JP2007301344A - 集塵装置を備える建物 - Google Patents

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Abstract

【課題】室内空間を広く利用することを可能とするとともに、室内環境への悪影響を抑制した集塵装置を備える建物を提供すること。
【解決手段】建物内における壁11の下端に開口部26を形成し、壁11の反室内側空間に集塵装置10を設置するとともに、集塵装置10における塵埃等を吸込む吸込口を開口部26と対向する位置に配置し、開口部26を介して、吸込口18を室内に向けて開放する。これにより、室内空間に集塵装置10を設置するためのスペースを必要とせず、室内空間を広く使うことができる。また、集塵装置10が壁11の反室内側空間に設置されているため、室内における集塵装置10の排気音を低減することができ、室内環境への悪影響を抑制することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、壁部の反室内側空間に設置された集塵装置を備える建物に関するものである。
従来、建物内に設置される集塵装置としては、モップや箒で寄せ集めた塵埃等を吸引処理できるようにした室内床定置式の集塵装置が知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に記載の室内床定置式の集塵装置は、床面に沿って前方に向いて開口する吸引口、吸引ファン、ファン駆動モータ及び集塵袋等を備えている。そして、この集塵装置は、モップ等で吸引口付近に寄せ集められたごみや塵を吸引し、集塵袋に集めるようになっている。
しかし、上記集塵装置は室内に設置されるものであるため、室内に集塵装置の設置スペースが必要となる。また、集塵装置が室内に設置されると、室内の美観上も好ましくない。さらに、室内に設置された集塵装置は室内に排気をすることとなる。そのため、室内における排気音が大きくなるとともに、室内空気を清浄に保つことも困難である。
特開2003−153830号公報
本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、室内空間を広く利用することを可能とするとともに、室内環境への悪影響を抑制した集塵装置を備える建物を提供することを主たる目的とするものである。
以下、上記課題を解決するのに有効な手段等につき、必要に応じて作用、効果等を示しつつ説明する。
本発明の集塵装置を備える建物は、建物内における壁部の下端に開口部を形成し、前記壁部の反室内側空間に集塵装置を設置するとともに、当該集塵装置における塵埃等を吸込む吸込口を前記開口部と対向する位置に配置し、前記開口部を介して、前記吸込口を室内に向けて開放することを特徴としている。
これにより、室内空間に集塵装置を設置するためのスペースを必要とせず、室内空間を広く使うことができるとともに、室内の美観も保持できる。また、集塵装置が壁部の反室内側空間に設置されているため、室内における集塵装置の排気音を低減することができ、室内環境への悪影響を抑制することができる。さらに、集塵装置の排気を屋外側空間に排出するようにした場合には、室内空間の空気を清浄に保つことも可能になる。
なお、前記壁部を、その下部に巾木を設けて構成し、前記開口部を前記巾木に形成してもよい。
前記開口部を開放及び閉鎖することが可能な開閉部と、前記開閉部を駆動する開閉駆動部とを備えることが望ましい。これにより、開口部を閉鎖した状態では、壁部の反室内側空間に設置された集塵装置の存在を目立ちにくくすることができる。これにより、美観性を向上することが可能となる。
前記壁部を、その下部に巾木を設けて構成し、前記開口部を前記巾木に形成するとともに、前記開口部を開放及び閉鎖することが可能な開閉部と、前記開閉部を駆動する開閉駆動部とを備え、前記開閉部が前記開口部を閉鎖した状態において、前記開閉部は前記開口部が形成された巾木とともに連続的な巾木を構成することが望ましい。これにより、壁部下部に巾木がある場合において、開閉部により開口部を閉鎖した際に、巾木に形成された開口部を目立ちにくくすることができる。この結果、美観性を向上することが可能となる。
前記開口部周辺の所定エリアにおける人又は物等の存在を検出する検出手段と、前記集塵装置の吸引力を発生させる吸引手段と、前記開閉駆動部及び前記吸引手段の作動を制御する制御部とを備え、前記検出手段により人又は物等の存在が検出された場合に、前記制御部は前記検出手段からの信号に基づき、前記開閉駆動部を駆動させて前記開口部を開放するとともに、前記吸引手段の作動を開始させることが望ましい。これによると、例えば、ユーザーがモップ等で室内床面上の塵埃等を開口部周辺の所定エリアまで集めて来ると、自動的に開口部が開放され、集塵装置の吸引が開始される。これにより、ユーザーが塵埃等を集めた後に集塵装置を手動で作動させる手間を省くことができ、利便性が向上する。
所定の時間を計測可能なタイマを備え、前記吸引手段が作動後、前記タイマで設定した時間が経過した場合に、前記制御部は前記タイマからの信号に基づき、前記吸引手段の作動を停止させるとともに、前記開閉駆動部を駆動させて前記開口部を閉鎖することが望ましい。これによると、集塵装置が作動後、タイマで設定された時間が経過すると、自動的に集塵装置の作動が停止するとともに、前記開口部が閉鎖される。これにより、集塵装置の電源の切り忘れを抑制でき、消費電力を抑制することができる。
所定の時間を計測可能なタイマと、前記集塵装置の吸引力を発生させる吸引手段と、前記開閉駆動部及び前記吸引手段の作動を制御する制御部とを備え、前記タイマで設定した運転間隔時間が経過するごとに、前記制御部は前記タイマからの信号に基づき、前記開閉駆動部を駆動させて前記開口部を開放するとともに、前記吸引手段の作動を開始させ、前記吸引手段の作動後、前記タイマで設定した運転継続時間が経過した場合に、前記制御部は前記タイマからの信号に基づき、前記吸引手段の作動を停止させるとともに、前記開閉駆動部を駆動させて前記開口部を閉鎖することが望ましい。これによると、運転間隔時間ごとに運転継続時間だけ集塵装置を自動的に作動する。これにより、開口部周辺における床面上の塵埃等を定期的に吸引することができ、室内の塵埃等を低減することができる。
本発明の建物における自動清掃システムでは、建物内における壁部の下端に形成された開口部と対向する位置に配置されるとともに前記開口部を介して室内側空間に向けて開放される吸込口と、当該吸込口から塵埃等を吸引する吸引力を発生させる吸引手段と、前記開口部を開放及び閉鎖することが可能な開閉部と、前記開閉部を駆動する開閉駆動部とを有し、建物内における壁部の反室内側空間に設置される集塵装置と、前記建物内における床面上の塵埃等を内部に吸引するとともに、吸引した内部の塵埃等を外部に排出可能な自走式の掃除ロボットと、前記掃除ロボットが前記開口部周辺の所定エリアに存在することを検出する検出手段と、前記吸引手段、前記開閉駆動部及び前記掃除ロボットの作動を制御する制御手段とを備えている。そして、前記制御手段は、前記検出手段により前記掃除ロボットの存在が検出された場合に、前記開閉駆動部を駆動させて前記開口部を開放し、前記吸引手段による吸引を開始させるとともに、前記掃除ロボットの内部に吸引された塵埃等を前記集塵装置に排出させることを特徴としている。
これによると、集塵装置は壁部の反室内側空間に設置されている。これにより、室内空間に集塵装置を設置するためのスペースを必要とせず、室内空間を広く使うことができるとともに、室内の美観も保持できる。また、集塵装置が壁面内に設置されているため、室内における集塵装置の排気音を低減することができ、室内環境への悪影響を抑制することができる。
また、掃除ロボットが自走して床面上を掃除するとともに、掃除ロボットの内部に溜められた塵埃等も自動で集塵装置に排出する。これにより、ユーザー自身がモップ等で床面上の塵埃等を集め、その塵埃等をモップ等で吸込口内へ押し込む必要がなくなる。その結果、ユーザーの手間を少なくすることができ、利便性が向上する。
前記検出手段は、前記掃除ロボットが前記開口部周辺の所定エリア内に存在する場合に前記掃除ロボットが有する固有の識別情報を取得することにより、前記掃除ロボットが前記開口部周辺の所定エリアに存在することを検出することが望ましい。掃除ロボットが有する固有の識別情報により掃除ロボットの存在を検出するので、特定の掃除ロボット以外の物体が開口部周辺の所定エリア内に存在することにより、集塵装置が誤作動することを抑止することができる。
前記掃除ロボットを充電する充電ポイントを備え、前記掃除ロボットがその内部に吸引した塵埃等を前記集塵装置に排出する位置において、前記掃除ロボットと前記充電ポイントとを接続することが望ましい。これによると、掃除ロボットから集塵装置への塵埃等の排出位置において掃除ロボットの充電ができる。これにより、掃除ロボットからの塵埃等の排出と充電とを併行して行うことも可能となる。この場合には、充電のみに当てる時間を短縮することができる。また、掃除ロボットから集塵装置への塵埃等の排出のたびに充電を行うことが可能となるので、充電忘れを抑止することも可能になる。
前記集塵装置は、前記吸込口から前記掃除ロボットを収容可能な収容部を有することが望ましい。これによると、掃除ロボットの不使用時に、掃除ロボットを収容部内に収容することができる。これにより不使用時に掃除ロボットが室内のスペースを占有することがないので、室内空間を広く使えるとともに、室内の美観性も向上する。
前記集塵装置は、前記吸込口から前記掃除ロボットを収容可能な収容部を有し、前記収容部の内部に前記掃除ロボットを充電する充電ポイントを設け、前記掃除ロボットと前記充電ポイントとの接続を前記収容部内において行うことが望ましい。これにより、充電中に掃除ロボットが室内のスペースを占有することがないので、室内空間を広く使えるとともに、室内の美観性も向上する。また、掃除ロボットの使用を終了し、収容部に収容している際に充電することができるので、充電忘れを抑止することも可能になる。
前記集塵装置は、前記収容部における所定の収容位置に前記掃除ロボットを誘導するためのガイド部を有することが望ましい。これにより、掃除ロボットを収容部内の所定の位置に収容することが可能となる。また、掃除ロボットと充電ポイントとの接続を収容部内において行う場合には、所定の充電位置まで掃除ロボットを誘導することができるので、掃除ロボットと充電ポイントとの接続の確実性を向上することができる。
本発明の掃除ロボットを備える建物は、室内空間の床面上の塵埃等を吸い込むための吸込口と、塵埃等を吸引する吸引力を発生させる吸引手段とを有する自走式の掃除ロボットと、前記掃除ロボットを充電するための充電ポイントを有し、前記掃除ロボットを収容可能な収容部とを備える。そして、前記収容部内において前記吸込口を前記室内空間側に向けるとともに前記掃除ロボットが前記充電ポイントと接続された状態で、前記吸引手段を作動させて前記室内空間の塵埃等を前記掃除ロボットにより吸引可能としたことを特徴としている。
