JP5559615B2 - 接続器 - Google Patents

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    • H01R41/00Non-rotary current collectors for maintaining contact between moving and stationary parts of an electric circuit

Description

本発明は絶縁トロリー線と電力線を電気接続する接続器に関する。
従来、図15に示すようにホイストクレーン等の移動機器6へ集電装置11を介して給電するために絶縁トロリー線2が用いられている。一般的な絶縁トロリー線2は樹脂製の絶縁材に形成されたシース部の溝内に導体が設けられたものであり、導体はシース部の溝開口から露出している。
符号1′は絶縁トロリー線を一次側となる電力線に電気接続する接続器であり、この接続器としては例えば特許文献1に示すものが知られている。この接続器は絶縁トロリー線の端部における絶縁材をドリル工具等を用いて切除して導体を剥き出し、この剥き出した導体を端子板とビスで挟み込むことで、端子板を導体に固定している。
また、特許文献2には絶縁トロリー線の端部加工を行わずに絶縁トロリー線を電力線に接続する技術が開示されている。この特許文献2では、給電端子の対向する顎部の間に絶縁トロリー線を挿入し、第一の顎部を絶縁トロリー線のシース部から露出した導体露出面に当てている。そして、第二の顎部にねじ込んだボルトによってシース部を押圧することで第一の顎部に対して導体を固定している。
特開2001−334847号公報 特開平8−175231号公報
ところで、特許文献1は絶縁トロリー線の端部の加工を行う必要があり、手間を要する。
また、特許文献2ではボルトがシース部を部分的に押圧し、このシース部を介して導体が第一の顎部側に押圧される。このため、導体と第一の顎部との摩擦力が安定し難く、この結果、導体と給電端子の接触不良が生じる恐れがある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、絶縁トロリー線の導体を剥き出す加工の手間を省き、しかも端子と導体との接触不良を防止できる接続器を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明の接続器は、電力線を接続可能な端子に絶縁トロリー線のシース部の溝開口から露出した導体の露出面に接触する接触部が設けられ、この接触部を前記導体と反対側から導体側に直接押圧する押付部材が設けられた接続器であって、前記シース部において前記押付部材により前記接触部及び導体を介して押圧される箇所の外面に当接する当接部と、この当接部に対向し且つこの当接部と一体の対向部を備え、前記対向部に前記押付部材が設けられ、前記当接部に前記シース部側に突出して先端が尖った突起が形成されたことを特徴とする。
また、前記押付部材が前記対向部に前記当接部と反対側からねじ込まれるボルトからなり、このボルトの頭部と対向部の間にスプリングワッシャーが設けられることが好ましい。
また、前記当接部と対向部を有する固定部材が配置される固定部材配置部を備え、この固定部材配置部に前記シース部の長手方向外側に臨んで前記固定部材を受ける受面部が設けられることが好ましい。
また、前記固定部材を複数備え、前記受面部が設けられた固定部材配置部が前記固定部材毎に設けられることが好ましい。
本発明にあっては、絶縁トロリー線の導体を剥き出す加工の手間を省き、しかも端子と導体との接触不良を防止できる。
本発明の実施形態の接続器の要部断面図である。 接続器を用いて絶縁トロリー線を架設した状態を示す斜視図である。 本体を示し、(a)は底面側から見た斜視図であり、(b)は水平断面図である。 固定部材の斜視図である。 本体に絶縁トロリー線を挿入する様子を示す斜視図である。 絶縁トロリー線を本体に接続した状態を示し、(a)は底面図であり、(b)は下側から見た斜視図である。 電力線を本体に設けられた端子に接続した状態を示す上側から見た斜視図である。 絶縁トロリー線、押付部材を設けた固定部材、及び端子の分解斜視図である。 長ボルトやカバーの図示を省略した施工状態の接続器を示す背面図である。 本体で絶縁トロリー線を保持した状態を示す斜視図である。 本体で絶縁トロリー線を保持したときの切欠断面図である。 絶縁トロリー線の端部の加工前と加工後の様子を示す斜視図である。 全ての端子を電線接続部を同一方向に向けて取り付けた状態を示す斜視図である。 端子から縦方向に電力線を引き出した様子を示す側面図である。 従来の接続器の施工状態を示す斜視図である。
