JP6562344B2 - 継手、および排水構造 - Google Patents

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Description

本発明は、継手、および排水構造に関する。
特許文献1には、上流側の縦といと下流側の縦といを接続する継手が開示されている。この継手は、鉛直方向に延びた鉛直管と、鉛直管の側面から突出した枝管とで構成されている。上流側の縦といは、鉛直管の上端部に接続され、下流側の縦といは、鉛直管の下端部に接続される。この継手は、集中豪雨などの際に多量の雨水が流れた場合に、継手内部の雨水が枝管から外部にあふれ出て、上流側の縦といにつながったバルコニーに雨水が溜まりにくくなっている。
特開2011−89321号公報
ところで、前記継手にあっては、雨水をあふれさせるための枝管が、鉛直管から外側に向かって大きく突出しており、全体が大型化しやすい。また、このように縦とい同士を接続する継手が大型になることは、外観上好ましくなく、また、継手の設置場所が制限されやすい。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであって、集中豪雨により多量の雨水が流れるなどした場合に雨水を外部に排出でき、しかも大型化を抑制できる継手および排水構造を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明の継手は、上下方向に延び、上端部が上流側のとい部材に接続可能で下端部が下流側のとい部材に接続可能な流路部を備え、前記流路部は、前記上流側のとい部材に通じる上筒部と、前記上筒部の下方に位置し、前記下流側のとい部材に通じる下筒部を備え、前記上筒部は、下方ほど流路面積が小さくなった絞り部と、前記絞り部の下端に連続し、下方に向かって開口した連通口部を備え、上下方向と直交する一方向を前方としたとき、前記絞り部は、前記連通口部の前端部から上方に行くほど前方に位置するように傾斜した傾斜壁部を備え、前記下筒部は、前方に臨む前壁部を備え、前記前壁部の上端部は、前記連通口部よりも前方に離れて位置し、この上端部と前記傾斜壁部との間に、前方に向かって開口し、前記流路部内の雨水を外部にあふれさせるための排水口が形成され、前記前壁部の上端部が、前記連通口部の下端と同じ高さ又は前記連通口部の下端よりも上方に位置したことを特徴とする。
また、本発明の排水構造は、上流側のとい部材と、下流側のとい部材と、前記継手とを備えた排水構造であって、前記流路部の上端部に、前記上流側のとい部材が接続され、前記流路部の下端部に、前記下流側のとい部材が接続されたことを特徴とする。
本発明の継手および排水構造においては、集中豪雨により多量の雨水が流れるなどした場合に、流路部内の雨水が排水口を介してあふれ出る。このため、バルコニーなどが存在する、継手の上流側に、雨水が溜まりにくくなる。また、流路部内の雨水をあふれさせる排水口が、下筒部の前壁部の上端部と上筒部の絞り部の傾斜壁部との間に形成されるため、継手が前方に大きくなりにくい。このため、継手の大型化を抑制できる。
図1は、本発明の第1実施形態の継手を用いた排水構造の説明図である。 図2は、図1のA部の縦断面図である。 図3は、前記継手の分解斜視図である。 図4は、図1のA部の斜視断面図である。 図5は、本発明の第2実施形態の継手を用いた排水構造を示す縦断面図である。 図6は、第2実施形態の継手の分解斜視図である。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の継手1を含む排水構造の説明図である。この排水構造は、建物7のバルコニー70に降った雨水を、地面に設けられた側溝80に排出する。
本実施形態の排水構造は、排水経路を構成する部材として、ドレイン管90、排水升91、縦とい92、継手1、縦とい93、および雨水升94を備えている。
ドレイン管90は、バルコニー70に設けられている。ドレイン管90の下流側端部は、建物7の外壁71から屋外側に突出している。
