JP2017016934A - 配線ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】バッテリー同士を接続する配線ユニットにおいて、接続配線を着脱する際にバッテリーの短絡を抑制できると共に、配線ユニットの構成部品を容易に管理できるようにする。
【解決手段】両端に板状の配線端子部5を有する接続配線2と、一方向に開口する箱状に形成され、配線端子部5を収容する電気絶縁性の保護カバー3と、保護カバー3に収容され、配線端子部5をバッテリー100の電極端子部102にネジ止め固定するためのネジ4と、を備え、配線端子部5及びネジ4が、保護カバー3内に保持される配線ユニット1を提供する。
【選択図】図2

Description

この発明は、配線ユニットに関する。
従来、バッテリー同士を着脱可能に電気接続する構造、又は、バッテリーと他の装置とを着脱可能に電気接続する構造には、バスバー等の接続配線の各端部をバッテリーや他の装置の電極端子にネジ止めする構造がある。特許文献1には、バスバーの両端部の接続孔を雄ネジ部からなる二つのバッテリーの電極端子に差し込み、ナットを各電極端子に螺合させることで、バスバーの両端部を二つのバッテリーの電極端子にネジ止めする構造が開示されている。
特開2011−210481号公報
しかしながら、特許文献1の構造では、接続配線を接続対象であるバッテリーや他の装置に対して着脱する際に、接続配線の一方の端部がバッテリーの電極端子に触れ、接続配線の他方の端部が意図しない導体部分(例えば目的としない別の電極端子や、導体からなるバッテリーの筐体部位など)に触れると、バッテリーが短絡してしまう、という問題がある。
また、特許文献1の構造では、接続配線をバッテリーや他の装置等の接続対象から取り外した状態において、接続配線とナットとを別個に管理する必要がある。すなわち、接続対象同士を電気接続するための部品の管理が面倒である、という問題もある。
本発明は、上述した事情に鑑みたものであって、接続配線を着脱する際にバッテリーの短絡を抑制できると共に、バッテリーや他の装置等の接続対象同士を電気接続するための部品を容易に管理できる配線ユニットを提供することを目的とする。
この課題を解決するために、本発明の配線ユニットは、両端に板状の配線端子部を有する接続配線と、一方向に開口する箱状に形成され、前記配線端子部を収容する電気絶縁性の保護カバーと、前記保護カバーに収容され、前記配線端子部を接続対象の電極端子部にネジ止め固定するためのネジと、を備え、前記配線端子部及び前記ネジが、前記保護カバー内に保持されることを特徴とする。
本発明によれば、配線端子部及びネジが保護カバー内に保持されるため、接続配線の一方の配線端子部が接続対象の一種であるバッテリーの電極端子部に触れている状態で、他方の配線端子部が意図しない導体部分に触れてしまうことを抑制できる。すなわち、接続配線をバッテリーの電極端子部に着脱する際に、バッテリーが短絡することを抑制できる。
また、配線端子部及びネジの両方が保護カバー内に保持されるため、接続配線を接続対象の電極端子部から取り外した状態であっても、ネジと接続配線とを別個に管理する必要がない。すなわち、接続対象同士を電気接続するための部品を容易に管理することができる。
本発明の第一実施形態に係る配線ユニット、及び、配線ユニットによって電気接続される二つのバッテリーの概略を示す斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る配線ユニットの要部を示す拡大断面図である。 本発明の第一実施形態に係る配線ユニットを接続対象の電極端子部に取り付ける過程を示す拡大断面図である。 本発明の第一実施形態に係る配線ユニットを接続対象の電極端子部に取り付けた状態を示す拡大断面図である。 本発明の第二実施形態に係る配線ユニットの要部を示す拡大断面図である。 本発明の第三実施形態に係る配線ユニットの要部を示す拡大断面図である。 図6の保護カバーのVII−VII矢視断面図である。 本発明の第四実施形態に係る配線ユニットの要部を示す拡大断面図である。 本発明の第四実施形態に係る配線ユニットの変形例の要部を示す拡大断面図である。 本発明の他の実施形態に係る配線ユニットを示す図であり、(a)は配線ユニットの要部を示す拡大断面図であり、(b)は(a)の配線ユニットに含まれる圧着端子の一例を示す平面図である。
〔第一実施形態〕
以下、図1〜4を参照して本発明の第一実施形態について説明する。
図1に示すように、本実施形態における配線ユニット1は、例えば正負一対の電極端子部102,102を有する二つのバッテリー(接続対象)100同士を電気接続する。
