JP2020165617A - エアーシャワー装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、衣服に付着した花粉や埃、粉塵等をより確実に取り除くとともに、エアーシャワー室の清浄度を上げることができるエアーシャワー装置を提供することを目的とする。
本構成によれば、衣服に付着した埃等を確実に落とすことができ、エアーシャワー室の清浄度を向上させることができる。
また、エアーシャワー装置の他の構成として、外気と隔離されたエアーシャワー室と、エアーシャワー室内に設けられ、軸線がエアーシャワー室の上下方向に向けられ、筒状の空間を区画する壁部と、筒状の空間の軸線上方に壁部と一体に設けられる天井部と、壁部に設けられる、筒状の空間内に送気する送気孔と、一体となった壁部と天井部を回転させる回転機構と、エアーシャワー室内の天井に設けられた除塵された空気をエアーシャワー室内に流入させる吹出口と、筒状の空間内でエアーシャワー室の床に設けられた前記筒状の空間の空気を吸引する吸込口とを備える構成としても、上記効果を得ることができる。
図1は、本実施形態に係るエアーシャワー装置1の概略構成を示すものである。また、図1(b)は図1(a)の断面線k−kにおける断面図となる。
なお、以後の説明において、断面線k−kに平行し、側壁2Aから側壁2Cへの方向をX方向、図1(a)に記載の軸線Cに平行し、躯体床5から天井3への方向をY方向と定義する。
また、天井3および設置床7は側壁2A乃至2Dと一体に固定されている。
つまり、エアーシャワー装置1は側壁2A乃至2Dの一部、天井3、設置床7により、内部に外気と隔離された空間を有する装置である。
なお、仕切壁4は一部に吹出口38を備える。
また、設置床7、床6及び側壁2A乃至2Dの一部で区画された空間を床下9と定義し、天井3、内天井8、床6、仕切壁4及び側壁2A乃至2Dの一部で形成された空間を機械室60と定義する。
なお、扉12A及び12Bは本実施形態に限定されず、大きさ、設置位置などは使用状況に応じて適宜設定すれば良い。
壁部14はX方向と直交する断面において円形状の筒体であり、後述する回転機構32を介して、設置床7に固定された台座24に載置される。なお、ここでいう円形状の筒体とは、直円筒や円錐状、或いは、円形に近い多角形状を含む。
また、天井部16は、天井部16と軸線Cの交点を中心とする任意の直径を有する円形の開口(以下、吸込口28という)が設けられている。
また、ダクト64の内天井8を貫通し、機械室60に設置されたファン62に接続される。
壁部14の外周には洗浄室Rc内へ洗浄のための空気を壁部14の外周面である中間室Rm側の面(以下、壁面14b)から壁部14の内周面である洗浄室Rc側の面(以下、壁面14a)へ送気するための送気孔Hを有する。
それぞれ、使用状況に応じて適宜設定すれば良い。
また、保護柵20は後述する洗浄室Rc内で軸線Cを中心に旋回する気流Sに影響を与えない構造とすることが望ましい。
また、床6cと床6mは一体とした構造ではなく一定の隙間、例えば、壁部14の挿通を許容する円形をなす隙間を有し、互いに独立している。
なお、以後の説明において、床6cの壁面14aに相対する端部を床端部11、床6mの壁面14bに相対する端部を床端部13と定義する。
壁部14の回転は、天井部16に設けられた天井部回転機構30と、床下9において、台座24の上面に設置され壁部14を支持しつつ回転を可能にする回転機構32と、床端部11と床端部13に設置され床部回転機構34と、壁部14を回転させる動力となるモーター44と、回転動力を壁部14に伝達するベルト46と、壁部14にベルト46を掛けるために壁面14bに設けられる凹凸部42により可能とされる。
さらに、回転機構32は、回転機構32を構成する図外の回転部材に、壁部14の最下端部を接触するように載置される。
また、床部回転機構34bは、床部回転機構34bを構成する図外の回転部材を壁面14bに接触するように、床端部13に配置される。
つまり、床部回転機構34は壁部14を床6c側および床6m側から接触しながら挟み込むように配置される。
