JP7057024B1 - 空調衣服 - Google Patents

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Abstract

【課題】空調用の温度調整装置を取り付けない場合における外観の違和感を低減して、衣服としての汎用性の向上を図ることが可能な空調衣服を提供する。【解決手段】空調衣服は、衣服本体の外側から見た場合に、閉じた閉状態で第1空調穴を塞ぎ、一方、開いた開状態で第1空調穴を塞がない第1空調穴用フタと、衣服本体の外側から見た場合に、閉じた閉状態で第2空調穴を塞ぎ、一方、開いた開状態で第2空調穴を塞がない第2空調穴用フタと、第1空調穴用フタ及び第2空調穴用フタが閉じた閉状態で、第1空調穴用フタの係止用端部及び第2空調穴用フタの係止用端部を衣服本体に係止することが可能な閉係止部と、第1空調穴用フタ及び第2空調穴用フタが開いた開状態で、第1空調穴用フタの係止用端部と第2空調穴用フタの係止用端部とを係止することが可能な開係止部と、を備える。【選択図】図2A

Description

本発明は、着用者に着用された状態において当該着用者との間に存在する内側の空間を空調するための空調衣服に関する。
従来、温度調整装置である電動のファンを備え、このファンの作動により外気を衣服本体の内側に取り込むことによって身体の冷却を図るように構成された、空調衣服と称する作業服が知られている。このような空調衣服は、高温環境の室内外で作業を行う作業者(着用者)の体温上昇を抑制することができ、夏季の熱中症対策としても有効である。
ここで、従来技術として、例えば、特許文献1に示すように、空調衣服であって、着用者を覆う衣服本体と、外気を導入するためのファンと、前記ファンを外側から覆うように、当該ファンが取り付けられた前記衣服本体に対して着脱可能に取り付けられる異物侵入防止用のカバー部材と、を含み、前記カバー部材は、金網からなる異物侵入防止用のフィルタと、その周縁部を覆う枠部材とを備え、前記衣服本体は、当該衣服本体の外側面に沿って前記カバー部材が出し入れ可能に収納されるポケット部を備えているものがある。
当該従来技術によれば、粉塵等の異物の侵入を抑制することができる、より使い勝手の良い空調衣服が提供される。
しかしながら、上記の従来技術における空調衣服は、ファンを取り付けない場合は、背面に穴が開いた状態になり、ファンが備えられていない作業服と比較すると、外観の違和感が非常に大きいものとなる。
また、他の従来技術として、例えば、特許文献2に示すように、通気性のない又はファンによる空気の導入によって膨らませることができる程度の通気性を有する服地によって、少なくとも着用者の胴部を覆う形状に形成され、ファンを取り付けるためのファン取付孔と、ファンによって導入された空気を排出する空気排出部と、を備えた服本体であって、服本体の外面側からファン取付孔を覆い、ファン取付孔へと通じる開口部が形成された形状変更可能なファンカバーを備え、開口部は、ファンカバーの形状変更によって開口面積を変更するものがある。
当該従来技術によれば、ファンを取り外した状態で、通常の上衣として使用し易い空調衣服の服本体及び空調衣服を提供することができる。
しかしながら、上記の従来技術における空調衣服においても、ファンを取り付けない場合は、ファンが無いにも拘わらず背面にファンカバーが存在することで、ファンが備えられていない作業服と比較すると、外観の違和感が非常に大きいものとなる。
また、当該ファン用の開口部の周囲に面ファスナーやドット釦などを付け、フタを別パーツとして取り付ける方法もあるが、不使用時にフタを別に保管する必要があり、無くす可能性があるなど管理コストがかかる。
以上のように、上記従来技術の空調衣服では、ファンを取り付けない場合における外観の違和感が大きくなるため衣服としての汎用性が低くなる問題がある。
特許第6715891号 実用新案登録第3221474号
そこで、本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑み、空調用のファンを取り付けない場合における外観の違和感を低減して、衣服としての汎用性の向上を図ることが可能な空調衣服を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る実施形態に従った空調衣服は、
着用者に着用された状態において前記着用者との間に存在する内側の空間を空調するための空調衣服であって、
前記着用者に着用可能である衣服本体と、
前記衣服本体に設けられるとともに、前記衣服本体の内側面と外側面との間を貫通する第1空調穴を有する第1取付部であって、前記第1空調穴を介して外気を前記空調衣服の内側に取り込む第1温度調整装置を脱着可能な第1取付部と、
前記衣服本体に設けられるとともに、前記衣服本体の内側面と外側面との間を貫通する第2空調穴を有する第2取付部であって、前記第2空調穴を介して外気を前記空調衣服の内側に取り込む第2温度調整装置を脱着可能な第2取付部と、
所定の位置に係止するための係止用端部と、前記衣服本体に接続された接続部と、を有する第1空調穴用フタであって、前記衣服本体の外側から見た場合に、閉じた閉状態で前記第1空調穴を塞ぎ、一方、開いた開状態で前記第1空調穴を塞がない第1空調穴用フタと、
所定の位置に係止するための係止用端部と、前記衣服本体に接続された接続部と、を有する第2空調穴用フタであって、前記衣服本体の外側から見た場合に、閉じた閉状態で前記第2空調穴を塞ぎ、一方、開いた開状態で前記第2空調穴を塞がない第2空調穴用フタと、
前記第1空調穴用フタ及び前記第2空調穴用フタが閉じた前記閉状態で、前記第1空調穴用フタの前記係止用端部及び前記第2空調穴用フタの前記係止用端部を前記衣服本体に係止することが可能な閉係止部と、
前記第1空調穴用フタ及び前記第2空調穴用フタが開いた前記開状態で、前記第1空調穴用フタの前記係止用端部と前記第2空調穴用フタの前記係止用端部とを係止することが可能な開係止部と、を備える
ことを特徴とする空調衣服。
前記空調衣服において、
前記第1空調穴用フタ及び前記第2空調穴用フタは、前記衣服本体の内側面に配置され、
前記第1空調穴用フタの前記接続部及び前記第2空調穴用フタの前記接続部は、前記衣服本体の内側面に接続されている
ことを特徴とする。
前記空調衣服において、
前記閉係止部は、
前記衣服本体の内側面に前記第1取付部と隣接して設けられた第1本体側閉係止部と、
前記衣服本体の内側面に前記第2取付部と隣接して設けられた第2本体側閉係止部と、