図1において、各バッテリー100は、本体部101と、本体部101から突出する一対の電極端子部102,102と、を有する。電極端子部102が設けられる本体部101の設置面103は、例えば平坦に形成されてもよいが、本実施形態では段差を有して形成されている。
図1,2に示すように、電極端子部102は、導電性を有する帯板からなる端子部本体104を備える。
端子部本体104には、後述する配線ユニット1の配線端子部5をネジ止めするためのネジ止め用孔105が形成されている。ネジ止め用孔105は、例えば後述するネジ4を螺着させるように形成されてもよいが、本実施形態のネジ止め用孔105は、ネジ4を単に挿通させるように形成されている。このため、本実施形態の電極端子部102は、端子部本体104に固定され、ネジ止め用孔105に挿通されたネジ4を螺着させるナット106を備える。
本実施形態において、電極端子部102は、設置面103のうち低く位置する平坦な下段面107から突出している。また、電極端子部102は、その突出方向の中途部において折り曲げられ、断面L字状に形成されている。そして、電極端子部102の突出方向先端部は、下段面107よりも一段高く位置する平坦な上段面108の上方まで延びている。すなわち、本実施形態の電極端子部102は、設置面103のうち段差部分を含む領域に設けられている。
前述したネジ止め用孔105は、電極端子部102の突出方向先端部に形成されている。電極端子部102の突出方向先端部は、例えば下段面107や上段面108に平行するように延びてもよいが、これに限ることはない。
本実施形態に係る配線ユニット1は、接続配線2と、保護カバー3と、ネジ4と、を備える。
接続配線2は、二つのバッテリー100の電極端子部102を電気接続するため、導電性を有する。接続配線2は、その長手方向の両端に板状の配線端子部5を有する。各配線端子部5は、ネジ4によってバッテリー100の電極端子部102にネジ止め固定される部位である。各配線端子部5には、ネジ4を挿通させるネジ挿通孔11が形成されている。ネジ挿通孔11は配線端子部5の板厚方向に貫通して形成されている。
接続配線2のうち配線端子部5を除く部位は、電気絶縁性を有する絶縁被覆部6によって被覆されている。接続配線2のうち配線端子部5を除く部位は、例えば線材によって構成されてもよいが、本実施形態では、接続配線2全体が帯板状に形成されている。
ネジ4は、配線端子部5をバッテリー100の電極端子部102にネジ止め固定するためのものであり、軸部18及び頭部19を有する。ネジ4の軸部18は、配線端子部5のネジ挿通孔11に挿通された上で、バッテリー100の電極端子部102に螺着される部位である。ネジ4の頭部19の外径寸法は、頭部19がネジ挿通孔11を通らないように、ネジ挿通孔11の径寸法よりも小さく設定される。
ネジ4の頭部19の頂面は、例えば平坦面であってもよいが、本実施形態ではネジ4の上方に膨出する球面状に形成されている。ネジ4は、その頭部19の頂面にドライバー等の工具で回すための溝や穴を形成したものであるとよい。ネジ4は、例えば電気絶縁性を有してもよいが、本実施形態では導電性を有する。
保護カバー3は、電気絶縁性を有する。保護カバー3は、一方向(図2において下方向)に開口する箱状に形成され、配線端子部5及びネジ4を収容する。また、保護カバー3は、その内部に配線端子部5及びネジ4を保持する。以下、本実施形態の保護カバー3について、具体的に説明する。
保護カバー3は、筒状に形成される周壁部21と、周壁部21の軸方向の一端を閉塞する端壁部22と、を備える。すなわち、保護カバー3は有底筒状に形成されている。
本実施形態の周壁部21は、角筒状に形成されている。また、本実施形態の端壁部22は、平板状に形成されている。
保護カバー3の周壁部21には、保護カバー3の内外に貫通し、接続配線2の配線端子部5を挿通させる端子挿通孔23が形成されている。端子挿通孔23は、周壁部21のうち、端壁部22や保護カバー3の開口端25に対して間隔をあけた位置に形成されている、すなわち、軸方向において周壁部21の中途部に形成されている。
また、端子挿通孔23は、配線端子部5のネジ挿通孔11に挿通されたネジ4を挿通不能とする形状に形成されている。本実施形態において、端子挿通孔23は、その貫通方向から見て、接続配線2の長手方向に直交する配線端子部5の断面形状に対応する形状に形成されている。より具体的には、端子挿通孔23は、配線端子部5の断面形状に対して同等の大きさまたは若干大きい長孔形状に形成されている。このため、配線端子部5のネジ挿通孔11に挿通されたネジ4は、端子挿通孔23を通り抜けることができない。これにより、配線端子部5及びネジ4が、保護カバー3内に保持される。
