JP2014233121A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】トランスの小型化を可能とする。【解決手段】実施形態の電力変換装置100は、架線より供給される直流電力を所定の電圧値に昇圧する昇圧チョッパ2と、昇圧チョッパ2から出力される直流電力を、商用周波数よりも周波数の高い交流電力に変換するハーフブリッジ回路3と、ハーフブリッジ回路3から出力される交流電力を、一次コイル及び二次コイルの巻数比に対応した昇圧比で変換して出力するトランス4と、トランス4から出力される交流電力を整流して出力端子より出力する出力部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、電力変換装置に関する。
従来、鉄道車両には、架線からの直流電力を所定電圧の直流電力に変換して車内設備(冷暖房装置、ドア開閉装置、表示装置など)に供給する鉄道車両用補助電源装置(以下、電力変換装置)が設けられている。この電力変換装置では、架線からの直流電力を交流電力に変換し、商用周波数のトランスを介して絶縁した後に整流して直流電力を出力している。
特開2010−246314号公報
「鉄道車両用次期補助電源装置と在来線用試験電車への適用」東芝レビューVol.66 No.6 2011年
しかしながら、上述した従来技術においては、商用周波数のトランスで絶縁していたため、トランスの大型化と、それに伴う重量増及びコスト増が生じていた。
上述した課題を解決するために、実施形態の電力変換装置は、架線より供給される直流電力を所定の電圧値に昇圧する昇圧チョッパと、前記昇圧チョッパから出力される直流電力を、商用周波数よりも周波数の高い交流電力に変換するハーフブリッジ回路と、前記ハーフブリッジ回路から出力される交流電力を、一次コイル及び二次コイルの巻数比に対応した昇圧比で変換して出力するトランスと、前記トランスから出力される交流電力を整流して出力端子より出力する出力部と、を備える。
図1は、第1の実施形態にかかる電力変換装置の回路構成を示す図である。 図2は、第2の実施形態にかかる電力変換装置の回路構成を示す図である。 図3は、第3の実施形態にかかる電力変換装置の回路構成を示す図である。 図4は、第4の実施形態にかかる電力変換装置の回路構成を示す図である。 図5は、第5の実施形態にかかる電力変換装置の回路構成を示す図である。 図6は、第6の実施形態にかかる電力変換装置の回路構成を示す図である。 図7は、第7の実施形態にかかる電力変換装置の回路構成を示す図である。 図8は、第8の実施形態にかかる電力変換装置の回路構成を示す図である。 図9は、複数の昇圧チョッパの動作にかかるキャリア波形を例示するグラフである。 図10は、共振周波数に合わせたハーフブリッジ回路の駆動時における電圧波形、電流波形を例示するグラフである。 図11は、共振周波数よりも高い周波数でのハーフブリッジ回路の駆動時における電圧波形、電流波形を例示するグラフである。 図12は、第9の実施形態にかかる電力変換装置の回路構成を例示する図である。 図13は、第9の実施形態にかかる電力変換装置の動作の一例を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して実施形態にかかる電力変換装置を詳細に説明する。この電力変換装置は、例えば、架線からの直流電力を所定電圧の直流電力に変換して車内設備(冷暖房装置、ドア開閉装置、表示装置など)に供給する鉄道車両用補助電源装置として用いられる。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態にかかる電力変換装置100の回路構成を示す図である。図1に示すように、電力変換装置100は、架線から直流電力をパンタグラフ101を介して集電し、車輪102を通して接地される。電力変換装置100は、パンタグラフ101の入力側から順に、昇圧リアクトル1、昇圧チョッパ2、ハーフブリッジ回路3、トランス4、ダイオード整流器5、フィルタ6が接続されており、各部の動作を制御する制御部110の制御のもと、パンタグラフ101からの直流電力を所定電圧の直流電力に変換して、フィルタ6の出力端子111、112より出力するDC/DCコンバータである。
