JP7099585B1 - オープン巻線モータ・インバータシステム - Google Patents

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Abstract

Figure 0007099585000001
【課題】導入コストを低減し、システムの小型化を図ることができるオープン巻線モータ・インバータシステムを提供する。
【解決手段】互いに独立した複数相のオープン巻線61~63を有するオープン巻線モータ60と、交流側がオープン巻線モータ60の一方の巻線端子に接続された1次側インバータ51と、交流側がオープン巻線モータ60の他方の巻線端子に接続された2次側インバータ52と、を備え、高周波トランス73と、高周波トランス73の1次側に接続された第1のフルブリッジ変換器71と、高周波トランス73の2次側に接続された第2のフルブリッジ変換器72とを有して構成された絶縁形DC/DC変換器70の、入力側を1次側インバータ51の直流側に接続し、出力側を2次側インバータ52の直流側に接続した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、モータドライブシステムにおける、回路構成に係り、特にオープン巻線モータ・インバータシステムに関する。
直流電圧をインバータによって所望の周波数、振幅の交流電圧として出力し、モータを駆動するシステム(以下、モータドライブシステムと称する)を考える。
図3に、三相Y結線モータのモータドライブシステムを示す。三相交流電源1の交流電圧を変圧器2、AC/DC変換器3を介して直流電圧に変換し、インバータ5によるDC/AC変換によって三相Y結線モータ6を駆動する構成となっている。
AC/DC変換器3は、正極母線Pと負極母線Nの間に半導体デバイスSU,SV,SW,SX,SY,SZを三相ブリッジ接続して構成されている。
4は直流部であり、正極母線P、負極母線N間に接続され、電流、電圧を所望の値に保つよう適宜配置されたコンデンサC、図示省略の抵抗・リアクトル等で構成されている。
インバータ5は、正極母線Pと負極母線Nの間に半導体デバイスSU,SV,SW,SX,SY,SZを三相ブリッジ接続して構成されている。
図3は、三相交流電源を入力とするモータドライブシステムとして一般的な構成である。尚、本発明ではAC/DC変換器3の構成は特に限定しない。例えば三相整流器、PWMコンバータ、などといった構成からシステム要件に合わせた構成を用いればよい。また、本発明はインバータ5(後述の1次側インバータ51、2次側インバータ52も含む)における半導体デバイスについても特に限定はしない。図中ではIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)を用いているが、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)など、異なる半導体デバイスとしてもよい。
モータドライブシステムの小型化のためには、モータの高速化が有効である。モータを高速化しギヤを介して軸トルクを出力する構成とすれば、高速化前に比べて小さいモータトルクで同じ出力を達成できるため、モータを小型化しやすくなる。
ただし、モータを高速化すると巻線における電流・電圧の周波数も上昇するため、駆動するインバータに高周波数化が求められる。また、高周波数領域ほど誘起電圧が上昇するため、インバータの高電圧化も求められる。このような、インバータにおける高周波数化・高電圧化の要求は、スイッチング周波数の上昇・直流電圧の高電圧化で対応可能である。
しかし、これらの方策はSi-IGBTなどの半導体デバイスにおいて損失の増大を招く。損失の増大は熱の増大と等価であり、冷却性能の強化が必要となる。したがって、インバータ装置の大型化を招いてしまう。
半導体デバイスにSiC-MOSFETなどといった損失の小さい素子を採用する方針もあるが、一般にSi-IGBTほどの耐圧がなく、高電圧化の観点では限界がある。
モータ高速化における以上のような問題は、オープン巻線モータの採用によって解決できる。オープン巻線モータは三相モータ(三相Y結線モータ6)にてY結線されている部分をほどき、2次側の三相端子として使用するモータである。システム全体としては、1次側と2次側に別個にインバータを配置して駆動される。