端子挿通孔23には、例えば、接続配線2を被覆する絶縁被覆部6が挿入されてもよい。また、絶縁被覆部6で被覆された接続配線2の部位は、例えば端子挿通孔23に嵌るように形成されてもよい。この場合には、接続配線2が保護カバー3に対して端子挿通孔23の貫通方向に移動することを効果的に規制できる。
ネジ4の頭部19は、保護カバー3内においてネジ4の軸部18がネジ挿通孔11に挿通された状態で、配線端子部5と保護カバー3の端壁部22との間に位置する。保護カバー3の端壁部22には、端壁部22の厚さ方向(周壁部21の軸方向)に貫通し、ネジ4の頭部19を保護カバー3の外側から操作するための操作用孔24が形成されている。
操作用孔24の径寸法は、ネジ4の頭部19の径寸法よりも小さく設定されている。このため、ネジ4が操作用孔24を通して保護カバー3の外側に抜け出ることはない。
また、ネジ4の軸部18は、ネジ4の頭部19が保護カバー3の端壁部22に当接した状態でネジ挿通孔11に挿通した状態に保持される。具体的には、配線端子部5と端壁部22との間隔が、ネジ4の軸方向長さよりも短く設定されている。
本実施形態において、前述した操作用孔24の径寸法は、ドライバー等の工具を挿通できる程度に大きく設定されている。
また、操作用孔24の径寸法や操作用孔24の貫通方向の寸法(端壁部22の厚さ)は、ネジ4の頭部19が端壁部22に当接した状態でネジ4の頭部19の一部が操作用孔24に入り込んでも、ネジ4の頭部19の一部が保護カバー3の外側に突出しないように設定されている。
また、本実施形態の配線ユニット1では、ネジ4の頭部19が端壁部22に対向する配線端子部5の一方の主面12aに当接した状態で、配線端子部5の他方の主面12bから突出するネジ4の軸部18の長さが、配線端子部5の他方の主面12bから保護カバー3の開口端25までの距離よりも短く設定されている。このため、ネジ4の軸部18は、保護カバー3の開口端25から外側に突出しない。
また、本実施形態の配線ユニット1では、前述した端子挿通孔23が、周壁部21の周方向に間隔をあけて複数配列されている。本実施形態において、端子挿通孔23は、角筒状に形成された周壁部21を構成する四つの平板部に、一つずつ形成されている。
さらに、本実施形態の配線ユニット1では、保護カバー3の開口端25が、バッテリー100の設置面103に対応する形状に形成されている。本実施形態では、保護カバー3の開口端25が、設置面103に対応する段差を有して形成されている。より具体的には、保護カバー3の開口端25は、設置面103の下段面107に接触する第一部位26と、第一部位26よりも周壁部21の軸方向に窪んで位置し、設置面103の上段面108に接触する第二部位27と、を有する。
次に、上記構成の配線ユニット1をバッテリー100の電極端子部102に対して着脱する方法について説明する。
例えば、配線ユニット1をバッテリー100の電極端子部102に取り付ける場合には、はじめに、図3に示すように、電極端子部102が保護カバー3の開口端25から保護カバー3内に挿入されように、保護カバー3をバッテリー100の設置面103に載置する。また、保護カバー3内に配された配線端子部5の他方の主面12bが電極端子部102に対して面接触するように、配線端子部5を電極端子部102に対して重ねて配する。
ここで、配線端子部5は保護カバー3によって覆われているため、作業者は配線端子部5に触れることなく、配線端子部5を電極端子部102に対して重ねて配することができる。
上記のように保護カバー3及び配線端子部5を配した状態においては、保護カバー3内のネジ4が電極端子部102に螺着していない。このため、ネジ4は、保護カバー3内において配線端子部5の一方の主面12aから保護カバー3の端壁部22に向かって突出するように配される。
ただし、端壁部22に形成される操作用孔24の径寸法はネジ4の頭部19の径寸法よりも小さいため、ネジ4が操作用孔24を通して保護カバー3の外側に抜け出ることはない。また、ネジ4の頭部19が保護カバー3の外側に突出することもない。したがって、作業者がネジ4の頭部19に触れることを抑制できる。
上記のように保護カバー3及び配線端子部5を配した後には、図4に示すように、ネジ4を電極端子部102に螺着させることで、配線端子部5をバッテリー100の電極端子部102にネジ止め固定する。これにより、配線ユニット1の取り付けが完了する。
ネジ4を電極端子部102に螺着させる際、作業者は、一方の手で保護カバー3または接続配線2のうち絶縁被覆部6によって被覆された部位を掴み、他方の手で掴んだドライバー等の工具を操作用孔24から保護カバー3内に挿入し、工具によってネジ4を回せばよい。
配線ユニット1をバッテリー100の電極端子部102から取り外す場合には、はじめに、作業者が、ネジ4を電極端子部102に螺着させる場合と同様にネジ4を回して、電極端子部102に対するネジ4の螺着を解除すればよい。その後、作業者が保護カバー3または絶縁被覆部6によって被覆された接続配線2の部位を掴んで配線ユニット1をバッテリー100から離脱させることで、配線ユニット1の取り外しが完了する。