ドレイン管90には、排水升91、縦とい92、継手1、および縦とい93が順に接続されている。すなわち、本実施形態において、継手1の上流側に接続されるとい部材、および継手1の下流側に接続されるとい部材は、縦とい92、93である。以下、継手1の上流側に接続される縦とい92を「上流側縦とい92」と記載し、継手1の下流側に接続される縦とい93を「下流側縦とい93」と記載する。
排水升91、上流側縦とい92、継手1、および下流側縦とい93は、外壁71に沿って、この順序で上方から順に配されている。なお、上流側縦とい92および下流側縦とい93は、取付具などを用いて外壁71に固定される。
バルコニー70に降った雨水は、ドレイン管90、排水升91、上流側縦とい92、継手1、および下流側縦とい93を順に介して、雨水升94に流れ込み、雨水升94から側溝80に排出される。
図2は、図1のA部の縦断面図である。なお、以下では、上下方向と直交した一方向であって、図2において矢印D1で示した方向を前方、図2において矢印D2で示した方向を後方として、継手1や縦とい92,93について説明する。なお、ここで規定する前方および後方は、継手1や縦とい92,93を設置した状態における方向を示すものではない。すなわち、継手1は、図1に示すように前面を外壁71とは反対側に向けた状態で設置されてもよいし、前面を外壁71側に向けた状態で設置されてもよい。また、継手1は、上方から見て、前面を外壁71の厚み方向と直交した方向に向けた状態で設置されてもよい。
本実施形態の上流側縦とい92および下流側縦とい93は、断面略矩形状の角形縦といである。なお、継手1は、断面円形の丸形縦とい同士を接続するものであってもよい。
図3に示されるように、継手1は、本体10、上板11、および外カバー12を備えている。
図2に示されるように、本体10の上端部には、上板11が設けられており、この本体10と上板11で、上下方向に延びた流路部13が構成されている。
本体10は、上流側縦とい92に通じる上筒部14と、上筒部14の下方に位置して、下流側縦とい93に通じる下筒部15で構成されている。すなわち、流路部13は、上筒部14と下筒部15を備えている。
流路部13の上端部を構成する上板11は、上筒部14の上縁部上に設けられている。上板11は、接着剤により上筒部14に結合されている。なお、上板11は、本体10に対して、接着剤を用いずに、掛止や嵌め込みによって固定されてもよい。また、上板11は、本体10と一体に形成されてもよい。
上板11は、略矩形枠状に形成されている。上板11の中央部には、上下に貫通し、上流側縦とい92の下端部に接続可能な上接続口部16が形成されている。上接続口部16は、上流側縦とい92の下端部の輪郭に合致した断面略矩形状である。継手1は、上接続口部16に上流側縦とい92の下端部を嵌め込むことで、上流側縦とい92に接続される。
上筒部14は、上方から下方に向かって順に形成された、導入部17、絞り部18、および連通口部19を備えている。
導入部17は、断面略矩形の筒状に形成されている。導入部17は、上接続口部16と同心である。また、導入部17は、上接続口部16に接続される上流側縦とい92とも同心である。
導入部17の四方の壁部は、鉛直であり、導入部17の流路面積(流路の断面積)は、上下方向に亘って一定である。上接続口部16に接続された上流側縦とい92の下流側開口97は、導入部17の内側に配される。
導入部17の下端から下方に延びた絞り部18は、下方ほど流路面積が小さくなった筒状に形成されている。連通口部19は、筒状に形成されており、絞り部18の下端から下方に延びている。
絞り部18の下端部の中心軸a1は、絞り部18の上端部の中心軸a2の後方に位置している。つまり、絞り部18の下端部は、上端部よりも後方に偏心している。
絞り部18は、前面を構成する傾斜壁部20を備えている。傾斜壁部20は、連通口部19の前端部から上方に行くほど前方に位置するように傾斜している。