これによると、掃除ロボットは収容部に収容された状態において、充電することが可能である。このため、掃除ロボットの充電中に掃除ロボットが室内のスペースを占有することがなく、室内空間を広く使用することが可能となるとともに室内の美観性も向上する。
また、自走式の掃除ロボットを収容部内に据え置かれた状態で作動させることができるので、自走式掃除ロボットとして機能だけでなく据置式集塵装置としての機能をも掃除ロボットに併せ持たせることができる。これにより、各機能を有する装置をそれぞれ設置する場合に比べて設置スペース及び設置コストを低減することが可能となる。
撮像手段と当該撮像手段により得られた画像データに基づいて前記掃除ロボットの進行方向を制御する進行方向制御部とを前記掃除ロボットに設けるとともに、前記掃除ロボットの収容位置の基準点を示す基準点表示部を前記収容部に設けることが望ましい。これにより、基準点表示部を目標として掃除ロボットの進行方向を制御することで、掃除ロボットを収容部内の所定位置に収容することが可能となる。これにより、充電ポイントとの接続位置に掃除ロボットが収容されるように基準点表示部を設ければ、掃除ロボットが収容部内に収容される度に充電ポイントと接続させることが可能となる。
前記掃除ロボットを所定の収容位置に誘導するためのガイド部を前記収容部に設けることが望ましい。これによっても、所定の位置に掃除ロボットを収容することが可能となる。特に、進行方向制御部による基準点表示部を目標とする方向制御とガイド部とを併用することで、毎回の収容位置の精度を高めることが可能となる。
前記掃除ロボットの内部に吸引された塵埃等を外部に排出するための排出口を前記掃除ロボットに設けるとともに、前記収容部に集塵部を設け、前記掃除ロボットが前記充電ポイントと接続された状態において、前記掃除ロボットはその内部に吸い込んだ塵埃等を前記集塵部に排出することが望ましい。掃除ロボットは収容部内で充電がされる際に、内部に溜められた塵埃等が排出される。この結果、収容部内において掃除ロボットを使用可能な状態で待機させておくことが可能となる。
前記室内空間と前記収容部とを仕切る隔壁の下部に形成され、前記掃除ロボットが通過可能な開口部と、前記開口部を開放及び閉鎖することが可能な開口扉と、前記開口扉を駆動する開口扉駆動部と、前記開口部周辺の所定エリアにおける人又は物等の検出対象の存在を検出する検出対象検出手段とを設け、前記検出対象検出手段により前記検出対象の存在が検出された場合に、前記開口扉駆動部に前記開口扉を駆動させて前記開口部を開放することが望ましい。これにより、例えば掃除ロボットが室内を掃除して開口部前に戻ってきた場合や人が室内の塵埃等をモップで開口部前に集めて来た場合などに、自動的に開口扉が開かれる。この結果、手動で開口扉を開く必要がなく、掃除の作業効率が向上する。
前記検出手段は、前記検出対象が有する固有の識別情報を取得することにより、前記検出対象が前記開口部周辺の所定エリアに存在することを検出することが望ましい。検出対象が有する固有の識別情報により検出対象の存在を検出するので、特定の検出対象が開口部周辺の所定エリア内に存在する場合のみ開口部を開放することが可能となる。
前記掃除ロボットの前記収容部への収容状態を検出する収容状態検出手段を備え、前記掃除ロボットの前記収容部への収容状態が非収容状態から収容状態に変化した場合に、前記開口扉駆動部に前記開口扉を駆動させて前記開口部を閉鎖するようにしてもよい。これによると、掃除ロボットが室内から収容部に収容された場合には自動的に開口扉が閉じられる。この結果、手動で開口扉を閉じる必要がなく、掃除の作業効率を向上することが可能となる。
前記収容状態検出手段により前記掃除ロボットが収容状態であることが検出され、且つ、前記検出対象検出手段により前記検出対象の存在が検出された場合に、前記開口扉駆動部に前記開口扉を駆動させて前記開口部を開放するとともに、前記吸引手段を作動させて前記掃除ロボットによる集塵を開始させるようにしてもよい。これによると、掃除ロボットを据置式の集塵装置として機能させる場合に、開口扉の開放及び掃除ロボットの作動が自動的になされ、掃除の作業効率が向上する。
予め設定された所定時間を計測可能なタイマを備え、前記吸引手段が作動後、前記タイマで設定した時間が経過した場合に、前記吸引制御部は前記吸引手段の作動を停止させるとともに前記駆動制御部は前記開口扉を駆動して前記開口部を閉鎖するようにしてもよい。これにより、掃除ロボットによる吸引が所定時間で停止されるので、掃除ロボットの電源の切り忘れを防止でき、消費電力を抑止することが可能となる。
[第1実施形態]
以下に、本発明を具体化した第1の実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1は本実施形態の集塵装置の吸引集塵部を示す斜視図である。図2は吸引集塵部の吸込口周辺を示す断面図である。図3(a)は集塵装置の稼動時、(b)は集塵装置の非稼動時における吸込口周辺の状態を説明するための斜視図である。
本実施形態の集塵装置10は、建物における壁11の反室内側空間に設置されている。集塵装置10は、塵埃等の吸引通路を形成する吸引部12、塵埃等が溜められる集塵部13及び塵埃等を吸込むための空気の流れを発生させる駆動部14から構成されている。そして、本実施形態では、吸引部12と集塵部13とは、一体的に構成された吸引集塵部15として構成されている。
図1に示されるように、集塵部13は吸引部12の後上方に配置されており、吸引部12と集塵部13とが一体となった吸引集塵部15は、全体として箱状に形成されている。そして、吸引集塵部15は、壁11の反室内側空間における床下地材16上に配設されている。吸引集塵部15が配設される空間としては、例えば、部屋と部屋とを区画する壁体内部の空間が考えられる。なお、図1においては、吸引集塵部15の全体像を明確にするため、壁11を仮想的に示している。
図2に示されるように、吸引集塵部15の下部には吸気ダクト17が形成されている。吸気ダクト17の前方側(室内側)の端部には、床下地材16の上面に沿って前方に開口した吸込口18が形成されている。吸込口18近傍における吸気ダクト17の下面部は、室内における床下地材16上に設けられた床仕上材19の上面よりも低い位置にある。そして、床仕上材19の上面にある塵埃等を吸引しやすいようになっている。
吸気ダクト17の吸込口18近傍における下面部上には邪魔板20が設けられている。邪魔板20は、その前方側が吸気ダクト17の下面部上にヒンジ(図示せず)により回動可能に接続されている。一方、邪魔板20の後方側は、ばね21を介して吸気ダクト17の下面部と接続されている。これにより、邪魔板20は、その上面が吸引集塵部15の前上方を向くようになっている。それとともに、邪魔板20に前方から力を加えると、ヒンジが設けられた側を中心に邪魔板20がばね21の弾性力に抗して下方に回動可能となっている。前上方を向いている邪魔板20の面上には、横方向に延びる複数本の突起部20aが形成されており、そこでモップ22等に付着した埃等を叩くことができるようになっている。
吸引集塵部15には、巾木扉駆動部23によって駆動される巾木扉24が設けられている。この巾木扉24は、図2の仮想線で示される位置と実線で示される位置とを回動しながら移動できるようになっている。仮想線で示される位置においては、巾木扉24は吸込口18を閉鎖するようになっている。また、実線で示される位置においては、巾木扉24は巾木扉収容部25に収容されるとともに、吸込口18を前方(室内側)に開放するようになっている。なお、壁11における吸込口18と対向する部位には開口部26が形成されている。そして、巾木扉24によりこの開口部26の開閉も行われている。
図1及び図2に示されるように、吸込口18は壁11の下部に設けられている巾木27とほぼ同じ高さに形成されている。また、巾木扉24の高さも巾木27とほぼ同じ高さに形成されている。そして、図3(b)に示されるように、巾木扉24が吸込口18を閉鎖している状態においては、壁11の下部において巾木扉24が開口部26を閉塞するとともに、巾木27とが連続面を形成するようになっている。
吸引集塵部15の後上方には、集塵ケース28が配置されている。そして、集塵ケース28内には、吸込口18から吸込まれた塵等を捕捉するための集塵袋29が収容されている。この集塵ケース28と集塵袋29とで集塵部13が構成されている。
吸気ダクト17の後上方と集塵ケース28の下部とは、接続管(図示せず)により接続されている。そして、集塵袋29は、その口が接続管に接続されることにより吸気ダクト17と接続されるようになっている。集塵袋29は、濾紙で形成されており、塵埃等を含んだ空気が吸引されると、塵埃等が集塵袋29で捕捉されるとともに、空気は集塵袋29を通過するようになっている。
集塵ケース28には、集塵袋29の下流側における圧力値を検出する圧力センサ30が設けられており、吸気ダクト17の吸込口18付近には、発光ダイオードからなる警告ランプ31が設けられている。圧力センサ30及び警告ランプ31は、それぞれコントローラ32と電気的に接続されている。集塵袋29に捕捉される塵埃等の量が多くなると、集塵袋29が目詰りして集塵効率が悪くなる。また、集塵袋29が目詰りすることに応じて、集塵袋29の下流側の圧力が大気圧に比べて次第に低くなる。そして、圧力センサ30により検出された集塵袋29下流の圧力値が、予め設定された基準値より低くなった際に、コントローラ32により警告ランプ31を点灯させるようになっている。これにより、集塵袋29内の塵埃等が所定の量に達したとして、ユーザーに集塵袋29の交換時期を知らせることができるようになっている。
吸引集塵部15の側方もしくは後方側に配置されている壁11には、吸引集塵部15の点検扉(図示せず)が設けられている。そして、この点検扉から集塵袋29を交換できるようになっている。
集塵ケース28の後方には、駆動部接続ダクト33が配設されている。この駆動部接続ダクト33は、壁11内の所定の場所に設置された駆動部14に接続されている。駆動部14は、吸引ファンが固定されたファン駆動モータ34及び屋外側空間に空気を排出するための排気口を備えている。吸引ファンはその回転により駆動部接続ダクト33側から空気を吸込み、排気口から排気を行うためのものである。
