部4が下方に突成されたドレイン受皿3に、側方に突出する導水筐部5が連成されたドレイン本体2が、排水管部4を床Fに挿通させた状態で各床F毎に上下で一致する位置に配設されている。このドレイン本体2上には、ストレーナ6がビス7,7で着脱可能に固定されている。該ストレーナ6は、前記排水管部4の上方位置で縦樋管15の下端部を内嵌して保持する筒状保持部8と、該筒状保持部8から側方に突成されて前記導水筐部5を覆う通水蓋部9とを備えている。また、該通水蓋部9は天壁部10と周壁部11とからなり、該天壁部10には複数の細長状の通水孔13が形成され、周壁部11には複数のアーチ形の通水孔14が形成されている。さらに、前記通水蓋部9の天壁部10は、周壁部11と別体形成され、基部10’を支点として上方に開閉可能に設けられており、内部の清掃や点検を容易に行い得るようになっている。そして、このストレーナ6と前記ドレイン本体2とによって中継用ドレイン1Bが構成されている。尚、上記のように通水蓋部9の天壁部10を開閉式にすることなく、周壁部11と一体に形成することも可能である。
また、各階の床Fに配設された中継用ドレイン1Bには、縦樋管15が垂直に差し渡されている。該縦樋管15は、その上端部が上階のドレイン受皿3の排水管部4に嵌装され、下端部が下階のストレーナ6の筒状保持部8内に内嵌された状態で側方から螺入される複数のビス16の緊締作用を介して保持されている。そして、床面fに形成されている浅底状の排水溝(図示省略)から主に流れてくる雨水を、通水蓋部9の通水孔13,14からドレイン本体2の導水筐部5に流入させ、排水管部4から縦樋管15に流して排水し、かつ、上階から縦樋管15を通って流下する雨水を下階のストレーナ6の筒状保持部8内で放出し、その雨水をドレイン受皿3の排水管部4内に順次流し込んで縦樋管15によってさらに下階に排水し得るようになっている。
前記ストレーナ6の筒状保持部8内には、通水蓋部9に対応する高さ位置に、上端を前記縦樋管15の外径より径大な導入口18aとし、下端を前記排水管部4の上部開口径より径小または略同径の導出口18bとする漏斗状部17が、その導入口18aを縦樋管15の下部位置に臨ませ、かつ、その導出口18bを排水管部4の上部位置に同心状に臨ませた状態で一体形成されている。そして、この漏斗状部17によって本発明にかかる雨水飛散防止装置が構成されている。
また、ストレーナ6の筒状保持部8は、前記漏斗状部17の上部で上下に分割形成されている。これにより、ストレーナ6は、漏斗状部17や通水蓋部9を備えた主要部19aと、筒状保持部8の上部を構成する分割筒部19bとに分割されている。分割筒部19bの下端には、図2,図3に示すように、通水蓋部9側に位置させて、略三角形状を呈する二つの固定用鍔縁20,20が外側方に突成されており、該固定用鍔縁20,20にはビス22,22の挿通孔21,21が夫々形成されている。一方、主要部19aには、図3,図4に示すように、前記固定用鍔縁20,20を乗載し得る略三角形状を呈する受縁部23,23が設けられており、該受縁部23,23には、前記挿通孔21,21と一致する位置に雌螺子孔24,24が夫々形成されている。そして、図3に示すように、各受縁部23,23に固定用鍔縁20,20を乗載した状態で、該固定用鍔縁20,20の挿通孔21,21に挿通したビス22,22を受縁部23,23の雌螺子孔24,24に夫々螺合させて緊締することにより、漏斗状部17の上部で上下に分割形成されたストレーナ6の筒状保持部8が分離可能に組み付けられている。
また、図3に示すように、前記主要部19aの高さ寸法Hと、筒状保持部8の上部の分割筒部19bの高さ寸法Hは、縦樋管15の下端部とドレイン本体2のストレーナ乗載面との間に生ずる隙間の縦幅H以下の寸法に設定されており、これによって、該隙間から、前記主要部19aと分割筒部19bとを夫々出し入れすることができるようになっている。
次に、中継用ドレイン1Bの施工手順について説明する。
ドレイン本体2は、床Fの施工の際に、予めドレイン本体2を床成形用の型枠(図示省略)の上に筒状スペーサ25(図1参照)を介して水平に支持し、この状態で型枠の上にスラブコンクリートを打設してドレイン本体2を該コンクリート内に固定する方法で据え付けられ、各階の床Fの上下で一致する位置に夫々配設される。この状態において、縦樋管15を垂直にして、その上端部を上階のドレイン受皿3の排水管部4に嵌装する。そして、縦樋管15の垂直状態を維持し、該縦樋管15の下端部とドレイン本体2のストレーナ乗載面との間に生じている隙間から、先ず、分割筒部19bを装入して縦樋管15に外嵌する。次に、主要部19aを分割筒部19bの下側に装入し、ビス22,22によって分割筒部19bと主要部19aとを一体に組み付ける。次いで、このように一体化されたストレーナ6をビス7,7によってドレイン本体2に固定する。然る後、ストレーナ6の筒状保持部8に複数のビス16を螺入し、その先端を縦樋管15の周面に圧接させて該縦樋管15の下端部を保持させることにより、施工が完了する。
