JP2016037959A - 人体用送風装置 - Google Patents

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Mitsuya Uchida
光也 内田
俊世 田村
Toshiyo Tamura
俊世 田村
拓巳 吉村
Takumi Yoshimura
拓巳 吉村
優子 大野
Yuko Ono
優子 大野
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Abstract

【課題】安価且つ安定して人体に送風することができる人体用送風装置を提供することにある。
【解決手段】人体10に空気を送風する人体用送風装置1であって、人体10の背面に位置するベース部材100と、ベース部材100に付設した送風機200と、送風機200の吹出口から人体の肩上且つ首横を通過して人体の前面に延びる左右一対の導風パイプ300とを備え、導風パイプ300に空気を吐出する吐出孔301を形成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、人体に空気を送風することにより涼感を与えることができる人体用送風装置に関する。
近年、扇風機など人体から離れた所定の設置場所からの送風ではなく、送風機を携行することにより確実且つ効率的に風を人体に提供するものが登場してきている。例えば、特許文献1には、衣服の腰付近に送風機を設け、衣服の内側に外気を導入し、袖口及び首元から導入空気を排出する冷却衣服が記載されている。また例えば、特許文献2には、首掛用ストラップにより送風機を首から吊り下げ、送風機から顔に向けて空気を送風するものが記載されている。これらのものでは何処にいても送風を受けることができるので利便性が高いという利点がある。
特開2005−54299号公報 特開2013−36410号公報
しかし特許文献1に記載のものは、外気を導入する送風機を設けるために衣服に孔を形成する必要がある、換言すれば衣服は専用のものとなってしまうため、既存の衣服に適用することができない。このため、コストが高くなるとともに、利用者が好みのデザインの衣服を着用できないという問題があった。このような問題は、例えば建設現場や土木現場では特に重要である。すなわち、作業現場においては衣服に種々の特殊機能が必要であったり、作業者の所属を表す表示がなされていたり、しかも現場毎に衣服を交換する必要があったりするため、特許文献1に記載の冷却衣服をこれら全てに対応させるには多大なコストがかかるという問題があった。
一方、特許文献2に記載のものは、衣服に依存しないものの送風機は首から吊り下げられるだけなので、体を大きく動かす必要がある利用形態においては、安定した送風の提供が困難であるという問題があった。このような問題は、例えば建設現場や土木現場では特に重要である。また、このような現場作業では、送風機や首掛けストラップが工事物などに引っ掛かったり衝突したりするおそれがあり十分な安全性が確保しづらいという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、安価且つ安定して人体に送風することができる人体用送風装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本願発明は、人体に空気を送風する人体用送風装置であって、少なくとも人体の背面に位置するベース部材と、ベース部材に付設した送風機と、送風機の吹出口から人体の肩上且つ首横を通過して人体の前面に延びる左右一対の導風パイプとを備え、導風パイプに空気を吐出する吐出孔を形成したことを特徴とするものを提案する。
本発明によれば、導風パイプが肩掛け構造となることから安定した送風が可能となるとともに既存の衣服に着用可能なので安価なものとなる。なお、本願発明に係る人体用送風装置の着用は、既存の衣服である上着の内側に着用してもよいし、上着の外側に着用してもよい。
本発明の好適な態様の一例としては、導風パイプの先端部には送風機から流れてきた空気の一部を吐出する栓が設けられていることを特徴とするものが挙げられる。
本発明によれば、導風パイプの先端部が密閉されていないので送風機の駆動負荷が軽くなるとともに導風パイプの吐出孔から安定した送風が可能となる。
また、本発明の好適な態様の一例としては、一つの導風パイプに対して一つ送風機を設けるとともに、導風パイプと送風機の組をユニット化してベース部材に着脱自在に付設したことを特徴とするものが挙げられる。
本発明によれば、送風機と導風パイプの組がユニット化されているのでメンテナンス性にすぐれたものとなる。また、必要に応じて、一方の送風機のみを駆動させて左右一方の導風パイプからのみ送風させることができる。
