JP2016087547A - 洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗浄の作業負担を軽減し、工事性が良好な洗浄装置を提供する。
【解決手段】洗浄装置1は、部屋の壁側に設けられて収納空間16を形成するカバー10と、部屋の内部を移動する移動部23及び移動部23の移動に伴って部屋を洗浄する洗浄部24を有し、収納空間16に収納され、移動部23の移動でカバー10の外部に露出する移動体20と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、浴室等を洗浄する洗浄装置に関する。
従来より、浴室の壁面を洗浄する壁面洗浄装置において、ユーザの浴室洗浄の作業負担を軽減しようとする技術が提案されている(特許文献1参照)。特許文献1には、浴室の壁面に沿うように設けられた枠体が、上下方向に移動しつつ壁面を洗浄する壁面洗浄装置が開示されている。
特開平4−20313号公報(第1図、第3図)
しかしながら、特許文献1に開示された壁面洗浄装置は、浴室の床面及び浴槽を洗浄することができない。このため、洗浄の作業負担を軽減する効果が低い。また、壁面洗浄装置は、浴室の壁面に沿う枠体を有しているため、規模が大きい。このため、浴室に取り付ける作業に手間がかかり、工事性が悪い。
本発明は、上記のような課題を背景としてなされたもので、洗浄の作業負担を軽減し、工事性が良好な洗浄装置を提供するものである。
本発明に係る洗浄装置は、部屋の壁側に設けられて収納空間を形成するカバーと、部屋の内部を移動する移動部及び移動部の移動に伴って部屋を洗浄する洗浄部を有し、収納空間に収納され、移動部の移動でカバーの外部に露出する移動体と、を備える。
本発明によれば、移動体は、部屋の内部を移動する移動部を有している。このため、洗浄の作業負担が軽くなり、また、工事性が良好である。
本発明の実施の形態1における浴室2の外観を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1における浴室2の内観を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1における浴室2の内観を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る洗浄装置1及び筐体30を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態1におけるカバー10を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1における移動体20を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1における移動体20を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1における移動体20を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1における移動体20を示す断面図である。 本発明の実施の形態1における接続部40を示す断面図である。 本発明の他の実施の形態における接続部40を示す断面図である。 本発明の他の実施の形態における接続部40を示す断面図である。 本発明の他の実施の形態における接続部40を示す断面図である。 本発明の他の実施の形態における接続部40を示す断面図である。 本発明の実施の形態1に係る洗浄装置1の洗浄動作を示す断面図である。 本発明の実施の形態1に係る洗浄装置1の洗浄動作を示す断面図である。 本発明の実施の形態1に係る洗浄装置1の洗浄動作を示す断面図である。 本発明の実施の形態1に係る洗浄装置1の洗浄動作を示す断面図である。 本発明の実施の形態1に係る洗浄装置1の浴槽2dの洗浄動作を示す断面図である。 本発明の実施の形態1に係る洗浄装置1の浴槽2dの洗浄動作を示す断面図である。 本発明の実施の形態1に係る洗浄装置1の浴槽2dの洗浄動作を示す断面図である。 本発明の実施の形態1に係る洗浄装置1の浴槽2dの洗浄動作を示す断面図である。 本発明の実施の形態1に係る洗浄装置1の浴槽2dの洗浄動作を示す断面図である。 本発明の実施の形態1における制御部50を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る洗浄装置1の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る洗浄装置100を示す斜視図である。
以下、本発明に係る洗浄装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1における浴室2の外観を示す斜視図である。図1に示すように、部屋、例えば浴室2は、直方体状のユニットバスであり、側壁5には、窓2aが設けられており、窓2aの近傍には、窓2aの開閉を検知する開閉検知部51が設けられている。また、側壁5には、入退室時に開閉される扉2bが設置されており、扉2bの上部には、扉2bの開閉を検知する開閉検知部51が設けられている。また、浴室2の外側において、扉2bが設置された側壁5には、浴室2に設けられた各機器の操作を受け付ける操作部6が設けられている。このように、操作部6は浴室2の外側に設けられているため、浴室2の洗浄動作を、浴室2の外から操作することができる。このため、浴室2の洗浄時に、人が浴室2に入室する必要がない。また、操作部6は浴室2の外に設けられているため、ユーザの利便性が向上する。
