JP3113392U - アンカーピン付杭 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本考案は、設置が容易なうえに抜けにくいアンカーピン付杭を提供する。
【解決手段】 アンカーピン付杭1は、その側面に杭長さの方向に対し斜めに貫通するアンカーホール3を穿設し、アンカーホール3の杭頭部側の開口端を地面付近に露出させた状態で地中Gに打ち込み、この開口端からアンカーピン4をアンカーホール3に挿入してアンカーピン付杭1を貫通させ、アンカーピンの頭部(ピン頭部)4aが杭1の側面に当接した状態になるまで先を地中Gに打ち込む。
【選択図面】 図1

Description

本考案は、抜け止め用のアンカーピンを具備する杭であって、設置が容易であるうえに抜けにくいアンカーピン付杭に関するものである。
一般的に、地中に打ち込んで目印や支柱の用に供する杭は、石材や木材、金属材料やプラスチックなどを用いて形成されており、一端部を先細りの形状にすることによって地中に打ち込み易くしている。このような杭は、打ち込みが容易である半面、引き抜き易いという欠点があり、位置を変えられたり抜き取られたりする場合がある。
そこで、下部に抜け止め用のピンを設けた杭が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この杭は角パイプを用いて形成されており、一端部に境界明示標識を取り付けるとともに、他端部に抜け止め用のピンを杭周囲に飛び出した状態で取り付けた境界杭であり、ピンがある方を下向きにして地中に埋設することによって、ピンが杭の引抜力に対する抵抗となって抜けにくいというものである。
実用新案登録第3022717号公報(第3頁、第1および2図)
しかしながら、上記のような抜け止め用のピンを備えた杭の場合、あらかじめ杭を埋設するための穴を掘らなければならず、しかも、ピンが飛び出ている分だけ穴を広げなければならなので杭の設置に手間を要する。特に、設置場所の地面が堅かったり、設置本数が多い場合には、多大な労力と時間を必要とする。
そこで本考案は、設置が容易なうえに抜けにくいアンカーピン付杭の提供を目的とするものである。
上記の課題を解決するため請求項1に記載のアンカーピン付杭は、抜け止め用のアンカーピンを具備する杭であって、この杭はその側面に杭長さの方向に対し斜めに貫通するアンカーホールを穿設し、同アンカーホールの杭頭部側の開口端を地面付近に露出させた状態で地中に打ち込み、前記アンカーピンは前記開口端から前記アンカーホールに挿入して前記杭を貫通させ、少なくとも前記アンカーピンの頭部が前記杭の側面からわずかに突出した状態になるまで先を地中に打ち込むことを特徴としている。
請求項1記載のアンカーピン付杭によれば、前記アンカーホールを杭長さの方向に対し斜めに貫通するように設けているため、前記杭を地中に打ち込んだあとで前記杭を前記アンカーホールに挿入することができ、あらかじめ埋設用の穴を掘ることをせずに前記杭を地中に打ち込むことができる。
そして、前記アンカーホールに挿入した前記アンカーピンは、杭長さの方向、つまり前記杭が打ち込まれる方向とは異なる向きで地中に打ち込まれた状態になるので、前記杭を引き抜く方向の力に対して抵抗となり、前記杭を抜けにくくしている。さらに、前記アンカーピンは、その頭部が前記杭の側面からわずかに突出した状態になるまで地中に打ち込まれ、アンカーピン自体も抜き取りにくくなっていることから、前記杭は簡単に抜けないようになってる。
請求項2に記載のアンカーピン付杭は、アンカーホールを杭長さの方向に所定間隔で複数設けることを特徴としている。こうすると、前記杭の打ち込み深さをある程度調節できるようになる。
請求項3に記載のアンカーピン付杭は、アンカーホールと対をなす別のアンカーホールを、杭の横断面中心を通る軸に対して対称となるように設けることを特徴としている。こうすると、前記アンカーホールと前記別のアンカーホールとに挿入さるアンカーピンが、前記軸に対して対称となるように地中に打ち込まれた状態になるため、前記杭の引き抜き方向の力に対する抵抗力が増し、前記杭がより抜けにくくなる。
請求項4に記載のアンカーピン付杭は、少なくとも杭またはアンカーピンのいずれか一方の打込側の外周面に、抜け止め用の凹凸を設けることを特徴としている。こうすると、打込側の外周面に設けた前記凹凸が抵抗になり、地中に打ち込んだ前記杭や前記アンカーピンが抜けにくくなることから、前記杭を抜けにくくすることができる。
請求項5に記載のアンカーピン付杭は、前記杭の頭部に境界表示標識を取り付けることを特徴としている。こうすると、設置しやすいうえに抜けにくい境界杭を提供できるようになる。
本考案のアンカーピン付杭は、あらかじめ設置用の穴を掘る手間が省け、アンカーピンを、打ち込んだ杭に貫通させ地中に打ち込むだけ良いため、簡単に杭の設置が行なえる。しかも、設置した杭は抜きにくいため、場所を移し変えられたり抜き取られたりするのを防止できる。
アンカーピンを挿入するアンカーホールを、杭長さの方向に複数設けておくと、杭の打ち込み深さに応じたアンカーホールを使用してアンカーピンを取り付けることができるため、例えば、地中に障害物がある等様々な場所での設置が可能になる。
