JP2016041553A - 絶縁トロリー - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的簡単な構造で、より高い施工性を備えた絶縁トロリーを提供する。
【解決手段】絶縁トロリー30は、引締め装置10と、第1接続ブロック11と、第2接続ブロック12と、バイパス線とを備えている。引締め装置10は、ベース部1が第1絶縁トロリー線21の第1端部21aを保持し、碍子部2が第2絶縁トロリー線22の第2端部22aを保持し、ベース部1と碍子部2との間に弾性力が付与される。バイパス線は、第1接続ブロック11に第3端部21bが保持された第1絶縁トロリー線21と第2接続ブロック12に第4端部22bが保持された第2絶縁トロリー線22とを電気的に接続する。ベース部1と第1接続ブロック11は、レール23の第1面23aaに固定される。第2接続ブロック12は、レール23の長手方向に沿って移動可能に構成される。バイパス線は、レール23の第2面に沿って配置される。
【選択図】図1

Description

本発明は、絶縁トロリーに関する。
従来、様々な生産現場などで搬送機械が用いられている。搬送機械では、クレーンやホイストなどの荷役装置を移動させる移動機器に電力を供給する移動給電システムとして、絶縁トロリーが利用されている。絶縁トロリーでは、移動機器の集電装置を介して、絶縁トロリー線から移動機器に給電を行わせることができる。
この種の絶縁トロリーとしては、絶縁トロリー線と一次側となる電力線とを接続する接続器を用いて、絶縁トロリー線に張力を付与する絶縁トロリーが知られている(たとえば、特許文献1を参照)。
特許文献1の絶縁トロリーでは、絶縁トロリー線に張力を付与して施工することで、絶縁トロリー線の長さが長い場合でも、絶縁トロリー線の自重で撓みが生ずることを抑制することができる。絶縁トロリーでは、絶縁トロリー線に張力を付与する張力型絶縁トロリーを構成する場合、絶縁トロリー線を直線状に長距離に渡って比較的簡単に施工することができる。
特開2012−1096号公報
ところで、絶縁トロリーでは、絶縁トロリー線を直線状の経路に施工するだけでなく、曲線状の経路を含む複雑な経路に施工する場合もある。絶縁トロリーでは、比較的簡単な構造で、より施工性に優れた構造とすることが求められており、上述の絶縁トロリーの構造だけでは、十分ではなく、更なる改良が求められている。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、比較的簡単な構造で、より高い施工性を備えた絶縁トロリーを提供することにある。
本発明の絶縁トロリーは、絶縁トロリー線の引締め装置と、第1接続ブロックと、第2接続ブロックと、バイパス線と、を備えている。上記引締め装置は、ベース部と、碍子部と、ばね材とを有している。上記ベース部は、第1保持部を備えている。上記ベース部は、第1絶縁トロリー線の第1端部を上記第1保持部により保持する。上記碍子部は、第2保持部を備えている。上記碍子部は、第2絶縁トロリー線の第2端部を上記第2保持部により保持する。上記ばね材は、上記第1保持部と上記第2保持部とを近づける向きに上記ベース部と上記碍子部との間に弾性力を付与する。上記第1接続ブロックは、第3保持部を備えている。上記第1接続ブロックは、上記第3保持部により上記第1絶縁トロリー線の上記第1端部とは反対の第3端部を保持する。上記第2接続ブロックは、第4保持部を備えている。上記第2接続ブロックは、上記第4保持部により上記第2絶縁トロリー線の上記第2端部とは反対の第4端部を保持する。上記バイパス線は、上記第1接続ブロックに保持される上記第1絶縁トロリー線と、上記第2接続ブロックに保持される上記第2絶縁トロリー線とを電気的に接続する。上記ベース部と上記第1接続ブロックと上記第2接続ブロックとは、上記第1絶縁トロリー線および上記第2絶縁トロリー線が収容される長尺状のレールの第1面に沿って設けられる。上記ベース部と上記第1接続ブロックは、上記レールの上記第1面に固定される。上記第2接続ブロックは、上記レールの長手方向に沿って移動可能に構成される。上記バイパス線は、上記レールの上記第1面とは反対の第2面に沿って配置されていることを特徴とする。
本発明の絶縁トロリーは、比較的簡単な構造で、より信頼性を高くすることが可能となる。
実施形態の絶縁トロリーの要部を示す正面図である。 実施形態の絶縁トロリーの要部を示す背面側の斜視図である。 実施形態の絶縁トロリーを説明する斜視図である。 実施形態の絶縁トロリーにおける別の要部を説明する正面図である。 実施形態の絶縁トロリーにおける別の要部を説明する斜視図である。 実施形態の絶縁トロリーにおける別の要部を説明する分解斜視図である。 実施形態の絶縁トロリーの他の要部を説明する分解斜視図である。 実施形態の絶縁トロリーの更に別の要部を示す分解斜視図である。
以下では、本実施形態の絶縁トロリー30について、図1ないし図8を参照しながら説明する。図中において、同じ部材に対しては、同じ符号を付して重複する説明を省略する。各図面が示す部材の大きさや位置関係は、説明を明確にするために誇張していることがある。以下の説明において、本実施形態を構成する各要素は、複数の要素を一の部材で構成して一の部材で複数の要素を兼用する態様としてもよいし、一の部材の機能を複数の部材で分担して実現してもよい。
