JP2017133121A - 空調装置付作業用衣服 - Google Patents

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【課題】ファンの着脱が容易で、かつ、ファンなしでも建設現場で着用可能な作業用の空調服を提供する。
【解決手段】空調装置を備えた衣服において、空調装置はファンを備えており、衣服はファンを収容するポケットを備えており、ポケットは外面部材及び内面部材に穴を有しており、ファンがポケットに着脱自在に収容される作業用の空調装置付衣服。
【選択図】図1

Description

本発明は、衣服と人体または下着との間に外部から取り入れた空気を流すことにより、人体を冷却することができる空調衣服に関する。特に、建築、土木などの作業用に着用する空調衣服に関する。
外部空気を取り入れて身体を冷却する空調衣服は、特許文献1、特許文献2などいくつか提案されている。
衣服の内部に空気を溜め込んで、首筋や袖周りから排出される方式が多く、衣服が膨らんで作業の妨げになると共に、みかけも悪い。
あるいは、特許文献3には、衣服の一部に吸気口を設け、ファンを排気に使用して負圧を利用する空調服が開示されている。この例では、裾などの吸気口以外から空気が流入することを防止するために胴部は体へ密着させる手段が設けられている。
ファンの周囲を、穴をあけた衣服の生地に直接挟んで固定するので、ファン周りを補強しないと生地が傷んだり、ファンが傾いたりする。また、洗濯のたびにファンを取り外すのが手間であった。
ファンがない状態では無用な穴が残る。この穴は、建設現場では鋼管材の先端や角に引っかかり、事故のおそれがあるので、安全管理上不適切である。また、ファンを取り外した穴から風が入り込むので、不必要な季節では使用に適していない。
特開2005−54299号公報 特許第5672642号公報 特開2005−16419号公報
本発明は、ファンの着脱が容易で、かつ、ファンなしでも建設現場で着用可能な作業用の空調服を提供することを目的とする。
1.空調装置を備えた衣服において、
空調装置はファンを備えており、
衣服はファンを収容するポケットを備えており、
ポケットは外面部材及び内面部材に穴を有しており、
ファンがポケットに着脱自在に収容される
ことを特徴とする作業用の空調装置付衣服。
2.ポケットは、穴全体を覆う大きさのポケット蓋体を備えており、
蓋体係止手段が、穴より上方のポケット上部と、穴より下方の部分に存在することを
特徴とする1.記載の作業用の空調装置付衣服。
3.衣服は、ファンを収容するポケット以外の表地がメッシュ地あるいは孔を有していない布で形成されていることを特徴とする1.又は2.記載の作業用の空調装置付衣服。
4.空調装置は、送風パイプを備えており、
送風パイプは、柔軟な材質で多数の小孔を有し、基端部がファンに接続されていることを特徴とする1.記載の作業用の空調装置付衣服。
5.ファンが複数であって、
送風パイプは、少なくとも2つのファンに接続されていることを特徴とする3.又は4.に記載の作業用の空調装置付衣服。
6.衣服は作業用の上衣、下衣またはつなぎである1.〜5.のいずれかに記載の作業用の空調装置付衣服。
7.衣服は、建設作業あるいは屋外作業であることを特徴とする1.〜6.のいずれかに記載の作業用の空調装置付衣服。
1.ファンを開閉カバー付きポケットに挿脱自在にファンを収容したので、ファンの着脱が容易で、かつ、ファンなしでも建設現場等で着用可能な空調装置付衣服を実現した。
2.装脱自在に設置できる送風パイプを衣服の内側に配置したので、着用者に適した送風径路を構成することができる。送風パイプは、空気が案内されて送ることができる筒状のものを指し、フィルム製など自立して一定の断面形状を保てないものも含む。
3.汗や埃が付着し、頻繁に行われる洗濯に対して、空調装置の着脱が容易であり、建設現場の実状に適した空調服であり、かつ、ファンの不使用時にも、違和感なく着用できる空調装置付衣服を実現した。
4.ファンから取り込んだ外気を直接衣服の内部にため込むのではなく、送風パイプで形成した空気流通路を通して背中や首周りに吹き出すので、衣服内の圧力をあげることなく空気を通して身体を冷却することができる。空気圧を確保するためには、通気性の低い生地が必要であるが、本発明は、殊更に空気圧を高める必要はなく、通常用いられている作業服用の生地を使用することができる。
ファンがない状態でも風が入り込まず、見た目の悪さも防げる。
