JP2010242372A - 雨水貯留装置及びその集水筒 - Google Patents
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Abstract
【課題】屋根に降った雨水を、既存の立て樋を用いて効率よく貯留タンクに給水し、更に、貯留タンクが満水になった場合には、その余剰の雨水を、既存の立て樋の下水管より排水するようにして、既存の下水管以外の排水溝の工事を不要にする。
【解決手段】上部に雨水取入部10aを設けた外筒10と、該外筒10の内部に設けられて上部に雨水流入口22を設け、下部に雨水排出口11cを有する内筒11と、前記外筒10と内筒11との間に形成され、上部に前記雨水取入部10aから落下する雨水を流入する開口部18aを有し、下部に底板16を有する集水室18と、前記集水室18の下部に連通した雨水取出口6とを有する集水筒5と、前記集水筒5とは別に設けた貯留タンクとからなり、前記集水筒5の雨水取出口6と前記貯留タンクとを給水管7で連通し、前記集水筒5における前記内筒11の雨水流入口22を、前記貯留タンクの所定の満水位の高さに設定する。
【選択図】図2
【解決手段】上部に雨水取入部10aを設けた外筒10と、該外筒10の内部に設けられて上部に雨水流入口22を設け、下部に雨水排出口11cを有する内筒11と、前記外筒10と内筒11との間に形成され、上部に前記雨水取入部10aから落下する雨水を流入する開口部18aを有し、下部に底板16を有する集水室18と、前記集水室18の下部に連通した雨水取出口6とを有する集水筒5と、前記集水筒5とは別に設けた貯留タンクとからなり、前記集水筒5の雨水取出口6と前記貯留タンクとを給水管7で連通し、前記集水筒5における前記内筒11の雨水流入口22を、前記貯留タンクの所定の満水位の高さに設定する。
【選択図】図2
Description
本発明は、雨水貯留装置及びその集水筒に関する。
従来、家屋の屋根から流れた雨水は、一般に雨樋に収集されて下水管等へ排水される。
近年、集中豪雨による浸水被害の防止、災害時用の飲料水の確保、家庭菜園用の水等として、雨水を収集して貯留タンクに貯水し、これを利用することが行われている。
近年、集中豪雨による浸水被害の防止、災害時用の飲料水の確保、家庭菜園用の水等として、雨水を収集して貯留タンクに貯水し、これを利用することが行われている。
このような雨水の貯留装置として従来、図10に示すものが知られている。
この従来装置は、図10に示すように、家屋101の屋根102に降った雨水を軒樋103と立て樋104で収集し、この立て樋104の途中に雨水分流部105を設けて、立て樋104内を落下する雨水の一部を雨水分留部105からホース106によって雨水貯留タンク107へ分流して溜めるようになっている。
この従来装置は、図10に示すように、家屋101の屋根102に降った雨水を軒樋103と立て樋104で収集し、この立て樋104の途中に雨水分流部105を設けて、立て樋104内を落下する雨水の一部を雨水分留部105からホース106によって雨水貯留タンク107へ分流して溜めるようになっている。
前記従来の雨水貯留装置において、図10に示すように、雨水分流部105が雨水貯留タンク107よりも上部に配置されていると、雨水貯留タンク107の上部に排水口108を設ける必要がある。
すなわち、雨水貯留タンク107の上部には空気抜き口109が必要であるため、雨水貯留タンク107が満杯になった場合に、空気抜き口109からタンク内の雨水が溢れ出ないように前記排水口108を設ける必要がある。
このように雨水貯留タンク107に排水口108を設けることは、該排水口108の下方の地表に、前記立て樋104の下部の下水管110とは別に排水溝111が必要になる。
そのため、雨水貯留タンク107の設置場所が制限されるか、前記立て樋104部の下水管110以外に前記の排水溝111を設ける工事が必要になる。
また、前記のホース106が細く、かつ、立て樋104部から雨水貯留タンク107までの距離が長い場合には、ホース106内での雨水の流通抵抗が大きく、雨水の流れが悪くなり、雨水貯留タンク107への雨水の給水効率が低くなるおそれもある。