また、アンカーホールと対をなす別のアンカーホールを杭の横断面中心を通る軸に対して対称に設けるようにすれば、この軸に対して各アンカーピンは対称な配置となり、抜き取り方向の力に対する抵抗力が増すため、杭の場所移動や抜き取りをより効果的に防止できる。さらに、杭の打込側の外周面に凹凸を設けるとより抜けにくくなるし、アンカーピンの打込側の外周面に凹凸を設ければアンカーピンが抜けにくくなり、延ては、杭が抜けにくくなるため、杭の移設防止や抜き取り防止効果を向上させることができる。
杭の頭部に境界表示標識を取り付けると、設置が容易なうえに抜けにくい標識杭の提供が可能になる。
以下に、本考案にかかるアンカーピン付杭の実施形態について、図1〜4を参照しつつ説明する。
図1に示すようにアンカーピン付杭1(以下、単に杭ともいう)は、硬質の合成樹脂を用いて長さ約600mmで一辺の長さが約46mm角の四角柱状に形成されている。杭1の打込側端部は四隅を斜めにカットした先細りの形状になっており、反対側の杭頭部は上面に境界を示す十字型の溝2aが形成されているキャップ2が取り付けられている。このキャップ2は他の部分と同一断面形状に形成されたブロック状のもので、赤色等の比較的目立つ色に着色された合成樹脂を用いて形成されている。
そして、杭1の一側面にはキャップ上面から打込側端部の方へ220mm離れた位置に、対向する側面の下方に向かって斜め貫通したアンカーホール3が穿設され、さらに80mm離れた位置に別のアンカーホール3が穿設されている。これらのアンカーホール3の貫通方向と杭長さの方向とがなす角のうち鋭角の方の角度は約30°になっている。
この杭1は図2に示すように、アンカーホール3の杭頭部側の開口端を地面付近に露出させた状態で地中Gに打ち込まれ、その開口端から鉄製のアンカーピン4がアンカーホール3に挿入されている。このアンカーピン4は直径約12mm×長さ約400mmに形成されており、杭1を貫通し、端部を拡径し形成したピン頭部4aが杭1の側面に当接するまで先が地中に打ち込まれている。
このようにして打ち込まれたアンカーピン4は、杭長さの方向と異なる方向に打ち込まれているため、杭1の引き抜き方向の力に対しては抵抗となる。したがって、杭1は容易に抜けにくく、場所を移し替えたり抜き取ることが簡単にできなくなる。
また、アンカーピン4は杭1を打ち込んだあとでもアンカーホール3に挿入できるため、埋設用の穴を掘る必要がなく、簡単に杭の設置が行なえる。
なお、杭1に用いる合成樹脂としては、廃棄プラスチックをリサイクルしたものや、AS樹脂(アクリロニトリルスチレン樹脂)、ABS樹脂(アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂)、PP(ポリプロピレン)等を用いることができる他、木材、金属材料などを用いて形成することもできる。また、打込側端部を硬質の材料を用いて別に形成して杭に取り付けるようにしても良い。アンカーピン4は合成樹脂や木材など金属以外の材料で形成することもできる。また、杭1やアンカーピン4の横断面形状は任意の設定が可能で、四角形状や円形以外にも、楕円状や三角形状や六角形状等の多角形状とすることもできる。
アンカーピン付杭1は、アンカーホール3を二箇所に設けており、杭1の打ち込み深さに応じてどちらかを選択して使用することができる。アンカーホール3は二箇所とは限らず、一箇所でも良いし、杭長さの方向に所定の間隔ごとに複数設けるようにしても良い。
それから、図3に示すようにアンカーホール3と対をなす別のアンカーホール5を、杭1の横断面中心を通る軸xを対称として設け、このアンカーホール5にもアンカーピンを挿入することにより、杭の引き抜き方向に対する抵抗力が増すため、より一層抜くことが難しくなる。
また、図4(a)に一例をしめすように、杭1やアンカーピン4の打込側の外周面に凹凸を設けて抵抗を大きくすることで、より抜けにくくすることができる。図4(a)は杭1の打込側の外周面を示している部分拡大図で、外周面には一回りするように形成された溝を杭長さの方向に間隔をあけて複数形成している。
なお、本発明にかかるアンカーピン付杭は境界杭に限ることなく、例えば、図4(b)に示すように、ビニールハウスの骨組を支えるための支持杭としても用いることができる。図に示している支持杭1’は、杭頭部の上面に打込側端部に向かって差込孔1a’が設けられている。そして、この差込孔1a’に骨部材10の下端部を挿入し、杭頭部と骨部材10の下端部とにそれぞれ形成されている連結孔1b’・10aに、先端部がねじになっている連結ボルトBを貫通させたうえで先端部にナットNを締結し、杭1と骨部材10とを連結するようになっている。
本考案にかかるアンカーピン付杭の実施形態を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は縦断面図を示している。 図1に示すアンカーピン付杭の打込み状態を示す説明図で、(a)は杭を地中に打ち込んだ状態で、(b)はさらにアンカーピンを打ち込んだ状態を示している。 本考案にかかるアンカーピン付杭の別の実施形態を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は縦断面図、(c)は杭の設置を示した説明図である。 (a)は本考案にかかるアンカーピン付杭の打込側の外周面に設ける凹凸の実施形態を示す部分拡大図であり、(b)は本考案にかかるアンカーピン付杭を支持杭として用いた場合の実施形態であり、その縦断面図を示している。
符号の説明
1、1’ アンカーピン付杭
1a’ 差込孔
1b’ 連結孔
2 キャップ
2a 溝
3、5 アンカーホール
4 アンカーピン
4a ピン頭部
10 骨部材
10a 連結孔