壁11の所定位置には、集塵装置10をオン・オフするためのスイッチ35が設けられている。スイッチ35は、集塵装置10内の所定の場所に設けられたコントローラ32と電気的に接続されている。コントローラ32は、巾木扉駆動部23及びファン駆動モータ34の作動を制御するためのものである。スイッチ35がオンされると、コントローラ32は、巾木扉駆動部23に開信号を送信するとともに、ファン駆動モータ34に駆動開始信号を送信するように構成されている。また、スイッチ35がオフされると、コントローラ32は、巾木扉駆動部23に閉信号を送信するとともに、ファン駆動モータ34に駆動終了信号を送信する構成されている。
集塵装置10のスイッチ35がオンされると、駆動部14のファン駆動モータ34が作動し、吸引ファンが回転する。これにより、吸引集塵部15の吸込口18から吸い込まれた室内の空気は、吸気ダクト17、集塵ケース28、駆動部接続ダクト33、駆動部14を経由して排気口から排出される。このように空気が集塵装置10内を流れる際に、吸込口18から吸込まれた塵埃等が集塵ケース28内の集塵袋29に捕捉される。
次に、集塵装置10の使用方法及びその作動について説明する。まず、集塵装置10のスイッチ35をオンする前に、吸引集塵部15が設置されている壁11の前の床仕上材19上にモップ22等で塵埃等が寄せ集められる。この状態でユーザーは集塵装置10のスイッチ35をオンにする。集塵装置10のスイッチ35がオンされると、コントローラ32からの開信号を受信した巾木扉駆動部23により、巾木扉24が上方に開動して吸込口18が室内側に向けて開放される。それとともに、コントローラ32からの駆動開始信号を受信したファン駆動モータ34とともに吸引ファンが回転することにより、吸引集塵部15が設置されている壁11の前に寄せ集められた塵埃等が空気とともに吸引される。この際、図3(a)に示されるように、ユーザーがモップ22等で塵埃等を押し込むことでより効率的に塵埃等を吸引集塵部15内に吸引させることができる。また、邪魔板20の表面に形成されている突起部20aで、モップ22等に付着した塵埃等を叩くことにより、モップ22等に付着した塵埃等も吸引させることができる。
吸込口18から吸引された塵埃等を含む空気は、吸気ダクト17を経由して集塵ケース28内の集塵袋29に入る。そして、塵埃等は集塵袋29内に溜められる。一方、空気は濾紙で形成された集塵袋29を通過し、吸引部12接続ダクトを経由して駆動部14の排気口から排出される。モップ22等で集められた塵埃等の吸引が終了するとユーザーにより集塵装置10のスイッチ35がオフされる。そして、図3(b)に示されるように、コントローラ32からの信号を受けて、巾木扉24が吸込口18を閉鎖するとともにファン駆動モータ34が停止することにより集塵装置10が稼動を停止する。
以上詳述した本実施の形態は、以下の優れた効果を有する。吸引集塵部15は壁11内に配設されている。このため、室内空間に集塵装置10の吸引集塵部15を設置するためのスペースを必要とせず、室内空間を広く使うことができる。また、吸引集塵部15が壁11内に配設されているため、室内の美観も保持できる。さらに、集塵装置10の排気は駆動部14の排気口から屋外側空間にされている。そのため、室内の空気を清浄に保つことができるとともに、室内の排気音も抑制することができる。
本実施形態では、集塵装置10が稼動していないときには吸引集塵部15の吸込口18は巾木扉24で閉鎖されている。そして、この巾木扉24は、壁11の下部において巾木27と連続面を形成している。これにより、集塵装置10の非稼動時において、吸引集塵部15の巾木扉24を目立ちにくくし、美観性を向上できる。
本実施形態では、邪魔板20の表面には複数本の突起部20aが横方向に延びるように形成されており、この面は前上方を向くようになっている。また、邪魔板20の前方側はヒンジにより回動可能に、そして、後方側はばね21を介して吸気ダクト17の下面に接続されている。これにより、モップ22等に付着した塵埃等を邪魔板20の突起部20aで叩くことが容易なり、モップ22等に付着した塵埃等を効果的に落とすことができる。
本実施形態では、集塵袋29の下流側の圧力を検出することにより、集塵袋29内の塵埃等の量が所定量に達しているかを検出している。そして、集塵袋29内の塵埃等の量が所定量に達したときには、警告ランプ31を点灯させてユーザーに集塵袋29の交換時期を知らせることができるようになっている。警告ランプ31の警告でユーザーに集塵袋29の交換を促すことにより、集塵袋29の目詰まり等で集塵効率が低下することを抑制できる。
[第2実施形態]
次に本発明を具体化した第2の実施形態について、図4(a)及び(b)を用いて説明する。図4(a)は集塵装置稼動時における吸込口周辺の状態を説明するための斜視図である。図4(b)は吸引集塵部の吸込口周辺を示す断面図である。なお、第1実施形態と同一の構成については、第1実施形態と同一の符号を付し、説明を省略する。
本実施形態においては、第1実施形態の吸引集塵部15に設けられていた邪魔板20は設けられていない。その代わりに、吸気ダクト17における吸込口18の近傍に回転棒120が設けられている。図4(a),(b)に示されるように、回転棒120にはその軸120aから放射状に延びる板状の羽根部120bが4枚形成されている。回転棒120の両端部は、吸気ダクト17内の両側面部で回転棒120の軸まわりに回転可能に支持されている。集塵装置10の非稼動時には、回転棒120は吸気ダクト17において吸込口18よりも若干奥まった位置(図4(b)の仮想線の位置)にある。そして、集塵装置10が稼動を開始すると、吸込口18の近傍まで前方に移動するとともに、回転棒120の軸まわりに回転するように構成されている。
本実施形態の集塵装置10では、集塵装置10の稼動時には、放射状に延びる板状の羽根部120bを有する回転棒120が吸込口18の近傍まで前方に移動して回転をしている。そのため、ユーザーがモップ22を回転棒120の位置まで持ってくるだけで、モップ22を自ら叩かなくても回転棒120の羽根部120bで自動的に叩かせることができる。これにより、ユーザーの作業を省力化することが可能になる。
[第3実施形態]
次に本発明を具体化した第3の実施形態について、図5を用いて説明する。図5は集塵装置稼動時における吸込口周辺の状態を説明するための斜視図である。なお、第1実施形態と同一の構成については、第1実施形態と同一の符号を付し、説明を省略する。
図5に示されるように、本実施形態においては、邪魔板220には後上方に延びる複数本の櫛歯220aが形成されている。隣接する櫛歯220aの隙間はモップ22のラーグ(モップ糸)や箒の穂先を梳くことができる程度の間隔に設定されている。これにより、ユーザーは集塵装置10の稼動時にモップ22等に付着した塵埃等を邪魔板220で叩くとともに櫛歯220aで梳くことができる。その結果、モップ22等に付着した塵埃等をより効率的に落とすことが可能になる。
[第4実施形態]
次に本発明を具体化した第4の実施形態について、図6を用いて説明する。図6は吸引集塵部の吸込口周辺を示す断面図である。なお、第1実施形態と同一の構成については、第1実施形態と同一の符号を付し、説明を省略する。
本実施形態においては、第1実施形態の吸引集塵部15に設けられていた邪魔板20は設けられていない。本実施形態においては、吸気ダクト17の吸込口18近傍に第1受け網320a及び第2受け網320bが設けられている。
図6に示されるように、吸気ダクト17下面部における吸込口18近傍は、その一部が切り欠かれた状態となっている。そして、吸気ダクト17の下面部が切り欠かれた部分に対応する床下地材16は、若干掘り下げられている。第1受け網320aは、吸込口18近傍の掘り下げられた位置に設けられている。また、第2受け網320bは、吸気ダクト17における吸込口18近傍(例えば吸込口18から約20cm奥側)に設けられている。両受け網320a,320bの網目の細かさは、例えば5mm間隔程度にされている。
吸込口18の近傍の掘り下げられた位置に第1受け網320aを設けることにより、ある程度の重さのものは、吸気ダクト17の奥まで吸い込まれずに、第1受け網320aに落下する。これにより、指輪等の貴重品が吸気ダクト17の奥まで吸い込まれることを抑止することが可能となる。また、吸気ダクト17における吸込口18近傍に第2受け網320bを設けることにより、ある程度の大きさの軽いものは、吸気ダクト17の奥まで吸い込まれずに、第2受け網320bで受け止められる。なお、塵埃等は、軽いものなので、吸込口18の近傍の掘り下げられた部分に落下することなく吸い込まれるとともに、小さいものなので、第2受け網320bの網目も通過して奥まで吸い込まれる。
[第5実施形態]
次に本発明を具体化した第5の実施形態について、図7を用いて説明する。図7は本実施形態の集塵装置の吸引集塵部を示す斜視図である。なお、第1実施形態と同一の構成については、第1実施形態と同一の符号を付し、説明を省略する。
図7に示されているように、本実施形態の集塵装置10では、集塵部13は吸引部12と一体には設けられておらず、駆動部14と一体に設けられている。そして、吸引部12と集塵部13とは、吸引部接続ダクト36により接続されている。すなわち、吸引部12の吸気ダクト17内に吸込まれた塵埃等は吸引部接続ダクト36を経由して集塵部13に移動するように構成されている。集塵部13における集塵ケース28内には集塵袋29が設けられており、この集塵袋29の口は吸引部接続ダクト36に接続されている。これにより、吸引部12で吸引された塵埃等は、吸引部接続ダクト36を経由し、駆動部14と一体に設けられた集塵部13における集塵袋29に溜められるようになっている。なお、駆動部14と一体に設けられた集塵部13には、建物内の他の場所における壁11内に設置された吸引部12とも接続されている。そして、他の場所に設置された吸引部12において吸引した塵埃等も共通の集塵袋29に溜められるようになっている。
また、本実施形態では、壁11に貫通穴が形成されており、この貫通穴にホース差込口37が設けられている。ホース差込口37の壁内側と吸引部12の吸気ダクト17とは、壁11内に配置された壁内ホース38で接続されている。吸引部12の吸気ダクト17と壁内ホース38との接続部には、吸気ダクト17と壁内ホース38との連通状態を切り替えるための連通状態切替部(図示せず)が設けられている。また、ホース差込口37の室内側には、先端部に床用ノズル39aが設けられている延長ホース39が脱着可能に接続されている。連通状態切替部は、壁内ホースと吸気ダクト17とを連通状態にすることにより、延長ホース39から吸気ダクト17への空気の流れを許容し、非連通状態にすることにより、延長ホース39から吸気ダクト17への空気の流れを禁止するようにするためのものである。