昇圧チョッパ2は、制御部110によるゲート電圧の制御によってチョッピング動作を行うスイッチング素子21と、後段のコンデンサ31、32に蓄えられたエネルギーの逆流を阻止するダイオード22とを備える。昇圧チョッパ2は、スイッチング素子21のチョッピング動作によって、直流電力を昇圧する。具体的には、昇圧チョッパ2は、スイッチング素子21がオンされている間に流された電流による昇圧リアクトル1の磁気的エネルギーを、スイッチング素子21がオフされている間にパンタグラフ101からの直流電力に加えてハーフブリッジ回路3へ出力する。また、スイッチング素子21がオンされている間は、ダイオード22によりコンデンサ31、32に蓄えられたエネルギーの逆流が阻止される。
ハーフブリッジ回路3は、2分圧のコンデンサ31、32と、制御部110の制御の下でスイッチング動作を行う直列に接続されたスイッチング素子33、34とを備える。ハーフブリッジ回路3は、スイッチング素子33、34のスイッチング動作によって、昇圧チョッパ2から出力される直流電力を商用周波数よりも高い交流電力に変換する。具体的には、制御部110がスイッチング素子33、34のオン/オフを制御するためのキャリア周波数が、商用周波数よりも高い周波数として設定されている。したがって、商用周波数よりも高いキャリア周波数をもとに、スイッチング素子33、34のスイッチング動作が行われることで、商用周波数よりも高い高周波の交流電力に変換されることとなる。このハーフブリッジ回路3により変換された交流電力はトランス4に供給される。
また、ハーフブリッジ回路3におけるスイッチング素子33、34は、制御部110の制御のもと、コンデンサ31、32と、トランス4の漏れインダクタンスとによる共振(共振周波数)に合わせて駆動(スイッチング動作)されてよい。この共振周波数に合わせたスイッチング動作により、トランス4の二次コイル側のリアクトル61をなくすことができる(図6、7、8、12の二次コイル側を参照)。このとき、共振周波数に合わせたスイッチング動作とは、トランス4の漏れインダクタンスとの共振に合わせてスイッチング素子33、34のオン/オフを切り替えることをいう。
この共振周波数に合わせたスイッチング動作をすることで、例えば電流が約ゼロとなるタイミングでスイッチング動作を行うことができることから、ゼロ電流スイッチングが可能となり、損失を低減できる。なお、共振周波数については、漏れインダクタンスと、ハーフブリッジ回路で直列接続されている2つのコンデンサ31、32の静電容量の和とによって求められた値が制御部110の内部メモリなどに予め設定されている。
トランス4は、ハーフブリッジ回路3から出力される交流電力を、一次コイル及び二次コイル(図示しない)の巻数比に対応した昇圧比で変換して後段のダイオード整流器5へ出力する。トランス4により一次側及び二次側との間で電気系路が絶縁される。すなわち、電力変換装置100は絶縁型DC/DCコンバータである。このため、二次側にある出力端子111が接地する電気系路(感電経路)又は出力端子112が接地する電気系路(感電経路)は形成されない。
ダイオード整流器5は、直列に接続されたダイオード51、52のレグと、直列に接続されたダイオード53、54のレグを並列に接続して備えている。ダイオード整流器5は、トランス4より出力された交流電力を各ダイオードを用いて整流して直流電力に変換する。フィルタ6は、リアクトル61、コンデンサ62によるLCフィルタであり、ダイオード整流器5から出力される直流電力に重畳された高周波成分(ノイズ)を除去し、出力端子111、112より出力する。
制御部110は、電力変換装置100の電力変換にかかる動作を制御する。具体的には、制御部110は、トランス4に入出力する電流を電流検出器(図示しない)で検出し、その検出した電流値に応じてスイッチング素子(例えばスイッチング素子21、33、34)のゲート電圧を制御する。
以上のように、電力変換装置100では、昇圧チョッパ2から出力される直流電力を、ハーフブリッジ回路3により商用周波数よりも周波数の高い交流電力に変換してトランス4へ入力している。トランス4は、一般に交流周波数の大きさに反比例して小型、軽量、低コストなものになる。したがって、トランス4は、商用周波数よりも高い高周波の交流電力用のものであればよいことから、商用周波数用のトランスよりも小型、軽量、低コストとすることができる。
