JP6224368B2 - 標識柱 - Google Patents

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Description

本発明は、車線分離や路側分離などを行うために路面に設置させる道路用標示体や、駐車場などに設置させる車止めなどに好適に利用できる標識柱に関するものである。
柱状に形成させて路面等に立設させる道路用標示体や車止めなどの標識柱は、従来より様々な構成のものが用いられている。これらのような標識柱には、車両などが接触したときに容易に破損せず、また接触した車両を損傷させないように、柱体が弾性的に変形して復元する可撓性を備えた構成のものがあり、より耐久性の高い構成について種々の発明が開示されている。
例えば、特許文献1には、ベース部と、該ベース部とは別体に形成された円筒形の中空柱状体よりなる本体筒と、該本体筒の内径より小さい外径の円筒形に形成された補強筒とを備え、前記本体筒及び補強筒は車両の接触などによって弾性的に撓む可撓性を有し、前記ベース部の上面には、下方へ窪む大環状溝と小環状溝とが同心円状に配置されてそれぞれ形成され、前記本体筒の下端と前記補強筒の下端とがそれぞれ前記大環状溝と小環状溝とに挿入されて固定されると共に、前記大環状溝の外側側壁が該大環状溝と前記小環状溝との間に形成された環状壁部より高く形成され、前記環状壁部が前記小環状溝の内側側壁より高く形成されていることを特徴とする道路用標示体が、本出願人によって提案されている。
特開2013−002124号公報
特許文献1に示される道路用標示体は、大環状溝の外側側壁、環状壁部、小環状溝の内側側壁のそれぞれの上端の間に上下方向の隙間を形成させて、その隙間の中で折り曲げられるようになされる前記本体筒や補強筒へ衝撃や荷重を伝達しにくして、その破損を抑制させているが、本発明はこれとは異なる構成により、柱部の破損を抑制させる標識柱を提供するものである。
上記目的を達成するため、本発明は以下のような構成としている。
すなわち本発明に係る標識柱は、ベース部と、該ベース部から上方へ突出する円筒状の柱部とを備える標識柱であって、
前記柱部は車両の接触などによって弾性的に曲がり復元する可撓性を備え、
前記柱部は前記ベース部と一体成形されて形成されており、
前記柱部の外側面と前記ベース部の外側上面とが接続する外側接続部と、前記柱部の内側面と前記ベース部の内側上面とが接続する内側接続部とが、前記柱部の全周に亘ってそれぞれ形成され、
前記外側接続部は上方から下方へ至るほど浅い傾斜となされて外側へ向かう曲面状の傾斜面に形成されると共に、
前記内側接続部は上方から下方へ至るほど浅い傾斜となされて内側へ向かう曲面状の傾斜面に形成されていることを特徴とするものである。
本発明に係る標識柱によれば、ベース部と、このベース部から上方へ突出させる円筒状の柱部とを備え、車両の接触などによって弾性的に曲がり復元する可撓性を前記柱部が備えるので、車両の接触による破損が抑制される
また、前記柱部を前記ベース部と一体成形して形成するので、前記柱部が前記ベース部から外れるような破損が生じにくくなされる。
また、前記柱部の外側面と前記ベース部の外側上面とを接続させる外側接続部と、前記柱部の内側面と前記ベース部の内側上面とを接続させる内側接続部とをそれぞれ形成させ、上方から下方へ至るほど浅い傾斜となって外側へ向かう曲面状の傾斜面に前記外側接続部を形成させると共に、上方から下方へ至るほど浅い傾斜となって内側へ向かう曲面状の傾斜面に前記内側接続部を形成させるので、前記柱部が弾性的に曲がる変形が生じたときに、前記外側接続部や前記内側接続部への力の集中が抑制され、破損しにくくなされる。
また、曲面状の傾斜面に形成された前記外側接続部と、内側接続部とを、前記柱部の全周に亘ってそれぞれ形成させるので、前記柱部が弾性的に曲がる変形が生じたときに、前記外側接続部や内側接続部へ加わる力が一箇所へ集中しにくくなされ、破損しにくくなされる。
また、前記内側接続部を前記外側接続部よりも下方に形成させるので、前記柱部が弾性的に曲がる変形が生じたときに、柱部の根本へ集中する力が、柱部の内側部分と外側部分とで異なる高さ位置に分散されるので、前記内側接続部や前記外側接続部における破損が抑制される
