JP6296749B2 - 道路用標示体 - Google Patents
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すなわち本発明に係る道路用標示体は、ベースと、該ベースの上方に突設される別体に形成された柱体とを備えた道路用標示体であって、前記柱体は下方に開口する筒状に形成され、前記柱体は内側面に上下方向へ長い突条状又は凹溝状の柱係合部が形成されると共に、該柱係合部を貫くように前記柱体の筒壁を貫通する柱貫通孔が形成されており、前記ベースの上部には前記柱体の内側へ下方から挿入可能な筒状の挿入部が形成され、該挿入部の外側面に前記柱貫通孔が配置されて形成された前記柱係合部と係合可能な上下方向に長いベース係合部が形成されると共に、該ベース係合部を貫くように前記挿入部の筒壁を貫通するベース貫通孔が形成されており、前記ベースは、該ベースの挿入部を前記柱体へ挿入させて、前記ベース係合部を前記柱係合部へ係合させると共に、前記柱貫通孔及び前記ベース貫通孔に挿通される挿通部材により前記柱体へ取り付けられていることを特徴とするものである。
また、ベースと、該ベースの上方に突設される別体に形成された柱体とを備えた道路用標示体であって、前記柱体は下方に開口する筒状に形成され、前記柱体は内側面に上下方向へ長い突条状又は凹溝状の柱係合部が形成されると共に、該柱係合部を貫くように前記柱体の筒壁を貫通する柱貫通孔が形成されており、前記ベースの上部には前記柱体の内側へ下方から挿入可能な筒状の挿入部が形成され、該挿入部の外側面に前記柱係合部と係合可能な上下方向に長いベース係合部が形成されると共に、該ベース係合部を貫くように前記挿入部の筒壁を貫通するベース貫通孔が形成されており、前記ベースは、該ベースの挿入部を前記柱体へ挿入させて、前記ベース係合部を前記柱係合部へ係合させると共に、前記柱貫通孔及び前記ベース貫通孔に挿通される挿通部材により前記柱体へ取り付けられており、前記柱体は車両の接触によって弾性的に変形して復元する可撓性を備えており、該柱体の前記柱係合部は突条形状に形成されると共に、前記柱体の全長に亘って形成されていることを特徴とするものである。
また、前記柱体の内側面に上下方向へ長い突条状又は凹溝状の柱係合部を形成させ、前記ベースの挿入部の外側面に前記柱係合部と係合可能な上下方向に長いベース係合部を形成させて、前記ベースの挿入部を前記柱体へ挿入させて、前記ベース係合部を前記柱係合部へ係合させるので、柱体と、この柱体へ挿入させたベースの挿入部との周方向への位置ずれを抑制できる。
また、前記柱係合部を貫くように前記柱体の筒壁を貫通する柱貫通孔を形成させ、前記ベース係合部を貫くように前記挿入部の筒壁を貫通するベース貫通孔を形成させて、前記柱貫通孔及び前記ベース貫通孔に挿通させる挿通部材により前記柱体へ前記ベースを取り付けるので、前記柱係合部とベース係合部とを係合させるだけで前記柱貫通孔とベース貫通孔との横方向の位置合わせができ、前記柱体へベースをより容易に取り付けることができる。
前記ベースの挿入部の外側面において、対向する前記各柱係合部へそれぞれ係合可能に前記ベース係合部を少なくとも2個形成させ、この各ベース係合部をそれぞれ貫くように前記ベース貫通孔を前記挿入部に形成させ、
前記ベースの挿入部を前記柱体へ挿入させ、前記各ベース係合部を対向する前記各柱係合部へそれぞれ係合させると共に、
ねじからなる前記挿通部材を柱体の一方の外側から挿入させ、この挿通部材を対向する前記各柱係合部の各柱貫通孔及び該各柱係合部に係合する各ベース係合部の各ベース貫通孔に挿通させて、前記柱体の他方の外側で前記挿通部材の雄ねじへナットを締結させて前記ベースが前記柱体へ取り付ければ、1本のねじによってベースを柱体へ取り付けることができるので、取り付け作業が容易となり、好ましい。
また、この柱体の前記柱係合部を突条形状に形成させると共に、前記柱体の全長に亘って形成させれば、柱体が弾性的に変形して折れ曲がったときに部分的に肉厚となされた柱係合部によって柱体の復元力が高まり、元の状態へ復元しやすくなされるので好ましい。
図面において、1は道路用標示体である。