本実施形態の集塵装置10には吸引部12ごとに、第1スイッチ135a及び第2スイッチ135bの2つのスイッチが設けられている。第1スイッチ135aは、オンすることにより、この第1スイッチ135aが設けられている吸引部12の巾木扉を開くとともに、駆動部14を駆動ざせて吸込口から塵埃等の吸引を開始するためのスイッチである。また、第2スイッチ135bは、オンすることにより、この第2スイッチ135bが設けられている吸引部12の連通状態切替部を非連通状態から連通状態に切り替るとともに、駆動部14を駆動ざせて延長ホース39の床用ノズル39aから塵埃等の吸引を開始するためのスイッチである。
本実施形態では、吸引部12内に吸込まれた塵埃等は、駆動部14と一体に設けられた集塵部13における集塵ケース28内の集塵袋29に溜められる。これにより、集塵袋29の交換を各部屋の集塵部13ごとに行う必要がない。この結果、集塵袋29の交換のメインテナンス性が向上する。また、本実施形態ではホース差込口37に延長ホース39を接続することができる。これにより、塵埃等をモップ等で集めることなく、延長ホース39の先端部に接続されている床用ノズル39aから塵埃等を直接吸い込むことができる。
[第6実施形態]
次に本発明を具体化した第6の実施形態について、図8を用いて説明する。図8は本実施形態の集塵装置の概要を説明するための図である。なお、第1実施形態と同一の構成については、第1実施形態と同一の符号を付し、説明を省略する。
本実施形態では、集塵装置10にはコントローラ132が設けられている。このコントローラ132は、人感センサ40、巾木扉駆動部23、駆動部14のファン駆動モータ34、タイマ41及びスイッチ235と電気的に接続されている。
人感センサ40は集塵装置10の吸引集塵部15が設置されている壁11上方の天井42に設けられている。人感センサ40は、赤外線などを利用して、周囲温度と温度差のあるものが検知エリア内で動いたときに、その温度変化を検知する仕組みになっている。人感センサ40により検知エリア内で人が動いたことが検出されると、人感センサ40からコントローラ132に検出信号が送信されるようになっている。人感センサ40の検知エリアとしては、巾木扉24から半径2m程度の範囲内が設定されている。なお、人感センサ40は集塵装置10の主電源と連動するようになっており、集塵装置10の主電源がオフのときには人感センサ40は人の動きの検出を行わないようになっている。
タイマ41は、集塵装置10の作動開始からの時間を計測することが可能となっている。そして、予め設定された時間が経過すると、コントローラ132に信号を送信するようになっている。タイマ41の設定時間としては、人が部屋を掃除する時間を想定して、5〜15分程度に設定されている。
コントローラ132は、ファン駆動モータ34に対して駆動開始信号及び駆動終了信号を送信するとともに、巾木扉駆動部23に対して開信号及び閉信号を送信するように構成されている。コントローラ132は、人感センサ40からの検出信号を受信すると、巾木扉駆動部23に対して開信号を送信するとともに、ファン駆動モータ34に対して駆動開始信号を送信する。これにより巾木扉24が開かれるとともに、ファン駆動モータ34が作動を開始するようになっている。また、コントローラ132がタイマ41からの信号を受信すると、巾木扉駆動部23に対して閉信号を送信するとともに、ファン駆動モータ34に対して駆動終了信号を送信する。これにより巾木扉24が閉じられるとともに、ファン駆動モータ34が作動を停止するようになっている。
本実施形態では、集塵装置10の吸引集塵部15が設置されている壁11上方の天井42に人感センサ40が設けられている。そして、スイッチ235により集塵装置10の主電源がオンにされている状態で人感センサ40が人の動きを検出すると、コントローラ132により自動的に巾木扉24が開かれて吸引が開始されるようになっている。すなわち、集塵装置10の主電源がオンにされている状態で、ユーザーにより塵埃等がモップ22で巾木扉の前に集められると、人感センサ40がユーザーの存在を検出する。これにより、自動的に集塵装置10が吸引を開始するので、ユーザーが塵埃等を集めた後にスイッチ235をオンする手間を省くことができる。一方、集塵装置10の主電源をオンした後も、人感センサ40の検知エリア外にユーザーがいる間は集塵装置10の吸引は開始されない。このため、集塵装置10の消費電力も抑制することができる。また、集塵装置10の主電源がオフになっている場合には、人が集塵装置10の前を通過しても集塵装置10の吸引は開始されない。これにより、掃除をしていないときに集塵装置10の吸引が開始されることを抑止でき、ユーザーの意思に反する集塵装置10の作動を抑止できる。
また、本実施形態では、タイマ41により、集塵装置10が作動を開始した後、予め設定された時間が経過したことが計測されると、コントローラ132により自動的に巾木扉24が閉じられて集塵装置10の吸引が終了されるようになっている。これにより、集塵装置10の電源の切り忘れを抑制でき、消費電力を抑制することができる。
[第7実施形態]
次に本発明を具体化した第7の実施形態について、図9から図11を用いて説明する。図9は本実施形態における構成ブロック図、図10は本実施形態における集塵装置の吸引集塵部及び掃除ロボットを示す斜視図、図11は本実施形態における集塵装置の吸引集塵部と掃除ロボットとの接続を説明するための図であり、(a)は接続前、(b)は接続中、(c)は接続解除後の図である。なお、第1実施形態と同一の構成については、第1実施形態と同一の符号を付し、説明を省略する。
図9に示されるように、本実施形態においては、集塵装置10、掃除ロボット43、コントローラ232及びスイッチ335でシステムが構成されている。スイッチ335は、コントローラ232の主電源をオンするためのものであり、壁11等に設けられている。
コントローラ232は、集塵装置10内のファン駆動モータ34及び巾木扉24に電気的に接続されている。そして、ファン駆動モータ34に対して駆動開始信号及び駆動終了信号を送信するとともに、巾木扉24に対して、開信号及び閉信号を送信するように構成されている。また、コントローラ232には、掃除ロボット43との間で無線通信を行う送信部及び受信部(図示せず)が設けられている。
図11に示されるように、本実施形態における巾木扉24には、掃除ロボット43の充電接続部44が設けられている。充電接続部44は巾木扉24における吸気ダクト17側の面における下端に設けられている。
図10に示される掃除ロボット43は、超音波センサ等により障害物を検知しながら自動走行する周知のものである。この掃除ロボット43は、室内を自走しながら床仕上材19上の塵埃等を吸引し、掃除が終わると巾木扉24の前まで自走するようにプログラムされている。
図11(a)〜(c)に示されるように、掃除ロボット43の前方上部には、充電ポイント45が設けられている。充電ポイント45は巾木扉24に設けられた充電接続部44に接続されて掃除ロボット43の充電を行うためのものである。
掃除ロボット43の内部には電動吸引ファン46が設けられている。そして、この電動吸引ファン46が作動することにより、掃除ロボット43下部の吸込口47から塵埃等の吸引が行われている。掃除ロボット43に吸引された塵埃等は、掃除ロボット43の前方部に形成された集塵部48に溜められる。掃除ロボット43の前部には自動開閉式のスライドドア49が設けられている。そして、掃除ロボット43の集塵部48に溜められた塵埃等はスライドドア49が開くことによって形成される排出口50から排出される。なお、掃除ロボット43の集塵部48には電動送風機51が設けられており、この電動送風機51が作動することにより、集塵部48内の塵埃等が外部に排出されるようになっている。また、掃除ロボット43は、コントローラ232と送受信をするための送信部及び受信部(図示せず)を含んで構成されている。
コントローラ232の送信部からは、常時リクエスト信号が発信されている。このリクエスト信号は、巾木扉24近傍の所定の領域(例えば巾木扉24から半径1m以内)に出力されている。そして、掃除ロボット43が巾木扉24近傍の所定の領域内に入り掃除ロボット43の受信部がリクエスト信号を受信すると、掃除ロボット43の送信部からコントローラ232の受信部に対して掃除ロボット43のID信号(固有の識別情報)が送信される。コントローラ232の受信部がID信号を受信すると、コントローラ232は受信したID信号と予め登録されている登録コードとを照合する。そして、両者が一致する場合には、ファン駆動モータ34に駆動開始信号を送信するとともに巾木扉駆動部23に開信号を送信する。ファン駆動モータ34及び巾木扉駆動部23がこれらの信号を受信すると、巾木扉24が開かれ、集塵装置10による吸引が開始される(図11(a)参照)。
巾木扉24が開かれると、巾木扉24における吸気ダクト17側の面における下端に設けられている充電接続部44に掃除ロボット43の充電ポイント45が接続される。それとともに、掃除ロボット43のスライドドア49が開き、掃除ロボット43の集塵部48内の塵埃等が吸込口18に向けて排出される(図11(b)参照)。掃除ロボット43の集塵部48内の塵埃等が排出されると、集塵部48からの排出が停止される。掃除ロボット43の集塵部48内から塵埃等が排出されたか否かは、集塵部48内にセンサ(図示せず)を設ける又は所定時間の排出で集塵部48内から塵埃等が排出されたとみなすことで判断することができる。
塵埃等の排出が停止すると、掃除ロボット43からコントローラ232に対して排出終了の信号が送信される。コントローラ232は排出終了信号を受信すると、ファン駆動モータ34に駆動終了信号を送信し、ファン駆動モータ34を停止させる。掃除ロボット43の充電は、満充電となるまでその後も引き続き行われる。そして、掃除ロボット43の充電が終了すると、掃除ロボット43からコントローラ232に対して充電終了信号が送信される。充電が終了すると、掃除ロボット43は所定の収容位置まで自走して戻る。コントローラ232が掃除ロボット43から充電終了信号を受信すると、コントローラ232は巾木扉駆動部23に対し閉信号を送信し、巾木扉24が閉じられる(図11(c)参照)。
本実施形態においても、吸引集塵部15は壁11内に配設されている。このため、室内空間に集塵装置10の吸引集塵部15を設置するためのスペースを必要とせず、室内空間を広く使うことができる。また、吸引集塵部15が壁11内に配設されているため、室内の美観も保持できる。さらに、集塵装置10の排気は、第1実施形態の集塵装置と同様、駆動部から屋外側空間にされている。そのため、室内の空気を清浄に保つことができるとともに、室内の排気音も抑制することができる。
本実施形態では、掃除ロボット43が自走して室内の床仕上材19上を掃除するとともに、掃除ロボット43の集塵部48に溜められた塵埃等も自動で集塵装置10に排出することができる。これにより、ユーザー自身がモップ22等で床仕上材19上の塵埃等を集め、その塵埃等をモップ22等で吸込口47内へ押し込む必要がなくなる。その結果、ユーザーの手間を少なくすることができる。