また、本発明の好適な態様の一例としては、ベース部材の上部から人体の肩上且つ首横を通過して人体の前面に延びる左右一対の肩掛けベルトと、ベース部材の左右側部から人体の脇の下を通過して人体の前面に延びる胴体ベルトと、肩掛けベルトの先端部と胴体ベルトの先端部を着脱自在に締結する締結手段とを備え、導風パイプは肩掛けベルトに沿って配置されていることを特徴とするものが挙げられる。
本発明によれば、導風パイプの配置が安定するので、より安定した送風が可能となるとともに、導風パイプなどの各種部材が引っ掛かったり衝突したりすることを防止できる。
本発明の好適な態様の一例としては、導風パイプには、少なくとも人体の首又は顔方向に向かって空気を吐出する位置にする吐出孔が複数設けられているものが挙げられる。本発明によれば、導風パイプから直接に或いは上着との隙間から、人体の首又は顔方向に広い範囲で風を供給することができる。なお、導風パイプに設けられた複数の吐出孔は、導風パイプの中心軸に対して互いに異なる角度に形成すると、人体の形状に合わせて効率的な送風が可能となる。
さらに、本発明の好適な態様の一例としては、さらに人体の背面側の位置に吐出孔が設けられているものが挙げられる。本発明によれば、人体風送風装置の上に既存の衣服を北場合に、該衣服と人体との隙間において空気の流れを発せさせることができるので、涼感をより強く与えることができる。
以上詳述したように、本発明によれば、導風パイプが肩掛け構造となることから安定した送風が可能となるとともに既存の衣服に着用可能なので安価なものとなる。
第1の実施形態に係る人体用送風装置の着用形態を説明する正面図 第1の実施形態に係る人体用送風装置の着用形態を説明する背面図 第1の実施形態に係る人体用送風装置のベース部材及びベルト類の構造を説明する平面図 第1の実施形態に係る人体用送風装置の平面図 第1の実施形態に係る導風パイプの取り付け構造を説明する図 第1の実施形態に係る導風パイプの端部の栓を説明する図 第1の実施形態に係る導風パイプの端部の栓を説明する図 第1の実施形態に係る人体用送風装置の利用形態を説明する図 第2の実施形態に係る実施形態に係る人体用送風装置のベース部材及びベルト類の構造を説明する平面図 第2の実施形態に係る実施形態に係る人体用送風装置の平面図 第3の実施形態に係る人体用送風装置の着用形態を説明する正面図 第3の実施形態に係る人体用送風装置の着用形態を説明する背面図 第3の実施形態に係る人体用送風装置の平面図
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係る人体用送風装置について図面を参照して説明する。図1は人体用送風装置の着用形態を説明する正面図、図2は人体用送風装置の着用形態を説明する背面図、図3は人体用送風装置のベース部材及びベルト類の構造を説明する平面図、図4は人体用送風装置の平面図である。
人体用送風装置1は、人体10の背面に位置するベース部材100と、ベース部材100に付設した左右一対の送風機200と、送風機200の吹出口212から人体10の肩上且つ首横を通過して人体10の前面まで延びる左右一対の導風パイプ300とを備えている。
ベース部材100は、図2及び図3に示すように、左右やや上部が内側に切れ込んだ切り欠き部101が形成されている。ベース部材100は、上部及び下部を折りたたむことにより横長且つ左右端部が開放された袋状となるように構成されており、且つ、前記切り欠き部101から送風機200の背面が露出するように形成されている。ベース部材100の略中央部には、送風機200及び後述する電装ユニット250を付設するための横長の支持板110が付設されている。
ベース部材100は、人体10の背面に衣服を介して接触するので、クッション性及び通気性が高いものが好ましい。本実施の形態では、表編地と裏編地とを間隔をおいて複数の連結糸で連結してなる立体編物構造のクッション材によって形成した。
ベース部材100には、前記切り欠き部101の下部から、すなわちベース部材100を折りたたんだ状態における人体10の背面側の上部から、首横を通過して人体10の前面まで延びる左右一対の肩掛けベルト120が付設されている。さらに、ベース部材100には、左右方向に延びる、すなわち、ベース部材100の左右側部から人体10の脇の下を通過して人体の前面に延びる胴体ベルト130が付設されている。左右一対の肩掛けベルト120の前端部は締結部材である締結バックル140により締結されている。また締結バックル140には、雌部と雄部が着脱自在に形成された着脱バックル150の雌部151が左右一対に設けられている。一方、胴体ベルト130の端部には前記着脱バックル150の雌部151と係合する雄部152が付設されている。これにより、肩掛けベルト120と胴体ベルト130はそれぞれ一方の端部がベース部材100に固定され、他方の端部が締結バックル140及び着脱バックル150により締結される。また、肩掛けベルト120には、導風パイプ300を取り付けるための締結ベルト125が付設されている。本実施の形態では、締結ベルト125として面ファスナーを用いた。