前記第1空調穴用フタの前記係止用端部に設けられた第1フタ側閉係止部と、
前記第2空調穴用フタの前記係止用端部に設けられた第2フタ側閉係止部と、を備え、
前記第1空調穴用フタが閉じた前記閉状態で、前記第1本体側閉係止部と前記第1フタ側閉係止部とを係止することにより、前記第1空調穴用フタの前記係止用端部を前記衣服本体の内側面に係止し、
前記第2空調穴用フタが閉じた前記閉状態で、前記第2本体側閉係止部と前記第2フタ側閉係止部とを係止することにより、前記第2空調穴用フタの前記係止用端部を前記衣服本体の内側面に係止する
ことを特徴とする。
前記空調衣服において、
前記開係止部は、
前記第1空調穴用フタの前記係止用端部に設けられた第1フタ側開係止部と、
前記第2空調穴用フタの前記係止用端部に設けられた第2フタ側開係止部と、を備え、
前記第1空調穴用フタ及び前記第2空調穴用フタが開いた前記開状態で、前記第1フタ側開係止部と前記第2フタ側開係止部とを係止することにより、前記第1空調穴用フタの前記係止用端部と前記第2空調穴用フタの前記係止用端部とを係止する
ことを特徴とする。
前記空調衣服において、
前記第1フタ側閉係止部と前記第1フタ側開係止部とは、前記第1空調穴用フタの前記係止用端部が延在する方向に沿って並んで配置され、
前記第2フタ側閉係止部と前記第2フタ側開係止部とは、前記第2空調穴用フタの前記係止用端部が延在する方向に沿って並んで配置されている
ことを特徴とする。
前記空調衣服において、
前記衣服本体は、前記着用者の上半身に着用可能であることを特徴とする。
前記空調衣服において、
前記第1取付部及び前記第2取付部は、前記空調衣服が前記着用者に着用された状態において前記着用者の胴部の背中側に対面する前記衣服本体の後部の胴部領域に、設けられている
ことを特徴とする。
前記空調衣服において、
前記第1空調穴用フタ及び前記第2空調穴用フタの素材は、少なくとも前記衣服本体の内側面の素材と同じ素材で構成されている
ことを特徴とする。
前記空調衣服において、
前記第1空調穴用フタ及び前記第2空調穴用フタの素材は、布であることを特徴とする。
前記空調衣服において、
前記第1空調穴用フタは、前記衣服本体の内側面上で、前記第1空調穴用フタの前記接続部を中心軸として反転することにより、前記閉状態と前記開状態とが切り替えられ、
前記第2空調穴用フタは、前記衣服本体の内側面上で、前記第2空調穴用フタの前記接続部を中心軸として反転することにより、前記閉状態と前記開状態とが切り替えられる
ことを特徴とする。
前記空調衣服において、
前記第1空調穴用フタは、前記開状態で前記衣服本体の内側面に対向する第1面と、前記第1面の反対側の第2面とを有し、
前記第2空調穴用フタは、前記開状態で前記衣服本体の内側面に対向する第1面と、前記第1面の反対側の第2面とを有する
ことを特徴とする。
前記空調衣服において、
前記開係止部は、前記衣服本体の内側面上で、前記第1空調穴用フタの前記係止用端部が前記第2空調穴用フタの前記係止用端部に重なるように、係止する
ことを特徴とする。
前記空調衣服において、
前記開係止部は、前記衣服本体の内側面上で、前記第1空調穴用フタの前記係止用端部の前記第1面側が、前記第2空調穴用フタの前記係止用端部の前記第2面側に当接した状態で、前記第1空調穴用フタの前記係止用端部と前記第2空調穴用フタの前記係止用端部とを、係止する
ことを特徴とする。
前記空調衣服において、
前記開係止部は、前記衣服本体の内側面上で、前記第1空調穴用フタの前記係止用端部の前記第1面側が、前記第2空調穴用フタの前記係止用端部の前記第1面側に当接した状態で、前記第1空調穴用フタの前記係止用端部と前記第2空調穴用フタの前記係止用端部とを、係止する
ことを特徴とする。
前記空調衣服において、
前記第1空調穴用フタ及び前記第2空調穴用フタは、矩形の形状を有し、
前記第1空調穴用フタの前記接続部は、前記第1空調穴用フタの矩形の形状の第1の辺の部分であり、
前記第1空調穴用フタの前記係止用端部は、前記第1空調穴用フタの矩形の形状の前記第1の辺に対向する第2の辺の部分であり、
前記第2空調穴用フタの前記接続は、前記第2空調穴用フタの矩形の形状の第1の辺の部分であり、
前記第2空調穴用フタの前記係止用端部は、前記第2空調穴用フタの矩形の形状の前記第1の辺に対向する第2の辺の部分である
ことを特徴とする。
前記空調衣服において、
前記第1空調穴用フタ及び前記第2空調穴用フタは、前記衣服本体の外側面に配置され、
前記第1空調穴用フタの前記接続部及び前記第2空調穴用フタの前記接続部は、前記衣服本体の外側面に接続されている
ことを特徴とする。
前記空調衣服において、
前記開係止部は、ドット釦又はスナップであることを特徴とする。
前記空調衣服において、
前記開係止部は、前記第1空調穴用フタ及び前記第2空調穴用フタが前記開状態で、前記第1空調穴用フタ及び前記第2空調穴用フタをそれぞれ収納するポケット又はスリットを含む
ことを特徴とする。
前記空調衣服において、
前記第1空調穴用フタの前記接続部及び前記第2空調穴用フタの前記接続部は、前記第1空調穴用フタ及び前記第2空調穴用フタが横方向に開閉できるように、前記衣服本体に接続されている
ことを特徴とする。
前記空調衣服において、
前記第1空調穴用フタの前記接続部及び前記第2空調穴用フタの前記接続部は、前記衣服本体に縫い付けられることで、前記衣服本体に接続されているとしていることを特徴とする。
前記空調衣服において、
前記第1空調穴用フタ及び前記第2空調穴用フタは、前記第1空調穴用フタ及び前記第2空調穴用フタが前記開状態において、前記第1取付部への前記第1温度調整装置の取り付け及び前記第2取付部への前記第2温度調整装置の取り付けに対して干渉しない位置に、係止される
ことを特徴とする。
前記空調衣服において、
前記第1空調穴用フタ及び/又は前記第2空調穴用フタには、発熱体を収納するポケットが形成されている
ことを特徴とする。
前記空調衣服において、
前記第1空調穴用フタが開いた状態で前記第1取付部に取り付けられた前記第1温度調整装置と、
前記第2空調穴用フタが開いた状態で前記第2取付部に取り付けられた前記第2温度調整装置と、をさらに備え、
前記第1空調穴用フタ及び前記第2空調穴用フタは、前記開係止部により前記開状態に係止されている
ことを特徴とする。
前記空調衣服において、
前記第1取付部は、前記第1温度調整装置が外れている状態で、電源から供給される電力により発熱する第1発熱装置が脱着可能になっており、
