JPWO2012086030A1 - エレベータのケーブル処理装置 - Google Patents

エレベータのケーブル処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2012086030A1
JPWO2012086030A1 JP2012549529A JP2012549529A JPWO2012086030A1 JP WO2012086030 A1 JPWO2012086030 A1 JP WO2012086030A1 JP 2012549529 A JP2012549529 A JP 2012549529A JP 2012549529 A JP2012549529 A JP 2012549529A JP WO2012086030 A1 JPWO2012086030 A1 JP WO2012086030A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
support member
processing apparatus
elevator
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012549529A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5550745B2 (ja
Inventor
和子 松田
和子 松田
英志 八木
英志 八木
克弥 倉橋
克弥 倉橋
秀樹 金森
秀樹 金森
英俊 二宮
英俊 二宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2012086030A1 publication Critical patent/JPWO2012086030A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5550745B2 publication Critical patent/JP5550745B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B7/00Other common features of elevators
    • B66B7/06Arrangements of ropes or cables
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B7/00Other common features of elevators
    • B66B7/06Arrangements of ropes or cables
    • B66B7/064Power supply or signal cables

Landscapes

  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)

Abstract

昇降路内を延びるケーブルを所定のベースに容易に取り付けることができるエレベータのケーブル処理装置を提供する。ケーブル処理装置は、昇降路内を延びるケーブル3を支持しておく支持部材4と、支持部材が固定されるベース1fとを備える。支持部材及びベースの一方には、根元部分の径よりも大きな径を有する拡径部分を含んだ突起部4aが、少なくとも一つ設けられている。支持部材及びベースの他方には、突起部が挿通される留め穴13が突起部に対応して設けられている。留め穴は、抜き差し部分と抜け止め部分とを有している。抜き差し部分は、突起部の拡径部分が貫通できる大きさを有している。抜け止め部分は、突起部の拡径部分が抜き差しできず且つ根元部分が貫通できる大きさ有している。