本実施形態の絶縁トロリー30は、図1に示すように、絶縁トロリー線20aの引締め装置10と、第1接続ブロック11と、第2接続ブロック12と、図2に示すバイパス線13と、を備えている。引締め装置10は、ベース部1と、碍子部2と、ばね材3とを有している。ベース部1は、第1保持部1aを備えている。ベース部1は、第1絶縁トロリー線21の第1端部21aを第1保持部1aにより保持する。碍子部2は、第2保持部2aを備えている。碍子部2は、第2絶縁トロリー線22の第2端部22aを第2保持部2aにより保持する。ばね材3は、第1保持部1aと第2保持部2aとを近づける向きにベース部1と碍子部2との間に弾性力を付与する。第1接続ブロック11は、第3保持部11aを備えている。第1接続ブロック11は、第3保持部11aにより第1絶縁トロリー線21の第1端部21aとは反対の第3端部21bを保持する。第2接続ブロック12は、第4保持部12aを備えている。第2接続ブロック12は、第4保持部12aにより第2絶縁トロリー線22の第2端部22aとは反対の第4端部22bを保持する。バイパス線13は、第1接続ブロック11に保持される第1絶縁トロリー線21と、第2接続ブロック12に保持される第2絶縁トロリー線22とを電気的に接続する。ベース部1と第1接続ブロック11と第2接続ブロック12とは、第1絶縁トロリー線21および第2絶縁トロリー線22が収容される長尺状のレール23の第1面23aaに沿って設けられる。ベース部1と第1接続ブロック11は、レール23の第1面23aaに固定される。第2接続ブロック12は、レール23の長手方向に沿って移動可能に構成される。バイパス線13は、図2に示すように、レール23の第1面23aaとは反対の第2面23abに沿って配置されている。
本実施形態の絶縁トロリー30は、バイパス線13がレール23の第2面23abに沿って配置されていることにより、比較的簡単な構造で、より信頼性を高くすることが可能となる。
最初に、絶縁トロリー30の使用態様について簡単に説明する。
絶縁トロリー30は、たとえば、図3に示すように、レール23に保持された絶縁トロリー線20aに接触する集電装置31を介して、移動機器32に給電を行うように構成されている。絶縁トロリー30では、図1に示すように、引締め装置10を介して、第1絶縁トロリー線21と第2絶縁トロリー線22とが配置されている。第1絶縁トロリー線21と第2絶縁トロリー線22とは、多線式絶縁トロリー線を用いている。多線式絶縁トロリー線とは、複数本の導体を1つの絶縁被覆で連結した多極導体一括形の絶縁トロリー線20aをいう。絶縁トロリー30では、多線式絶縁トロリー線を用いることで、移動機器32に移動用の電力を給電するだけでなく、移動機器32の動作の制御を行うことも可能となる。
第1絶縁トロリー線21は、図1、図4および図5に示すように、導体たる第1導体21sを備えている。第1導体21sは、長尺の板状に形成されている。第1絶縁トロリー線21は、4本の第1導体21sを1つの第1絶縁被覆21tで連結している。第1絶縁被覆21tは、導体被覆部21uと、連結部21vとを備えている。導体被覆部21uは、第1導体21sの長手方向に沿って設けられている。導体被覆部21uは、長手方向と直交する断面視において、C字形状をしている。導体被覆部21uは、C字形状の開口溝21wから第1導体21sが露出するように構成されている。連結部21vは、隣接する導体被覆部21uを連結するように構成されている。導体被覆部21uと連結部21vとは、樹脂の一体形成により形成することができる。第1導体21sの材料としては、たとえば、銅、銅合金やステンレスなどの導電性に優れた金属材料を用いることができる。第1導体21sは、たとえば、銅の単層でもよいし、ステンレスと銅との多層構造であってもよい。第1導体21sは、導体被覆部21uの開口溝21wから露出する露出面21waが、平面となる構成でもよいし、露出面21waがV字状に窪んだ溝となる構成でもよい。第1絶縁被覆21tの材料としては、たとえば、塩化ビニル樹脂などの電気絶縁性に優れた樹脂材料を用いることができる。第1絶縁トロリー線21は、1本の第1導体21sだけを備えた構造でもよいし、2本以上の第1導体21sを備えた構造でもよい。第1絶縁トロリー線21は、たとえば、移動機器32の制御や給電のために、3本ないし8本の第1導体21sを備えた構成とすることができる。第1絶縁トロリー線21は、複数の第1導体21sを備える場合、第1導体21sを、たとえば、20mmの一定のピッチで設けることができる。第2絶縁トロリー線22は、第1絶縁トロリー線21と同様の構成とすることができる。第2絶縁トロリー線22は、4本の第2導体22sを1つの第2絶縁被覆22tで連結している。第1絶縁トロリー線21と第2絶縁トロリー線22とは、移動機器32の集電装置31が第1絶縁トロリー線21と第2絶縁トロリー線22との間を移動できるように、第1導体21sと第2導体22sとが連続するように並んで配置される。
以下では、本実施形態の絶縁トロリー30の具体的構成について、より詳細に説明する。