オープン巻線モータ・インバータシステム(以下、オープン巻線システムと称することもある)は、オープン巻線の1次側と2次側の2台のインバータの電位差でモータを駆動するため、それぞれのインバータを高電圧化せずともモータ印加電圧の高電圧化ができる。また、2台のインバータを互い違いのタイミングでスイッチングさせることで、半導体デバイスごとのスイッチング周波数を上昇せずとも装置全体のスイッチング周波数を等価的に上昇できる。したがって、オープン巻線システムではインバータの損失増大・大型化を抑えつつモータの高速化に対応することができる。
オープン巻線システムの構成には、大きく分けて2つの構成が存在する。1つは電源共通形であり、もう1つが電源絶縁形である。それぞれに関して、まず直流電圧をバッテリで与える構成でモータ・インバータとしての特徴を説明した後、三相交流電源を入力とする場合のシステム全体構成の特徴を述べる。
図4にバッテリを入力とする電源共通形オープン巻線システムを示す。図4において、バッテリ10の正、負極端に各々接続された正極母線Pと負極母線Nの間には、1次側インバータ51と2次側インバータ52が並列に接続されている。1次側インバータ51、2次側インバータ52は、ともに、三相ブリッジ接続された半導体デバイスSU,SV,SW,SX,SY,SZにより構成されている。
1次側インバータ51の交流出力側は、互いに独立した三相のオープン巻線61,62,63を有するオープン巻線モータ60の1次側三相端子に接続され、2次側インバータ52の交流出力側はオープン巻線モータ60の2次側三相端子に接続されている。
図4の構成では、2つのインバータ51,52の直流部同士をつなぐ配線にインバータ中性点電位とモータ中性点電位の電位差(零相電圧)に応じた零相電流が流れる。
そのため、零相電圧を利用した電圧領域の拡大(三次高調波重畳あるいはコモンモード電圧重畳)ができず、電圧領域に制限がある。さらに、過大な零相電流が流れることを防止するリアクトルを設けるか、あるいは零相電流抑制制御を検討する必要がある。このとき、零相電流抑制制御ができる分の電圧余裕があることが望ましい。特許文献1には電源共通形オープン巻線システムにおける零相電流抑制制御の一例が記載されている。
図5に三相電源入力の電源共通形オープン巻線システムを示す。モータ容量やモータ用途によっては直流部をバッテリで構成することが難しいため、図5のように三相交流電源からAC/DC変換器を介して直流部を生成する構成が用いられる。
図5において図4と異なる点は、バッテリ10に代えて、図3で述べた三相交流電源1、変圧器2、AC/DC変換器3および直流部4を設けたことにあり、その他の部分は図4と同一に構成されている。
電源共通形のオープン巻線システムは1つの直流部があればよく、後述する電源絶縁形に対しサイズの点で優れる。三相交流電源1から直流部4までの構成は三相Y結線モータのシステム(図3)と同じであるため、三相Y結線モータのシステムからはモータとインバータのみを新規導入すればよく、既存設備置き換え時の導入コストも小さくできる。
図6にバッテリを入力とする電源絶縁形オープン巻線システムを示す。図6において、1次側バッテリ11の正、負極端に各々接続された正極母線Pと負極母線Nの間には、1次側インバータ51の半導体デバイスSU,SV,SW,SX,SY,SZが三相ブリッジ接続され、1次側インバータ51の交流出力側はオープン巻線モータ60の1次側三相端子に接続されている。
2次側バッテリ12の正、負極端に各々接続された正極母線Pと負極母線Nの間には、2次側インバータ52の半導体デバイスSU,SV,SW,SX,SY,SZが三相ブリッジ接続され、2次側インバータ52の交流出力側はオープン巻線モータ60の2次側三相端子に接続されている。
図6のように、絶縁された2つのバッテリ(11、12)がそれぞれのインバータ(51、52)へとつながっている。電源共通形と異なりインバータ同士をつなぐ結線がないため、零相電流は生じない。従来、特許文献2では、電源絶縁形オープン巻線システムにおける速度域に応じて可聴域ノイズを考慮した制御が検討されている。