前記第2取付部は、前記第2温度調整装置が外れている状態で、電源から供給される電力により発熱する第2発熱装置が脱着可能になっている
ことを特徴とする。
前記空調衣服において、
前記衣服本体に設けられ、電源から供給される電力により発熱する第3発熱装置を収納する発熱装置用収納部をさらに備える
ことを特徴とする。
前記空調衣服において、
前記発熱装置用収納部は、前記衣服本体の背中領域に位置することを特徴とする。
前記空調衣服において、
前記発熱装置用収納部は、前記衣服本体の内側面に設けられていることを特徴とする。
前記空調衣服において、
前記衣服本体に設けられ、前記電源を収納する電源用収納部をさらに備えることを特徴とする。
前記空調衣服において、
前記電源は、前記第1発熱装置、前記第2発熱装置、及び前記第3発熱装置に共通して1個備えられ、配線を介して、前記第1発熱装置、前記第2発熱装置、及び前記第3発熱装置にそれぞれ接続されている
ことを特徴とする。
前記空調衣服において、
前記電源は、前記第1発熱装置、前記第2発熱装置、及び前記第3発熱装置にそれぞれ対応して、複数個備えられ、配線を介して、前記第1発熱装置、前記第2発熱装置、及び前記第3発熱装置にそれぞれ接続されている
ことを特徴とする。
前記空調衣服において、
前記電源用収納部には、前記電源用収納部の内部と外部との間を貫通して前記配線を通すための配線用穴が形成されている
ことを特徴とする。
前記空調衣服において、
前記発熱装置用収納部には、前記発熱装置用収納部の内部と外部との間を貫通して前記配線を通すための配線用穴が形成されている
ことを特徴とする。
前記空調衣服において、
前記電源は、バッテリであることを特徴とする。
前記空調衣服において、前記第1取付部に取り付けられた前記第1発熱装置と、
前記第2取付部に取り付けられた前記第2発熱装置と、をさらに備え、
前記第1空調穴用フタ及び前記第2空調穴用フタは、前記開係止部により前記開状態に係止されている
ことを特徴とする。
前記空調衣服において、
前記衣服本体の上部に設けられ、前記着用者に着用された状態で前記着用者の首の周辺を覆うカラー部をさらに備えることを特徴とする。
前記空調衣服において、
前記カラー部は、高さの最大値が8cm以上であることを特徴とする。
前記空調衣服において、
前記空調衣服は、ベストであることを特徴とする。
前記空調衣服において、
前記カラー部には、収納部が設けられていることを特徴とする。
前記空調衣服において、
前記空調衣服の横方向のサイズを調整するためのサイズ調整用係止部であって、前記着用者の腕を通すために前記空調衣服の肩周りに形成された肩開口部の近傍に、設けられた、サイズ調整用係止部を備える
ことを特徴とする。
前記空調衣服において、
前記サイズ調整用係止部は、
前記空調衣服において、前記空調衣服の肩周りに形成され肩開口部と、前記第1及び第2空調穴用フタ、前記閉係止部及び、前記開係止部が設けられた腹部領域と、の間に設けられた前側サイズ調整用係止部と、
前記肩開口部と前記腹部領域との間に設けられた後側サイズ調整用係止部と、を含み、
前記前側サイズ調整用係止部と前記後側サイズ調整用係止部とが係合することにより、前記空調衣服の横方向のサイズが小さくなる
ことを特徴とする。
前記空調衣服において、
前記前側サイズ調整用係止部と前記後側サイズ調整用係止部とは、横方向に並んで配置されている
ことを特徴とする。
前記空調衣服において、
前記後側サイズ調整用係止部は、前記空調衣服において、前記肩開口部と前記閉係止部の前記第1本体側閉係止部と、の間に設けられている
ことを特徴とする。
前記空調衣服において、
前記空調衣服の外側に付属品を取り付けるための付属品係止部をさらに備える
ことを特徴とする。
前記空調衣服において、
前記付属品係止部は、前記空調衣服の肩の領域及び腹周りの領域に配置され、閉じた閉状態で前記付属品を係止し、一方、開いた開状態で前記付属品を係止しない
ことを特徴とする。
前記空調衣服において、
前記付属品は、反射ベスト、反射帯、又は、蛍光ベストであることを特徴とする。
前記空調衣服において、
前記空調衣服において、前記付属品及び付属品係止部が配置される領域は、前記第1温度調整装置が取り付けられる前記第1取付部及び前記第2温度調整装置が取り付けられる前記第2取付部が配置される領域とは、異なる
ことを特徴とする。
前記空調衣服において、
前記衣服本体、前記カラー部、前記第1空調穴用フタ、及び、前記第2空調穴用フタの何れかに設けられ、電源から供給される電力により発熱する発熱装置を収納する1つ又は複数の発熱装置用収納部と、
前記衣服本体に設けられ、前記電源を収納する電源用収納部と、をさらに備える
ことを特徴とする。
前記空調衣服において、
前記1つ又は複数の発熱装置は、それぞれ接続された配線、及び、前記発熱装置の動作を制御するための制御装置を介して、前記電源に接続されている
ことを特徴とする。
本発明の一態様に係る空調衣服によれば、空調用の温度調整装置を取り付けない場合における外観の違和感を低減して、衣服としての汎用性の向上を図ることができる。
図1Aは、本発明の実施例に係る空調衣服100の前方から見た外観の一例を示す図である。 図1Bは、本発明の実施例に係る空調衣服100の後方から見た外観の一例を示す図である。 図2Aは、空調衣服100の衣服本体10の後方部10Yの内側面10Yinの構成において、第1及び第2空調穴用フタF1、F2の開状態の一例を示す図である。 図2Bは、空調衣服100の衣服本体10の後方部10Yの内側面10Yinの構成において、第1及び第2空調穴用フタF1、F2の閉状態の一例を示す図である。 図3Aは、空調衣服100の衣服本体10の後方部10Yの外側面10Youtの構成において、第1及び第2空調穴用フタF1、F2の開状態の一例を示す図である。 図3Bは、空調衣服100の衣服本体10の後方部10Yの外側面10Youtの構成において、第1及び第2空調穴用フタF1、F2の閉状態の一例を示す図である。 図4は、図2Aに示す第1及び第2空調穴用フタF1、F2の開状態のC-C線に沿った断面の一例を示す図である。 図5は、図2Aに示す第1及び第2空調穴用フタF1、F2の開状態のC-C線に沿った断面の変形例を示す図である。 図6は、衣服本体10に第1ないし第3発熱装置H1~H3を備えた衣服本体10の構成の一例を示す図である。 図7は、変形例3に係る空調衣服100の前方から見た外観の一例を示す図である。 