また、操作部6には、機器の操作が行われる場合、機器の操作が行われる旨を報知する報知部7が設けられている。これにより、浴室2の洗浄時等に浴室2に人が立ち入ることを抑制し、また、浴室2の洗浄時等に浴室2から人が退室することを促すことができる。なお、報知部7は、例えばスピーカ又は液晶表示装置等である。そして、天井3には、内部に機器等が収納された筐体30が取り付けられており、筐体30の排気口35において、筐体30の内部側には、筐体30の内部に設けられた送風機(図示せず)の吹出口が接続されている。また、筐体30の排気口35において、筐体30の外部側には、排気用ダクト配管36が接続されている。これにより、浴室2内の空気が屋外に排気される。また、送風機は、浴室2内の乾燥にも用いられる。なお、筐体30には、浴室2に温風等を送る送風機(図示せず)、水を霧化してミストサウナを発生させる超音波振動子(図示せず)が設けられている。超音波振動子は、水のほかに、洗浄剤を霧化してもよい。この場合、霧化した洗浄剤が浴室2内に散布され、洗浄効果を高めることができる。
図2は、本発明の実施の形態1における浴室2の内観を示す斜視図であり、浴室2の内観を床下側からみた図である。なお、図2では、2方の側壁5が省略されている。図2に示すように、床4には、浴槽2dが設置されている。また、扉2bの上部には、人がいることを検知する人検知部52が設けられている。人検知部52は、赤外線センサとしてもよいし、カメラとしてもよい。また、側壁5には、照明2cが設置されている。そして、照明2cの近傍には、照明2cの点灯又は消灯を検知する点灯検知部53が設けられている。また、天井3には、浴室2の形状を検知する形状検知部54と、洗浄装置1における移動体20(図4参照)の位置を検知する位置検知部55とが設けられている。形状検知部54及び位置検知部55は、例えばカメラとしてもよく、この場合、人検知部の機能を付加してもよい。
本実施の形態1において、開閉検知部51、人検知部52、点灯検知部53、形状検知部54は、浴室2の天井3又は側壁5に設けられているが、これに限るものではなく、カバー10に設けられてもよい。開閉検知部51、人検知部52、点灯検知部53、形状検知部54は、カバー10に設けられることによって、開閉検知部51、人検知部52、点灯検知部53、形状検知部54と、移動体20との間で信号又は情報等を伝達する配線が、洗浄装置1に集約することができる。このため、開閉検知部51、人検知部52、点灯検知部53、形状検知部54の設置工事と、配線の施工工事とが簡略化され、工事を省力化する効果が得られる。また、開閉検知部51、人検知部52、点灯検知部53、形状検知部54は、それらの機能が一つの検知部に設けられてもよい。この場合、検知部が有するカメラが取得した画像データから、扉2b又は窓2aの開閉、人体の有無、照明2cの点灯の有無、浴室2の形状が抽出される。このように、一つの検知部が、複数の機能を有するようにしてもよく、この場合、複数の検知部を備えるよりも、低コスト化することができる。
また、部屋の壁側には、洗浄装置1におけるカバー10が設けられている。本実施の形態1においては、カバー10は、天井3に取り付けられているが、天井3に設けられた筐体30に取り付けられてもよい。この場合、筐体30とカバー10とを係合する係合部を設けることによって、カバー10を容易に取り付けることができる。また、カバー10を天井3に取り付ける場合に比べて、施工を省力化することができる。
カバー10は、一辺が折り曲げられた矩形状をなしており、折り曲げ部11の端部11aが天井3に接触して取り付けられている。これにより、折り曲げ部11の平坦部12と天井3との間には隙間が形成され、収納空間16となっている。なお、本発明において、天井3とは、壁に包含される概念であり、カバー10は、壁に取り付けられている。
また、カバー10の折り曲げ部11には、浴室2を暖房又は乾燥するための温風、ミストサウナ用のミスト等を吹き出す吹出口14が設けられている。なお、吹出口14からは、洗浄時に洗浄剤が吹き出されてもよい。この場合、洗浄剤は例えば液体とされ、霧化される。霧化された洗浄剤は、送風機によって送風される。温風、ミスト又は洗浄剤等は、夫々独立した配管を流通するように構成されており、例えば洗浄剤が送風される場合、温風及びミストの配管は閉じている。これにより、移動体20は洗浄剤を散布する必要がなくなり、すすぎ用の水だけを散布すればよい。また、接続部40は、すすぎ用の水の一つの流路のみを設ければよく、洗浄剤も散布される場合のように複数の流路を設ける必要がない。このため、低コスト化でき、また信頼性が向上する。
図3は、本発明の実施の形態1における浴室2の内観を示す斜視図であり、浴室2の内観を床下側からみた図である。なお、図3では、2方の側壁5が省略されている。図3に示すように、洗浄装置1は、移動体20を有している。移動体20は、収納空間16に収納されており、例えば洗浄時に、収納空間16から天井3に沿って移動して、カバー10の外部に露出するものである。なお、移動体20には柔軟性を有する接続部40が設けられており、接続部40によって、筐体30の内部に収納された電源(図示せず)と移動体20とが接続されている。
図4は、本発明の実施の形態1に係る洗浄装置1及び筐体30を示す分解斜視図である。図4に示すように、天井3に取り付けられた筐体30は、直方体状をなしており、底壁30bには外側に延びるフランジ30cが形成されている。このフランジ30cは、天井3に接触して固定され、これにより、筐体30が天井3に固定される。底壁30bには、温風、ミスト又は洗浄剤等が通る吹出開口33が設けられており、吹出開口33にカバー10のダクト15が接続されている。