Description

本発明は、エレベータのケーブル処理装置に関するものである。
エレベータは、構造物に形成された複数階の乗場と昇降路と、さらにその昇降路内に昇降可能に配置されたかごとを備えている。エレベータの各乗場には、エレベータへ呼びを登録したり、エレベータの現在位置を表示したりするための操作表示装置が設けられている。この操作表示装置は、ボタンや表示器を内蔵するための筺体が乗場を構成する構造物の壁に埋設されている。通常、操作表示装置のボタンや表示器等にケーブルを接続するため、操作表示装置の筺体には、配線穴や、配線穴を覆う配線装置が設けられており、それら配線穴や配線装置を用いて、ケーブルが筺体に対して入線・固定されている。
このような配線用のカバーとして、特開平3−42481号公報に開示された構成がある。この構成では、ボックスの裏面に、ケーブルを通す配線孔、ケーブル固定用のクランプを取り付けるための上部ねじ穴、下部ガイド孔、さらにケーブルを押えるための突起部等が形成されている。そして、クランプをボックス裏面に取り付けることで、ケーブルをボックス裏面とクランプとで挟み込むようにしてケーブルの固定を行う。クランプのボックス裏面への固定は、クランプ下部の二つのガイドを、ボックスの対応する下部ガイド孔に挿入し引っ掛けた状態のまま、クランプの上からビスをボックスの上部ねじ穴にねじ込むことで行われる。
また、他の例としては、特開2008−81311号公報に開示された構成がある。この構成では、ケーブルの先端側にアングル状の取付部材及び可撓性部材を取り付けておき、ボックスの背面部と取付部材との間に可撓性部材が挟まれるような状態で、取付部材をボルトによって背面部に固定する。
しかしながら、これらの従来の構成においては、作業スペースの制約の多い昇降路内からクランプや取付部材の添え置き作業、ねじ穴等の厳密な位置合わせ作業、さらにはその後のねじ締め作業といった作業を行わなければならかった。したがって、やりづらく手間のかかる作業となっていた。
特開平3−42481号公報 特開2008−81311号公報
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、昇降路内を延びるケーブルを所定のベースに容易に取り付けることができるエレベータのケーブル処理装置を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、本発明のエレベータのケーブル処理装置は、昇降路内を延びるケーブルを支持しておく支持部材と、前記支持部材が固定されるベースとを備え、前記支持部材及び前記ベースの一方には、根元部分の径よりも大きな径を有する拡径部分を含んだ突起部が、少なくとも一つ設けられており、前記支持部材及び前記ベースの他方には、前記突起部が挿通される留め穴が該突起部に対応して設けられており、前記留め穴は、抜き差し部分と抜け止め部分とを有しており、前記抜き差し部分は、前記突起部の前記拡径部分が貫通できる大きさを有しており、前記抜け止め部分は、前記突起部の前記拡径部分が抜き差しできず且つ前記根元部分が貫通できる大きさ有している。
本発明のエレベータのケーブル処理装置によれば、昇降路内を延びるケーブルを所定のベースに容易に取り付けることができる。
エレベータの乗場側に設けられた操作表示装置を示す図である。 図1のII−II線に沿う操作表示装置の断面を示す図である。 昇降路側からみたケーブル処理装置の斜視図である。 (a)、(b)及び(c)はそれぞれ、実施の形態1に係るエレベータのケーブル処理装置について、昇降路側、側方及び下方からみた状態を示す図である。 (a)、(b)及び(c)はそれぞれ、実施の形態2に係るエレベータのケーブル処理装置について、昇降路側、側方及び下方からみた状態を示す図である。 実施の形態2に係るエレベータのケーブル処理装置に設けられた、固定ばねを示す図である。 (a)、(b)及び(c)はそれぞれ、実施の形態3に係るエレベータのケーブル処理装置について、昇降路側、側方及び下方からみた状態を示す図である。
以下、本発明に係るエレベータのケーブル処理装置の実施の形態について添付図面に基づいて説明する。なお、図中、同一符号は同一又は対応部分を示すものとする。
実施の形態1.
図1は、エレベータの乗場側に設けられた操作表示装置を示す図であり、図2は、図1のII−II線に沿う操作表示装置の断面を示す図である。操作表示器具1は、エレベータの乗場に設置され、エレベータ利用者にかごの到着を報知する位置表示器や乗場呼びを登録する乗場ボタンを内蔵するものである。操作表示器具1は、表板1aの裏面に、乗場壁2に埋設された筺体1fを備えている。筺体1f内には、位置表示器1bや呼びボタン1cが収納されており、かかる位置表示器1bや呼びボタン1cは、表板1aに露出している。