本実施形態の道路用標示体1は、柱体10と、この柱体10の下部に取り付けて下端に配置させたベース2とを備えており、前記道路用標示体1はその下端を設置面Gに埋設させて立設させるように設けている。
前記柱体10は、車両などが接触したときに容易に破損せず、また接触した車両を損傷させないように、弾性的に変形して復元する可撓性を備えている。
また、前記柱体10の上端には、上面部14を設けて閉塞させており、この上面部14には柱体10の内側の中空部分と外側とを接続する円形の貫通穴14aを形成させている。
この各標示部12には、それぞれ光の再帰反射性を備える反射体Rを取り付けており、この反射体Rにより道路用標示体1の視認性を高めている。
本実施形態の道路用標示体1のベース2は、上端に挿入部3を一体的に形成させている。前記挿入部3は上方に開口する楕円筒形状に形成させており、詳細には、その外側形状を前記柱体10の下端の内側形状に対応する形状に形成させている。
また、前記挿入部3にはその筒壁を貫通する円形のベース貫通孔31が形成されており、前記柱体10には前記ベース貫通孔31に対応する位置に円形の柱貫通孔11が形成されている。
具体的には、前記柱貫通孔11は柱体10の前方側と後方側とに形成された前記各標示部12にそれぞれ1個づつ合計2個形成されており、前記ベース貫通孔31はベース2の挿入部3の前方側と後方側における前記各柱貫通孔31に対応する位置にそれぞれ1個づつ合計2個形成されている。
本実施形態のベース2は、図1に示すように、挿入部3を前記柱体10の下端に挿入させると共に、前記各柱貫通孔11と前記各ベース貫通孔31へねじBを柱体10の前方側から挿通させ、前記柱体10及びベース2の挿入部3を貫通して柱体10の後方側に突出する前記ねじBの雄ねじ部分へナットNを螺結させて、ベース2を柱体10へ取り付けている。
前記上突出部22は、その上面を前記挿入部3の下端に接続させて形成させており、前記挿入部3の下端から側方へ突出する前記上突出部22の上面が段部29aを形成するように設けている。尚、前記段部29aは、後述する抜止部29を構成する。
本実施形態の前記上突出部22は、面方向を上下に向けた板状に設けており、四隅を角丸状に設けた正方形の平板状に形成させている。
前記芯部23は軸方向を上下へ向けた円柱形状に設けており、その上端を前記上突出部22の下面に接続させて形成させている。
また、前記芯部23は、その横断面における外形を前記上突出部22よりも小さく形成させており、前記挿入部3よりも小さく形成させている。
前記下突出部24は、その上面を前記芯部23の下端に接続させており、前記芯部23の下端から側方へ突出する前記下突出部24の上面が段部29bを形成するように設けている。尚、前記段部29bは、前記上突出部22の上面の段部29aと同様に、後述する抜止部29を構成する。
本実施形態の前記下突出部24は、面方向を上下に向けた板状に設けており、四隅を角丸状に設けた正方形の平板状に形成させている。前記下突出部24は、横断面における外形を前記上突出部22と同じ形状に形成させている。
本実施形態の回転止め部25は、前記芯部23の側面から側方へ突出する平板状に形成させており、芯部23の周囲に等間隔に4個形成させている。前記各回転止め部25の板厚は、前記芯部23の外径より若干小さく形成させている。
また、前記各回転止め部25の側方への突出の大きさは、下方が上方より小さくなされている。具体的には、各回転止め部25は、上部25aと下部25bとこれらの間に配置される中部25cとを備え、前記上部25aは全体に亘って前記上突出部22と同じ大きさに突出している。即ち、前記上部25aの側端は上下へ向かう直線状に設けられ、その上端が前記上突出部22の端に接続している。
前記中部25cは、下方に至るほど側方への突出の大きさが小さくなるように設けており、中部25cの側端は下方に至るほど芯部23へ近づくような傾斜状に形成させている。
前記下部25bは、全体に亘って前記中部25cの下端と同じ大きさに突出している。即ち、前記下部25bの側端は上下へ向かう直線状に設けられ、その下端が前記下突出部24の上面に接続している。