図8は、図7に示す空調衣服100の後方から見た外観の一例を示す図である。 図9は、図7及び図8に示す空調衣服100の衣服本体10の外側面10Xout、10Youtの構成において、前側サイズ調整用係止部と後側サイズ調整用係止部が設けられた構成の一例を示す図である。 図10は、図9に示す領域120に注目した、前側サイズ調整用係止部Q1Xと後側サイズ調整用係止部Q1Yとを係合していない状態(サイズ調整していない状態)の一例示す図である。 図11は、図9に示す領域120に注目した、前側サイズ調整用係止部Q1Xと後側サイズ調整用係止部Q1Yとを係合した状態(サイズ調整している状態)の一例示す図である。 図12は、変形例4に係る空調衣服100の前方から見た外観の一例を示す図である。 図13は、図12に示す空調衣服100の後方から見た外観の一例を示す図である。 図14は、変形例5に係る空調衣服100に適用される発熱装置HX、HY及び電源Bを含む装置の構成の一例を示す図である。 図15は、変形例5に係る空調衣服100の衣服本体10の外側面10Xout、10Youtの構成において、発熱装置用収納部P3、P4、P5、P6及び電源用収納部P2が設けれた構成の一例を示す図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面に基づいて説明する。
まず、図を参照して、実施例に係る空調衣服について説明する。ここで、図1Aは、本発明の実施例に係る空調衣服100の前方から見た外観の一例を示す図である。また、図1Bは、本発明の実施例に係る空調衣服100の後方から見た外観の一例を示す図である。また、図2Aは、空調衣服100の衣服本体10の後方部10Yの内側面10Yinの構成において、第1及び第2空調穴用フタF1、F2の開状態の一例を示す図である。また、図2Bは、空調衣服100の衣服本体10の後方部10Yの内側面10Yinの構成において、第1及び第2空調穴用フタF1、F2の閉状態の一例を示す図である。また、図3Aは、空調衣服100の衣服本体10の後方部10Yの外側面10Youtの構成において、第1及び第2空調穴用フタF1、F2の開状態の一例を示す図である。また、図3Bは、空調衣服100の衣服本体10の後方部10Yの外側面10Youtの構成において、第1及び第2空調穴用フタF1、F2の閉状態の一例を示す図である。
[空調衣服]
図1A及び図1Bに示す実施例に係る空調衣服100は、例えば、着用者(図示せず)に着用された状態において当該着用者との間に存在する内側の空間を空調するための作業着である。
この空調衣服100は、例えば、図1A、図1Bに示すように、ベスト(袖が無い作業着)である。しかしながら、この空調衣服100は、長袖や半袖等の作業着であってもよい。
そして、この空調衣服100は、例えば、図1Aないし図3Bに示すように、衣服本体10と、第1取付部T1と、第2取付部T2と、第1空調穴用フタF1と、第2空調穴用フタF2と、閉係止部Z1Y、Z2Y、Z1F、Z2Fと、開係止部W1F、W2Fと、電源用収納部P2と、収納部P1と、発熱装置用収納部P3と、カラー部20と、を備える。
なお、図2Aないし図3Bにおいては、簡単のため、図1A及び図1Bに示される空調衣服100の構成の一部が省略されて表示されている場合がある。
以下、空調衣服100の各構成要素について詳細に説明する。
[衣服本体]
衣服本体10は、当該着用者に着用可能になっている。特に、この衣服本体10は、着用者の上半身に着用可能である。
この衣服本体10は、空調衣服100の前方に位置して着用者の少なくとも胸部近傍を被覆する前部10X(図1A)と、空調衣服100の後方に位置して着用者の少なくとも背中近傍を被覆する後部10Y(図1B)と、を備える。
また、この衣服本体10は、ファスナーGを閉じることにより、衣服本体10の前部10Xが閉じられるようになっている(図1A)。
また、この衣服本体10は、着用者の肩周り、胴周り、及び首周りにそれぞれ対応する開口部10L、10R、10U、10Dを備える。
また、この衣服本体10の前部10Xには、例えばポケットである、収納部(電源用収納部)P2及び収納部P1が設けられている。
[第1及び第2取付部]
第1取付部T1は、例えば、図1B~図3Bに示すように、衣服本体10の後部10Yに設けられるとともに、衣服本体10の後部10Yの内側面10Yinと外側面10Youtとの間を貫通する第1空調穴T1Aを有する。
この第1取付部T1は、第1空調穴T1Aを介して外気を空調衣服100の内側に取り込む温度調整装置である第1ファン(図示せず)を脱着可能である。なお、当該第1ファンは例えば電源が内蔵された電動ファンである。
また、第2取付部T2は、例えば、図1B~図3Bに示すように、衣服本体10の後部10Yに設けられるとともに、衣服本体10の後部10Yの内側面10Yinと外側面10Youtとの間を貫通する第2空調穴T2Aを有する。
この第2取付部T2は、第2空調穴T2Aを介して外気を空調衣服100の内側に取り込む温度調整装置である第2ファン(図示せず)を脱着可能である。なお、当該第2ファンは例えば電源が内蔵された電動ファンである。
なお、各実施例、変形例においては、当該温度調整装置が、ファンである場合について説明しているが、当該温度調整装置は、発熱する発熱装置やその他の温度を調整することが可能な装置であってもよい。
なお、図1B~図3Bの例では、第1取付部T1及び第2取付部T2は、空調衣服100が着用者に着用された状態において着用者の胴部の背中側に対面する衣服本体10の後部10Yの胴部領域に配置されている。しかしながら、第1取付部T1及び第2取付部T2は、衣服本体10の他の領域に配置されているようにしてもよい。
[第1及び第2空調穴用フタ]
第1空調穴用フタF1及び第2空調穴用フタF2は、例えば、図2A及び図2Bに示すように、衣服本体10の内側面10Yinに配置されている。
そして、第1空調穴用フタF1の接続部F1s及び第2空調穴用フタF2の接続部F2sは、衣服本体10の内側面10Yinにそれぞれ接続されている。
また、第1空調穴用フタF1は、例えば、図2A、図2Bに示すように、所定の位置に係止するための係止用端部F1kと、衣服本体10に接続された接続部F1sと、を有する。
この第1空調穴用フタF1は、衣服本体10の外側から見た場合に、閉じた閉状態(図2B、図3B)で第1空調穴T1Aを塞ぎ、一方、開いた開状態(図2A、図3A)で第1空調穴T1Aを塞がないようになっている。
