JP2001211642A - スイッチング電源装置 - Google Patents
スイッチング電源装置Info
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- JP2001211642A JP2001211642A JP2000016796A JP2000016796A JP2001211642A JP 2001211642 A JP2001211642 A JP 2001211642A JP 2000016796 A JP2000016796 A JP 2000016796A JP 2000016796 A JP2000016796 A JP 2000016796A JP 2001211642 A JP2001211642 A JP 2001211642A
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- capacitor
- voltage
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 入力電圧が大幅に変化すると、電流共振型D
C−DCコンバータの安定的動作が困難になる。 【解決手段】 直流リンク用コンデンサCl を設ける。
直流リンク用コンデンサCl を電源として第1及び第2
の電流共振用コンデンサCi1、Ci2と第1及び第2のス
イッチ素子Q1 、Q2 とトランスTr とでハーフブリッ
ジ型DC−DCコンバータを構成する。第2のスイッチ
素子Q2 を昇圧用リアクトルL1 を介して電源1に接続
する。第2のスイッチ素子Q2 のオン期間にリアクトル
L1 にエネルギを蓄積する。第2のスイッチ素子Q2 の
オフ期間に電源1とリアクトルL1との電圧によって直
流リンク用コンデンサCl を充電する。
C−DCコンバータの安定的動作が困難になる。 【解決手段】 直流リンク用コンデンサCl を設ける。
直流リンク用コンデンサCl を電源として第1及び第2
の電流共振用コンデンサCi1、Ci2と第1及び第2のス
イッチ素子Q1 、Q2 とトランスTr とでハーフブリッ
ジ型DC−DCコンバータを構成する。第2のスイッチ
素子Q2 を昇圧用リアクトルL1 を介して電源1に接続
する。第2のスイッチ素子Q2 のオン期間にリアクトル
L1 にエネルギを蓄積する。第2のスイッチ素子Q2 の
オフ期間に電源1とリアクトルL1との電圧によって直
流リンク用コンデンサCl を充電する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハーフブリッジ型
又は変形ハーフブリッジ型の変換回路を含むスイッチン
グ電源装置に関する。
又は変形ハーフブリッジ型の変換回路を含むスイッチン
グ電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一対のスイッチ素子を交互にオン・オフ
制御して直流電圧を交流電圧に変換し、更に交流電圧を
整流して直流出力を得る変換器は一般にハーフブリッジ
型又は変形ハーフブリッジ型DC−DCコンバータとし
て公知である。また、ハーフブリッジ型又は変形ハーフ
ブリッジ型DC−DCコンバータにおいて、出力トラン
スの1次巻線に対して電流共振用コンデンサを接続し、
共振電流がゼロになった時に一対のスイッチ素子のいず
れか一方をオンに転換し、ターンオン時のスイッチング
素子を低減することは例えば特許第2838822号公
報等で公知である。
制御して直流電圧を交流電圧に変換し、更に交流電圧を
整流して直流出力を得る変換器は一般にハーフブリッジ
型又は変形ハーフブリッジ型DC−DCコンバータとし
て公知である。また、ハーフブリッジ型又は変形ハーフ
ブリッジ型DC−DCコンバータにおいて、出力トラン
スの1次巻線に対して電流共振用コンデンサを接続し、
共振電流がゼロになった時に一対のスイッチ素子のいず
れか一方をオンに転換し、ターンオン時のスイッチング
素子を低減することは例えば特許第2838822号公
報等で公知である。
【0003】ところで、電流共振型DC−DCコンバー
タでは、直流電圧を断続する一対のスイッチ素子のオン
・オフ繰返し周波数を変えることによって出力電圧を調
整している。この調整における周波数可変範囲は一般に
共振周波数よりも高い領域に限定される。従って、広い
範囲で周波数を変えることができず、結果として入力電
圧が大幅に変動した時に一定の出力電圧を得ることがで
きなかった。今、電流共振型のDC−DCコンバータに
ついて述べたが、ハーフブリッジ型又は変形ハーフブリ
ッジ型のインバータにおいても上記コンバータと同様な
問題がある。また、電流共振を伴わないハーフブリッジ
型又は変形ハーフブリッジ型のコンバータ又はインバー
タを含むスイッチング電源装置においても上記電流共振
型と同様な問題がある。
タでは、直流電圧を断続する一対のスイッチ素子のオン
・オフ繰返し周波数を変えることによって出力電圧を調
整している。この調整における周波数可変範囲は一般に
共振周波数よりも高い領域に限定される。従って、広い
範囲で周波数を変えることができず、結果として入力電
圧が大幅に変動した時に一定の出力電圧を得ることがで
きなかった。今、電流共振型のDC−DCコンバータに
ついて述べたが、ハーフブリッジ型又は変形ハーフブリ
ッジ型のインバータにおいても上記コンバータと同様な
問題がある。また、電流共振を伴わないハーフブリッジ
型又は変形ハーフブリッジ型のコンバータ又はインバー
タを含むスイッチング電源装置においても上記電流共振
型と同様な問題がある。
【0004】そこで、本発明の目的は、入力電圧の大幅
な変動に比較的簡単な回路で対処することができるスイ
ッチング電源装置を提供することにある。
な変動に比較的簡単な回路で対処することができるスイ
ッチング電源装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し、上記
目的を達成するための本発明は、対の直流電源端子と、
リアクトルと、第1及び第2のスイッチ素子と、直流リ
ンク用コンデンサと、第1及び第2の電流共振用コンデ
ンサと、電流共振用インダクタンスを含む出力回路と、
スイッチ制御回路とを有し、前記第1のスイッチ素子の
一端は前記直流リンク用コンデンサの一端に接続され、
前記第2のスイッチ素子の一端は前記第1のスイッチ素
子の他端に接続され、前記リアクトルは前記対の直流電
源端子の一方と前記第1及び第2のスイッチ素子の相互
接続点との間に接続され、前記対の直流電源端子の他方
は前記直流リンク用コンデンサの他端及び前記第2のス
イッチ素子の他端にそれぞれ接続され、前記第1の電流
共振用コンデンサの一端は前記直流リンク用コンデンサ
の一端に接続され、前記第2の電流共振用コンデンサは
前記第1の電流共振用コンデンサの他端と前記直流リン
ク用コンデンサの他端との間に接続され、前記出力回路
の前記電流共振用インダクタンスは前記第1及び第2の
スイッチ素子の相互接続点と前記第1及び第2の電流共
振用コンデンサの相互接続点との間に接続され、前記ス
イッチ制御回路は前記第1及び第のスイッチ素子を交互
にオン・オフ制御するものであって、前記出力回路の出
力電圧を一定にするように前記第1及び第2のスイッチ素
子のオン・オフ繰返し周波数を制御し且つ前記直流リン
ク用コンデンサの電圧を一定にするように前記第2のス
イッチ素子のオン時間幅を制御するように構成されてい
ることを特徴とするスイッチング電源装置に係わるもの
である。
目的を達成するための本発明は、対の直流電源端子と、
リアクトルと、第1及び第2のスイッチ素子と、直流リ
ンク用コンデンサと、第1及び第2の電流共振用コンデ
ンサと、電流共振用インダクタンスを含む出力回路と、
スイッチ制御回路とを有し、前記第1のスイッチ素子の
一端は前記直流リンク用コンデンサの一端に接続され、
前記第2のスイッチ素子の一端は前記第1のスイッチ素
子の他端に接続され、前記リアクトルは前記対の直流電
源端子の一方と前記第1及び第2のスイッチ素子の相互
接続点との間に接続され、前記対の直流電源端子の他方
は前記直流リンク用コンデンサの他端及び前記第2のス
イッチ素子の他端にそれぞれ接続され、前記第1の電流
共振用コンデンサの一端は前記直流リンク用コンデンサ
の一端に接続され、前記第2の電流共振用コンデンサは
前記第1の電流共振用コンデンサの他端と前記直流リン
ク用コンデンサの他端との間に接続され、前記出力回路
の前記電流共振用インダクタンスは前記第1及び第2の
スイッチ素子の相互接続点と前記第1及び第2の電流共
振用コンデンサの相互接続点との間に接続され、前記ス
イッチ制御回路は前記第1及び第のスイッチ素子を交互
にオン・オフ制御するものであって、前記出力回路の出
力電圧を一定にするように前記第1及び第2のスイッチ素
子のオン・オフ繰返し周波数を制御し且つ前記直流リン
ク用コンデンサの電圧を一定にするように前記第2のス
イッチ素子のオン時間幅を制御するように構成されてい
ることを特徴とするスイッチング電源装置に係わるもの
である。
【0006】なお、請求項2に示すように、電流共振用
コンデンサを1個として変形ハーフブリッジ型の変換回
路とすることができる。また、請求項3に示すように出
力回路に直列に接続された第3の電流共振用コンデンサ
を設けることができる。また、請求項4に示すように第
1及び第2の電流共振用コンデンサを第1及び第2の電
圧分割用コンデンサに置き換えることができる。また、
請求項5に示すように請求項4の回路に電流共振用コン