本実施の形態のエレベータのケーブル処理装置は、上記の位置表示器1bや呼びボタン1cに対して、昇降路内を延びるケーブル3を接続するものである。主に、図3及び図4に基づいて、本実施の形態に係るエレベータのケーブル処理装置の詳細を説明する。図3は、昇降路側からみたケーブル処理装置の斜視図であり、図4の(a)、(b)及び(c)はそれぞれ、実施の形態1に係るエレベータのケーブル処理装置について、昇降路側、側方及び下方からみた状態を示す図である。
ケーブル処理装置10は、ケーブル3を支持しておく支持部材としての配線用カバー4と、その支持部材が固定されるベースとしての筺体1fとを含んでいる。なお、配線用カバーや筺体は、支持部材やベースの一例である。よって、本発明は、本実施の形態に示す構造とは異なる構造の配線用カバーや筺体を、支持部材やベースとして適用してもよく、さらには、配線用カバーや筺体とは全く別のものを支持部材やベースの対象として実施することもできる。
支持部材及びベースの一方、すなわち本実施の形態では、配線用カバー4には、根元部分の径よりも大きな径を有する拡径部分を含んだ突起部が少なくとも一つ設けられている。具体的には、突起部として締結部材を用いることができ、本例では、2本のねじ4aを、締結部材として用いる。ねじ4aはそれぞれ、根元部分としてのねじ軸部11と、拡径部分としてのねじ頭部12とを有する。ねじ4aはそれぞれ、配線用カバー4における筺体1fと対面する部分に、筺体1f側(乗場側)からねじ込まれている。
筺体1fの背面(昇降路側の面)には、ケーブル3を通すための連絡窓としての矩形の配線穴1gが形成されている。配線穴1gは、位置表示器1bや呼びボタン1cに接続するためのケーブル3を固定する配線用カバー4によって昇降路側から覆われており、それによって埃や水等が配線穴1gを介して筺体1f内に浸入することが防止されている。
また、支持部材及びベースの他方、すなわち本実施の形態では、筺体1fには、ねじ4aが挿通される留め穴13が当該ねじ4aに対応して2つ設けられている。留め穴13はそれぞれ、抜き差し部分14と抜け止め部分15とを有している。抜き差し部分14は、抜け止め部分15よりも大きく形成されている。詳細には、抜き差し部分14は、ねじ4aのねじ頭部12が貫通できる大きさを有している。抜け止め部分15は、ねじ4aのねじ頭部12が抜き差しできず且つねじ軸部11が貫通できる大きさ有している。
抜き差し部分14及び抜け止め部分15をより具体的に説明する。まず、1つ目の留め穴13は、配線穴1gの上方に位置しており、その抜き差し部分14は大径丸穴で構成され、抜け止め部分15は、抜き差し部分14の大径丸穴よりも小さく且つ大径丸穴と重なるように当該大径丸穴とつながった小径丸穴で構成されている。一方、2つ目の留め穴13は、配線穴1gを利用して構成されている。すなわち、2つ目の留め穴13の抜き差し部分14は、大径の角穴である配線穴1gそのものであり、抜け止め部分15は、配線穴1gの下側角部において配線穴1gとつながる小径丸穴で構成されている。
また、図3及び図4に示されるように、留め穴13それぞれにおいて、抜け止め部分15は、抜き差し部分14よりも下側に位置している。特に本実施の形態では、各抜け止め部分15は、対応する抜き差し部分14の斜め下側に配置されている。
次に、配線用カバー4とケーブル3との接続について説明する。配線用カバー4には、下向きに開口すると共に昇降路側に突出する覆い部分16が形成されている。この覆い部分16における乗場側の面には、ケーブル3を筺体1fに導入するための溝4bが形成されている。ケーブル3は、覆い部分16の内側に配置され当該覆い部分16によって上下方向に案内される。
さらに、配線用カバー4における外面(昇降路側の面)であって、覆い部分16の下方の部分には、ケーブル固定金4cが取り付けられている。ケーブル固定金4cは、特に図4(c)によく示されているように、大部分がアーチ状に構成されている。ケーブル固定金4cの一端は、覆い部分16下部の開口または専用の貫通穴を介して、配線用カバー4の昇降路側から乗場側に引っ掛けられており、ケーブル固定金4cの他端は、締結手段4dによって配線用カバー4に固定されている。ケーブル3は、ケーブル固定金4cのアーチ内側面と配線用カバー4の外面との間に挟まれて固定されている。
次に、上記のように構成された配線用カバーの筺体への取付手順について説明する。まず、ケーブル3をケーブル固定金4cを用いて配線用カバー4に固定した状態で、配線用カバー4を筺体1f近傍に配置する。また、配線用カバー4には2本のねじ4aを取り付けておくが、このとき、各ねじ4aのねじ頭部12は配線用カバー4の乗場側の表面から所定の距離(例えば筺体の厚み+1mm程度)浮かせた状態に保持しておく。
