JP2016082619A - 電動機駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電動機の高出力化が可能な電動機駆動装置を提供する。【解決手段】電動機駆動装置1の第1インバータ30は、コイル21〜23の一端211、222、232、および、第1電源51と接続される。第2インバータ40は、コイル21〜23の他端212、222、232、および、第2電源52と接続される。第3インバータ60は、第1インバータ、および、エンジン10により駆動される第1MG15のコイル16〜18の一端161、171、181と接続される。制御部80は、第1インバータ30、第2インバータ40、および、第3インバータ60を制御する。第1インバータ30側から、第1電源51の電力に加え、第1MG15により発電された発電電力が第2MG20に供給される。これにより、第2MG20の出力を高めることができる。【選択図】 図1

Description

本発明は、電動機駆動装置に関する。
従来、2つのインバータによりモータの電力を変換するインバータ駆動システムが知られている。例えば特許文献1では、高電圧時において、第1のインバータシステムと第2のインバータシステムのパルス幅変調信号(以下、パルス幅変調を「PWM」という。)の基本波成分の位相を180[°]ずらすことで2つの電源が電気的に直列接続され、2つの電源電圧の和によりモータを駆動する。また特許文献1では、低電圧時において、第1のインバータシステムまたは第2のインバータシステムの一方の上アームまたは下アームのいずれかを3相同時オンし、他方をPWM駆動している。
特開2006−238686号公報
特許文献1では、2つのバッテリの電力によりモータが駆動される。そのため、モータに供給される電力の上限は、バッテリの出力により規定される。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、電動機の高出力化が可能な電動機駆動装置を提供することにある。
本発明の電動機駆動装置は、電動機巻線を有する電動機と、第1インバータと、第2インバータと、第3インバータと、制御部と、を備える。
第1インバータは、電動機巻線の一端、および、第1電源と接続される。
第2インバータは、電動機巻線の他端、および、第2電源と接続される。
第3インバータは、第1インバータ、および、駆動源により駆動される発電機の発電機巻線の一端と接続される。
制御部は、第1インバータ、第2インバータ、および、第3インバータを制御する。
本発明では、電動機の両側に第1インバータおよび第2インバータを設けているので、第1インバータ側から第1電源の電力、第2インバータ側から第2電源の電力を電動機20に供給することにより、発電機での発電を行わない状態における電動機の出力を高めることができる。これにより、昇圧回路を省略することができる。また、例えば電動機駆動装置をハイブリッド車両に適用した場合、パラレルハイブリッドシステムと比較してEV走行が可能になるため、燃費が向上する。
また、第1インバータ側から第1電源の電力に加え、発電機により発電された発電電力を電動機に供給することにより、電動機の出力をさらに高めることができる。
本発明の第1実施形態による電動機駆動システムを示す概略構成図である。 本発明の第1実施形態による駆動領域を説明する説明図である。 本発明の第1実施形態による片側駆動動作を説明する説明図である。 本発明の第1実施形態による反転駆動動作を説明する説明図である。 本発明の第1実施形態による同相駆動動作を説明する説明図である。 本発明の第1実施形態による還流動作を説明する説明図である。 本発明の第1実施形態による制御処理を説明するフローチャートである。 本発明の第2実施形態による電動機駆動装置を示す回路図である。 本発明の第2実施形態による昇圧動作を説明する説明図である。 本発明の第2実施形態による充電時の動作を説明する説明図である。 本発明の第2実施形態によるバイアスされた状態の相電流を示す図である。 本発明の第3実施形態による電動機駆動装置を示す回路図である。 本発明の第3実施形態による駆動領域を説明する説明図である。 本発明の第4実施形態による電動機駆動システムを示す概略構成図である。 本発明の他の実施形態による電動機駆動システムを示す概略構成図である。
以下、本発明による電動機駆動装置を図面に基づいて説明する。なお、以下、複数の実施形態において、実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による電動機駆動装置を図1〜図7に基づいて説明する。
電動機駆動システム5は、電動機駆動装置1、エンジン10、動力分割機構12、第1モータジェネレータ(以下、「モータジェネレータ」を「MG」と記載する。)15、第1電源51、および、第2電源52等を備える。電動機駆動システム5は、ハイブリッド車両である車両90に適用される、所謂「シリーズパラレルハイブリッドシステム」である。
エンジン10は、複数の気筒を有する内燃機関で、第1MG15および後述する第2MG20とともに、車両90の駆動源を構成する。エンジン10は、動力分割機構12および減速機91等を介し、車両90の駆動軸92、および、駆動軸92に接続される車輪93を回転させる。
動力分割機構12は、図示しないサンギア、リングギア、プラネタリキャリアからなる周知の遊星歯車機構によって構成される。本実施形態では、サンギアが第1MG15の回転軸と接続され、リングギアが第2MG20の回転軸と接続され、プラネタリキャリアがエンジン10のクランク軸と接続される。これにより、第1MG15の回転軸、第2MG20の回転軸、および、エンジン10のクランク軸とは、動力分割機構12を介して機械的に接続されている。
第1MG15は、永久磁石式同期型の3相交流電動機である。第1MG15は、コイル16、17、18を有する。コイル16〜18は、一端161、171、181が第3インバータ60に接続され、他端が結線部19にて結線される。本実施形態では、コイル16〜18が「発電機巻線」に対応する。
第1MG15は、エンジン10によって駆動され、主に発電機として用いられる。第1MG15により発電された電力は、第2MG20の駆動、ならびに、第1電源51および第2電源52の充電に用いられる。
電動機駆動装置1は、第2MG20、第1インバータ30、第2インバータ40、第3インバータ60、および、制御部80等を備える。
本実施形態では、第2MG20、第1インバータ30、第2インバータ40、第1電源51、および、第2電源52が第1電力変換回路101を構成し、第1MG15、および、第3インバータ60が第2電力変換回路102を構成する。
第2MG20は、コイル21、22、23を有する。コイル21、22、23は、一端211、221、231が第1インバータ30と接続され、他端212、222、232が第2インバータ40と接続される。本実施形態では、コイル21、22、23が、「電動機巻線」に対応する。
第2MG20は、力行時には電動機として機能し、減速機91等を介し、車両90の駆動軸92および車輪93を回転させる。第2MG20の出力は、例えば車速等に基づいて決定される要求出力となるように制御される。
また、第2MG20は、回生時には発電機として機能し、発電された電力により第1電源51および第2電源52を充電する。
本実施形態では、第1MG15が「発電機」に対応し、第2MG20が「電動機」に対応する。以下、第1MG15が発電機として機能し、第2MG20が電動機として機能する場合を中心に説明する。
第1インバータ30は、第2MG20のコイル21〜23の一端211、221、231および第1電源51に接続される。第1インバータ30は、3相インバータであり、第1上アーム素子31、32、33と、第1下アーム素子34、35、36とが接続される。以下適宜、「第1U相上アーム素子31」といった具合に、対応する相を併せて記載する。
第1U相上アーム素子31と第1U相下アーム素子34との接続点は、U相コイルであるコイル21の一端211に接続される。第1V相上アーム素子32と第1V相下アーム素子35との接続点は、V相コイルであるコイル22の一端221に接続される。第1W相上アーム素子33と第1W相下アーム素子36との接続点は、W相コイルであるコイル23の一端231に接続される。
第1上アーム素子31〜33の高電位側は、第1高電位側配線37により接続され、第1下アーム素子34〜36の低電位側は、第1低電位側配線38により接続される。
第1高電位側配線37は第1電源51の正極と接続され、第1低電位側配線38は第1電源51の負極と接続される。
第2インバータ40は、第2MG20のコイル21〜23の他端212、222、232および第2電源52に接続される。第2インバータ40は、3相インバータであり、第2上アーム素子41、42、43と、第2下アーム素子44、45、46とが接続される。
第2U相上アーム素子41と第2U相下アーム素子44との接続点は、U相コイルであるコイル21の他端212に接続される。第2V相上アーム素子42と第2V相下アーム素子45との接続点は、V相コイルであるコイル22の他端222に接続される。第2W相上アーム素子43と第2W相下アーム素子46との接続点は、W相コイルであるコイル23の他端232に接続される。
第2上アーム素子41〜43の高電位側は、第2高電位側配線47により接続され、第2下アーム素子44〜46の低電位側は、第2低電位側配線48により接続される。
第2高電位側配線47は第2電源52の正極と接続され、第2低電位側配線48は第2電源52の負極と接続される。