5.本発明の空調装置付作業用衣服は、建設現場作業者が着用する上下の衣服、つなぎ衣服に適しており、現場作業員の環境改善、体調維持に有効である。
作業用の空調服例の裏面を示す図 作業用の空調服例の表面を示す図 作業用の空調服の他の例の裏面を示す図 ポケットとファンの組合せを示す図 送風パイプの例を示す図 送風パイプの固定手段の例を示す図
本発明は、空調装置を備えた作業用衣服である。
空調装置は、ファンなどの送風装置を備えており、さらに、必要に応じて衣服の内側に配置する送風パイプを備えている。
衣服には、ファンなどを収容するポケットを備えている。ファンは、ポケットに挿脱自在に収容される。汗や埃にまみれて、毎日洗濯が必要な建設現場用の作業着に適している。
空調装置付作業用衣服は、ポケット、ポケットに挿入できるファン、ポケットの覆い体等の穴カバー及び必要に応じて送風パイプを備えている。
空調装置付作業用衣服は、上着に限らず、ズボン、つなぎも含まれる。真夏以外等、ファンを必要としない時期に着用する場合は、ポケットの穴を封鎖して、外部から内側に通風しないようにすることができ、ファンを装着しない場合でも、着用できる。
ポケットは、ファンを収容するスペースを提供し、ファンが空気を吸い込む箇所及び送風箇所に該当する場所に、通風口となる穴が設けられている。
ポケットは、基本的にファンを挿脱する開口部を有し、開口部以外は服地と一体に固定されている。開口部は上方に設けられることを原則とし、作業の特殊性などに応じて、変更される。
ポケットの大きさは、ファンを収容できる大きさが必要で、さらに、バッテリーなどの付属品を収納できる大きさに設定することができる。なお、バッテリー等のファン以外の付属品は、ベルトなどの別の箇所に付帯させることもできる。
ポケット表側生地には、穴の開口部を横断するバンドあるいは網体を設けることが好ましい。バンドあるいは網体は、ファンの飛び出しを防止する。あるいは、ポケットの上部にボタンなどを設けて服地とポケットの表地を閉じて、ポケットの開口を封鎖することができる。封鎖部材は、ボタンの外、ホック、チャックなど適宜の手段が適用できる。
穴カバーは、ポケットの穴を覆うことができる大きさを備えている。穴カバーは、ポケットの外側を覆い体、ポケットの内側に配置される場合がある。
ポケットの外側覆い体とする場合は、ポケットの開口部の上方で基端部が服地に逢着などの手段により固定されており、穴の下方以上までの長さを有している。ポケットの穴より下方、及び穴の上方には、ポケットの外側覆い体の自由端側を留める係止具が設けられている。ポケット覆い体の自由端側には被係止部を設ける。
ファンを使用する場合は、外側覆い体の自由端は、上方の係止具に留められて、穴が外気側に露出した状態とする。ポケット覆い体の中間位置にも被係止部を設けて、ポケット上部に設けた係止部と係止することにより、ポケットの開口縁とポケット覆い体の固定度合いを高めることができる。これによりポケットに挿入されたファンの安定性が向上する。
ファンを取り付けない場合や、使用しない場合は、下方の係止具に留められて、穴を覆う状態とされる。
ポケットとポケット覆い体に設けられる係止具、係止部は、ホック、ボタン、ファスナー、メンファスナーなどの手段がある。
穴カバーをポケット内部に設ける場合は、基端部は穴の上方位置で服地に逢着などの手段により固定され、穴よりも下方に達する長さを有している。穴の上方箇所に係止具を設けて、穴カバーの自由端側を上部に固定して、穴の開口を維持できるようにする。ファンを装着しない場合は、自由端を穴の下方まで伸ばして、穴を封鎖する。穴より下端側に係止部を設けることもできるが、ポケット内部なので留めなくても、カバーを自由に伸ばした状態の姿勢を維持でき、穴を封鎖することもできる。
係止手段は、上記のポケット覆い体と同様の手段を採用することができる。
ポケットの数と取付け位置は、少なくとも使用するファンの数以上を設ける。例えば、背中側に1つ設けて、送風パイプを身体の左右に沿って延ばすことができる。あるいは、左右の側部に設ける。あるいは、左右と背中の3箇所に設ける等がある。ファン専用のポケットを新たに設ける、あるいは、一般的に設けられるポケットの位置にファンが収容できる構造に改良することもできる。
また、ズボンでは腰の左右位置が適しており、下方に向かって送風する。ズボンその物が円筒状であるので、送風パイプを設けなくても送風案内が可能である。特に、重点的な送風箇所が必要な場合は、送風パイプを配置する。