そこで、本発明は、前記の課題を解決する雨水貯留装置及びその集水筒を提供することを目的とするものである。
前記の課題を解決するために、請求項1記載の発明は、上部に雨水取入部を設けた外筒と、該外筒の内部に設けられて上部に雨水流入口を設け、下部に雨水排出口を有する内筒と、前記外筒と内筒との間に形成され、上部に前記雨水取入部から落下する雨水を流入する開口部を有し、下部に底板を有する集水室と、前記集水室の下部に連通した雨水取出口とを有する集水筒と、
前記集水筒とは別に設けた貯留タンクとからなり、
前記集水筒の雨水取出口と前記貯留タンクとを給水管で連通し、
前記集水筒における前記内筒の雨水流入口を、前記貯留タンクの所定の満水位の高さに設定したことを特徴とする雨水貯留装置である。
前記集水筒とは別に設けた貯留タンクとからなり、
前記集水筒の雨水取出口と前記貯留タンクとを給水管で連通し、
前記集水筒における前記内筒の雨水流入口を、前記貯留タンクの所定の満水位の高さに設定したことを特徴とする雨水貯留装置である。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の雨水貯留装置において、前記集水室にフィルタを配置したことを特徴とするものである。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の雨水貯留装置において、前記集水室のフィルタの上面を、前記内筒における雨水流入口の近傍の位置に設定したことを特徴とするものである。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の雨水貯留装置において、前記外筒内における前記雨水取入部にフィルタを配置したことを特徴とするものである。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の雨水貯留装置において、前記内筒の上部に、上方から落下する雨水を前記集水室へ誘導する誘導部材を設けたことを特徴とするものである。
請求項6記載の発明は、上部に雨水取入部を設けた外筒と、該外筒の内部に設けられて上部に雨水流入口を設け、下部に雨水排出口を有する内筒と、前記外筒と内筒との間に形成され、上部に前記雨水取入部から落下する雨水を流入する開口部を有し、下部に底板を有する集水室と、前記集水室の下部に連通した雨水取出口とを有することを特徴とする集水筒である。
請求項7記載の発明は、請求項6記載の集水筒において、前記集水室にフィルタを配置したことを特徴とするものである。
請求項8記載の発明は、請求項7記載の集水筒において、前記集水室のフィルタの上面を、前記内筒における雨水流入口の近傍の位置に設定したことを特徴とするものである。
請求項9記載の発明は、請求項6乃至8のいずれか1項に記載の集水筒において、前記外筒内における前記雨水取入部にフィルタを配置したことを特徴とするものである。
請求項10記載の発明は、請求項6乃至9のいずれか1項に記載の集水筒において、前記内筒の上部に、上方から落下する雨水を前記集水室へ誘導する誘導部材を設けたことを特徴とするものである。
本発明によれば、集水筒を雨樋の直下であって下水管の雨水排水管の上部に設置することにより、外筒の上部から落下した雨水は集水室内へ流入し、該集水室から雨水取出口及び給水管を通じて貯留タンクへ給水される。
貯留タンクが所定の満水位になり、集水室内の雨水が満杯になると雨水は内筒の上部の雨水流入口から内筒内に流入し、内筒内を通じて下水管へ排水される。
したがって、前記従来のように、貯留タンクの近傍に排水溝を設ける必要がなく、貯留タンクの設置場が制限されず、また、排水溝を設ける工事も不要となる。
また、集水室内に雨水が満水状態で、貯留タンク内の雨水の水面が低い状態において、貯留タンクへ給水する際には、集水室内の水位が貯留タンクの水位よりも高くなり、集水室内の雨水に作用する重力、すなわち、水圧により集水室から貯留タンクへの雨水の給水効率が高くなる。
請求項2記載の発明によれば、更に、集水室内に配置したフィルタにより、雨水中のゴミ等を捕獲して、その雨水を貯留タンクへ給水できる。