特に、第1空調穴用フタF1は、衣服本体10の後部10Yの内側面10Yin上で、第1空調穴用フタF1の接続部F1sを中心軸として反転することにより、閉状態(図2B、図3B)と開状態(図2A、図3A)とが切り替えられるようになっている。
また、第2空調穴用フタF2は、例えば、図2A及び図2Bに示すように、所定の位置に係止するための係止用端部F2kと、衣服本体10に接続された接続部F2sと、を有する。
この第2空調穴用フタF2は、衣服本体10の外側から見た場合に、閉じた閉状態で第2空調穴T2Aを塞ぎ、一方、開いた開状態で第2空調穴T2Aを塞がないようになっている。
特に、第2空調穴用フタF2は、衣服本体10の後部10Yの内側面10Yin上で、第2空調穴用フタF2の接続部F2sを中心軸として反転することにより、閉状態(図2B、図3B)と開状態(図2A、図3A)とが切り替えられるようになっている。
ここで、例えば、図2A及び図2Bに示すように、第1空調穴用フタF1の接続部F1s及び第2空調穴用フタF2の接続部F2sは、第1空調穴用フタF1及び第2空調穴用フタF2が横方向(左右)に開閉できるように、衣服本体10の後部10Yに接続されている。
なお、本実施例では、第1空調穴用フタF1及び第2空調穴用フタF2の素材は、例えば、少なくとも衣服本体10の内側面10Xin、10Yinの素材と同じ素材で構成されている。例えば、第1空調穴用フタF1及び第2空調穴用フタF2の素材は、布である。
この場合、第1空調穴用フタF1の接続部F1s及び第2空調穴用フタF2の接続部F2sは、例えば、衣服本体10の後部10Yに縫い付けられることで、衣服本体10の後部10Yに接続されている。
また、後述のように、第1空調穴用フタF1及び第2空調穴用フタF2は、第1空調穴用フタF1及び第2空調穴用フタF2が開状態(図2A及び図3A)において、第1取付部T1への第1ファンの取り付け及び第2取付部T2への第2ファンの取り付けに対して干渉しない位置に、係止(固定)される。
なお、図2A及び図2Bの例では、開状態において、第1及び第2空調用フタF1、F2が衣服本体10の中央に位置するように配置されているが、衣服本体10の左側と右側に配置されるようにしてもよい。また、第1及び第2空調用フタF1、F2の一方は衣服本体10の中央に配置され、他方が衣服本体10の左側又は右側に配置されるようにしてもよい。
また、第1空調穴用フタF1及び/又は第2空調穴用フタF2には、カイロ等の発熱体を収納するポケット(図示せず)が形成されているようにしてもよい。なお、当該ポケットには、発熱体以外にも、冷却ための保冷剤等を収納するようにしてもよい。
[閉係止部]
閉係止部Z1Y、Z2Y、Z1F、Z2Fは、例えば、図2B及び図3Bに示すように、第1空調穴用フタF1及び第2空調穴用フタF2が閉じた閉状態で、第1空調穴用フタF1の係止用端部F1k及び第2空調穴用フタF2の係止用端部F2kを衣服本体10に係止することが可能になっている。
この閉係止部Z1Y、Z2Y、Z1F、Z2Fは、例えば、図2Aないし図3Bに示すように、第1本体側閉係止部Z1Yと、第2本体側閉係止部Z2Yと、第1フタ側閉係止部Z1Fと、第2フタ側閉係止部Z2Fと、を備える。
そして、第1本体側閉係止部Z1Yは、衣服本体10の内側面10Yinに第1取付部T1と隣接して設けられている。
また、第2本体側閉係止部Z2Yは、衣服本体10の内側面10Yinに第2取付部T2と隣接して設けられている。
また、第1フタ側閉係止部Z1Fは、第1空調穴用フタF1の係止用端部F1kに設けられている。
また、第2フタ側閉係止部Z2Fは、第2空調穴用フタF2の係止用端部F2kに設けられている。
そして、第1空調穴用フタF1が閉じた閉状態(図2B、図3B)で、第1本体側閉係止部Z1Yと第1フタ側閉係止部Z1Fとを係止することにより、第1空調穴用フタF1の係止用端部F1kを衣服本体10の内側面10Yinに係止(固定)するようになっている。
同様に、第2空調穴用フタF2が閉じた閉状態(図2B、図3B)で、第2本体側閉係止部と第2フタ側閉係止部とを係止することにより、第2空調穴用フタF2の係止用端部F2kを衣服本体10の内側面10Yinに係止(固定)するようになっている。
このように、閉係止部Z1Y、Z2Y、Z1F、Z2Fにより、第1及び第2空調穴用フタF1、F2が閉じた閉状態(図2B、図3B)に係止することで、第1及び第2空調穴T1A、T2Aが塞がれた状態に維持される。
ここで、例えば、図2A及び図2Bに示すように、第1空調穴用フタF1及び第2空調穴用フタF2は、矩形の形状を有する。
この図2A及び図2Bに示す例では、第1空調穴用フタF1の接続部F1sは、第1空調穴用フタF1の矩形の形状の第1の辺の部分である。そして、第1空調穴用フタF1の係止用端部F1kは、第1空調穴用フタF1の矩形の形状の第1の辺に対向する第2の辺の部分である。
また、この図2A及び図2Bに示す例では、第2空調穴用フタF2の接続F2sは、第2空調穴用フタF2の矩形の形状の第1の辺の部分である。そして、第2空調穴用フタF2の係止用端部F2kは、第2空調穴用フタF2の矩形の形状の第1の辺に対向する第2の辺の部分である。
なお、図2A及び図2Bの例では、第1空調穴用フタF1及び第2空調穴用フタF2は、衣服本体10の後部10Yの内側面10Yinに配置されているが、必要に応じて、第1空調穴用フタF1及び第2空調穴用フタF2は、衣服本体10の後部10Yの外側面10Youtに配置されているようにしてもよい。この場合、第1空調穴用フタF1の接続部F1s及び第2空調穴用フタF2の接続部F2sは、衣服本体10の後部10Yの外側面10Youtに接続されることとなる。
また、図2Aないし図3Bの例では、衣服本体10において、第1本体側閉係止部Z1Y、第2本体側閉係止部Z2Y、第1フタ側閉係止部Z1F、及び、第2フタ側閉係止部Z2Fは、それぞれ2個設けられているが、それぞれ1個若しくは3個以上設けられていてもよい。
[開係止部]
開係止部W1F、W2Fは、例えば、図2A及び図3Aに示すように、第1空調穴用フタF1及び第2空調穴用フタF2が開いた開状態で、第1空調穴用フタF1の係止用端部F1kと第2空調穴用フタF2の係止用端部F2kとを係止することが可能になっている。
特に、図2Aの例では、開係止部W1F、W2Fは、衣服本体10の後部10Yの内側面10Yin上で、第1空調穴用フタF1の係止用端部F1kが第2空調穴用フタF2の係止用端部F2kに重なるように、係止するようになっている。