そして、上述した状態の配線用カバー4を、2本のねじ4aが対応する留め穴13の抜き差し部分14に挿入されるようにして、筺体1fにあてがう。このとき、ねじ頭部12は、記のように配線用カバー4の表面から浮かせた状態にあるので、留め穴13の抜き差し部分14を通り抜けており、留め穴13内にはねじ軸部11が位置するようになっている。また、ケーブル3の先端は、配線穴1gを通り抜け、位置表示器1bや呼びボタン1cに十分、届くように延びている。換言するならば、このような状態が得られるような関係・位置・態様で、上述した配線穴1g、留め穴13及びねじ4aが設けられているものとする。
その後、配線用カバー4を筺体1fに対して斜め下方にスライドさせ、2本のねじ4aのねじ軸部11が対応する留め穴13の抜け止め部分15に位置するようにする。これにより、ねじ4aのねじ頭部12が留め穴13の抜け止め部分15に引っ掛かるようになり、配線用カバー4は、筺体1fに対して離隔しないように支持され、すなわち、配線用カバー4が仮固定される。
その後、乗場側より位置表示器1b、呼びボタン1cへケーブル3のコネクタを接続すると共に、配線用カバー4に螺合するねじ4aそれぞれを十分に締め付けることによって配線用カバー4の筺体1fへの本固定を完了させる。なお、ケーブル3のコネクタ接続と、配線用カバー4の本固定とは、状況に応じて何れを先に開始してもよいし、何れを先に終了してもよい。
以上のような本実施の形態に係るエレベータのケーブル処理装置によれば、突起部を留め穴に引っ掛かるだけで配線用カバーを操作表示器具の筺体に仮固定できるため、作業者は昇降路側からねじ穴等の厳密な位置合わせ作業やその後のねじ締め作業といった作業を行わなくて済む。すなわち、作業スペースの制約が多い昇降路内からは、突起部を所定の穴に引っ掛けるという作業だけよく、工具も用いることなく昇降路側で必要な作業を完了でき、昇降路内を延びるケーブルを所定の対象に容易に取り付けることができる。
また、突起部としては、乗場側からねじこまれた締結手段を用いるので、仮固定時には、締結部材を緩めた状態でねじ込んでおき、締結部材を留め穴に引っ掛けた状態で締結部材を締め込めば、そのまま本固定が行える。よって、仮固定と本固定に共通の手段を用いることができ、部品点数の削減を図ることができる。さらに、本固定前には既に締結手段がセットされた状態となっているため締結手段を手に持ってねじ穴に入れる前に締結手段が落下してしまう恐れがなく、且つ、本固定時には、乗場側から、ドライバー等の極めて一般的な工具を用いた簡便な作業だけでよい。よって、作業性が極めて良好となっている。
また、筺体に設けた穴を、ケーブルを対象物に接続するように導く穴(連絡窓)と、突起部の拡径部分を挿通させるための抜き差し部分としての穴という二つの機能で用いることができる。よって、個別に抜き差し部分を設けなくて済むため、製作・加工の簡素化を図ると共に、構造の複雑化を回避することができる。また、留め穴を形成するために要する領域の省スペース化を図ることもできる。
また、突起部及び留め穴が複数セット設けられているので、本固定前の仮固定の段階で既に配線用カバーの筺体に対する回転が抑止されており、安定した状態で、仮固定から本固定作業へと移行することができる。
また、ケーブルは、配線用カバーの覆い部分によって上下方向に延びるように案内されるので、配線用カバーから昇降路へと延びるケーブルを下向きに寝かせ、すなわち、配線用カバーからケーブルを垂直に延ばさないようにし、昇降路側へのケーブルの出っ張りを回避することができる。
さらに、ケーブルは、覆い部分に案内された状態で、ケーブル固定金によって押し付けられるようにして固定されるので、ケーブルが配線用カバーの外面に対してバタつくことを防止し、ケーブルが覆い部分内で望ましい状態で維持されるようにすることができる。
実施の形態2.
次に、図5及び図6に基づいて、実施の形態2に係るエレベータのケーブル処理装置について説明する。図5の(a)、(b)及び(c)はそれぞれ、実施の形態2に係るエレベータのケーブル処理装置について、昇降路側、側方及び下方からみた状態を示す図であり、図6は、実施の形態2に係るエレベータのケーブル処理装置に設けられた、固定ばねを示す図である。
本実施の形態2は、実施の形態1において、固定金に関係する構成を改変したものであり、他の部分については、実施の形態1と同様な構成でよいものとする。ケーブル処理装置20は、板状の固定ばね5を備えている。固定ばね5は、配線用カバー4における覆い部分16の内側に取り付けられている。
固定ばね5は、半円形状のケーブル押さえ部5aと、その両端に位置する左右一対の山部5bとを有している。また、配線用カバー4の覆い部分16の両側部には、一対の山部5bが挿入される差し込み穴4eが、複数対、形成されている。