第1電源51は、充放電可能な直流電源であり、第1インバータ30と接続され、第1インバータ30を経由して第2MG20と電力を授受可能に設けられる。
第2電源52は、充放電可能な直流電源であり、第2インバータ40と接続され、第2インバータ40を経由して第2MG20と電力を授受可能に設けられる。
本実施形態では、第1電源51および第2電源52は、例えばリチウムイオンバッテリにより構成されるが、その他の蓄電池を用いてもよい。
第1電源51の容量を第1容量C1、出力を第1出力W1、印加可能な電圧を第1電源電圧V1、第2電源52の容量を第2容量C2、出力を第2出力W2、印加可能な電圧を第2電源電圧V2とする。本実施形態では、第1電源51は、第2電源52よりも高出力(すなわちW1>W2)である。また、第2電源52は、第1電源51よりも高容量(すなわちC2>C1)である。
また、第1電源51は、充電状態であるSOC(State of charge)が第1の所定範囲内となるように制御される。第2電源52は、SOCが第2の所定範囲内となるように制御される。第1の所定範囲と第2の所定範囲とは、同じでもよいし、異なっていてもよい。
第1コンデンサ53は、第1インバータ30と並列に第1電源51と接続され、第1電源51から第1インバータ30へ流れる電流、或いは、第1インバータ30から第1電源51へ流れる電流を平滑化する平滑コンデンサである。
第2コンデンサ54は、第2インバータ40と並列に第2電源52に接続され、第2電源52から第2インバータ40へ流れる電流、或いは、第2インバータ40から第2電源52へ流れる電流を平滑化する平滑コンデンサである。
第3インバータ60は、第1MG15のコイル16〜18の一端161、171、181および第1インバータ30に接続される。第3インバータ60は、3相インバータであり、第3上アーム素子61、62、63と、第3下アーム素子64、65、66とが接続される。
第3上アーム素子61と第3下アーム素子64との接続点は、コイル16の一端161に接続される。第3上アーム素子62と第3下アーム素子65との接続点は、コイル17の一端171に接続される。第3上アーム素子63と第3下アーム素子66との接続点は、コイル18の一端181に接続される。
第3上アーム素子61〜63の高電位側は、第3高電位側配線67により接続され、第3下アーム素子64〜66の低電位側は、第3低電位側配線68により接続される。
第3高電位側配線67は第1高電位側配線37と接続され、第3低電位側配線68は第1低電位側配線38と接続される。これにより、第3インバータ60は、第1インバータ30と接続される。
第3インバータ60は、回生動作することで、第1MG15により発電された交流電力を直流電力に変換する。また、第3インバータ60により変換された直流電力は、第1インバータ30側へ供給される。また、第1MG15での発電を行わないとき、第3上アーム素子61〜63および第3下アーム素子64〜66を全てオフする。第3上アーム素子61〜63および第3下アーム素子64〜66を全てオフすることを、「第3インバータをオフする」という。
本実施形態の上アーム素子31〜33、41〜43、61〜63、および、下アーム素子34〜36、44〜46、64〜66は、いずれもIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)であるが、例えばMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタ、バイポーラトランジスタ等を用いてもよい。以下適宜、上アーム素子31〜33、41〜43、61〜63、および、下アーム素子34〜36、44〜46、64〜66を、単に「スイッチング素子」という。後述の実施形態のインバータを構成する素子についても同様とする。
制御部80は、通常のコンピュータとして構成され、内部にはCPU、ROM、RAM、I/O、および、これらの構成を接続するバスライン等が備えられる。制御部80は、スイッチング素子31〜36、41〜46のオンオフを切り替える制御信号を生成する。制御信号は、第2MG20の要求出力に応じた電圧指令に基づく基本波とキャリア波との比較により生成される。本実施形態では、第1インバータ30の駆動に係る基本波を第1基本波とし、第2インバータ40の駆動に係る基本波を第2基本波とする。生成された制御信号はスイッチング素子31〜36、41〜46に出力され、制御信号に基づいてスイッチング素子31〜36、41〜46のオンオフ作動が制御される。これにより、第2MG20の駆動がPWM制御される。
また、制御部80は、エンジン10の駆動を制御することで、第1MG15の駆動を制御する。これにより、第1MG15により発電される発電量は、制御部80により制御される。また、制御部80は、スイッチング素子61〜66のオンオフを切り替える制御信号を生成する。スイッチング素子61〜66のオンオフ作動は、第1MG15の発電電力に応じ、スイッチング素子31〜36、41〜46の作動とは独立にPWM制御等により制御される。
第2MG20の要求出力に応じた制御について、図2〜図7に基づいて説明する。なお、図3〜図6においては、エンジン10、動力分割機構12、および、制御部80の記載、コイル16〜18、21〜23の一端、他端の符号の記載を省略した。また、図3〜図6においては、オンされているSW素子を実線、オフされているSW素子を破線で示す。後述の実施形態の図9等についても同様とする。
まず、第1電源51および第2電源のSOCが充電要求閾値以上であり、充電不要である場合について説明する。
本実施形態では、第2MG20の駆動領域に応じて、電動機駆動システム5の動作を切り替える。図2に示すように、第2MG20の要求出力に応じたトルクおよび回転数が第1閾値T11より小さい領域を「第1領域R11」、第1閾値T11と第2閾値T12との間の領域を「第2領域R12」、第2閾値T12と第3閾値T13との間の領域を「第3領域R13」、第3閾値T13と第4閾値T14との間の領域を「第4領域R14」とする。本実施形態では、第2閾値T12が「第1電源または第2電源にて出力可能な最大値である第1上限値」に対応し、第3閾値T13が「第1電源および第2電源にて出力可能な最大値である第2上限値」に対応する。また、第1閾値T11が「低電圧電源にて出力可能な最大値」に対応する。
(1)片側駆動動作
片側駆動動作では、第1電源51または第2電源52の電力により第2MG20を駆動する。
図3(a)に示すように、第1電源51を用いて片側駆動する場合、第2インバータ40の上アーム素子41〜43、または、下アーム素子44〜46の一方を全相オン、他方を全相オフとし、第2インバータ40を中性点化する。中性点化されるインバータにおいて、オンされる上アーム素子または下アーム素子を、熱損失等に応じて適宜切り替えてもよい。後述の例においても同様である。
第1インバータ30は、要求出力に基づき、PWM制御される。
図3(a)には、第1U相上アーム素子31、第1V相下アーム素子35、および、第1W相下アーム素子36、および、第2上アーム素子41〜43がオンされる状態を示している。このとき、矢印Y11で示す経路の電流が流れることで、第1電源電圧V1が第2MG20に印加され、第1電源51の電力により第2MG20が駆動される。
図3(b)に示すように、第2電源52を用いて片側駆動する場合、第1インバータ30の上アーム素子31〜33、または、下アーム素子34〜36の一方を全相オン、他方を全相オフとし、第1インバータ30を中性点化する。第2インバータ40は、要求出力に基づき、PWM制御される。
図3(b)には、第1上アーム素子31〜33、第2U相上アーム素子41、第2V相下アーム素子45、および、第2W相下アーム素子46がオンされる状態を示している。このとき、矢印Y12で示す経路の電流が流れることで、第2電源電圧V2が第2MG20に印加され、第2電源52の電力により第2MG20が駆動される。
第1電源電圧V1が第2電源電圧V2以下である場合(すなわち、V1≦V2の場合)、第2MG20の要求出力が第1電源電圧V1にて駆動可能な範囲内であり、かつ、第1電源電圧V1が第1電圧下限値Vf1以上である場合(すなわち、V1≧Vf1の場合)、第2インバータ40を中性点化し、第1電源51の電力により第2MG20を駆動する。
また、第2MG20の出力要求が第1電源電圧V1にて駆動可能な範囲を超えた場合、または、第1電源電圧V1が第1電圧下限値Vf1より小さい場合(すなわち、V1<Vf1の場合)、第1インバータ30を中性点化し、第2電源52の電力により第2MG20を駆動する。
第1電源電圧V1が第2電源電圧V2より大きい場合(すなわち、V1>V2の場合)、第2MG20の要求出力が第2電源電圧V2にて駆動可能な範囲内であり、かつ、第2電源電圧V2が第2電圧下限値Vf2以上である場合(すなわち、V2≧Vf2)、第1インバータ30を中性点化し、第2電源52の電力により第2MG20を駆動する。
また、第2MG20の要求出力が第2電源電圧V2にて駆動可能な範囲を超えた場合、または、第2電源電圧V2が第2電圧下限値Vf2より小さい場合(すなわち、V2<Vf2の場合)、第2インバータ40を中性点化し、第1電源51の電力により第2MG20を駆動する。
電圧下限値Vf1、Vf2は、同じ値としてもよいし、異なる値としてもよい。
本実施形態では、第2MG20の出力要求が小さい場合、電圧が低い方の電源を用いて第2MG20を駆動することにより、損失を低減可能である。電圧が低い方の電源の電圧が電圧下限値を下回った場合、電圧が高い方の電源を用いた駆動に切り替えることで、過放電を防止することができる。