筒状の連通口部19の中心軸方向は、鉛直である。連通口部19の流路面積は、上下方向に亘って一定である。連通口部19は下方に向かって開口している。上流側縦とい92から、導入部17に流れ込んだ雨水は、絞り部18を介して連通口部19に至り、連通口部19から下筒部15に流れる。
絞り部18の周壁部のうち、傾斜壁部20を除く三方の壁部は、導入部17の対応する壁部から下方に向かって延びている。これら三方の壁部は、鉛直である。
下筒部15は、上筒部14の連通口部19から下方に向かって順に形成された、流入部21と下接続口部22を備えている。
流入部21は、下方ほど流路面積が小さくなった筒状に形成されている。ただし、流入部21の流路面積は、上下方向に亘って連通口部19の流路面積よりも大きい。
流入部21は、前方に臨む鉛直な前壁部23を備えている。前壁部23の上端は、連通口部19の下端と同じ高さに位置している。なお、前壁部23は、連通口部19の下端よりも上方に突出してもよい。また、前壁部23の上端は、連通口部19よりも下方に位置してもよい。
前壁部23の上端部は、連通口部19よりも前方に離れて位置しており、連通口部19とは縁が切れている。連通口部19とこの前方の前壁部23の上端部の間には、上方に開口した開口24が形成されている。以下、この開口を「第1開口24」と記載する。
流入部21の前壁部23の上端部は、導入部17の前面よりも後方に位置し、傾斜壁部20の下方に位置している。前壁部23の上端部とこの上方の傾斜壁部20の間には、前方に開口した排水口25が形成されている。
排水口25は、第1開口24を介して流入部21の内部に通じている。このため、集中豪雨により排水経路に多量の雨水が流れ込んだり、上筒部14より下流側の排水経路においてごみ詰まりが生じたりした場合、流入部21内の雨水は、排水口25から流路部13の外にあふれ出る。この場合、第1開口24の周縁部があふれ縁となる。
流入部21の周壁部のうち、前壁部23を除く三方の壁部54,55(後側の壁部54、および左右の壁部55)のそれぞれの上端は、連通口部19につながっている。これら三方の壁部54,55は、下方ほど流路部13の中心に近づくように傾斜している。このため、図2中矢印d1に示すように、連通口部19から流入部21に流入した雨水は、これら三方の壁部54,55によって下接続口部22までスムーズに導かれる。また、絞り部18を設けて流入部21の上端部との間に第1開口24が形成されている。このため、通常の排水時には、上流側縦とい92から流れ込んで絞り部18を伝った雨水は、第1開口24から排出されにくく、確実に下流側縦とい93に導水される。
図4にも示されるように、流入部21の側壁部55の内面において、連通口部19よりも前側に位置する部分には、第1開口24から下方に向かって延びた三角形状の突部38が形成されている。突部38の後面39は、下方ほど前方に位置するように傾斜している。
突部38の後面39には、通常の排水時において、連通口部19から流入部21に流れ込んだ後に、第1開口24側に回り込もうとする雨水が当たる。このため、図4中矢印d2に示すように、連通口部19から流入部21に流れ込んだ雨水は、第1開口24側に向かって流れにくい。従って、通常の排水時に、流路部13内の雨水が排水口25から排出されることが抑制される。
また、連通口部19から流入部21に流入した後に、突部38の後面39に当たった雨水は、当該傾斜した後面39に沿って下方に誘導される。このため、流入部21に流入した雨水は、下接続口部22に向かってスムーズに流れる。
図2に示されるように、下接続口部22は、流入部21の下端から下方に延びた筒状に形成されている。下接続口部22は、導入部17と同心である。また、下接続口部22は、下接続口部22に接続される下流側縦とい93とも同心である。下接続口部22の流路面積は、連通口部19の流路面積よりも大きく、上下方向に亘って一定である。
下接続口部22の上部には、下接続口部22の外周面から外方に突出した鍔部40が設けられている。鍔部40の外周部には、下方に突出した位置規制部41が周方向に複数設けられている。