本実施形態では、巾木扉24に充電接続部44を設け、掃除ロボット43から集塵装置10に塵埃等を排出しているときに掃除ロボット43の充電が行われる。これにより、掃除ロボット43から集塵装置10への塵埃等の排出と並行して掃除ロボット43の充電ができるので、充電のみに当てる時間を短縮できる。また、掃除ロボット43が掃除を終了するたびに充電が行われるので、充電忘れを抑止することも可能になる。
本実施形態では、コントローラ232からのリクエスト信号に対して、掃除ロボット43がID信号を送信している。そして、このID信号と予め登録されている登録コードとをコントローラ232で照合することで、自動的に巾木扉24を開くとともに吸引を開始するようにしている。すなわち、本実施形態の掃除ロボット43は、電子キーの一種であるいわゆるスマートキーを内蔵した構成となっている。これにより、掃除ロボット43の接近により自動的に巾木扉24を開き、集塵装置10の稼動を開始させることができ、ユーザーの手間を少なくすることが可能になる。また、特定のIDコードを有する掃除ロボット43以外の物体が巾木扉24近傍の所定の領域に入ったことにより、集塵装置10が誤作動することを抑止することができる。
[第8実施形態]
次に本発明を具体化した第8の実施形態について、図12から図14を用いて説明する。図12は本実施形態における掃除ロボットの下面からの斜視図、図13は本実施形態における吸引集塵部15内の充電ポイント及び車輪ガイドを示す斜視図、図14(a),(b)は本実施形態における掃除ロボットの吸引集塵部15内への収容を説明するための図である。なお、第7実施形態と同一の構成については、第7実施形態と同一の符号を付し、説明を省略する。
本実施形態においては、掃除ロボット43が吸引した塵埃等の排出及び掃除ロボット43の充電は、集塵装置10の吸気ダクト17内において行われる。図12に示されるように、本実施形態では掃除ロボット43の充電ポイント145は掃除ロボット43の下面において、車輪52よりも前方に設けられている。なお、図12においては、掃除ロボット43の下面と吸気ダクト17の下面部との位置関係を明確にするため、吸気ダクト17の下面部のみを仮想線で示している。
図13に示されるように、充電接続部144は、吸気ダクト17の下面上に円柱状に突出して設けられている。吸気ダクト17の下面部上には、吸気ダクト17の吸込口18側から充電接続部144の手前まで連続する車輪ガイド53が形成されている。車輪ガイド53は、掃除ロボット43の車輪52をガイドするためのものであり、左右の車輪52に対応して1対設けられている。左右の車輪ガイド53各々は、吸気ダクト17の下面部上から上方に突出して所定の間隔で平行に延びる1対の突出部53aにより形成されている。そして、1対の突出部53aの間で、掃除ロボット43の車輪52がガイドされるようになっている。
掃除ロボット43は、その車輪52が車輪ガイド53でガイドされながらの吸気ダクト17内を進むことにより、掃除ロボット43の全体が吸気ダクト17内に収容可能となっている。また、掃除ロボット43の車輪52が車輪ガイド53の端部まで進んだ状態で、充電ポイント145と充電接続部144とが接続されるようになっている。なお、集塵装置10の吸引集塵部15が配設されている壁11内の床下地材16上と室内の床仕上材19との間には段差が存在している。そのため、掃除ロボット43が室内と吸気ダクト17内とをスムーズに出入りできるように、吸気ダクト17の吸込口18側はスロープ状になっており、吸気ダクト17と床仕上材19との間の段差を小さくするようになっている。
スイッチ335によりコントローラ232の主電源がオンされる前は、掃除ロボット43は吸気ダクト17内に収容されている(図14(b)の状態)。そして、スイッチ335によりコントローラ232の主電源がオンされると、コントローラ232は掃除ロボット43に作動信号を送信する。それとともに、巾木扉駆動部23に開信号を送信することにより巾木扉24が開かれる。そして、吸気ダクト17内に収容されていた掃除ロボット43が吸気ダクト17から出庫する。巾木扉24近傍の所定範囲内にはコントローラ232の送信部からリクエスト信号が発信されている。掃除ロボット43がこの所定範囲内にいる間は、掃除ロボット43はリクエスト信号を受信し、コントローラ232の受信部に対してID信号を送信している。コントローラ232が受信したID信号が予め登録している登録コードとが一致している間は、巾木扉24は開状態を継続している。掃除ロボット43が掃除のために巾木扉24から遠ざかっていくと、リクエスト信号に対する返信がなくなるので、その場合には、コントローラ232は巾木扉駆動部23に閉信号を送信し、巾木扉24が閉じられる。
その後、掃除ロボット43は自走して室内の掃除をする。室内の掃除が終わると、掃除ロボット43は集塵装置10に自動帰還する。掃除ロボット43が巾木扉24の近傍に戻って来ると、再度コントローラ232の送信部からのリクエスト信号に対してID信号を発信することが可能となる。そして、コントローラ232が掃除ロボット43のIDを認証すると、コントローラ232により巾木扉24が開かれる。それとともに、コントローラ232はファン駆動モータ34に駆動開始信号を送信する。ファン駆動モータ34が作動を開始し、集塵装置10の吸引が開始されると、掃除ロボット43はスライドドア49を開き、掃除ロボット43の集塵部48内の塵埃等を吸込口から吸気ダクト17内に向けて排出する。掃除ロボット43の集塵部48内の塵埃等の排出が完了すると、スライドドア49が閉じられるとともに、掃除ロボット43からコントローラ232に対して排出終了の信号が送信される。コントローラ232が排出終了信号を受信すると、ファン駆動モータ34に駆動終了を送信することにより吸引を停止する。
その後、掃除ロボット43は吸気ダクト17内の車輪ガイド53に沿って端部まで進む。そして、その位置において充電ポイント145と充電接続部144とが接続される。掃除ロボット43の充電が開始されると、掃除ロボット43からコントローラ232に充電開始信号が送信される。コントローラ232が充電開始信号を受信すると、巾木扉24に閉信号を送信することにより巾木扉24が閉じられる。
本実施形態では、掃除ロボット43は稼動していない時には吸引集塵部15の吸気ダクト17内に収容されるとともに、その吸気ダクト17内で掃除ロボット43の充電が行われる。これにより、掃除ロボット43の不使用時及び充電時に、掃除ロボット43が部屋のスペースを占有することがないので、室内空間を広く使えるとともに、部屋の美観性も向上する。
本実施形態では、掃除ロボット43の充電は、掃除ロボット43の収容スペースとなる吸気ダクト17内で行われている。これにより、充電中に掃除ロボットが部屋のスペースを占有することがないので、室内空間を広く使えるとともに、部屋の美観性も向上する。また、掃除ロボット43が掃除を終了するたびに充電が行われるので、充電忘れを抑止することも可能になる。
本実施形態では、吸引集塵部15の吸気ダクト17の下面上には、車輪ガイド53が形成されている。そして、掃除ロボット43の車輪52が車輪ガイド53に沿ってその端部まで進んでいくと、充電ポイント145と充電接続部144とが接続されるようになっている。これにより、掃除ロボット43を吸気ダクト17内の所定の位置に収容することが可能になる。また、掃除ロボット43の充電ポイント145と吸気ダクト17内の充電接続部144との接続の確実性を向上することができる。
[第9実施形態]
次に本発明を具体化した第9の実施形態について、図15から図19を用いて説明する。なお、上記各実施形態と同一の構成については、上記各実施形態と同一の符号を付し説明を省略する。
図15は本実施形態における構成ブロック図である。図15に示すように、本実施形態においては、自走式の掃除ロボット410、集塵装置430、開口扉440、読取装置450、コントローラ460等を含んでシステムが構成されている。
図16は本実施形態における掃除ロボット410及び集塵装置430を示す斜視図、図17は本実施形態における掃除ロボット410の後方からの斜視図、図18は掃除ロボット410と集塵装置430とが接続した状態を示す図である。本実施形態における掃除ロボット410は箱型形状をしている。掃除ロボット410の内部には電動吸引ファン411が設けられており、電動吸引ファン411が作動することにより、掃除ロボット410の前下方部に設けられた吸込口412から床面上の塵埃等の吸引が行われる。掃除ロボット410に吸引された塵埃等は掃除ロボット410内の集塵部420に溜められる。掃除ロボット410の上面部にはカメラ部413が設けられており、カメラ部413で撮像された画像データは制御部414に送信される。制御部414は、電動吸引ファン411の作動及び掃除ロボット410の走行駆動部415等を制御するためのものである。そして、取得した画像データに基づいて走行駆動部415を制御することにより、掃除ロボット410の進行方向を制御することが可能となっている。
掃除ロボット410の後面部には集塵部420に溜められた塵埃等を排出するための排出口416が設けられている。掃除ロボット410の後面部にはスライドドア417が設けられており、スライドドア417はその閉位置において排出口416を閉塞し、開位置において排出口416を開放する。また、掃除ロボット410の後面部には、充電接続部418が設けられている。充電接続部418は集塵装置430の前面部に設けられた充電ポイント431に接続され、そこから掃除ロボット410の充電が行われる。また、掃除ロボット410には、固有のIDコードが記録されたICタグ419が設けられている。掃除ロボット410の他の構成は第7及び第8実施形態における掃除ロボット410と同様である。
壁11の反室内側には掃除ロボット410が収容される収容部470が形成されている。室内空間と収容部470とを仕切る壁11の下部には開口部471が形成されており、この開口部471を通って掃除ロボット410が室内空間と収容部470との間を行き来できるようになっている。また、壁11には、開口部471を開放及び閉塞をすることが可能な開口扉440が設けられている。開口扉440で開口部471を閉鎖している際には、開口扉440は壁11の他の部分とほぼ連続的な面を形成する。また、開口部471を開放する際には、開口扉440は壁11の内部に収容される。