そして、底壁30bには、送風機(図示せず)によって循環する循環風が通る循環口32が設けられており、この循環口32から吸い込まれた空気は、吹出開口33を通って、ダクト15に流通する(図4の一点鎖線矢印)。また、底壁30bには、送風機(図示せず)に吸い込まれる空気の吸込口34が設けられており、この吸込口34から吸い込まれた空気は、排気口35から排気用ダクト配管36を通って排気される(図4の破線矢印)。
また、筐体30には、2個の孔37が形成されており、この孔37には、カバー10を吊って保持するワイヤ62が挿通されている。なお、筐体30の内部には、ワイヤ62を巻き取ってワイヤ62の長さを調整するワイヤ長調整部61(図15参照)が設けられている。なお、ワイヤ62は、金属、例えば錆び難いステンレス等でもよいが、紐でもよい。また、筐体30には、接続部40が挿通される接続穴31が設けられており、接続部40は、接続穴31に挿通されて、筐体30の内部に設けられた給水部(図示せず)に接続されている。なお、給水部は、温水を給水するものであってもよい。温水を用いて洗浄することによって、洗浄能力を高めることができる。なお、筐体30の内部には、接続部40を巻き取って接続部40の長さを調整する接続長調整部60(図15参照)が設けられている。
前述の如く、カバー10は、折り曲げ部11の端部11aが天井3に接触して取り付けられている。折り曲げ部11にはダクト15が設けられており、ダクト15の先端は吹出口14となっており、基端は筐体30の吹出開口33に接続されている。これにより、温風、ミスト又は洗浄剤等は、ダクト15を通って、吹出口14から吹き出される。また、カバー10の平坦部12の端部には、2個の取付部17が設けられており、筐体30の孔37に挿通されたワイヤ62の先端が取付部17に取り付けられている。そして、平坦部12には、移動体20が載置されている。前述の如く、平坦部12と天井3との間は、収納空間16となっており、移動体20は収納空間16に収納されている。
次に、カバー10について詳細に説明する。図5は、本発明の実施の形態1におけるカバー10を示す斜視図である。図5に示すように、平坦部12において、折り曲げ部11と重なっている部分は、ヒンジ部12aとなっており、このヒンジ部12aを軸として、平坦部12は、天井3から離れるように回転する。筐体30には、ワイヤ長調整部61が設けられており、これにより、ワイヤ62の長さが調整される。ワイヤ長調整部61によってワイヤ62を長くすることによって、平坦部12は重力により回転して開く。また、ワイヤ長調整部61によってワイヤ62を短くすることによって、平坦部12は回転して閉じる。本実施の形態1は、ワイヤ62の長さに基づいて平坦部12の開閉を制御しているが、カバー10にモータを設け、モータを駆動することによって、平坦部12を回転させてもよい。
また、平坦部12には、移動体20収納時に移動体20を載置しつつ、移動体20がカバー10から浴室2に移動するガイドとなるガイド部13を有している。ガイド部13は、平坦部12のヒンジ部12aから平坦部12の端部まで延びており、平行に2個設けられている。このガイド部13の上部に移動体20が載置される。また、ガイド部13におけるヒンジ部12a側の端部には、上方に突出し、移動体20を停止させる車止め部13aが設けられている。なお、図4に示すように、ガイド部13は、カバー10の平坦部12において、筐体30の循環口32及び吸込口34に対向する部分から逸れるように設けられている。
次に、移動体20について詳細に説明する。図6、図7、図8は、本発明の実施の形態1における移動体20を示す斜視図であり、図6は、移動体20の進行方向側からみた図、図7は、移動体20の進行方向とは反対側からみた図、図8は、移動体20の下方側からみた図である。また、図9は、本発明の実施の形態1における移動体20を示す断面図である。図6、図7、図8に示すように、移動体20は、部屋の内部を移動する移動部23及び移動部23の移動に伴って部屋を洗浄する洗浄部24を有している。また、図9に示すように、移動体20は、中空状の本体22と、本体22の内部に設けられ、部屋の空気を吸い込んで移動部23が部屋の壁に吸着するように吸着力を発生させるファン26と、ファン26を駆動するファンモータ26aとを有している。本実施の形態1は、ファン26として、軸流ファンを用いているが、ターボファン等の遠心ファンを用いることによって、更に真空度を上げて吸着力を高めてもよい。
本体22は、直方体状をなしており、部屋の空気が通る吸気口22aが下面に設けられ、吸気口22aは、吸気カバー22bで覆われている。また、本体22は、吸気口22aから吸気した空気が排気される排気口22cが上面に設けられ、排気口22cは、排気カバー22dで覆われている。なお、移動体20は、本体22と部屋の壁との間の気密性を高める気密部材26bを有している。気密部材26bは、環状の部材であり、本体22の吸気口22aの外周部に設けられている。そして、気密部材26bは、部屋の壁と本体22との隙間を埋めて、気密性を高める。これにより、真空度が高まり、吸着力を向上させることができる。なお、気密部材26bは、環状の部材に限らず、矩形状の部材でもよく、吸気口22aより外側を囲う構成であればよい。
また、本体22の側面のうち対向する2面には、夫々移動部23が設けられており、移動部23は、例えば2個の転輪23aと、2個の転輪23aを囲むように一帯に接続された環状の履板23bとから構成された無限軌道である。そして、本体22の内部には、モータ(図示せず)が設けられている。一方の転輪23aは、モータによって駆動する駆動輪であり、他方の転輪23aは、一方の転輪23aと軸(図示せず)で連結された非駆動輪である。そして、本体22の側面のうち、移動部23が設けられていない面には、洗浄部24が設けられている。洗浄部24は、移動部23の移動に伴って回転するブラシからなり、移動部23の移動に伴ってブラシが回転することによって、部屋の内部の汚れを落とす。
