JP5385092B2 - 取水継手 - Google Patents

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Description

本発明は、竪樋の経路途中に設置されて、取水した雨水を雨水貯溜タンクに導く取水継手に関するものである。
近年、地球温暖化による気候変動で、日本の気候も亜熱帯地方に近づいてきている。それに伴い、乾期には殆ど雨が降らず、ダムや湖の水位が低下して水不足となるため、各地で水道水の給水制限が実施され、庭の植物に充分量の水を与えることも難しくなっている。その一方、短時間で非常に激しい雨が降る局地的豪雨も珍しくなくなってきており、このように一時に大量の雨が降ると、雨水の排水施設や処理場の容量をオーバーして、所謂、都市型洪水などを引き起こす危険性がある。
このような事情から、家屋の屋根に降った雨水を雨水貯溜タンクに一時貯溜し、洗車や植物の水やり等に有効活用することで、排水施設や処理場の負担を軽減することが求められている。
上記の要望に応えるため、取水ケース部の底板部に、上下方向に貫通する筒体部が設けられた取水器を竪樋の経路途中に設置した雨樋用集水装置が提案された(特許文献1)。
この特許文献1の雨樋用集水装置は、上側竪樋から流れ落ちてきた雨水が、筒体部と取水ケース部の間に形成された空間に流入し、取水排出部を通して貯水タンクに貯溜することができるようにしたものである。
特開2005−009155号公報
しかしながら、上記特許文献1の雨樋用集水装置の取水器は、上側竪樋から流下してきた雨水の大半が、筒体部と取水ケース部の間に形成された空間には流入せずに、そのまま筒体部の内部に流入して下側竪樋へと流れ落ちていってしまうため、取水効率が悪いという問題があった。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたもので、その解決しようとする課題は、竪樋から流下する雨水を効率よく取水することができる取水継手を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る取水継手は、上側の竪樋が接続される上部接続口と、下側の竪樋が接続される下部接続口と、取水した雨水を排出する排水口とを有した、竪樋の経路途中に設置される取水継手であって、取水継手内部において、上側の竪樋の下方で、且つ、取水した雨水を一時貯溜する一時貯溜部よりも上方に傾斜面を形成し、傾斜面の下端は開口しており、傾斜面下端の開口を区切って2以上の開口部を形成したことを特徴とするものである。
本発明の取水継手においては、上記傾斜面が、上側の竪樋の内壁面よりも内側、又は、竪樋の内壁面の内側と外側に跨がって形成されることが好ましい。また、上記傾斜面が、取水継手の中心部から取水継手の内壁面に向って傾斜するように形成されており、傾斜面下端の位置における取水継手の横断面積が竪樋の横断面積よりも大きくて、傾斜面下端の開口部の下方に、取水継手の内壁面から内側に向って張り出す環状壁を周設し、その環状壁と取水継手の内壁面との間に形成される空間を一時貯溜部とした取水継手が好ましく、上記傾斜面が截頭円錐形であって、その頂部に上端開口を形成した取水継手がより好ましい。特に、取水継手が、上部接続口と傾斜面を有する上側部材と、排水口と一時貯溜と下部接続口を有する下側部材とで構成されていることが極めて好ましい。
本発明の取水継手は、取水継手内部の上側竪樋より下方に傾斜面を形成しているので、竪樋の内壁面に沿って流下してきた雨水の多くは傾斜面の上に落下し、その雨水は傾斜面を伝って下端開口から傾斜面の下方に位置する一時貯溜部へと導かれ、排水口から雨水貯溜タンクへと排出される。このように、取水継手内部に傾斜面を形成することで、竪樋から流下してきた雨水の多くを取水することができるようになるので、取水効率が非常に高い。また、2以上の開口部を形成するために、傾斜面下端の開口を区切った仕切りによってゴミを捕集することができるようになり、雨水貯溜タンクに排出される雨水にゴミが混じりにくくなる。