以上説明したように、本実施形態の配線ユニット1によれば、配線端子部5及びネジ4が保護カバー3内に保持される。このため、接続配線2の一方の配線端子部5がバッテリー100の電極端子部102に触れている状態で、他方の配線端子部5が意図しない導体部分に触れてしまうことを抑制できる。すなわち、接続配線2をバッテリー100の電極端子部102に着脱する際に、バッテリー100が短絡することを抑制できる。
また、配線端子部5及びネジ4の両方が保護カバー3内に保持されるため、接続配線2をバッテリー100の電極端子部102から取り外した状態であっても、ネジ4と接続配線2とを別個に管理する必要がない。すなわち、バッテリー100同士を電気接続するための部品を容易に管理することができる。
また、本実施形態の配線ユニット1によれば、保護カバー3の端子挿通孔23が配線端子部5のネジ挿通孔11に挿通されたネジ4を挿通不能とする形状に形成されている。このため、ネジ挿通孔11にネジ4が挿通された状態では、配線端子部5が端子挿通孔23を通して保護カバー3の外側に抜け出ることを防止できる。すなわち、配線端子部5及びネジ4を好適に保護カバー3内に保持できる。
さらに、本実施形態の配線ユニット1によれば、操作用孔24の径寸法がネジ4の頭部19の径寸法よりも小さい、また、ネジ4の頭部19が保護カバー3の端壁部22に当接した状態であってもネジ4の軸部18がネジ挿通孔11に挿通した状態に保持される。このため、保護カバー3に操作用孔24が形成されていても、ネジ4が操作用孔24を通して保護カバー3の外側に抜け出ることを防ぎ、ネジ4を安定した状態で保護カバー3内に保持できる。
また、本実施形態の配線ユニット1によれば、接続配線2をバッテリー100の電極端子部102から取り外した状態であっても、ネジ4は配線端子部5のネジ挿通孔11に挿通された状態に保持される。このため、作業者は配線端子部5をバッテリー100の電極端子部102にネジ止めする際に、ネジ4を掴んでネジ挿通孔11に挿通させる必要がない。これにより、作業者は、一方の手で保護カバー3または接続配線2を掴み、他方の手でドライバー等の工具を掴んでネジ4を操作することができる。したがって、配線端子部5をバッテリー100の電極端子部102に対して容易にネジ止めすることができる。
また、本実施形態の配線ユニット1によれば、配線端子部5の他方の主面12bから突出するネジ4の軸部18の長さが、配線端子部5から保護カバー3の開口端25までの距離よりも短く設定されている。このため、ネジ4の軸部18が保護カバー3の外側に突出することを防止できる。これにより、ネジ4の軸部18が意図しない導体部分に触れてしまうことを抑制できる。したがって、接続配線2をバッテリー100の電極端子部102に着脱する際に、バッテリー100が短絡することを効果的に抑制できる。
さらに、本実施形態の配線ユニット1によれば、保護カバー3の開口端25が、バッテリー100の設置面103に対応する形状に形成されている。このため、保護カバー3を設置面103に載置した状態で、設置面103と保護カバー3との間に隙間が生じることを抑制できる。また、保護カバー3を設置面103上に安定して載置することができる。
また、本実施形態の配線ユニット1によれば、端子挿通孔23が、保護カバー3の周壁部21の周方向に間隔をあけて複数配列されている。このため、接続配線2を保護カバー3から様々な方向に延ばすことができる。すなわち、保護カバー3の汎用性を向上できる。この効果は、本実施形態のように、保護カバー3を載置するバッテリー100の設置面103が平坦ではなく、かつ、保護カバー3の開口端25がバッテリー100の設置面103に対応する形状に形成されている場合に、特に有効である。
さらに、本実施形態の配線ユニット1によれば、端子挿通孔23が配線端子部5の断面形状に対応する形状に形成されている。このため、端子挿通孔23に挿通された配線端子部5が端子挿通孔23の貫通方向を軸として回転することを抑制できる。これにより、配線端子部5やネジ4を安定した状態で保護カバー3内に保持できる。
〔第二実施形態〕
次に、本発明の第二実施形態について、図5を参照して第一実施形態との相違点を中心に説明する。なお、第一実施形態と共通する構成については、同一符号を付し、その説明を省略する。
図5に示すように、本実施形態に係る配線ユニット1Aは、第一実施形態の配線ユニット1と同様の接続配線2、保護カバー3A及びネジ4を備える。その上で、本実施形態の配線ユニット1Aでは、保護カバー3Aの端壁部22Aが、周壁部21の軸方向の一端を閉塞する平板状の端壁部本体31と、端壁部本体31から保護カバー3A内に突出する筒状のリブ32と、を備える。