また、移動体20において、移動部23の最外側部は、本体22よりも外側に張り出している。これにより、移動体20が床4に落下した場合等にひっくり返っても、移動部23が床4に当たるため、移動部23の動力を床4に適切に伝達することができる。このため、移動体20は、ひっくり返った状態から、元の状態に戻ることができる。また、移動体20が側壁5に突き当たっても、移動部23が側壁5に当たるため、移動部23の動力を側壁5に適切に伝達することができる。
移動体20は、複数の移動ユニット21を有しており、例えば移動ユニット21は2個である。なお、移動ユニット21は、夫々本体22、移動部23、洗浄部24、ファン26及びファンモータ26aを有している。移動体20は、移動ユニット21同士を互いに移動自在に支持する連結部25を有しており、連結部25は、本体22の側面のうち、移動部23及び洗浄部24が設けられていない面に設けられている。そして、移動ユニット21は、連結部25によって連結されている。連結部25は、複数の回転機構から構成されており、第1の移動ユニット21a及び連結部25の第1の移動ユニット21a側には、連結方向に垂直且つ第1の移動ユニット21aの幅方向に平行な回転軸25aが設けられている。また、第2の移動ユニット21b及び連結部25の第2の移動ユニット21b側にも、連結方向に垂直且つ第2の移動ユニット21bの幅方向に平行な回転軸25bが設けられている。更に、連結部25には、連結方向に垂直且つ移動体20の高さ方向に平行な回転軸(図示せず)が設けられている。
そして、連結部25は、第1の移動ユニット21a、第2の移動ユニット21bの移動に伴って受動的に回転する。なお、連結部25は、駆動部となるモータ(図示せず)を有しており、能動的にも回転する。第1の移動ユニット21aと第2の移動ユニット21bとの間に角度が設けられる場合、連結部25のモータを駆動して、第1の移動ユニット21a又は第2の移動ユニット21bを回転することによって、第1の移動ユニット21aと第2の移動ユニット21bとの間の角度を、任意の角度に設定することができる。これにより、一方の移動ユニット21は、他方の移動ユニット21に対し、移動自在に支持されると共に、任意の角度を保ちつつ支持される。
移動体20の進行方向側の第1の移動ユニット21aは、洗浄部24の上方に第1の吐出部27aを有しており、第1の吐出部27aは、洗浄剤を吐出するものである。また、移動体20の進行方向とは反対側の第2の移動ユニット21bは、洗浄部24の上方に第2の吐出部27bを有している。第2の吐出部27bは、洗浄剤をすすぐ水を吐出するものである。なお、本実施の形態1においては、洗浄剤は、吹出口14からは散布されず、第1の吐出部27aから吐出される。
洗浄剤は、オゾン水又は電解水が用いられてもよい。この場合、筐体30の内部には、オゾン水生成部又は電解水生成部が設けられる。これにより、洗浄剤の補充が不要となるため、メンテナンス性が向上し、ランニングコストを削減することもできる。
また、洗浄剤としてオゾン水が使用される場合、オゾン水は、ぬめり取りに有効であり、また、反応すると酸素に変わるため放水によるすすぎも不要であり、更に洗浄コストも削減でき、信頼性も高い。なお、電解水としては、アルカリ性電解水と酸性電解水とがあり、アルカリ性電解水は、油脂の洗浄に有効であり、酸性電解水は、殺菌に有効である。洗浄剤として電解水が使用される場合、アルカリ性電解水で洗浄した後に酸性電解水で洗浄することによって殺菌効果が高まると共に、中和されて中性となり信頼性も高い。
図10は、本発明の実施の形態1における接続部40を示す断面図である。接続部40は、第2の移動ユニット21bの洗浄部24の上方に接続されている。図10に示すように、接続部40は、仕切によって内部が区画された二層管であり、一方が洗浄剤用の穴41aであり、他方がすすぎに用いる水用の穴42aである。電線41は、接続部40の穴41a及び穴42aの外周の被覆部に、モールド、積層等により、埋め込まれている。電線41は、筐体30の内部に設けられた電源と移動体20との間で送受信される電気信号を伝導するものであり、また、チューブ42は、洗浄剤又は水等が流通するものである。このように、洗浄装置1は、接続部40によって、電源、洗浄剤、水等が供給されているため、移動体20自体に電源、洗浄剤、水等を搭載することが不要である。このため、移動体20を小型化、軽量化することができる。
図11、図12、図13、図14は、本発明の他の実施の形態における接続部40を示す断面図である。接続部40は、二層管のほかに、図11に示すように、円管状の仕切によって同心円状に区画された二重管としてもよい。また、図12に示すように、接続部40の中心に電線41用の穴41aを設け、その周囲に複数のチューブ42用の穴42aを設けてもよい。更に、図13に示すように、接続部40として、1個の線に、隣り合う二本の穴を設け、夫々洗浄剤用の穴41a及びすすぎに用いる水用の穴42aとしてもよい。更にまた、図14に示すように、接続部40として、電線41と必要な数のチューブ42とを別途用意し、電線41の外面とチューブ42の外面とを接着してもよい。