固定ばね5は、自然状態よりも湾曲された状態となるように左右一対の山部5bが覆い部分16の対応する対の差し込み穴4eに挿入され、自身の弾性復元力によって、覆い部分16に取り付いている。そして、固定ばね5は、図示のように覆い部分16の内側面との間でケーブル3を挟み込むことでケーブル3を固定している。また、一対の山部5bを挿入する対象の差し込み穴4eの対を変えることで、固定ばね5と覆い部分16の内側面との間に生じる空間の大きさを変更することができる。
以上のような本実施の形態2に係るエレベータのケーブル処理装置によっても、上記実施の形態1と同様に、昇降路内を延びるケーブルを所定の対象に容易に取り付けることができる。さらに、本実施の形態2では、固定ばねの弾性復元力を利用して、固定ばね自身の保持と、ケーブルの固定とを行うことができ、部品点数の削減と、固定ばねの着脱作業の容易化とを実現することができる。さらに、固定ばねは、弾性復元力を利用して取り付けられることから、取り付け位置の変更が容易である。さらに、固定ばねには、固定時に変形と復元力発生とが期待でき、一つの固定ばねをもって、異なる太さのケーブルの固定に対応することができ、ひいては用意すべき固定ばねの種類の削減にもつながる。
実施の形態3.
次に、図7に基づいて、実施の形態3に係るエレベータのケーブル処理装置について説明する。図7の(a)、(b)及び(c)はそれぞれ、実施の形態3に係るエレベータのケーブル処理装置について、昇降路側、側方及び下方からみた状態を示す図である。
本実施の形態3も、実施の形態1において、固定金に関係する構成を改変したものであり、他の部分については、実施の形態1と同様な構成でよいものとする。ケーブル処理装置30は、固定線部材6を備えている。固定線部材6は、例えばバインド線等の紐状の部材であり、配線用カバー4における覆い部分16に巻きつけられる。覆い部分16の両側部には、貫通穴4fが形成されている。また、覆い部分16の突出に関する頂部には、引っ掛け長穴4gが設けられている。
固定線部材6は、左右の貫通穴4fを交互に挿通されることによって、覆い部分16の内外を縫うように延びる。これにより、固定線部材6は、図示されるように、覆い部分16の内側面との間でケーブル3を挟み込むことでケーブル3を固定している。一例として、固定線部材6は、ある程度、十分な長さを予め用意しておき、固定対象のケーブル3の太さに応じた長さ分を利用して巻き付けを行い、余った長さ分は巻き付け後に切除するようにしてもよい。
また、固定線部材6を覆い部分16に巻きつけた際、固定線部材6を引っ掛け長穴4gに落ち込ませる。それにより、固定線部材6は長穴4gに引っ掛かり、覆い部分16に対する固定線部材6の位置ずれを防止することができる。
以上のような本実施の形態3に係るエレベータのケーブル処理装置によっても、上記実施の形態1と同様に、昇降路内を延びるケーブルを所定の対象に容易に取り付けることができる。さらに、本実施の形態3では、固定線部材における利用長さ分が状況に応じて異なるだけで、部材としては十分に長い紐状のものを単に要しておくだけでよいため、固定線部材として多くのバリエーションを用意しなくても、広範なケーブル太さにわたってケーブルの固定に対応することができる。
以上、好ましい実施の形態を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種々の改変態様を採り得ることは自明である。
例えば、上述した実施の形態は、乗場側の操作表示器具に対するケーブルの接続のためにケーブル処理装置を設ける態様として説明したものであるが、本発明のエレベータのケーブル処理装置は、かご側の操作表示器具に対するケーブルの接続のために用いることも可能である。
また、本発明で扱うケーブルは、線状部材であれば特に限定されず、電気的信号の伝達や給電の用途に用いるものに限らない。よって、本発明は、他の挙げると、光ファイバーを含むケーブルや、動力伝達用のワイヤなど対して適用することも可能である。
また、乗場側、かご側を問わず、本発明は、操作表示器具以外の機器に線状部材を接続する場面を対象に広く適用することができる。
また、上記実施の形態におけるねじは、突起部さらには突起部を構成する締結手段としての一例であり、本発明の突起部はねじ以外のものを用いてもよい。例えば、仮固定を提供する突起部を支持部材と一体成形または接着等しておき、本固定は、仮固定用の突起部とは別のねじ等の手段を用意しておいてもよい。
また、本発明は、突起部をベース側に設け、留め穴を支持部材側に設けて実施することもできる。さらに、突起部及び留め穴の数やその形成位置は、適宜、改変することが可能である。
1f 筺体(ベース)、1g 配線穴(連絡窓)、3 ケーブル、4 配線用カバー(支持部材)、4a ねじ(突起部)、4c ケーブル固定金、5 固定ばね、6 固定線部材、10,20,30 ケーブル処理装置、11 ねじ軸部(根元部分)、12 ねじ頭部(拡径部分)、13 留め穴、14 抜き差し部分、15 抜け止め部分、16 覆い部分。