前記突刺部26は軸方向を上下へ向けた円柱形状に設けており、その上端を前記下突出部24の下面に接続させて形成させている。
前記突刺部26は前記芯部23と同じ直径の円柱形状に形成させている。即ち、突刺部26は、その横断面における外形を前記下突出部24よりも小さく形成させている。
また、前記突刺部26の下端は、下方へ鋭く尖る形状に形成させている。
前記回転止め部25の下方に形成した本実施形態の回転止め部27は、前記突刺部26の側面から側方へ突出する平板状に形成させており、突刺部26の周囲に等間隔に4個形成させている。
尚、前記各回転止め部27は、上方に設けられた前記各回転止め部25と同じ厚さの平板状に形成させると共に、前記各回転止め部25に対応する位置に配置させており、下方に設けられた前記回転止め部27と上方に設けられた回転止め部25のそれぞれの板面が前記下突出部24を挟んで面一となされている。
具体的には、前記各回転止め部27の上部は前記下突出部24と同じ大きさに突出しており、各回転止め部27の上端は前記下突出部24の端に接続している。
そして、前記各回転止め部27の下部は、下方に至るほど側方への突出の大きさが小さくなるように設けており、各回転止め部27の下端が前記突刺部26の側面へ至り接続するような傾斜状に形成させている。
板状の前記上突出部22の上面から上方へ突出する挿入部3は、楕円筒形状に形成されており、その外側面は柱体10の下端の内側形状に対応する形状に形成されている。
具体的には、前記挿入部3は、外側面を平面状に設けた直板部32を挿入部3の前方側及び後方側にそれぞれ配置させて形成させ、外側面を円弧状の曲面に設けた曲板部33を挿入部3の左右両側にそれぞれ配置させて形成させている。前記直板部32の端は前記曲板部33の端へそれぞれ接続している。
また、前記各直板部32には、左右方向中央の位置にそれぞれ前記ベース貫通孔31が形成されている。
前記突部34は、挿入部3の上端から下端に至る上下に長い突条形状に形成させており、外側へ突出するほど幅狭となって先端で収束する三角形の横断面形状に形成させている。
前記突部34は、前記各直板部32にそれぞれ4個づつ合計8個形成させ、前記曲板部33にそれぞれ6個づつ合計12個形成させており、挿入部3全体で合計20個の突部34を形成させている。
前記凹部35は、挿入部3の上端から下端に至る上下に長い凹溝形状に形成させており、内側へ窪むほど幅狭となって最奥で収束する三角形の横断面形状に形成させている。
前記凹部35は凹部35a〜35cを備えており、前記各直板部32の左右方向中央の位置に凹部35aを1個づつ合計2個形成させ、各直板部32の両端の位置に凹部35bを1個づつ合計4個形成させ、各曲板部33の左右方向中央の位置に凹部35cを1個づつ合計2個形成させており、挿入部3全体で合計8個の凹部35を形成させている。
尚、挿入部3の各直板部32に形成させた前記各ベース貫通孔31は、前記各凹部35a上に配置させており、各ベース貫通孔31が各凹部35aを横向きに貫くようにそれぞれ形成させている。
ベース2の材料はこれに限るものではなく、ポリカーボネート樹脂、ポリプロピレン樹脂、ABS樹脂、ASA樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂等の硬質な合成樹脂や、金属などを選択や組み合わせて利用することができる。
柱体10は、前方側と後方側にそれぞれ平面状の標示部12を配置させて形成させており、各標示部12を構成する筒壁をそれぞれ平板状に設けている。
また、柱体10の左右両側には、外側面を円弧状の曲面に設けた側面部13をそれぞれ形成させており、円弧状の筒壁に設けた各側面部13の端をそれぞれ前記標示部12の端に接続させている。
前記凸部15は、柱体10の上端から下端に至る上下に長い突条形状に形成させており、内側へ突出するほど幅狭となって先端で収束する三角形の横断面形状に形成させている。
前記凸部15は凸部15a〜15cを備えており、前記各標示部12の左右方向中央の位置に凸部15aを1個づつ合計2個形成させ、各標示部12の両端の位置に凸部15bを1個づつ合計4個形成させ、各側面部13の左右方向中央の位置に凸部15cを1個づつ合計2個形成させており、柱体10全体で合計8個の凸部15を形成させている。