本実施形態の絶縁トロリー30は、引締め装置10と、第1接続ブロック11と、第2接続ブロック12と、バイパス線13とをレール23に配置している。引締め装置10は、図4ないし図6に示すように、ベース部1と、碍子部2と、一対のばね材3と、ばね材3の弾性力の大きさを調整する調整部4と、第1張力受具6とを備えている。ベース部1は、平板状の基体部材1bと、ガイド壁1cと、結合壁1dとを備えている。基体部材1bは、平面視において、矩形状の外形形状としている。ガイド壁1cは、矩形状の基体部材1bの一辺に沿って、基体部材1bから立ち上がるように設けられている。基体部材1bには、一対のガイド壁1cが対向して設けられている。ガイド壁1cは、基体部材1bの一辺に沿った一端部において、基体部材1bとガイド壁1cとに直交するように結合壁1dが設けられている。結合壁1dは、図6に示すように、厚み方向に貫通する第1貫通孔1eが設けられている。ベース部1は、たとえば、亜鉛めっき鋼板などの金属材料により形成することができる。ベース部1の材料は、亜鉛めっき鋼板などの金属材料だけに限られず、樹脂材料により形成することもできる。ベース部1は、基体部材1bと一対のガイド壁1cに囲まれた範囲に、第1保持部1aと碍子部2とを収容している。第1保持部1aは、図6に示すように、第1キャップ部1aaと、第2キャップ部1abと、第3キャップ部1acと、挟持部材1adとを備えている。
第1キャップ部1aaは、台座部1aeと、段部1afと、押え部1agとを備えている。台座部1aeは、直方体状の外形形状をしている。段部1afは、台座部1aeの長手方向の一端において、台座部1aeの表面から一段高くなるように構成されている。押え部1agは、段部1afの表面から突出するように設けられている。押え部1agは、台座部1aeの長手方向の一端から一端と反対の他端に向かって、延部1ahを備えている。第1キャップ部1aaは、台座部1aeと、段部1afと、押え部1agとを樹脂材料により一体的に形成している。第1キャップ部1aaは、第1絶縁トロリー線21の第1端部21aを保持できるように、第1絶縁トロリー線21の第1端部21aを、台座部1aeと押え部1agとの間で挟み持つことができる構造としている。第1キャップ部1aaは、第1絶縁トロリー線21の第1端部21aが台座部1aeと押え部1agとの間に挿入されると、第1端部21aが段部1afに当たることで第1絶縁トロリー線21の挿入が規制される。
第2キャップ部1abは、第1キャップ部1aaと同様に構成され、押え部1agが台座部1aeの中央部に設けられた点が第1キャップ部1aaと相違するように構成されている。第3キャップ部1acは、第1絶縁トロリー線21の長手方向に沿った第1絶縁トロリー線21と垂直な面に対して、第1キャップ部1aaと対称な構造となるように構成されている。第2キャップ部1abは、第1キャップ部1aaと第3キャップ部1acとの間に設けられる。第1保持部1aは、第1絶縁トロリー線21の4つの第1導体21sのうち、1つの第1導体21sを、導体被覆部21uを介して、第1キャップ部1aaだけで保持できるように構成している。第1保持部1aは、第1キャップ部1aaと第2キャップ部1abとの間で、第1絶縁トロリー線21の1つの第1導体21sを、導体被覆部21uを介して、保持できるように構成している。第1保持部1aは、第2キャップ部1abと第3キャップ部1acとの間で、第1絶縁トロリー線21の1つの第1導体21sを、導体被覆部21uを介して、保持できるように構成している。第1保持部1aは、第1絶縁トロリー線21の1つの第1導体21sを、導体被覆部21uを介して、第3キャップ部1acだけで保持できるように構成している。第1保持部1aは、第1キャップ部1aaと第3キャップ部1acとの間に配置する第2キャップ部1abの数を増減することで、第1絶縁トロリー線21に多線式絶縁トロリー線を用いた場合における導体の数に対応させることができる。
挟持部材1adは、底片1ajと、底片1ajの両端から突出するように設けた挟持片1akとを備えている。挟持部材1adは、第1キャップ部1aaと、第2キャップ部1abと、第3キャップ部1acとを底片1ajに載せ置くことができるように構成している。挟持部材1adは、第1キャップ部1aaと、第2キャップ部1abと、第3キャップ部1acとを、一対の挟持片1akにより、挟み込んで保持できるように構成されている。挟持部材1adは、挟持片1akに設けられた開口部1anが、第1キャップ部1aaや第3キャップ部1acの突出して設けられた嵌合部1amと嵌め合うことができるように構成されている。挟持部材1adの材料は、たとえば、ステンレスなどの金属材料を用いことができる。挟持部材1adは、金属板の打ち抜き加工、折り曲げ加工を施すことにより形成することができる。
第1保持部1aでは、第1キャップ部1aa、第2キャップ部1abや第3キャップ部1acと、挟持部材1adとが、図示していない螺子により固定される構成とすることもできる。第1保持部1aは、第1キャップ部1aa、第2キャップ部1abや第3キャップ部1acと、挟持部材1adとを螺子により固定する構造だけでなく、樹脂材料により一体的に形成される構造としてもよい。第1保持部1aは、図示していない螺子により、挟持部材1adをベース部1に固定させることができる。ベース部1は、第1保持部1aと、第1保持部1aに対向するように配置される碍子部2と、を収納している。ベース部1は、ガイド壁1cに沿って、碍子部2が移動できるように構成されている。