本発明を添付図面に基づいて説明する。なお、以下では図15を参照して説明する場合がある。また、以下の各構成の説明では施工状態における方向を基準にして説明し、絶縁トロリー線2の長手方向を前後方向、絶縁トロリー線2の幅方向を左右方向(横方向)として説明する。
本実施形態の接続器1は、図2に示すように絶縁トロリー線2をケーブルからなる電力線3に接続するものであり、移動機器6(図15参照)に給電を行う給電システムに用いられる。
図15のように絶縁トロリー線2はホイストクレーンからなる移動機器6に集電装置11を介して給電を行う。なお、絶縁トロリー線2の給電対象としてはホイストクレーンに限られるものではなく、本発明は自動倉庫や立体駐車場等の他の分野に適用しても構わない。
絶縁トロリー線2は、図12の上図に示すように厚み方向を上下方向とする帯状の導体8を複数有すると共にこれら導体8を収納する樹脂製の絶縁材9を有している。
絶縁材9には下方に開口する略コ字状のシース部10a〜10cが左右に複数列(図示例では3列)並べて形成され、各シース部10a〜10cは絶縁材9の長手方向に亘って形成されている。
各シース部10a〜10c内に形成された下方に開口する溝内には導体8が上面をシース部10a〜10cの底部37に当接した状態で長手方向に亘って設けられている。各導体8は左右方向に一定ピッチで設けられ、下面の幅方向中央部がシース部10a〜10cの溝開口7から露出した露出面となっている。以下、この露出面を導体露出面12と記載する。
接続器1は絶縁トロリー線2を電力線3に電気接続する機能に加えて、絶縁トロリー線2の端部を保持する機能を備え、図2に示すように碍子として利用される。
接続器1は本体14と本体14に取り付けられるカバー18を備えている。図10のように本体14には対応するシース部10a〜10c毎に固定部材15a〜15cが設けられ、各固定部材15a〜15cにはボルトからなる押付部材17が設けられる。また、本体14には固定部材15a〜15c毎に端子16a〜16cが設けられる。
図5に示すように本体14には絶縁トロリー線2側となる前方に開口する挿入凹所19が形成されている。挿入凹所19には前方から絶縁トロリー線2の端部が挿入される。
図3(b)のように挿入凹所19の前端部を除く部分は左右に並べて形成された複数の孔22a〜22cで構成されている。孔22a〜22cは絶縁トロリー線2が有するシース部10a〜10cと同数形成され、各孔22a〜22cには挿入凹所19に挿入された絶縁トロリー線2の対応するシース部10a〜10cが配置される。
各孔22a〜22cの前後方向の一部は他部よりも断面積が大きい固定部材配置部23a〜23cとなっている。各孔22a〜22cの固定部材配置部23a〜23cの前方に隣接する部分を前孔部25a〜25cとする。各孔22a〜22cにおける固定部材配置部23a〜23cの内周面とこれよりも一回り小さい前孔部25a〜25cの内周面との間には段差が形成されている。これら固定部材配置部23a〜23cの前縁に亘る段差は、後方、すなわちシース部10a〜10cの長手方向外側に臨み、固定部材15a〜15cの前端面が当接する受面部26を構成している。
各固定部材配置部23a〜23cの下面には工具挿入口28が形成されている。各固定部材配置部23a〜23cのうち、左右方向の両外側に位置する固定部材配置部23a,23cは孔22a,22cの後端部に位置し、これら固定部材配置部23a,23cの後面には端子導出口29a,29cが夫々形成されている。左右方向の中央に位置する固定部材配置部23bは孔22bの前後方向の中程に位置している。孔22bにおいて固定部材配置部23bの後方に隣接する部分を後孔部27とすると、後孔部27の下面には端子導出口29bが形成されている。孔22bの後端は本体14に形成された当接壁30で閉塞されている。
各固定部材配置部23a〜23cには固定部材15a〜15cが左右方向に位置決めされた状態で工具挿入口28の左右両側縁の上に載置され、この固定部材15a〜15cの前端面は図11のように受面部26に対向する。