なお、昇圧チョッパ2、ハーフブリッジ回路3の少なくとも一方で用いられるスイッチング素子(21、33、34)には、SiC(炭化珪素)を用いることが好ましい。このように、スイッチング素子にSiCを用いることで、低損失化を図ることができる。
(第2の実施形態)
図2は、第2の実施形態にかかる電力変換装置100aの回路構成を示す図である。図2に示すように、電力変換装置100aは、昇圧リアクトル1に代えて、LCLフィルタ10を備えていることが第1の実施形態と異なる。
具体的には、LCLフィルタ10は、昇圧リアクトル13のパンタグラフ側に、リアクトル11を設け、さらに昇圧リアクトル13とリアクトル11との間にコンデンサ12を用いたLCフィルタを追加した回路である。したがって、架線より供給される直流電力はLCLフィルタ10のLCフィルタを介してハーフブリッジ回路3に入力される。これにより、架線より供給される直流電力に重畳された高周波成分(ノイズ)を除去することができる。
(第3の実施形態)
図3は、第3の実施形態にかかる電力変換装置100bの回路構成を示す図である。図3に示すように、電力変換装置100bは、前述した実施形態のダイオード22をスイッチング素子23とした昇圧チョッパ20を備えていることが第1の実施形態と異なる。
具体的には、スイッチング素子23は、制御部110の制御のもと、昇圧チョッパ20におけるスイッチング素子21のチョッピング動作に同期してスイッチングされる。例えば、スイッチング素子21がオンされている間はオフされて、コンデンサ31、32に蓄えられたエネルギーの逆流を阻止する。また、スイッチング素子21がオフされている間はオンされてハーフブリッジ回路3側にエネルギーを供給する。このように、ダイオード22に代えてスイッチング素子23を用いることで、エネルギー損失を低減することができる。
(第4の実施形態)
図4は、第4の実施形態にかかる電力変換装置100cの回路構成を示す図である。図4に示すように、電力変換装置100cは、前述した実施形態のダイオード整流器5に代えて同期整流器50を備えていることが第1の実施形態と異なる。
具体的には、同期整流器50は、直列接続されたスイッチング素子55、56のレグと、直列接続されたスイッチング素子57、58のレグを並列に接続している。各スイッチング素子は、制御部110の制御のもと、トランス4に入出力する交流電力の周波数に同期してスイッチング動作が行われることで、トランス4より出力された交流電力を整流する。このように、ダイオード51、52、53、54に代えてスイッチング素子55、56、57、58を用いることで、エネルギー損失を低減することができる。
(第5の実施形態)
図5は、第5の実施形態にかかる電力変換装置100dの回路構成を示す図である。図5に示すように、電力変換装置100dは、2つのスイッチング素子(71と72、73と74、又は75と76)が直列に接続されたレグを3組み有する6in1モジュール70を用いて昇圧チョッパとハーフブリッジを形成している点が第1の実施形態とは異なる。
具体的には、6in1モジュール70の1レグ(スイッチング素子71とスイッチング素子72)を使用して昇圧チョッパを形成し、残りの2レグ(スイッチング素子73とスイッチング素子74、及びスイッチング素子75とスイッチング素子76)を使用してハーフブリッジを形成している。ハーフブリッジ回路とフルブリッジ回路とを比較した場合、ハーフブリッジ回路はフルブリッジ回路に対して電圧利用率が半分となり、電流が2倍流れることとなる。したがたって、ハーフブリッジに対応するスイッチング素子については電流容量を大きくする必要があるので、6in1モジュール70の3レグの内、2レグ(スイッチング素子73、74、75、76)を使用し、残りの1レグを昇圧チョッパとして使用する。
このように、電力変換装置100dでは、6in1モジュール70とすることで、2in1モジュールを3つ配置する場合と比較しても素子冷却面積を小さくすることができ、冷却器(図示しない)を小型化、低コスト化することができる。
(第6の実施形態)