端壁部22Aの操作用孔24Aは、端壁部本体31をその板厚方向に貫通する第一孔部24A1と、リブ32によって画定され、第一孔部24A1に連なる第二孔部24A2と、を備える。すなわち、本実施形態の操作用孔24Aは、第一実施形態と比較して、リブ32によって保護カバー3A内に向けて延長されている。
操作用孔24Aの径寸法は、例えば図5のように一定であってもよいが、例えば保護カバー3Aの内側に向かうにしたがって小さくなってもよい。この場合、リブ32の突出方向先端における操作用孔24Aの径寸法が、ネジ4の頭部19の径寸法よりも小さければよい。リブ32の突出方向先端を除く操作用孔24Aの径寸法は、例えばネジ4の頭部19の径寸法と同等以上であってもよい。
本実施形態の配線ユニット1Aによれば、第一実施形態と同様の効果を奏する。
さらに、本実施形態の配線ユニット1Aによれば、仮に端壁部本体31の板厚が薄くても、ネジ4の頭部19の形状に関わらず、ネジ4の頭部19が操作用孔24Aから保護カバー3Aの外側に突出することを防止できる。これにより、ネジ4の頭部19が意図しない導体部分に触れてしまうことを効果的に抑制できる。したがって、接続配線2をバッテリー100の電極端子部102に着脱する際に、バッテリー100が短絡することを効果的に抑制できる。
〔第三実施形態〕
次に、本発明の第三実施形態について、図6,7を参照して第一、第二実施形態との相違点を中心に説明する。なお、第一、第二実施形態と共通する構成については、同一符号を付し、その説明を省略する。
図6,7に示すように、本実施形態に係る配線ユニット1Bは、第一、第二実施形態の配線ユニット1,1Aと同様の接続配線2、保護カバー3B及びネジ4を備える。その上で、本実施形態の配線ユニット1Bでは、配線端子部5が保護カバー3Bに固定される。以下、この点について具体的に説明する。
本実施形態の保護カバー3Bの周壁部21の内面には、保護カバー3B内に配された配線端子部5を板厚方向から挟み込む狭持部34が設けられている。
狭持部34は、周壁部21の内面から突出し、配線端子部5の板厚方向に間隔をあけて配された一対の狭持凸部35,35を備える。一対の狭持凸部35,35同士の間隔は、例えば配線端子部5の板厚に対して同等または若干小さい。配線端子部5は、一対の狭持凸部35,35の間に嵌め入れられることで、保護カバー3Bに固定される。
狭持部34は、周壁部21の内面のうち、例えば端子挿通孔23から保護カバー3B内に挿入される配線端子部5の挿入方向(図7において左方向)の前側の領域に設けられてもよい。ただし、本実施形態において、狭持部34は、保護カバー3Bを図6のように配線端子部5の挿入方向から見て、配線端子部5の幅方向(図6における左右方向)において端子挿通孔23の両側部に隣り合う領域に設けられる。すなわち、本実施形態では、一対の狭持部34,34が、互いに対向するように設けられ、保護カバー3B内に収容された配線端子部5の幅方向の両端部を支持する。
また、各狭持部34は、配線端子部5が安定して保護カバー3B内に挿入されるように形成されている。各狭持部34は、例えば配線端子部5の挿入方向に複数に分けて形成されてもよいが、本実施形態では、配線端子部5の挿入方向に延びて形成されている。
本実施形態の配線ユニット1Bによれば、第一、第二実施形態と同様の効果を奏する。
また、本実施形態の配線ユニット1Bによれば、配線端子部5が保護カバー3Bに固定される。このため、配線端子部5を安定した状態で保護カバー3B内に保持できる。
また、本実施形態の配線ユニット1Bでは、保護カバー3B内に収容された配線端子部5の幅方向の両端部が一対の狭持部34,34によって支持される。このため、配線端子部5を特に安定した状態で保護カバー3B内に保持できる。
〔第四実施形態〕
次に、本発明の第四実施形態について、図8を参照して第一〜第三実施形態との相違点を中心に説明する。なお、第一〜第三実施形態と共通する構成については、同一符号を付し、その説明を省略する。
図8に示すように、本実施形態に係る配線ユニット1Cは、第一〜第三実施形態の配線ユニット1,1A,1Bと同様の接続配線2、保護カバー3C及びネジ4を備える。その上で、本実施形態の配線ユニット1Cでは、保護カバー3Cが互いに着脱可能に固定される複数のカバー分割体41,42によって構成される。保護カバー3Cは、例えば、端子挿通孔23(図1〜7参照)が二つ以上のカバー分割体41,42を組み合わせることで構成されるように、複数のカバー分割体41,42に分けて形成されるとよい。