また、上記傾斜面が、上側の竪樋の内壁面よりも内側、又は、竪樋の内壁面の内側と外側に跨がって形成された取水継手は、傾斜面を上側竪樋の内壁面よりも内側、又は、竪樋の内壁面の内側と外側に跨がって形成することで、竪樋の内壁面を伝って流下してきた雨水が確実に傾斜面上に落下することになるので、より一層効率よく雨水を取水することができる。
更に、上記傾斜面が、取水継手の中心部から取水継手の内壁面に向って傾斜するように形成されており、傾斜面下端の位置における取水継手の横断面積が竪樋の横断面積よりも大きくて、傾斜面下端の開口部の下方に、取水継手の内壁面から内側に向って張り出す環状壁を周設し、その環状壁と取水継手の内壁面との間に形成される空間を一時貯溜部とした取水継手は、傾斜面を取水継手の中心部から取水継手の内壁面に向って傾斜するように形成したことに加えて、環状壁と取水継手の内壁面との間に形成された一時貯溜部を傾斜面下端の開口部の下方に位置させることで、竪樋の内壁面に沿って流下してきた雨水の殆どを効率よく取水することができるようになる。また、竪樋よりも横断面積の小さい箇所(竪樋の内部も含む)で雨水の流路の別れ道を作ってしまうとゴミが詰まり易くなってしまうが、本願のように、竪樋の横断面積よりも大きい箇所に開口部を形成することで、ゴミ詰まりを防止することができると共に、取水効率がより一層向上する。
また、上記傾斜面が截頭円錐形であって、その頂部に上端開口を形成した取水継手は、豪雨時のように、雨水が竪樋の内部を略満たして閉塞しながら流下してくる場合であっても、取水継手の中心部に形成された傾斜面の上端開口から下側竪樋へと雨水が流下するので、取水継手と上側竪樋の接続部から雨水が溢れ出してしまう心配がない。また、傾斜面を截頭円錐形にすることで傾斜面がなだらかになり、雨水の流れを妨げる突出した部位が一切なくなるので、ゴミが傾斜面上に引っ掛かりにくくなると共に、取水効率が更に向上する。
特に、取水継手が、上部接続口と傾斜面を有する上側部材と、排水口と一時貯溜と下部接続口を有する下側部材とで構成された取水継手は、上側部材と下側部材のセパレート型にすることで成形が容易となり、しかも、その上側部材と下側部材を接続するだけで、上記のような、取水効率のよい取水継手を得ることができる。また、メンテナンスの際は、上側部材と下側部材を分割すると、傾斜面やその開口部、及び、一時貯溜部の清掃が容易となるので、メンテナンス性も良好となる。
本発明の一実施形態に係る取水継手を示す図であって、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A断面図である。 同取水継手の要部である傾斜面を示す斜視図である。 同取水継手を構成する下側部材の平面図である。 同取水継手を設置した状態を示す概略図である。
以下、図面を参照して本発明の具体的な実施形態を詳述する。
図1に示す本発明の取水継手Jは、家屋の屋根に降った雨水を、図4に示す雨水貯溜タンクTに一時貯溜することで、乾期の水不足に備えると共に、豪雨時の都市型洪水の被害を少しでも軽減するために開発された合成樹脂製の継手である。
この取水継手Jは、図1の(b)に示すように、上側の竪樋5Aが挿入接続される上部接続口1aを有する円筒の上側部材1と、下側の竪樋5Bが差込み接続される下部接続口2aを有する円筒の下側部材2とで構成されたもので、図4に示すように、竪樋5の経路途中に設置される。
尚、本実施形態では、竪樋5が円筒であるので、取水継手Jも円筒形に形成されているが、竪樋5が角筒である場合は、取水継手Jの上側部材1及び下側部材2もそれに対応する形状に形成すればよいことは言うまでもない。