送風機200は、薄型略直方体形状の筐体210と、筐体内に配置されたファン(図示省略)とを備えている。本実施の形態ではファンとしてシロッコファンを用いた。筐体210の底面は前記支持板110に着脱自在に付設されている。本実施の形態では面ファスナーを用いて送風機200を支持板110に付設している。筐体210の背面及び側面には空気を吸入する多数の吸入孔211が形成されている。また筐体210の上部には、導風パイプ300の内側に挿入され、導風パイプ300に空気を供給する吹出口212が形成されている。図5に示すように、吹出口212の先端部は導風パイプ300の内周面に沿うよう円筒形に形成されている。したがって、導風パイプ300を取り付ける際には、該導風パイプ300をその長手方向を軸として回転可能となっている。
一対の送風機200の間には、電装ユニット250が前記支持板110に着脱自在に付設されている。本実施の形態では面ファスナーを用いて電装ユニット250を支持板110に付設している。電装ユニット250は、少なくとも送風機200に電源を供給する電池を含む。また電装ユニット250には、例えば送風機200の風量制御など各種制御を行う制御回路を含んでいてもよい。前記締結バックル140には、送風機200の駆動オンオフを切り替える電源スイッチ260が付設されている。該電源スイッチ260は、各送風機200に接続するようにしてもよいし、電装ユニット250に接続するようにしてもよい。
導風パイプ300は、一方の端部が前記送風機200の吹出口212に嵌合している。すなわち、導風パイプ300と送風機200とは1つのユニットを形成している。導風パイプ300には、人体10の首又は顔方向に向かって空気を吐出する1つ以上の吐出孔301が形成されている。吐出孔301の形状・位置・個数は種々の形態が可能である。本実施の形態では、長穴形状の3つの吐出孔301をその長手方向が導風パイプ300の長手方向と一致するように、所定の間隔をおいて長手方向に連なるように形成した。なお、前述のように導風パイプ300は、送風機200の吹出口212に対して導風パイプ300の長手方向を軸として回転可能となっているので、該回転により吐出孔301からの送風方向を調整することができる。
導風パイプ300の他方の端部(先端部)には、送風機200から送られてきた空気の一部を吐出する栓310が設けられている。該栓310は、図6及び図7に示すように、導風パイプ300の先端部の内側に挿入される挿入部311と、空気の吹出方向を制御するための風向制御部312とからなる。該栓310による開口面積は導風パイプ300の断面積よりも小さくなっている。風向制御部312は、導風パイプ300からの風が衝突する面が導風パイプ300の長手方向に対して斜めに形成されている。このように導風パイプ300の先端部は密閉されていないので、送風機200の駆動負荷が軽くなるとともに導風パイプ300の吐出孔301から安定した送風が可能となる。
このような人体用送風装置1では、図1及び図2に示すように、ベース部材100が人体10の背面に位置し、肩掛けベルト120及び導風パイプ300が人体10に肩に掛けられ、胴体ベルト130は人体10の脇の下に位置する。一対の肩掛けベルト120は端部が人体10の前面、胸部付近において締結バックル140により締結され、さらに該締結バックル140には着脱バックルにより胴体ベルト130が接続している。これにより人体用送風装置1は、人体10にしっかり固定されるので、導風パイプ300の吐出孔301から安定して空気を人体10の首回りに供給することができる。なお、本実施の形態に係る人体用送風装置1は、衣服(上着)のうえに着用することを想定しているが、衣服(上着)の下に着用してもよい。
また、工事現場・建設現場などの作業現場では、図8に示すように、ヘルメット20に人体10の顔横からく首後ろを覆う覆体30を設けると好適である。これにより導風パイプ300から吐出した空気を人体10に確実に供給することができる。該覆体30は、横長略矩形の覆体本体31と、覆体本体31の上部に付設されヘルメット20に着脱自在に取り付けるために取り付けベルト32とを備えている。覆体本体31であって人体10の耳に対抗する位置には、1つ以上の通音孔33が形成されている。覆体本体31の内側には、必要に応じて保冷剤を配置してもよい。また覆体本体31には、適宜縦方向の切れ目を設けてもよい。
以上、本発明の一実施の形態について詳述したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、導風パイプ300の吐出孔301に、吹き出し量や吹き出し方向を制御するための風制御部材を付設するようにしてもよい。該風制御部材としては、例えば導風パイプ300の周にそって配置した着脱自在のベルトなどが挙げられる。該ベルトを吐出孔301の全部又は一部を閉鎖するように配置することで、吹き出し量を制御できる。