本実施形態の保護カバー3Cは、二つのカバー分割体41,42に分けられる。二つのカバー分割体41,42は、例えば保護カバー3Cの端壁部22A及び周壁部21Cの両方が二つに分割されるように周壁部21Cの軸方向に直交する方向に配列されてもよいが、本実施形態では、保護カバー3Cの周壁部21Cだけが二つに分割されるように、周壁部21Cの軸方向に配列される。
第一カバー分割体41は、保護カバー3Cの端壁部22Aと、周壁部21Cのうち軸方向において端壁部22Aに連なる部位と、を構成する。一方、第二カバー分割体42は、周壁部21Cのうち保護カバー3Cの開口端25を含む部位を構成する。これら二つのカバー分割体41,42は、第一カバー分割体41のうち第二カバー分割体42側の端部が第二カバー分割体42の内側に入り込むように形成されている。
カバー分割体41,42を相互に着脱可能とする手段(着脱手段)は、任意であってよい。本実施形態の着脱手段は、第一カバー分割体41に形成される一対の係止爪43,43と、第二カバー分割体42に形成されて一対の係止爪43,43を係止する一対の被係止部44,44とによって構成される。
一対の係止爪43,43は、第一カバー分割体41のうち第二カバー分割体42側の端部に形成されている。すなわち、一対の係止爪43,43は、周壁部21Cのうち第一カバー分割体41によって構成される部位に形成されている。一対の係止爪43,43は、周壁部21Cの径方向に互いに対向する位置に配される。
各係止爪43は、第二カバー分割体42側に向けて周壁部21Cの軸方向に延びるように形成されている。各係止爪43は、第一カバー分割体41の他の部位に対し、周壁部21Cの径方向に弾性的に撓み変形可能とされている。各係止爪43の延在方向の先端には、径方向において周壁部21Cの外側に突出する鉤部45が形成されている。
一対の被係止部44,44は、第二カバー分割体42のうち第一カバー分割体41側の端部に形成されている。一対の被係止部44,44は、一対の係止爪43,43と同様に、周壁部21Cの径方向に互いに対向する位置に配される。
各被係止部44は、少なくとも係止爪43の鉤部45が被係止部44に引っ掛かることで二つのカバー分割体41,42の相互の脱離を防ぐように形成されていればよい。各被係止部44は、例えば周壁部21Cを径方向に貫通する係止孔であってもよいが、本実施形態では、周壁部21Cの内面から窪む有底の係止凹部である。
本実施形態において、被係止部44には、係止爪43の鉤部45の他に、後述するように配線端子部5の一部も入り込む。このため、周壁部21Cの軸方向に沿う被係止部44の寸法(軸方向寸法)は、周壁部21Cの軸方向に沿う鉤部45の寸法(軸方向寸法)よりも長く設定されている。
さらに、本実施形態の配線ユニット1Cでは、配線端子部5が二つのカバー分割体41,42の間に挟み込まれることで保護カバー3Cに固定される。本実施形態では、配線端子部5の幅方向(図8において左右方向)の両端部が、二つのカバー分割体41,42の間に挟み込まれる。
配線端子部5を挟み込むための二つのカバー分割体41,42の構成や形状は、任意であってよいが、本実施形態では、第一カバー分割体41の係止爪43と、第二カバー分割体42の被係止部44とによって構成される。配線端子部5の幅方向の両端部は、第一カバー分割体41の係止爪43と、第二カバー分割体42の被係止部44との間に挟み込まれる。言い換えれば、配線端子部5は、その幅方向の両端部が係止爪43の鉤部45と共に被係止部44に係止されることで、保護カバー3Cに固定される。
次に、上記構成の配線ユニット1Cを組み立てる方法、具体的には、配線端子部5及びネジ4を保護カバー3C内に保持させる方法について説明する。
配線ユニット1Cを組み立てる際には、はじめに、ネジ4を配線端子部5のネジ挿通孔11に挿通させるネジ取付工程を実施する。
次いで、配線端子部5及びこれに取り付けられたネジ4を第二カバー分割体42に対して配置する端子部配置工程を実施する。本実施形態の端子部配置工程では、配線端子部5の幅方向の両端部が第二カバー分割体42の被係止部44内に配されるように、配線端子部5及びこれに取り付けられたネジ4を第二カバー分割体42内に配置すればよい。
最後に、二つの分割体を相互に固定する固定工程を実施することで、配線ユニット1Cの組み立てが完了する。
本実施形態の固定工程では、二つのカバー分割体41,42を相互に固定することで、配線端子部5を二つのカバー分割体41,42の間に挟み込み、配線端子部5を保護カバー3Cに固定する。より具体的に説明すれば、本実施形態の固定工程では、二つのカバー分割体41,42を相互に固定する際に、第一カバー分割体41の係止爪43を第二カバー分割体42の被係止部44に係止させる。これにより、二つのカバー分割体41,42が相互に固定される。また、配線端子部5が、係止爪43と被係止部44との間に挟み込まれることで、保護カバー3Cに固定される。