以下、電圧が低い方の電源である低電圧電源を用いる片側駆動動作を第1片側駆動動作とし、電圧が高い方の電源である高電圧電源を用いる片側駆動動作を第2片側駆動動作とする。本実施形態では、第2MG20のトルクおよび回転数が第1領域R11のとき、第1インバータ30および第2インバータ40を第1片側駆動動作とし、第2領域R12のとき、第1インバータ30および第2インバータ40を第2片側駆動動作とする。
なお、第1電源電圧V1と第2電源電圧V2とが等しい場合、第1閾値T11と第2閾値T12とが等しく、第1領域R11と第2領域R12とが1つの領域となる。当該領域では、第2インバータ40を中性点化し、第1インバータ30をPWM制御することで第1電源51の電力により第2MG20を駆動してもよいし、第1インバータ30を中性点化し、第2インバータ40をPWM制御することで第2電源52の電力により第2MG20を駆動してもよい。また、例えば第1電源51および第2電源52の充電状態、ならびに、スイッチング素子31〜36、41〜46の熱損失等に応じ、駆動に用いる電源を適宜切り替えるようにしてもよい。
(2)反転駆動動作
第2MG20の要求出力が、片側駆動動作にて駆動可能な範囲を超えた場合、第3領域R13では、第1インバータ30および第2インバータ40を反転駆動動作とする。
図4(a)に示すように、反転駆動動作では、要求出力に応じた第1基本波に基づいて第1インバータ30を制御し、要求出力に応じた第2基本波に基づいて第2インバータ40を制御する。
反転駆動動作において、第1基本波と、第2基本波とは、位相が反転される。換言すると、第1基本波と第2基本波とは、位相が略180[°]ずれている。なお、第1基本波と第2基本波との位相差は、180[°]であるが、第1電源電圧V1と第2電源電圧V2との和に相当する電圧を第2MG20に印加可能な程度のずれは許容される。
第1基本波の振幅と第2基本波の振幅とが等しい場合、各相にてオンされる素子が第1インバータ30と第2インバータ40とで上下反対となる。例えば、図4(a)では、第1U相上アーム素子31、第1V相下アーム素子35、および、第1W相下アーム素子36、第2V相上アーム素子42、第2W相上アーム素子43、および、第2U相下アーム素子44がオンされる状態を示している。このとき、矢印Y13で示す経路の電流が流れる。これにより、第2MG20には、第1電源電圧V1と第2電源電圧V2との和に相当する電圧が駆動電圧として印加される。
なお、第1基本波および第2基本波は、振幅が等しくてもよいし、異なっていてもよい。また、第1基本波および第2基本波は、いずれも正弦波である場合のように同様の波形であってもよいし、例えば第1インバータ30または第2インバータ40の一方を正弦波PWM制御し、他方を過変調PWM制御するといった場合のように、波形が異なっていてもよい。後述する同相駆動動作の場合も同様である。
なお、反転駆動動作において、振幅や波形が異なる場合、各相にてオンされる素子は、第1インバータ30と第2インバータ40とで、必ずしも上下反対にならない。
図4(b)に示すように、第2MG20の出力をさらに高めたい場合、第4領域R14では、第1MG15での発電を行い、第3インバータ60を回生動作させることにより、第1MG15の発電電力を第1電力変換回路101へ供給する。これにより、矢印YG1で示すように、第2電力変換回路102側から第1電力変換回路101側へ第1MG15の発電電力が供給される。
また、第1インバータ30および第2インバータ40を反転駆動動作とする。
これにより、第1インバータ30側からは、第1電源51の電力に加え、第1MG15で発電された発電電力が供給される。本実施形態では、第1電源51と第2電力変換回路102とが並列接続されるので、第2電力変換回路102側からの電力供給の有無によらず、第1インバータ30側から印加される電圧は第1電源電圧V1となる。第2電力変換回路102側から電力が供給される場合、第2電力変換回路102側から電力が供給されない場合と比較し、第1インバータ30を経由して第2MG20へ供給される電流が増大する。増大する電流量は、第1MG15での発電量に応じて可変である。
(3)充電動作
充電動作は、第1電源51を充電する動作とする。
第1電源51を充電する場合、充電要求に応じて第1MG15での発電を行い、第3インバータ60を回生動作させる。第1電源51は、第2MG20等を経由せずに第2電力変換回路102と接続されるので、第2電力変換回路102から供給された電力により直接的に充電される。
なお、第1電源51を充電する場合の第1インバータ30および第2インバータ40の動作は、第2MG20の要求出力に応じて制御すればよい。
(4)同相駆動動作
第2電源52は、第2MG20、第1インバータ30および第2インバータ40を経由して第1MG15と接続される。そのため、第1MG15の発電電力により第2電源52を充電する場合、同相駆動動作を行い、第2MG20、第1インバータ30、および、第2インバータ40を経由して第1MG15の発電電力を第2電源52へ供給することにより、第2電源52を充電する。
同相駆動動作では、第1電源電圧V1が第2電源電圧V2よりも大きいことを前提とし、第1インバータ30の駆動に係る第1基本波と第2インバータ40の駆動に係る第2基本波とを同位相とする。すなわち、第1基本波と第2基本波の位相差は0[°]とするが、第2電源52を充電可能な程度のずれは許容されるものとする。
第1基本波の振幅と第2基本波の振幅とが等しい場合、各相にてオンされる素子は、第1インバータ30と第2インバータ40とで上下同じとなる。
図5(a)に示す例では、第1U相上アーム素子31、第1V相下アーム素子35、および、第1W相下アーム素子36、第2U相上アーム素子41、第2V相下アーム素子45、および、第2W相下アーム素子46がオンされる状態を示している。このとき、矢印Y14で示す経路の電流が流れ、第2電源52が充電される。また、第2MG20には、第1電源電圧V1から第2電源電圧V2を減じた電圧(すなわち、V1−V2)が印加される。
なお、同相駆動動作において、振幅や波形が異なる場合、各相にてオンされる素子は、第1インバータ30と第2インバータ40とで、必ずしも上下同じにならない。
なお、第2MG20を駆動せずに第2電源52を充電する場合、図5(b)に示すように、1相(この例ではW相)の第1基本波および第2基本波をゼロとし、第1インバータ30および第2インバータ40の1相のスイッチング素子を上下ともオフにしてもよい。このような場合についても、同相駆動動作の概念に含まれるものとする。
例えば、図5(b)では、第1U相上アーム素子31、第1V相下アーム素子35、第2U相上アーム素子41、および、第2V相下アーム素子45がオンされ、W相のスイッチング素子33、36、43、46がオフされる状態を示している。このとき、矢印Y15で示す経路の電流が流れることで、第2電源52が充電される。
(5)還流動作
上記同相駆動動作を継続すると、第1電源電圧V1と第2電源電圧V2との電位差が大きいと、第2電源52に過電流が流れる虞がある。そのため、第1電源電圧V1と第2電源電圧V2との電位差、第1MG15の発電量、および、第2MG20の要求出力に応じて、同相駆動動作と、還流動作または反転駆動動作とを所定期間毎に切り替える。
図6に示すように、還流動作では、第1基本波に基づき、第1インバータ30を駆動する。また、第2インバータ40において、第2上アーム素子41〜43の全相、または、第2下アーム素子44〜46の全相の一方をオン、他方をオフにすることにより、第2インバータ40を中性点化し、第2電源52に電流が流れないようにする。
例えば、図6(a)に示す例では、第2上アーム素子41〜43を全相オフ、第2下アーム素子44〜46を全相オンにし、第2インバータ40を中性点化する。これにより、矢印Y16で示す経路の電流が流れる。また、これに替えて、第2上アーム素子41〜43を全相オン、第2下アーム素子44〜46を全相オフにしてもよい。
また、第2MG20を駆動しない場合、還流動作では、1相(ここではW相)の第1インバータ30および第2インバータ40のスイッチング素子をオフし、残りの2相(ここではU相およびV相)の第2上アーム素子または第2下アーム素子の一方をオン、他方をオフすることで、第2インバータ40を中性点化してもよい。図6(b)に示す例では、第2下アーム素子44、45をオンにする。これにより、矢印Y17で示す経路の電流が流れる。また、これに替えて、第2上アーム素子41、42をオンにしてもよい。
図6に示すように、還流動作は、第2インバータ40を中性点化する片側駆動動作と捉えることもできる。
ここで、第2MG20の要求出力に応じた充電制御を説明する。
第2MG20を駆動せずに第2電源52を充電する場合、または、第2MG20を比較的低負荷にて駆動しつつ第2電源52を充電する場合、同相駆動動作と還流動作とを、所定期間毎に切り替える。
第2MG20を駆動しない場合、第2MG20に流れる電流が無効電流となるように、第2MG20のロータ位置に基づいて第1インバータ30および第2インバータ40の動作が制御される。
第2MG20を駆動しつつ第2電源52を充電する場合、第2MG20に流れる電流の位相が最大トルク位相と無効電流の位相との間となるように、第1インバータ30および第2インバータ40の動作を制御する。
