JP5890213B2 - 柱状標示体 - Google Patents
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Description
すなわち本発明に係る柱状標示体は、車両の接触などの外力によって弾性的に曲がる可撓性を有する柱状のポールを備えた柱状標示体であって、
前記ポールは筒壁の内側が中空となされた筒形状に形成され、
前記筒壁は平板状の標示部と、該標示部の両側縁から延設される曲板状の側壁部とを備えると共に
前記標示部と側壁部との間は、外側へ突出する突条部が形成されて、前記標示部及び側壁部より肉厚となされており、
平板状の前記標示部と、該標示部の両側縁から延設される曲板状の前記側壁部と、前記突条部とが、前記ポールの上部から前記ベースに取り付けられる下端に至る前記ポールの全長に亘って形成されており、
ポールの全長に亘って形成される平板状の前記標示部は該標示部の両側縁から延設される曲板状の前記各側壁部より折れ曲がり変形時に負荷が集中する部分が生じにくくなされていることを特徴としている。
また、前記ポールの筒壁が平板状の標示部と、この標示部の両側縁から延設させる曲板状の側壁部とを備えるので、標示部の面方向や、その側方など、周囲のあらゆる方向からポールが外力を受けたときに、前記標示部と側壁部とがそれぞれ外力の向きに対応して容易に変形するようになされる。これによって、ポールの折れ曲がり変形による力が筒壁の一部へ集中しにくくなされて、筒壁が破損しにくくなされる。
また、前記標示部と、前記側壁部との間に外側へ突出する突条部を形成させて、前記標示部と側壁部との間は前記標示部及び側壁部より肉厚とするので、ポールの折れ曲がり変形による力が標示部と側壁部との間に集中したときでも、この部分における筒壁の破損が生じにくくなされる。
図面において、1は柱状標示体であり、2はポールであり、3はベースである。本実施形態の柱状標示体1は、ポール2が、円錐台形状に形成されたベース3の上面から上方へ突出するように立設されて形成されている。本実施形態のポール2は、ベース3の上方から着脱自在に取り付けられている。
本実施形態の前記標示部21には、反射シートや、文字や図形等の標識、情報などの標示を形成させて、観者の視線誘導や注意喚起、情報標示などを行うように設けられており、標示部21を平面状に形成させることで、面方向、即ち前方側又は後方側から視認したときの標示の視認性を向上させている。
本実施形態の標示部21には、照射された光を照射方向へ戻すように反射させる光の再帰反射性を有する反射シートSが貼着されている。
具体的には、突条部23は、前記標示部21の左右の側縁付近にそれぞれ1個づつ合計2個形成されており、前方側及び後方側の各標示部21にそれぞれ2個づつ合計4個の突条部23が形成されている。
尚、前記各標示部21と、各側壁部22と、各突条部23とは、ぞれぞれポール2の上下方向の全長に亘って形成されており、ポール2は平面視において、略小判型の形状に形成されている。
ポール2は、中空部分を有し上下に開口する筒状に形成されており、その上端にはポール2の開口を塞ぐようにキャップCが取り付けられている。
凹部31の内側面は、ポール2の外側面に対応する形状に形成されており、ポール2の下端を挿入可能に形成されている。
また前記凹部31には、その底面から上方へ突出する突部32が形成されている。突部32は、ポール2の内側面に対応する形状に形成されており、凹部31へ挿入させたポール2の内側へ挿入されるように設けられている。
前記ポール2は、その下端をベース3の凹部31へ挿入させると共に、その下端の内側へ突部33を挿入させた状態で、ベース3の側方から挿入させたボルトBを、突部33、及びポール2の筒壁へ貫通させて螺結させ、ポール2をベース3へ取り付けている。
尚、このボルトBをベース3から取り外すことで、ポール2とベース3との固定が外れ、ポール2をベース3から取り外すことができ、ポール2はベース3へ容易に着脱可能に取り付けられている。
また本実施形態のポール2は、押出成形により柱状の筒体に形成されているが、これに限るものではなく、射出成形など、他の成形方法を用いて形成させてもよい。
ポール2は、略小判型の断面を有する筒状に形成されており、各標示部21はそれぞれ平板状に形成され、各側壁部22はそれぞれ円弧状の曲板状に形成されている。