継手1は、下接続口部22が下流側縦とい93の上端部の内側に嵌め込まれ、かつ複数の位置規制部41の内側に下流側縦とい93の上端部が嵌め込まれることで、下流側縦とい93と接続される。この接続状態では、鍔部40が下流側縦とい93の上端面に載ることで、継手1の下方への移動が規制される。
図2および図3に示されるように、外カバー12は、上下に開口した筒状に形成されている。外カバー12は、接着剤によって本体10および上板11で構成された流路部13に結合されており、流路部13の周囲を囲んでいる。なお、外カバー12は、接着剤を用いずに、嵌め込みや掛止によって流路部13に固定されてもよい。また、外カバー12は、流路部13と一体に形成されてもよい。
外カバー12は、後方および下方に開口した箱状のカバー部42と、カバー部42の両側縁部のそれぞれから後方に向かって延びた側板部43,44と、両側板部43,44の後端部同士をつないだ後板部45を備えている。
外カバー12の両側板部43,44は、流路部13(本体10)の対応する外側面に沿って配されている。外カバー12の後板部45は、流路部13の後面に沿って配されている。
カバー部42は、水平断面形状が後方に向かって開口したコ字状(略C字状)のカバー部周板46と、カバー部周板46の内側空間の上方を覆うカバー部蓋板47で構成されている。
カバー部42は、流路部13(本体10)の前側に配されており、排水口25を外側から覆っている。このため、落葉などのごみや雨水が、排水口25を介して流路部13内に入り込むことが抑制される。
カバー部周板46の一部であって、カバー部42の前面を構成する前面部48は、図2に示されるように、流路部13から前方に離れている。流路部13の前側には、本体10とカバー部42で囲まれた排水用隙間49が形成されている。排水用隙間49は、排水口25に通じている。このため、排水口25からあふれ出た雨水(オーバーフロー水)は、排水用隙間49に流入する。
流路部13の下部(詳しくは下接続口部22)の前側には、流路部13とカバー部周板46の下端部とで囲まれた開口50が形成されている。以下、この開口50を「第2開口50」と記載する。
第2開口50は、排水口25よりも下方位置で下方に向かって開口している。排水用隙間49は、第2開口50からカバー部42の下方に通じている。このため、排水口25から排水用隙間49に流入した雨水は、第2開口50から継手1の外部に排出される。
作業者は、前述のように、流路部13の上端部に設けられた上接続口部16に上流側縦とい92の下端部を嵌め込み、流路部13の下端部に設けられた下接続口部22を下流側縦とい93の上端部に嵌め込んで、継手1を両縦とい92,93に接続する。このように両縦とい92,93を継手1により接続した状態では、上流側縦とい92の内部と下流側縦とい93の内部が、継手1の流路部13を介して通じる。
上流側縦とい92から流路部13内に流入した雨水は、通常、上筒部14および下筒部15を介して、下流側縦とい93に排出される。また、集中豪雨により排水経路に多量の雨水が流れ込むなどした場合には、流路部13内の雨水が第1開口24および排水口25を介して排水用隙間49にあふれ、この後、第2開口50から継手1の外部に排出される。
(第2実施形態)
次に第2実施形態について説明する。なお、以下の第2実施形態の説明では、第1実施形態と共通する構成には同一の符号を付し、共通する事項については説明を省略する。
図5に本実施形態の継手1を含む排水構造を示し、図6に本実施形態の継手1の分解斜視図を示す。
図5に示されるように、本実施形態の継手1は、外カバー12が下筒部15を備えており、本体10には下筒部15が設けられていない。すなわち、流路部13は、本体10の上筒部14、外カバー12の下筒部15、および上板11で構成されている。
また、本実施形態の継手1は、本体10がカバー部蓋板47を備えており、外カバー12にはカバー部蓋板47が設けられていない。すなわち、カバー部42は、本体10のカバー部蓋板47と、外カバー12のカバー部周板46で構成されている。
カバー部蓋板47は、本体10の導入部17の上端部から前方に向かって突出している。