このように、筒状保持部8が漏斗状部17の上部で上下に分割形成されているストレーナ6は、ドレイン本体2の上方で垂直状態を維持した縦樋管15の下端部に簡単に取付け得るから、その施工を極めて容易に行うことができる。また、施工後においても、漏斗状部17や通水蓋部9を備えたストレーナ6の主要部19aが破損したり劣化したりした場合に、該主要部19aを容易に交換することができる。さらに、該主要部19aと、該主要部19aから分割された筒状保持部8の分割筒部19bとの夫々の高さ寸法を、縦樋管15の下端部とドレイン本体2のストレーナ乗載面との間に生ずる隙間以下の寸法とすることにより、該隙間から、前記主要部19aと分割筒部19bとを夫々出し入れすることができるため、主要部19aのみならず分割筒部19bを含むストレーナ6全体の交換が可能となる。
そして、かかる施工状態にあって、図1に示すように、ストレーナ6の筒状保持部8内に一体形成された漏斗状部17は、その上端の導入口18aが縦樋管15の外径より径大に形成され、その下端の導出口18bが排水管部4の上部開口径より径小または略同径に形成されており、かつ、該導出口18bを排水管部4の上部位置に同心状に臨ませていることにより、縦樋管15から流下する雨水を、該導入口18aで全て受け入れることができ、漏斗状部17の案内作用を介して下端の導出口18bから排水管部4へ流すことができる。これにより、雨水の飛沫が周囲の床面に飛散することはない。
また、上記のように漏斗状部17によって雨水の飛散を防止できるので、通水蓋部9の天壁部10を無孔の壁面にする必要がなく、該天壁部10に通水孔13を形成することができるため、通水蓋部9の排水能力が低下することがなく、床面f上から導水筐部5内に流入する雨水の排水機能を確保することができる。
さらに、ストレーナ6の筒状保持部8内に漏斗状部17が一体形成されていることにより、ドレイン本体2の全高寸法が増大化せず、床Fを構成するスラブコンクリートの厚みが薄い場合でも、該ドレイン本体2の据え付け施工を容易に行うことができる。
尚、本発明は、上述した実施例の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば実施例では、ドレイン受皿3に、一側方に突出する導水筐部5が連成されたドレイン本体2を備えた中継用ドレイン1Bについて説明したが、これに代えて、前記導水筐部5が左右両側方に夫々突成されたドレイン本体2と、ストレーナ6が該両導水筐部5,5を夫々覆う二つの通水蓋部9,9とを備えた中継用ドレイン1Bとしてもよい。
本発明にかかる雨水飛散防止装置を備えた中継用ドレイン1Bの施工状態を示す縦断面図である。 同上の中継用ドレイン1Bの平面図である。 図2におけるX−O−X断面図である。 縦樋管15及び筒状保持部8の分割筒部19bを除去した状態の中継用ドレイン1Bの平面図である。 従来構成の中継用ドレイン1Aの施工状態を示す縦断面図である。 漏斗部Rが設けられた従来構成の中継用ドレイン1Aの施工状態を示す縦断面図である。
符号の説明
1B 中継用ドレイン
2 ドレイン本体
3 ドレイン受皿
4 排水管部
5 導水筐部
6 ストレーナ
8 筒状保持部
9 通水蓋部
15 縦樋管
17 漏斗状部(雨水飛散防止装置)
18a 導入口
18b 導出口
F 床

Claims (1)

  1. 排水管部が下方に突成されたドレイン受皿に、側方に突出する導水筐部が連成されたドレイン本体と、該ドレイン本体上に固定されるストレーナとを備え、さらに該ストレーナが、前記排水管部の上方位置で縦樋管の下端部を内嵌して保持する筒状保持部と、該筒状保持部から側方に突成されて前記導水筐部を覆う通水蓋部とを備えてなるものであり、各階の床の上下で一致する位置に排水管部を床に挿通させてドレイン本体が配設され、上端部を上階のドレイン本体の排水管部に嵌装し、下端部を下階のストレーナの筒状保持部に挿入することにより縦樋管が垂直に差し渡される中継用ドレインにおいて、
    前記ストレーナの筒状保持部は主要部と分割筒部とに上下に分割形成され、前記主要部は、ストレーナの通水蓋部の上面にほぼ一致する高さを有し、その内部に、上端を縦樋管の外径より径大な導入口とし、下端を排水管部の上部開口径より径小または略同径の導出口とする漏斗状部が主要部に対して一体形成され、前記分割筒部は、縦樋管の下端部が内嵌して保持され、漏斗状部上に同心状に分離可能に組みつけられてなり、前記ストレーナは、漏斗状部が、その導出口を排水管部の上部位置に同心状に臨ませた状態でドレイン本体上に固定されるものであり、
    前記主要部の高さ寸法と、筒状保持部の上部の分割筒部の高さ寸法は、分割筒部に内嵌された縦樋管の下端からドレイン本体のストレーナ乗載面までの縦幅以下の寸法に設定されることにより、縦樋管の下端部とドレイン本体のストレーナ乗載面との間に生ずる隙間から、前記主要部と分割筒部とを夫々出し入れすることができるようにした
    ことを特徴とする中継用ドレインにおける雨水飛散防止装置。
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