前記各凸部15a、15b、15cは、ベース2の挿入部3に設けた前記凹部35a、35b、35cに対応する配置と形状にそれぞれ形成させており、前記各凸部15a〜15cと凹部35a〜35cとは、それぞれ後述する柱係合部とベース係合部として機能するように設けている。
また、柱体10の各標示部12に形成させた前記各柱貫通孔11は、前記各凸部15aに配置させており、各柱貫通孔11が各凸部15aを横向きに貫くようにそれぞれ形成させている。
柱体10の下方の開口から挿入部3を挿入させたとき、挿入部3の各直板部32の外側面が柱体10の各標示部12の内側面に当接し、挿入部3の各曲板部33の外側面が柱体10の側面部13の内側面に当接するように設けている。
このとき、挿入部3に形成された各突部34が柱体10の内側面へ圧設するようになされて、柱体10とその内側へ挿入させた挿入部3との周方向への位置ずれが抑制されるように設けている。
柱係合部である各凸部15がベース係合部である各凹部35へ係合することで、柱体10とその内側へ挿入させた挿入部3との周方向への位置ずれが抑制されるように設けている。
また、本実施形態の各柱貫通孔11と各ベース貫通孔31は、柱体10の下端がベース2の上突出部22の上面に当接したときに、上下方向の位置が一致するように形成させている。
上記のように形成することで、前記各凸部15aと各凹部35aとを係合させ、柱体10の内側へベース2の挿入部3を挿入させるだけで、位置合わせに特に留意することなく、前記各柱貫通孔11と各ベース貫通孔31との位置を容易に一致させることができる。
本実施形態の道路用標示体1に用いる挿通部材は、前記ねじBからなり、このねじBの雄ねじ部分を柱体10の前方側の標示部12に形成させた柱貫通孔11へ前方から挿入させている。
前記ねじBは雄ねじ部分を柱体10の前方側の柱貫通孔11へ挿通させると共に、ベース2の各直板部32に形成させた各ベース貫通孔31へ挿通させ、更に柱体10の後方側の柱貫通孔11へ挿通させて、柱体10の後方へその雄ねじ部分を突出させるように取り付けている。
そして、柱体10の後方へ突出する前記雄ねじ部分へナットNを螺結させることで、前記ベース2を柱体10から外れないように取り付けている。
また、前記ねじBとナットNとの螺結を解除し、ねじBを柱体10から抜き取ることで、前記ベース2を柱体10から取り外すことができるように設けている。
図11において、道路用標示体1は、設置面Gに穿設した埋設穴Hへ前記ベース2をその上端まで挿入させ、この埋設穴Hに充填材Jを充填させ固化させて設置面Gに立設させている。
前記埋設穴Hへ充填させた充填材Jは、前記芯部23の下端から側方へ突出する前記下突出部24の上面からなる段部29bの上方や、前記挿入部3の下端から側方へ突出する前記上突出部22の上面からなる段部29aの上に充填されるので、抜止部29となされる前記上方の段部29aや下方の段部29bと、充填材Jとが係合状態となされて前記道路用標示体1の埋設穴Hからの脱抜が防止される。
また、本実施形態の各回転止め部25は、上部25aより側方への突出の大きさが小さい下部25bがそれぞれ形成されているので、前記充填材Jを充填させるときに、埋設穴Hの内面との隙間が大きく形成される前記下部25bにおいて前記充填材Jがベース2の周囲へ回り込みやすくなされ、ベース2の周囲全体へ充填材Jを容易に充填させることができる。
尚、本実施形態の道路用標示体1の上方の回転止め部25は、芯部23から突出する平板形状に形成させているが、これに限るものではない。例えば、棒形状など平板以外の形状に形成させて前記芯部23から突出させて充填材Jと係合状態にさせてもよく、また芯部23の側面から内側へ窪む凹状に形成させて、この内側に入り込む充填材Jと係合状態にさせてもよい。
しかしながら、柱体10に設ける柱係合部を、凹溝形状ではなく図1〜11に示す実施形態のように突条形状に形成することで、柱体10の筒壁が柱係合部の形成した部分で厚肉となされて、柱体10の強度を向上させるので好ましい。