碍子部2は、第2絶縁トロリー線22の第2端部22aを保持する。碍子部2は、平面視において、矩形状の外形形状をしている。碍子部2は、一対のスライド部2bと、スライド部2bを連結する連結片2cとを備えている。スライド部2bは、直方体状の外形形状をしている。連結片2cは、矩形平板状の外形形状をしている。碍子部2は、一対のスライド部2bを、対向して配置できるように連結片2cで連結している。連結片2cは、複数の隔離壁2dと、隔離壁2d同士の間や隔離壁2dとスライド部2bとの間に設けられる固定部2eとを備えている。隔離壁2dは、スライド部2bに沿っており、連結片2cの表面から突出するように設けられている。固定部2eは、連結片2cの表面から突出するように設けられている。図1、図4および図5において、固定部2eは、第2導体22sで覆われており見えていない。隔離壁2dは、固定部2eよりも連結片2cからの突出高さを高くしている。固定部2eには、第2保持部2aが固定される。第2保持部2aは、たとえば、ビスを用いることができる。固定部2eは、第2保持部2aを螺子止めできるように、図示していない螺子孔が設けられている。
碍子部2は、複数の隔離壁2dのうち、対向する隔離壁2dの間や隔離壁2dとスライド部2bとの間で、第2絶縁トロリー線22における導体被覆部22uから突出した第2導体22sを収容できるように構成されている。碍子部2は、第2絶縁トロリー線22の長手方向と直交する方向に第2導体22sが折り曲げられた第2端部22aによって、固定部2eが覆われるように第2絶縁トロリー線22が配置される。碍子部2では、図6に示す、第2端部22aの第2導体22sに設けられた孔部22saに、第2保持部2aが挿通される。碍子部2は、第2導体22sの孔部22saに挿通させた第2保持部2aを固定部2eに螺子止めすることにより、第2絶縁トロリー線22を固定することができる。碍子部2は、第2保持部2aにより、第2絶縁トロリー線22の第2端部22aを固定部2eに固定させることで、第2絶縁トロリー線22の長手方向に沿って掛かる張力に対して、第2絶縁トロリー線22の保持力を高めることが可能となる。碍子部2は、一対のスライド部2bの間に所定の間隔ごとに配置する隔離壁2dの数を適宜に増減することで、第2絶縁トロリー線22に多線式絶縁トロリー線を用いた場合における導体の数に対応させることができる。スライド部2bは、長手方向に貫通する第2貫通孔2kが設けられている。碍子部2は、第2貫通孔2kに長ボルト3aが挿通される。長ボルト3aは、一端に頭部3bを備えている。長ボルト3aは、ベース部1の結合壁1dを介して第1張力受具6と結合できるように、第1ナット3cが一端側に取付けられている。引締め装置10は、長ボルト3aの他端側において、第1ワッシャ4aを介して、第2ナット4bおよび第3ナット4cが取り付けられる。
第1張力受具6は、第1固定板6aと、固定壁6bとを備えている。第1固定板6aは、平面視において、矩形の平板状に形成されている。第1固定板6aは、図2および図6に示す、第1ボルト25と螺子合いされる第1螺子受部6dを備えている。第1張力受具6は、第1固定板6aと第1ボルト25とでレール23を挟み持つことで、レール23に固定される。第1固定板6aは、長手方向の両端部において、第1固定板6aから突出する固定壁6bを2つずつ備えている。第1固定板6aでは、短手方向において、固定壁6bが対向して配置されている。第1張力受具6は、固定壁6bの図示していない挿通孔に長ボルト3aが挿通される。長ボルト3aは、長手方向の一端側に設けられた頭部3bと第1ナット3cとで、第1固定板6aの短手方向において、対向する一対の固定壁6bを挟み込んでいる。長ボルト3aは、頭部3bと第1ナット3cとで、一対の固定壁6bを挟み込むことによって、第1張力受具6に固定される。第1張力受具6には、第1固定板6aの短手方向において、対向する一対の固定壁6b間の間隔を保持するスペーサ6cが設けられている。スペーサ6cは、円柱状の外形形状に形成されている。スペーサ6cは、図示していないが、長手方向に沿って貫通する通孔が設けられている。スペーサ6cの通孔には、長ボルト3aを通すことができるように形成されている。引締め装置10は、第1ナット3cにより、ベース部1の結合壁1dと、第1張力受具6の固定壁6bとが結合できるように構成されている。引締め装置10は、第2絶縁トロリー線22が長手方向の両側に引っ張られた状態で、第2絶縁トロリー線22をレール23に架設させることができる。第1張力受具6は、第2絶縁トロリー線22により、碍子部2を第1保持部1aと第2保持部2aとが離れる方向に引っ張る力が働く張力を受け止めるため、第1保持部1aと第2保持部2aとの配置方向において、第1保持部1a側に設けられている。
碍子部2は、長ボルト3aを介して、ベース部1に対して移動可能に連結されている。長ボルト3aは、ばね材3を保持している。ばね材3は、たとえば、コイルばねを用いることができる。長ボルト3aは、結合壁1dから突出し、碍子部2を介して結合壁1dと反対の部分に、コイルばねからなるばね材3の中心部を通している。引締め装置10は、ベース部1と碍子部2とを連結するため、ベース部1の結合壁1dから突出する長ボルト3aを、碍子部2の第2貫通孔2k、第2ワッシャ4d、ばね材3、第1ワッシャ4aに通し、第2ナット4b、第3ナット4cにより固定する。第1ワッシャ4aと第3ナット4cとは、長ボルト3aの長手方向に沿って、第2ナット4bを挟んで位置されている。第1ワッシャ4aと第3ナット4cとは、長ボルト3aに対する第2ナット4bの位置がずれないように設けられている。第2ナット4bと第3ナット4cとは、互いに逆方向に締めて緩みを防止するダブルナットを構成している。