Claims (5)

  1. 抜け止め用のアンカーピンを具備する杭であって、この杭はその側面に杭長さの方向に対し斜めに貫通するアンカーホールが穿設されており、同アンカーホールの杭頭部側の開口端を地面付近に露出させた状態で地中に打ち込まれ、前記アンカーピンは前記開口端から前記アンカーホールに挿入されて前記杭を貫通し、少なくとも前記アンカーピンの頭部が前記杭の側面からわずかに突出した状態になるまで先が地中に打ち込まれることを特徴するアンカーピン付杭。
  2. 前記アンカーホールが杭長さの方向に所定間隔で複数設けられていることを特徴とする請求項1記載のアンカーピン付杭。
  3. 前記アンカーホールと対をなす別のアンカーホールが、前記杭の横断面中心を通る軸に対して対称となるように設けられていることを特徴とする請求項1または2記載のアンカーピン付杭。
  4. 少なくとも前記杭または前記アンカーピンのいずれか一方の打込側の外周面に、抜け止め用の凹凸が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のアンカーピン付杭。
  5. 前記杭の頭部に境界表示標識が取り付けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のアンカーピン付杭。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0625290U (ja) * 1992-07-30 1994-04-05 株式会社明電舎 介護装置
KR101274251B1 (ko) * 2012-12-13 2013-06-18 (주)전엔지니어링 전기비저항탐사용 전극봉

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