次に、洗浄装置1による浴室全体を洗浄する洗浄モードの洗浄動作について説明する。図15、図16、図17、図18は、本発明の実施の形態1に係る洗浄装置1の洗浄動作を示す断面図である。図15に示すように、移動体20は、天井3に設けられた筐体30の底壁30bとカバー10との間に形成された収納空間16に収納されている。移動体20は、移動部23の下面が、筐体30の底壁30bに接触しており、また、移動部23の上面は宙に浮いた状態である。これは、カバー10のガイド部13が、本体22の吸気口22aに対向する排気口22cが設けられた面、即ち本体22の上面を支えることによって、移動部23がカバー10から浮き、移動部23が底壁30bに接触して移動することを阻害しない。そして、ファン26が駆動すると、本体22の吸気口22aから空気が吸い込まれ、本体22における筐体30側の面が筐体30の底壁30bに吸着する。一方、本体22におけるカバー10側の面は、ガイド部13に接触しており、本体22とカバー10とが離間しているため、ファン26が駆動すると、吸気口22aに吸い込まれた空気が、圧力損失が少ない状態で排気口22cから排気される。これにより、移動部23は、カバー10に摩擦されずに、筐体30の底壁30bに沿って移動し、図16に示すように、移動体20は、筐体30の底壁30bから引き続き天井3に沿って移動する。このとき、第1の移動ユニット21a及び第2の移動ユニット21bは、いずれも筐体30の底壁30b又は天井3に面接触している。
なお、移動体20が移動すると、それに伴って、接続長調整部60が、接続部40の長さを調整する。接続部40が必要以上に露出していると、絡み又は引っ掛かり等が生じて、移動体20の洗浄動作を妨げる虞がある。また、接続部40が必要以上に露出していると、その分垂れ下がった接続部40の重みによって、移動体20が引っ張られて、ファン26による吸着力が弱まる。このため、ファン26を過剰に動作させる必要があるため、ファン26の負荷が大きくなる。本実施の形態1は、接続長調整部60によって接続部40の長さを調整しているため、移動体20の洗浄動作を妨げず、また、ファン26の負荷を減らすことができる。
移動体20が浴室2の隅部に到達すると、第1の移動ユニット21aは、第2の移動ユニット21bに対し、水平状態から垂直状態になるように連結部25によって向きを変える。このとき、第1の移動ユニット21aは、側壁5に線接触しているものの、第2の移動ユニット21bは、天井3に面接触している。その後、図17に示すように、第1の移動ユニット21aは、第2の移動ユニット21bに対し垂直状態になり、このとき、第1の移動ユニット21aは、側壁5に面接触し、第2の移動ユニット21bは、天井3に面接触している。その後、第2の移動ユニット21bは、第1の移動ユニット21aに対し、垂直状態から水平状態になるように連結部25によって向きを変える。このとき、第2の移動ユニット21bは、天井3に線接触しているものの、第1の移動ユニット21aは、側壁5に面接触している。
その後、図18に示すように、第2の移動ユニット21bは、第1の移動ユニット21aに対し水平状態になり、このとき、第1の移動ユニット21a及び第2の移動ユニット21bは、いずれも側壁5に面接触している。このように、洗浄装置1は、連結部25を有しているため、天井3と側壁5との移動、側壁5と側壁5との移動及び側壁5と床4との移動が容易である。また、移動体20は、第1の移動ユニット21a及び第2の移動ユニット21bの少なくとも一方は、天井3、側壁5又は床4のいずれかにおいて、常に面接触している。このため、移動体20が天井3、側壁5又は床4に吸着する力が強まり、移動体20が落下等することが抑制される。
移動体20は、図15〜図18に示す動作を繰り返しながら、部屋の側壁5において、部屋の内部の上方から下方に向かって、螺旋状に移動する。これにより、洗浄性能が向上し、また、効率良く洗浄することができるため、洗浄時間を短縮することができる。更に、移動体20は、螺旋状に移動する際、一周おきに移動方向が逆転する。これにより、接続部40が捩じれることを抑制することができる。側壁5が洗浄された後、床4、浴槽2dの洗浄が行われる。洗浄後は、送風機によって浴室2の空気が屋外に排気され、浴室2内が乾燥され、カビやぬめりの元となる菌の繁殖を抑制することによって、洗浄動作が終了する。なお、乾燥工程においては、暖房を併用することによって、乾燥時間を短くしてもよい。
また、移動体20が移動する際、第1の移動ユニット21aにおける第1の吐出部27aから洗浄剤が吐出される。そして、吐出された洗浄剤が側壁5等に付着し、洗浄剤が付着した側壁5等が洗浄部24によりブラッシングされる。その後、第2の移動ユニット21bにおける第2の吐出部27bから吐出される水によって、側壁5等に付着した洗浄剤がすすがれる。これにより、側壁5等が洗浄される。このように、洗浄装置1は、ブラッシングとすすぎとが一工程で完了するため、洗浄時間を短縮することができる。
なお、第1の吐出部27aからアルカリ性電解水が吐出され、第2の吐出部27bから酸性電解水が吐出されるように構成してもよい。この場合、移動体20が移動する際、第1の移動ユニット21aにおける第1の吐出部27aからアルカリ性電解水が吐出される。そして、吐出されたアルカリ性電解水が側壁5等に付着し、アルカリ性電解水が付着した側壁5等が洗浄部24によりブラッシングされる。これにより、側壁5等の油が除去される。その後、第2の移動ユニット21bにおける第2の吐出部27bから吐出される酸性電解水によって、側壁5等が殺菌される。また、アルカリ性電解水と酸性電解水とは中和されて中性となる。これにより、側壁5等が洗浄される。このように、第1の吐出部27aからアルカリ性電解水が吐出され、第2の吐出部27bから酸性電解水が吐出されるように構成する場合、洗浄時間を短縮することができ、また信頼性も高い。