また、上記実施の形態では、導風パイプ300を送風機200の吹出口212に対して長手方向を軸として回転させることにより吐出孔301からの吹き出し方向を可変としていたが、送風機200の吹出口212と導風パイプ300の吐出孔301の中間部や複数の吐出孔301の間に導風パイプ300の回転機構を設けるようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、図1に示すように一対の導風パイプ300の端部は、所定の間隔をおいて離れているが、導風パイプ300の先端部が交差するように配置してもよい。また導風パイプ300の先端部を、衣服の内側に挿入するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、導風パイプ300の吐出孔301は長穴形状としたが、形状・個数・配置は種々の形態を採用できる。例えば、長穴形状の吐出孔301を、導風パイプ300の長手方向に対して斜めに形成するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、電源スイッチ260を設けていたが、利用形態等に応じて電源スイッチ260を不要としてもよい。また、上記実施の形態では、送風機200のオンオフだけを制御していたが、送風機200の風量制御回路を行うようにしてもよい。該風量制御としては、風量の強弱だけでなく間欠運転などを行うようにしてもよい。さらに、電池の残量を通知する機能を設けるようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、導風パイプ300と送風機200からなるユニットを支持板110に着脱自在に付設していたが、支持板110に固定的に設置するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、導風パイプ300を肩掛けベルト120に沿って配置しているが、肩掛けベルト120を設けることなく導風パイプ300を直接人体10の肩に掛けるようにしてもよい。
また、上記実施の形態に係る人体用送風装置1に噴霧装置を付設してもよい。この場合、噴霧装置のノズルは、導風パイプ300の吐出孔301近傍に配置すると好適である。なお、噴霧装置は手動駆動であってもよいし電動等の機械駆動であってもよい。また噴霧動作は常時行ってもよいし、間欠運転であってもよいし、利用者からの指示に基づくものであってもよい。
また、上記実施の形態では、バッテリを含む電装ユニット250をベース部材100に、すなわち人体10の背面側に付設したが、人体10の前面側に付設するようにしてもよい。この場合、電装ユニット250の全てを人体10の前面側に配置してもよいし、例えばバッテリだけなど一部の構成部品のみを人体10の前面側に配置し、残りの構成部品はベース部材100に付設するようにしてもよい。人体10の前面側に付設する構成部品の付設位置は、例えば締結バックル140などが挙げられる。
(第2の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係る人体用送風装置について図面を参照して説明する。図9は人体用送風装置のベース部材及びベルト類の構造を説明する平面図、図10は人体用送風装置の平面図である。
本実施の形態が第1の実施の形態と異なる点は、人体10の脇の下にも導風パイプを配置した点にある。その他の点については第1の実施の形態と同様なので、ここでは相違点のみを説明する。
本実施の形態に係る人体用送風装置1aは、図9及び図10に示すように、胴体ベルト130に沿って左右一対の導風パイプ400を付設した。該導風パイプ400には、肩掛け用の導風パイプ300と同様に吐出孔401が形成されるとともに、端部には導風パイプ300と同様の栓410が付設されている。胴体ベルト130への導風パイプ400の固定は、導風パイプ300と同様に、胴体ベルト130に付設した締結ベルト135を用いる。本実施の形態では、締結ベルト135として面ファスナーを用いた。
肩掛け用の導風パイプ300と胴体用の導風パイプ400は、同一の送風機200aに接続している。該送風機200aは、第1の実施の形態の送風機200よりも縦長に形成されており、筐体の内部には2つの各導風パイプ300,400用に2つのシロッコファンが並設されている。このためベース部材100の切り欠き部101の上下方向長さは、第1の実施の形態より大きくなっている。各導風パイプ300,400と送風機200aとの接続構造は、第1の実施の形態における導風パイプ300と送風機200との接続構造と同様である。