ポケットの生地は、特に限定されず、作業服の表地を使用することができる。内側の生地にファンを直接取り付ける必要がないので、取り付け用の補強部材を必要としない。ほつれ防止の掛かり縫いなどの、縁部処理は一般的な範囲で行われる。
作業用の空調装置付衣服は、通常の作業着製造用に用いられている布地を用いて製作できる。また、通常用いられている作業着を加工して使用することもでき、ファンと送風パイプを取り外すことで、洗濯などの扱いに制限はない。溶接作業など火気を扱う作業用としては、難燃加工を施すなど、それぞれの作業に適した加工や仕様の作業着に適用される。
空調装置は、ファンなどの送風装置を備えている。さらに、必要に応じて衣服の内側に配置される送風パイプを備える。
電動ファンは、ポケットに収容し、小型で軽量な物を使用する。パソコンに内装されるような小型で薄く軽量なファンが実用化されており、省電力で稼働するファンを用いることができる。
汗の蒸発に伴う気化熱による冷却効果を送風によって促進する機能を発揮するために、必要な風量がファンから送られる。送風量は、服を膨らませて多量の風をため込み、吹き出す必要はなく、気化した汗分がこもることなく放出して、外気を導入することにより新たに気化させることができる量で十分である。
ファンは、筐体に羽根部とモーターが組み付けられている。ファンは、ポケットに収容されている。安定性を向上させるために、筐体と服地をフックやクリップで固定する等の手段を講ずることができる。
ファンの種類は、シロッコファン、ターボファン、プロペラファンなどの種類を用いる。
送風パイプを取り付ける場合は、ファンの吹き出し側には、送風パイプを装着する機構を設ける。装着機構は、パイプを頻繁に着脱する必要があるので、取り外しが容易な構造とする。例えば、装着機構は、短筒部と結束バンドで送風パイプを接続する手段など、特に限定される必要な無く、ファンの吹き出し部の構造によっても、適切な手段に設定される。
送風装置には、その他、電源バッテリー、電源コード、稼働スイッチなどの制御器などの付属品を備えている。電源バッテリーは、ファンの筐体と併設するか、あるいは、別体にして、ベルトなどに装着するようにする。スイッチは、筐体に設けるかあるいはコードなどで離して設置することもできる。
送風パイプは、筒状であって、ファンからの送風を案内する機能を果たす。布やシートで構成することができる。柔軟な材質の素材を用いて、姿勢の変化に追随可能な材質を用いる。例えば、フィルム状の薄い素材も使用することができる。本発明で送風パイプは、空気が案内されて送ることができる筒状のものを指し、布製やフィルム製など自立して一定の断面形状を保てないものも含む。
送風パイプは、首筋や脇部など発汗しやすい箇所や、太い血管の近くなどに配置することを基本とする。また、柔軟で長さも適宜設定することができるので、利用者の好みに応じて、配置経路を設定することができる。作業の種類に応じて、動作に支承が少ない箇所などを選定して、パイプの固定箇所を選択できるように、面ファスナーを複数配置するなどの備えをする。
送風パイプは、小孔を壁部に設けて、パイプの各所から、吹き出すようにして、必要な箇所に配風する。大きさの異なる小孔を形成して、必要性に応じて、配風量を調整することができる。
あるいは、柔軟な材質なので、利用者が好みに応じて、開口することができ、あるいは、開口された既存の穴を粘着テープなどで封止して、調整することもできる。
また、送風パイプの柔軟性は、姿勢の変更によって屈曲した際に封鎖される程の柔らかさでも十分である。姿勢を戻すことにより、開通して、送風が先端まで復活する。
送風パイプの先端側は完全開封よりも絞られているようにして、途中の小孔部からの送風が確保されるようにする。また、2つ以上のファンを一本の送風パイプで接続することもできる。
パイプは、樹脂製の柔軟な筒材を使用することができる。長い筒を準備し、使用者が独自に必要な長さに切り取って、使うことができる。ヘタリや汚れ、小孔の変更などに応じて、更新する。例えば、傘用ビニル袋などに見られる一般的に使用されているポリエチレンフィルム製の筒体を使用でき、薄く、柔軟で、簡単に切断等の加工ができ、変更や更新が容易である。布製パイプは、衣服に装着した状態でも、そのまま洗濯することができる。
パイプの断面は、円形あるいは扁平、または、凸凹、径が変化するものなど適宜用いることができる。例えば、扁平なパイプは、体に沿って安定し、違和感が少ない。脇の下部や首筋などの部分の径を太くすると、孔に接する肌の面積が大きくすることができる。背筋では、パイプ径を小さくすると孔から吹き出す風速が速くなって、背中の広範囲に空気を送ることができる。