図6は、第6の実施形態にかかる電力変換装置100eの回路構成を示す図である。図6に示すように、電力変換装置100eは、昇圧チョッパ2a、ハーフブリッジ回路3aと、昇圧チョッパ2b、ハーフブリッジ回路3bとの組みを直列に接続している。ハーフブリッジ回路3a、3bは、2分圧のコンデンサ31、32と、制御部110の制御の下でスイッチング動作を行う直列に接続されたスイッチング素子33、34とを備える。そして、電力変換装置100eでは、上述した各組みのトランス4a、4bから出力される交流電力をダイオード整流器5a、5bで整流した後に合成し、例えば図5に示すようなリアクトル61をなくしてコンデンサ62のみとしたフィルタ6aを介して出力端子111、112より出力する。ここで、昇圧チョッパ2a、2bにかかる昇圧リアクトル13は、各組みで共通化されるため、1つとなる。なお、第6の実施形態では2組みを直列に接続する構成を例示したが、2組み以上の直列構成であってもよいことは言うまでもないことである。
上述したように、電力変換装置100eでは、昇圧チョッパ2a、ハーフブリッジ回路3aと、昇圧チョッパ2b、ハーフブリッジ回路3bとの組みを直列に接続する構成としたことで、架線から供給される直流電力の電圧に対して、より低耐圧素子の使用が可能となる。
また、ハーフブリッジ回路3a、3bにおけるスイッチング素子33、34は、制御部110の制御のもと、コンデンサ31、32と、トランス4a、4bの漏れインダクタンスとによる共振(共振周波数)に合わせて駆動(スイッチング動作)されてよい。この共振周波数に合わせたスイッチング動作により、トランスの二次コイル側のリアクトル61をなくすことができる。また、ゼロ電流スイッチングが可能となり、損失を低減できる。なお、共振周波数については、漏れインダクタンスと、ハーフブリッジ回路で直列接続されている2つのコンデンサ31、32の静電容量の和とによって求められた値が制御部110の内部メモリなどに予め設定されている。
(第7の実施形態)
図7は、第7の実施形態にかかる電力変換装置100fの回路構成を示す図である。図7に示すように、電力変換装置100fは、昇圧チョッパ2a、ハーフブリッジ回路3aと、昇圧チョッパ2b、ハーフブリッジ回路3bとの組みを並列に接続している。そして、電力変換装置100fでは、上述した各組みのトランス4a、4bから出力される交流電力をダイオード整流器5a、5bで整流した後に合成し、フィルタ6aを介して出力端子111、112より出力する。なお、第7の実施形態では2組みを並列に接続する構成を例示したが、2組み以上の並列構成であってもよいことは言うまでもないことである。また、第6の実施形態で例示した直列構成と組み合わせて、n直列×m並列の構成としてもよい。
上述したように、電力変換装置100fでは、昇圧チョッパ2a、ハーフブリッジ回路3aと、昇圧チョッパ2b、ハーフブリッジ回路3bとの組みを並列に接続する構成としたことで、架線から供給される直流電力からの変換電力を増加させることができる。
(第8の実施形態)
図8は、第8の実施形態にかかる電力変換装置100gの回路構成を示す図である。図8に示すように、電力変換装置100gは、ハーフブリッジ回路3a、3bから出力される交流電力をセンタータップ付トランス4c、4dで変換する。そして、センタータップ付トランス4c、4dで変換された交流電力はダイオード整流器5cで整流される。ダイオード整流器5cは、ダイオード59によりカレントダブラー方式で整流する整流回路である。
低電圧・大電流の出力になると、二次側の整流器における導通損失が大きくなる。電力変換装置100gでは、カレントダブラー方式で整流するダイオード整流器5cを用いることで、ダイオード59の導通数を1つにすることができ、低損失化できる。なお、このダイオード整流器5cにおけるダイオード59の必要耐圧は、図6のダイオード整流器5a、5bにおけるダイオード51、52、53、54の2倍となる。また、ダイオード59には、MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)などのユニポーラデバイスを使用してもよい。
なお、上述した第6〜8の実施形態では、直列又は並列に接続された複数の昇圧チョッパ2a、2bを、制御部110の制御のもとでインターリーブ動作させてもよい。