また、前記内側接続部の内側に前記ベース部の内側上面から上方へ突出する突出部を形成させると共に、この突出部の上端を、前記内側接続部の下端よりも上方に位置させるので、前記柱部が弾性的に曲がる変形が生じたときに、柱部の内側面が前記突出部の上端に当接されて前記内側接続部の変形が抑制されるので、前記内側接続部における破損が抑制される
また、前記突出部の上端を前記外側接続部の下端よりも下方に位置させるように形成するので、前記柱部が車両の車輪に踏みつぶされる等して変形したときに、前記柱部の筒壁が前記突出部の上端と前記車輪との間に挟み込まれて破断するような破損が抑制される
また、前記突出部を円形に突出させて形成させ、前記突出部と前記内側接続部との間隔を前記突出部の全周に亘って同じ大きさに設ければ、前記柱部が弾性的に曲がり柱部の内側面が前記突出部に当接したときに、前記柱部の前記突出部へ接触する部位が偏りにくくなされるので、前記突出部への接触による前記柱部の破損が抑制され、好ましい。
本発明に係る標識柱によれば、変形による柱部の根本への力の集中が抑制されて、破損しにくくなされ、耐久性が向上する。
本発明に係る標識柱の実施の一形態を示す、(イ)は平面図であり、(ロ)は正面図である。 図1のA−A断面図である 図2のベース部付近の拡大図である。 図2のキャップ付近の拡大図である。 図4のキャップを示す正面図である。 図1の標識柱の柱部が弾性的に曲がるように変形した状況を示すベース部付近の断面図である。 図6の標識柱の柱部が更に曲がるように変形した状況を示す断面図である。
本発明の実施の形態を図面に基づき具体的に説明する。
図面において、1は標識柱である。本実施形態の標識柱1は、円筒形状に形成させた柱部2を、略円柱形状に形成させたベース部3の上面から上方へ突出するように立設させている。
柱部2の外周面には、帯状に形成した反射シート21を捲回させて貼着させており、夜間における標識柱1の視認性を向上させている。本実施形態の柱部2には、前記反射シート21を間隔をあけて3枚貼着させている。
図2は図1のA−A断面図である。
前記柱部2の上端には、その円筒形状の開口部分を塞ぐように、キャップ4を取り付けている。
図3は図2のベース部3付近の拡大図である。
ベース部3には、標識柱1を設置面へ固定させるアンカーボルトBを取り付けている。
アンカーボルトBは、そのボルト頭部をベース部3に埋設し、その雄ねじ部分をベース部3の下面中央から下方へ突出させている。また、前記アンカーボルトBには、その雄ねじ部分に挿通させてボルト頭部付近に配置されるように平ワッシャーを取り付けるなどして、ボルト頭部より径大のワッシャー部Wが設けられており、前記アンカーボルトBがベース部3へより強固に埋設固定されるように設けている。
標識柱1は、設置面に埋設固定させたアンカーナットの雌ねじ部分へ、前記アンカーボルトBの雄ねじ部分を螺結させて、設置面上に立設させるように設けている。
尚、標識柱1の設置方法はこれに限るものではなく、ベース部3へアンカーボルトBを取り付けずに、ベース部3の下面を設置面へ接着剤によって接着固定させてもよく、他の設置方法を用いても良い。
本実施形態の柱部2とベース部3とは、射出成形により一体に形成させている。
本実施形態の柱部2は、ベース部3と同心円状に配置させて、ベース部3の上面から上方へ突出させている。
前記ベース部3の上面は、前記柱部2の外側に位置する外側上面32と、柱部2の内側に位置する内側上面33とを備えており、前記柱部2は、その筒壁の外側面22を前記外側上面32へ接続し、その筒壁の内側面23を前記内側上面33へ接続している。
前記柱部2の筒壁の外側面22は、外側接続部24を介して前記ベース部3の外側上面32へ接続している。
前記外側接続部24は、上方から下方へ至るほど浅い傾斜となって外側へ向かう曲面状の傾斜面に形成させて、略円弧状の縦断面形状に設けている。
本実施形態の柱部2は、上端から外側接続部24の上部に至るまで、筒壁の外側面22の外径を一定の大きさに形成させている。
このように柱部2を形成させることで、筒壁の外側面22を傾斜面状に形成させる構成と比較して、筒壁の外側面22に捲回させて貼着する前記反射シート21をより貼り付けやすくできるので、作業性が向上する。
また、前記柱部2の筒壁の内側面23は、内側接続部25を介して前記ベース部3の内側上面33へ接続している。
前記内側接続部25は、上方から下方へ至るほど浅い傾斜となって内側へ向かう曲面状の傾斜面に形成させて、略円弧状の縦断面形状に設けている。