電源絶縁形は零相電流の問題がなく、零相電圧を自由に重畳できるため、電源共通形オープン巻線システムよりも出力電圧領域を広く使用することができる。
図7に三相電源入力の電源絶縁形オープン巻線システムを示す。図7において、20は1次巻線が三相交流電源1に接続された3巻線変圧器である。3巻線変圧器20の2次巻線は、半導体デバイスSU,SV,SW,SX,SY,SZを三相ブリッジ接続した1次側AC/DC変換器31の交流側に接続され、3巻線変圧器20の3次巻線は、半導体デバイスSU,SV,SW,SX,SY,SZを三相ブリッジ接続した2次側AC/DC変換器32の交流側に接続されている。
41は直流部であり、正極母線P、負極母線N間に接続され、電流、電圧を所望の値に保つよう適宜配置されたコンデンサC、図示省略の抵抗・リアクトル等で構成されている。
1次側直流部41のコンデンサCの正、負極端(P,N)間には、半導体デバイスSU,SV,SW,SX,SY,SZを三相ブリッジ接続した1次側インバータ51が接続されている。
1次側インバータ51の交流出力側はオープン巻線モータ60の1次側三相端子に接続されている。
42は、2次側AC/DC変換器32の直流出力側に接続された2次側直流部であり、正極母線P、負極母線N間に接続され、電流、電圧を所望の値に保つよう適宜配置されたコンデンサC、図示省略の抵抗・リアクトル等で構成されている。
2次側直流部42のコンデンサCの正、負極端(P,N)間には、半導体デバイスSU,SV,SW,SX,SY,SZを三相ブリッジ接続した2次側インバータ52が接続されている。
2次側インバータ52の交流出力側はオープン巻線モータ60の2次側三相端子に接続されている。
三相電源入力を想定した電源絶縁形オープン巻線システムでは3巻線変圧器20と2つのAC/DC変換器(31,32)を用いて2つの絶縁された直流部(41,42)を設ける必要があり、これが大型化の原因となる。
さらに、三相交流電源1は3巻線変圧器20に入力される構成であり、例えば図3のような三相Y結線システム設備からの置き換え時にはシステム総入れ替えが必要となる。これが原因で、電源絶縁形オープン巻線システムは導入コストが大きい。
3巻線変圧器20の代わりに通常の変圧器を2台用いる構成もあり得るが、1台の変圧器と1台のAC/DC変換器の追加は必要となり、電源共通形オープン巻線システムよりは導入コストが増大してしまう。
特開2020-205708号公報 特開2020-36516号公報
以上のように、オープン巻線システムには2つの構成が検討されている。このうちモータの高電圧化により適しているのは電源絶縁形オープン巻線システムであるが、電源絶縁形には2つの絶縁された直流部を設けることに関してコスト・サイズ上の問題がある。
尚、例えばEV用主機モータでは高速化が進んでおり、その計測器であるEVDY(EVモータ用ダイナモメータ)にも高速化が求められる。制御性能を下げずにEVDYを高速化する方法として、オープン巻線モータシステムの検討が望まれている。
また、特許文献1、2では、電源絶縁形オープン巻線システムにおけるコスト・サイズ上の問題に対策されていない。
本発明は、上記課題を解決するものであり、その目的は、導入コストを低減し、システムの小型化を図ることができるオープン巻線モータ・インバータシステムを提供することにある。
上記課題を解決するための請求項1に記載のオープン巻線モータ・インバータシステムは、
互いに独立した複数相のオープン巻線を有するオープン巻線モータと、
直流電力を交流電力に変換するインバータであって、交流側が前記オープン巻線モータの一方の巻線端子に接続された第1のインバータと、
直流電力を交流電力に変換するインバータであって、交流側が前記オープン巻線モータの他方の巻線端子に接続された第2のインバータと、
前記第1のインバータと第2のインバータのいずれか一方のインバータの直流部に接続された直流電源と、
前記第1のインバータと第2のインバータの、いずれか一方の直流電圧又は両方の直流電圧を生成する絶縁形DC/DC変換器と、を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載のオープン巻線モータ・インバータシステムは、請求項1において、
