JPH1171869A - 樋の構造 - Google Patents

樋の構造

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JPH1171869A
JPH1171869A JP23473797A JP23473797A JPH1171869A JP H1171869 A JPH1171869 A JP H1171869A JP 23473797 A JP23473797 A JP 23473797A JP 23473797 A JP23473797 A JP 23473797A JP H1171869 A JPH1171869 A JP H1171869A
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JP
Japan
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gutter
eaves gutter
water
eaves
rainwater
Prior art date
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Pending
Application number
JP23473797A
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English (en)
Inventor
Ikuo Morita
育男 森田
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 雨水を1又は複数カ所に集めて貯水するのに
好適で、かつ衛生的でしかも工事が簡単で施工費を低減
可能なものとする。 【解決手段】 軒樋1を連通状に構成し、軒樋1の縦樋
4,5が接続される落し口の少なくとも一カ所を軒樋底
面1Aに開口する集水落し口2とし、他の落し口は軒樋
底面1Aよりも任意高さだけ上方に立上り開口する溢流
落し口7とし、集水落し口2に接続した集水縦樋4によ
り貯水槽6等に導びき、豪雨等降雨量が多いときは溢流
落し口7を越えた分だけ、溢流落し口7から排水可能と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋根の軒に設けら
れる樋の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、屋根の軒には、図7に例示する
ように、屋根面20に降った雨水を受ける軒樋21が設
けられ、軒樋21に一定間隔で落し口22を設けて、各
落し口22には縦樋23が直接又はあんこう24(金属
製又は合成樹脂製接続具)を介して接続されている。そ
して、各縦樋23の下端は、地面に設けた排水桝25に
導びかれている。
【0003】従来、軒樋21で受けた雨水を1ヵ所(又
は複数カ所)に集めて貯水槽26に導びき、雨水を生活
水等として利用しようとする場合、各排水桝25間に配
管27を水勾配をつけて敷設する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術では、屋根面に降った雨水を貯めて利用する場合、雨
水を集めるためには、地上又は地下に配管27を敷設し
なければならないうえ、配管27が長大となり、さら
に、地上に貯水槽26を設けるのが難しいなど、設備費
が非常に高くなる。また、各排水桝25を密閉構造とし
て汚物や汚水等が入らないようにする必要がある。
【0005】本発明は、上述のような実状に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、雨水を1カ所又
は複数カ所に集めて貯水するのに好適でかつ衛生的であ
り、しかも工事が簡単で施工費を低減できる樋の構造を
提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明は、軒樋が連通状に構成され、軒樋の縦樋が直接また
はあんこうを介して接続される落し口のうち、少なくと
も一カ所が軒樋底面に開口する集水落し口とされ、他の
落し口は軒樋底面よりも任意高さだけ上方に立上り開口
する溢流落し口とされていることを特徴としている。
【0007】この場合、通常の降雨量のときは、雨水が
軒樋底面に開口する落し口に集まり、ここから集水縦樋
を流下して貯水槽等に導びかれる。したがって、貯水槽
は地上又は地下に設置することができ、従来のような集
水用配管が不要となる。そして、豪雨等で降雨量が多い
とき、或いは集水縦樋が詰ったときなど、軒樋中に雨水
が停滞して軒樋内水位が上昇すると、立上りの上端に開
口した落し口から、雨水の一部がオーバーフローして縦
樋から流下し、従来と同様に排水され、樋の機能を発揮
する。
【0008】また、本発明は、複数の軒樋(切妻屋根等
の場合)相互間が樋材により接続され連通状になってい
るので、屋根面全面に降った雨水を、一又は複数の落し
口に集めることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。図1、図2は、本発明の第一の実施
形態を示し、軒樋1の底面1Aに設けられた開口2,3
に、夫々縦樋4,5を直接接続されたものである。前記
軒樋1は、角樋で方形屋根又は寄せ棟屋根に設けられる
もので、ループ形に連通せられており、その底面1Aに
設けた開口2がそのまま集水用落し口とされ、該落し口
2から略一定の間隔で開口3が3カ所に設けられてい
る。
【0010】そして、前記集水用落し口2には、集水縦
樋4の上端が、軒樋底面1Aの上面から突出しないよう
に接続されており、縦樋4の下端が地上又は地下に設け
た貯水槽6に導びかれている。また、軒樋1の他の開口
3には、溢流用縦樋5が、その上端開口が軒樋底面1A
から一定高さHだけ上方に立上がるように貫通状に接続
されており、前記縦樋5の上端開口が溢流(オーバーフ
ロー)落し口7とされている。前記縦軒5の下端は、従
来技術と同様に図外の排水桝等に導びかれている。
【0011】なお、前記軒樋1は、雨水が図1に実線矢
印で示す方向に流れ易くするために、若干傾斜(下り勾
配)をつけて軒先に取付けられている。上記第一実施形
態において、通常の降雨時において、軒樋1に流れ落ち
た雨水は、図中に実線矢印で示す方向に流れ、集水落し
口2に集められ、集水縦樋4を流下して貯水槽6に流れ
込み貯えられる。そこで、豪雨などで降雨量の多い時に
おいては、軒樋1内の水位が高くなって溢流落し口7を
越えた分だけが、各溢流落し口7からオーバーフロー
し、図中点線矢印で示すように溢流用縦樋5を流下して
排水される。したがって、降雨量が多いときでも、雨水
が軒樋1からオーバーフローして直接地上に落下するこ
とはなく、樋の機能を十分に発揮する。
【0012】上記第一実施形態によれば、貯水槽6は、
地上又は地下に設置でき、地上又は地下に集水用配管を