本実施形態のベース部3は、前記外側上面32を内側上面33より上方に位置するように形成させており、前記外側接続部24を前記内側接続部25より上方に形成させている。
また、前記外側接続部24と前記内側接続部25とはそれぞれ縦断面形状を略円弧状に設けた曲面状の傾斜面に形成させており、前記内側接続部25の縦断面形状を、前記外側接続部23の縦断面形状よりも曲率半径が大きな略円弧状に形成させている。
本実施形態のベース部3は、柱部2の内側の内側上面33に上方へ突出する突出部35を形成させている。
前記突出部35は、ベース部3および柱部2と同心円状に配置させた円柱状に形成させており、その上面と周側面とが接続される角部35aを全周に亘って角丸状に形成させている。
また、前記突出部35は、その上面の高さを、前記内側上面33より上方に位置させると共に、前記ベース部3の外側上面32よりも下方に位置させて形成させている。
本実施形態のベース部3の下面には、上方へ窪む凹部36を形成させている。凹部36は、周方向へ間隔をあけて複数形成させており、各凹部36を設けることにより、ベース部3の形成に要する合成樹脂の量を低減させている。
また、ベース部3の内側上面33から下方の凹部36へ貫通する水抜き孔37を形成させており、柱部2内へ侵入した雨水などの水を前記水抜き孔37を通じてベース部3の外側へ排出できるように設けている。
前記柱部2は、車両などの接触によって弾性的に曲がり、元の状態に復元する可撓性を備えるように形成させており、本実施形態の柱部2およびベース部3は熱可塑性ポリウレタン樹脂で形成させている。また、柱部2およびベース部3の材質はこれに限るものではなく、折れ曲がり変形した後に元の状態に復元可能に形成できる他の材料を用いてもよく、例えば、ブタジエンスチレンゴム、ネオプレン、ブタジエンアクリロニトリルゴム、クロロプレン重合体、ブチルゴム、エチレンプロピレンターポリマー、ポリイソブチレン樹脂、ポリエチレン樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体、シリコン樹脂、スチレン−ブタジエン系やポリオレフィン系、ポリエステル系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、ポリアミド系等のエラストマーなどの各種合成ゴムや合成樹脂等を用いることができる。
図4は図2のキャップ4付近の拡大図であり、図5は図4のキャップ4を示す正面図である。
本実施形態のキャップ4は、略円板形状に形成された天板部41と、この天板部41の下面から下方へ突出する円筒形状の筒部45とを形成させている。
前記天板部41は、外側から中心へ至るほど上方へ向かう傾斜面状に形成させており、その外形の大きさを前記柱部2の外形に対応する形状に形成させている。即ち、キャップ4を柱部2の上端に取り付けたときに、柱部2の上端の開口部分を天板部41で塞ぐように設けている。
また、前記天板部41の中心には上下に貫通する円形の空気抜き孔42を1個形成させている。この空気抜き孔42を形成させることで、標識柱1に車両などが接触して柱部2が折れ曲がるなどの変形をしたときに、柱部2内の空気が前記空気抜き孔42を通じて外側へ排出されるようになされ、内側の空気の圧力上昇によって柱部2が破裂するなどの問題が抑制される。
本実施形態のキャップ4は、天板部41の下面から下方へ延設させる筒部45を柱部2の内側へ挿入させて、柱部2へ取り付けるように設けている。
前記筒部45の外側面には、外方へ突出する段部46a、46bを筒部45の全周に亘って形成させている。
前記段部46aは、段部46bの下方に配置させて形成している。具体的には、本実施形態のキャップ4は、前記段部46bを前記天板部41の真下から下方へ10個並設させており、前記段部46aを最下段の前記段部46bの真下から下方へ5個並設させている。
前記段部46bは、外側側方へ突出する突出部47bと、この突出部47bの外縁から内側下方へ向かう傾斜面部48bとを備えており、前記段部46bの上面を構成する前記突出部47bはその面方向を垂直上方へ向けている。
また、前記段部46aは、前記段部46bと同様に、外側側方へ突出する突出部47aと、この突出部47aの外縁から内側下方へ向かう傾斜面部48aとを備えており、前記段部46aの上面を構成する前記突出部47aはその面方向を垂直上方へ向けている。