請求項3記載の発明によれば、更に、フィルタの上面部において雨水とともに浮遊するゴミを雨水とともに内筒へ排出することができる。
請求項4記載の発明によれば、更に、外筒内における雨水取入部にフィルタを配置したので、該フィルタによりゴミを捕獲でき、また、該フィルタを、前記集水室内に配置したフィルタよりも荒目のフィルタとすることにより、前者のフィルタで木の葉のような大きなゴミを捕獲し、後者のフィルタで細かいゴミを捕獲することができ、後者のフィルタの目詰まりを抑制できる。
請求項5記載の発明によれば、誘導部材により、上方から落下する雨水の集水室への流入効果が良くなる。
請求項6乃至10記載の発明によれば、前記請求項1乃至5記載の発明における雨水貯留装置に使用する集水筒を提供できる。
本発明を実施するための形態を図1乃至図9に基づいて説明する。
図1乃至図8は本発明の実施例1を示すもので、図1は雨水貯留装置を示す。
図1において、建物1における屋根2の軒先には軒樋3が設けられ、該軒樋3に集められた雨水は、立て樋4内を落下するようになっている。なお、雨水の立て樋4への集め方は、一般の家屋の屋根上に降った雨水を図1に示すように立て樋4に集めてもよく、また、ビルなどのろく屋根において、その周囲の溝に集めた雨水を立て樋4に集めて落下させてもよい。
図1において、建物1における屋根2の軒先には軒樋3が設けられ、該軒樋3に集められた雨水は、立て樋4内を落下するようになっている。なお、雨水の立て樋4への集め方は、一般の家屋の屋根上に降った雨水を図1に示すように立て樋4に集めてもよく、また、ビルなどのろく屋根において、その周囲の溝に集めた雨水を立て樋4に集めて落下させてもよい。
前記立て樋4の下部には集水筒5が配置されている。該集水筒5は、前記軒樋3から地表GL近傍までに配置されていた既設の立て樋4を地表GLから集水筒5の上下方向(軸方向)の略全長分の長さを切り取って除き、この切り取った部分に前記の集水筒5を、その軸方向を上下方向にして配置する。そして、この集水筒5を、下水管40の雨水排出管40aの上部において、地表GLに設置するとともに適宜方法で建物1の壁部に固定する。
前記集水筒5の下部に設けた雨水取出口6は、給水管であるゴムホース、合成樹脂製ホース等の可撓性のホース7を通じて雨水貯留タンク8に連通されている。なお、該雨水貯留タンク8から更に別の雨水貯留タンク8aを別のホース9により連通してもよい。
次に、前記集水筒5について図2乃至8により詳述する。
図2は前記集水筒5の略縦断面図で、この図2の上半部を図3により拡大図示し、図2の下半部を図4により拡大図示する。
図2は前記集水筒5の略縦断面図で、この図2の上半部を図3により拡大図示し、図2の下半部を図4により拡大図示する。
集水筒5は大径の外筒10と小径の内筒11を有し、これらが同軸状で、その軸を上下方向にして配置されている。
外筒10を構成する主筒12は上下端が開口する樹脂製の中空円筒で形成されている。この主筒12の軸方向長は所望に設定するものであるが、実施例では約1000mmに設定した。該主筒12の下端部には、上下端が開口する中空円筒状の第1の継ぎ手13が、その上部13aを主筒12の下部外周面に圧入或いは接着剤等により嵌合固定して設けられている。該第1の継ぎ手13の下側には、上下端が開口する中空円筒状の台座14が、その上部14bを前記第1の継ぎ手13の下部13bに圧入或いは接着剤等により嵌合固定して設けられている。前記第1の継ぎ手13と台座14は樹脂で形成されている。
前記第1の継ぎ手13の内周面における上下方向の略中間部には、内側へ突出する支承突起15が全周にわたって形成されており、該支承突起15の上面に樹脂製或いは木製の底板16が載置されている。該底板16は、その外周面が、前記第1の継ぎ手13の内周面に水密的に嵌合する径に設定され、中央部に後述する第2の継ぎ手19の外周面に水密的に嵌合する貫通穴16aが形成され、ドーナツ状の板で形成されている。該底板16は、その貫通穴16a以外は無孔板で形成されている。
また、該底板16は、前記支承突起15と前記主筒12の下端で挟持して固定されている。