各固定部材15a〜15cは金属製であって、図4に示すように前後に開口する縦長矩形筒状に形成され、上下の片部35a,35bと左右の片部35c,35dを備えている。各固定部材15a〜15cの下片部35bには上下に貫通するねじ孔31が前後方向に複数形成されている。
図1のように固定部材15a〜15cの各ねじ孔31には下方からスプリングワッシャー44を介して押付部材17がねじ込まれ、この押付部材17の頭部43は工具挿入口28を介して下方に露出する。
固定部材15a〜15cの上片部35aの幅方向中央部は下方に突出した当接部36となっている。すなわち、前述の下片部35bは当接部36に対向する対向部20を構成し、この対向部20は当接部36と一体に形成されている。なお、本実施形態の固定部材15a〜15cは断面矩形枠状であるが、固定部材15a〜15cはシース部10a〜10cが当接される当接部36とこれに対向する下片部35が一体に形成されたものであればよく、例えば断面コ字状であってもかまわない。
当接部36の下面には下方に向けて突出する金属製の突起32が前後方向に複数設けられ、これら突起32はいずれもねじ孔31に対向する位置に設けられている。各突起32は先端が尖った円錐状に形成されている。
各端子16a〜16cは同大同形の端子板で構成されている。図8のように各端子16a〜16cは厚み方向を左右方向とするL字状の端子板からなり、前方に突出する一方の片部が導体露出面12に接触する接触部38を構成し、接触部38の後端部から直角に突出する他方の片部が電力線接続部39を構成している。電力線接続部39には電力線3の端部を取り付けるためのボルト41用の孔42が空けられている。
図3に示すように本体14の挿入凹所19を挟んだ両側には前後に貫通する挿通孔45が形成されている。各挿通孔45には図6のように前後に長い長ボルト46が挿通され、各長ボルト46はその前側に設けられた二個のナット47で本体14を挟み込むことによって本体14に対して固定される。
接続器1で絶縁トロリー線2の端部を保持するには例えば以下のようにする。
まず、端子16a〜16cの接触部38が後方から挿入された固定部材15a〜15cを対応する固定部材配置部23a〜23cに配置する。この際、端子16a〜16cの接触部38は固定部材15a〜15cの当接部36とこの固定部材15a〜15cの各ねじ孔31にねじ込まれた押付部材17の先端面との間に配置する。また、端子16a,16cは電力線接続部39側を端子導出口29a,29cから本体14の後方に引き出し、電力線接続部39を上方又は下方のいずれかに突出させる。また、端子16bは電力線接続部39を端子導出口29bから本体14の下方に突出させる。
次に図5のように本体14の挿入凹所19に絶縁トロリー線2の端部を挿入する。この絶縁トロリー線2は、図12の下図に示すように予め各シース部10a〜10cを対応する孔22a〜22cに挿入できるよう絶縁トロリー線2の端部のシース部10a〜10c間の部位が切除されている。絶縁トロリー線2は図11のようにシース部10bの後端面が当接壁30の前面に当接するまで挿入凹所19に挿入され、これにより各シース部10a〜10c及び導体8は対応する固定部材15a〜15c内に配置された接触部38と当接部36の間に配置される。
次に、固定部材15a〜15cの各ねじ孔31にねじ込んだ押付部材17(ボルト)の頭部43を押付部材17を接触部38側に近づく方向に回転させて、図1のように各押付部材17の先端面で接触部38を導体8側に押圧する。この押付部材17の操作は、頭部43を工具挿入口28から挿入したレンチ等の工具を用いて行われる。
上記押付部材17をねじ入れる操作は、図1のように押付部材17の頭部43と対向部20の下面との間で圧縮されるスプリングワッシャー44が平らになるまで行われ、これによって押付部材17は所定量ねじ入れられる。
このように押付部材17をねじ入れると、接触部38が導体露出面12に押圧されると共に、接触部38により導体8を介して当接部36側に押圧されたシース部10a〜10cの底部37が固定部材15a〜15cの当接部36に当接する。また、当接部36に設けられた各突起32が樹脂製のシース部10a〜10cの底部37を突き抜いて導体8に食い込む。