敷設する必要がないので、汚水や汚物の流入を防止して
安全でかつ衛生的に貯水でき、また、工事が簡単で貯水
設備費を大幅に低減することが可能である。図3〜図5
は、本発明の第二の実施形態を示し、第一実施形態と異
なるところは、軒樋1と各縦樋4,5とを角形あんこう
8,8を介して接続し、溢流用縦樋5が接続される開口
3に、溢流落し口7を形成する立上り管9(図4,図5
参照)を接続した点であり、第一実施形態と同じ作用効
果を期待することができる。
【0013】前記角形あんこう8は、図4,図5に示し
ているように、正面視クランクハンドル形を呈する筒体
からなり、上端部には直交方向に軒樋1を貫通する樋孔
10を備え、下端が縦樋4,5の接続部11とされてお
り、従来のものを使用できる。したがって、従来の軒樋
の落し口に、立上り管9を付設することにより、第二実
施形態の樋の構造とすることができる。
【0014】なお、図3〜図5において、第一実施形態
と共通する構成部分については、図1,図2と同符号を
付し、詳細説明は省略する。図6は、本発明を切妻屋根
の樋に採用した第三実施形態を示し、第一実施形態と異
なるところは、前後の軒樋1,1を、一側端において相
互に樋材(軒樋1と同じもの)12により連通状に接続
した点であり、第一実施形態と同じ作用効果を期待する
ことができる。したがって、図6において、第一実施形
態と共通する構成部分については、図1と同符号を付
し、詳細説明を省略する。
【0015】なお、第三実施形態において、軒樋1の他
方端相互も、樋材により連通状に接続することができ
る。上記各実施形態は、単純な屋根形状でかつ1階の場
合についてのものであるが、複雑な屋根形状の場合はも
とより、複数階の屋根についても各階毎に或いは1階に
まとめて集水しかつ貯水できる樋構造とすることが可能
である。また、前記軒樋1は角樋の他に丸樋を採用でき
ること勿論であり、さらに、集水落し口2、集水縦樋4
及び貯水槽6は、屋根面積或いは屋根形状に応じて夫々
複数設けることができる。
【0016】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、軒樋が
連通状に構成され、軒樋の縦樋が直接又はあんこうを介
して接続される落し口のうち、少なくとも一カ所が軒樋
底面に開口する集水落し口とされ、他の落し口は軒樋底
面よりも任意高さだけ上方に立上り開口する溢流落し口
とされているので、軒樋で受けた雨水を一カ所又は複数
カ所に集めて貯水槽に導びくことができ、従来のように
地上又は地下に集水用配管を敷設しなくてもよく、汚水
や汚物の混入がなく衛生的でかつ安全であり、貯水槽を
地下は勿論であるが地上に設置することができ、貯水の
ための設備工事を簡単に行なえ、しかも設備施工費を大
幅に低減させることができる。そして、豪雨等の降雨量
の多いとき、或いは集中縦樋が詰って軒樋内水位が上昇
しても、溢流落し口からオーバーフローして排水でき、
樋の機能を十分に発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態を示す概略斜視図であ
る。
【図2】図1の要部拡大断面図である。
【図3】本発明の第二の実施形態を示す概略斜視図であ
る。
【図4】同実施形態における要部特に溢流落し口を示す
拡大断面図である。
【図5】図4の平面図である。
【図6】本発明の第三の実施形態を示す概略斜視図であ
る。
【図7】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 軒樋 1A 軒樋底面 2 集水落し口(開口) 3 開口 4 集水縦樋 5 溢流用縦樋 7 溢流落し口 8 あんこう 9 立上り管 12 樋材 H 立上り高さ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軒樋が連通状に構成され、軒樋の縦樋が
    直接またはあんこうを介して接続される落し口のうち、
    少なくとも一カ所が軒樋底面に開口する集水落し口とさ
    れ、他の落し口は軒樋底面よりも任意高さだけ上方に立
    上り開口する溢流落し口とされていることを特徴とする
    樋の構造。
  2. 【請求項2】 複数の軒樋相互間が樋材により接続され
    連通状になっていることを特徴とする請求項1に記載の
    樋の構造。
JP23473797A 1997-08-29 1997-08-29 樋の構造 Pending JPH1171869A (ja)

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JP23473797A JPH1171869A (ja) 1997-08-29 1997-08-29 樋の構造

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JP23473797A JPH1171869A (ja) 1997-08-29 1997-08-29 樋の構造

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JPH1171869A true JPH1171869A (ja) 1999-03-16

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ID=16975576

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009108518A (ja) * 2007-10-26 2009-05-21 Panasonic Electric Works Co Ltd 屋根排水装置
JP2019214879A (ja) * 2018-06-13 2019-12-19 積水化学工業株式会社 軒樋構造および建物
JP2020029758A (ja) * 2018-08-24 2020-02-27 積水化学工業株式会社 樋排水システム及びオーバーフロー樋
JP2020045679A (ja) * 2018-09-19 2020-03-26 積水化学工業株式会社 オーバーフロー樋用ソケット、軒樋構造、および、建物
EP3666990A1 (de) * 2018-12-14 2020-06-17 Weinor GmbH & Co. KG Überdachung mit notentwässerung

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EP3666990B1 (de) 2018-12-14 2022-09-14 Weinor GmbH & Co. KG Überdachung mit notentwässerung

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