本実施の形態に係る人体用送風装置1aでは、第1の実施の形態に係る人体用送風装置1における作用効果に付け加えて、人体10の脇周りに空気を供給できる。その他の作用効果については第1の実施の形態と同様である。また、本実施の形態についても、第1の実施の形態と同様の各種変形例を適用できる。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態に係る人体用送風装置について図面を参照して説明する。図11は人体用送風装置の着用形態を説明する正面図、図12は人体用送風装置の着用形態を説明する背面図、図13は人体用送風装置の平面図、図14は人体用送風装置の着用形態を説明する正面図である。なお、本実施の形態に係る人体用送風装置は、下着などの適当な衣服の上に着用するとともに、さらに人体用送風装置の上に上着を着用することを想定している。図の視認性のため、図11及び図12では上着は一点破線で表した。
人体用送風装置2は、人体10の背面から前面に亘って位置するベース部材500と、ベース部材500に付設した左右一対の送風機600と、送風機600の吹出口から人体10の肩上且つ首横を通過して人体10の前面まで延びる左右一対の導風パイプ700とを備えている。
ベース部材500は、図12及び図13に示すように、人体の背面に位置して左右一対の送風機600を取り付ける主ベース部材510と、主ベース部材510の左右上部から導風パイプ700に沿って形成された左右一対の肩掛けベース部材520とを備えている。主ベース部材510の中央部には穴530が形成されており、通気性の向上を図っている。
ベース部材500は、下着などの衣服を介して人体10の背面に接触するので、クッション性及び通気性が高いものが好ましい。本実施の形態では、表編地と裏編地とを間隔をおいて複数の連結糸で連結してなる立体編物構造のクッション材によって形成した。
一対の肩掛けベース部材520の先端よりやや主ベース部材510側には、それぞれ対向する肩掛けベース部材520と連結する胸前ベルト540が付設されている。胸前ベルト540は、中央部において、雄部541及び雌部542を備えた締結バックル543により締結・締結解除が可能となっている。胸前ベルト540は、人体10の胸前付近に配置される。
一対の肩掛けベース部材520の先端には、さらに吊り下げベルト550が付設されている。吊り下げベルト550の先端部には、人体10の着用するズボンの上縁部を把持するクリップ551が付設されている。一対の吊り下げベルト550の先端部付近には、主ベース部材510の左右端部と連結する胴体ベルト560が付設されている。
ベース部材500には、導風パイプ700を取り付けるための複数の締結ベルト570が付設されている。本実施の形態では、締結ベルト570として面ファスナーを用いた。
各送風機600の構造は第1の実施の形態と同様である。各送風機600にはバッテリなどの電装品を収容する電装袋650が付設されている。電装袋650は一部のみが主ベース部材510に固着されており、他の所定箇所が面ファスナーなどの着脱部材な連結手段により主ベース部材510に付設されている。これにより、バッテリ交換時の作業性が向上する。前記一対の肩掛けベース部材520の先端部付近には、各送風機200の駆動オンオフを切り替える電源スイッチ660が付設されている。電源スイッチ660は各送風機200に対応して複数設けてもよいし、1つの電源スイッチ660で両送風機200を同時に制御するように構成してもよい。なお、各図では、電源スイッチ660と接続するケーブルは省略した。
導風パイプ700は、一方の端部が前記送風機600の吹出口に嵌合している。すなわち、導風パイプ700と送風機600とは1つのユニットを形成している。導風パイプ700には、1つ以上の吐出孔301が形成されている。吐出孔301の形状・位置・個数は種々の形態が可能である。
本実施の形態では、略丸穴形状の6つの吐出孔701を、所定の間隔をおいて長手方向に連なるように形成した。具体的には、2つの吐出孔701a及び701bは、人体10の胸前付近に形成されている。該2つの吐出孔701a及び701bは、人体10方向に直接送風するだけでなく、人体10と上着20の間隙に空気の流れを発生させるように、人体10に対してやや平行に空気が吐出する角度に形成されている。
また、3つの吐出孔701c,701d,701eは、主として、人体10の首又は顔方向に向かって空気を吐出するように形成されている。各吐出孔701c,701d,701eから吐出された空気は、直接或いは上着20の間隙をとおって、人体10の首又は顔方向に風が供給されるような角度に形成されている。ここで、3つの吐出孔701c,701d,701eは、導風パイプ700の中心軸に対して、吐出方向が互いに異なる角度となるように形成されている。これにより、人体10の形状に適した送風が可能となる。