前記段部46aの突出部47aは、段部46bの突出部47bと同じ形状に形成しており、外側側方へ同じ大きさに突出するように形成している。尚、前記突出部47a及び突出部47bの外径は、前記柱部2の内径に対応する大きさに形成させており、キャップ4の筒部45を柱部2へ挿入させたときに、突出部47a、47bの外縁が柱部2の内側面へ圧接するように設けている。
また、前記段部46aの傾斜面部48aは、段部46bの傾斜面部48bと比較して、より下方向へ向かう傾斜面状に形成させている。即ち、前記段部46aの上下方向の大きさを前記段部46bよりも大きく形成させている。
このように前記段部46aを形成することで、柱部2へキャップ4の筒部45を挿入させるときに、前記各段部46aを形成させたキャップ4の筒部45の下部を、柱部2の内側へより挿入しやすくなるように設けている。
また、上下方向の大きさをより小さく設けた前記段部46bを筒部45の上部へ形成させることで、筒部45の上端まで柱部2の内側へ挿入させた状態で、キャップ4が柱部2へより強固に取り付けられるように設けている。
尚、本実施形態のキャップ4は、各段部46a、46bが形成された筒部45の外側面に接着剤を塗布させ、柱部2へ接着固定させている。
本実施形態の柱部2は、その下部における筒壁の厚さを上部より大きく形成させて、柱部2が折れ曲がった後に、元の状態へ復元しやすくなるように設けている。
具体的には、前記柱部2はその外側面の外径を一定の大きさに形成させ、その上下方向の中程に内径変化部28を設けている。
この内径変化部28より上方の柱上部26においては、その内径を一定の大きさに設けて、筒壁の厚さを一定の大きさに形成させている。
また、前記内径変化部28より下方の柱下部27においては、その内径を下方に至るほど小径に設け、上方から下方へ至るほど筒壁の厚さが大きくなるように形成させている。
尚、前記柱下部27の上端における筒壁の厚さは、前記柱上部26の筒壁と同じ大きさである。
上方から下方へ至るほど筒壁の厚さが大きくなるように前記柱下部27を設けることで、前記柱部2が折れ曲がるように変形した後、元の状態へ復元しやすくなる。
また、内径を一定の大きさに設けた前記柱上部26を柱部2の上部に形成することで、柱部2を切断したときでも、前記キャップ4を容易に取り付けできるように設けている。即ち、標識柱1の高さを調整するために前記柱部2の上端を切断する場合に、前記キャップ4の筒部45が挿入可能な大きさの柱上部26を残して柱部2を切断することで、内径が一定となされた柱上部26へ前記筒部45を容易に挿入することができるので、柱部2の長さを容易に調整できる。
尚、本実施形態の柱部2は、その上端からベース部3の下面までの大きさを80cmに形成させ、前記内径変化部28からベース部3の下面までの大きさを50cmに形成させており、内径変化部28から柱部2の上端までの前記柱上部26を30cmの大きさに形成させている。
また、前記キャップ4は、筒部25の上下方向の大きさを10cmに形成させており、前記柱上部26を20cm切断させた場合でも、前記キャップ4を前記柱部2へ容易に取り付けることができるように設けている。
本実施形態の柱部2及びベース部3は射出成形により一体に形成させているので、筒壁を一定の大きさに設ける前記柱上部26や、下方に至るほど厚壁に設ける前記柱下部27を柱部2に容易に形成させることができる。
図6は図1の標識柱1の柱部2が弾性的に曲がるように変形した状況を示すベース部3付近の断面図である。
図6は、柱部2の図中左側に位置する筒壁2aをベース部3の中心方向、即ち図中右方向へ緩く曲げた状況を示している。
図6のように柱部2を曲げ変形させたとき、柱部2とベース部3には、それぞれを伸張させる力と圧縮させる力とが加えられる。
具体的には、柱部2の筒壁2aをベース部3の中心方向へ曲げたとき、筒壁2aの外側面22と、この外側面22に接続する外側接続部24と、この外側接続部24に接続する前記ベース部3の外側上面32とには、これらを伸張させる方向へ力が加えられ、この力は主に柱部2の根本である外側接続部24付近に集中する。