前記絶縁形DC/DC変換器は、高周波トランスと、前記高周波トランスの1次側に接続された第1のフルブリッジ変換器と、前記高周波トランスの2次側に接続された第2のフルブリッジ変換器と、を備えたDAB(Dual Active Bridge)によって構成されていることを特徴とする。
請求項3に記載のオープン巻線モータ・インバータシステムは、請求項1又は2において、
前記直流電源は三相交流電源の三相交流を直流に変換して構成されていることを特徴とする。
請求項4に記載のオープン巻線モータ・インバータシステムは、請求項1又は2において、
前記直流電源は、1つのバッテリで構成されているか、あるいは直列接続又は並列接続された複数のバッテリで構成されていることを特徴とする。
(1)請求項1~4に記載の発明によれば、絶縁形DC/DC変換器によって、第1、第2のインバータの絶縁された直流電圧を生成しているので、従来の電源絶縁形オープン巻線システムに対して導入コストを低減することができ、またシステムの小型化を図ることができる。
従来の電源共通形オープン巻線システムに対して、高電圧化が容易であり、また、零相電流への対策が不要であるという効果を有する。
(2)請求項2に記載の発明によれば、絶縁形DC/DC変換器をDAB(Dual Active Bridge)で構成したので、小型な高周波トランスを使うことができることにより、従来の電源絶縁形オープン巻線システムに比べてシステムサイズを抑えることができる。
また、ZVS(Zero Voltage Switching)によって、半導体デバイスのスイッチング損失を低減することができる。
(3)請求項4に記載の発明によれば、絶縁形DC/DC変換器により直流電圧を生成しているため、2つのインバータに対して直流電源は1つのみで良く、従来の電源絶縁形オープン巻線システムでは直流電源としてのバッテリは2つ必要であったが、本発明では直流電源としてのバッテリは1つのみ(直列接続又は並列接続された複数のバッテリも1つのバッテリとみなす)で良い。
このため、充電機構の増設を含むとバッテリ2つの構成がコスト上許容されない場合や、仕様・汎用性の問題からバッテリが1つである構成しか許容されない場合でも電源絶縁形のオープン巻線システムを用いることができる。
本発明の実施例1のオープン巻線システムの構成図。 本発明の実施例2のオープン巻線システムの構成図。 三相Y結線モータのモータドライブシステムの構成図。 従来のバッテリを入力とする電源共通形オープン巻線システムの構成図。 従来の三相電源入力の電源共通形オープン巻線システムの構成図。 従来のバッテリを入力とする電源絶縁形オープン巻線システムの構成図。 従来の三相電源入力の電源絶縁形オープン巻線システムの構成図。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明するが、本発明は下記の実施形態例に限定されるものではない。
図1に実施例1のオープン巻線システムの構成図を示す。図1において、三相交流電源1の出力側は変圧器2を介して、半導体デバイスSU,SV,SW,SX,SY,SZを三相ブリッジ接続したAC/DC変換器3の交流側に接続されている。
41は1次側直流部であり、正極母線P、負極母線N間に接続され、電流、電圧を所望の値に保つよう適宜配置されたコンデンサC、図示省略の抵抗・リアクトル等で構成されている。
1次側直流部41のコンデンサCの正、負極端(P,N)間には、半導体デバイスSU,SV,SW,SX,SY,SZを三相ブリッジ接続した1次側インバータ51が接続されている。
1次側インバータ51の交流出力側はオープン巻線モータ60の1次側三相端子に接続されている。1次側直流部41の正極母線Pと負極母線Nの間には、絶縁形DC/DC変換器70の入力側が接続されている。
絶縁形DC/DC変換器70は、高周波トランス73と、高周波トランス73の1次側に接続され、半導体デバイスS1~S4をブリッジ接続した第1のフルブリッジ変換器71と、高周波トランス73の2次側に接続され、半導体デバイスS5~S8をブリッジ接続した第2のフルブリッジ変換器72とを備えたDAB(Dual Active Bridge)によって構成されている。
絶縁形DC/DC変換器70の出力側、すなわち第2のフルブリッジ変換器72の正、負極端は2次側直流部42の正極母線P、負極母線Nに接続されている。