この開係止部W1F、W2Fは、例えば、図2A及び図2Bに示すように、第1フタ側開係止部W1Fと、第2フタ側開係止部W2Fと、を備える。
そして、第1フタ側開係止部W1Fは、第1空調穴用フタF1の係止用端部F1kに設けられている。
特に、例えば、図2A、図2Bに示すように、第1フタ側閉係止部Z1Fと第1フタ側開係止部W1Fとは、第1空調穴用フタF1の係止用端部F1kが延在する方向(第1空調穴用フタF1の第2の辺が延在する方向)に沿って並んで配置されている。
また、第2フタ側開係止部W2Fは、第2空調穴用フタF2の係止用端部F2kに設けられている。
そして、第1空調穴用フタF1及び第2空調穴用フタF2が開いた開状態で、第1フタ側開係止部W1Fと第2フタ側開係止部W2Fとを係止することにより、第1空調穴用フタF1の係止用端部F1kと第2空調穴用フタF2の係止用端部F2kとを係止(固定)するようになっている。
特に、例えば、図2A、図2Bに示すように、第2フタ側閉係止部Z2Fと第2フタ側開係止部W2Fとは、第2空調穴用フタF2の係止用端部F2kが延在する方向(第2空調穴用フタF2の第2の辺が延在する方向)に沿って並んで配置されている。
なお、この開係止部W1F、W2Fは、図2A及び図3Aに示す例では、例えば、ドット釦又はスナップである。しかしながら、この開係止部W1F、W2Fは、第1空調穴用フタF1及び第2空調穴用フタF2が開状態で、第1空調穴用フタF1及び第2空調穴用フタF2をそれぞれ収納するポケット(図示せず)又はスリット(図示せず)を含むようにしてもよい。
また、図2A及び図2Bの例では、衣服本体10において、第1フタ側開係止部W1F及び第2フタ側開係止部W2Fは、それぞれ1個設けられているが、それぞれ2個以上設けられていてもよい。
このように、開係止部W1F、W2Fにより、第1及び第2空調穴用フタF1、F2が開いた開状態(図2A、図3A)に係止することで、第1及び第2空調穴T1A、T2Aが通気可能な状態に維持される。
そして、図3A及び図3Bに示すように、第1及び第2空調穴用フタF1、F2を開状態又は閉状態に切り替えた場合において、第1及び第2空調穴用フタF1、F2及び開係止部W1F、W2Fを空調衣服100の衣服本体10の外側から視認できないようになっており、空調衣服100の外観の違和感を低減できるようになっている。
ここで、このような図2Aに示す第1及び第2空調穴用フタF1、F2の開状態のC-C線に沿った断面の一例について説明する。図4は、図2Aに示す第1及び第2空調穴用フタF1、F2の開状態のC-C線に沿った断面の一例を示す図である。
例えば、図4に示すように、第1空調穴用フタF1は、開状態で衣服本体10の内側面10Yinに対向する第1面F11と、この第1面F11の反対側の第2面F12とを有する。
同様に、例えば、図4に示すように、第2空調穴用フタF2は、開状態で衣服本体10の内側面10Yinに対向する第1面F21と、この第1面F21の反対側の第2面F22とを有する。
特に、図4に示すように、開係止部W1F、W2Fは、衣服本体10の後部10Yの内側面10Yin上で、第1空調穴用フタF1の係止用端部F1kの第1面F11側が、第2空調穴用フタF2の係止用端部F2kの第2面F22側に当接した状態で、第1空調穴用フタF1の係止用端部F1kと第2空調穴用フタF2の係止用端部F2kとを、係止するようになっている。
そして、この図4に示すように、第1及び第2空調穴用フタF1、F2を開状態において、第1及び第2空調穴用フタF1、F2及び開係止部W1F、W2Fは衣服本体10の内側面10Yin上に位置している。このため、第1及び第2空調穴用フタF1、F2及び開係止部W1F、W2Fを空調衣服100の衣服本体10の外側から視認できないようになっており、空調衣服100の外観の違和感を低減できるようになっている。
[カラー部]
カラー部20は、例えば、図1A及び図1Bに示すように、衣服本体10の上部に設けられ、着用者に着用された状態で着用者の首の周辺を覆うようになっている
このカラー部20は、例えば、衣服本体10との接続部分(カラー部20の下端)から当該カラー部20の上端までの高さの最大値が8cm以上である。
このように、空調衣服100の襟であるカラー部20の高さを高くすることで、着用者の首の後ろや顔周辺に風を送り込むことができる。
また、着用者がかぶるヘルメット内にも、空調衣服100の衣服本体10からカラー部20を介して、風を送り込むことができ、着用者の頭部の蒸れの軽減や冷却効果を高めることができる。
さらに、カラー部20の高さを高くすることで、着用者の首後ろが隠れるので、日よけの効果もあり、熱中症予防に大きな効果が期待できる。
また、従来、空調衣服である作業着にはフードタイプのものもあるが、見た目のカジュアルさから場所や業務によっては着用できない場合もある。しかしながら、本実施例のように、空調衣服100はフードに代えてカラー部20を備えることで、場所や業務に拘わらず着用することが可能となる。
特に、本実施例のように、空調衣服100はフードに代えてカラー部20を備えることで、着用者の耳が隠れず、周囲の音を聞き取り易くなるため、屋外での作業において事故の危険性を軽減できる。
なお、図1A、図1Bの例では、カラー部20は1つの部材で構成されているが、折りやすいように2つ以上の部材で構成されていてもよい。また、このカラー部20には、例えば、図示しない収納部(ポケット)が設けられているようにしてもよい。
[空調衣服の機能]
ここで、以上のような構成を有する本実施例の空調衣服100の機能の例について説明する。
空調衣服100は、夏仕様の形態では、既述の第1ファン(図示せず)と、既述の第2ファン(図示せず)と、をさらに備えるようにしてもよい。
すなわち、空調衣服100の夏仕様の形態において、第1ファン(図示せず)は、第1空調穴用フタF1が開いた状態で第1取付部T1に取り付けられ、第2ファン(図示せず)は、第2空調穴用フタF2が開いた状態で第2取付部T2に取り付けられるようにしてもよい。この場合、第1空調穴用フタF1及び第2空調穴用フタF2は、開係止部W1F、W2Fにより開状態に係止されることとなる。これにより、第1及び第2空調穴T1A、T2Aが通気可能な状態になる。
そして、これらの第1及び第2ファンの作動により、外気を第1及び第2空調穴T1A、T2Aを介して衣服本体10の内側に取り込むことによって、着用者の身体が冷却されることとなる。