Claims (8)

  1. 昇降路内を延びるケーブルを支持しておく支持部材と、
    前記支持部材が固定されるベースとを備え、
    前記支持部材及び前記ベースの一方には、根元部分の径よりも大きな径を有する拡径部分を含んだ突起部が、少なくとも一つ設けられており、
    前記支持部材及び前記ベースの他方には、前記突起部が挿通される留め穴が該突起部に対応して設けられており、
    前記留め穴は、抜き差し部分と抜け止め部分とを有しており、
    前記抜き差し部分は、前記突起部の前記拡径部分が貫通できる大きさを有しており、
    前記抜け止め部分は、前記突起部の前記拡径部分が抜き差しできず且つ前記根元部分が貫通できる大きさ有している
    エレベータのケーブル処理装置。
  2. 前記突起部は、前記支持部材における前記ベースと対面する部分に該ベース側からねじ込まれた締結部材であり、
    前記根元部分は、前記締結部材のねじ軸部であり、且つ、前記拡径部分は、前記締結部材のねじ頭部である、
    請求項1のエレベータのケーブル処理装置。
  3. 前記ベースには、前記ケーブルのための連絡窓が形成されており、
    前記留め穴の前記抜き差し部分は、前記連絡窓からなる、
    請求項1又は2のエレベータのケーブル処理装置。
  4. 前記突起部及び対応する前記留め穴はそれぞれ、複数、設けられている、請求項1乃至3の何れか一項のエレベータのケーブル処理装置。
  5. 前記支持部材には、下向きに開口した覆い部分を有しており、
    前記ケーブルは、前記覆い部分の内側に配置され該覆い部分によって上下方向に案内される、
    請求項1乃至4の何れか一項のエレベータのケーブル処理装置。
  6. 前記支持部材における外面であって、前記覆い部分の下方の部分には、前記固定金が取り付けられており、
    前記ケーブルは、前記固定金と前記支持部材の外面との間に挟まれて固定されている、
    請求項1乃至5の何れか一項のエレベータのケーブル処理装置。
  7. 前記支持部材における前記覆い部分の内側には、固定ばねが取り付けられており、
    前記固定ばねは、自身の弾性復元力によって、前記覆い部分に取り付くと共に、該覆い部分の内側面との間で前記ケーブルを挟み込むことで該ケーブルを固定している、
    請求項1乃至5の何れか一項のエレベータのケーブル処理装置。
  8. 前記支持部材における前記覆い部分には、固定線部材が巻きつけられており、
    前記固定線部材は、前記覆い部分の内外を縫うように延び、該覆い部分の内側面との間で前記ケーブルを挟み込むことで該ケーブルを固定している、
    請求項1乃至5の何れか一項のエレベータのケーブル処理装置。
JP2012549529A 2010-12-22 2010-12-22 エレベータのケーブル処理装置 Active JP5550745B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2010/073159 WO2012086030A1 (ja) 2010-12-22 2010-12-22 エレベータのケーブル処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2012086030A1 true JPWO2012086030A1 (ja) 2014-05-22
JP5550745B2 JP5550745B2 (ja) 2014-07-16