2次側直流部42は、正極母線P、負極母線N間に接続され、電流、電圧を所望の値に保つよう適宜配置されたコンデンサC、図示省略の抵抗・リアクトル等で構成されている。
2次側直流部42のコンデンサCの正、負極端(P,N)間には、半導体デバイスSU,SV,SW,SX,SY,SZを三相ブリッジ接続した2次側インバータ52が接続されている。
2次側インバータ52の交流出力側はオープン巻線モータ60の2次側三相端子に接続されている。
前記DAB(Dual Active Bridge)で構成される絶縁形DC/DC変換器70は、高周波変圧器73の1次側と2次側に各々設けた第1、第2のフルブリッジ変換器71、72の位相により電力送電の方向をコントロールできる。
すなわち、例えば1次に対して2次側位相を遅らせた場合、電力は1次→2次側に伝送され、1次に対して2次側位相を進ませた場合、電力は2次→1次側に伝送される。
2次側インバータ52の直流電圧は、絶縁形DC/DC変換器70によって生成される。
オープン巻線モータ60は、2台のインバータ51、52の電位差で駆動される。
図1は本発明の対象とする電力変換システムの代表的なシステム構成例であり、本発明の適用対象はこれに限らない。例えば、1次側直流部41のコンデンサCがAC/DC変換器3の出力端、1次側インバータ51の入力端、絶縁形DC/DC変換器70入力端、にそれぞれ設けられている構成でもよい。
また、2次側直流部42の直流電圧がAC/DC変換器3の出力と直接接続され、1次側インバータ51の直流電圧が絶縁形DC/DC変換器70を用いて生成される構成や、1次側と2次側の両者の直流電圧が絶縁形DC/DC変換器70にて生成される構成でもよい。重要なのは,オープン巻線モータ60を駆動する1次側・2次側インバータ(51、52)の直流電圧のうち片方あるいは両方を絶縁形DC/DC変換器を用いて生成することである。
図1において、インバータ部分の結線は図7と同じ電源絶縁形となっていることがわかる。ただし、絶縁された2つの直流部(41、42)に関して、図7では3巻線変圧器20と2台のAC/DC変換器31、32を用いて生成したのに対し、本実施例1の図1では通常の変圧器2と1台のAC/DC変換器3と1台の絶縁形DC/DC変換器70を用いて生成する構成となっている。つまり、直流電圧を生成するための構成が異なっている。
この違いにより、実施例1の構成は通常の電源絶縁形に対してコスト・サイズの面で有利になる。
コストに関して、上述では既存設備の置き換え時の導入コストについて触れている。図7の電源絶縁形オープン巻線システムは3巻線変圧器20が必要なことからシステムの総入れ替えが必要となるのがコスト増大の原因であった。しかし、本実施例の図1は、図3と見比べればわかるように三相交流電源から始まり変圧器・AC/DC変換器を介して直流部に到達するまでの構成が同一である。したがって、図3の構成の既設設備がある場合、変圧器2、AC/DC変換器3の更新が不要であり、絶縁形DC/DC変換器70とインバータ・モータのみ新設すればよい。
なお、電源共通形でも同じ議論であるが、インバータは1次側と2次側の両者を必ずしも更新せずともよく、片方に既設設備のインバータを用いても良い。
サイズに関して、本発明における絶縁形DC/DC変換器70はDAB(Dual Active Bridge)で構成されている。DABの変圧器(73)にはスイッチング周波数(数kHz~100kHz程度)に応じた電圧が印加される。変圧器は一般に高周波運用であるほど小型化できるので、その目的で設計された高周波変圧器73を用いれば商用周波数の変圧器よりもはるかに小型化ができる。このことから、図7のような3巻線変圧器に対する小型化を狙える。
また、DABではZVS(Zero Voltage Switching)によって半導体デバイスのスイッチング損失を低減できる利点があるため、図7のようにAC/DC変換器を2台用いる場合よりも熱損失の点で有利である。以上より、本実施例1の構成は通常の電源絶縁形オープン巻線システムよりもシステムの小型化を見込める。
尚図1では、絶縁形DC/DC変換器70をDAB(Dual Active Bridge)で構成したが、本発明の本質はあくまで絶縁形DC/DC変換器で絶縁された直流電圧を生成することであるので、DAB以外の回路構成、例えばフライバックコンバータを用いても良い。