建設作業は、特に、荷物を肩に担いだり、安全帯を身に着けるなど作業の種類によって装着物や体の使う部署が異なることが多いので、送風パイプが柔軟で変形しやすいことは使用性に影響する。小孔を多数設けることにより、パイプの途中が圧迫されても、吹き出し孔が確保でき、圧迫解除後に復元できる。左右のファンと一本の送風パイプがつながっている構成では、パイプの途中が圧迫されて閉鎖されても、他方のファンからも送風されるので、送風が中断されない。
本発明が提供する作業用の空調装置付衣服は、ファンの着脱が容易で、ファンなしでも建設現場等で着用可能であり、送風パイプも柔軟で着脱・更新自在であって、送風経路を任意に構成することができる。日々洗濯が必要な汗や埃が付着する建設現場の実状に適した空調服である。
ファンから取り込んだ外気を送風パイプで形成した空気流通路を通して背中や首周りに吹き出すので、空気を通して身体を冷却することができる。衣服を膨らませるための圧力をあげること必要が無く、膨らみによる作業性の低下もない。また、ファン用の穴を覆うポケット蓋体によって、ファンがない状態でも風が入り込まず、見た目の悪さも防げる。
本発明の空調装置付作業用衣服は、建設現場作業者が着用する上下の衣服、つなぎ衣服に適しており、現場作業員の環境改善、体調維持に有効である。
実施態様を、図を参考にして示す。作業用の空調服Aの上衣1の裏面12が図1に示されている。左右の前身にファン収容用のポケット2が設けられている。小孔42を送風パイプ4が左右のファンから脇を通って首付近にかけて配置されている。
作業用の空調服Aの上衣1の表面11が図2に示されている。左右の前身にファンを収容するポケット2が設けられている。ポケット2には、前面に穴21が設けられ、ポケットの上方には穴21を覆う長さを有する蓋体22が設けられている。蓋体22を留めるボタンが下ボタン23a、上ボタン23bが設けられている。
ポケット2にファン3を挿入して、蓋体22を上ボタン23bで留める。
ファン3を使用しないときや、挿入しないときは蓋体22を穴21より下方まで延ばして、下ボタン23aで留めることにより、穴21をふさぎ、ファンを使用しない時期にも使用することができる。
ファンは、蓋体によって入り口が閉じられているので、飛び出すことはない。さらに、ファンとポケットとを直接係止して安定させることもできる。係止手段は、面ファスナー、凹凸嵌合、紐で結ぶなど適宜の手段を採用することができる。
ポケット2の裏面側は、開口していて、適宜の手段により送風パイプ4の基端部とファン3の排気側が接続される。送風パイプには、空気を吹き出す小孔が多数設けられており、脇部分や首付近など吹き出し量を多くしたい場所には、小孔数を増やす、あるいは大きな穴にするなど適宜設定する。
送風パイプは、着用者の作業内容や好みに応じて配置することができる。係止手段は面ファスナーなどを適宜使用する。
背身側にファン収容用のポケットを設けた例の裏面を図3に示す。図3は、上衣の裏面12の背裏部13の下部にファンを設けたファンから首筋にかけて送風パイプ4を配置した状態を示している。本例では、背の下部の左右にポケット2、2を設けている。送風パイプが脇の下を通らずに背中側に配置されるので、腕振り動作に影響を与えない。
ポケットとファンの組合せの例を図4に示す。
ファン3は、プラスチック基部32の中央に空気を吸引する羽根部31を備えている。羽根部の構造は、ファンの種類によって異なる。ポケット2は、中央に大きな穴21を有し、穴を完全に覆うことができる長さを備えた蓋体22を備えている。穴は、表側に設けられ、裏側は、ファンの送気部の構造に対応した開口部が設けられる。穴21には、吸気に支承のない限り、横断する細巾の紐やメッシュを設けることができる。
蓋体22は、ポケットの下部側と上部側の箇所に下ボタン23a、上ボタン23b等の係止手段を上下に設ける。ポケット2は、ファン3が収容できるサイズに設定される。ファン以外のバッテリーなどの付属品も収容する場合は、その分も含めたサイズにする。
使用に際しては、ファン3をポケット2に挿入し、穴21が露出するように蓋体22の先端側を折り曲げて上ボタン23bで留める。
ファン3のプラスチック基部32の縁部に小孔を設け、ポケットに取り付けた紐などの結着具で固定することにより、ファン3の安定性が増す。