引締め装置10では、第2ワッシャ4dを介して、ばね材3の一端が碍子部2に弾性力を付与するように構成される。引締め装置10では、ばね材3により、碍子部2に保持された第2絶縁トロリー線22の第2保持部2aが第1保持部1aに近づく向きに弾性力が付与される。碍子部2では、長ボルト3aが挿通された、ばね材3によって、第1保持部1aと第2保持部2aとが近づく向きに弾性力が付与されることで、第2絶縁トロリー線22に張力を付与することができるように構成している。ばね材3は、第1保持部1aと第2保持部2aとを近づける向きにベース部1と碍子部2との間に弾性力を付与する。ベース部1は、一対のばね材3により弾性力が付与される方向に沿って、碍子部2を移動可能に収容している。一対のばね材3は、第1保持部1aと第2保持部2aとの配置方向に沿って配置されている。一対のばね材3は、図4に示すように、第1保持部1aと第2保持部2aとの配置方向に延びた仮想の基準線24を介して、対向して配置されている。図4では、仮想の基準線24を一点鎖線で図示している。引締め装置10は、長ボルト3aの長手方向に沿って第2ナット4bを移動させることにより、レール23に架設後の第2絶縁トロリー線22に掛かる張力を調節することができる。第2ナット4bと第3ナット4cとは、ばね材3の弾性力の大きさを調整する調整部4を構成している。調整部4は、第2ナット4bだけで構成することもできる。
レール23は、図1ないし図3、図6で示すように、長尺状に形成されている。レール23は、図6で示すように、長尺状の底板23aと、底板23aの長手方向に沿って、底板23aの短手方向の両側から立ち上がる一対の側壁23bとを備えている。レール23は、底板23aと一対の側壁23bとで、断面視において、C字形状に形成されている。底板23aは、一表面がレール23の第1面23aaを構成している。底板23aは、引締め装置10を固定する第1ボルト25を挿通する第1孔25aaを備えている。底板23aには、図示していない第2孔も設けられている。長尺状のレール23は、底板23aと側壁23bとで囲まれる領域に、第1絶縁トロリー線21および第2絶縁トロリー線22を収容することができるように構成されている。
第1接続ブロック11は、図7に示すように、接続本体11sと、第1カバー11tと、第3保持部11aと、第1取付螺子11uとを備えている。接続本体11sは、平面視が長方形状であり、板状の外形形状をしている。接続本体11sは、長手方向に沿って、第1溝部11ssを備えている。第1溝部11ssは、第1凹部11saと、第3貫通孔11sbと、第2凹部11scとを備えている。第1凹部11saは、接続本体11sの表面から厚み方向に窪んで構成されている。第3貫通孔11sbは、接続本体11sの厚み方向に貫通するように構成されている。第2凹部11scは、接続本体11sの表面から厚み方向に窪んで構成されている。第2凹部11scは、第1凹部11saよりも深く窪んで構成されている。接続本体11sは、短手方向に沿って、複数の第1溝部11ssが設けられている。接続本体11sでは、隣接する第1溝部11ssの間に第1分離壁11sdが形成されている。接続本体11sは、第3貫通孔11sbを部分的に塞ぐように、第1分離壁11sdの先端に第1分離壁11sdの幅が広くなる第1幅広部11seを備えている。接続本体11sの材料としては、たとえば、セラミック、ガラスや合成樹脂などを用いることができる。
第1カバー11tは、平面視が正方形状であって、平板状の外形形状をしている。第1カバー11tは、正方形状の四隅に表面から突出する第1段差部11taを備えている。第1段差部11taには、厚み方向に貫通する第4貫通孔11tbが設けられている。第1カバー11tは、第4貫通孔11tbに第1取付螺子11uが挿通されるように構成されている。第1カバー11tは、第1取付螺子11uを用いて、接続本体11sの裏面を覆って第3貫通孔11sbを塞ぐように取り付けられる。接続本体11sは、第1カバー11tの第1段差部11taと嵌め合すことができるように構成されている。第1接続ブロック11は、第1カバー11tと接続本体11sとの間に第3保持部11aが収容される。
第3保持部11aは、第1接続金具11vと、複数の第1接続螺子11nと、第1螺子板11xとを備えている。第1接続金具11vは、断面視がC字形状であり、長尺状に形成されている。第1接続金具11vは、C字形状の開口を狭めるように突出する第1爪部11vaを備えている。第1接続金具11vは、厚み方向に貫通する複数の第5貫通孔11vbを備えている。第1接続金具11vは、長手方向に延びる延設片11veを備えている。延設片11veは、螺子孔11vfが設けられている。第1螺子板11xは、長尺状の平板の外形形状をしている。第1螺子板11xは、第1接続螺子11nが螺子合い可能な複数の第1螺子孔11xaが設けられている。第1螺子板11xは、第1接続金具11vの内部に収容される。第1螺子板11xは、第1接続金具11vに収容された状態で、第5貫通孔11vbに挿通された第1接続螺子11nが第1螺子孔11xaに螺子合いされる。第1接続金具11vは、第1爪部11vaと、第1螺子孔11xaに螺子合いされ第1螺子板11xから突出する第1接続螺子11nとの間で、第1絶縁トロリー線21の第1導体21sを挟み持つことができるように構成されている。第1接続金具11vは、第1絶縁トロリー線21の第1導体21sを2つの第1接続螺子11nを用いて固定することができる。同様に、第1接続金具11vは、第1絶縁トロリー線21と連続するように並んで配置される絶縁トロリー線20aを2つの第1接続螺子11nを用いて固定することができる。第1接続金具11vや第1螺子板11xの材料としては、たとえば、銅合金などを用いることができる。