同相駆動動作が行われる充電期間P11、および、還流動作が行われる還流期間P12は、第1電源電圧V1と第2電源電圧V2との電位差、および、第2MG20の要求出力に基づいて設定される。第1電源電圧V1と第2電源電圧V2との電位差が大きいほど、また、第2MG20の要求出力が大きいほど、充電期間P11が短く、還流期間P12が長くなるように設定される。なお、第1電源電圧V1と第2電源電圧V2との電位差、第1MG15の発電量、および、第2MG20の要求出力によっては、還流期間P12をゼロとしてもよい。
ここで、第2MG20には、充電期間P11において第1電源電圧V1から第2電源電圧V2を減じた差電圧Vd(=V1−V2)が印加され、還流期間P12において第1電源電圧V1が印加される。
同相駆動動作および還流動作を所定期間毎に切り替える場合、第2MG20に印加される電圧Vm1は、式(1)となる。
Vm1=Vd×{P11/(P11+P12)}
+V1×{P12/(P11+P12)} ・・・(1)
第2MG20の負荷が比較的大きく、電圧Vm1では第2MG20の要求を満たせない場合、同相駆動動作と反転駆動動作(図4(b)参照)とを所定期間毎に切り替える。
同相駆動動作が行われる充電期間P11、および、反転駆動動作が行われる反転駆動期間P13は、第1電源電圧V1と第2電源電圧V2との電位差、および、第2MG20の要求出力に基づいて設定される。第1電源電圧V1と第2電源電圧V2との電位差が大きいほど、また、第2MG20の要求出力が大きいほど、充電期間P11が短く、反転駆動期間P13が長くなるように設定される。
反転駆動期間P13において、第1電源電圧V1と第2電源電圧V2との和に相当する電圧が第2MG20に印加される。
同相駆動動作および反転駆動動作を所定期間毎に切り替える場合、第2MG20に印加される電圧Vm2は、式(2)となる。
Vm2=Vd×{P11/(P11+P13)}
+(V1+V2)×{P13/(P11+P13)} ・・・(2)
これにより、第2MG20を適切に駆動するとともに、第2電源52を充電することができる。
なお、第2電源52の充電は、第2MG20の要求出力が充電期間P11を可及的に短くしたときの電圧Vm2にて出力可能な範囲にて実行される。
ここで、第2MG20の要求出力、第1電源51および第2電源52の充電要求に応じた制御処理を図7に示すフローチャートに基づいて説明する。図7に示す制御処理は、例えば図示しないハイブリッドシステムがレディオン(Ready ON)となっているときに、制御部80にて所定の間隔で実行される。
図7中において、第2MG20を「MG2」、第1インバータ30および第2インバータ40を「INV1、2」、第3インバータ60を「INV3」、第1電源51を「電源1」、第2電源52を「電源2」と記載する。
最初のステップS101(以下、「ステップ」を省略し、単に記号「S」と記す。)では、第2MG20を駆動するか否かを判断する。第2MG20を駆動しないと判断された場合(S101:NO)、S114へ移行する。第2MG20を駆動すると判断された場合(S101:YES)、S102へ移行する。
S102では、第2MG20の要求出力が高負荷領域か否かを判断する。ここでは、第1電源電圧V1と第2電源電圧V2との和に相当する電圧で出力可能な上限値である第3閾値T13のトルクおよび回転数での出力よりも高出力が要求される場合、「高負荷領域である」と判断する。すなわち、ここでいう「高負荷領域」は、図2中の第4領域R14に対応する。第2MG20の出力要求が高負荷領域であると判断された場合(S102:YES)、S107へ移行する。第2MG20の出力要求が高負荷領域ではないと判断された場合(S102:NO)、S103へ移行する。
S103では、第2電源52の充電が必要であり、かつ、第2電源52の充電が可能か否かを判断する。ここでは、第1電源電圧V1が第2電源電圧V2より大きく、かつ、第2MG20の要求出力が充電期間P11を可及的に短くしたときの電圧Vm2にて出力可能な範囲である場合、第2電源52の充電が可能であると判断する。第2電源52の充電が必要であり、かつ、第2電源52の充電が可能であると判断された場合(S103:YES)、S111へ移行する。第2電源52の充電が不要である、または、第2電源52の充電が可能ではないと判断された場合(S103:NO)、S104へ移行する。
S104では、第1電源51の充電が必要か否かを判断する。ここでは、第1電源51自体の充電が必要である場合に加え、S103にて第2電源52の充電ができないと判断された場合において、第2電源52を充電するために第1電源電圧V1を高めるべく、第1電源51の充電が望まれる場合においても肯定判断するようにしてもよい。後述のS116も同様である。
第1電源51の充電が必要であると判断された場合(S104:YES)、S106へ移行する。第1電源51の充電が不要であると判断された場合(S104:NO)、S105へ移行する。
S105では、第2MG20の要求出力に基づき、第1電源51または第2電源52の電力による片側駆動が可能か否かを判断する。本実施形態では、第2MG20の要求出力に応じたトルクおよび回転数が、図2に示す第1領域R11または第2領域R12である場合、片側駆動が可能であると判断される。また、第2MG20の要求出力に応じたトルクおよび回転数が、図2に示す第3領域R13である場合、片側駆動が可能ではないと判断される。
片側駆動が可能であると判断された場合(S105:YES)、S109へ移行する。片側駆動が可能ではないと判断された場合(S105:NO)、S108へ移行する。
第1電源51の充電が必要であると判断された場合(S104:YES)に移行するS106では、S105と同様、第1電源51または第2電源52の電力による片側駆動が可能か否かを判断する。片側駆動が可能であると判断された場合(S106:YES)、S107へ移行する。片側駆動が可能ではないと判断された場合(S106:NO)、S110へ移行する。
第2MG20の要求出力が高負荷領域であると判断された場合、または、第1電源51の充電が必要であり、かつ、片側駆動が可能ではないと判断された場合(S106:NO)に移行するS107では、第1インバータ30および第2インバータ40を反転駆動動作させる。また、第1MG15での発電を行い、第3インバータ60を回生動作させる。
S106にて否定判断されてS107に移行する場合、第2MG20を駆動しつつ、第1電源51が充電される。なお、第1MG15の発電量および第2MG20の要求出力に応じ、第1電源51の充電に用いられる電力量が決まるので、第1MG15の発電量および第2MG20の要求出力によっては、第1電源51が充電されない場合もありえる。
第2電源52の充電が不要である、または、第2電源の充電が可能ではないと判断され(S103:NO)、第1電源51の充電が不要であると判断され(S104:NO)、かつ、片側駆動が可能ではないと判断された場合(S105:NO)に移行するS108では、第1インバータ30および第2インバータ40を反転駆動動作させる。また、第1MG15での発電を行わず、第3インバータ60のスイッチング素子61〜66を全てオフする。
第2電源52の充電が不要である、または、第2電源の充電が可能ではないと判断され(S103:NO)、第1電源51の充電が不要であると判断され(S104:NO)、かつ、片側駆動が可能であると判断された場合(S105:YES)に移行するS109では、第1インバータ30および第2インバータ40を片側駆動動作させる。また、第1MG15での発電を行わず、第3インバータ60のスイッチング素子61〜66を全てオフする。
ここでは、第1電源電圧V1、第2電源電圧V2、および、第2MG20の要求出力に応じ、第1電源51の電力による片側駆動動作とするか、第2電源52の電力による片側駆動動作とするかを適宜選択する。他のステップにおける片側駆動動作についても同様である。
第1電源51の充電が必要であり、片側駆動が可能であると判断された場合(S104:YES、かつ、S106:YES)に移行するS110では、第1インバータ30および第2インバータ40を片側駆動動作させる。また、第1MG15での発電を行い、第3インバータ60を回生動作させる。これにより、第2MG20を駆動しつつ、第1電源51が充電される。
第2電源52の充電が必要であり、かつ、第2電源52の充電が可能であると判断された場合(S103:YES)に移行するS111では、第2MG20の要求出力が軽負荷領域か否かを判断する。ここでは、第2MG20の要求出力が、同相駆動動作と還流動作とを所定期間毎に切り替えた場合に第2MG20に印加される電圧Vm1の最大値で出力可能な最大出力以下である場合、「軽負荷領域である」と判断する。第2MG20の要求出力が軽負荷領域であると判断された場合(S111:YES)、S112へ移行する。第2MG20の要求出力が軽負荷領域ではないと判断された場合(S111:NO)、S113へ移行する。
S112では、第2MG20に通電される電流の位相が最大トルク位相と無効電流の位相との間となるように、第1インバータ30および第2インバータ40において、同相駆動動作と還流動作とを所定期間毎に切り替える。また、第1MG15での発電を行い、第3インバータ60を回生動作させる。
S113では、第1インバータ30および第2インバータ40において、同相駆動動作と反転駆動動作とを所定期間毎に切り替える。また、第1MG15での発電を行い、第3インバータ60を回生動作させる。
S112およびS113では、第2MG20を駆動しつつ、第2電源52が充電される。