前記雨水取出口6は、前記底板16の上部の近傍に位置して、前記第1の継ぎ手13と主筒12を貫通して設けられており、底板16より上部における主筒12内の雨水を雨水取出口6より外部へ取り出すようになっている。すなわち、雨水取出口6は後述する集水室18の下部に連通している。
前記主筒12の上端部には、外筒10を構成する上下端が開口した樹脂製の中空円筒状の導入筒17が、その下部17aを主筒12に取外し可能に嵌合して設けられており、該導入筒17を取外すことにより、後述する両フィルタ25A,25Bの交換ができるようになっている。該導入筒17の上部17bは、下部17aより大径に形成され、該導入筒17の内面における上下方向の略中間部に、支承段部17cが形成されている。該導入筒17の上側開口部が外筒10の雨水取入部10aとなっている。
前記導入筒17内、すなわち、外筒10内における雨水取入部10aには、有孔板からなる第1のフィルタ25Aが、その外周部を前記支承段部17cに載置して備えられている。すなわち、第1のフィルタ25Aは、後述する誘導部材20の上部に設けられている。また、該フィルタ25Aは、樹脂製の比較的荒目の有孔板を使用し、立て樋4内から雨水とともに落下してきた木葉等の大きなゴミを捕獲し、細かいゴミと雨水は孔を通過するようになっている。すなわち、該第1のフィルタ25Aは荒目のフィルタになっている。
なお、実施例においては、前記主筒12、第1の継ぎ手13、台座14、導入筒17によって外筒10を構成している。
前記集水筒5を構成する外筒10の軸方向長、すなわち、集水筒5を設置した際のその高さH1は、前記雨水貯留タンク8の所定の満水位W1の位置よりも高くなる長さに設定されている。なお、この高さH1、すなわち、集水筒5の軸方向長H1は所望に設定するものであるが、実施例では約1330mmに設定した。
次に、内筒11について詳述する。
前記内筒11は、上下端が開口した樹脂製の中空円筒で形成されている。該内筒11は、前記主筒12の内径R1より小径の外径R2を有し、その内筒11の外周面と前記主筒12の内周面との間の間隔Dは、前記雨水取出口6及びホース7の内径よりも大きく設定されている。したがって、前記主筒12と内筒11との間で形成された集水室18は、その横断面形状が環状(ドーナツ状)に形成され、かつ、該集水室18の環状の流通断面積は、前記雨水取出口6及びホース7の流通断面積よりも大きく設定されている。なお、前記主筒12の内径R1と内筒11の外径R2は所望に設定するものであるが、実施例においては、主筒12の内径R1を約130mmに設定し、内筒11の外径R2を約44mmに設定した。
前記内筒11は、上下端が開口した樹脂製の中空円筒で形成されている。該内筒11は、前記主筒12の内径R1より小径の外径R2を有し、その内筒11の外周面と前記主筒12の内周面との間の間隔Dは、前記雨水取出口6及びホース7の内径よりも大きく設定されている。したがって、前記主筒12と内筒11との間で形成された集水室18は、その横断面形状が環状(ドーナツ状)に形成され、かつ、該集水室18の環状の流通断面積は、前記雨水取出口6及びホース7の流通断面積よりも大きく設定されている。なお、前記主筒12の内径R1と内筒11の外径R2は所望に設定するものであるが、実施例においては、主筒12の内径R1を約130mmに設定し、内筒11の外径R2を約44mmに設定した。
また、前記集水室18は、その上部に、前記雨水取入部10aから落下する雨水を流入する開口部18aを有し、下部に底板16を有して構成されている。
前記内筒11の下端部には、上下が開口する中空円筒状の第2の継ぎ手19が、その上部19aを、内筒11の下部外周面に圧入或いは接着剤等により嵌合固定して設けられている。なお、前記第2の継ぎ手19の内周面における上下方向の略中間部には、内側へ突出する支承突起19bが形成され、この支承突起19bにより前記内筒11の嵌合位置を定めている。
そして、前記第2の継ぎ手19を、前記底板16に、その中央部に形成した貫通穴16aに圧入或いは接着剤等により嵌合固定し、内筒11の下部側を第1の継ぎ手13、すなわち、外筒10によって、主筒12の中心部に位置するように保持している。