また、柱部2の筒壁2aをベース部3の中心方向へ曲げたとき、筒壁2aの内側面23と、この内側面23に接続する内側接続部25と、この内側接続部25に接続する前記ベース部3の内側上面33とには、これらを圧縮させる方向へ力が加えられる。本実施形態のベース部3は、前記内側接続部25と内側上面33とを、それぞれ外側接続部24とベース部3の外側上面32よりも下方に形成させることで、前記筒壁2aの内側面23を圧縮させる力を前記外側接続部24付近の筒壁2aの内側面23aへ集中させずに、前記外側接続部24よりも下方の内側接続部25や内側上面33へ分散させている。即ち、前記伸張させる力が集中する位置と、前記圧縮させる力が集中する位置の高さを異ならせており、筒壁2aの破損を抑制させている。
図7は図6の標識柱1の柱部2が更に曲がるように変形した状況を示す断面図である。
図7は、図6の筒壁2aの内側面23をベース部3の突出部35へ当接するまで曲げた状況を示している。
本実施形態のベース部3は、内側上面33から上方へ突出させて突出部35を形成させることで、柱部2の筒壁2aの折れ曲がる角度をより緩やかにして、筒壁2aへの力の集中を緩和させ、その破損を抑制させている。
特に突出部35を形成させることで、柱部2の内側における、筒壁2aの内側面23と、これに接続する内側接続部25と、内側上面33とが曲がる角度が緩和され、これらを圧縮させる力が低減される。
また、本実施形態のベース部3は、円柱状に形成させた突出部35の上面と周側面とが接続される角部35aを全周に亘って角丸状に形成させているので、折れ曲がった筒壁2aの内側面23が前記角部35aへ接触したときに、内側面23の損傷を抑制できる。
また、前記突出部35をベース部3および柱部2と同心円状に配置させているので、突出部35と柱部2との間隔が全周に亘って等しくなされる。このため、柱部2の筒壁2aの内側面23が前記突出部35に接触するときに、前記突出部35へ接触する部位が偏りにくくなされるので、前記突出部35への接触による内側面23の損傷の位置が周方向へ分散され、前記柱部2の破損が抑制される
また、本実施形態のベース部3は、前記突出部35の上面の高さを前記外側上面32よりも下方に位置させて形成させている。これは、柱部2が車両の車輪に踏みつぶされて図7のように曲げられたときに、前記突出部35と前記車輪との間に前記筒壁2aが挟み込まれるような状態となされるが、前記突出部35と前記車輪から前記筒壁2aへ加えられる力が、前記突出部35の上面の高さを前記外側上面32よりも上方に位置させた場合と比較して低減されるので、前記筒壁2aの破損が抑制される。
1 標識柱
2 柱部
21 反射シート
22 筒壁の外側面
23 筒壁の内側面
24 外側接続部
25 内側接続部
26 柱上部
27 柱下部
28 内径変化部
3 ベース部
32 外側上面
33 内側上面
35 突出部
36 凹部
37 水抜き孔
4 キャップ
41 天板部
42 空気抜き孔
45 筒部
46a、46b 段部
47a、47b 突出部
48a、48b 傾斜面部
B アンカーボルト
W ワッシャー部

Claims (2)

  1. ベース部と、該ベース部から上方へ突出する円筒状の柱部とを備える標識柱であって、
    前記柱部は車両の接触などによって弾性的に曲がり復元する可撓性を備え、
    前記柱部は前記ベース部と一体成形されて形成されており、
    前記柱部の外側面と前記ベース部の外側上面とが接続する外側接続部と、前記柱部の内側面と前記ベース部の内側上面とが接続する内側接続部とが、前記柱部の全周に亘ってそれぞれ形成され、
    前記外側接続部は上方から下方へ至るほど浅い傾斜となされて外側へ向かう曲面状の傾斜面に形成されると共に、
    前記内側接続部は上方から下方へ至るほど浅い傾斜となされて内側へ向かう曲面状の傾斜面に形成されており、
    前記内側接続部は前記外側接続部よりも下方に形成されており、
    前記内側接続部の内側には前記ベース部の内側上面から上方へ突出する突出部が形成されると共に、
    該突出部の上端は、前記内側接続部の下端よりも上方に位置し、且つ、前記外側接続部の下端よりも下方に位置するように形成されていることを特徴とする標識柱。
  2. 前記突出部は円形に突出するように形成されており、前記突出部と前記内側接続部との間隔が前記突出部の全周に亘って同じ大きさに設けられていることを特徴とする請求項に記載の標識柱。
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