第2MG20を駆動しないと判断された場合(S101:NO)に移行するS114では、第2電源52の充電が必要であり、かつ、第2電源52の充電が可能か否かを判断する。ここでは、第1電源電圧V1が第2電源電圧V2より大きい場合、第2電源52の充電が可能であると判断する。第2電源52の充電が必要であり、かつ、第2電源52の充電が可能であると判断された場合(S114:YES)、S115へ移行する。
S115では、第2MG20に通電される電流が無効電流となるように、第1インバータ30および第2インバータ40において、同相駆動動作と還流動作とを所定期間毎に切り替える。これにより、第2MG20を駆動せず、第2電源52が充電される。
第2電源52の充電が不要である場合、または、第2電源52の充電が可能ではないと判断された場合(S114:NO)に移行するS116では、第1電源51を充電する必要があるか否かを判断する。第1電源51を充電する必要があると判断された場合(S116:YES)、S117へ移行する。第1電源51を充電する必要がないと判断された場合(S116:NO)、S118へ移行する。
S117では、第1インバータ30および第2インバータ40のスイッチング素子31〜36、41〜46を全てオフする。また、第1MG15での発電を行い、第3インバータ60を回生動作させる。
第2MG20を駆動せず、第1電源51および第2電源52を充電しないと判断された場合(S101:NO、S114:NO、かつ、S116:NO)に移行するS118では、第1インバータ30および第2インバータ40のスイッチング素子31〜36、41〜46を全てオフする。また、第1MG15での発電を行わず、第3インバータ60のスイッチング素子61〜66を全てオフする。
なお、S112、S113、または、S115において、第1電源51の充電状態および第2MG20の要求出力によっては、第1MG15での発電を行わず、第3インバータ60のスイッチング素子61〜66を全てオフし、第1電源51の電力により第2電源52を充電してもよい。
以上詳述したように、電動機駆動装置1は、コイル21〜23を有する第2MG20と、第1インバータ30と、第2インバータ40と、第3インバータ60と、制御部80と、を備える。
第1インバータ30は、コイル21〜23の一端211、221、231、および、第1電源51と接続される。第2インバータ40は、コイル21〜23の他端212、222、232、および、第2電源52と接続される。第3インバータ60は、第1インバータ30、および、エンジン10により駆動される第1MG15のコイル16〜18の一端161、171、181と接続される。
制御部80は、第1インバータ30、第2インバータ40、および、第3インバータ60を制御する。
本実施形態では、第2MG20の両側に第1インバータ30および第2インバータ40を設けているので、第1インバータ30側から第1電源51の電力、第2インバータ40側から第2電源52の電力を第2MG20へ供給することにより、第1MG15での発電を行わない状態における第2MG20の出力を高めることができる。これにより、昇圧回路を省略することができる。また、例えばパラレルハイブリッドシステムと比較してEV走行が可能になるため、燃費が向上する。
また、第1インバータ30側から、第1電源51の電力に加え、第1MG15により発電された発電電力を第2MG20に供給することにより、さらに第2MG20の出力を高めることができる。
第1電源51は、第2電源52よりも高出力である。これにより、瞬間的な回生電力を第1電源51に充電することができる。また、瞬間的な高出力を第1電源51から出力可能である。
第2電源52は、第1電源51よりも高容量である。これにより、第2電源52側に多くの電力を蓄えることができるので、第1電源51および第2電源52の電力により第2MG20を駆動可能な期間を長くすることができる。また、EV走行が可能な期間が長くなる。
本実施形態では、第1インバータ30または第2インバータ40の一方を中性点化し、要求出力に応じて第1インバータ30または第2インバータ40の他方を駆動する動作を片側駆動動作とする。
また、要求出力に応じた第1基本波に基づいて第1インバータ30を駆動し、要求出力に応じた第2基本波に基づいて第2インバータを駆動する動作であって、第1基本波の位相と第2基本波の位相とが反転されている動作を反転駆動動作とする。
制御部80は、第1電源51および第2電源52の充電を行わない場合、第2MG20の要求出力に応じたトルクおよび回転数が第1電源51または第2電源52にて出力可能な上限値である第2閾値T12以下である場合、制御部80は、第1MG15での発電を行わせず、第3インバータ60をオフし、第1インバータ30および第2インバータ40を片側駆動動作させる。
第2MG20の出力要求に応じたトルクおよび回転数が、第2閾値T12より大きく、低電圧電源および高電圧電源にて出力可能な最大値である第3閾値T13以下である場合、制御部80は、第1MG15での発電を行わせず、第3インバータ60をオフし、第1インバータ30および第2インバータ40を反転駆動動作させる。
第2MG20の出力要求に応じたトルクおよび回転数が、第3閾値T13より大きい場合、制御部80は、第1MG15での発電を行わせ、第1MG15での発電電力に応じて第3インバータ60を回生動作させ、第1インバータ30および第2インバータ40を反転駆動動作させる。
これにより、第2MG20の要求出力に応じ、電動機駆動システム5を適切に制御することができ、低損失化が可能である。
第1電源51および第2電源52において電圧が低い方を低電圧電源、低電圧電源と接続される第1インバータ30または第2インバータ40の一方を低電圧側インバータとする。また、第1電源51および第2電源52において電圧が高い方を高電圧電源、高電圧電源と接続される第1インバータ30または第2インバータ40の他方を高電圧側インバータとする。
片側駆動動作には、第1片側駆動動作、および、第2片側駆動動作が含まれる。
第1片側駆動動作は、高電圧側インバータを中性点化し、要求出力に応じて低電圧側インバータを駆動する。
第2片側駆動動作は、低電圧側インバータを中性点化し、要求出力に応じて高電圧側インバータを駆動する。
第2MG20の要求出力に応じたトルクおよび回転数が第2閾値T12以下であって、低電圧電源に出力可能な最大値(本実施形態では第1閾値T11に対応)以下である場合、制御部80は、第1インバータ30および第2インバータ40を第1片側駆動動作させる。
第2MG20の要求出力に応じたトルクおよび回転数が第2閾値T12以下であって、第1閾値T11より大きい場合、第1インバータ30および第2インバータ40を第2片側駆動動作させる。
これにより、できるだけ低い電圧にて第2MG20を駆動することができるので、損失を低減することができる。
制御部80は、低電圧電源の電圧が電圧下限値より小さくなった場合、第1片側駆動動作から第2片側駆動動作に切り替える。これにより、低電圧電源の過放電を防止することができる。
第2MG20の要求出力に応じた第1基本波に基づいて第1インバータを駆動し、要求出力に応じた第2基本波に基づいて第2インバータを駆動する動作であって、第1基本波の位相と第2基本波の位相とが同位相である動作を同相駆動動作とする。
第2インバータ40を中性点化し、第1基本波に基づいて第1インバータ30を駆動する動作を還流動作とする。
制御部80は、第1電源51を充電する場合、第1MG15での発電を行わせ、第3インバータ60を回生動作させる。
また制御部80は、第2電源52を充電する場合、第1電源電圧V1が第2電源電圧V2より大きいとき、第1MG15での発電を行わせ、第3インバータ60を回生動作させ、第1電源電圧V1、第2電源電圧V2、第1MG15の発電量、および、第2MG20の要求出力に基づき、第1インバータ30および第2インバータ40において、同相駆動動作と、還流動作または反転駆動動作と、を所定期間毎に切り替える。
これにより、第1MG15の発電電力により、第1電源51および第2電源52を適切に充電することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態を図8〜図11に示す。図8においては、エンジン10、動力分割機構12、および、制御部80の記載を省略した。後述の図12についても同様である。
図8に示すように、本実施形態の電動機駆動システム6は、電動機駆動装置2が上記実施形態と異なる。
図8に示すように、電動機駆動装置2は、第2MG20を経由せずに、第1低電位側配線38と第2低電位側配線48とを接続する接続線としての低電位側接続線56を備える。低電位側接続線56には、第1低電位側配線38と第2低電位側配線48との導通および遮断を切り替えるリレー57が設けられる。
本実施形態では、第2MG20、低電位側接続線56により接続される第1インバータ30および第2インバータ40、ならびに、第1電源51および第2電源52が、第1電力変換回路103を構成する。
リレー57を閉とし、第1電源51の負極側と第2電源52の負極側とを同電位とすることで、第2MG20のコイル21〜23をインダクタとみなした昇圧動作が可能になる。これにより、第1電源電圧V1が第2電源電圧V2より低い場合であっても、昇圧動作を行うことで、第2電源52を充電することができる。
第1電源電圧V1を昇圧して第2電源52を充電する昇圧動作を図9および図10に基づいて説明する。