取水継手Jを設置する竪樋5には特に統一の規格がないため、その外径寸法も様々である。従って、上側部材1の上部接続口1aの内径は、図1の(b)に示すように、汎用性を持たせるために竪樋5の外径よりも大きくなっている。このように、上部接続口1aの内径を竪樋5の外径よりも大きく形成することで、様々な竪樋の経路途中に設置することができるようになるばかりか、上部接続口1a内部の体積が増加するので、豪雨時でも上側部材1から雨水が溢れ出してしまうことがなくなる。
また、上側部材1の下端部には、後述する下側部材2の受口2dの内側に差込み接続できるように縮径された差込み口1bが形成されている。この上側部材1の差込み口1bを下側部材2の受口2dの内側に差し込むことで、上側部材1と下側部材2が一体化されて簡単に取水効率のよい取水継手Jを得ることができる。
尚、上側部材1と下側部材2とは、メンテナンス(主に内部の清掃)を考慮して、接着剤を塗布しないで接続される。
図1の(a),(b)に示すように、上記上側部材1の内部には、傾斜面3が形成されている。この傾斜面3は、図2に示すように、偏平な截頭円錐形であって、取水継手Jの中心部から取水継手Jの内壁面(差込み口1bの内壁面)に向って斜め下方に傾斜するように形成されており、傾斜面3下端の位置における取水継手の横断面積(傾斜面3下端の位置における取水継手の半径の二乗×円周率)は、竪樋5の横断面積よりも大きくなるように形成されている(換言すれば、竪樋5の直径よりも傾斜面3下端の位置における取水継手の直径のほうが大きい)。また、その頂部には上端開口3aが形成されていると共に、下端も開口しており、この下端開口を6つの仕切片3cで等間隔(60°間隔)に区切ることで6つの開口部3bが形成されている。このように、傾斜面3を截頭円錐形にすることで、傾斜面3がなだらかになって突出した部位(抵抗となる部位)がなくなるので、ゴミが傾斜面3上に引っ掛かりにくくなる。また、竪樋5の横断面積よりも大きい箇所に開口部3bを形成することで、ゴミ詰まりを防止することができると共に、取水効率がより一層向上する。
上記仕切片3cは、図1の(a)に示すように、その先端が上側部材1の内壁面に当接するまで傾斜面3の中心部から外側に向って突出しており、仕切片3cの先端が上側部材1の内壁面に当接することで上側部材1と傾斜面3が一体化されている。この仕切片3cは、傾斜面3の下端開口を区切るためのみならず、この仕切片3cで雨水と共に流れてきたゴミを捕集し、ゴミが取り除かれたきれいな雨水だけが雨水貯溜タンクTに排出されるようになっている。
尚、傾斜面3の下端開口を区切る仕切片3cは、少なくとも2以上あればその効果を奏するものであるが、4〜8つ程度が特に好ましい。また、図示はしないが、より細かいゴミを捕集するために、網目状の仕切片で傾斜面3の下端開口を区切って、開口部3bを形成してもよい。
上記傾斜面3は、図1の(b)に示すように、上側部材1の上部接続口1aに上側の竪樋5Aを挿入接続した際、その上側の竪樋5Aの下端よりも下方で、後述する一時貯溜部4よりも上方に位置するように形成されている。また、この傾斜面3の斜面部分は、上側の竪樋5Aの内壁面よりも内側に位置するように形成されており、仕切片3c及び開口部3bは竪樋5Aの内壁面の内側と外側に跨がって形成されている。
このような傾斜面3を上側部材1の内部に形成することで、上側の竪樋5Aから流下してきた雨水は傾斜面3に落下し、傾斜面3の傾斜に沿って流れたのち、開口部3bより後述する一時貯溜部4へと導かれる。通常の雨量では、雨水は竪樋5の内壁面に沿って流下してくるので、そこから落下した雨水の大半は傾斜面3の上に落ち、そこから開口部3bを経て一時貯溜部4へと導かれるので、取水効率が極めて良好である。その一方、豪雨の際は、雨水が竪樋5の内部を略満たして閉塞しながら流下してくるが、その大半は中心部に形成された上端開口3aより下側の竪樋5Bへと流下し、上部接続口1aと上側の竪樋5Aの隙間より雨水が溢れ出してしまう心配もない。