図19は開口扉440の開閉機構を説明するための図である。壁11の内部には、上下方向に延びるガイドレール441が設けられている。ガイドレール441は、壁11の正面に向かって左右両側に1対設けられている。各ガイドレール441は、鉛直方向に延びる上方鉛直部441a及び下方鉛直部441b、並びに上方鉛直部441aの下端と下方鉛直部441bの上端とを接続する傾斜部441cからなる。下方鉛直部441bは床材473の上面近傍から開口部471の高さより若干低い位置まで延びている。傾斜部441cは下方鉛直部441bの上端から反室内側の上方に傾斜しつつ延びている。上方鉛直部441aは傾斜部441cの上端から鉛直に延びている。
開口扉440は開口部471と略同一の形状及び大きさに形成されている。開口扉440の裏側(反室内側)には、ガイドレール441に係合する係合部442が設けられている。係合部442は開口扉440の裏側における左右両側に上下二箇所ずつ設けられている。したがって、開口扉440は裏側の左右両側における上下二箇所ずつで、ガイドレール441と係合している。
開口扉440の上方には、モータ部443が設けられている。モータ部443はコントローラ460に接続されており、コントローラ460からの信号を受けて回転する。モータ部443の回転軸には第1プーリ444が固定されている。また、モータ部443の上方には第2プーリ445が設けられている。第1プーリ444には帯状のゴム446の一端が固定されている。このゴム446は第2プーリ445に架渡され、他端が開口扉440に固定されている。開口部471を開放する際には、モータ部443を回転させて帯状のゴム446を巻き上げる。これにより、開口扉440に上向きの力が加えられ、開口扉440がガイドレール441に沿って上方に移動する。そして、開口扉440が壁11内に収容されて開口部471が開放される(図19の実線の状態)。一方、開口部471を閉鎖する際には、モータ部443を逆に回転させて帯状のゴム446の巻き上げ状態を解く。これにより開口扉440がガイドレール441に沿って下方に移動し、開口部471が閉鎖される(図19の仮想線の状態)。
集塵装置430は収容部470内に設けられており、掃除ロボット410の前後方向の長さとほぼ等しい長さだけ開口部471より奥まった位置に設置されている。集塵装置430は集塵部432及び吸引駆動部433等を含んで構成されている。集塵部432は濾紙で形成された集塵袋434を有している。そして、その集塵袋434の口は集塵装置430の前面部に設けられた集塵ダクト435に接続されている。吸引駆動部433は塵埃等を吸込むための空気の流れを発生させるためのものであり、集塵部432の後方に設けられている。そして、吸引駆動部433を作動させることにより集塵ダクト435の開口から吸込まれた塵埃が集塵袋434内に溜められる。なお、集塵ダクト435の一端部は集塵装置430の前面から突出して設けられており、掃除ロボット410に設けられた排出口416に挿嵌可能となっている。
集塵ダクト435の内部には、埃検出部436が設けられている。埃検出部436は発光部と受光部とを含んで構成され、発光部から受光部に向けて光を発し、受光部で受けた光量を計測することで集塵ダクト435内を通過する埃量を測定するものである。埃検出部436による検出結果は、コントローラ460に送信される。
集塵装置430の前面部には、充電ポイント431及び基準点表示部437が設けられている。充電ポイント431は掃除ロボット410の充電接続部418が接続されて掃除ロボット410の充電を行うためのものである。充電ポイント431には、通電状態により充電接続部418との接続状態を検出する接続状態検出部438が設けられている。そして、充電ポイント431と充電接続部418との接続状態が、接続状態検出部438からコントローラ460に送信される。
基準点表示部437は収容部470内の所定の収容位置に掃除ロボット410が移動するための基準点(目標点)となるものであり、LEDを含んで構成されている。基準点表示部437は掃除ロボット410に設けられたカメラ部413によって撮像される。そして、撮像された画像データに基づき制御部414が掃除ロボット410の進行方向を制御することで、掃除ロボット410が基準点表示部437に向けて進行することが可能となっている。なお、掃除ロボット410が収容部470内の所定の収容位置に移動する際には、掃除ロボット410はその前面部を室内側に向けた状態で後退移動する。そして、図18に示すように、所定の収容位置において、充電接続部418と充電ポイント431とが接続されるとともに、集塵ダクト435が排出口416に挿嵌されるようになっている。
収容部470内の床材473上には、開口部471近傍から集塵装置430の手前まで連続する車輪ガイド472が設けられている。この車輪ガイド472は掃除ロボット410の車輪421をガイドして掃除ロボット410を所定の方向に誘導するためのものであり、第8実施形態の車輪ガイド53と同等のものである。
室内における開口部471の正面の床材473には、ICタグ419に記録されたIDコードを非接触で読み取り可能な読取装置450が埋設されている。読取装置450は読取部451及び送信アンテナ452を含んで構成されている。読取部451によるIDコードの読み取りは公知のRFID(Radio Frequency Identification)通信を用いて行われる。すなわち、ICタグ419が読取部451から所定の範囲内にある場合に、IDコードの読み取りが行われる。送信アンテナ452は読取部451で読み取ったIDコードをコントローラ460に送信する。コントローラ460には、掃除ロボット410に固有のIDコード等が予め登録されている。そして、コントローラ460では、送信されたIDコードを登録されているIDコードとを照合し、送信されたIDコードが登録されているIDコードと一致すればそのIDコードの認証を行う。一方、送信されたIDコードが登録されていない場合には、そのIDコードの認証は行われない。IDコードの認証がされると、コントローラ460は後述するモードに応じて開口部471の開閉や掃除ロボット410の作動等の制御を行う。
コントローラ460には、タイマ461が接続されている。タイマ461はコントローラ460からの指示を受けて設定された時間を計測することが可能となっている。そして、所定時間が経過すると、コントローラ460に信号を送信するようになっている。
本実施形態の掃除ロボット410には、移動集塵モード及び据置集塵モードの2つのモードが存在する。このモードの切替は、スイッチを操作することでユーザによりなされる。移動集塵モードは掃除ロボット410が室内を移動しながら集塵するモードである。一方、据置集塵モードは掃除ロボット410が収容部470内の所定の収容位置に据え置かれた状態で集塵するモードである。
次に、本実施形態の集塵装置430及び掃除ロボット410の作動をモードごとに説明する。
(移動集塵モード)
まず、ユーザにより移動集塵モードのスイッチがオンされる。これにより、移動集塵モードが開始される。移動集塵モードが開始されると、コントローラ460はモータ部443に扉開放信号を送信する。これにより、モータ部443が開口扉440を駆動することにより開口部471が開放される。その後、コントローラ460は掃除ロボット410の制御部414に作動開始信号を送信する。掃除ロボット410の制御部414は掃除ロボット410を室内側に移動させる。これにより、掃除ロボット410と集塵装置430との接続が解除される。掃除ロボット410は、開口扉440を通過した後、読取装置450上の位置で一旦停止する。この位置において、読取部451により掃除ロボット410のICタグ419に記録されたIDコードが読み取られ、読み取られたIDコードが送信アンテナ452からコントローラ460に送信される。そして、コントローラ460においてIDコードの認証が行われると、コントローラ460はモータ部443に扉閉鎖信号を送信する。これにより、モータ部443が開口扉440を駆動することにより開口部471が閉鎖される。
その後、掃除ロボット410は、予め組み込まれたプログラムに従って室内の掃除を行う。室内の掃除が終了したら、再度開口扉440の前における読取装置450上の位置で停止する。この際、掃除ロボット410は、後部側(充電接続部418及びスライドドア417が設けられた側)を壁11の開口部471に対向させた状態とする。そして、読取装置450において再度ICタグ419の読み取りが行われ、読み取られたIDコードがコントローラ460に送信されてIDコードの照合が行われる。
コントローラ460においてIDコードが認証されると、コントローラ460はモータ部443に扉開放信号を送信するとともに、基準点表示部437を構成するLEDを点灯する。そして、開口扉440が開放されると、壁11の開口部471から掃除ロボット410が収容部470内に進入する。この際には、掃除ロボット410は基準点表示部437を目標として進行方向の制御がされるとともに、ガイドレール441で誘導されて集塵装置430に接近する。そして、スライドドア417が開かれ排出口416に集塵ダクト435が挿嵌されるとともに、充電ポイント431と充電接続部418とが接続される。
充電ポイント431と充電接続部418との状態が非接続状態から接続状態に変化し、掃除ロボット410が収容部470内に収容されたことが検出されると、コントローラ460はモータ部443に扉閉鎖信号を送信する。これにより、開口扉440が閉鎖される。また、コントローラ460は吸引駆動部433に吸引開始信号を送信する。これにより、集塵装置430が吸引を開始し、掃除ロボット410内に溜められた塵埃等が集塵装置430内の集塵部432に吸引される。そして、埃センサにより掃除ロボット410内からの塵埃等の吸引が完了したと判断されたら、集塵装置430の作動を停止し、システムは待機状態となる。
(据置集塵モード)
まず、ユーザにより据置集塵モードのスイッチがオンされる。これにより、据置集塵モードが開始される。据置集塵モードにおいては、室内の床面上の塵埃等は、ICタグ419が埋め込まれたモップ等を用いてユーザによって集められる。開口扉440の前の読取装置450上にモップを持ったユーザが接近すると、読取部451によりモップに埋め込まれたICタグ419の読み取りが行われ、読み取られたIDコードがコントローラ460に送信される。そして、コントローラ460においてIDコードが認証されると、コントローラ460はモータ部443に扉開放信号を送信するとともに、掃除ロボット410及び集塵装置430に作動開始指号を送信する。これにより、開口扉440が開放されるとともに、掃除ロボット410及び集塵装置430の作動が開始される。なお、この据置集塵モードにおいては、掃除ロボット410は移動することなく、収容部470内において集塵装置430と接続された状態で作動する。ユーザは、集めた塵埃等を掃除ロボット410の前方下部に設けられた吸込口412から掃除ロボット410に吸引させる。
