JP4145933B2 - 樋継手 - Google Patents
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下記特許文献にはこのような排水構造としたものが各々開示されており、下記特許文献1には、竪樋と湾曲樋部材(樋継手)との連結部に竪樋の抜け移動を阻止するための突起部が設けられたものが記載されている。
また下記特許文献2には、短筒状体(樋継手)の外周面筒方向中程の位置に、凸条が設けられ、またその上端から下方へは、廻り傾斜して凹所(複数の溝)が刻設されたものが記載されており、このような構造とすることにより、樋継手の連結部分から、雨水が流出することを防いでいる。
即ち、樋継手を集水体と竪樋、或いは竪樋同士等を連結させる際に用いる場合、水漏れ或いは水の浸入防止等の観点から、流入側となる流水口は、外嵌されて連結される構造とする一方、流出側となる流水口は、内嵌されて連結される構造とすることが多く、これに応じて上述のような突起部等が形成されていた。
しかしながら、現場の施工や部品点数の削減、製品コストの観点から、樋継手がいずれの向きにおいても連結可能なものが望まれている。
例えば、軒樋の下流端に設置された集水体に集水された雨水等は、排水口の大きさに比例して排水されるが、豪雨等のように多量の雨水等が流れ込んだ場合には、樋継手の排水性が悪いと、集水体から排水しきれない雨水等が溢れ出てしまうという問題があった。またボール等の侵入物が侵入すると、前記侵入物が集水体の集水口を塞いでしまい、雨水等をスムーズに排水できないばかりでなく、上述の場合と同様に集水体に雨水等が貯水されて、やがて集水体から溢れ出てしまうという問題があった。
また、ボール等の侵入物が侵入した後、これを除去する場合には、高所に設置された集水体の更に上方から手を差し入れて、前記ボール等を除去しなければならず、除去作業が困難なうえ、危険を伴うという問題もあった。
請求項1に係る樋継手は、流水口を有した本体筒部と、その本体筒部から流水口を有した樋連結筒を分岐突設した樋継手において、
それぞれの上記流水口の端部には、竪樋或いは集水体下方の開口端を、その内、外周の両面から挟むようにして挿着させる嵌合溝が設けられ、且つ、前記本体筒部は、開口底を有しており、該開口底には、棒状体を立設した蓋が取り外し可能に装着されていることを特徴とする。
請求項1に係る樋継手によれば、流水口の端部には、竪樋或いは集水体下方の開口端を、その内、外周の両面から挟むようにして挿着させる嵌合溝が設けられているので、本体筒部、樋連結筒のいずれの流水口においても、竪樋或いは集水体下方の開口端をしっかりと内嵌させることができる。また、流水口を上流、下流のどちらの向きに挿着させても、水漏れし難い態様で竪樋同士或いは集水体と竪樋とを連結させることができる。
又、本体筒部は、開口底を有しており、該開口底には、棒状体を立設した蓋が取り外し可能に装着されているため、侵入物が侵入しても、棒状体がその侵入を阻止し、侵入物が本体筒部内を塞ぐことを阻止できる。
また、棒状体の設置向きをコントロールすることにより、流入してくる雨水等の流れを排水側へとスムーズに整流する効果が期待できる。
更に内面側壁部には、内周面側を低くした傾斜縁が形成されているので、本体筒部を流下する水が内面側壁部の縁部に溜まることがなく、一層防水性、排水性のよい樋継手とすることができる。
図1は、本発明の一例である樋継手の全体斜視図、図2は、図1に示した樋継手の概略縦断面図、図3(a)、(b)は、図1に示した樋継手の要部部分拡大断面図、図4(a)〜(c)は、本発明の使用例を説明した図である。
ここで、この溝形成壁81は、流水口2の端部2aの内周面全周に形成されるものであってもよいし、所定の間隔をもって部分的に形成されるものとしてもよい。
また蓋6の内面底部6aの中央には、筒状に突起した挿着受部6cが設けられており、棒状体7は該挿着受部6cに立設させて構成される。
なお、棒状体7は、着脱可能とせず、挿着受部6cに固着させたものであってもよい。
またこのような棒状体7は、流れ込んでくる雨水等の排水を排水側へ誘導する整流効果も期待でき、該棒状体7の設置方向をコントロールすることにより、排水をスムーズに行うことができる。
なお、棒状体7の形状は図例のものに限られず、棒状体7の外周胴部に螺旋溝を形成したものとしてもよい。これによれば、一層の整流効果が期待できる。また、棒状体7は、軽量化を図るため、中空管体としてもよい。
なお、ここではいずれも本体筒部3に設けられた流水口2と竪樋9が連結された例を示しているがこれに限られず、樋連結筒4の流水口2と竪樋9が図例と同様に連結可能な点は言うまでもない。
またここでは図示していないが、流水口2の上流側に集水体10が配置される場合においても、集水体10の開口端(不図示)を該嵌合溝8に挿着させ、互いを連結させることができる(図4(a)参考)。
このように傾斜縁82が形成されているので、本体筒部3を流下する水が内面側壁部81aの縁部に溜まることがなく、一層防水性、排水性のよい樋継手とすることができる。
図4(a)は、流水口2の上流側に集水体10、下流側に竪樋9が連結された使用例を示している。即ち、樋継手1を介して集水体10と竪樋9を連結した例である。図4(b)(c)は、流水口2の下流側に竪樋9が連結された状態を示している。即ち竪樋9同士を連結した例である。
集水体10は、図4(a)〜(c)に示すように上方が開放された箱状に形成されており、その一側壁には従来同様、軒樋の下流端が連通され、また中央には、貫通された集水口が形成されている。ここで、集水体10とは、本実施例で例示したものに限定されるものではなく、例えば、受け升、ドレン等の集水器具の総称を意味しており、その形状も丸型、角型等に限定されるものではない。図中、11はエルボである。
なおここでは、樋継手1以外の連結部分はエルボ11を用いて連結しているが、ここに樋継手1を用いることができる点は言うまでもない。
2 流水口
3 本体筒部
4 樋連結筒
5 開口底
6 蓋
6a 内面底部
7 棒状体
8 嵌合溝
81 溝形成壁
81a 内面側壁部
81b 外面側壁部
82 傾斜縁
9 竪樋
10 集水体
11 エルボ
Claims (2)
- 流水口を有した本体筒部と、その本体筒部から流水口を有した樋連結筒を分岐突設した樋継手において、
それぞれの前記流水口の端部には、竪樋或いは集水体下方の開口端を、その内、外周の両面から挟むようにして挿着させる嵌合溝が設けられ、且つ、前記本体筒部は、開口底を有しており、該開口底には、棒状体を立設した蓋が取り外し可能に装着されていることを特徴とする樋継手。 - 請求項1において、
嵌合溝は、竪樋或いは集水体下方の開口端を挿嵌させる溝形成壁を有しており、該溝形成壁は、本体筒部の内面側壁部を外面側壁部よりも低く形成し、且つ該内面側壁部には、内周面側を低くした傾斜縁を形成していることを特徴とする樋継手。
Priority Applications (1)
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JP2006041967A JP4145933B2 (ja) | 2006-02-20 | 2006-02-20 | 樋継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006041967A JP4145933B2 (ja) | 2006-02-20 | 2006-02-20 | 樋継手 |
Publications (2)
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2006
- 2006-02-20 JP JP2006041967A patent/JP4145933B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2007218020A (ja) | 2007-08-30 |
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