このような傾斜面3は、上側部材1と一体成形されたものであるが、傾斜面3を別体で成形したのち、上側部材1と一体化してもよい。
次に、上記のような構成の上側部材1と共に取水継手Jを構成する下側部材2は、図1の(b)に示すように、その下端部に下側の竪樋5Bが差込み接続される下部接続口2aが形成されている。また、その上端部は拡径されて、前述した上側部材1の差込み口1bが差込み接続される受口2dが形成されており、その下方の側面には、取水した雨水が排出される排水口2bが形成されている。この下部接続口2aには筒部2cが設けられており、その筒部の上部20cは、底壁4cよりも上方へ突出していると共に、筒部の下部21cには、様々なサイズの竪樋5を差込み接続できるように側面に段部が形成されている。
図1の(b)に示すように、上記下側部材2の内部には、下側部材2の内壁面から上記筒部の上部20cに向って底壁4cが突設されており、この底壁4cと筒部の上部20cとで下側部材2の内壁面に周設される環状壁が形成されている。そして、この環状壁の内周面と下側部材2の内壁面との間に形成された空間が、前述した傾斜面3の開口部3bから落下してきた雨水を一時貯溜するための一時貯溜部4となっている。この一時貯溜部4は、前述した傾斜面3の開口部3bの下方(真下)に位置するように形成されており、これによって、傾斜面3の開口部3bから落下してきた雨水の大半が一時貯溜部4に一時貯溜されて、排水口2bより排出されるようになっている。
上記一時貯溜部4には、図1の(b)、図3に示すように、その内周側の一部(排水口2b側)に内側へせり出したポケット部4dが形成されており、そのポケット部4dの底面に、雨水を下方に排出する水抜き孔4aが穿孔されている。
また、このポケット部4dの外側には雨水溜壁4bが立設されて一時貯溜部4と排水口2bとの間に段差が設けられている。これによって、降り始めのゴミが混じった少量の雨水は、雨水貯溜タンクTに排出されることなくポケット部4dへと導かれて、水抜き孔4aから下方に排出されるので、きれいな雨水だけを雨水貯溜タンクTに送り込むことができるようになっている。この水抜き孔4aの直径が大きすぎると、傾斜面3の開口部3bから流下してきた雨水の殆どが水抜き孔4aから排出されてしまうので、3mm程度の孔径にすることが好ましい。また、ポケット部4dを形成せずに、水抜き孔4aを単に底壁4cに穿孔しても、雨水を一時貯溜することは可能であるが、このようにすると、水抜き孔4aから排出された雨水が、下側の竪樋5Bの外周面を伝って流下し、下側の竪樋5Bの外周面を濡らしてしまう。しかしながら、本実施形態のように、内側にせり出すポケット部4dを形成し、そのポケット部4dに水抜き孔4aを穿孔することで、下側の竪樋5Bの内周面を伝って雨水が流下し、下側の竪樋5Bの外周面を濡らしてしまうことがなくなるので、より好ましい態様となる。
上記一時貯溜部4と連通された排水口2bは、一時貯溜部4で一時貯溜した雨水を雨水貯溜タンクTに送り込むためのもので、その外周に導入管6を差し込むことで、取水継手Jと雨水貯溜タンクTが連結されている。
また、図1の(b)に示すキャップ7は、排水口2bに脱着自在に取付けられるもので、雨水貯溜タンクTの貯溜量が一杯になったとき、排水口2bにこのキャップ7を取付けると、取水継手Jで取水した雨水が雨水貯溜タンクTに導入されないようになっており、平常は取り外されている。