IDコードの認証状態が継続している間は、開口扉440の開放並びに掃除ロボット410及び集塵装置430の作動は継続して行われる。IDコードの認証状態が途切れると、コントローラ460はタイマ461による所定時間の計測を開始する。そして、所定時間経過すると、コントローラ460から掃除ロボット410及び集塵装置430に作動停止信号が送信されるとともに、モータ部443に扉閉鎖信号が送信される。したがって、ICタグ419が埋め込まれたモップを持ったユーザが開口部471の前にいる間は開口扉440の開放並びに掃除ロボット410及び集塵装置430の作動状態が継続する。そして、ユーザが壁11の開口部471の前から離れて所定時間経過した後、掃除ロボット410及び集塵装置430の作動が停止するとともに開口部471が閉鎖される。
以上詳述した本実施の形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
本実施形態においては、掃除ロボット410は非作動時には壁11内に形成された収容部470内に収容される。そして、収容部470内において集塵装置430に設けられた充電ポイント431に接続されて掃除ロボット410の充電が行われる。これにより、掃除ロボット410の不使用時及び充電時に、掃除ロボット410が室内のスペースを占有することがないので、室内空間を広く使えるとともに室内の美観性も向上する。また、収容部470内において掃除ロボット410の排出口416と集塵装置430の集塵ダクト435とが接続され、掃除ロボット410内に溜められた塵埃等が集塵装置430に排出される。このため、掃除ロボット410は収容部470内に収容される度に充電がされるとともに内部に溜められた塵埃等が排出される。この結果、掃除ロボット410を常時使用可能な状態として待機させておくことが可能となる。
本実施形態では、掃除ロボット410が自走して室内の掃除をする移動集塵モードと、掃除ロボット410が収容部470内に据え置かれた状態で据置型の集塵装置430として機能する据置集塵モードとの2つのモードを有している。1台の掃除ロボット410でモードを切り替えて使用することにより、移動集塵する装置及び据置集塵する装置を別々に設置しなくてもよく、設置スペース及び設置コストを低減することが可能となる。
本実施形態では、掃除ロボット410に設けられたカメラ部413で基準点表示部437を撮像している。そして、得られた画像データに基づき掃除ロボット410を基準点表示部437の方向に制御することで、掃除ロボット410を所定の収納位置に移動させることを可能としている。掃除ロボット410を毎回所定の収納位置に移動させることで、充電接続部418と充電ポイント431との接続及び排出口416と集塵ダクト435との接続の確実性を向上することが可能となる。
また本実施形態では、収容部470内には掃除ロボット410の車輪421をガイドする車輪ガイド472が設けられている。このため、上述した基準点表示部437に向けての方向制御及びこの車輪ガイド472の2つの手段で掃除ロボット410を所定の収容位置に誘導することが可能となる。これにより、充電接続部418と充電ポイント431との接続及び排出口416と集塵ダクト435との接続の確実性をより向上することが可能となる。
上記実施形態では、掃除ロボット410やモップ等に設けられたICタグ419に記録されたIDコードを照合し、それが認証された場合に開口部471の開口扉440を自動的に開放するようにしている。これにより、手動で開口扉440を操作する必要がないので、掃除の作業効率が向上する。また、予め登録されたIDコード以外では開口扉440は開閉されないので、開口扉440の誤作動を抑制することも可能となる。
本実施形態では、掃除ロボット410の充電接続部418と集塵装置430の充電ポイント431とが接続されたことを検出することにより、掃除ロボット410が収容部470内に収容されたことを検出している。そして、非収容状態から収容状態に変化したことが検出されると、開口扉440が開放状態から閉鎖状態とされる。これにより、掃除ロボット410が収容されると自動的に開口扉440が閉鎖されるので、手動で開口扉440を閉鎖する必要がなく、掃除の作業効率が向上する。
本実施形態では、据置集塵モードにおいて、読取装置450が埋設された床上にICタグ419が設けられたモップ等が接近すると、自動的に開口部471が開放され、掃除ロボット410及び集塵装置430の作動が開始される。これにより、モップ等で集めた塵埃等を掃除ロボット410に吸引させるために、開口扉440を手動で開放したり掃除ロボット410及び集塵装置430を手動で作動させたりする必要がなく、掃除の作業効率が向上する。
本実施形態では、据置集塵モードにおいて、掃除ロボット410及び集塵装置430はタイマ461で設定された時間が経過すると停止するようになっている。これにより、掃除ロボット410及び集塵装置430の電源の切り忘れ等が防止され、消費電力を抑制することが可能となる。
[他の実施形態]
なお、本発明は上記実施の形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施しても良い。
上記第1から第4、第6から第8実施形態では、吸引集塵部15と駆動部14とを別体で構成した場合について説明した。また、第5実施形態では、集塵部13と駆動部14とを一体で構成し、これと吸引部12とを別体で構成した場合について説明した。しかし、吸引部12、集塵部13及び駆動部14を一体的に構成することも可能である。また、吸引部12、集塵部13及び駆動部14のすべてを別体で構成することも可能である。
駆動部14と吸引部12とを別体で設けた場合においては、駆動部14に複数の吸引部12を接続することも可能である。複数の吸引部12に共通の駆動部14を接続することで、駆動部14の設置個数を低減でき、コストダウンを図ることができる。
吸気ダクト17の吸込口18近傍の部品に光触媒コーティングを施すとともに、吸込口18近傍に紫外線光を発するLEDを設置する構成とし、吸込口18付近に常時紫外線光を照射するようにしてもよい。光触媒コーティングが施された部材に紫外線光を照射することにより、部材の殺菌を行うことができるとともに、その周辺の空気を脱臭もしくは消臭することができる。これにより、吸気ダクト17の吸込口18近傍の細菌及び臭いの発生を抑制でき、良好な住環境を維持することが可能となる。
上記第1実施形態では、集塵部13に収容されている集塵袋29を、集塵部13の側方もしくは後方側の壁11に設けられた点検扉から交換するものとした。この際、集塵袋29の交換作業を容易にするために集塵ケース28内において集塵袋29を圧縮した後に、集塵袋29を取り出すようにしてもよい。具体的には、集塵ケース28内において集塵袋29に物理的に加圧し、その後速やかに集塵袋29を取り出すようにすればよい。
上記第1から第5実施形態においては、スイッチ35,135a,135bのオン、オフ操作により集塵装置10の稼動状態が切り替えられた。しかし、集塵装置10に所定の時間を計測可能なタイマと、タイマからの信号により巾木扉24及びファン駆動モータ34を制御する制御部を設けるようにすることもできる。そして、スイッチ35,135a,135bがオンされてからタイマで設定された所定時間が経過すると、制御部により集塵装置10の稼動を停止させるようにしてもよい。これにより、集塵装置10の電源の切り忘れを抑制でき、消費電力を抑制することができる。また、所定時間ごとに所定時間だけ集塵装置10を自動的に作動させるようにしてもよい。これにより、吸込口18周辺における床仕上材19上の塵埃等を定期的に吸引することができ、室内の塵埃等を低減することができる。
第6実施形態では、タイマ41により集塵装置10の稼動時間が設定された。しかし、これに変えて、人感センサ40で検知エリア内にユーザーがいることを検知している間のみ集塵装置10を稼動させるようにしてもよい。これにより、ユーザーがモップ22等で集めた塵埃等を集塵装置10の吸気ダクト17内に押し込んだり、モップ22等を邪魔板20等で叩いている間のみ稼動させることができ、より消費電力を低減できる。
第6実施形態では、人感センサ40を設けてユーザーが巾木扉24に接近したことを検出した。しかし、人感センサ40を設けるのではなく、モップ22に第7及び第8実施形態で掃除ロボット43,143に内蔵した電子キーを内装し、モップ22が巾木扉24に接近したことにより間接的にユーザーの接近を検出するようにしてもよい。
第7及び第8実施形態では、掃除ロボット43,143にいわゆるスマートキーを内蔵した構成とした。しかし、電子キーとしては、スマートキーの他に、イモビライザーやRFID(Radio Frequency Identification)を用いてもよい。また、電子キーの代わりに、物も動きを検知するセンサを設け、掃除ロボットの接近を検知するようにしてもよい。
第8実施形態では、掃除ロボット43内に吸引した塵埃等は、巾木扉24の前で吸気ダクト17に排出し、その後、掃除ロボット43が吸気ダクト17内に収容された。しかし、掃除ロボット43は、塵埃等の排出前に吸気ダクト17内に収容され、その後、吸気ダクト17内で塵埃等の排出を行うようにしてもよい。また、排出と並行して、充電も行うようにしてもよい。
第9実施形態では、集塵部432と吸引駆動部433とを備える集塵装置430を収容部470内に設置した。しかし、収容部470内に設けた集塵部432と建物内の所定の場所に設けた吸引駆動部とをダクトにより接続した構成としてもよい。これにより、建物内の複数の場所に掃除ロボット410の収容部470を設けた場合に、収容部470ごとに吸引駆動部433を設置する必要がなくなる。これにより、吸引駆動部433の設置スペース及び設置コストを低減することが可能となる。
第9実施形態では、壁11の反室内側の空間に収容部470を形成した。しかし、収容部470を形成する空間は壁11の反室内側空間に限られるものではない。例えば、階段下の空間に収容部470を設けてもよい。
第9実施形態では、掃除ロボット410は予め組み込まれたプログラムに従って室内の掃除を行った。しかし、カメラ部413で撮像された画像データに基づいて、塵埃等のある方向に自走して掃除をするようにしてもよい。