前記内筒11の上側開口端11a、すなわち、後述する雨水流入口22の高さ位置W2は、該集水筒5を設置した際に、前記雨水貯留タンク8の所定の満水位W1と同一の高さに位置するように設定されている。また、内筒11は、前記導入筒17の下側に位置して主筒12内に収まっている。
前記内筒11の上部には、上方から落下してきた雨水を、直接内筒11内へ入れることなく、内筒11の外周部、すなわち、集水室18へ誘導する傘状の誘導部材20が、内筒11の上側開口端11aより上方に離間して設けられている。該誘導部材20は、内筒11上に部分的に設けた支脚21で支持され、前記集水室18内の雨水が満杯以上になった場合に、その溢れた雨水が、内筒11の上側開口端11aと誘導部材20との間の雨水流入口22より内筒11内へ流入するようになっている。
前記主筒12には、前記内筒11の上側開口端11aより所定の距離下がった位置に、支持部材であるボルト23が、主筒12の外部から内部へねじ込まれており、その内端が内筒11の外面に当接して内筒11の周面を支持している。該ボルト23は、主筒12の周方向に、等間隔で4本設けられている。
前記ボルト23の上部には有孔板24が載置されており、該有孔板24は、前記環状の集水室18に一杯に嵌るドーナツ状の樹脂板で形成されている。
前記有孔板24と前記内筒11の上端との間の集水室18内には、細目の第2のフィルタ25Bが配置されている。該第2のフィルタ25Bは、実施例においては、樹脂繊維からなる不織布を丸めて集水室18に充填して構成している。この細目の第2のフィルタ25Bにより、前記の第1のフィルタ25Aを通過した細かいゴミを捕獲し、雨水を通過させるようになっている。
前記第2の継ぎ手19の下部には上方が開口した排水筒11cが圧入又は接着剤等により嵌合固定されており、その上端は前記内筒11と連通し、下端は台座14の下端と略同一位置で開口している。該排水筒11cは、内筒を構成し、かつ、内筒の雨水排出口を構成している。また、前記第2のフィルタ25Bの上面は、前記内筒11における雨水流入口22の近傍の位置に設定されている。
前記外筒10、すなわち、主筒12の下部に設けた雨水取出口6には給水管であるゴムホース等からなるホース7が連結されており、このホース7は、図1に示すように、雨水貯留タンク8の下部に連通されている。なお、前記雨水取出口6は、止水用コックを備えたものを使用してもよい。また、外筒10、すなわち、主筒12の下部には、集水室18から直接雨水を取り出す蛇口33が設けられている。
前記雨水貯留タンク8は、周知の貯留タンクを用いることができる。該貯留タンク8の上側部には空気抜き穴8bが設けられ、該空気抜き穴8bより若干下方が所定の満水位(満水面)W1となるようになっている。
次に、使用方法について説明する。
先ず、既設の立て樋4に使用する場合には、その立て樋4の下部を、集水筒5の長さと略同長分切断して除き、図1に示すように、立て樋4と下水管40の雨水排出管40aとの間に集水筒5を立設し、その雨水取出口6と貯留タンク8,8aをホース7,9で連結する。
先ず、既設の立て樋4に使用する場合には、その立て樋4の下部を、集水筒5の長さと略同長分切断して除き、図1に示すように、立て樋4と下水管40の雨水排出管40aとの間に集水筒5を立設し、その雨水取出口6と貯留タンク8,8aをホース7,9で連結する。
集水筒5を前記のように設置した状態で、かつ、貯留タンク8,8aに雨水が未だ入っていないか、又は少量入っている状態において、雨水が、屋根2から立て樋4内に流れ落ちると、その立て樋4内の雨水は、図2,図3における集水筒5の導入筒17内へ落下する。このとき、前記立て樋4が図3に示すように導入筒17の内径より比較的細いと、立て樋4からの雨水は導入筒17の中心部に落下する。
導入筒17内に落下した雨水は、第1のフィルタ25Aで木葉などの大きなゴミが捕獲され、雨水と細かなゴミが誘導部材20上に落下し、更に、誘導部材20に案内されてその周囲から、外筒10との間の集水室18における上部の開口部18aへ落下する。これにより、落下する雨水は内筒11内へは流入しない。
集水室18の上部の開口部18aに落下した雨水と細かいゴミは、第2のフィルタ25Bにより細かいゴミが捕獲され、雨水が第2のフィルタ25B内を通過して集水室18の下部へ落下する。