上記により、端子16a〜16cの接触部38は対応する導体8と固定部材15a〜15cに設けられた各押付部材17の先端面との間に挟まれて固定され、端子16a〜16cと対応する導体8が電気接続される。また、接触部38と当接部36の間に導体8及びシース部10a〜10cの底部37が挟まれて固定され、この結果、絶縁トロリー線2の端部が本体14に対して固定される。
上記絶縁トロリー線2の端部を保持した本体14は、図7のようにコイルばね13を用いて梁等の造営材5に引っ張られた状態で連結される。本体14を造営材5に連結するには、本体14の両側に固定された長ボルト46の後側を梁等の造営材5に通し、これら長ボルト46の造営材5よりも後側の部分をコイルばね13に通す。そして各長ボルト46にナット48を取付け、各長ボルト46においてコイルばね13の後端を長ボルト46に設けられたナット48に当接した状態で当該コイルばね13の前端を造営材5の後面に弾力的に接触させる。これにより本体14及びこれに保持された絶縁トロリー線2が造営材5側となる後側に引っ張られる。同様にして絶縁トロリー線2の反対側の端部に設けられた本体14も造営材5に連結され、これによって絶縁トロリー線2が長手方向の両側に引っ張られた状態で造営材5間に架設される。架設後の絶縁トロリー線2の張力は、各長ボルト46に対してナット48を前後方向に移動してコイルばね13の圧縮量を調節することで調節される。
絶縁トロリー線2が架設された後、本体14から突出した各端子16a〜16cの電力線接続部39には電力線3の端部に設けられた接続端子40が接続される。この接続は、本体14から上方又は下方に突出した電力線接続部39の側面に接続端子40を当て、接続端子40及び電力線接続部39の孔42に通したボルト41により圧着することで行われる。
ここで、各端子16a〜16cの電力線接続部39は本体14から突出しているため、電力線接続部39からの電力線3の引き出し方向を図7に示すように前後方向としたり、図14に示すように上下方向にしたりできる。つまり、電力線3の引き出し方向の自由度が高く、様々な施工環境に対応できる。
また、端子16a,16cの電力線接続部39の突出方向は端子16a,16cを絶縁トロリー線2に電気接続する際の向きを変更することで上下のいずれかに選択することができる。このため、例えば図6(b)のように両側の端子16a,16cの電力線接続部39を上向きに突出させると共に中央の端子16bの電力線接続部39を下向きに突出させる等して、左右に並ぶ端子16a〜16cの電力線接続部39の上下位置をずらすことができる。このようにすると各端子16の電力線接続部39に接続される電力線3が太いときに、隣り合う端子16a〜16cに接続された電力線3同士が干渉することを防止でき、ひいては接続器1の小型化を実現できる。また、図13に示すように全ての端子16a〜16cの電力線接続部39を下向きに突出させることもでき、この場合は電力線3を電力線接続部39に接続する作業を下側のみから行うことができて作業性が向上する。
また、図6(b)のように各固定部材15a〜15cが前後方向にずれた位置に配置されることで、各端子16a〜16cの電力線接続部39は前後方向の位置もずれる。このため、各端子16a〜16cの電力線接続部39に接続された電力線3同士の干渉がより生じ難くなる。
そして、上記のように各端子16a〜16cの電力線接続部39に電力線3が接続された後、本体14には図2のようにカバー18が脱着可能に取り付けられる。このカバー18により端子16a〜16c、固定部材15a〜15c、及び各押付部材17の本体14から露出した部分や、各端子16a〜16cに接続された電力線3の接続端子40が覆われる。
本実施形態の接続器1は、電力線3を接続可能な端子16a〜16cの接触部38を絶縁トロリー線2のシース部10a〜10cの溝開口7から露出した導体露出面12に接触させることで、導体8と端子16a〜16cを電気接続することができる。このため従来のように絶縁トロリー線2の絶縁材9を切除して導体8を剥き出す作業を行う必要がなく、絶縁トロリー線2を端子16a〜16cに容易に電気接続することができる。
また、押付部材17は接触部38を挟んで導体8と反対側に位置し、ここから接触部38を導体8側に向けて直接押圧して、接触部38を導体露出面12に押し付ける。この場合、押付部材17から導体露出面12までの間にシース部10a〜10cが存在しないので、接触部38を導体露出面12に適切な力で押し付けることができる。従って、導体露出面12と接触部38の間で生じる摩擦力を安定させることができ、導体8と端子16a〜16cの接触不良を防止できる。