また、既述のように、本実施例においては、第1及び第2空調穴T1A、T1Bを塞ぐための第1及び第2空調穴用フタF1、F2が横開きになるよう衣服本体10の内側面10Yinに縫い付けられて接続されており、開係止部W1F、W2F及び閉係止部Z1Y、Z2Y、Z1F、Z2Fにより、第1及び第2空調穴用フタF1、F2の開状態及び閉状態を自在に切り替えることができる。
特に、既述のように、第1及び第2空調穴用フタF1、F2を開状態において、第1及び第2空調穴用フタF1、F2及び開係止部W1F、W2Fは衣服本体10の内側面10Yin上に位置している。このため、第1及び第2空調穴用フタF1、F2及び開係止部W1F、W2Fを空調衣服100の衣服本体10の外側から視認できないようになっており、空調衣服100の外観の違和感を低減できるようになっている。
そして、空調衣服100から第1及び第2ファンを外した形態において、第1及び第2空調穴T1A、T1Bを第1及び第2空調穴用フタF1、F2により塞ぐことで、外観の違和感が緩和され通常のベストとしても着用できる。
このように、空調ベストは機能上、基本的に風が開口部以外からは抜けにくい仕様になっており、穴を塞ぐことで軽防寒としても使用でき、夏冬両用が可能となる。
そして、第1及び第2空調穴用フタF1、F2は衣服本体10に縫い付けられ接続されている為、空調衣服100の冬仕様において、当該第1及び第2空調穴用フタF1、F2を紛失する恐れが無い。
以上のように、本実施例の空調衣服によれば、空調用のファンを取り付けない場合における外観の違和感を低減して、衣服としての汎用性の向上を図ることができる。
(変形例1)
既述の実施例では、空調衣服100の衣服本体10の第1及び第2取付部T1、T2に空調用の第1及び第2ファンを取り付けた仕様(夏仕様)と、空調用の第1及び第2ファン取り外した仕様(冬仕様)を想定した場合の一例について説明した。
特に、既述の図4の例では、開係止部W1F、W2Fは、衣服本体10の後部10Yの内側面10Yin上で、第1空調穴用フタF1の係止用端部F1kが第2空調穴用フタF2の係止用端部F2kに重なるように、係止するようになっている。
しかしながら、開係止部W1F、W2Fによる係止は、図4に示す構成に限定されるものでなはい。
そこで、この変形例1では、空調衣服100の衣服本体10の第1及び第2取付部T1、T2にファンに代えて発熱装置を取り付けた仕様の一例について説明する。
ここで、図5は、図2Aに示す第1及び第2空調穴用フタF1、F2の開状態のC-C線に沿った断面の変形例を示す図である。
例えば、この図5に示すように、開係止部W1F、W2Fは、衣服本体10の内側面10Yin上で、第1空調穴用フタF1の係止用端部F1kの第1面F11側が、第2空調穴用フタF2の係止用端部F2kの第1面F21側に当接した状態で、第1空調穴用フタF1の係止用端部F1kと第2空調穴用フタF2の係止用端部F2kとを、係止(固定)するようにしてもよい。
そして、この図5に示す例においても、第1及び第2空調穴用フタF1、F2を開状態において、第1及び第2空調穴用フタF1、F2及び開係止部W1F、W2Fは衣服本体10の内側面10Yin上に位置している。このため、第1及び第2空調穴用フタF1、F2及び開係止部W1F、W2Fを空調衣服100の衣服本体10の外側から視認できないようになっており、空調衣服100の外観の違和感を低減できるようになっている。
なお、本変形例1に係る空調衣服のその他の構成は、既述の実施例と同様である。
すなわち、本変形例1の空調衣服によれば、空調用のファンを取り付けない場合における外観の違和感を低減して、衣服としての汎用性の向上を図ることができる。
(変形例2)
既述の実施例では、空調衣服100の衣服本体10の第1及び第2取付部T1、T2に空調用の第1及び第2ファンを取り付けた仕様(夏仕様)と、空調用の第1及び第2ファン取り外した仕様(冬仕様)を想定した場合の一例について説明した。
すなわち、既述のように、夏仕様の場合には、空調衣服100の冷却のための電動の第1及び第2ファンが第1及び第2取付部T1、T2に取り付けられる。
一方、冬仕様の場合には、空調衣服100の内部の加熱のための電源の電力で発熱する発熱装置を第1及び第2取付部T1、T2に取り付けるようにしてもよい。
そこで、この変形例2では、空調衣服100の衣服本体10の第1及び第2取付部T1、T2にファンに代えて発熱装置を取り付けた仕様の一例について説明する。
ここで、図6は、衣服本体10に第1ないし第3発熱装置H1~H3を備えた衣服本体10の構成の一例を示す図である。なお、この図6においては、簡単のため、衣服本体10の前部10Xの右側の構成を省略している。
[発熱装置用収納部]
発熱装置用収納部P3は、例えば、図6に示すように、衣服本体10に設けられ、電源Bから供給される電力により発熱する第3発熱装置H3を収納するようになっている。
この発熱装置用収納部P3は、例えば、図6に示すように、衣服本体10の後部10Yの内側面10Yinに設けられている。特に、この発熱装置用収納部P3は、衣服本体10の後部10Yの背中領域に位置している。
また、発熱装置用収納部P3には、例えば、図6に示すように、発熱装置用収納部P3の内部と外部との間を貫通して配線Lを通すための配線用穴P3Hが発熱装置用収納部P3の中央付近に形成されている。
[電源]
ここで、電源Bは、例えば、図6に示すように、第1発熱装置H1、第2発熱装置H2、及び第3発熱装置H3に共通して1個備えられている。そして、この電源Bは、配線Lを介して、第1発熱装置H1、第2発熱装置H2、及び第3発熱装置H3にそれぞれ接続されている。なお、この電源Bは、例えば、携帯型のバッテリであり、第1発熱装置H1、第2発熱装置H2、及び第3発熱装置H3に発熱に必要な電力を供給するようになっている。
この図6の例では、分岐した配線Lが、電源Bと第1発熱装置H1、第2発熱装置H2、及び第3発熱装置H3とをそれぞれ接続している。しかしながら、1本の線状の配線Lが、電源Bと第1発熱装置H1、第2発熱装置H2、及び第3発熱装置H3とをそれぞれ接続するようにしてもよい。
なお、図示されていないが、電源Bは、第1発熱装置H1、第2発熱装置H2、及び第3発熱装置H3にそれぞれ対応して、複数個(例えば、3個)備えられていてもよい。この場合、3個の電源Bは、配線を介して、第1発熱装置H1、第2発熱装置H2、及び第3発熱装置H3にそれぞれ接続されることなる。
[電源用収納部]