さらに、1つの吐出孔701fは、人体の背面側に形成されている。該吐出孔701fは、人体10方向に直接送風するだけでなく、人体10と上着20の間隙に空気の流れを発生させるように、人体10に対してやや平行に空気が吐出する角度に形成されている。より具体的には、吐出孔701c,701d,701eは、背面方向にあるものあるものほど、吐出方向が上方になるように形成されている。
なお、人体10の胸前付近に形成された吐出孔701a及び701b並びに背面側に形成された吐出孔701fは、ベース部材500方向に開口するように形成してもよい。本実施の形態では、ベース部材500として通気性の良好な部材を用いているで、ベース部材500を通過して人体10表面に向かって風を供給することができる。
導風パイプ700の他方の端部(先端部)には栓710が設けられている。
このような人体用送風装置2では、図11及び図12に示すように、主ベース部材510が人体10の背面に位置し、肩掛けベース部材520及び導風パイプ700が人体10に肩に掛けられ、吊り下げベルト550の先端部のクリップ551が人体10のズボンの上縁部に止められる。さらに、胸前ベルト540により一対の肩掛けベース部材520が締結されるとともに、胴体ベルト560が脇腹を通過して人体10の胴体に固定される。以上のようにして人体用送風装置2は、人体10にしっかり固定されるので、導風パイプ700の吐出孔701から安定して空気を人体10の首回りに供給することができる。
また、本実施の形態に係る人体用送風装置2では、導風パイプ700の吐出孔701c,d,eから吐出した空気を、直接或いは上着20との間隙を通過して、人体10の首回りに供給することができる。さらに、導風パイプ701の他の吐出孔701a,b,fから吐出した空気は、上着20との間隙空間に空気の流れを発生させるので、良好な涼感を得ることができる。出願人は、本実施の形態に係る人体用送風装置2を着用して人体10の深部体温を測定したところ、空調のない工事現場などの環境下であっても深部体温の上昇抑制に効果的であることが確認できた。
以上、本発明の一実施の形態について詳述したが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、本実施の形態に係る人体送風装置に対して、適宜、上記第1及び第2の実施の形態において詳述した各種の変形例を適用することができる。
1,1a,2…人体用送風装置、10…人体、20…ヘルメット、30…覆体、100,500…ベース部材、120…肩掛けベルト、130…胴体ベルト、140…締結バックル、150…着脱バックル、510…主ベース部材、520…肩掛けベース部材、540…胸前ベルト、550…吊り下げベルト、560…胴体ベルト、200,200a,600…送風機、300,400,700…導風パイプ、301,401,701,701a〜701f…吹出口

Claims (7)

  1. 人体に空気を送風する人体用送風装置であって、
    少なくとも人体の背面に位置するベース部材と、ベース部材に付設した送風機と、送風機の吹出口から人体の肩上且つ首横を通過して人体の前面に延びる左右一対の導風パイプとを備え、
    導風パイプに空気を吐出する吐出孔を形成した
    ことを特徴とする人体用送風装置。
  2. 導風パイプの先端部には送風機から流れてきた空気の一部を吐出する栓が設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載の人体用送風装置。
  3. 一つの導風パイプに対して一つ送風機を設けるとともに、導風パイプと送風機の組をユニット化してベース部材に着脱自在に付設した
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の人体用送風装置。
  4. ベース部材の上部から人体の肩上且つ首横を通過して人体の前面に延びる左右一対の肩掛けベルトと、ベース部材の左右側部から人体の脇の下を通過して人体の前面に延びる胴体ベルトと、肩掛けベルトの先端部と胴体ベルトの先端部を着脱自在に締結する締結手段とを備え、導風パイプは肩掛けベルトに沿って配置されている
    ことを特徴とする請求項1乃至3何れか1項記載の人体用送風装置。
  5. 導風パイプには、少なくとも人体の首又は顔方向に向かって空気を吐出する位置にする吐出孔が複数設けられている
    ことを特徴とする請求項1乃至4何れか1項記載の人体用送風装置。
  6. 導風パイプに設けられた複数の吐出孔は、導風パイプの中心軸に対して互いに異なる角度に形成されている
    ことを特徴とする請求項5記載の人体用送風装置。
  7. 導風パイプは、さらに人体の背面側の位置に吐出孔が設けられている
    ことを特徴とする請求項1乃至6何れか1項記載の人体用送風装置。
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