第2MG20を駆動せずに、第1電源電圧V1を昇圧して第2電源52を充電する場合、図9(a)に示すように、インダクタ充電動作では、第1上アーム素子31〜33、および、第2下アーム素子44〜46をオンすることにより、矢印YB1で示す経路の電流が流れる。これにより、第2MG20のコイル21〜23に電気エネルギが蓄えられる。
また図9(b)に示すように、インダクタ放電動作では、第1下アーム素子34〜36、および、第2上アーム素子41〜43をオンすることにより、矢印YB4で示す経路の電流が流れ、コイル21〜23に蓄えられた電気エネルギが第2電源52側へ放電される。
インダクタ充電動作期間とインダクタ放電動作期間との比を制御することで、第2電源52の充電量を制御することができる。
第2MG20を駆動しつつ、第1電源電圧V1を昇圧して第2電源52を充電する場合についても、第2MG20を駆動しない場合と同様の考え方とし、直流バイアスされた状態の相電流Iu、Iv、Iwをコイル21、22、23に通電する(図11参照)。
ここで、図9(a)に示すインダクタ充電動作を第1状態、図9(b)に示すインダクタ放電動作を第4状態とする。
また、相電流が大きい順に第1相、第2相、第3相とすると、第1相および第2相の第1上アーム素子、第3相の第1下アーム素子、第1相および第2相の第2下アーム素子、および、第3相の第2上アーム素子をオンする状態を第2状態とする。
さらにまた、第1相の第1上アーム素子、第2相および第3相の第1下アーム素子、第1相の第2下アーム素子、および、第2相および第3相の第2上アーム素子をオンする状態を第3状態とする。
例えば、図11中の期間X1のように、相電流が大きい順にU相、V相、W相である場合、すなわち第1相がU相、第2相がV相、第3相がW相である場合、図10(a)に示すように、第1U相上アーム素子31、第1V相上アーム素子32、第1W相下アーム素子36、第2W相上アーム素子43、第2U相下アーム素子44、および、第2V相下アーム素子45がオンされる状態を第2状態とする。このとき、矢印YB2で示す経路の電流が流れる。
また、図10(b)に示すように、第1U相上アーム素子31、第1V相下アーム素子35、第1W相下アーム素子36、第2V相上アーム素子42、第2W相上アーム素子43、および、第2U相下アーム素子44がオンされる状態を第3状態とする。このとき、矢印YB3で示す経路の電流が流れる。
そして、第1状態、第2状態、第3状態、第4状態、第3状態、第2状態、第1状態の順にスイッチング状態を遷移させることにより、図11に示すように、相電流Iu、Iv、Ivがバイアスされる。第1状態の期間PB1、第2状態の期間PB2、第3状態の期間PB3、および、第4状態の期間PB4は、相電流Iu、Iv、Iwの大きさ、および、相電流Iu、Iv、Iwのバイアス量等に応じて設定される。
これにより、第1電源電圧V1が第2電源電圧V2よりも小さい場合であっても、第2MG20を駆動しつつ第2電源52を充電することができる。
なお、第1電源電圧V1が第2電源電圧V2より大きい状態にて第2電源52を充電する場合、および、第2電源52を充電しない場合は、リレー57を開とし、第1実施形態と同様に制御する。
本実施形態の電動機駆動装置2は、低電位側接続線56と、リレー57と、をさらに備える。
低電位側接続線56は、第1インバータ30の低電位側と第2インバータ40の低電位側とを接続する。リレー57は、低電位側接続線56に設けられる。
制御部80は、リレー57の開閉動作を制御する。
低電位側接続線56を設け、第1インバータ30の低電位側と第2インバータ40の低電位側とを同電位とすることにより、第2MG20のコイル21〜23をインダクタとみなし、コイル21〜23を充放電させて昇圧することにより、第1電源電圧V1が第2電源電圧V2より小さい場合であっても、第2電源52を充電することができる。
本実施形態では、接続線は、第1インバータ30の低電位側と第2インバータ40の低電位側とを接続する低電位側接続線56である。
制御部80は、第1電源電圧V1が第2電源電圧V2より小さい状態にて第2電源52を充電する場合、リレー57を閉とする。また制御部80は、第1インバータ30および第2インバータ40において、第1上アーム素子31〜33および第2下アーム素子44〜46をオンするインダクタ充電動作と、第1下アーム素子34〜36および第2上アーム素子41〜43をオンするインダクタ放電動作とを交互に行わせる。
これにより、第1電源電圧V1が第2電源電圧V2より小さいとき、第2電源52を適切に充電することができる。
また、上記実施形態と同様の効果を奏する。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態による電動機駆動装置を図12に示す。
本実施形態の電動機駆動システム7は、第2電力変換回路104が上記実施形態と異なる。
本実施形態の電動機駆動装置3は、第2MG20、第1インバータ30、第2インバータ40、第3インバータ130、第4インバータ140、および、制御部80(図12中では不図示)を備える。また、第2電力変換回路104は、第1MG115、第3インバータ130、および、第4インバータ140から構成される。
第1MG115は、第1MG15と同様、永久磁石式同期型の3相交流電動機である。第1MG15は、コイル116、117、118を有する。コイル116、117、118は、一端163、173、183が第3インバータ130に接続され、他端164、174、184が第4インバータ140に接続される。
第1MG115は、エンジン10によって駆動され、主に発電機として用いられる。第1MG15により発電された電力は、第2MG20の駆動、ならびに、第1電源51および第2電源52の充電に用いられる。
本実施形態では、第1MG115が「発電機」に対応し、コイル116〜118が「発電機巻線」に対応する。
第3インバータ130は、第1MG115のコイル116〜118の一端163、173、183および第1インバータ30に接続される。第3インバータ130は、3相インバータであり、第3上アーム素子131、132、133と、第3下アーム素子134、135、136とが接続される。
第3上アーム素子131と第3下アーム素子134との接続点は、コイル116の一端163に接続される。第3上アーム素子132と第3下アーム素子135との接続点は、コイル117の一端173に接続される。第3上アーム素子133と第3下アーム素子136との接続点は、コイル118の一端183に接続される。
第3上アーム素子131〜133の高電位側は、第3高電位側配線137により接続され、第3下アーム素子134〜136の低電位側は、第3低電位側配線138により接続される。
第3高電位側配線137は第1高電位側配線37と接続され、第3低電位側配線138は第1低電位側配線38と接続される。これにより、第3インバータ130は、第1インバータ30と接続される。
第3インバータ130は、回生動作することで、第1MG115により発電された交流電力を直流電力に変換する。また、第3インバータ130により変換された直流電力は、第1インバータ30側へ供給される。
第4インバータ140は、第1MG115のコイル116〜118の他端164、174、184および第2インバータ40に接続される。第4インバータ140は、3相インバータであり、第4上アーム素子141、142、143と、第4下アーム素子144、145、146とが接続される。
第4上アーム素子141と第4下アーム素子144との接続点は、コイル116の他端164に接続される。第4上アーム素子142と第4下アーム素子145との接続点は、コイル117の他端174に接続される。第4上アーム素子143と第4下アーム素子146との接続点は、コイル118の他端184に接続される。
第4上アーム素子141〜143の高電位側は、第4高電位側配線147により接続され、第4下アーム素子144〜146の低電位側は、第4低電位側配線148により接続される。
第4高電位側配線147は第2高電位側配線47と接続され、第4低電位側配線148は第2低電位側配線48と接続される。これにより、第4インバータ140は、第2インバータ40と接続される。
第4インバータ140は、回生動作することで、第1MG115により発電された交流電力を直流電力に変換する。また、第4インバータ140により変換された直流電力は、第2インバータ40側へ供給される。
第3インバータ130および第4インバータ140を構成するスイッチング素子である上アーム素子131〜133、141〜143および下アーム素子134〜136、144〜146は、上記実施形態と同様、IGBTとするが、MOSトランジスタ等を用いてもよい。
本実施形態では、第1MG115の一端163、173、183側に第1インバータ30と接続される第3インバータ130が設けられ、他端164、174、184側に第2インバータ40と接続される第4インバータ140が設けられる。
また、制御部80は、片側駆動動作、または、反転駆動動作となるように、第3インバータ130および第4インバータ140を、PWM制御等により制御する。
第3インバータ130および第4インバータ140の片側駆動動作および反転駆動動作は、第1インバータ30および第2インバータ40の片側駆動動作および反転駆動動作と略同様である。
すなわち、片側駆動動作では、第3インバータ130または第4インバータ140の一方を中性点化し、他方を第1MG115の発電量に基づいて回生動作させる。
反転駆動動作では、発電量に応じた第3基本波に基づいて第3インバータ130を制御し、発電量に応じた第4基本波に基づいて第4インバータ140を制御する。 反転駆動動作において、第3基本波と、第4基本波とは、位相が反転される。第3基本波および第4基本波は、第1基本波および第2基本波と同様、位相が略180[°]ずれており、両側から電力供給可能な程度のずれは許容されるものとする。