また、本実施形態の各突条部23は、各標示部21と各側壁部22との間、すなわち各標示部21と各側壁部22との境界にそれぞれ位置するように形成されている。
本実施形態の各突条部23はそれぞれ三角形状の断面に形成されているが、各突条部23の全体の形状が、標示部21の平面状の外面に対して垂直方向へ突出するように形成されている。即ち、標示部21の両側の側縁に形成された2個の突条部23は、それぞれ同一方向へ突出するように形成されており、これにより標示部21の外面への車両の接触などが効果的に抑制できる。
そして、突条部23が形成されている部分の筒壁が最も肉厚に形成されている。
本実施形態のポール2は、各標示部21と各側壁部22とがそれぞれ均一な厚みに形成されているので、折れ曲がり変形時に負荷が集中する部分が生じにくくなされ、損傷し難くなされている。
また、本実施形態のポール2は、側壁部22の全体に亘って一定の曲率半径に形成され、また各側壁部22がそれぞれ同じ曲率半径に形成されているので、折れ曲がり変形時に負荷が集中する部分が各側壁部22に生じにくくなされ、損傷し難くなされている。
また、各標示部21は平板状に形成されているため、折れ曲がり変形時に負荷が集中する部分が各側壁部22より更に生じにくくなされ、各標示部21とこれに設けられた標示とが損傷し難くなされている。
図5(イ)は図1〜4に示す柱状標示体1のポール2の突条部23を示す図であり、本実施形態の突条部23は、標示部21と側壁部22との境界に形成されており、詳細には角部25の形成された位置から若干標示部21よりに形成されている。
ポール2における突条部23の形成位置はこのような位置に限るものではなく、概略、標示部21と側壁部22との間に設けられればよい。例えば図5(ロ)に示すように、突条部23の中央が角部25の形成された位置に配置されるように形成させてもよく、図5(ハ)に示すように、突条部23を角部25の形成された位置から若干側壁部22よりに形成させてもよい。
2 ポール
21 標示部
22 側壁部
23 突条部
25 角部
3 ベース
31 凹部
32 突部
B ボルト
C キャップ
S 反射シート
Claims (2)
- 車両の接触などの外力によって弾性的に曲がる可撓性を有する柱状のポールを備えた柱状標示体であって、
前記ポールは筒壁の内側が中空となされた筒形状に形成され、
前記筒壁は平板状の標示部と、該標示部の両側縁から延設される曲板状の側壁部とを備えると共に
前記標示部と側壁部との間は、外側へ突出する突条部が形成されて、前記標示部及び側壁部より肉厚となされており、
平板状の前記標示部と、該標示部の両側縁から延設される曲板状の前記側壁部と、前記突条部とが、前記ポールの上部から前記ベースに取り付けられる下端に至る前記ポールの全長に亘って形成されており、
ポールの全長に亘って形成される平板状の前記標示部は該標示部の両側縁から延設される曲板状の前記各側壁部より折れ曲がり変形時に負荷が集中する部分が生じにくくなされていることを特徴とする柱状標示体。 - 前記ポールの前方側と後方側とに前記標示部が1個づつ形成され、
前記一方の標示部の縁から延設された側壁部が他方の標示部の縁へ延設されて、
前記ポールが略小判型の断面形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の柱状標示体。
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JP2012064964A JP5890213B2 (ja) | 2012-03-22 | 2012-03-22 | 柱状標示体 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2012064964A JP5890213B2 (ja) | 2012-03-22 | 2012-03-22 | 柱状標示体 |
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Family Applications (1)
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JP2012064964A Active JP5890213B2 (ja) | 2012-03-22 | 2012-03-22 | 柱状標示体 |
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