上記のように組み立てられる本実施形態の配線ユニット1Cにおいて、二つのカバー分割体41,42を相互に脱離する場合には、一対の係止爪43,43の鉤部45が相互に近づくように一対の係止爪43,43を弾性的に撓み変形させた状態で、二つのカバー分割体41,42を相互に離す方向に移動させればよい。
本実施形態の配線ユニット1Cによれば、第一〜第三実施形態と同様の効果を奏する。
また、本実施形態の配線ユニット1Cによれば、保護カバー3Cが互いに着脱可能に固定される二つのカバー分割体41,42によって構成されている。このため、配線端子部5及びネジ4を二つのカバー分割体41,42の一方(本実施形態において第二カバー分割体42)に配置した後に、二つのカバー分割体41,42を互いに固定することで、配線端子部5及びネジ4を容易に保護カバー3C内に保持させることができる。言い換えれば、配線端子部5にネジ4及び保護カバー3Cを容易に取り付けることができる。
さらに、本実施形態の配線ユニット1Cによれば、配線端子部5が二つのカバー分割体41,42の間に挟み込まれることで、保護カバー3Cに固定される。このため、配線端子部5を容易に保護カバー3Cに固定することができる。
上記第四実施形態において、配線端子部5は、例えば図9に示すように、二つのカバー分割体41,42の間に挟み込まれなくてもよい。この場合、被係止部44の軸方向寸法は、鉤部45の軸方向寸法と同等に設定されればよい。これにより、一対の係止爪43,43が一対の被係止部44,44に係止した状態で、二つのカバー分割体41,42が周壁部21Cの軸方向に相互に移動することを防止できる。すなわち、二つのカバー分割体41,42を相互に固定することができる。
図9に例示する配線ユニット1Dにおいては、例えば第三実施形態の狭持部34をいずれか一方のカバー分割体41,42に設けてもよい。
また、上記第四実施形態においては、例えば、一対の係止爪43,43が第二カバー分割体42に設けられ、一対の被係止部44,44が第一カバー分割体41に設けられてもよい。
また、上記第四実施形態において、二つのカバー分割体41,42を相互に着脱可能とする着脱手段は、例えば第一カバー分割体41の外周に形成される雄ネジ部と、二つのカバー分割体41,42の他方の外周に形成され、雄ネジ部に螺着可能な雌ネジ部とによって構成されてもよい。
以上、本発明の詳細について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
例えば、第三、第四実施形態では、配線端子部5全体が保護カバー3B,3Cに直接固定されるが、例えば図10(a)に示すように、配線端子部5Eの一部だけが保護カバー3Eに直接固定されてもよい。以下、図10に例示した構成について説明する。
図10(a)に例示する配線ユニット1Eは、第一、第二実施形態と同様に、接続配線2E、保護カバー3E及びネジ4を備える。図10(a)の構成において、接続配線2Eは、導電性を有する線材からなる配線本体(不図示)と、配線本体の長手方向の両端に接続される配線端子部5Eと、を備える。配線端子部5Eは、中継端子板51と、中継端子板51に対して着脱可能に固定される圧着端子52と、を備える。
中継端子板51は、平板状に形成され、保護カバー3Eに直接固定される。中継端子板51を保護カバー3Eに固定する手法は、第三、第四実施形態と同様であってよい。
中継端子板51には、ネジ4を挿通させるネジ挿通孔11が形成されている。すなわち、図10(a)に示す配線ユニット1Eでは、中継端子板51がネジ4によってバッテリー100の電極端子部102にネジ止め固定される。また、中継端子板51には、圧着端子52を中継端子板51にネジ止めするためのネジ止め部53が設けられている。ネジ挿通孔11とネジ止め部53とは、互いに間隔をあけて位置している。
圧着端子52は、配線本体に対して着脱不能に固定される。圧着端子52は、中継端子板51にネジ止め可能な形状に形成されている。圧着端子52の形状は、図10(b)に例示する丸形(円環形状)であってもよいが、例えば先開形であってもよい。
図10に例示する配線ユニット1Eによれば、同一種類の中継端子板51に対し、様々な形状や大きさの圧着端子52をネジ止めすることができる。また、保護カバー3Eには、圧着端子52の形状や大きさに関わらず、同一種類の中継端子板51を固定できる。すなわち、同一種類の保護カバー3Eを用いても、様々な形状や大きさの圧着端子52を保護カバー3Eに固定することができる。したがって、保護カバー3Eの汎用性を向上することができる。