第2MG20の要求出力に応じた制御について、図13に基づいて説明する。本実施形態では、第2MG20の駆動領域に応じ、電動機駆動システム7の動作を切り替える。図13に示すように、第2MG20の要求出力に応じたトルクおよび回転数が第1閾値T21より小さい領域を「第1領域R21」、第1閾値T21と第2閾値T22との間の領域を「第2領域R22」、第2閾値T22と第3閾値T23との間の領域を「第3領域R23」、第3閾値T23と第4閾値T24との間の領域を「第4領域R24」、第4閾値T24と第5閾値T25との間の領域を「第5領域R25」とする。第1電源電圧V1および第2電源電圧V2が第1実施形態と同じであれば、第1領域R21、第2領域R22および第3領域R23は、図2中の第1領域R11、第2領域R12および第3領域R13と同様である。本実施形態では、第2閾値T22が「第1上限値」に対応し、第3閾値T23が「第2上限値」に対応する。また、第1閾値T21が「低電圧電源にて出力可能な最大値」に対応する。
第1電源51および第2電源52を充電しない場合の制御について説明する。第1領域R21において第1片側駆動動作とし、第2領域R22において第2片側駆動動作とし、第3領域R23において反転駆動動作とする点については、上記実施形態と同様である。
第2MG20の要求出力に応じたトルクおよび回転数が第4領域R24である場合、第4インバータ140の上アーム素子141〜143の全相、または、下アーム素子144〜146の全相の一方をオン、他方をオフし、第4インバータ140を中性点化し、第3インバータ130を回生動作させることにより、上記実施形態と同様、第1MG115で発電された発電電力を第1インバータ30側に供給することができる。
また、第4領域R24において、第3インバータ130の上アーム素子131〜133の全相、または、下アーム素子134〜136の全相の一方をオン、他方をオフし、第3インバータ130を中性点化し、第4インバータ140を回生動作させることにより、第1MG115で発電された発電電力を第2インバータ40側に供給することができる。
第2MG20の要求出力に応じたトルクおよび回転数が第5領域R25である場合、第1MG115の発電量に基づいて第3インバータ130および第4インバータ140を反転駆動動作により回生動作させることにより、第1インバータ30側および第2インバータ40側から第1MG115の発電電力を供給することができる。
第3インバータ130および第4インバータ140を反転駆動し、第2MG20の両側から第1MG115の発電電力を供給することにより、第2MG20の出力をさらに高めることができる。
第1電源51および第2電源52を充電する場合の制御について説明する。
第1電源51を充電する場合、第1MG115での発電を行い、第4インバータ140を中性点化し、第3インバータ130を回生動作させることにより、上記実施形態と同様、第1電源51を充電可能である。
第2電源52を充電する場合、第1MG115での発電を行い、第3インバータ130を中性点化し、第4インバータ140を回生動作させることにより、第1電源51と同様、第2MG20、第1インバータ30および第2インバータ40を経由することなく、第2電源52を充電可能である。したがって、本実施形態では、上記実施形態の同相駆動動作、還流動作、および、昇圧動作を行う必要がない。なお、高電圧電源の電力にて低電圧電源を充電したい場合は、上記実施形態のように、同相駆動動作と、還流動作または反転駆動動作とを切り替えるようにしてもよい。
また、第1MG115での発電を行い、第3インバータ130および第4インバータ140を反転駆動動作させることで、第1電源51および第2電源52を同時に充電可能である。
なお、図7中のS106にて説明した通り、第1MG115の発電量、および、第2MG20の要求出力に応じ、第1電源51および第2電源52の充電に用いられる電力量が決まるので、第3インバータ130および第4インバータ140を反転駆動させたとしても第1電源51および第2電源52が充電されない場合もありえる。
本実施形態では、制御部80は、第1電源51および第2電源52の充電状態、ならびに、第2MG20の要求出力に応じ、第1MG115の発電量、第1インバータ30、第2インバータ40、第3インバータ130、および、第4インバータ140を制御することで、電動機駆動装置3における損失を低減することができる。
また、第1MG115により発電された発電電力を、第3インバータ130および第4インバータ140を経由して両側から第1電力変換回路101へ供給することで、高出力化が可能である。
電動機駆動装置3は、第2インバータ40、および、第1MG15のコイル16〜18の他端164、174、184と接続される第4インバータ140をさらに備える。
制御部80は、第4インバータ140を制御する。
第4インバータ140を設けることにより、第1インバータ30側および第2インバータ40側から、第1MG115の発電電力を第1電力変換回路101へ供給することができる。これにより、第2MG20、第1インバータ30および第2インバータ40を経由することなく、第1MG115の発電電力により、第2電源52を高効率に充電することができる。また、第1MG115の発電電力を、第2MG20の両側から供給することにより、第2MG20のさらなる高出力化が可能になる。
また、上記実施形態と同様の効果を奏する。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態を図14に示す。
図14に示すように、電動機駆動システム8の第1電源55は、電気二重層キャパシタやリチウムイオンキャパシタ等であるキャパシタにより構成される。また、第1コンデンサ53が省略されている。
第1電源55をキャパシタで構成することにより、バッテリで構成する場合と比較し、瞬間的な高出力が可能であるとともに、瞬間的な回生電力を高効率に第1電源55に充電することができる。
なお、図14では、第1実施形態の第1電源51に替えて第1電源55とする例を説明したが、第2実施形態または第3実施形態の第1電源51に替えて第1電源55としてもよい。
本実施形態では、第1電源55がキャパシタであり、第2電源52がバッテリである。
第1電源55をキャパシタで構成することにより、バッテリで構成する場合と比較し、回生電力の充電、および、第2MG20への出力を、より速やかに行うことができる。
また、上記実施形態と同様の効果を奏する。
(他の実施形態)
上記実施形態の電動機駆動装置は、シリーズパラレルハイブリッドシステムである電動機駆動システムに適用される。他の実施形態では、図15に示すように、電動機駆動装置を、シリーズハイブリッドシステムである電動機駆動システム9に適用してもよい。なお、図15では、第1実施形態の電動機駆動装置を電動機駆動システム9に適用する例を示しているが、第2実施形態〜第4実施形態の電動機駆動装置をシリーズハイブリッドシステムに適用してもよい。
また、電動機駆動装置を、ハイブリッド車両を駆動する車両制御システム以外のシステムに適用してもよい。
上記実施形態では、発電機および電動機は、いずれも発電機としての機能および電動機としての機能を併せ持つ所謂モータジェネレータである。他の実施形態では、電動機は、発電機としての機能を有さなくてもよい。また、発電機は、電動機としての機能を有さなくてもよい。上記実施形態では、発電機の発電量は、電動機の要求出力に基づいて制御される。他の実施形態では、発電機の発電量は、電動機の要求出力によらずに制御されてもよいし、一定であってもよい。
また、上記実施形態では、電動機および発電機は、いずれも3相交流の回転電機である。他の実施形態では、4相以上の回転電機であってもよい。
上記実施形態では、制御部が駆動源の駆動を制御することで、発電機の駆動を制御する。他の実施形態では、例えば制御部が電動機の要求出力に応じた発電量に係る発電指令を生成し、当該発電指令を他の制御部(例えばエンジンECU)に出力するように構成してもよい。そして、他の制御部にてエンジンおよび発電機の少なくとも一方の駆動が制御されるように構成してもよい。第3インバータおよび第4インバータの動作についても同様に、他の制御部に制御されるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、第1インバータおよび第2インバータがPWM制御される。他の実施形態では、例えば基本波の半周期ごとにスイッチング素子のオンオフを切り替える矩形波制御等、PWM制御以外の制御方法にて第1インバータおよび第2インバータを制御してもよい。第3インバータおよび第4インバータについても同様である。
また、他の実施形態では、第1電源と第1インバータとの間、および、第2電源と第2インバータとの間の少なくとも一方に昇圧回路を設けてもよい。
上記実施形態では、第1電源は第2電源よりも高出力であり、第2電源は第1電源より高容量である。他の実施形態では、第2電源は、第1電源より高出力であってもよい。また、第1電源は、第2電源より高容量であってもよい。換言すると、第3インバータを高容量の電源側に設けてもよいし、高出力の電源側に設けてもよい、ということである。また、第1電源の出力と第2電源の出力とが同じであってもよい。さらにまた、第1電源の容量と第2電源の容量とが同じであってもよい。