Family

ID=46313334

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012549529A Active JP5550745B2 (ja) 2010-12-22 2010-12-22 エレベータのケーブル処理装置

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP2657172B1 (ja)
JP (1) JP5550745B2 (ja)
KR (1) KR101532853B1 (ja)
CN (1) CN103221328B (ja)
WO (1) WO2012086030A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102381875B1 (ko) * 2018-02-09 2022-04-04 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 엘리베이터의 승강장 조작반
JP6656489B1 (ja) * 2019-04-10 2020-03-04 三菱電機株式会社 電力変換装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58136215A (ja) * 1982-02-05 1983-08-13 株式会社東芝 電気配線装置
JPS60177176U (ja) * 1984-04-27 1985-11-25 三菱電機株式会社 エレベ−タ用ケ−ブルの保持装置
JPH0342481A (ja) 1989-07-10 1991-02-22 Hitachi Ltd エレベータ用表示装置
JPH05306080A (ja) * 1992-05-06 1993-11-19 Mitsubishi Electric Corp エレベータのケーブル接続装置
JP5114909B2 (ja) 2006-09-29 2013-01-09 フジテック株式会社 エレベータの電気配線装置
JP4738466B2 (ja) * 2008-10-15 2011-08-03 東芝エレベータ株式会社 エレベータ装置
JP4707747B2 (ja) * 2009-03-09 2011-06-22 東芝エレベータ株式会社 エレベータの昇降路配線方法および装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN103221328B (zh) 2016-03-23
EP2657172B1 (en) 2019-05-22
EP2657172A4 (en) 2017-09-27
KR101532853B1 (ko) 2015-06-30
CN103221328A (zh) 2013-07-24
EP2657172A1 (en) 2013-10-30
JP5550745B2 (ja) 2014-07-16
WO2012086030A1 (ja) 2012-06-28
KR20130117835A (ko) 2013-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN111869026B (zh) 带组装辅助部件的布线体、布线体的组装辅助部件及布线体组装物的制造方法
JP2015056233A (ja) ケーブル保持部材、電気的接続装置、コネクタ装置
JP5550745B2 (ja) エレベータのケーブル処理装置
JP5646974B2 (ja) 電気コネクタ
KR200393275Y1 (ko) 와이어 하네스의 정렬부재
JP2002291131A (ja) ケーブルプロテクタ及びケーブルプロテクタ用の台座
JP6793047B2 (ja) プロテクタおよびワイヤハーネス
EP3031671A1 (en) Structure for routing power supply cables to electrically heated wire terminals
JP2009055726A (ja) 線状物の固定構造
JP2008092666A (ja) 配線ダクトおよび配線ダクト製造方法
JP2016000632A (ja) エレベータのかご構造
JP2012247678A (ja) 曲げ規制構造及びワイヤーハーネス
JP2012243475A (ja) ワイヤハーネスへのジョイントコネクタ取付部品
JP2006227146A (ja) 光ケーブルの接続構造
JP2005024978A (ja) ケーブル引出部の構造、ケーブル引出部形成装置、巻回部材、取付枠及びプレート
KR200378967Y1 (ko) 와이어 하네스 고정용 클립
JP2005084066A (ja) 光通信ケーブルのコード化部材および光通信ケーブルの接続方法並びにその接続構造
JP5607133B2 (ja) 線状物の固定構造
JP5461727B1 (ja) 屋内光ケーブル配線用の配線器具
TW201218537A (en) Connector
KR200390964Y1 (ko) 와이어 하네스 보호용 클립 구조
JP2007266523A (ja) ケーブルの基板への取付構造。
JP3211206U (ja) 変換アダプタ固定具
KR200347448Y1 (ko) 와이어 하네스 고정용 밴드케이블 구조
JPH10152000A (ja) ワイヤーハーネスの分岐接続方法及び分岐接続構造

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140327

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140422

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140520

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5550745

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250