図9は、複数の昇圧チョッパ2a、2bの動作にかかるキャリア波形W1、W2を例示するグラフである。図9におけるキャリア波形W1は、昇圧チョッパ2aのスイッチング素子21をスイッチング動作させる際のキャリアの位相を示す。また、キャリア波形W2は、昇圧チョッパ2bのスイッチング素子21をスイッチング動作させる際のキャリアの位相を示す。図9に示すように、昇圧チョッパ2a、2bのキャリア位相について、180°の位相差をもたせ、昇圧チョッパ2a、2bをインターリーブ動作させることで、キャリア周波数成分の高調波を低減することができる。また、n直列又はn並列で構成する場合は、キャリアの位相差を360/n°に設定する。
また、ハーフブリッジ回路3a、3bのコンデンサ31、32を駆動させるスイッチング周波数は、上述した共振周波数と同じ周波数に合わせたものでなく、共振周波数よりも高い周波数としてよい。
図10は、共振周波数に合わせたハーフブリッジ回路3a、3bの駆動時における電圧波形、電流波形を例示するグラフである。図11は、共振周波数よりも高い周波数でのハーフブリッジ回路3a、3bの駆動時における電圧波形、電流波形を例示するグラフである。
図10に示すように、共振周波数に合わせてハーフブリッジ回路3a、3bを駆動させることで、ハーフブリッジ回路3a、3bにおける電流波形は最大電流値a1とする正弦波となる。図11に示すように、共振周波数よりも高い周波数でハーフブリッジ回路3a、3bを駆動させた場合は、共振周波数に合わせて駆動させた電流波形を途中で遮断した形となり、最大電流値a1よりも小さい最大電流値a2とする電流波形となる。
制御部110は、例えば出力端子111、112間の電流・電圧値を逐次検出し、過負荷が検出された場合には、ハーフブリッジ回路3a、3bのスイッチング周波数を高くする。これにより、最大電流値a1よりも小さい最大電流値a2となることから、過負荷が接続された場合における素子破壊を避けることができる。
(第9の実施形態)
図12は、第9の実施形態にかかる電力変換装置100hの回路構成を例示する図である。図12に示すように、電力変換装置100hは、パンタグラフ101からLCLフィルタ10に至る入力側に、ダイオード103、入力スイッチ104、充電抵抗105、充電抵抗短絡用スイッチ106を備えている。ここで、入力スイッチ104、充電抵抗短絡用スイッチ106は、電力変換装置100hにおける電力変換を開始する際に、制御部110の制御の下で投入されるスイッチである。
図13は、第9の実施形態にかかる電力変換装置100hの動作の一例を示すフローチャートであり、より具体的には電力変換の開始に至る過程を例示している。
図13に示すように、電力変換の開始する際に処理が開始されると、制御部110は、ハーフブリッジ回路3a、3bにおけるスイッチング素子33、34のスイッチングを行って、ハーフブリッジ動作を開始させる(S1)。このハーフブリッジ動作の開始後、制御部110は、入力スイッチ104を投入する(S2)。
ハーフブリッジ動作の開始後の入力スイッチ104の投入によって、電力変換装置100hにおける全コンデンサ(12、31、32、64)が充電抵抗105を介して充電される。静定後、制御部110は、充電抵抗短絡用スイッチ106を投入し(S3)、昇圧チョッパ2a、2bにおけるスイッチング素子21のスイッチングを行って、昇圧チョッパ動作を開始させる(S4)。
このように、電力変換装置100hでは、ハーフブリッジ動作の開始後の入力スイッチ104の投入によって全コンデンサ(12、31、32、64)の充電を行った後に、昇圧チョッパ動作を開始させて通常の電力変換を開始させることで、例えばコンデンサ62の前に充電抵抗とその短絡用スイッチなどを新たに設けることなく、セイフティに起動させることができる。
なお、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせても良い。
100、100a〜100h…電力変換装置、1…昇圧リアクトル、2、2a、2b、20…昇圧チョッパ、3、3a、3b…ハーフブリッジ回路、4、4a、4b…トランス、4c、4d…センタータップ付トランス、5、5a、5b、5c…ダイオード整流器、6、6a…フィルタ、10…LCLフィルタ、11、61…リアクトル、12、31、32、62…コンデンサ、13…昇圧リアクトル、21、23、33、34、55〜58、71〜76…スイッチング素子、22、51〜54、59…ダイオード、50…同期整流器、70…6in1モジュール、101…パンタグラフ、102…車輪、103…ダイオード、104…入力スイッチ、105…充電抵抗、106…充電抵抗短絡用スイッチ、110…制御部、111、112…出力端子、a1、a2…最大電流値、W1、W2…キャリア波形