上記第2実施形態では、第1インバータの低電位側と第2インバータの高電位側とが低電位側接続線により接続される。他の実施形態では、第1インバータの高電位側と第2インバータの高電位側とを接続線としての高電位側接続線により接続してもよい。
第1インバータと第2インバータとを高電位側接続線により接続し、高電位側接続線にリレーを設ける場合、制御部は、リレーを閉とし、第1インバータおよび第2インバータにおいて、第1下アーム素子および第2上アーム素子をオンするインダクタ充電動作と、第1上アーム素子および第2下アーム素子をオンするインダクタ放電動作とを交互に行わせることで、第1電源電圧が第2電源電圧より小さいとき、第2電源を適切に充電することができる。
また、第3実施形態のように、第4インバータを設ける構成において、(i)第1インバータの低電位側と第2インバータの低電位側とを接続する接続線、(ii)第1インバータの高電位側と第2インバータの高電位側とを接続する接続線、(iii)第3インバータの低電位側と第4インバータの低電位側とを接続する接続線、または、(iv)第3インバータの高電位側と第4インバータの高電位側とを接続する接続線を設けてもよい。
なお、2つのインバータを接続する接続線には、2つのインバータを断続するリレーを設ける必要がある。
以上、本発明は、上記実施形態になんら限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施可能である。
1、2、3・・・電動機駆動装置
15、115・・・第1MG(発電機)
20・・・第2MG(電動機)
30・・・第1インバータ
40・・・第2インバータ
51、55・・・第1電源
52・・・第2電源
60、130・・・第3インバータ
80・・・制御部

Claims (11)

  1. 電動機巻線(21〜23)を有する電動機(20)と、
    前記電動機巻線の一端(211、221、231)、および、第1電源(51)と接続される第1インバータ(30)と、
    前記電動機巻線の他端(212、222、232)、および、第2電源(52)と接続される第2インバータ(40)と、
    前記第1インバータ、および、駆動源(10)により駆動される発電機(15、115)の発電機巻線(16〜18、116〜118)の一端(161、171、181、163、173、183)と接続される第3インバータ(60、130)と、
    前記第1インバータ、前記第2インバータ、および、前記第3インバータを制御する制御部(80)と、
    を備えることを特徴とする電動機駆動装置(1、2、3)。
  2. 前記第1電源は、前記第2電源よりも高出力であることを特徴とする請求項1に記載の電動機駆動装置。
  3. 前記第2電源は、前記第1電源よりも高容量であることを特徴とする請求項1または2に記載の電動機駆動装置。
  4. 前記第1電源は、キャパシタであり、
    前記第2電源は、バッテリであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の電動機駆動装置。
  5. 前記第1インバータまたは前記第2インバータの一方を中性点化し、前記電動機の要求出力に応じて前記第1インバータまたは前記第2インバータの他方を駆動する動作を片側駆動動作とし、
    前記要求出力に応じた第1基本波に基づいて前記第1インバータを駆動し、前記要求出力に応じた第2基本波に基づいて前記第2インバータを駆動する動作であって、前記第1基本波の位相と前記第2基本波の位相とが反転されている動作を反転駆動動作とすると、
    前記制御部は、
    前記第1電源および前記第2電源の充電を行わない場合、
    前記要求出力に応じたトルクおよび回転数が前記第1電源または前記第2電源にて出力可能な最大値である第1上限値以下である場合、前記発電機での発電を行わせず、前記第3インバータをオフし、前記第1インバータおよび前記第2インバータを前記片側駆動動作させ、
    前記要求出力に応じたトルクおよび回転数が前記第1上限値より大きく、前記第1電源および前記第2電源にて出力可能な最大値である第2上限値以下である場合、前記発電機での発電を行わせず、前記第3インバータをオフし、前記第1インバータおよび前記第2インバータを前記反転駆動動作させ、
    前記要求出力に応じたトルクおよび回転数が前記第2上限値より大きい場合、前記発電機での発電を行わせ、前記発電機での発電電力に応じて前記第3インバータを回生動作させ、前記第1インバータおよび前記第2インバータを前記反転駆動動作させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の電動機駆動装置。
  6. 前記第1電源および前記第2電源において電圧が低い方を低電圧電源とし、前記低電圧電源と接続される前記第1インバータまたは前記第2インバータの一方を低電圧側インバータとし、
    前記第1電源および前記第2電源において電圧が高い方を高電圧電源とし、前記高電圧電源と接続される前記第1インバータまたは前記第2インバータの他方を高電圧側インバータとすると、
    前記片側駆動動作には、
    前記高電圧側インバータを中性点化し、前記要求出力に応じて前記低電圧側インバータを駆動する第1片側駆動動作、
    および、
    前記低電圧側インバータを中性点化し、前記要求出力に応じて前記高電圧側インバータを駆動する第2片側駆動動作が含まれ、
    前記制御部は、
    前記要求出力に応じたトルクおよび回転数が前記第1上限値以下であって、前記低電圧電源にて出力可能な最大値以下である場合、前記第1インバータおよび前記第2インバータを前記第1片側駆動動作させ、
    前記要求出力に応じたトルクおよび回転数が前記第1上限値以下であって、前記低電圧電源にて出力可能な最大値より大きい場合、前記第1インバータおよび前記第2インバータを前記第2片側駆動動作させることを特徴とする請求項5に記載の電動機駆動装置。
  7. 前記制御部は、前記低電圧電源の電圧が電圧下限値より小さくなった場合、前記第1片側駆動動作から前記第2片側駆動動作に切り替えることを特徴とする請求項6に記載の電動機駆動装置。
  8. 前記電動機の要求出力に応じた第1基本波に基づいて前記第1インバータを駆動し、前記要求出力に応じた第2基本波に基づいて前記第2インバータを駆動する動作であって、前記第1基本波の位相と前記第2基本波の位相とが同位相である動作を同相駆動動作、
    前記第2インバータを中性点化し、前記第1基本波に基づいて前記第1インバータを駆動する動作を還流動作、
    前記第1基本波に基づいて前記第1インバータを駆動し、前記第2基本波に基づいて前記第2インバータを駆動する動作であって、前記第1基本波の位相と前記第2基本波の位相とが反転されている動作を反転駆動動作とすると、
    前記制御部は、
    前記第1電源を充電する場合、前記発電機での発電を行わせ、前記第3インバータを回生動作させ、
    前記第2電源を充電する場合、前記第1電源の電圧が前記第2電源の電圧より大きいとき、前記発電機での発電を行わせ、前記第3インバータを回生動作させ、前記第1電源の電圧、前記第2電源の電圧、前記発電機の発電量、および、前記要求出力に基づき、前記第1インバータおよび前記第2インバータにおいて、前記同相駆動動作と、前記還流動作または前記反転駆動動作と、を所定期間毎に切り替えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の電動機駆動装置。
  9. 前記第1インバータの低電位側と前記第2インバータの低電位側と、または、前記第1インバータの高電位側と前記第2インバータの高電位側とを接続する接続線(56)と、
    前記接続線に設けられるリレー(57)と、
    をさらに備え、
    前記制御部は、前記リレーの開閉動作を制御することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の電動機駆動装置(2)。
  10. 前記接続線は、前記第1インバータの低電位側と前記第2インバータの低電位側とを接続する低電位側接続線(56)であって、
    前記第1インバータにおいて、高電位側に接続されるスイッチング素子を第1上アーム素子(31〜33)、低電位側に接続されるスイッチング素子を第1下アーム素子(34〜36)、
    前記第2インバータにおいて、高電位側に接続されるスイッチング素子を第2上アーム素子(41〜43)、低電位側に接続されるスイッチング素子を第2下アーム素子(44〜46)とすると、
    前記第1電源の電圧が前記第2電源の電圧より小さい状態にて前記第2電源を充電する場合、
    前記制御部は、
    前記リレーを閉とし、
    前記第1インバータおよび前記第2インバータにおいて、前記第1上アーム素子および前記第2下アーム素子をオンするインダクタ充電動作と、前記第1下アーム素子および前記第2上アーム素子をオンするインダクタ放電動作と、を交互に行わせることを特徴とする請求項9に記載の電動機駆動装置。
  11. 前記第2インバータ、および、前記発電機巻線(116〜118)の他端(164、174、184)と接続される第4インバータ(140)をさらに備え、
    前記制御部は、前記第4インバータを制御することを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の電動機駆動装置(3)。
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