更に、第1の吐出部27a及び第2の吐出部27bのいずれもからオゾン水が吐出されるように構成してもよい。この場合、移動体20が移動する際、第1の移動ユニット21aにおける第1の吐出部27a及び第2の移動ユニット21bにおける第2の吐出部27bからオゾン水が吐出される。そして、吐出されたオゾン水が側壁5等に付着し、オゾン水が付着した側壁5等が洗浄部24によりブラッシングされる。これにより、側壁5等のぬめりが除去される。そして、オゾン水は、反応して酸素となる。これにより、側壁5等が洗浄される。このように、第1の吐出部27a及び第2の吐出部27bのいずれもからオゾン水が吐出されるように構成する場合、洗浄時間を短縮することができ、また信頼性も高い。更に、接続部40におけるチューブ42は、オゾン水のみが流通するため、チューブ42の構造が平易である。
次に、洗浄装置1による浴槽2d、床4の洗浄モードの洗浄動作について説明する。なお、ユーザは洗浄モードを選択することによって、洗浄が必要な部分のみを洗浄することができ、洗浄コストを低減することができる。図19、図20、図21、図22、図23は、本発明の実施の形態1に係る洗浄装置1の浴槽2dの洗浄動作を示す断面図である。図19に示すように、移動体20は、天井3に設けられた筐体30の底壁30bとカバー10との間に形成された収納空間16に収納されている。そして、図20に示すように、カバー10の平坦部12が水平方向から垂直方向に回転し、これに伴いワイヤ長調整部61によってワイヤ62の長さが調整される。これにより、移動体20が、垂直方向に向く。その後、図21に示すように、接続長調整部60は、移動体20が浴槽2d、部屋の床4等に到達するように接続部40の長さを長くする。そして、図22に示すように、移動体20は浴槽2dに到達し、浴槽2dを洗浄する。浴槽2dが洗浄された後、図23に示すように、接続長調整部60は、移動体20が収納空間16に収納されるように接続部40の長さを短くする。
このように、浴槽2d、床4等を洗浄する場合、移動体20は、天井3及び側壁5を通らなくとも、直接浴槽2d、床4等に到達することができる。従って、洗浄時間が短縮される。また、洗浄が終了された後、移動体20は、天井3、側壁5、床4等を通らなくとも、接続長調整部60によって吊り上げるだけで、収納空間16に収納される。このため、洗浄後の片付けも容易である。洗浄動作終了後は、浴室2の全体を洗浄する洗浄モードと同様に、浴室2の乾燥工程が行われ、動作完了となる。なお、移動体20のメンテナンス時においても、移動体20は、図19〜図22に示す動作を行って、床4に到達するように構成してもよい。この場合、作業者は、洗浄部24の交換等を、天井3ではなく床4で行うことができる。
洗浄装置1は、制御部50を有しており、制御部50は、移動体20の動作を制御するものである。制御部50は、例えば操作部6の近傍に設けられており、信号線を介して洗浄装置1に接続されている。このように、制御部50が、操作部6の近傍に設けられることにより、電気部品、回路基板等が、多湿環境における結露等による誤動作をすることが抑制され、また劣化することも抑制される。
図24は、本発明の実施の形態1における制御部50を示すブロック図である。図24に示すように、制御部50は、開閉検知部51、人検知部52、点灯検知部53、形状検知部54又は位置検知部55から信号を受信すると、その信号の内容に基づいて、移動体20に信号を送信する。具体的には、制御部50は、開閉検知部51において窓2a又は扉2bが閉じていることが検知された場合、移動体20が動作することを許容するものである。これにより、浴室2の外部に放水されることを抑制することができる。また、制御部50は、開閉検知部51において窓2a又は扉2bが開いていることが検知された場合、移動体20の動作を停止するものである。これにより、浴室2の外部に放水されることを抑制することができる。
更に、制御部50は、人検知部52において部屋に人がいることが検知された場合、移動体20の動作を停止するものである。これにより、人に放水されることを抑制することができる。更にまた、制御部50は、点灯検知部53において照明2cが消灯していることが検知された場合、移動体20が動作することを許容するものである。これにより、浴室2が使用されているときに放水されることを抑制することができ、信頼性が向上する。また、制御部50は、形状検知部54又は位置検知部55の検知結果に基づいて、移動体20の動作を制御するものである。これにより、部屋の全体を容易にセンシングすることができる。
次に、本実施の形態1に係る洗浄装置1の動作について説明する。図25は、本発明の実施の形態1に係る洗浄装置1の動作を示すフローチャートである。図25に示すように、制御が開始されると、先ず、制御部50によって、浴室2等の部屋の窓2aが閉じているか否かが判定される(ステップST1)。部屋の窓2aが開いていることが判定された場合(ステップST1のNo)、ステップST5に進み、移動体20の動作が停止される。一方、部屋の窓2aが閉じていることが判定された場合(ステップST1のYes)、制御部50によって、部屋の扉2bが閉じているか否かが判定される(ステップST2)。部屋の扉2bが開いていることが判定された場合(ステップST2のNo)、ステップST5に進み、移動体20の動作が停止される。一方、部屋の扉2bが閉じていることが判定された場合(ステップST2のYes)、制御部50によって、部屋に人がいるか否かが判定される(ステップST3)。
部屋に人がいることが判定された場合(ステップST3のYes)、ステップST5に進み、移動体20の動作が停止される。一方、部屋に人がいないことが判定された場合(ステップST3のNo)、制御部50によって、部屋の照明2cが消灯しているか否かが判定される(ステップST4)。部屋の照明2cが点灯していることが判定された場合(ステップST4のNo)、ステップST5に進み、移動体20の動作が停止される。これに対し、部屋の照明2cが消灯していることが判定された場合(ステップST4のYes)、移動体20が動作することが許容される(ステップST6)。即ち、既に移動体20が動作している場合、その動作は継続される。また、これから移動体20が動作しようとしている場合、その動作が開始される。そして、移動体20は、形状検知部54又は位置検知部55の検知結果に基づいて、その動作が制御される。