モーター44が回転することにより得られた動力はベルト46、凹凸部42を介して壁部14へ伝達され、壁部14の軸線Cを中心として回転する。即ち、モーター44と、ベルト46と、凹凸部42とで壁部14を回転させる駆動手段を構成している。
ここで、前述のとおり、壁部14とダクト64、壁部14と床6はそれぞれ互いに独立した構成となっているため、壁部14へ伝達された回転動力はダクト64および床6には伝達されない。
つまり、壁部14は静止するダクト64および床6に対して回転することができる。
なお、壁部14の回転時において、洗浄室Rcの気密状態が維持されるように、シール部材を壁部14とダクト64の間、壁部14と床6との間にシール部材を設けると良い。
(2)入室後、安全のため保護柵20の内側に立つ。
(3)図外の稼働スイッチを押し、モーター44とファン62を稼働させる。
なお、上記の稼働スイッチは洗浄室Rc内に設ける。さらに安全装置とのインターロックにより稼働させて良い。
(4)ファン62が駆動し、洗浄室Rc内の空気がダクト64から吸引される。洗浄室Rcから吸引された空気はダクト66を経てフィルター70へ流入する。
(5)洗浄室Rcから吸引された空気は、フィルター70により除塵された後、ダクト68及び吹出口38を介して中間室Rmへ流入する。
(6)稼働スイッチを押されると、モーター44が駆動し、モーター44により発生した回転力によりベルト46、プーリーとして機能する凹凸部42を介して壁部14へ伝達し、壁部14を回転させる。
(7)吹出口38から中間室Rmへ流入した空気は、回転する壁部14の外周面に沿って旋回し、一部が送気孔Hから洗浄室Rc内へ流入する。
(8)送気孔Hから洗浄室Rc内へ流入したエアーは回転する壁部14による回転力により、図3に示すように洗浄室Rc内で軸線Cを中心に旋回する気流Sとなる。
(9)旋回気流によって服に付着している塵や埃等を取り除く。
(10)稼働スイッチを押したのち、モーター44とファン62の稼働が停止する。
(11)人Mは扉26Bおよび扉12Bからエアーシャワー装置1を退室する。
6;6c;6m 床、7 設置床、8 内天井、9 床下、10 エアーシャワー室、
11 床端部、12A 扉、12B 扉、13 床端部、
14 壁部、14a 壁面、14b 壁面、16 天井部、20 保護柵、
22 支柱、24 台座、26A 扉、26B 扉、28 吸込口、
30 天井部回転機構、32 回転機構、
34 床部回転機構、34a 床部回転機構、34b 床部回転機構、
38 吹出口、42 凹凸部、44 モーター、46 ベルト、
60 機械室、62 ファン、64 ダクト、66 ダクト、68 ダクト、
70 フィルター、C 軸線、H 送気孔、Rc 洗浄室、Rm 中間室。
Claims (2)
- 外気と隔離されたエアーシャワー室と、
前記エアーシャワー室内に設けられ、軸線がエアーシャワー室の上下方向に向けられ、筒状の空間を区画する壁部と、
前記筒状の空間の軸線上方に壁部と一体に設けられる天井部と、
前記壁部に設けられる、筒状の空間内に送気する送気孔と、
前記一体となった壁部と天井部を回転させる回転機構と、
前記エアーシャワー室内の壁面に設けられた除塵された空気をエアーシャワー室内に流入させる吹出口と、
前記天井部に設けられた前記筒状の空間の空気を吸引する吸込口と、
を備えたエアーシャワー装置。 - 外気と隔離されたエアーシャワー室と、
前記エアーシャワー室内に設けられ、軸線がエアーシャワー室の上下方向に向けられ、筒状の空間を区画する壁部と、
前記筒状の空間の軸線上方に壁部と一体に設けられる天井部と、
前記壁部に設けられる、筒状の空間内に送気する送気孔と、
前記一体となった壁部と天井部を回転させる回転機構と、
前記エアーシャワー室内の天井に設けられた除塵された空気をエアーシャワー室内に流入させる吹出口と、
前記筒状の空間内でエアーシャワー室の床に設けられた前記筒状の空間の空気を吸引する吸込口と、
を備えたエアーシャワー装置。
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