図10に例示した配線ユニット1Eにおいて、保護カバー3Eの端子挿通孔23は、例えば第一実施形態と同様に配線端子部5E全体が挿通されるように形成されてもよいが、例えば配線端子部5Eのうち圧着端子52のみが挿通されるように形成されてもよい。このため、貫通方向から見た端子挿通孔23の形状は、例えば第一実施形態と同様に配線端子部5E全体の断面形状に相似する形状であってもよいが、例えば圧着端子52の断面形状に相似する形状に形成されてもよい。
また、上記した全ての実施形態において、保護カバー3,3A,3B,3C,3Eの端子挿通孔23は、その貫通方向から見て、配線端子部5,5Eの断面形状(または配線端子部5Eの圧着端子52の断面形状)に相似する形状に形成されているが、少なくとも配線端子部5,5Eのネジ挿通孔11に挿通されたネジ4を挿通不能とする形状に形成されていればよい。したがって、端子挿通孔23は、例えば配線端子部5,5Eの断面形状に相似しない形状に形成されてもよい。
また、本発明の配線ユニットは、バッテリー同士の接続に適用されることに限らず、例えばバッテリーと他の機器との接続に適用されてもよい。他の機器には、例えばバッテリーに電力を供給するための充電機器や、バッテリーの電力が供給されて動作する負荷機器などが含まれる。また、本発明の配線ユニットは、例えば、バッテリー以外の電力供給源と負荷機器との接続に適用されてもよい。
1,1A,1B,1C,1D,1E 配線ユニット
2,2E 接続配線
3,3A,3B,3C,3E 保護カバー
4 ネジ
5,5E 配線端子部
11 ネジ挿通孔
12a 一方の主面
12b 他方の主面
18 軸部
19 頭部
21,21C 周壁部
22,22A 端壁部
23 端子挿通孔
24,24A 操作用孔
24A1 第一孔部
24A2 第二孔部
25 開口端
31 端壁部本体
32 リブ
41,42 カバー分割体
43 係止爪
44 被係止部
45 鉤部
100 バッテリー(接続対象)
102 電極端子部

Claims (9)

  1. 両端に板状の配線端子部を有する接続配線と、一方向に開口する箱状に形成され、前記配線端子部を収容する電気絶縁性の保護カバーと、前記保護カバーに収容され、前記配線端子部を接続対象の電極端子部にネジ止め固定するためのネジと、を備え、
    前記配線端子部及び前記ネジが、前記保護カバー内に保持される配線ユニット。
  2. 前記配線端子部が、前記保護カバーの周壁部に形成された端子挿通孔に挿通されて、前記保護カバー内に配され、
    前記ネジが、前記配線端子部のネジ挿通孔に挿通され、
    前記端子挿通孔が、前記ネジ挿通孔に挿通された前記ネジを挿通不能とする形状に形成されている請求項1に記載の配線ユニット。
  3. 前記ネジ挿通孔の径寸法が、前記ネジの頭部の外径寸法よりも小さく設定され、
    前記ネジの頭部は、前記ネジの軸部が前記ネジ挿通孔に挿通された状態で、前記配線端子部と前記周壁部の軸方向の一端を閉塞する前記保護カバーの端壁部との間に位置し、
    前記保護カバーの端壁部に、前記ネジの頭部を前記保護カバーの外側から操作するための操作用孔が形成され、
    前記操作用孔の径寸法が、前記ネジの頭部の径寸法よりも小さく設定され、
    前記ネジの軸部は、前記ネジの頭部が前記保護カバーの端壁部に当接した状態で前記ネジ挿通孔に挿通した状態に保持される請求項2に記載の配線ユニット。
  4. 前記ネジの頭部が前記端壁部に対向する前記配線端子部の一方の主面に当接した状態で、前記配線端子部の他方の主面から突出する前記ネジの軸部の長さが、前記配線端子部から前記保護カバーの開口端までの距離よりも短い請求項3に記載の配線ユニット。
  5. 前記保護カバーの端壁部が、前記周壁部の軸方向の一端を閉塞する平板状の端壁部本体と、端壁部本体から保護カバー内に突出する筒状のリブと、を備え、
    前記操作用孔が、前記端壁部本体をその板厚方向に貫通する第一孔部と、前記リブによって画定され、前記第一孔部に連なる第二孔部と、を備える請求項3又は請求項4に記載の配線ユニット。
  6. 前記端子挿通孔が、前記保護カバーの周壁部の周方向に間隔をあけて複数配列されている請求項2から請求項5のいずれか一項に記載の配線ユニット。
  7. 前記配線端子部が前記保護カバーに固定される請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の配線ユニット。
  8. 前記保護カバーが、互いに着脱可能に固定される複数のカバー分割体によって構成される請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の配線ユニット。
  9. 前記配線端子部が、二つの前記カバー分割体の間に挟み込まれることで前記保護カバーに固定される請求項8に記載の配線ユニット。
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