なお、ステップST1、ステップST2、ステップST3、ステップST4は、連続して実施されているが、個別に実施されてもよい。即ち、部屋の窓2aが閉じている場合に、直ちに移動体20の動作が許容されてもよいし、部屋の扉2bが閉じている場合に、直ちに移動体20の動作が許容されてもよいし、部屋に人がいない場合に、直ちに移動体20の動作が許容されてもよいし、部屋の照明2cが消灯している場合に、直ちに移動体20の動作が許容されてもよい。また、これらのステップST1、ステップST2、ステップST3、ステップST4は、適宜組み合わせて実施されてもよく、いずれの順序であってもよい。
このように、浴室2の状態が確認された後、扉2bをロックするロック部が設けられている場合、制御部50は、扉2bをロックするようにロック部を制御して、扉2bを開かないようにする。その後、図15〜図18に示す動作が行われつつ、移動体20において、第1の吐出部27aから洗浄剤が散布され、第2の吐出部27bから水が吐出されてすすがれる。そして、吹出口14から温風が送風され、また送風機による換気が行われて、浴室2及び洗浄装置1の乾燥が行われる。これにより、洗浄が終了し、制御部50は、扉2bのロックを解除するようにロック部を制御して、扉2bを開閉自在にする。なお、洗浄剤の散布及び水の吐出が実施されているときにも、浴室2の状態が管理されており、例えば、窓2a又は扉2b等が開いた場合、人が浴室2に入室した場合等には、洗浄剤の散布及び水の吐出が停止される。
次に、本実施の形態1に係る洗浄装置1の作用について説明する。移動体20は、部屋の内部を移動する移動部23を有している。このため、浴室2等の部屋の全体を洗浄することができる。従って、洗浄の作業負担が軽くなる。また、移動体20は、カバー10によって形成される収納空間16に収納されるものである。このように、洗浄装置1はユニット化されているため、既存の浴室2等の部屋に設置することが容易である。従って、洗浄装置1は、工事性が良好であり、工事コストを削減することもできる。
また、移動体20は、ファン26において空気が吸い込まれ部屋の側壁5に吸着する本体22を有している。このため、浴室2等の部屋の全体を適切に洗浄することができる。
更に、洗浄装置1は、制御部50によって、部屋に人がいたり、窓2a又は扉2bが開いたりしているときに、移動体20の動作が停止される。このため、水等が人にかかったり、水等が室外に放出されたりといった誤操作、誤動作を抑制することができる。
実施の形態2.
図26は、本発明の実施の形態2に係る洗浄装置100を示す斜視図である。本実施の形態2に係る洗浄装置100は、収納空間16が筐体30の内部に形成されている点で実施の形態1と相違する。本実施の形態2では、実施の形態1と共通する部分は同一の符号を付して説明を省略し、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
図26に示すように、筐体30の底壁30bは、筐体30の内部側に凹んでおり、収納空間16が形成されている。移動体20は、収納空間16に収納されており、洗浄時等にカバー10が開いて、移動体20が収納空間16から移動し、カバー10の外部に露出する。この場合、カバー10の折り曲げ部11の端部11aがヒンジ部であり、折り曲げ部11の端部11aを軸としてカバー10が回転する。本実施の形態2においても、実施の形態1と同様の効果を奏する。
1 洗浄装置、2 浴室、2a 窓、2b 扉、2c 照明、2d 浴槽、3 天井、4 床、5 側壁、6 操作部、7 報知部、10 カバー、11 折り曲げ部、11a 端部、12 平坦部、12a ヒンジ部、13 ガイド部、13a 車止め部、14 吹出口、15 ダクト、16 収納空間、17 取付部、20 移動体、21 移動ユニット、21a 第1の移動ユニット、21b 第2の移動ユニット、22 本体、22a 吸気口、22b 吸気カバー、22c 排気口、22d 排気カバー、23 移動部、23a 転輪、23b 履板、24 洗浄部、25 連結部、25a、25b 回転軸、26 ファン、26a ファンモータ、26b 気密部材、27a 第1の吐出部、27b 第2の吐出部、30 筐体、30b 底壁、30c フランジ、31 接続穴、32 循環口、33 吹出開口、34 吸込口、35 排気口、36 排気用ダクト配管、37 孔、40 接続部、41 電線、41a 穴、42 チューブ、42a 穴、50 制御部、51 開閉検知部、52 人検知部、53 点灯検知部、54 形状検知部、55 位置検知部、60 接続長調整部、61 ワイヤ長調整部、62 ワイヤ、100 洗浄装置。

Claims (29)

  1. 部屋の壁側に設けられて収納空間を形成するカバーと、
    前記部屋の内部を移動する移動部及び前記移動部の移動に伴って前記部屋を洗浄する洗浄部を有し、前記収納空間に収納され、前記移動部の移動で前記カバーの外部に露出する移動体と、
    を備える洗浄装置。
  2. 前記移動体は、
    中空状の本体と、
    前記本体の内部に設けられ、前記部屋の空気を吸い込んで前記移動部が前記部屋の壁に吸着するように吸着力を発生させるファンと、を有する請求項1記載の洗浄装置。
  3. 前記移動体は、