また、シース部10a〜10cの底部37において押付部材17により接触部38及び導体8を介して押圧される箇所の外面に当接する当接部36を備えている。このため押付部材17で押圧された接触部38と当接部36の間に導体8とシース部10a〜10cの底部37を挟み込んで、接触部38を導体8により強い力で押し付けることができる。また、当接部36に対向する対向部20が当接部36と一体に形成され、この対向部20に押付部材17が設けられるので、部品点数を少なくでき、接続器1のコスト削減を図れる。
また、当接部36にはシース部10a〜10c側に突出する先端が尖った突起32が形成されている。このため、押付部材17により接触部38及び導体8を介して当接部36側に押圧されたシース部10a〜10cの底部37及び導体8に突起32を食い込ませて、シース部10a〜10c及び導体8を当接部36に対してしっかりと保持できる。特に絶縁トロリー線2に張力が加わった場合に各固定部材15a〜15cからシース部10a〜10cが抜け難くなり、有効である。
また、押付部材17が対向部20に当接部36と反対側からねじ込まれるボルト41からなり、このボルト41の頭部43と対向部20の間にスプリングワッシャー44が設けられている。このようにすることで、ボルト41をねじ入れて接触部38の押圧を行う際に、スプリングワッシャー44の圧縮状態を視認することにより、ボルト41のねじ入れ量を一定にして接触部38を略一定の力で導体8を押圧することができる。従って、端子16a〜16cと導体8との接続不良をより確実に防止できる。
また、固定部材配置部23a〜23cには、シース部10a〜10cの長手方向外側に臨んで固定部材15a〜15cを受ける受面部26が設けられている。このため、絶縁トロリー線2を架設する際や移動機器6の利用時等において、シース部10a〜10cに張力が加わった際には、この張力を固定部材15a〜15cの前端面に当接した受面部26で受けることができる。また、前述のように押付部材17で押圧された接触部38と当接部36の間に導体8とシース部10a〜10cの底部37を挟み込んで絶縁トロリー線2を保持できるので、本実施形態のように接続器1を碍子として利用することが可能になる。
また、押付部材17が設けられた固定部材15a〜15cを複数備え、受面部26が設けられた固定部材配置部23a〜23cが固定部材15a〜15c毎に設けられている。このため、複数のシース部10a〜10cを有する絶縁トロリー線2に加わる張力を各固定部材配置部23a〜23cに設けられた受面部26で受けることができ、張力止めに対する信頼性及び安全性が向上する。
3 電力線
7 溝開口
8 導体
10a シース部
10b シース部
10c シース部
12 露出面
16a 端子
16b 端子
16c 端子
17 押付部材
38 接触部

Claims (4)

  1. 電力線を接続可能な端子に絶縁トロリー線のシース部の溝開口から露出した導体の露出面に接触する接触部が設けられ、この接触部を前記導体と反対側から前記導体側に直接押圧する押付部材が設けられた接続器であって、前記シース部において前記押付部材により前記接触部及び導体を介して押圧される箇所の外面に当接する当接部と、この当接部に対向し且つこの当接部と一体の対向部を備え、前記対向部に前記押付部材が設けられ、前記当接部に前記シース部側に突出して先端が尖った突起が形成されたことを特徴とする接続器。
  2. 前記押付部材が前記対向部に前記当接部と反対側からねじ込まれるボルトからなり、このボルトの頭部と前記対向部の間にスプリングワッシャーが設けられたことを特徴とする請求項1に記載の接続器。
  3. 前記当接部と対向部を有する固定部材が配置される固定部材配置部を備え、この固定部材配置部に前記シース部の長手方向外側に臨んで前記固定部材を受ける受面部が設けられたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の接続器。
  4. 前記固定部材を複数備え、前記受面部が設けられた固定部材配置部が前記固定部材毎に設けられたことを特徴とする求項3に記載の接続器。
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