第1接続ブロック11では、電線33が第2凹部11scに沿って導入される。電線33の先端には、端子金具33aが設けられている。端子金具33aは、円環状の金具部33bと、金具部33bから突出する平板状の板部33cとを備えている。端子金具33aは、金具部33bにより、たとえば、電線33の編組銅線を加締めて保持することができる。板部33cは、第6貫通孔33dを備えている。端子金具33aは、第1接続金具11vの延設片11veに設けられた螺子孔11vfに結合螺子11uaが螺子合いされることにより、第1接続金具11vと固定される。第1接続ブロック11は、第1接続金具11vの延設片11veと端子金具33aとが螺子合いされた部分を保護するため、断面視がC字形状の保護カバー11jを備えてもよい。
第1接続ブロック11は、電線33と第1絶縁トロリー線21とが第1接続金具11vにより一体的に固定された状態で、第1接続金具11vに保持された第3端部21bが第3貫通孔11sbから露出するように収納する。第1接続ブロック11は、第1接続金具11vの第1爪部11vaが接続本体11sの第1幅広部11seに引っ掛けられた状態で、第1カバー11tにより接続本体11sに押圧される。第1接続ブロック11は、第1取付螺子11uが接続本体11sに螺子止めされることで、第1カバー11tが接続本体11sに取り付けられる。第1接続ブロック11では、第1カバー11tが接続本体11sに取り付けられることで、第1幅広部11seと第1カバー11tとの間で第1接続金具11vを保持させることができる。第1接続ブロック11は、第1カバー11tが第1接続金具11vに取り付けられた状態において、第1絶縁トロリー線21が電線33を覆って、第1導体21sが外部に露出するように構成される。第1接続ブロック11は、電線33を介して、たとえば、図示していない外部電源からの電力を第1絶縁トロリー線21に供給することができる。第1接続ブロック11は、接続本体11sの第1凹部11saに第1絶縁トロリー線21の第3端部21bが挿入される。第1絶縁トロリー線21は、第1絶縁被覆21tを対応する第2凹部scに挿入できるように、第1絶縁トロリー線21の第3端部21bの第1絶縁被覆21tが予め切除されている。
第1接続ブロック11は、図1に示すように、レール23の長手方向において、絶縁トロリー線20aにより、第1接続ブロック11にかかる張力を受けるための第2張力受具26を設けることができる。絶縁トロリー30では、レール23の長手方向において、第2張力受具26を第1接続ブロック11における引締め装置10と反対側に設けている。第2張力受具26は、図2に示すように、レール23の上記第2孔に挿通させた第2ボルト27により、レール23に固定される。
第2張力受具26は、図7に示すように、第2固定板26aを備えている。第2固定板26aは、平面視において、矩形の平板状に形成されている。第2固定板26aは、第2ボルト27と螺子合いされる第2螺子受部26dを備えている。第2張力受具26は、第2固定板26aと第2ボルト27とでレール23を挟み持つことにより、レール23に固定される。引締め装置10は、絶縁トロリー線20aが長手方向の両側に引っ張られた状態で、絶縁トロリー線20aをレール23に架設することができる。第2張力受具26は、絶縁トロリー線20aにより、第1接続ブロック11に引っ張る力が働く張力を受け止めるために設けられることが好ましい。
第1絶縁トロリー線21や第2絶縁トロリー線22は、レール23の長手方向に沿って、配置できるように、図1に示す吊り具36を備えていることが好ましい。吊り具36は、断面視がC字形状としており、第1絶縁トロリー線21や第2絶縁トロリー線22の短手方向を挟み持つことができるように構成されている。吊り具36は、第1絶縁トロリー線21や第2絶縁トロリー線22が配置される第1面23aaとは反対側でレール23に固定させるためのボルト36aを備えている。吊り具36のボルト36aは、図示していないがレール23の底板23aに設けられた第3孔に挿通される。
第2接続ブロック12は、第1接続ブロック11と同様の構造で形成している。第2接続ブロック12は、引締め装置10を介して、第1接続ブロック11と対称となるようにレール23に配置している。第2接続ブロック12は、第2保持部2aにより保持される第2絶縁トロリー線22の第2端部22aとは反対の第4端部22bが保持される第4保持部12aを備えている。第4保持部12aは、第3保持部11aと同様に、第1接続金具11vと、複数の第1接続螺子11nと、第1螺子板11xとで構成している。第4保持部12aは、第1接続金具11vと第1接続螺子11nとで、第2絶縁トロリー線22の第4端部22bを挟み持つことができるように構成されている。