例えば、前記柱貫通孔11とベース貫通孔31とに挿通させる挿通部材を、ねじBではなく、ピンやリベットなど、他の部材を用いてもよい。
また、挿通部材を柱体10へ横方向に串刺しにするように挿通させずに、柱体10の外側から挿入させたねじなどの挿通部材をベース2の挿入部3の内側に配置させたナットへ螺結させる構成や、柱体10の外側から挿入させたピンなどの挿通部材の先端部をベース2の挿入部3の内側へ係止させる構成などを用いてもよい
10 柱体
11 柱貫通孔
12 標示部
13 側面部
14 上面部
15 凸部(柱係合部)
2 ベース
22 上突出部
23 芯部
24 下突出部
25 回転止め部
26 突刺部
27 回転止め部
29 抜止部
29a 段部
29b 段部
3 挿入部
31 ベース貫通孔
32 直板部
33 曲板部
34 突部
35 凹部(ベース係合部)
B ねじ
N ナット
G 設置面
H 埋設穴
J 充填材
R 反射体
Claims (3)
- ベースと、該ベースの上方に突設される別体に形成された柱体とを備えた道路用標示体であって、
前記柱体は下方に開口する筒状に形成され、
前記柱体は内側面に上下方向へ長い突条状又は凹溝状の柱係合部が形成されると共に、該柱係合部を貫くように前記柱体の筒壁を貫通する柱貫通孔が形成されており、
前記ベースの上部には前記柱体の内側へ下方から挿入可能な筒状の挿入部が形成され、
該挿入部の外側面に前記柱貫通孔が配置されて形成された前記柱係合部と係合可能な上下方向に長いベース係合部が形成されると共に、該ベース係合部を貫くように前記挿入部の筒壁を貫通するベース貫通孔が形成されており、
前記ベースは、該ベースの挿入部を前記柱体へ挿入させて、前記ベース係合部を前記柱係合部へ係合させると共に、前記柱貫通孔及び前記ベース貫通孔に挿通される挿通部材により前記柱体へ取り付けられていることを特徴とする道路用標示体。 - ベースと、該ベースの上方に突設される別体に形成された柱体とを備えた道路用標示体であって、
前記柱体は下方に開口する筒状に形成され、
前記柱体は内側面に上下方向へ長い突条状又は凹溝状の柱係合部が形成されると共に、該柱係合部を貫くように前記柱体の筒壁を貫通する柱貫通孔が形成されており、
前記ベースの上部には前記柱体の内側へ下方から挿入可能な筒状の挿入部が形成され、
該挿入部の外側面に前記柱係合部と係合可能な上下方向に長いベース係合部が形成されると共に、該ベース係合部を貫くように前記挿入部の筒壁を貫通するベース貫通孔が形成されており、
前記ベースは、該ベースの挿入部を前記柱体へ挿入させて、前記ベース係合部を前記柱係合部へ係合させると共に、前記柱貫通孔及び前記ベース貫通孔に挿通される挿通部材により前記柱体へ取り付けられており、
前記柱体は車両の接触によって弾性的に変形して復元する可撓性を備えており、
該柱体の前記柱係合部は突条形状に形成されると共に、前記柱体の全長に亘って形成されていることを特徴とする道路用標示体。 - 前記柱体に形成された柱係合部は、前記柱体の内側面において対向するように少なくとも2個形成され、該各柱係合部をそれぞれ貫くように前記柱貫通孔が前記柱体に形成されており、
前記ベースに形成されたベース係合部は、対向する前記各柱係合部へそれぞれ係合可能に少なくとも2個形成され、該各ベース係合部をそれぞれ貫くように前記ベース貫通孔が前記挿入部に形成されており、
前記ベースの挿入部が前記柱体に挿入され、前記各ベース係合部が対向する前記各柱係合部へそれぞれ係合されると共に、
ねじからなる前記挿通部材が柱体の一方の外側から挿入され、該挿通部材を対向する前記各柱係合部の各柱貫通孔及び該各柱係合部に係合する各ベース係合部の各ベース貫通孔に挿通されて、前記柱体の他方の外側で前記挿通部材の雄ねじへナットが締結されて前記ベースが前記柱体へ取り付けられていることを特徴とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の道路用標示体。
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