    前記移動部が前記本体の側面に設けられ、前記移動部の最外側部は、前記本体よりも外側に張り出している請求項2記載の洗浄装置。
  4. 前記本体は、
    前記部屋の空気が通る吸気口を有し、
    前記移動体は、
    前記吸気口の外側を囲うように設けられ、前記本体と前記部屋の壁との間の気密性を高める気密部材を有する請求項2又は3記載の洗浄装置。
  5. 前記移動体は、
    夫々前記移動部及び前記洗浄部を有する複数の移動ユニットを有し、
    複数の前記移動ユニットは、連結部で連結されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の洗浄装置。
  6. 前記移動体の進行方向側の前記移動ユニットは、
    洗浄剤を吐出する第1の吐出部を有し、
    前記移動体の進行方向とは反対側の前記移動ユニットは、
    前記洗浄剤をすすぐ水を吐出する第2の吐出部を有する請求項5記載の洗浄装置。
  7. 前記移動体の進行方向側の前記移動ユニットは、
    アルカリ性電解水を吐出する第1の吐出部を有し、
    前記移動体の進行方向とは反対側の前記移動ユニットは、
    酸性電解水を吐出する第2の吐出部を有する請求項5又は6記載の洗浄装置。
  8. 前記移動体の進行方向側の前記移動ユニットは、
    オゾン水を吐出する第1の吐出部を有し、
    前記移動体の進行方向とは反対側の前記移動ユニットは、
    オゾン水を吐出する第2の吐出部を有する請求項5〜7のいずれか1項に記載の洗浄装置。
  9. 前記カバーは、
    前記移動体が露出するときに開き、前記移動体が収納されるときに閉じる請求項1〜8のいずれか1項に記載の洗浄装置。
  10. 電源と前記移動体との間で送受信される電気信号を伝導する電線を有し、前記電源と前記移動体とを接続する接続部
    を更に備える請求項1〜9のいずれか1項に記載の洗浄装置。
  11. 前記接続部は、
    洗浄剤又は水が流通するチューブを有する請求項10記載の洗浄装置。
  12. 前記接続部は、柔軟性を有しており、
    前記接続部の長さを調整する接続長調整部
    を更に備える請求項10又は11記載の洗浄装置。
  13. 前記接続長調整部は、
    前記移動体が前記収納空間に収納されるように前記接続部の長さを短くする請求項12記載の洗浄装置。
  14. 前記接続長調整部は、
    前記移動体が前記部屋の床に到達するように前記接続部の長さを長くする請求項12又は13記載の洗浄装置。
  15. 液体を霧化する超音波振動子を更に備え、
    前記超音波振動子は、洗浄剤を霧化する請求項1〜14のいずれか1項に記載の洗浄装置。
  16. オゾン水又は電解水が、洗浄剤として用いられる請求項1〜15のいずれか1項に記載の洗浄装置。
  17. 前記移動体は、
    前記部屋の側壁において、前記部屋の内部の上方から下方に向かって、螺旋状に移動する請求項1〜16のいずれか1項に記載の洗浄装置。
  18. 前記移動体は、
    一周おきに移動方向が逆転する請求項17記載の洗浄装置。
  19. 前記移動体の操作を受け付ける操作部が前記部屋の外に設けられている請求項1〜18のいずれか1項に記載の洗浄装置。
  20. 前記移動体の操作が行われる場合、前記移動体の操作が行われる旨を報知する報知部が前記操作部に設けられている請求項19記載の洗浄装置。
  21. 前記水は、温水である請求項1〜20のいずれか1項に記載の洗浄装置。
  22. 前記部屋の空気を排気する送風機を更に備え、
    前記送風機は、
    前記移動体が前記部屋を洗浄した後に、前記部屋の空気を排気する請求項1〜21のいずれか1項に記載の洗浄装置。
  23. 前記移動体の動作を制御する制御部を更に備える請求項1〜22のいずれか1項に記載の洗浄装置。
  24. 前記部屋の形状を検知する形状検知部又は前記移動体の位置を検知する位置検知部を更に備え、
    前記制御部は、
    前記形状検知部又は前記位置検知部の検知結果に基づいて、前記移動体の動作を制御するものである請求項23記載の洗浄装置。
  25. 前記部屋の窓又は扉の開閉を検知する開閉検知部を更に備え、
    前記制御部は、
    前記開閉検知部において前記窓又は前記扉が閉じていることが検知された場合、前記移動体が動作することを許容するものである請求項23又は24記載の洗浄装置。
  26. 前記制御部は、
    前記開閉検知部において前記窓又は前記扉が開いていることが検知された場合、前記移動体の動作を停止するものである請求項25記載の洗浄装置。
  27. 前記部屋に人がいることを検知する人検知部を更に備え、
    前記制御部は、
    前記人検知部において前記部屋に人がいることが検知された場合、前記移動体の動作を停止するものである請求項23〜26のいずれか1項に記載の洗浄装置。
  28. 前記部屋の照明の点灯又は消灯を検知する点灯検知部を更に備え、
    前記制御部は、
    前記点灯検知部において前記照明が消灯していることが検知された場合、前記移動体が動作することを許容するものである請求項23〜27のいずれか1項に記載の洗浄装置。
  29. 前記カバーは、
    前記部屋の形状を検知する形状検知部、前記移動体の位置を検知する位置検知部、前記部屋の窓又は扉の開閉を検知する開閉検知部、前記部屋に人がいることを検知する人検知部及び前記部屋の照明の点灯又は消灯を検知する点灯検知部のうち少なくとも一つが設けられている請求項1〜28のいずれか1項に記載の洗浄装置。
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