デンサを付加することができる。また、請求項6に示す
ように直流リンク用コンデンサの電圧を検出し、この電
圧を一定するように制御することができる。また、請求
項7に示すように直流電源電圧を検出し、この電圧と基
準電圧との差に対応するように第2のスイッチ素子のオ
ン時間幅を決定することができる。また、請求項8に示
すように第1及び第2のスイッチ素子に逆方向並列に第
1及び第2のダイオードを接続することが望ましい。ま
た、請求項9に示すように第1及び第2のスイッチ素子
に並列に第1及び第2の電圧共振用コンデンサ又は浮遊
容量を接続することができる。また、請求項10に示す
ように電圧共振用コンデンサを、第1及び第2のスイッ
チ素子のいずれか一方のみに並列に接続することができ
る。また、請求項11に示すように直流電源としてダイ
オード整流回路を設けることができる。また、請求項1
2に示すようにダイオード整流回路の入力段又は出力段
に高周波成分除去用コンデンサを接続することができ
る。また、請求項13に示すように1次巻線の漏れイン
ダクタンスを電流共振用インダクタンスとすることがで
きる。また、請求項14に示すように電圧分割用コンデ
ンサを設ける場合には直流リンク用コンデンサを省くこ
とができる。
コンデンサを1個として変形ハーフブリッジ型の変換回
路とすることができる。また、請求項3に示すように出
力回路に直列に接続された第3の電流共振用コンデンサ
を設けることができる。また、請求項4に示すように第
1及び第2の電流共振用コンデンサを第1及び第2の電
圧分割用コンデンサに置き換えることができる。また、
請求項5に示すように請求項4の回路に電流共振用コン
デンサを付加することができる。また、請求項6に示す
ように直流リンク用コンデンサの電圧を検出し、この電
圧を一定するように制御することができる。また、請求
項7に示すように直流電源電圧を検出し、この電圧と基
準電圧との差に対応するように第2のスイッチ素子のオ
ン時間幅を決定することができる。また、請求項8に示
すように第1及び第2のスイッチ素子に逆方向並列に第
1及び第2のダイオードを接続することが望ましい。ま
た、請求項9に示すように第1及び第2のスイッチ素子
に並列に第1及び第2の電圧共振用コンデンサ又は浮遊
容量を接続することができる。また、請求項10に示す
ように電圧共振用コンデンサを、第1及び第2のスイッ
チ素子のいずれか一方のみに並列に接続することができ
る。また、請求項11に示すように直流電源としてダイ
オード整流回路を設けることができる。また、請求項1
2に示すようにダイオード整流回路の入力段又は出力段
に高周波成分除去用コンデンサを接続することができ
る。また、請求項13に示すように1次巻線の漏れイン
ダクタンスを電流共振用インダクタンスとすることがで
きる。また、請求項14に示すように電圧分割用コンデ
ンサを設ける場合には直流リンク用コンデンサを省くこ
とができる。
【0007】
【発明の効果】各請求項の発明によれば、第2のスイッ
チ素子のオン期間にリアクトルにエネルギが蓄積され、
第2のスイッチ素子のオフ期間にリアクトルの蓄積エネ
ルギの放出が生じる。この結果、第2のスイッチ素子の
オフ期間に電源の電圧にリアクトルの電圧が加算され、
これが第1のスイッチ素子又は第1のダイオードを介し
て直流リンク用コンデンサ又は第1及び第2の電圧分割
用コンデンサに供給され、これに充電電流が流れる。第
2のスイッチ素子のオン時間の制御によってリアクトル
に蓄積されるエネルギ量を制御し、直流リンク用コンデ
ンサ又は第1及び第2の電圧分割用コンデンサの電圧を
制御することができる。第2のスイッチ素子は第1のス
イッチ素子と共に変換に使用されていると共に、入力直
流電圧の制御にも使用されているので、比較的簡単な回
路で入力電圧の安定化を図ることができる。また、請求
項1、2、3、5の発明によれば電流共振によって出力
電力を供給し、第1及び第2のスイッチ素子のターンオ
ン時に電流をゼロにすることができるので、スイッチン
グ損失を低減することができる。また、請求項6及び7
の発明によれば、直流リンク用コンデンサ又は第1及び
第2の電圧分割用コンデンサの電圧の安定化を良好に達
成することができる。また、請求項8の発明によれば、
直流リンク用コンデンサ又は第1及び第2の電圧分割用
コンデンサの充電を簡単に達成することができる。ま
た、請求項9及び10の発明によれば、第1及び第2の
スイッチ素子のターンオフ時の電圧を電圧共振用コンデ
ンサ又は浮遊容量の働きで徐々に高めることができ、ス
イッチング損失を低減することができる。また、請求項
11の発明によれば、入力直流電圧を平滑用コンデンサ
によって平坦にしなくても、又は小さなコンデンサで僅
かに平滑したのみでもリアクトルと第2のスイッチ素子
のオン・オフによって直流リンク用コンデンサ又は第1
及び第2の電圧分割用コンデンサに平坦化された電圧を
得ることができる。また、請求項12の発明によれば、
第1及び第2のスイッチ素子のオン・オフによる高い周
波数での入力電流変化を防ぐことができる。また、請求
項13の発明によれば、出力直流電圧を良好に得ること
ができる。
チ素子のオン期間にリアクトルにエネルギが蓄積され、
第2のスイッチ素子のオフ期間にリアクトルの蓄積エネ
ルギの放出が生じる。この結果、第2のスイッチ素子の
オフ期間に電源の電圧にリアクトルの電圧が加算され、
これが第1のスイッチ素子又は第1のダイオードを介し
て直流リンク用コンデンサ又は第1及び第2の電圧分割
用コンデンサに供給され、これに充電電流が流れる。第
2のスイッチ素子のオン時間の制御によってリアクトル
に蓄積されるエネルギ量を制御し、直流リンク用コンデ
ンサ又は第1及び第2の電圧分割用コンデンサの電圧を
制御することができる。第2のスイッチ素子は第1のス
イッチ素子と共に変換に使用されていると共に、入力直
流電圧の制御にも使用されているので、比較的簡単な回
路で入力電圧の安定化を図ることができる。また、請求
項1、2、3、5の発明によれば電流共振によって出力
電力を供給し、第1及び第2のスイッチ素子のターンオ
ン時に電流をゼロにすることができるので、スイッチン
グ損失を低減することができる。また、請求項6及び7
の発明によれば、直流リンク用コンデンサ又は第1及び
第2の電圧分割用コンデンサの電圧の安定化を良好に達
成することができる。また、請求項8の発明によれば、
直流リンク用コンデンサ又は第1及び第2の電圧分割用
コンデンサの充電を簡単に達成することができる。ま
た、請求項9及び10の発明によれば、第1及び第2の
スイッチ素子のターンオフ時の電圧を電圧共振用コンデ
ンサ又は浮遊容量の働きで徐々に高めることができ、ス
イッチング損失を低減することができる。また、請求項
11の発明によれば、入力直流電圧を平滑用コンデンサ
によって平坦にしなくても、又は小さなコンデンサで僅
かに平滑したのみでもリアクトルと第2のスイッチ素子
のオン・オフによって直流リンク用コンデンサ又は第1
及び第2の電圧分割用コンデンサに平坦化された電圧を
得ることができる。また、請求項12の発明によれば、
第1及び第2のスイッチ素子のオン・オフによる高い周
波数での入力電流変化を防ぐことができる。また、請求
項13の発明によれば、出力直流電圧を良好に得ること
ができる。
【0008】
【実施形態及び実施例】次に、図1〜図14を参照して
本発明の実施形態及び実施例を説明する。
本発明の実施形態及び実施例を説明する。
【0009】
【第1の実施例】図1に示す第1の実施例のスイッチン
グ電源装置は、直流電源1と、対の電源端子2a、2b
と、昇圧用リアクトルL1 と、第1及び第2のスイッチ
素子Q1、Q2 と、第1及び第2のダイオードD1 、D2
と、第1及び第2の電圧共振用コンデンサCV1、CV2
と、直流リンク用コンデンサCl と、第1及び第2の電
流共振用コンデンサCi1、Ci2と、出力トランスTr
と、出力整流平滑回路3と、制御回路4とを有してい
る。
グ電源装置は、直流電源1と、対の電源端子2a、2b
と、昇圧用リアクトルL1 と、第1及び第2のスイッチ
素子Q1、Q2 と、第1及び第2のダイオードD1 、D2
と、第1及び第2の電圧共振用コンデンサCV1、CV2
と、直流リンク用コンデンサCl と、第1及び第2の電
流共振用コンデンサCi1、Ci2と、出力トランスTr
と、出力整流平滑回路3と、制御回路4とを有してい
る。
【0010】本発明に従う昇圧用リアクトルL1 は電源
1の一端2aと第1及び第2のスイッチ素子Q1 、Q2
の相互接続点との間に接続されている。直流リンク用コ
ンデンサCl を電源としてハーフブリッジ型DC−DC
コンバータを構成するためにFETから成る第1のスイ
ッチ素子Q1 の一端(ドレイン)は直流リンク用コンデ
ンサCl の一端に接続されている。FETから成る第2
のスイッチ素子Q2 は第1のスイッチ素子Q1の他端
(ソース)と直流リンク用コンデンサCl の他端との間
に接続されている。なお、直流リンク用コンデンサCl
の他端及び第2のスイッチ素子Q2 の他端は電源1のグ
ランド側の端子2bにそれぞれ接続されている。第1及
び第2のダイオードD1 、D2 は第1及び第2のスイッ
チ素子Q1 、Q2 に逆方向並列に接続されている。第1
及び第2のスイッチ素子Q1 、Q2 はソースをサブスト
レート即ちボディ領域に接続した構造の絶縁ゲート型電
界効果トランジスタであるから、ダイオードD1 、D2
を内蔵している。しかし、図1では理解を容易にするた