第1実施形態における集塵装置の吸引集塵部を示す斜視図。 第1実施形態における集塵装置の吸込口周辺を示す断面図。 (a)は集塵装置の稼動時、(b)は集塵装置の非稼動時における吸込口周辺の状態を説明するための斜視図。 (a)は第2実施形態における集塵装置稼動時における吸込口周辺の状態を説明するための斜視図。 第3実施形態における集塵装置稼動時における吸込口周辺の状態を説明するための斜視図。 第4実施形態における吸引集塵部の吸込口周辺を示す断面図。 第5実施形態における集塵装置の吸引集塵部を示す斜視図。 第6実施形態における集塵装置の概要を説明するための図。 第7実施形態における構成ブロック図。 第7実施形態における集塵装置の吸引集塵部及び掃除ロボットを示す斜視図。 吸引集塵部と掃除ロボットとの接続を説明するためのものであり、(a)は接続前、(b)は接続中、(c)は接続解除後の状態を示す図。 第8実施形態における掃除ロボットの下面からの斜視図。 第8実施形態における吸引集塵部内の充電ポイント及び車輪ガイドを示す斜視図。 掃除ロボットの吸引集塵部内への収容を説明するためのものであり、(a)は収容前、(b)は収容後の状態を示す図。 第9実施形態における構成ブロック図。 第9実施形態における掃除ロボット及び集塵装置を示す斜視図。 第9実施形態における掃除ロボットの後方からの斜視図。 第9実施形態における掃除ロボットと集塵装置とが接続した状態を示す図。 第9実施形態における開口扉の開閉機構を説明するための図。
符号の説明
10…集塵装置、11…壁、12…吸引部、13…集塵部、14…駆動部、15…吸引集塵部、16…床下地材、17…吸気ダクト、18…吸込口、19…床仕上材、20…邪魔板、21…ばね、22…モップ、23…巾木扉駆動部、24…巾木扉、25…巾木扉収容部、26…開口部、27…巾木、28…集塵ケース、29…集塵袋、30…圧力センサ、31…警告ランプ、32…圧力センサ、33…駆動部接続ダクト、34…ファン駆動モータ、35…スイッチ。

Claims (22)

  1. 建物内における壁部の下端に開口部を形成し、
    前記壁部の反室内側空間に集塵装置を設置するとともに、当該集塵装置における塵埃等を吸込む吸込口を前記開口部と対向する位置に配置し、
    前記開口部を介して、前記吸込口を室内に向けて開放したことを特徴とする集塵装置を備える建物。
  2. 前記壁部を、その下部に巾木を設けて構成し、
    前記開口部を前記巾木に形成したことを特徴とする請求項1に記載の集塵装置を備える建物。
  3. 前記開口部を開放及び閉鎖することが可能な開閉部と、
    前記開閉部を駆動する開閉駆動部とを備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の集塵装置を備える建物。
  4. 前記壁部を、その下部に巾木を設けて構成し、
    前記開口部を前記巾木に形成するとともに、
    前記開口部を開放及び閉鎖することが可能な開閉部と、
    前記開閉部を駆動する開閉駆動部とを備え、
    前記開閉部が前記開口部を閉鎖した状態において、前記開閉部は前記開口部が形成された巾木とともに連続的な巾木を構成することを特徴とする請求項1に記載の集塵装置を備える建物。
  5. 前記開口部周辺の所定エリアにおける人又は物等の存在を検出する検出手段と、
    前記集塵装置の吸引力を発生させる吸引手段と、
    前記開閉駆動部及び前記吸引手段の作動を制御する制御部とを備え、
    前記検出手段により人又は物等の存在が検出された場合に、前記制御部は前記検出手段からの信号に基づき、前記開閉駆動部を駆動させて前記開口部を開放するとともに、前記吸引手段の作動を開始させることを特徴とする請求項3又は請求項4のいずれかに記載の集塵装置を備える建物。
  6. 所定の時間を計測可能なタイマを備え、
    前記吸引手段が作動後、前記タイマで設定した時間が経過した場合に、前記制御部は前記タイマからの信号に基づき、前記吸引手段の作動を停止させるとともに、前記開閉駆動部を駆動させて前記開口部を閉鎖することを特徴とする請求項5に記載の集塵装置を備える建物。
  7. 所定の時間を計測可能なタイマと、
    前記集塵装置の吸引力を発生させる吸引手段と、
    前記開閉駆動部及び前記吸引手段の作動を制御する制御部とを備え、
    前記タイマで設定した運転間隔時間が経過するごとに、前記制御部は前記タイマからの信号に基づき、前記開閉駆動部を駆動させて前記開口部を開放するとともに、前記吸引手段の作動を開始させ、
    前記吸引手段の作動後、前記タイマで設定した運転継続時間が経過した場合に、前記制御部は前記タイマからの信号に基づき、前記吸引手段の作動を停止させるとともに、前記開閉駆動部を駆動させて前記開口部を閉鎖することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の集塵装置を備える建物。
  8. 建物内における壁部の下端に形成された開口部と対向する位置に配置されるとともに前記開口部を介して室内側空間に向けて開放される吸込口と、当該吸込口から塵埃等を吸引する吸引力を発生させる吸引手段と、前記開口部を開放及び閉鎖することが可能な開閉部と、前記開閉部を駆動する開閉駆動部とを有し、建物内における壁部の反室内側空間に設置される集塵装置と、
    前記建物内における床面上の塵埃等を内部に吸引するとともに、吸引した内部の塵埃等を外部に排出可能な自走式の掃除ロボットと、
    前記掃除ロボットが前記開口部周辺の所定エリアに存在することを検出する検出手段と、
    前記吸引手段、前記開閉駆動部及び前記掃除ロボットの作動を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記検出手段により前記掃除ロボットの存在が検出された場合に、前記開閉駆動部を駆動させて前記開口部を開放し、前記吸引手段による吸引を開始させるとともに、前記掃除ロボットの内部に吸引された塵埃等を前記集塵装置に排出させることを特徴とする建物における自動清掃システム。
  9. 前記検出手段は、前記掃除ロボットが前記開口部周辺の所定エリア内に存在する場合に前記掃除ロボットが有する固有の識別情報を取得することにより、前記掃除ロボットが前記開口部周辺の所定エリアに存在することを検出することを特徴とする請求項8に記載の建物における自動清掃システム。
  10. 前記掃除ロボットを充電する充電ポイントを備え、
    前記掃除ロボットがその内部に吸引した塵埃等を前記集塵装置に排出する位置において、前記掃除ロボットと前記充電ポイントとを接続することを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の建物における自動清掃システム。
  11. 前記集塵装置は、前記吸込口から前記掃除ロボットを収容可能な収容部を有することを特徴とする請求項8から請求項10のいずれかに記載の建物における自動清掃システム。
  12. 前記集塵装置は、前記吸込口から前記掃除ロボットを収容可能な収容部を有し、
    前記収容部の内部に前記掃除ロボットを充電する充電ポイントを設け、
    前記掃除ロボットと前記充電ポイントとの接続を前記収容部内において行うことを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の建物における自動清掃システム。
  13. 前記集塵装置は、前記収容部における所定の収容位置に前記掃除ロボットを誘導するためのガイド部を有することを特徴とする請求項11又は請求項12に記載の建物における自動清掃システム。
  14. 室内空間の床面上の塵埃等を吸い込むための吸込口と、塵埃等を吸引する吸引力を発生させる吸引手段とを有する自走式の掃除ロボットと、
    前記掃除ロボットを充電するための充電ポイントを有し、前記掃除ロボットを収容可能な収容部とを備え、
    前記収容部内において前記吸込口を前記室内空間側に向けるとともに前記掃除ロボットが前記充電ポイントと接続された状態で、前記吸引手段を作動させて前記室内空間の塵埃等を前記掃除ロボットにより吸引可能としたことを特徴とする掃除ロボットを備える建物。
  15. 撮像手段と当該撮像手段により得られた画像データに基づいて前記掃除ロボットの進行方向を制御する進行方向制御部とを前記掃除ロボットに設けるとともに、
    前記掃除ロボットの収容位置の基準点を示す基準点表示部を前記収容部に設けたことを特徴とする請求項14に記載の掃除ロボットを備える建物。
  16. 前記掃除ロボットを所定の収容位置に誘導するためのガイド部を前記収容部に設けたことを特徴とする請求項14又は請求項15のいずれかに記載の掃除ロボットを備える建物。
  17. 前記掃除ロボットの内部に吸引された塵埃等を外部に排出するための排出口を前記掃除ロボットに設けるとともに、
    前記収容部に集塵部を設け、
    前記掃除ロボットが前記充電ポイントと接続された状態において、前記掃除ロボットはその内部に吸い込んだ塵埃等を前記集塵部に排出することを特徴とする請求項14から請求項16のいずれかに記載の掃除ロボットを備える建物。
  18. 前記室内空間と前記収容部とを仕切る隔壁の下部に形成され、前記掃除ロボットが通過可能な開口部と、
    前記開口部を開放及び閉鎖することが可能な開口扉と、
    前記開口扉を駆動する開口扉駆動部と、
    前記開口部周辺の所定エリアにおける人又は物等の検出対象の存在を検出する検出対象検出手段とを設け、
    前記検出対象検出手段により前記検出対象の存在が検出された場合に、前記開口扉駆動部に前記開口扉を駆動させて前記開口部を開放することを特徴とする請求項14から請求項17のいずれかに記載の掃除ロボットを備える建物。
  19. 前記検出対象検出手段は、前記検出対象が有する固有の識別情報を取得することにより、前記検出対象が前記開口部周辺の所定エリアに存在することを検出することを特徴とする請求項18に記載の掃除ロボットを備える建物。
  20. 前記掃除ロボットの前記収容部への収容状態を検出する収容状態検出手段を備え、
    前記掃除ロボットの前記収容部への収容状態が非収容状態から収容状態に変化した場合に、前記開口扉駆動部に前記開口扉を駆動させて前記開口部を閉鎖することを特徴とする請求項18又は請求項19に記載の掃除ロボットを備える建物。
  21. 前記収容状態検出手段により前記掃除ロボットが収容状態であることが検出され、且つ、前記検出対象検出手段により前記検出対象の存在が検出された場合に、前記開口扉駆動部に前記開口扉を駆動させて前記開口部を開放するとともに、前記吸引手段を作動させて前記掃除ロボットによる集塵を開始させることを特徴とする請求項20に記載の掃除ロボットを備える建物。
  22. 予め設定された所定時間を計測可能なタイマを設け、
    前記吸引手段が作動後、前記タイマで設定した時間が経過した場合に、前記吸引手段の作動を停止させるとともに、前記開口扉駆動部に前記開口扉を駆動させて前記開口部を閉鎖することを特徴とする請求項21に記載の掃除ロボットを備える建物。
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