フライバックコンバータは大容量化には不向きであるが部品点数が少ないという利点がある。また、擬似共振方式を使用することでスイッチング損失を低減できる利点もある。
ここで、電源共通形との比較を考える。上述したように本実施例1の構成はモータ・インバータ部分の結線は通常の電源絶縁形と全く変わらないので、電源絶縁形に対する利点はそのまま得ることができる。本実施例1は、零相電流の管理が不要である、高電圧化が容易である(零相電圧を重畳する電圧領域を使用可能である)、という点で電源共通形よりも有利である。
以上のように、本実施例1の構成は電源絶縁形が本質的に持っている利点を損なわずに、コスト・サイズの点で通常の構成よりも優位になっている。
図2に、バッテリを入力とする実施例2のオープン巻線システムの構成を示す。図2において図1と異なる点は、図1の三相交流電源1、変圧器2、AC/DC変換器3に代えて、1つのバッテリ10を設けたことにあり、その他の部分は図1と同一に構成されている。
図2はバッテリ1つの直流電圧を絶縁形DC/DC変換器70を介して2つの絶縁された直流部としている。
このような構成とすれば、例えば図6の電源絶縁形オープン巻線システムで2つ必要であったバッテリを1つにすることができる。ここでのバッテリ(10)は正負出力端をもつ直流電圧源という概念として扱っており、高電圧化・大電流化のために直列・並列に接続された複数の小バッテリ全体を1つのバッテリとみなしてもよい。
充電機構の増設を含むとバッテリ2つの構成がコスト上許容されない場合や、仕様・汎用性の問題からバッテリが1つである構成しか許容されない場合でも電源絶縁形のオープン巻線システムを用いることができる。
電源共通形に対しては実施例1と同様に、零相電流の管理が不要である、高電圧化が容易である(零相電圧を重畳する電圧領域を使用可能である)、という点で有利である。
1…三相交流電源
2…変圧器
3…AC/DC変換器
10…バッテリ
41…1次側直流部
42…2次側直流部
51…1次側インバータ
52…2次側インバータ
60…オープン巻線モータ
61,62,63…オープン巻線
70…絶縁形DC/DC変換器
71…第1のフルブリッジ変換器
72…第2のフルブリッジ変換器
73…高周波変圧器
C…コンデンサ
S1~S8,SU,SV,SW,SX,SY,SZ…半導体デバイス

Claims (4)

  1. 互いに独立した複数相のオープン巻線を有するオープン巻線モータと、
    直流電力を交流電力に変換するインバータであって、交流側が前記オープン巻線モータの一方の巻線端子に接続された第1のインバータと、
    直流電力を交流電力に変換するインバータであって、交流側が前記オープン巻線モータの他方の巻線端子に接続された第2のインバータと、
    前記第1のインバータと第2のインバータのいずれか一方のインバータの直流部に接続された直流電源と、
    前記第1のインバータと第2のインバータの、いずれか一方の直流電圧又は両方の直流電圧を生成する絶縁形DC/DC変換器と、を備えたことを特徴とするオープン巻線モータ・インバータシステム。
  2. 前記絶縁形DC/DC変換器は、高周波トランスと、前記高周波トランスの1次側に接続された第1のフルブリッジ変換器と、前記高周波トランスの2次側に接続された第2のフルブリッジ変換器と、を備えたDAB(Dual Active Bridge)によって構成されていることを特徴とする請求項1に記載のオープン巻線モータ・インバータシステム。
  3. 前記直流電源は三相交流電源の三相交流を直流に変換して構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のオープン巻線モータ・インバータシステム。
  4. 前記直流電源は、1つのバッテリで構成されているか、あるいは直列接続又は並列接続された複数のバッテリで構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のオープン巻線モータ・インバータシステム。
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