めに内蔵ダイオードを独立のダイオードD1 、D2 とし
て示している。第1及び第2の電圧共振用コンデンサC
v1、Cv2は第1及び第2のスイッチ素子Q1 、Q2 に並
列に接続されている。
1の一端2aと第1及び第2のスイッチ素子Q1 、Q2
の相互接続点との間に接続されている。直流リンク用コ
ンデンサCl を電源としてハーフブリッジ型DC−DC
コンバータを構成するためにFETから成る第1のスイ
ッチ素子Q1 の一端(ドレイン)は直流リンク用コンデ
ンサCl の一端に接続されている。FETから成る第2
のスイッチ素子Q2 は第1のスイッチ素子Q1の他端
(ソース)と直流リンク用コンデンサCl の他端との間
に接続されている。なお、直流リンク用コンデンサCl
の他端及び第2のスイッチ素子Q2 の他端は電源1のグ
ランド側の端子2bにそれぞれ接続されている。第1及
び第2のダイオードD1 、D2 は第1及び第2のスイッ
チ素子Q1 、Q2 に逆方向並列に接続されている。第1
及び第2のスイッチ素子Q1 、Q2 はソースをサブスト
レート即ちボディ領域に接続した構造の絶縁ゲート型電
界効果トランジスタであるから、ダイオードD1 、D2
を内蔵している。しかし、図1では理解を容易にするた
めに内蔵ダイオードを独立のダイオードD1 、D2 とし
て示している。第1及び第2の電圧共振用コンデンサC
v1、Cv2は第1及び第2のスイッチ素子Q1 、Q2 に並
列に接続されている。
【0011】第1及び第2の電流共振用コンデンサCi
1、Ci2は互いに同一の容量を有して互いに直列に接続
され、このコンデンサ直列回路が直流リンク用コンデン
サCl及び第1及び第2のスイッチ素子Q1 、Q2 の直
列回路に対して並列に接続されている。即ち、第1の電
流共振用コンデンサCi1の一端は直流リンク用コンデン
サCl の一端及び第1のスイッチ素子Q1 の一端(ドレ
イン)に接続され、また第2の電流共振用コンデンサC
i2は第1の電流共振用コンデンサCi1の他端と直流リン
ク用コンデンサCl の他端及び第2のスイッチ素子Q2
のソースとの間に接続されている。なお、第1及び第2
の電流共振用コンデンサCi1、Ci2の容量は直流リンク
用コンデンサCl の容量よりも小さい。また、第1及び
第2の電圧共振用コンデンサCv1、Cv2の容量は、
第1及び第2の電流共振用コンデンサCi1、Ci2及
び直流リンク用コンデンサC1の容量よりも大幅に小さ
い。
1、Ci2は互いに同一の容量を有して互いに直列に接続
され、このコンデンサ直列回路が直流リンク用コンデン
サCl及び第1及び第2のスイッチ素子Q1 、Q2 の直
列回路に対して並列に接続されている。即ち、第1の電
流共振用コンデンサCi1の一端は直流リンク用コンデン
サCl の一端及び第1のスイッチ素子Q1 の一端(ドレ
イン)に接続され、また第2の電流共振用コンデンサC
i2は第1の電流共振用コンデンサCi1の他端と直流リン
ク用コンデンサCl の他端及び第2のスイッチ素子Q2
のソースとの間に接続されている。なお、第1及び第2
の電流共振用コンデンサCi1、Ci2の容量は直流リンク
用コンデンサCl の容量よりも小さい。また、第1及び
第2の電圧共振用コンデンサCv1、Cv2の容量は、
第1及び第2の電流共振用コンデンサCi1、Ci2及
び直流リンク用コンデンサC1の容量よりも大幅に小さ
い。
【0012】出力トランスTは1次巻線N1と2次巻線
N2 と磁気コア5とから成る。1次巻線N1 は破線で示
すように漏れインダクタンスLr と励磁インダクタンス
Lpを有し、第1及び第2のスイッチ素子Q1 、Q2 の
相互接続点と第1及び第2の電流共振用コンデンサCi
1、Ci2の相互接続点との間に接続されている。漏れイ
ンダクタンスLr は共振用インダクタンスとして機能
し、第1及び第2の電流共振用コンデンサCi1、Ci2と
共に直列共振回路を構成する。なお、漏れインダクタン
スLr の代りに個別の共振用インダクタンスを1次巻線
N1 に直列に接続すること、又は漏れインダクタンスと
個別のインダクタンスとの合計を共振用インダクタンス
とすることもできる。
N2 と磁気コア5とから成る。1次巻線N1 は破線で示
すように漏れインダクタンスLr と励磁インダクタンス
Lpを有し、第1及び第2のスイッチ素子Q1 、Q2 の
相互接続点と第1及び第2の電流共振用コンデンサCi
1、Ci2の相互接続点との間に接続されている。漏れイ
ンダクタンスLr は共振用インダクタンスとして機能
し、第1及び第2の電流共振用コンデンサCi1、Ci2と
共に直列共振回路を構成する。なお、漏れインダクタン
スLr の代りに個別の共振用インダクタンスを1次巻線
N1 に直列に接続すること、又は漏れインダクタンスと
個別のインダクタンスとの合計を共振用インダクタンス
とすることもできる。
【0013】出力トランスTr の1次巻線N1 及び2次
巻線N2 は磁気コア5に巻回され、相互に電磁結合され
ている。2次巻線N2 はセンタタップ6によって第1及
び第2の部分N2a、N2bに分割されている。出力整流平
滑回路3は、第1及び第2の出力整流ダイオードDo1、
Do2と出力平滑用コンデンサCo とから成る。第1の出
力整流ダイオードDo1は2次巻線N2 の一端と出力平滑
用コンデンサCo の一端との間に接続されている。第2
の出力整流ダイオードDo2は2次巻線N2 の他端と出力
平滑用コンデンサCo の一端との間に接続されている。
また、2次巻線N2 のセンタタップ6は出力平滑用コン
デンサCo の他端に接続されている。従って、第1及び
第2の出力整流ダイオードDo1、Do2はセンタタップ型
の全波整流回路を構成している。負荷7はコンデンサC
o に接続された対の出力端子8、9間に接続されてい
る。
巻線N2 は磁気コア5に巻回され、相互に電磁結合され
ている。2次巻線N2 はセンタタップ6によって第1及
び第2の部分N2a、N2bに分割されている。出力整流平
滑回路3は、第1及び第2の出力整流ダイオードDo1、
Do2と出力平滑用コンデンサCo とから成る。第1の出
力整流ダイオードDo1は2次巻線N2 の一端と出力平滑
用コンデンサCo の一端との間に接続されている。第2
の出力整流ダイオードDo2は2次巻線N2 の他端と出力
平滑用コンデンサCo の一端との間に接続されている。
また、2次巻線N2 のセンタタップ6は出力平滑用コン
デンサCo の他端に接続されている。従って、第1及び
第2の出力整流ダイオードDo1、Do2はセンタタップ型
の全波整流回路を構成している。負荷7はコンデンサC
o に接続された対の出力端子8、9間に接続されてい
る。
【0014】制御回路4は第1及び第2のスイッチ素子
Q1 、Q2 をオン・オフ制御するためにライン10、1
1によって第1及び第2のスイッチ素子Q1 、Q2 の制
御端子としてのゲートに接続されている。また、出力端
子8、9間の出力電圧Vo を検出するためのライン1
2、13が出力端子8、9と制御回路4との間に接続さ
れている。また、直流リンク用コンデンサCl の電圧V
clを検出するためのライン14、15がコンデンサCl
と制御回路4との間に接続されている。
Q1 、Q2 をオン・オフ制御するためにライン10、1
1によって第1及び第2のスイッチ素子Q1 、Q2 の制
御端子としてのゲートに接続されている。また、出力端
子8、9間の出力電圧Vo を検出するためのライン1
2、13が出力端子8、9と制御回路4との間に接続さ
れている。また、直流リンク用コンデンサCl の電圧V
clを検出するためのライン14、15がコンデンサCl
と制御回路4との間に接続されている。
【0015】制御回路4は図2に示すように出力電圧検
出回路20と、第1の誤差増幅器21と、第1の基準電
圧源22と、電圧制御発振器即ちVCO23と、直流電
圧検出回路24と、第2の誤差増幅器25と、第2の基
準電圧源26と、比較器27と、反転回路即ちNOT回
路28と、第1及び第2のデッドタイム付加回路29、
30とから成る。
出回路20と、第1の誤差増幅器21と、第1の基準電
圧源22と、電圧制御発振器即ちVCO23と、直流電
圧検出回路24と、第2の誤差増幅器25と、第2の基
準電圧源26と、比較器27と、反転回路即ちNOT回
路28と、第1及び第2のデッドタイム付加回路29、
30とから成る。
【0016】出力電圧検出回路20は出力電圧検出ライ
ン12、13間に接続された分圧用抵抗R1、R2から成
り、この出力ラインが第1の誤差増幅器21の正の入力
端子に接続されている。誤差増幅器21の負の入力端子
には第1の基準電圧源22に接続されているので、第1
の基準電圧源22の第1の基準電圧Vr1と出力電圧検出
値V01との差を示す出力電圧Ve1=V01−Vr1が誤差増
幅器21から得られる。第1の誤差増幅器21に接続さ
れたVCO23は誤差出力電圧Ve1に比例して繰返し周
波数fが変化する鋸波電圧Vt を図3に示すように出力
する。
ン12、13間に接続された分圧用抵抗R1、R2から成
り、この出力ラインが第1の誤差増幅器21の正の入力
端子に接続されている。誤差増幅器21の負の入力端子
には第1の基準電圧源22に接続されているので、第1
の基準電圧源22の第1の基準電圧Vr1と出力電圧検出
値V01との差を示す出力電圧Ve1=V01−Vr1が誤差増
幅器21から得られる。第1の誤差増幅器21に接続さ
れたVCO23は誤差出力電圧Ve1に比例して繰返し周
波数fが変化する鋸波電圧Vt を図3に示すように出力
する。