絶縁トロリー30は、図2に示すように、第1接続ブロック11から導出された電線33をレール23の底板23aに設けた第1開口部24aaからレール23の背面となる第2面23ab側に引き回している。以下では、便宜上、第1接続ブロック11から導出された電線33を第1電線33sと称する。絶縁トロリー30は、第2接続ブロック12から導出された電線33をレール23の底板23aに設けた第2開口部24abからレール23の第2面23ab側に引き回している。以下では、便宜上、第2接続ブロック12から導出された電線33を第2電線33tと称する。絶縁トロリー30は、レール23の第2面23ab側に設けた端子台29において、第1電線33sと第2電線33tとを電気的に接続している。端子台29は、第1電線33sと第2電線33tとを電気的に接続するだけでなく、外部電源からの電力線39と電気的に接続できるように構成してもよい。端子台29は、第1電線33sと、第2電線33tと、電力線39とを電気的に接続することで、第1電線33sや第2電線33tを介して、絶縁トロリー線20aに給電することができる。絶縁トロリー30は、第1接続ブロック11と第2接続ブロック12とを共通の電線33を用いて、第1接続ブロック11に保持された第1絶縁トロリー線21と第2接続ブロック12に保持された第2絶縁トロリー線22とを直接的に電気的に接続させてもよい。絶縁トロリー30は、レール23の第2面23ab側で、第1接続ブロック11と第2接続ブロック12とを電線33で接続させる。絶縁トロリー30は、第1接続ブロック11と第2接続ブロック12とを電線33で接続させて、第1接続ブロック11に保持された第1絶縁トロリー線21と、第2接続ブロック12に保持された第2絶縁トロリー線22とを電気的に接続させることができる。第1電線33sと第2電線33tとは、第1接続ブロック11に保持される第1絶縁トロリー線21と、第2接続ブロック12に保持される第2絶縁トロリー線22とを電気的に接続するバイパス線13を構成している。
絶縁トロリー30では、絶縁トロリー線20aの長手方向の何れかで張力を受けるため、引締め装置10、第1接続ブロック11、第2接続ブロック12に加え、図8に示す固定ブロック14を備えていてもよい。固定ブロック14は、固定本体14sと、第2カバー14tと、第5保持部14aと、第2取付螺子14uとを備えている。
固定本体14sは、平面視が正方形状であり、板状の外形形状をしている。固定本体14sは、端面に沿って、複数の第3溝部14ssが設けられている。第3溝部14ssは、第3凹部14saと、第7貫通孔14sbと、第4凹部14scとを備えている。第3凹部14saは、固定本体14sの表面から厚み方向に窪んで構成されている。第7貫通孔14sbは、固定本体14sの厚み方向に貫通するように構成されている。第4凹部14scは、固定本体14sの表面から厚み方向に窪んで構成されている。第4凹部14scは、第3凹部14saと同じ深さに窪むように構成されている。固定本体14sでは、隣接する第3溝部14ssの間に第2分離壁14sdが形成されている。固定本体14sは、第7貫通孔14sbを部分的に塞ぐように、第2分離壁14sdの先端に第2分離壁14sdの幅が広くなる第2幅広部14seを備えている。固定本体14sの材料としては、たとえば、セラミック、ガラスや合成樹脂などを用いることができる。
第2カバー14tは、平面視が正方形状であって、平板状の外形形状をしている。第2カバー14tは、第2段差部14taと、第2段差部14taの厚み方向に貫通する第4貫通部14tbを備えている。第2カバー14tは、第1接続ブロック11の第1カバー11tと同じものを利用している。第2カバー14tは、第2取付螺子14uを用いて、固定本体14sの裏面を覆って、第7貫通孔14sbを塞ぐように取り付けられる。固定ブロック14は、第2カバー14tと固定本体14sとの間に第5保持部14aが収容されるように構成されている。
第5保持部14aは、第2接続金具14vと、第2接続螺子14nと、第2螺子板14xとを備えている。第2接続金具14vは、断面視がC字形状であり、長尺状に形成されている。第2接続金具14vは、C字形状の開口を狭めるように突出する第2爪部14vaを備えている。第2螺子板14xは、長尺状の平板の外形形状をしている。第2螺子板14xは、第2接続金具14vの内部に収容される。第2螺子板14xは、第2接続螺子14nに収容された状態で第2接続螺子14nが螺子合いされる。第2接続金具14vは、第2爪部14vaと、第2螺子板14xから突出する第2接続螺子14nとの間で、絶縁トロリー線20aを挟み持つことができるように構成されている。第2接続金具14vや第2螺子板14xの材料としては、たとえば、銅合金などを用いることができる。
固定ブロック14は、第2接続金具14vの第2爪部14vaが固定本体14sの第2幅広部14seに引っ掛けられた状態で、第2カバー14tにより、固定本体14sに押圧される。固定ブロック14は、第2取付螺子14uが固定本体14sに螺子止めされることで、第2カバー14tが固定本体14sに取り付けられる。固定ブロック14では、第2カバー14tが固定本体14sに取り付けられることで、第2幅広部14seと第2カバー14tとの間で第2接続金具14vを保持させることができる。固定ブロック14は、レール23に配置される。固定ブロック14は、レール23の長手方向において、固定ブロック14にかかる張力を受けるため、図7で示す第2張力受具26を適宜に配置することができる。
絶縁トロリー30は、図示していないが、天井などにレール23が吊り下げられる。レール23は、絶縁トロリー線20aの経路に応じて、直線状や曲線状に構成することができる。レール23は、曲線状として、U字形ライン、L字形ライン、S字形ラインに施工することができる。レール23は、移動機器32が周回できるように、長円状などのエンドレスラインに施工することもできる。