ファン3をポケット2に収容しない場合は、蓋体22の先端を下ボタン23aで留め、穴21を覆う。上ボタン23bも留めると蓋体は安定する。
送風パイプの例を図5に示す。
図5(a)に多数の小孔42を設けた送風パイプ4が示されている。柔軟な樹脂製のパイプであって、多数の小孔42が設けられて送風パイプ4を構成する。小孔は、風量を多くする部分に小孔を密集させた小孔高密度部分43を設けることができる。小孔高密度部分43は、任意に設定できるが、例えば、前述のように太い血管の近くや発汗の多い体の場所付近など配置する。小孔の大きさを変えて、吹き出し風量や吹き出し風速を設定することもできる。
柔軟な樹脂製パイプを用いることにより、穴開け、切断などの加工は容易である。
なお、本発明で樹脂製パイプは、空気が案内されて送ることができる筒状のものを指し、フィルム製など自立して一定の断面形状を保てないものも含む。
図5(b)にフィルム製のパイプを巻いたパイプロール45の例を示す。一端を引き出して切除部47で適当な長さに切断して、使用部46とする。使用部46はさらに小孔を設けて、図5(a)の送風パイプ4を形成する。予め基本的な小孔を設けたパイプロール45を準備することもできる。
送風パイプ固定手段の配置例を図6に示す。
送風パイプ4は、着脱自在あるいは使い捨てできるように、衣服の裏面側に取り付けられる。取り付ける固定手段5は、面ファスナーなどを用いる。送風パイプの想定配置箇所に予め準備しておく、あるいは、配置経路に合わせてその都度設けることもできる。
図6には、想定箇所に配置した例を示す。首筋部固定手段51、左右に設けた背中上部固定手段52、52、前身に設けた前身固定手段53、53、左右に設けた背中下部固定手段54、54の面ファスナー7本を配置した例である。それぞれの固定手段は、細巾で送風パイプの巾よりも長い長さを有し、長さ方向で固定位置を調整できるようになっている。使用方法は、メンファスナーの間にパイプを挟んで固定させる。
洗濯などのときには、面ファスナーから送風パイプをはずすことができ、再装着も容易である。
本発明は、夏場など高温の作業現場での着用と、高温期以外の時期にも着用可能な作業用衣服である。特に、洗濯を頻繁に行う建築、土木、屋外作業者用に利用に適している。
A・・・空調服
1・・・上衣
11・・表面
12・・裏面
13・・背裏部
2・・・ポケット
21・・穴
22・・蓋体
23a・下ボタン
23b・上ボタン
3・・・ファン
31・・羽根部
32・・プラスチック基部
4・・・送風パイプ
42・・小孔
43・・小孔高密度部分
45・・パイプロール
46・・使用部
47・・切除部
5・・・固定手段
51・・首筋部固定手段
52・・背中上部固定手段
53・・前身固定手段
54・・背中下部固定手段

Claims (7)

  1. 空調装置を備えた衣服において、
    空調装置はファンを備えており、
    衣服はファンを収容するポケットを備えており、
    ポケットは外面部材及び内面部材に穴を有しており、
    ファンがポケットに着脱自在に収容される
    ことを特徴とする作業用の空調装置付衣服。
  2. ポケットは、穴全体を覆う大きさのポケット蓋体を備えており、
    蓋体係止手段が、穴より上方のポケット上部と、穴より下方の部分に存在することを
    特徴とする請求項1記載の作業用の空調装置付衣服。
  3. 衣服は、ファンを収容するポケット以外の表地がメッシュ地あるいは孔を有していない布で形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の作業用の空調装置付衣服。
  4. 空調装置は、送風パイプを備えており、
    送風パイプは、柔軟な材質で多数の小孔を有し、基端部がファンに接続されていることを特徴とする請求項1記載の作業用の空調装置付衣服。
  5. ファンが複数であって、
    送風パイプは、少なくとも2つのファンに接続されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の作業用の空調装置付衣服。
  6. 衣服は作業用の上衣、下衣またはつなぎである請求項1〜5のいずれかに記載の作業用の空調装置付衣服。
  7. 衣服は、建設作業あるいは屋外作業であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の作業用の空調装置付衣服。

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