【0017】直流電圧検出回路24は直流電圧検出ライ
ン14、15に接続された分圧用抵抗R3 、R4 から成
り、この出力ラインが第2の誤差増幅器25の正入力端
子に接続されている。第2の誤差増幅器25の負入力端
子は第2の基準電圧Vr2を発生する基準電圧源26に接
続されている。従って、第2の誤差増幅器25からは直
流電圧検出値Vd1と第2の基準電圧Vr2との差を示す出
力電圧Ve2=Vd1−VR2が得られる。
ン14、15に接続された分圧用抵抗R3 、R4 から成
り、この出力ラインが第2の誤差増幅器25の正入力端
子に接続されている。第2の誤差増幅器25の負入力端
子は第2の基準電圧Vr2を発生する基準電圧源26に接
続されている。従って、第2の誤差増幅器25からは直
流電圧検出値Vd1と第2の基準電圧Vr2との差を示す出
力電圧Ve2=Vd1−VR2が得られる。
【0018】比較器27の正入力端子は第2の誤差増幅
器25に接続され、負入力端子はVCO23に接続され
ている。従って、比較器27は直流電圧の誤差出力電圧
Ve2と鋸波電圧Vt とを図3に示すように比較して方形
波の比較出力V27を発生する。なお、比較出力V27は鋸
波電圧Vt が誤差出力電圧Ve2よりも低い期間t1 〜t
3 で高レベルとなり、逆に高い期間t3 〜t5 で低レベ
ルとなる。第1のデッドタイム付加回路29は比較器2
7に接続され、比較出力V27の立上り時点t1に時間Td
1の遅延を与えて図3に示すようにt2 〜t3 で高レベ
ル、t3 〜t6で低レベルによる第1の制御信号Vgs1
をライン10を介して第1のスイッチ素子Q1 のゲート
・ソース間に与える。なお、制御回路4の第1のスイッ
チ素子Q1 のソースに対する接続は省略されている。
器25に接続され、負入力端子はVCO23に接続され
ている。従って、比較器27は直流電圧の誤差出力電圧
Ve2と鋸波電圧Vt とを図3に示すように比較して方形
波の比較出力V27を発生する。なお、比較出力V27は鋸
波電圧Vt が誤差出力電圧Ve2よりも低い期間t1 〜t
3 で高レベルとなり、逆に高い期間t3 〜t5 で低レベ
ルとなる。第1のデッドタイム付加回路29は比較器2
7に接続され、比較出力V27の立上り時点t1に時間Td
1の遅延を与えて図3に示すようにt2 〜t3 で高レベ
ル、t3 〜t6で低レベルによる第1の制御信号Vgs1
をライン10を介して第1のスイッチ素子Q1 のゲート
・ソース間に与える。なお、制御回路4の第1のスイッ
チ素子Q1 のソースに対する接続は省略されている。
【0019】第2のデッドタイム付加回路30はNOT
回路28を介して比較器27に接続され、NOT回路2
8の出力パルスの立上り時点t3 に時間Td2の遅延を与
えて図3に示すようにt1 〜t4 で低レベル、t4 〜t
5 で高レベルとなる第2の制御信号Vgs2 をライン11
を介して第2のスイッチ素子Q2 のゲート・ソース間に
与える。
回路28を介して比較器27に接続され、NOT回路2
8の出力パルスの立上り時点t3 に時間Td2の遅延を与
えて図3に示すようにt1 〜t4 で低レベル、t4 〜t
5 で高レベルとなる第2の制御信号Vgs2 をライン11
を介して第2のスイッチ素子Q2 のゲート・ソース間に
与える。
【0020】
【電流共振動作】次に、図1のスイッチング電源装置の
電流共振動作を図4を参照して説明する。図1の回路の
直流リンク用コンデンサCl よりも負荷側の回路即ち図
1から直流電源1とリアクトルL1 とを除いた回路は、
前述の特許平7-236271号公報等に開示されてい
る共振型DC−DCコンバータと同一であるので、同様
な原理で動作する。従って、ここでは電流共振動作を簡
単に説明する。図4に示すように第1のスイッチ素子Q
1 のゲート・ソース間電圧Vgs1 が高レベルになるt1
〜t4 期間には、第1のスイッチ素子Q1 のドレイン・
ソース間電圧Vds1は低レベル、オフ期間中の第2のス
イッチ素子Q2 のドレイン・ソース間電圧Vds2 は高レ
ベル即ちVClになる。第1のスイッチ素子Q1 のオン制
御開始直後のt1 〜t2 では、第1のダイオードD1 を
通って電流Id1が逆方向に流れ、その後、第1のスイッ
チ素子Q1 の電流Ig1が正方向に流れる。ここで、説明
を容易にするために、第2の共振用コンデンサC2 の両
端から見た第1及び第2の共振用コンデンサC1 、C2
と直流リンク用コンデンサCl との合成容量を共振容量
Cr とすれば、t2 〜t3 期間に示す電流Iq1及び1
次巻線N1 を通る共振電流Ir は、1次巻線N1 の漏れ
インダクタンスLr と共振容量Cr との共振による電流
である。1次巻線N1 は図1で破線で示すように励磁イ
ンピーダンスLpを有するが、共振時には出力整流ダイ
オードD01又はD02が導通しているので、励磁インピー
ダンスLp を含む1次巻線N1 のインピーダンスは極め
て小さくなり、これを無視することができる。t3 時点
でLr Cr の共振電流が流れなくなると、出力整流ダイ
オードD01がオフになり、1次巻線N1 のインダクタン
スはLr +Lp となり、共振回路の周波数が大幅に低下
し、t3 〜t4 に示すように電流Iq1及びIr が流れ
る。t4 時点で第1のスイッチ素子Q1 がターンオフし
た後のt4 〜t5 のデッドタイム期間では、第1の電圧
共振用コンデンサCv1の充電電流Icv1 が流れると共
に、第2の電圧共振用コンデンサCv2の放電電流Icv2
が流れ、第1のスイッチ素子Q1 の電圧Vds1 が傾斜を
有して増大し、第2のスイッチ素子Q2 の電圧Vds2 が
傾斜を有して減少し、ゼロボルトスイッチングが達成さ
れる。t5 時点で第2のスイッチ素子Q2 がオンになる
と、t5 〜t6 期間で第2のダイオードD2 に電流が僅
かに流れた後にLr Cr による電流共振の電流が第2の
スイッチ素子Q2 を通って流れる。これにより、第2の
出力整流ダイオードD02がオンになり、2次側に電力が
供給される。なお、t6 〜t7 期間はt2 〜t3 期間に
対応し、t7 〜t8 期間はt3 〜t4 期間に対応し、t
8 〜t9 期間はt4 〜t5 期間に対応した動作となる。
電流共振型DC−DCコンバータにおいては、ターンオ
ン時にスイッチ素子Q1 、Q2 を通って流れる電流Iq
1、Iq2が正弦波で立上るので、ゼロ電流スイッチング
が達成される。また、ターンオフ時の電流も低く抑える
ことができる。また、電流Ir が近似正弦波になるので
ノイズが低減する。
電流共振動作を図4を参照して説明する。図1の回路の
直流リンク用コンデンサCl よりも負荷側の回路即ち図
1から直流電源1とリアクトルL1 とを除いた回路は、
前述の特許平7-236271号公報等に開示されてい
る共振型DC−DCコンバータと同一であるので、同様
な原理で動作する。従って、ここでは電流共振動作を簡
単に説明する。図4に示すように第1のスイッチ素子Q
1 のゲート・ソース間電圧Vgs1 が高レベルになるt1
〜t4 期間には、第1のスイッチ素子Q1 のドレイン・
ソース間電圧Vds1は低レベル、オフ期間中の第2のス
イッチ素子Q2 のドレイン・ソース間電圧Vds2 は高レ
ベル即ちVClになる。第1のスイッチ素子Q1 のオン制
御開始直後のt1 〜t2 では、第1のダイオードD1 を
通って電流Id1が逆方向に流れ、その後、第1のスイッ
チ素子Q1 の電流Ig1が正方向に流れる。ここで、説明
を容易にするために、第2の共振用コンデンサC2 の両
端から見た第1及び第2の共振用コンデンサC1 、C2
と直流リンク用コンデンサCl との合成容量を共振容量
Cr とすれば、t2 〜t3 期間に示す電流Iq1及び1
次巻線N1 を通る共振電流Ir は、1次巻線N1 の漏れ
インダクタンスLr と共振容量Cr との共振による電流
である。1次巻線N1 は図1で破線で示すように励磁イ
ンピーダンスLpを有するが、共振時には出力整流ダイ
オードD01又はD02が導通しているので、励磁インピー
ダンスLp を含む1次巻線N1 のインピーダンスは極め
て小さくなり、これを無視することができる。t3 時点
でLr Cr の共振電流が流れなくなると、出力整流ダイ
オードD01がオフになり、1次巻線N1 のインダクタン
スはLr +Lp となり、共振回路の周波数が大幅に低下
し、t3 〜t4 に示すように電流Iq1及びIr が流れ
る。t4 時点で第1のスイッチ素子Q1 がターンオフし
た後のt4 〜t5 のデッドタイム期間では、第1の電圧
共振用コンデンサCv1の充電電流Icv1 が流れると共
に、第2の電圧共振用コンデンサCv2の放電電流Icv2
が流れ、第1のスイッチ素子Q1 の電圧Vds1 が傾斜を
有して増大し、第2のスイッチ素子Q2 の電圧Vds2 が
傾斜を有して減少し、ゼロボルトスイッチングが達成さ
れる。t5 時点で第2のスイッチ素子Q2 がオンになる
と、t5 〜t6 期間で第2のダイオードD2 に電流が僅
かに流れた後にLr Cr による電流共振の電流が第2の
スイッチ素子Q2 を通って流れる。これにより、第2の
出力整流ダイオードD02がオンになり、2次側に電力が
供給される。なお、t6 〜t7 期間はt2 〜t3 期間に
対応し、t7 〜t8 期間はt3 〜t4 期間に対応し、t
8 〜t9 期間はt4 〜t5 期間に対応した動作となる。
電流共振型DC−DCコンバータにおいては、ターンオ
ン時にスイッチ素子Q1 、Q2 を通って流れる電流Iq