以上のような上側部材1と下側部材2とで構成される取水継手Jは、図4に示すように、竪樋5の経路途中に設置されるものである。この取水継手Jの設置は、雨水貯溜タンクTよりも上方の箇所の竪樋5を切断、或いは、切欠くことで、竪樋5を上側の竪樋5Aと下側の竪樋5Bに分離する。次に、上側部材1の上部接続口1aの奥まで上側の竪樋5Aの下端を挿入することで上側の竪樋5Aと上側部材1を接続する共に、下側の竪樋5Bの上端を下側部材2の下部接続口2aに形成された筒部2cの外周に差込んで、下側の竪樋5Bと下側部材2を接続する。そして、上側部材1を上側の竪樋5Aに沿って下向きにスライドさせて上側部材1の差込み口1bを下側部材2の受口2dの内部に差し込むことで上側部材1と下側部材2を一体化し、導入管6の一端を下側部材2の排水口2bに接続すると共に、導入管6の他端を雨水貯溜タンクTに接続することで、取水継手Jと雨水貯溜タンクTを連結して取水継手Jの設置が完了する。
上記のように、取水継手Jを竪樋5の経路途中に設置すると、家屋の屋根に降って竪樋5の内壁面に沿って流下してきた雨水の大半は傾斜面3に落下し、開口部3bより一時貯溜部4に導かれて、排水口2bから導入管6を経て雨水貯溜タンクTの内部へと流入する。このように、竪樋5から流下してきた雨水の多くを取水継手Jによって取水することができるので、取水効率が極めて高い。また、開口部3bを区切る仕切片3cや雨水溜壁4bを形成することで、ゴミの混じっていないきれいな雨水だけが雨水貯溜タンクTに流入されるので、植物の水やりや洗車などは勿論のこと、雨水貯溜タンクT内の清掃を頻繁に行う必要もない。また、取水継手Jのメンテナンスの際は、上側部材1と下側部材2を分割するだけで、傾斜面3やその開口部3b、一時貯溜部4など、ゴミが付着し易い箇所の清掃が容易となり、メンテナンス性も高い。
J 取水継手
1 上側部材
1a 上部接続口
1b 差込み口
2 下側部材
2a 下部接続口
2b 排水口
2c 筒部
2d 受口
3 傾斜面
3a 上端開口
3b 開口部
3c 仕切片
4 一時貯溜部
4a 水抜き孔
4b 雨水溜壁
4c 底壁
4d ポケット部
5 竪樋
5A 上側の竪樋
5B 下側の竪樋
6 導入管
7 キャップ
T 雨水貯溜タンク

Claims (5)

  1. 上側の竪樋が接続される上部接続口と、下側の竪樋が接続される下部接続口と、取水した雨水を排出する排水口とを有した、竪樋の経路途中に設置される取水継手であって、
    取水継手内部において、上側の竪樋の下方で、且つ、取水した雨水を一時貯溜する一時貯溜部よりも上方に傾斜面を形成し、
    傾斜面の下端は開口しており、
    傾斜面下端の開口を区切って2以上の開口部を形成したことを特徴とする取水継手。
  2. 上記傾斜面が、上側の竪樋の内壁面よりも内側、又は、竪樋の内壁面の内側と外側に跨がって形成されていることを特徴とする請求項1に記載の取水継手。
  3. 上記傾斜面が、取水継手の中心部から取水継手の内壁面に向って傾斜するように形成されており、傾斜面下端の位置における取水継手の横断面積が竪樋の横断面積よりも大きくて、傾斜面下端の開口部の下方に、取水継手の内壁面から内側に向って張り出す環状壁を周設し、その環状壁と取水継手の内壁面との間に形成される空間を一時貯溜部としたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の取水継手。
  4. 上記傾斜面が截頭円錐形であって、その頂部に上端開口を形成したことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の取水継手。
  5. 取水継手が、上部接続口と傾斜面を有する上側部材と、排水口と一時貯溜と下部接続口を有する下側部材とで構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の取水継手。
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