絶縁トロリー30では、直線距離が長い絶縁トロリー線20aを施工する場合、絶縁トロリー線20aに張力を付与する張力型絶縁トロリーを構成している。張力型絶縁トロリーだけでは、絶縁トロリー線20aを施工する場合、曲線状に施工することが難しい傾向にある。絶縁トロリー30は、絶縁トロリー線20aの長手方向において、絶縁トロリー線20aを湾曲させた曲線部分などを含む絶縁トロリー線20aを施工する場合、非張力型絶縁トロリーを構成している。非張力型絶縁トロリーは、絶縁トロリー線20aに張力を加えずに、あるいは張力型絶縁トロリーよりも、絶縁トロリー線20aに付与する張力を大きくすることなく、施工することができる。非張力型絶縁トロリーでは、張力型絶縁トロリーと比較して、短い間隔で絶縁トロリー線20aを保持させる必要があるものの、曲線を含む複雑な経路に施工することができる。絶縁トロリー30は、張力型絶縁トロリーを用いる場合、非張力型絶縁トロリーと比較して長い区間、絶縁トロリー線20aをレール23に保持させることができる。張力型絶縁トロリーでは、たとえば、絶縁トロリー線20aを50mにもわたる長い区間、レール23に保持させることができる。
引締め装置10は、ばね材3を絶縁トロリー線20aに沿って配置することで、レール23への組み込みが可能となり、非張力型絶縁トロリーと張力型絶縁トロリーとを組み合わせ、より高い施工性を備えることが可能となる。引締め装置10は、張力型絶縁トロリーと、非張力型絶縁トロリーとを組み合わせることにより、比較的に絶縁トロリー線20aの直線距離が長い場合において、張力型絶縁トロリーを利用することができる。引締め装置10は、張力型絶縁トロリーと、非張力型絶縁トロリーとを組み合わせることにより、絶縁トロリー線20aが長手方向において湾曲するような曲線の経路を含む場合において、非張力型絶縁トロリーを用いることが可能となる。
本実施形態の絶縁トロリー30は、引締め装置10と、第1接続ブロック11と、引締め装置10と第1接続ブロック11との間で保持する第1絶縁トロリー線21で、非張力型絶縁トロリーを構成している。絶縁トロリー30は、引締め装置10と、第2接続ブロック12と、引締め装置10と第2接続ブロック12との間で保持する第2絶縁トロリー線22で、張力型絶縁トロリーを構成している。絶縁トロリー30は、張力型絶縁トロリーと、非張力型絶縁トロリーとを組み合わせることが可能としている。
絶縁トロリー30では、引締め装置10は、第1接続ブロック11との間で保持する第1絶縁トロリー線21よりも、第2接続ブロック12との間で保持する第2絶縁トロリー線22に付与する張力を大きくしている。すなわち、絶縁トロリー30は、第1絶縁トロリー線21よりも、第2絶縁トロリー線22に付与する張力を大きくできる構成であればよく、第1絶縁トロリー線21に全く張力が掛かっていない構成も含んでいる。引締め装置10のベース部1と第1接続ブロック11は、レール23の第1面23aaに固定され、第2接続ブロック12は、レール23の長手方向に沿って移動可能に構成されている。バイパス線13は、第1接続ブロック11と第2接続ブロック12との間の距離の変化に対応させるためや、第1接続ブロック11や第2接続ブロック12との接続を行い易くするため、撓みを生ずる長さに設定される場合がある。絶縁トロリー30では、バイパス線13の長さがバイパス線13に撓みを生ずる長さに設定されている場合であっても、レール23の第1面23aaとは反対の第2面23abに沿って配置されていることで、移動機器32の移動の邪魔となることを避けることができる。
1 ベース部
1a 第1保持部
2 碍子部
2a 第2保持部
3 ばね材
10 引締め装置
11 第1接続ブロック
11a 第3保持部
12 第2接続ブロック
12a 第4保持部
13 バイパス線
20a 絶縁トロリー線
21 第1絶縁トロリー線
21a 第1端部
21b 第3端部
22 第2絶縁トロリー線
22a 第2端部
22b 第4端部
23 レール
23aa 第1面
23ab 第2面
30 絶縁トロリー

Claims (1)

  1. 第1保持部を備え第1絶縁トロリー線の第1端部を前記第1保持部により保持するベース部と、第2保持部を備え第2絶縁トロリー線の第2端部を前記第2保持部により保持する碍子部と、前記第1保持部と前記第2保持部とを近づける向きに前記ベース部と前記碍子部との間に弾性力を付与するばね材とを有する絶縁トロリー線の引締め装置と、
    前記第1絶縁トロリー線の前記第1端部とは反対の第3端部を保持する第3保持部を備えた第1接続ブロックと、
    前記第2絶縁トロリー線の前記第2端部とは反対の第4端部を保持する第4保持部を備えた第2接続ブロックと、
    前記第1接続ブロックに保持される前記第1絶縁トロリー線と、前記第2接続ブロックに保持される前記第2絶縁トロリー線とを電気的に接続するバイパス線と、
    を備え、
    前記ベース部と前記第1接続ブロックと前記第2接続ブロックとは、前記第1絶縁トロリー線および前記第2絶縁トロリー線が収容される長尺状のレールの第1面に沿って設けられており、
    前記ベース部と前記第1接続ブロックは、前記レールの前記第1面に固定され、前記第2接続ブロックは、前記レールの長手方向に沿って移動可能に構成されており、
    前記バイパス線は、前記レールの前記第1面とは反対の第2面に沿って配置されていることを特徴とする絶縁トロリー。
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