1、Iq2が正弦波で立上るので、ゼロ電流スイッチング
が達成される。また、ターンオフ時の電流も低く抑える
ことができる。また、電流Ir が近似正弦波になるので
ノイズが低減する。
【0021】
【出力電圧調整動作】出力トランスTr の1次巻線N1
の電圧の振幅は第1及び第2のスイッチ素子Q1 、Q2
のオン・オフ周波数fに依存して変化する。図5はオン
・オフ周波数fを変化させた時の漏洩インダクタンスL
r と共振容量Cr との共振回路によるトランスTr の2
次側への供給電力Pの変化を示す。Lr 、Cr 等で決定
される固有の直列共振周波数f0 よりも高い周波数で第
1及び第2のスイッチ素子Q1、Q2 のオン・オフ周波
数を上げていくと、供給電力Pが低下する。図6はこれ
を説明するためのものであり、図6の前半分に示すfが
低い場合には1次巻線N1 の電圧Vn1の振幅が大きい
が、後半分に示すfが高い場合には電圧Vn1の振幅が低
下する。この結果、図2の制御回路4によってオン・オ
フ周波数fを図5のfa 〜fb の範囲で制御することに
よって電圧制御及び電力制御が達成され、出力電圧を一
定にすることができる。もし、出力電圧V0 が目標値よ
りも高くなると、図2の誤差増幅器21の出力Ve1が高
くなり、VCO23から得られる鋸歯電圧Vt の周波数
fが高くなり、図3に示す鋸歯電圧Vt の周期T=1/
fは短くなる。これにより、スイッチング周波数fは図
5の特性線においてfb に近づく方向にシフトし、2次
側への電力供給が低下し、出力電圧V0 が目標値に戻さ
れる。出力電圧V0 が目標値よりも低くなった時は上記
と逆の動作が生じる。
の電圧の振幅は第1及び第2のスイッチ素子Q1 、Q2
のオン・オフ周波数fに依存して変化する。図5はオン
・オフ周波数fを変化させた時の漏洩インダクタンスL
r と共振容量Cr との共振回路によるトランスTr の2
次側への供給電力Pの変化を示す。Lr 、Cr 等で決定
される固有の直列共振周波数f0 よりも高い周波数で第
1及び第2のスイッチ素子Q1、Q2 のオン・オフ周波
数を上げていくと、供給電力Pが低下する。図6はこれ
を説明するためのものであり、図6の前半分に示すfが
低い場合には1次巻線N1 の電圧Vn1の振幅が大きい
が、後半分に示すfが高い場合には電圧Vn1の振幅が低
下する。この結果、図2の制御回路4によってオン・オ
フ周波数fを図5のfa 〜fb の範囲で制御することに
よって電圧制御及び電力制御が達成され、出力電圧を一
定にすることができる。もし、出力電圧V0 が目標値よ
りも高くなると、図2の誤差増幅器21の出力Ve1が高
くなり、VCO23から得られる鋸歯電圧Vt の周波数
fが高くなり、図3に示す鋸歯電圧Vt の周期T=1/
fは短くなる。これにより、スイッチング周波数fは図
5の特性線においてfb に近づく方向にシフトし、2次
側への電力供給が低下し、出力電圧V0 が目標値に戻さ
れる。出力電圧V0 が目標値よりも低くなった時は上記
と逆の動作が生じる。
【0022】
【直流リンク電圧制御】この実施例の直流電源1は、例
えば交流電圧100V〜240Vの整流出力のように大
幅に変化するものであっても差支えない。このように直
流電源1の電圧Vinが不安定であっても直流リンク用コ
ンデンサCl の電圧Vclは安定化される。この安定化動
作のために直流リンク用コンデンサCl の電圧Vclが図
2の電圧検出回路24で検出され、この検出電圧Vd1と
第2の基準電圧Vr2との差の電圧Ve2が第2の誤差増幅
器25から得られる。差の電圧Ve2は比較器27におい
て図3に示すように鋸波電圧Vt と比較され、図3に示
す比較出力V27が得られる。直流リンク用コンデンサC
l の電圧Vclが目標値よりも高くなると、誤差電圧Ve2
も高くなり、第2のスイッチ素子Q2 のオン時間幅(例
えばt4 〜t5 )が短くなる。第2のスイッチ素子Q2
のオン時間幅が短くなると、リアクトルL1に蓄積され
るエネルギが少なくなる。直流リンク用コンデンサCl
の充電は直流電源1とリアクトルL1 と第1のダイオー
ドD1 との回路で行われるので、リアクトルL1 のエネ
ルギが低下すると、直流リンク用コンデンサCl の充電
量も低下し、この電圧Vclが目標値に戻される。直流リ
ンク用コンデンサCl の電圧Vclが目標値よりも低くな
った時には上述の高くなった時と逆の動作になる。
えば交流電圧100V〜240Vの整流出力のように大
幅に変化するものであっても差支えない。このように直
流電源1の電圧Vinが不安定であっても直流リンク用コ
ンデンサCl の電圧Vclは安定化される。この安定化動
作のために直流リンク用コンデンサCl の電圧Vclが図
2の電圧検出回路24で検出され、この検出電圧Vd1と
第2の基準電圧Vr2との差の電圧Ve2が第2の誤差増幅
器25から得られる。差の電圧Ve2は比較器27におい
て図3に示すように鋸波電圧Vt と比較され、図3に示
す比較出力V27が得られる。直流リンク用コンデンサC
l の電圧Vclが目標値よりも高くなると、誤差電圧Ve2
も高くなり、第2のスイッチ素子Q2 のオン時間幅(例
えばt4 〜t5 )が短くなる。第2のスイッチ素子Q2
のオン時間幅が短くなると、リアクトルL1に蓄積され
るエネルギが少なくなる。直流リンク用コンデンサCl
の充電は直流電源1とリアクトルL1 と第1のダイオー
ドD1 との回路で行われるので、リアクトルL1 のエネ
ルギが低下すると、直流リンク用コンデンサCl の充電
量も低下し、この電圧Vclが目標値に戻される。直流リ
ンク用コンデンサCl の電圧Vclが目標値よりも低くな
った時には上述の高くなった時と逆の動作になる。
【0023】上述から明らかなように本実施例は次の効
果を有する。 (1) 入力電圧Vinが変動しても直流リンク用コンデ
ンサCl の電圧Vclを一定に保つことができるので、ス
イッチング周波数fの大幅な変化を伴わないで出力電圧
V0 を一定に制御することができる。従って、負荷7が
負くなってもスイッチング周波数fを大幅に下げること
が不要になり、この周波数fが図5における共振周波数
f0 よりも低い値になることを防ぐことができ、安定的
にDC−DC変換を進めることができる。なお、図5に
おいてスイッチング周波数fが共振周波数f0 よりも低
くなると、周知のように動作が不安定になる。 (2) 直流リンク用コンデンサCl の電圧制御はDC
−DC変換器の第2のスイッチ素子Q2 を兼用して行っ
ているので、この制御を簡単且つ低コストに達成するこ
とができる。
果を有する。 (1) 入力電圧Vinが変動しても直流リンク用コンデ
ンサCl の電圧Vclを一定に保つことができるので、ス
イッチング周波数fの大幅な変化を伴わないで出力電圧
V0 を一定に制御することができる。従って、負荷7が
負くなってもスイッチング周波数fを大幅に下げること
が不要になり、この周波数fが図5における共振周波数
f0 よりも低い値になることを防ぐことができ、安定的
にDC−DC変換を進めることができる。なお、図5に
おいてスイッチング周波数fが共振周波数f0 よりも低
くなると、周知のように動作が不安定になる。 (2) 直流リンク用コンデンサCl の電圧制御はDC
−DC変換器の第2のスイッチ素子Q2 を兼用して行っ
ているので、この制御を簡単且つ低コストに達成するこ
とができる。
【0024】
【第2の実施例】次に、図7に示す第2の実施例のスイ
ッチング電源装置を説明する。但し、図7及び後述する
図8〜図14において図1〜図6と実質的に同一の部分
には同一の符号を付してその説明を省略する。
ッチング電源装置を説明する。但し、図7及び後述する
図8〜図14において図1〜図6と実質的に同一の部分
には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0025】図7のスイッチング電源装置は、変形ハー
フブリッジ型DC−DCコンバータと呼ばれる回路に構
成されており、図1の回路から第1の共振用コンデンサ
Ci1を除去した回路に相当する。従って、電流共振用容
量Cr はコンデンサCi2のみから成る。図7の電流共振
回路は図1のそれと本質的には同一であるので、第2の
実施例によっても第1の実施例と同一の効果を得ること
ができる。
フブリッジ型DC−DCコンバータと呼ばれる回路に構
成されており、図1の回路から第1の共振用コンデンサ
Ci1を除去した回路に相当する。従って、電流共振用容
量Cr はコンデンサCi2のみから成る。図7の電流共振
回路は図1のそれと本質的には同一であるので、第2の
実施例によっても第1の実施例と同一の効果を得ること
ができる。
【0026】
【第3の実施例】図8に示す第3の実施例のスイッチン
グ電源装置は図1の回路に第3の電流共振用コンデンサ
Ci3を付加したものに相当する。第3の電流共振用コン
デンサCi3は1次巻線N1 に対して直列に接続されてい
る。図8の回路における電流共振容量Cr は第1、第
2、第3の電流共振用コンデンサCi1、Ci2、Ci3と直
流リンク用コンデンサCl との合成容量となる。図8の
回路は図1の回路と本質的に同一であるので、第1の実
施例と同一の効果を有する。
グ電源装置は図1の回路に第3の電流共振用コンデンサ
Ci3を付加したものに相当する。第3の電流共振用コン
デンサCi3は1次巻線N1 に対して直列に接続されてい
る。図8の回路における電流共振容量Cr は第1、第
2、第3の電流共振用コンデンサCi1、Ci2、Ci3と直