本体10の絞り部18は、上端部と下端部が同心である。また、絞り部18は、導入部17と同心である。
図6に示されるように、外カバー12は、上下に開口した筒状の本体部51を備えている。本体部51は、水平断面形状が後方に向かって開口したコ字状(略C字状)で上下に開口したカバー部周板46と、カバー部周板46の両側縁部のそれぞれから後方に向かって延びた側板部43,44と、両側板部43,44の後端部同士をつないだ後板部45を備えている。
図5に示されるように、外カバー12は、本体部51に加えて、横板部52、下接続口部22、および前壁部23を備えている。横板部52は、後板部45の下部から前方に突出し、本体部51の両側板部43,44に間に架け渡されている。横板部52の中央部には上下に貫通した孔53が形成されている。
下接続口部22は、横板部52の孔53の周縁部から下方に向かって突出している。前壁部23は、横板部52の前端部から上方に向かって突出している。
下筒部15は、前壁部23、後板部45、両側板部43,44、横板部52、および下接続口部22で構成されている。本実施形態の流入部21は、下筒部15において下接続口部22よりも上流側の部分であり、前壁部23、後板部45、両側板部43,44、および横板部52で構成されている。
流入部21の前壁部23の上端から横板部52に至るまでの流路面積は、上下方向に亘って同じであり、また、連通口部19の流路面積よりも大きい。
流入部21の前壁部23の上端は、連通口部19の下端よりも上方に位置している。なお、前壁部23の上端は、連通口部19の下端と同じ高さに位置してもよいし、連通口部19よりも下方に位置してもよい。
流入部21の前壁部23の上端部は、絞り部18の前方に位置しており、この前壁部23の上端部と絞り部18の間に、上方に開口した第1開口24が形成されている。また、流入部21の前壁部23の上端部は、傾斜壁部20の下方に位置しており、この前壁部23の上端部と傾斜壁部20の間に、前方に開口した排水口25が形成されている。
連通口部19は、流入部21の内周面より内側に離れており、流入部21とは周方向に亘って縁が切れている。
下接続口部22は、連通口部19と同心である。継手1は、下接続口部22が下流側縦とい93の上端部の内側に嵌め込まれることで、下流側縦とい93と接続される。この接続状態では、横板部52が下流側縦とい93の上端面に載ることで、継手1の下方への移動が規制される。
以上説明した、第1実施形態および第2実施形態の継手1は、以下の特徴を有している。継手1は、流路部13を備える。流路部13は、上下方向に延び、上端部が上流側のとい部材(上流側縦とい92)に接続可能で下端部が下流側のとい部材(下流側縦とい93)に接続可能である。流路部13は、上流側のとい部材に通じる上筒部14と、上筒部14の下方に位置し、下流側のとい部材に通じる下筒部15を備える。上筒部14は、下方ほど流路面積が小さくなった絞り部18と、絞り部18の下端に連続し、下方に向かって開口した連通口部19を備える。上下方向と直交する一方向を前方としたとき、絞り部18は、連通口部19の前端部から上方に行くほど前方に位置するように傾斜した傾斜壁部20を備える。下筒部15は、前方に臨む前壁部23を備える。前壁部23の上端部が連通口部19よりも前方に位置する。前壁部23の上端部と傾斜壁部20との間に、前方に向かって開口し、流路部13内の水を外部にあふれさせるための排水口25が形成される。
この特徴を有する継手1は、集中豪雨により排水経路に多量の雨水が流れ込むなどした場合に、流路部13内の雨水が排水口25を介してあふれる。このため、バルコニー70などが存在する、継手1の上流側に、雨水が溜まりにくくなる。
また、流路部13内の雨水をあふれさせる排水口25が、下筒部15の前壁部23の上端部と上筒部14の絞り部18の傾斜壁部20との間に形成されるため、継手1が前方に大きくなりにくい。このため、継手1の大型化を抑制できる。また、これにより、継手1の外観が向上し、また、継手1の設置場所が制限されにくい。