Claims (13)

  1. 架線より供給される直流電力を所定の電圧値に昇圧する昇圧チョッパと、
    前記昇圧チョッパから出力される直流電力を、商用周波数よりも周波数の高い交流電力に変換するハーフブリッジ回路と、
    前記ハーフブリッジ回路から出力される交流電力を、一次コイル及び二次コイルの巻数比に対応した昇圧比で変換して出力するトランスと、
    前記トランスから出力される交流電力を整流して出力端子より出力する出力部と、
    を備える電力変換装置。
  2. 前記昇圧チョッパ及び前記ハーフブリッジ回路の少なくとも一方で用いられる素子にSiC(炭化珪素)を用いる、
    請求項1に記載の電力変換装置。
  3. リアクトルとコンデンサとを用いたLCフィルタを備え、
    前記架線より供給される直流電力は前記LCフィルタを介して前記昇圧チョッパに入力される、
    請求項1又は2に記載の電力変換装置。
  4. 前記昇圧チョッパは、当該昇圧チョッパのチョッピングに同期してスイッチングされるスイッチング素子により入力側へ電流が逆流することを阻止する、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  5. 前記出力部は、前記交流電力の周波数に同期してスイッチングされるスイッチング素子により前記交流電力を整流する、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  6. 2つのスイッチング素子が直列に接続されたレグを3組み有する素子モジュールを備え、
    前記昇圧チョッパは、前記素子モジュールの1レグを使用し、
    前記ハーフブリッジ回路は、前記素子モジュールで並列に接続された2つのレグを使用する構成である、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  7. 前記ハーフブリッジ回路は、2分圧するコンデンサと、前記交流電力に変換するためのスイッチング素子とを備え、当該スイッチング素子を、前記コンデンサと、前記トランスの漏れインダクタンスとの共振周波数に合わせて駆動させる、
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  8. 前記ハーフブリッジ回路のスイッチング素子を駆動させるスイッチング周波数は、前記共振周波数よりも高い周波数である、
    請求項7に記載の電力変換装置。
  9. 前記昇圧チョッパと、前記ハーフブリッジ回路との組みを複数直列に接続し、
    前記出力部は、各組みのトランスから出力される交流電力を整流して合成した後に出力する、
    請求項1乃至8のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  10. 前記昇圧チョッパと、前記ハーフブリッジ回路との組みを複数並列に接続し、
    前記出力部は、各組みのトランスから出力される交流電力を整流して合成した後に出力する、
    請求項1乃至8のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  11. 直列又は並列に接続された複数の前記昇圧チョッパをインターリーブ動作させる、
    請求項9又は10に記載の電力変換装置。
  12. 前記出力部は、前記交流電流をカレントダブラー方式の整流回路で整流する、
    請求項1乃至11のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  13. 前記架線より供給される直流電力を前記昇圧チョッパへ入力させるスイッチを備え、
    前記スイッチは、電力変換を開始する際に、前記ハーフブリッジ回路を動作させた後に投入される、
    請求項1乃至12のいずれか一項に記載の電力変換装置。
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