そして、雨水は雨水取出口6からホース7により貯留タンク8,8aへ給水されるが、このホース7内の雨水の流れ量よりも立て樋4内への雨水の流入量が多いと、集水室18内に雨水が次第に溜まり、その集水室18の水位が、貯留タンク8,8aの水位よりも高くなり、集水室18内の雨水が満杯になる。
この状態においては、集水室18の横断面積が、雨水取入口6及びホース7の横断面積より大きく、集水室18の頂部が雨水取出口6より高く、かつ、貯留タンク8,8aの所定の満水位W1まで形成されていることにより、集水室18内の多量の雨水に作用する重力により、ホース7内の雨水を貯留タンク8,8aへ押し出す力が大きくなり、雨水を貯留タンク8,8a内へ早く、効率よく貯めることができる。
また、集水室18内の雨水が満杯になると、雨水は、内筒11の上側開口端11aの上部、すなわち、雨水流入口22を通り、内筒11の上側開口端11aから内筒11内へ流れ、該内筒11内から排水筒、すなわち、内筒の雨水排出口11cを通じて下水管40の雨水排出管40aへ排出される。
更に、貯留タンク8,8a内の雨水が満杯になり、その水面が所定の満水位W1に達した状態で、かつ、前記集水筒5内における集水室18の雨水が、満杯の位置W2に達した状態で、更に、雨水が立て樋4から流入すると、集水室18内の雨水が溢れて、雨水流入口22を通って内筒11内へ流入し、内筒11を通じて下水管40へ排出される。
したがって、貯留タンク8,8aが満杯状態で、更に降雨があっても、雨水が貯留タンク8,8aの空気抜き穴8bから溢れ出ることがない。そのため、前記従来のように、貯留タンク8,8a部に排水溝を設ける必要がない。
また、前記のように、集水室18の上部から雨水が溢れて内筒11へ流入すると、第2のフィルタ25Bの上面で捕獲されて浮遊するゴミは雨水とともに内筒11内へ排出される。したがって、第2のフィルタ25Bの目詰まりが抑制される。
図9は実施例2を示す。
前記実施例1は、給水管であるホース7を地上を通したものであるが、本実施例2は、集水筒5からの給水管7を、下水管40内を通して貯留タンク8,8aへ連通して給水するようにしたものである。
前記実施例1は、給水管であるホース7を地上を通したものであるが、本実施例2は、集水筒5からの給水管7を、下水管40内を通して貯留タンク8,8aへ連通して給水するようにしたものである。
本実施例2は、前記集水筒5における前記底板16に、これを上下に貫通するニップル等の雨水取出口30を設け、該雨水取出口30の上部を前記集水室18内に開口し、下部に可撓性を有する給水管であるゴムホースなどのホース7を連結したものである。前記雨水取出口30の上側の開口端30aは、底板16より少し高く設定され、底板16上に溜まったゴミが雨水取出口30に入らないようにしている。
また、前記の底板16上に溜ったゴミは、前記外筒10に設けた栓31を外して外部へ排出できるようになっている。該栓31は、螺合して取付け、取外しができるものでもよく、また、水道の蛇口状のものでもよい。
前記雨水取出口30の下部30bには可撓性を有する給水管であるゴムホース7の一端が連結され、該ホース7の他端側を、図9に示すように、下水管40内を通じて遠方に設置した集水升32から地上へ出し、その先部を前記実施例1のように貯留タンク8に連結するようにしたものである。
その他の構造は、前記実施例1と同様であるため、前記と同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施例2においても、前記実施例1と同様の作用、効果を発揮できるとともに、ホース7を下水管40を利用して貯留タンク8まで通すことができ、ホース7が地上に置かれて邪魔になることがなく、また、ホース7を地上に埋める工事も必要がない。
前記実施例1及び2においては、雨水を集水室18へ誘導する誘導部材20を設けたが、この誘導部材20を設けなくてもよい。
すなわち、前記立て樋4が、前記外筒10を構成する導入筒17の上部内径に近い内径を有する場合には、一般に雨水が主に立て樋4の内周面を伝って落下することから、雨水が導入筒17の内周面及び主筒12の上部の内周面を伝って集水室18内へ落下する。そのため、この場合には、前記の誘導部材20を設けなくとも、上方から落下する雨水を集水室18へ流入させて前記実施例1,2と同様の効果を発揮することができる。