また、第1実施形態および第2実施形態の継手1は、以下に示す付加的な特徴を有している。継手1は、流路部13の前側に設けられて、排水口25を覆うカバー部42を備える。カバー部42と流路部13の間に、排水口25よりも下方位置で下方に向かって開口し、前記排水口25からあふれた雨水を下方に排出するための開口50(第2開口50)が形成される。
この特徴を有する継手1は、排水口25からあふれた水が、開口50から排出される。また、排水口25がカバー部42で覆われるため、落葉などのごみや雨水が排水口25を介して流路部13内に入り込みにくい。
また、第1実施形態および第2実施形態の排水構造は、以下に示す特徴を有している。排水構造は、上流側のとい部材(上流側縦とい92)と、下流側のとい部材(下流側縦とい93)と、前述の継手1とを備える。流路部13の上端部に、上流側のとい部材が接続される。流路部13の下端部に、下流側のとい部材が接続される。
この特徴を有する排水構造は、集中豪雨により排水経路に多量の雨水が流れ込むなどした場合に、流路部13内の雨水が排水口25を介してあふれる。このため、バルコニー70などが存在する、継手1の上流側に、雨水が溜まりにくくなる。
なお、第1実施形態および第2実施形態におけるカバー部42は、省略可能である。
また、第1実施形態および第2実施形態の継手1は、上流側縦とい92と下流側縦とい93を接続する縦とい用継手であるが、これに制限されない。継手1の上流側および下流側に接続されるとい部材は、例えば呼びといやエルボ、排水升であってもよい。
また、継手1を含む排水構造は、バルコニー70の水を排出するものに制限されず、ベランダの水や軒樋の水などを排出するための排水構造であってもよい。
また、この他、第1実施形態および第2実施形態の継手1および排水構造は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更可能である。
1 継手
13 流路部
14 上筒部
15 下筒部
18 絞り部
19 連通口部
20 傾斜壁部
23 前壁部
25 排水口
42 カバー部
50 開口(第2開口)
92 上流側のとい部材(上流側縦とい)
93 下流側のとい部材(下流側縦とい)

Claims (3)

  1. 上下方向に延び、上端部が上流側のとい部材に接続可能で下端部が下流側のとい部材に接続可能な流路部を備え、
    前記流路部は、
    前記上流側のとい部材に通じる上筒部と、
    前記上筒部の下方に位置し、前記下流側のとい部材に通じる下筒部を備え、
    前記上筒部は、
    下方ほど流路面積が小さくなった絞り部と、
    前記絞り部の下端に連続し、下方に向かって開口した連通口部を備え、
    上下方向と直交する一方向を前方としたとき、
    前記絞り部は、
    前記連通口部の前端部から上方に行くほど前方に位置するように傾斜した傾斜壁部を備え、
    前記下筒部は、
    前方に臨む前壁部を備え、
    前記前壁部の上端部は、前記連通口部よりも前方に離れて位置し、この上端部と前記傾斜壁部との間に、前方に向かって開口し、前記流路部内の雨水を外部にあふれさせるための排水口が形成され
    前記前壁部の上端が、前記連通口部の下端と同じ高さ又は前記連通口部の下端よりも上方に位置したことを特徴とする継手。
  2. 前記継手は、
    前記流路部の前側に設けられて、前記排水口を覆うカバー部を備え、
    前記カバー部と前記流路部の間に、前記排水口よりも下方位置で下方に向かって開口し、前記排水口からあふれた水を下方に排出するための開口が形成されたことを特徴とする請求項1に記載の継手。
  3. 上流側のとい部材と、
    下流側のとい部材と、
    請求項1または請求項2に記載の継手とを備えた排水構造であって、
    前記流路部の上端部に、前記上流側のとい部材が接続され、
    前記流路部の下端部に、前記下流側のとい部材が接続されたことを特徴とする排水構造。
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