流リンク用コンデンサCl との合成容量となる。図8の
回路は図1の回路と本質的に同一であるので、第1の実
施例と同一の効果を有する。
【0027】
【第4の実施例】図9に示す第4の実施例のスイッチン
グ電源装置は図1の第1及び第2の電流共振用コンデン
サCi1、Ci2の位置に第1及び第2の電圧分割用コンデ
ンサCa、Cb を接続し、電流共振用コンデンサCr を
1次巻線N1 に直列に接続したものである。図9のスイ
ッチング電源装置は回路的には図8と同一であるが、第
1及び第2の電圧分割用コンデンサCa、Cb の容量が
図8の第1及び第2の電流共振用コンデンサCi1、Ci2
よりも大幅に大きい。正確には4つのコンデンサCr 、
Ca 、Cb 、Clの合成容量が電流共振に関与するが大
きな容量のCa 、Cb 、Cl を無視して電流共振を考え
ることができる。図9の回路は図1の回路と本質的に同
一であるので、第1の実施例と同一の効果を有する。な
お、電流共振動作を要求しないスイッチング電源装置の
場合には、図9において電流共振用コンデンサCr を省
き、破線で示すように接続することができる。この場合
には電流共振を伴わない周知のハーフブリッジ型DC−
DCコンバータと同一の動作になる。しかし、リアクト
ルL1 と直流リンク用コンデンサClに基づく効果は第
1〜第4の実施例と同様に得ることができる。
グ電源装置は図1の第1及び第2の電流共振用コンデン
サCi1、Ci2の位置に第1及び第2の電圧分割用コンデ
ンサCa、Cb を接続し、電流共振用コンデンサCr を
1次巻線N1 に直列に接続したものである。図9のスイ
ッチング電源装置は回路的には図8と同一であるが、第
1及び第2の電圧分割用コンデンサCa、Cb の容量が
図8の第1及び第2の電流共振用コンデンサCi1、Ci2
よりも大幅に大きい。正確には4つのコンデンサCr 、
Ca 、Cb 、Clの合成容量が電流共振に関与するが大
きな容量のCa 、Cb 、Cl を無視して電流共振を考え
ることができる。図9の回路は図1の回路と本質的に同
一であるので、第1の実施例と同一の効果を有する。な
お、電流共振動作を要求しないスイッチング電源装置の
場合には、図9において電流共振用コンデンサCr を省
き、破線で示すように接続することができる。この場合
には電流共振を伴わない周知のハーフブリッジ型DC−
DCコンバータと同一の動作になる。しかし、リアクト
ルL1 と直流リンク用コンデンサClに基づく効果は第
1〜第4の実施例と同様に得ることができる。
【0028】
【第5の実施例】図10に示す第5の実施例のスイッチ
ング電源装置は直流リンク用コンデンサCl の電圧Vcl
を検出する代りに電源1の電圧Vinを検出するライン1
4aを設け、この他は図1と実質的に同一に構成したも
のである。図10の制御回路4aは図1の制御回路4と
本質的には同一であるが、入力電圧Vinの検出に基づい
てパルス幅指令を発生する点で異なる。従って、図10
の制御回路4aは図2の電圧検出回路24を電源1に接
続し、この他は図2と同一に構成したものに相当する。
図10においては、電源1の電圧Vinが高くなると第2
のスイッチ素子Q2のオン時間幅が狭くなり、図1の場
合と同様に直流リンク用コンデンサCl の電圧Vclの上
昇が制限され、直流リンク用コンデンサCl の電圧Vcl
がほぼ一定になる。よって、第5の実施例は第1の実施
例と同一の効果を有する。
ング電源装置は直流リンク用コンデンサCl の電圧Vcl
を検出する代りに電源1の電圧Vinを検出するライン1
4aを設け、この他は図1と実質的に同一に構成したも
のである。図10の制御回路4aは図1の制御回路4と
本質的には同一であるが、入力電圧Vinの検出に基づい
てパルス幅指令を発生する点で異なる。従って、図10
の制御回路4aは図2の電圧検出回路24を電源1に接
続し、この他は図2と同一に構成したものに相当する。
図10においては、電源1の電圧Vinが高くなると第2
のスイッチ素子Q2のオン時間幅が狭くなり、図1の場
合と同様に直流リンク用コンデンサCl の電圧Vclの上
昇が制限され、直流リンク用コンデンサCl の電圧Vcl
がほぼ一定になる。よって、第5の実施例は第1の実施
例と同一の効果を有する。
【0029】
【第6の実施例】図11に示す第6の実施例のスイッチ
ング電源装置は、図1の回路から第1の電圧共振用コン
デンサCv1を省き、この他は図1と同一に構成したもの
である。図11に示すように第2のスイッチ素子Q2 に
並列に電圧共振用コンデンサCv2を設けるのみであって
も、第1のスイッチ素子Q1 の電圧Vds1 は直流リンク
用コンデンサClの電圧Vc1から電圧共振用コンデンサ
Cv2の電圧Vcv2 を差し引いた値になるので、第1のス
イッチ素子Q1 のターンオフ時にこの電圧Vds1は図1
の場合と同様に傾斜を有して立上り、ゼロボルトスイッ
チングが可能になる。従って、第6の実施例は第1の実
施例と同一の効果を有し、更に電圧共振用コンデンサの
数を減らすことによって小型化及び低コスト化を図るこ
とができるという効果を有する。
ング電源装置は、図1の回路から第1の電圧共振用コン
デンサCv1を省き、この他は図1と同一に構成したもの
である。図11に示すように第2のスイッチ素子Q2 に
並列に電圧共振用コンデンサCv2を設けるのみであって
も、第1のスイッチ素子Q1 の電圧Vds1 は直流リンク
用コンデンサClの電圧Vc1から電圧共振用コンデンサ
Cv2の電圧Vcv2 を差し引いた値になるので、第1のス
イッチ素子Q1 のターンオフ時にこの電圧Vds1は図1
の場合と同様に傾斜を有して立上り、ゼロボルトスイッ
チングが可能になる。従って、第6の実施例は第1の実
施例と同一の効果を有し、更に電圧共振用コンデンサの
数を減らすことによって小型化及び低コスト化を図るこ
とができるという効果を有する。
【0030】
【第7の実施例】図12に示す第7の実施例のスイッチ
ング電源装置は、図1の直流電源1を対の交流電源端子
31、32に接続されたダイオード整流回路33とし、
この他は図1と同一に構成したものである。ダイオード
整流回路33は4つのダイオード34、35、36、3
7のブリッジ回路からなり、出力段に特に平滑用コンデ
ンサを備えていない。入力段のコンデンサ38は第1及
び第2のスイッチ素子Q1、Q2 のオン・オフによる高
周波の電流成分を除去するフィルタとして機能する。な
お、第1及び第2のスイッチ素子Q1 、Q2 は交流端子
31、32の正弦波交流電圧の周波数(例えば50H
z)よりも十分に高い周波数(例えば20〜150kH
z)でオン・オフする。
ング電源装置は、図1の直流電源1を対の交流電源端子
31、32に接続されたダイオード整流回路33とし、
この他は図1と同一に構成したものである。ダイオード
整流回路33は4つのダイオード34、35、36、3
7のブリッジ回路からなり、出力段に特に平滑用コンデ
ンサを備えていない。入力段のコンデンサ38は第1及
び第2のスイッチ素子Q1、Q2 のオン・オフによる高
周波の電流成分を除去するフィルタとして機能する。な
お、第1及び第2のスイッチ素子Q1 、Q2 は交流端子
31、32の正弦波交流電圧の周波数(例えば50H
z)よりも十分に高い周波数(例えば20〜150kH
z)でオン・オフする。
【0031】図12に示すように平滑用コンデンサを設
けない整流回路33を直流電源とする、リプルの大きい
直流電圧となるが、リアクトルL1 と第2のスイッチ素
子Q2 とによる働きによって直流リンク用コンデンサC
l の電圧Vclはほぼ一定になる。従って、第7の実施例
によっても第1の実施例と同一の効果を得ることができ
る。また、平滑用コンデンサを省くことによって小型化
及び低コスト化を達成することができる。
けない整流回路33を直流電源とする、リプルの大きい
直流電圧となるが、リアクトルL1 と第2のスイッチ素
子Q2 とによる働きによって直流リンク用コンデンサC
l の電圧Vclはほぼ一定になる。従って、第7の実施例
によっても第1の実施例と同一の効果を得ることができ
る。また、平滑用コンデンサを省くことによって小型化
及び低コスト化を達成することができる。
【0032】
【第8の実施例】図13に示す第8の実施例のスイッチ
ング電源装置は、図12の高周波成分除去用コンデンサ
38を整流回路33の出力側に移し、この他は図12と
同一に構成したものである。コンデンサ38を図13に
示すように整流回路33の出力側に接続しても第7の実
施例と同一の効果を得ることができる。なお、図13の
コンデンサ38の容量を増大させて平滑用コンデンサと
することもできる。
ング電源装置は、図12の高周波成分除去用コンデンサ
38を整流回路33の出力側に移し、この他は図12と
同一に構成したものである。コンデンサ38を図13に
示すように整流回路33の出力側に接続しても第7の実
施例と同一の効果を得ることができる。なお、図13の
コンデンサ38の容量を増大させて平滑用コンデンサと
することもできる。
【0033】
【第9の実施例】図14の第9の実施例のスイッチング
電源装置は、図1の出力整流平滑回路3をブリッジ型整
流平滑回路3aに変形した他は図1と同一に構成したも
のである。このため、図14の2次巻線N2 はセンタタ
ップを有さず、2次巻線N2 がダイオードD01、D02、
D03、D04から成るブリッジ型整流回路の入力端子に接
続されている。この第9の実施例によっても第1の実施
例と同一の効果を得ることができる。
電源装置は、図1の出力整流平滑回路3をブリッジ型整
