JP2016065407A - 標識柱の設置構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】設置面と標識柱との間にこの標識柱と別体に形成した台座を配置させ、
前記台座の下面を設置面へ当接させると共に、前記台座の上面を前記標識柱の下面へ当接させ、且つ、前記アンカーナットの上端を前記設置面から上方へ突出させ前記標識柱の下面へ当接させて螺結させる。
標識柱の下面から下方へ突出する雄ねじ部を螺結させて設置させるので、アンカーナットの上端まで設置面へ埋没固定させる場合と比較して、アンカーナットを埋設させる深さをより浅くすることができる。
【選択図】 図2
Description
即ち、本発明に係る標識柱の設置構造は、標識柱の下面から下方へ突出する雄ねじ部を設置面へ埋設固定させたアンカーナットへ螺結させて設置させる標識柱の設置構造であって、
設置面と前記標識柱との間に該標識柱と別体に形成した台座を配置させ、
前記台座の下面を設置面へ当接させると共に、前記台座の上面を前記標識柱の下面へ当接させ、且つ、前記アンカーナットの上端を前記設置面から上方へ突出させ前記標識柱の下面へ当接させて螺結させていることを特徴とするものである。
また、設置面と前記標識柱との間にこの標識柱と別体に形成した台座を配置し、前記台座の下面を設置面へ当接させると共に、前記台座の上面を前記標識柱の下面へ当接させるので、設置させた標識柱に車両が接触するなどして外力を受けても、標識柱の下面を前記台座が支え、標識柱の設置が安定的に維持される。
また、前記アンカーナットの上端を前記標識柱の下面に当接させて前記雄ねじ部に螺結させるので、アンカーナットの上端と標識柱の下面との間に前記台座が配置される場合と比較して、前記台座の変形や熱収縮などの要因によるアンカーナットと雄ねじ部との螺結の緩みが生じないので、標識柱の設置が安定的に維持される。
図面において、1は標識柱である。
標識柱1は、柱部11と、キャップ部12と、ベース13とを含んだ構成であり、具体的には、略円柱形状に形成させたベース13の上に、円筒形状に形成させた柱部11を上方へ突設させている。キャップ部12は柱部11の上端に取り付けて、円筒形状の柱部11の開口を閉塞させている。
柱部11は、車両が接触するなどして力が加えられたときに弾性的に曲がり、その後もとの状態に戻る可撓性を備えている。
また、柱体11には、照射された光を照射方向へ反射させる光の再帰反射性を有する反射シートLをその外周面に貼り付けており、標識柱1の視認性を向上させている。
前記基盤5は、標識柱1を設置可能な強度を備えるアスファルトやコンクリートなどを選択又は組み合わせて形成可能であり、図1ではアスファルトで形成させた道路を基盤5としている。
また、前記基盤上面5aに穿った前記埋設孔Hの開口は、前記標識柱1のベース13の下面より小さな大きさに形成させている。
標識柱1は、ベース13の下面から下方へ雄ねじ16aを突出するアンカーボルト部16を備えている。
具体的には、ベース13の下面中央には、下方へ突出する円柱形状の凸部14を形成させており、前記雄ねじ16aはこの凸部14の下面中央から下方へ突出させて設けている。
標識柱1は、この雄ねじ16aを前記アンカーナット3へ螺結させて基盤上面5aに立設させている。
尚、内側に雌ねじを備えた有底筒状のアンカーナット3は、標識柱1等を路面に設置させる目的で従来より用いられているものである。
埋設固定させたアンカーナット3は、凹部34に前記凸部14を収納させ、雌ねじ36に雄ねじ部16aを螺結させて、標識柱1を立設させるように形成している。
また、図3に示すように、前記アンカーナット3は、その上端31aを含む上部の突出部31を基盤5の上面5aから上方に突出させて前記埋設孔Hへ埋設固定させており、図2に示すように、標識柱1は、ベース13の下面をアンカーナット3の上端31aへ当接させて、前記雄ねじ部16aをアンカーナット3の雌ねじ36へ螺結させている。
図4は図1の台座4を示す、(イ)は平面図であり、(ロ)は正面図である。
本実施形態の台座4は円形板状に形成させており、台座4の外径は、前記標識柱1のベース13の下面の外径と同じ大きさに形成させている。
図4の台座4は、合成樹脂や、合成ゴム、木材、金属や、その他の材料を、選択、又は組み合わせて形成することができ、前記台座4は、合成ゴムで形成させている。
このように設けることで、設置させた標識柱1の下方の台座4へ車両などが接触し、台座4からアンカーナット3の突出部31へ衝撃が伝わった場合でも、この衝撃が標識柱1の凸部14へ伝達されて、前記雄ねじ部16aとアンカーナット3の雌ねじ36との螺結部分へ直接的には伝わらないようになされるので、前記雄ねじ部16aとアンカーナット3との螺結が緩みにくくなされる。
また、図1〜4に示す台座4は円形板状に形成しているが、これに限るものではなく、円錐台形状に形成してもよく、その他の形状に形成してもよい。
11 柱部
12 キャップ部
13 ベース
14 凸部
16 アンカーボルト部
16a 雄ねじ
3 アンカーナット
31 突出部
32 段部
34 凹部
36 雌ねじ
4 台座
41 貫通孔
5 基盤
F 固定材
H 埋設孔
L 反射シート
Claims (2)
- 標識柱の下面から下方へ突出する雄ねじ部を設置面へ埋設固定させたアンカーナットへ螺結させて設置させる標識柱の設置構造であって、
設置面と前記標識柱との間に該標識柱と別体に形成した台座を配置させ、
前記台座の下面を設置面へ当接させると共に、前記台座の上面を前記標識柱の下面へ当接させ、且つ、前記アンカーナットの上端を前記設置面から上方へ突出させ前記標識柱の下面へ当接させて螺結させていることを特徴とする標識柱の設置構造。 - 前記標識柱の下面には下方へ突出する凸部が形成されると共に、該凸部の下面から前記雄ねじ部が下方へ突出して設けられ、
前記雄ねじ部が前記アンカーナットへ螺結されて該アンカーナットの上端が前記標識柱の下面へ当接したときに、前記凸部が前記アンカーナットの内側に収納されると共に、該凸部の下面が前記台座の下面より下方に位置していることを特徴とする請求項1に記載の標識柱の設置構造。
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