なお、本実施例3における他の構造は、前記実施例1,2と同様である。
前記実施例においては、各部材を主に樹脂製としたが、これらの部材は、ステンレス等の金属製であってもよく、部材の材質は適宜設定するものである。
8,8a 貯留タンク
7,9 給水管
5 集水筒
6,30 雨水取出口
10 外筒
10a 雨水取入部
11 内筒
11c 雨水排出口
17 導入筒
18 集水室
18a 開口部
20 誘導部材
22 雨水流入口
24 底板
25A,25B フィルタ
7,9 給水管
5 集水筒
6,30 雨水取出口
10 外筒
10a 雨水取入部
11 内筒
11c 雨水排出口
17 導入筒
18 集水室
18a 開口部
20 誘導部材
22 雨水流入口
24 底板
25A,25B フィルタ
Claims (10)
- 上部に雨水取入部を設けた外筒と、該外筒の内部に設けられて上部に雨水流入口を設け、下部に雨水排出口を有する内筒と、前記外筒と内筒との間に形成され、上部に前記雨水取入部から落下する雨水を流入する開口部を有し、下部に底板を有する集水室と、前記集水室の下部に連通した雨水取出口とを有する集水筒と、
前記集水筒とは別に設けた貯留タンクとからなり、
前記集水筒の雨水取出口と前記貯留タンクとを給水管で連通し、
前記集水筒における前記内筒の雨水流入口を、前記貯留タンクの所定の満水位の高さに設定したことを特徴とする雨水貯留装置。 - 前記集水室にフィルタを配置したことを特徴とする請求項1記載の雨水貯留装置。
- 前記集水室のフィルタの上面を、前記内筒における雨水流入口の近傍の位置に設定したことを特徴とする請求項2記載の雨水貯留装置。
- 前記外筒内における前記雨水取入部にフィルタを配置したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の雨水貯留装置。
- 前記内筒の上部に、上方から落下する雨水を前記集水室へ誘導する誘導部材を設けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の雨水貯留装置。
- 上部に雨水取入部を設けた外筒と、該外筒の内部に設けられて上部に雨水流入口を設け、下部に雨水排出口を有する内筒と、前記外筒と内筒との間に形成され、上部に前記雨水取入部から落下する雨水を流入する開口部を有し、下部に底板を有する集水室と、前記集水室の下部に連通した雨水取出口とを有することを特徴とする集水筒。
- 前記集水室にフィルタを配置したことを特徴とする請求項6記載の集水筒。
- 前記集水室のフィルタの上面を、前記内筒における雨水流入口の近傍の位置に設定したことを特徴とする請求項7記載の集水筒。
- 前記外筒内における前記雨水取入部にフィルタを配置したことを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の集水筒。
- 前記内筒の上部に、上方から落下する雨水を前記集水室へ誘導する誘導部材を設けたことを特徴とする請求項6乃至9のいずれか1項に記載の集水筒。
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|---|---|---|---|
| JP2009092085A JP2010242372A (ja) | 2009-04-06 | 2009-04-06 | 雨水貯留装置及びその集水筒 |
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|---|---|
| JP (1) | JP2010242372A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CZ304150B6 (cs) * | 2012-08-28 | 2013-11-20 | Asio, Spol. S R.O. | Separacní a akumulacní nádrz |
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