流平滑回路3aに変形した他は図1と同一に構成したも
のである。このため、図14の2次巻線N2 はセンタタ
ップを有さず、2次巻線N2 がダイオードD01、D02、
D03、D04から成るブリッジ型整流回路の入力端子に接
続されている。この第9の実施例によっても第1の実施
例と同一の効果を得ることができる。
【0034】
【変形例】本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1) 図10に示すように電源1の電圧Vinを検出し
て制御回路4aに送る構成を図1以外の図7、図8、図
9、図11、図12、図13及び図14のスイッチング
電源装置にも適用することができる。 (2) 図7に示すように1個の電流共振用コンデンサ
Ci2を使用する構成を図10〜図14の各実施例にも適
用することができる。 (3) 図8に示すように3つの電流共振用コンデンサ
Cr1、Cr2、Cr3を使用する構成を図10〜図14の各
実施例にも適用することができる。 (4) 図9の電圧分割用コンデンサCa 、Cb を使用
する構成を図10〜図14の各実施例にも適用すること
ができる。 (5) 図11の1つの電圧共振用コンデンサCv2を使
用する構成を図7〜図10、図12〜図13の各実施例
にも適用することができる。 (6) 図12及び図13の整流回路33を図7〜図1
1、及び図14の各実施例に適用することができる。 (7) 図14の出力整流平滑回路3aを図7〜図11
の各実施例に適用することができる。 (8) 図1、図7〜図10、図12〜図14におい
て、第2の電圧共振用コンデンサCv2を省き、図11と
同一原理でターンオフ時のゼロボルトスイッチング又は
ノイズ除去を図ることができる。 (9) 図10〜図14の各実施例においても、図9と
同様に電圧分割用コンデンサCa 、Cb を設け、電流共
振用コンデンサCr を設けるか、又はこれを省くことが
できる。また、図9において直流リンク用コンデンサC
l を省くことができる。 (10) 各実施例において、制御回路4の構成を種々
変形することが可能であり、例えば、ディジタル回路で
構成することができる。 (11) 各実施例において、スイッチ素子Q1 、Q2
をバイポーラトランジスタ等の別の半導体スイッチ素子
とすることができる。 (12) 各実施例において、電圧共振用コンデンサC
v1、Cv2をスイッチ素子Q1 、Q2 の浮遊容量とするこ
とができる。 (13) 各実施例において、ダイオードD1 、D2 を
個別ダイオードとすることができる。また、ダイオード
D1 、D2 を省くことも可能である。ダイオードD1 、
D2 を省く時にはスイッチ素子Q1 、Q2 を双方向性ス
イッチ素子とすることが望ましい。 (14) 各実施例において、出力トランスTr を省
き、この代りに電流共振用インダクタンスを介して交流
負荷を接続することができる。 (15) 電流共振用インダクタンスLr を個別のリア
クトルで得ること、又は1次巻線N1 の漏れインダクタ
ンスと個別のインダクタンスの組合せで得ることができ
る。
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1) 図10に示すように電源1の電圧Vinを検出し
て制御回路4aに送る構成を図1以外の図7、図8、図
9、図11、図12、図13及び図14のスイッチング
電源装置にも適用することができる。 (2) 図7に示すように1個の電流共振用コンデンサ
Ci2を使用する構成を図10〜図14の各実施例にも適
用することができる。 (3) 図8に示すように3つの電流共振用コンデンサ
Cr1、Cr2、Cr3を使用する構成を図10〜図14の各
実施例にも適用することができる。 (4) 図9の電圧分割用コンデンサCa 、Cb を使用
する構成を図10〜図14の各実施例にも適用すること
ができる。 (5) 図11の1つの電圧共振用コンデンサCv2を使
用する構成を図7〜図10、図12〜図13の各実施例
にも適用することができる。 (6) 図12及び図13の整流回路33を図7〜図1
1、及び図14の各実施例に適用することができる。 (7) 図14の出力整流平滑回路3aを図7〜図11
の各実施例に適用することができる。 (8) 図1、図7〜図10、図12〜図14におい
て、第2の電圧共振用コンデンサCv2を省き、図11と
同一原理でターンオフ時のゼロボルトスイッチング又は
ノイズ除去を図ることができる。 (9) 図10〜図14の各実施例においても、図9と
同様に電圧分割用コンデンサCa 、Cb を設け、電流共
振用コンデンサCr を設けるか、又はこれを省くことが
できる。また、図9において直流リンク用コンデンサC
l を省くことができる。 (10) 各実施例において、制御回路4の構成を種々
変形することが可能であり、例えば、ディジタル回路で
構成することができる。 (11) 各実施例において、スイッチ素子Q1 、Q2
をバイポーラトランジスタ等の別の半導体スイッチ素子
とすることができる。 (12) 各実施例において、電圧共振用コンデンサC
v1、Cv2をスイッチ素子Q1 、Q2 の浮遊容量とするこ
とができる。 (13) 各実施例において、ダイオードD1 、D2 を
個別ダイオードとすることができる。また、ダイオード
D1 、D2 を省くことも可能である。ダイオードD1 、
D2 を省く時にはスイッチ素子Q1 、Q2 を双方向性ス
イッチ素子とすることが望ましい。 (14) 各実施例において、出力トランスTr を省
き、この代りに電流共振用インダクタンスを介して交流
負荷を接続することができる。 (15) 電流共振用インダクタンスLr を個別のリア
クトルで得ること、又は1次巻線N1 の漏れインダクタ
ンスと個別のインダクタンスの組合せで得ることができ
る。
【図1】第1の実施例のスイッチング電源装置を示す回
路図である。
路図である。
【図2】図1の制御回路を詳しく示すブロック図であ
る。
る。
【図3】図2の各部の電圧を示す波形図である。
【図4】図1の各部の状態を示す波形図である。
【図5】図1のスイッチ素子のオン・オフ周波数のトラ
ンスの出力電力との関係を示す図である。
ンスの出力電力との関係を示す図である。
【図6】スイッチング素子のオン・オフ周波数の高低と
1次巻線の電圧振幅との関係を示す波形図である。
1次巻線の電圧振幅との関係を示す波形図である。
【図7】第2の実施例のスイッチング電源装置を示す回
路図である。
路図である。
【図8】第3の実施例のスイッチング電源装置を示す回
路図である。
路図である。
【図9】第4の実施例のスイッチング電源装置を示す回
路図である。
路図である。
【図10】第5の実施例のスイッチング電源装置を示す
回路図である。
回路図である。
【図11】第6の実施例のスイッチング電源装置を示す
回路図である。
回路図である。
【図12】第7の実施例のスイッチング電源装置を示す
回路図である。
回路図である。
【図13】第8の実施例のスイッチング電源装置を示す
回路図である。
回路図である。
【図14】第9の実施例のスイッチング電源装置を示す
回路図である。
回路図である。
1 電源 L1 昇圧用リアクトル Q1 、Q2 スイッチ素子 Cl 直流リンク用コンデンサ Ci1、Ci2 電流共振用コンデンサ Lr 電流共振用インダクタンス
Claims (14)
- 【請求項1】 対の直流電源端子と、リアクトルと、第
1及び第2のスイッチ素子と、直流リンク用コンデンサ
と、第1及び第2の電流共振用コンデンサと、電流共振
用インダクタンスを含む出力回路と、スイッチ制御回路
とを有し、 前記第1のスイッチ素子の一端は前記直流リンク用コン
デンサの一端に接続され、 前記第2のスイッチ素子の一端は前記第1のスイッチ素
子の他端に接続され、前記リアクトルは前記対の直流電
源端子の一方と前記第1及び第2のスイッチ素子の相互
接続点との間に接続され、 前記対の直流電源端子の他方は前記直流リンク用コンデ
ンサの他端及び前記第2のスイッチ素子の他端にそれぞ
れ接続され、 前記第1の電流共振用コンデンサの一端は前記直流リン
ク用コンデンサの一端に接続され、 前記第2の電流共振用コンデンサは前記第1の電流共振
用コンデンサの他端と前記直流リンク用コンデンサの他
端との間に接続され、 前記出力回路の前記電流共振用インダクタンスは前記第
1及び第2のスイッチ素子の相互接続点と前記第1及び
第2の電流共振用コンデンサの相互接続点との間に接続
され、 前記スイッチ制御回路は前記第1及び第のスイッチ素子
を交互にオン・オフ制御するものであって、前記出力回
路の出力電圧を一定にするように前記第1及び第2のスイ
ッチ素子のオン・オフ繰返し周波数を制御し且つ前記直
流リンク用コンデンサの電圧を一定にするように前記第
2のスイッチ素子のオン時間幅を制御するように構成さ
れていることを特徴とするスイッチング電源装置。 - 【請求項2】 対の直流電源端子と、リアクトルと、第
1及び第2のスイッチ素子と、直流リンク用コンデンサ
と、電流共振用コンデンサと、電流共振用インダクタン
スを含む出力回路と、スイッチ制御回路とを有し、 前記第1のスイッチ素子の一端は前記直流リンク用コン
デンサの一端に接続され、 前記第2のスイッチ素子の一端は前記第1のスイッチ素
子の他端に接続され、 前記リアクトルは前記対の直流電源端子の一方と前記第
1及び第2のスイッチ素子の相互接続点との間に接続さ
れ、 前記対の直流電源端子の他方は前記直流リンク用コンデ
ンサの他端及び前記第2のスイッチ素子の他端にそれぞ
れ接続され、 前記電流共振用コンデンサは前記出力回路の前記電流共
振用インダクタンスに対して直列に接続され、 前記出力回路は前記第2のスイッチ素子に対して前記電
流共振用コンデンサを介して並列に接続され、 前記スイッチ制御回路は前記第1及び第のスイッチ素子
を交互にオン・オフ制御するものであって、前記出力回
路の出力電圧を一定にするように前記第1及び第2のスイ
ッチ素子のオン・オフ繰返し周波数を制御し且つ前記直
流リンク用コンデンサの電圧を一定にするように前記第
2のスイッチ素子のオン時間幅を制御するように構成さ
れていることを特徴とするスイッチング電源装置。 - 【請求項3】 対の直流電源端子と、リアクトルと、第
1及び第2のスイッチ素子と、直流リンク用コンデンサ
と、第1、第2及び第3の電流共振用コンデンサと、電
流共振用インダクタンスを含む出力回路と、スイッチ制
御回路とを有し、 前記第1のスイッチ素子の一端は前記直流リンク用コン
デンサの一端に接続され、 前記第2のスイッチ素子の一端は前記第1のスイッチ素
子の他端に接続され、前記リアクトルは前記対の直流電
源端子の一方と前記第1及び第2のスイッチ素子の相互
接続点との間に接続され、 前記対の直流電源端子の他方は前記直流リンク用コンデ
ンサの他端及び前記第2のスイッチ素子の他端にそれぞ
れ接続され、 前記第1の電流共振用コンデンサの一端は前記直流リン
ク用コンデンサの一端に接続され、 前記第2の電流共振用コンデンサは前記第1の電流共振
用コンデンサの他端と前記直流リンク用コンデンサの他
端との間に接続され、 前記第3の電流共振用コンデンサは前記電流共振用イン
ダクタンスに対して直列に接続され、 前記出力回路は前記第1及び第2のスイッチ素子の相互
接続点と前記第1及び第2の電流共振用コンデンサの相
互接続点との間に前記第3の電流共振用コンデンサを介
して接続され、 前記スイッチ制御回路は前記第1及び第のスイッチ素子
を交互にオン・オフ制御するものであって、前記出力回
路の出力電圧を一定にするように前記第1及び第2のスイ
ッチ素子のオン・オフ繰返し周波数を制御し且つ前記直
流リンク用コンデンサの電圧を一定にするように前記第
2のスイッチ素子のオン時間幅を制御するように構成さ
れていることを特徴とするスイッチング電源装置。 - 【請求項4】 対の直流電源端子とリアクトルと第1及
び第2のスイッチ素子と直流リンク用コンデンサと第1
及び第2の電圧分割用コンデンサと出力回路とスイッチ
制御回路とを有し、 前記第1のスイッチ素子の一端は前記直流リンク用コン
デンサの一端に接続され、 前記第2のスイッチ素子の一端は前記第1のスイッチ素
子の他端に接続され、 前記リアクトルは前記対の直流電源端子の一方と前記第
1及び第2のスイッチ素子の相互接続点との間に接続さ
れ、 前記対の直流電源端子の他方は前記直流リンク用コンデ
ンサの他端及び前記第2のスイッチ素子の他端にそれぞ
れ接続され、 前記第1の電圧分割用コンデンサの一端は前記直流リン
ク用コンデンサの一端に接続され、 前記第2の電圧分割用コンデンサは前記第1の電圧分割
用コンデンサの他端と前記直流リンク用コンデンサの他
端との間に接続され、 前記出力回路は前記第1及び第2のスイッチ素子の相互
接続点と前記第1及び第2の電圧分割用コンデンサの相
互接続点との間に接続され、 前記スイッチ制御回路は前記第1及び第のスイッチ素子
を交互にオン・オフ制御し且つ前記電圧分割用コンデン
サの電圧を一定にするように前記第2のスイッチ素子の
オン時間幅を制御するように構成されていることを特徴
とするスイッチング電源装置。 - 【請求項5】 更に、前記出力回路に直列に接続された
電流共振用コンデサを有し、且つ前記出力回路は前記電
流共振用コンデンサに直列に接続された電流共振用イン
ダクタンスを有し、前記スイッチ制御回路は前記出力回
路の出力電圧を一定にするように前記第1及び第2のスイ
ッチ素子のオン・オフ繰返し周波数を制御するものであ
ることを特徴とする請求項4記載のスイッチング電源装
置。 - 【請求項6】 前記スイッチ制御回路は、 前記直流リンク用コンデンサの電圧を検出するリンク電
圧検出回路と、 前記リンク電圧検出回路の出力によって前記直流リンク
用コンデンサの電圧を一定に保つように前記第2のスイ
ッチ素子のオン時間幅を決定する手段とを有しているこ
とを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のスイ
ッチング電源装置。 - 【請求項7】 前記スイッチ制御回路は、 前記対の直流電源端子間の電圧を検出する電源電圧検出
回路と、 前記電源電圧検出回路の出力と基準電圧との差に対応す
るように前記第2のスイッチ素子のオン時間幅を決定す
る手段とを有していることを特徴とする請求項1乃至5
のいずれかに記載のスイッチング電源装置。 - 【請求項8】 更に、前記第1及び第2のスイッチ素子
に対してそれぞれ逆方向並列に接続された第1及び第2
のダイオードを有していることを特徴とする請求項1乃
至7のいずれかに記載のスイッチング電源装置。 - 【請求項9】 更に、前記第1及び第2のスイッチ素子
に対してそれぞれ並列に接続された第1及び第2の電圧
共振用コンデンサ又は浮遊容量を有していることを特徴
とする請求項1乃至8のいずれかに記載のスイッチング
電源装置。 - 【請求項10】 更に、前記第1及び第2のスイッチ素
子のいずれか一方のみに並列に接続された電圧共振用コ
ンデンサを有していることを特徴とする請求項1乃至8
のいずれかに記載のスイッチング電源装置。 - 【請求項11】 更に、交流電源と前記対の直流電源端
子との間に接続されるダイオード整流回路を有している
ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の
スイッチング電源装置。 - 【請求項12】 更に、前記ダイオード整流回路の入力
段又は出力段に高周波成分除去用コンデンサを有してい
ることを特徴とする請求項11記載のスイッチング電源
装置。 - 【請求項13】 前記出力回路は、漏れインダクタンス
を有する1次巻線及びこの1次巻線に電磁結合された2
次巻線を有するトランスと、前記2次巻線に接続された
全波整流回路とを備え、前記1次巻線の漏れインダクタ
ンスが前記共振用インダクタンスとして使用されている
ことを特徴とする請求項1、2、3、5のいずれかに記
載のスイッチング電源装置。 - 【請求項14】 前記直流リンク用コンデンサが省かれ
ていることを特徴とする請求項4又は5記載のスイッチ
ング電源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000016796A JP2001211642A (ja) | 2000-01-26 | 2000-01-26 | スイッチング電源装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000016796A JP2001211642A (ja) | 2000-01-26 | 2000-01-26 | スイッチング電源装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001211642A true JP2001211642A (ja) | 2001-08-03 |
Family
ID=18543882
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000016796A Pending JP2001211642A (ja) | 2000-01-26 | 2000-01-26 | スイッチング電源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001211642A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006211773A (ja) * | 2005-01-26 | 2006-08-10 | Shindengen Electric Mfg Co Ltd | スイッチング電源装置 |
JP2009060747A (ja) * | 2007-09-03 | 2009-03-19 | Tdk-Lambda Corp | Dc−dcコンバータ |
JP2009268945A (ja) * | 2008-04-30 | 2009-11-19 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 高圧発生装置及び静電霧化装置 |
JP2012029534A (ja) * | 2010-07-27 | 2012-02-09 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 電源装置及びこの電源装置を備えた照明装置 |
JP2014521285A (ja) * | 2011-07-01 | 2014-08-25 | リナック エー/エス | 出力整流器を備えた電源 |
JP2014233121A (ja) * | 2013-05-28 | 2014-12-11 | 株式会社東芝 | 電力変換装置 |
-
2000
- 2000-01-26 JP JP2000016796A patent/JP2001211642A/ja active Pending
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