また、電源用収納部P2は、衣服本体10の前部10Xに設けられ、電源Bを収納するようになっている。この電源用収納部P2は、例えば、図6に示すように、衣服本体10の前方の左側に設けられた裾ポケットである。
この電源用収納部P2には、例えば、図6に示すように、電源用収納部P2の内部と外部との間を貫通して配線Lを通すための配線用穴P2Hが電源用収納部P2の中央付近に形成されている。
なお、既述の図6の例では、衣服本体10の前部10Xの左側に設けられた電源用収納部P2に電源Bを収納しているが、衣服本体10の前部10Xの右側に設けられた収納部P1に電源Bを収納するようにしてもよい。
[空調衣服の機能]
ここで、以上のような構成を有する本変形例2の空調衣服100の機能の例について説明する。
空調衣服100は、冬仕様の形態では、第1発熱装置H1、第2発熱装置H2、及び、第3発熱装置H3の少なくとも何れかを備えるようにしてもよい。特に、本変形例2においては、第1取付部T1は、第1ファン(図示せず)が外れている状態で、電源Bから供給される電力により発熱する第1発熱装置H1が脱着可能になっているものとする。同様に、第2取付部T2は、第2ファン(図示せず)が外れている状態で、電源Bから供給される電力により発熱する第2発熱装置H2が脱着可能になっているものとする。
すなわち、空調衣服100の冬仕様の形態において、第1発熱装置H1は、第1取付部T1に取り付けられ、第2発熱装置H2は、第2取付部T2に取り付けられ、第3発熱装置H3は発熱装置用収納部P3に収納されるようにしてもよい。
この場合、図6に示すように、第1空調穴用フタF1及び第2空調穴用フタF2は、開係止部W1F、W2Fにより開状態に係止されることとなる。なお、空調衣服100の冬仕様の形態において、必要に応じて、第1空調穴用フタF1及び第2空調穴用フタF2は、閉係止部Z1Y、Z2Y、Z1F、Z2Fにより閉状態に係止されるようにしてもよい。
このように、本変形例2では、第1及び第2ファンを取り外した空調衣服100に、第1ないし第3発熱装置H1~H3を備えられるようにすることで、冬場でも使用できるようにして、当該空調衣服100を各シーズンで仕様できるようにする製造コストや管理コストを抑えることができる。
なお、本変形例2に係る空調衣服のその他の構成は、既述の実施例及び変形例1と同様である。
すなわち、本変形例2の空調衣服によれば、空調用のファンを取り付けない場合における外観の違和感を低減して、衣服としての汎用性の向上を図ることができる。
(変形例3)
既述の実施例では、空調衣服100のサイズ調整については特段説明されていない。
そこで、この変形例3では、第1、第2ファンによる冷却効果を維持しつつ、空調衣服100のサイズ調を可能とするために、サイズ調整用係止部を設けた構成の一例について説明する。
ここで、図7は、変形例3に係る空調衣服100の前方から見た外観の一例を示す図である。図8は、図7に示す空調衣服100の後方から見た外観の一例を示す図である。図9は、図7及び図8に示す空調衣服100の衣服本体10の外側面10Xout、10Youtの構成において、前側サイズ調整用係止部と後側サイズ調整用係止部が設けられた構成の一例を示す図である。なお、図9においては、空調衣服100のカラー部20及び前方の外側面10Xoutの一部の表記が省略されている。また、図10は、図9に示す領域120に注目した、前側サイズ調整用係止部Q1Xと後側サイズ調整用係止部Q1Yとを係合していない状態(サイズ調整していない状態)の一例示す図である。図11は、図9に示す領域120に注目した、前側サイズ調整用係止部Q1Xと後側サイズ調整用係止部Q1Yとを係合した状態(サイズ調整している状態)の一例示す図である。
例えば、図7及び図8に示すように、空調衣服100は、空調衣服100の横方向(胴回り方向)のサイズを調整するためのサイズ調整用係止部Q1X、Q1Y、Q2X、Q2Yであって、着用者の腕を通すために空調衣服100の肩周りに形成された肩開口部10L、10Rの近傍に、設けられた、サイズ調整用係止部Q1X、Q1Y、Q2X、Q2Yを備えるようにしてもよい。
特に、サイズ調整用係止部Q1X、Q1Y、Q2X、Q2Yは、前側サイズ調整用係止部Q1X、Q2Xと、後側サイズ調整用係止部Q1Y、Q2Yと、を含む。
そして、例えば、図7及び図8に示すように、前側サイズ調整用係止部Q1X、Q2Xは、空調衣服100において、空調衣服100の肩周りに形成され肩開口部10L、10Rと、第1及び第2空調穴用フタF1、F2、閉係止部Z1Y、Z2Y、Z1F、Z2F及び、開係止部W1F、W2Fが設けられた腹部領域110と、の間に設けられている。
また、後側サイズ調整用係止部Q1Y、Q2Yは、肩開口部10L、10Rと腹部領域110との間に設けられている。
そして、例えば、図9に示すように、領域130に設けられた後側サイズ調整用係止部Q1Yは、空調衣服100において、肩開口部10Lと閉係止部Z1Yの第1本体側閉係止部Z1Yと、の間に設けられている。
同様に、後側サイズ調整用係止部Q2Yは、空調衣服100において、肩開口部10Rと閉係止部Z1Y、Z2Y、Z1F、Z2Fの第2本体側閉係止部Z2Yと、の間に設けられている。
特に、前側サイズ調整用係止部Q1X、Q2Xと後側サイズ調整用係止部Q1Y、Q2Yとは、横方向(空調衣服100の胴回りの方向)に並んで配置されている。
そして、例えば、図10に示すように、前側サイズ調整用係止部Q1X、Q2Xと後側サイズ調整用係止部Q1Y、Q2Yとが係合していない状態から、図11に示すように前側サイズ調整用係止部Q1X、Q2Xと後側サイズ調整用係止部Q1Y、Q2Yとが係合する状態にすることにより、空調衣服100の横方向(胴回りの方向)のサイズが小さくなる。
このように、空調衣服100の両脇下のサイズ調整用係止部を留めることで、空調衣服100の身幅を縮めることができ、着用者の身体に対して空調衣服100のサイズが大きい場合でも、オーバーサイズにならずに着用することが可能となる。
ただし、空調衣服100において、サイズ調整用係止部を腹回り部分には設けないようにする。これは、当該サイズ調整により空調衣服100の腹回りも縮めてしまうと、背面の第1、第2空調用穴T1A、T2Aに第1、第2ファンを付けた際に第1、第2ファンが着用者の体に接触して冷却効果が減少する可能性がある為である。
このように、本変形例3では、空調用のファンによる冷却効果を維持しつつ、空調衣服のサイズ調整を可能とすることができる。
なお、本変形例3に係る空調衣服のその他の構成は、既述の実施例と同様である。
すなわち、本変形例3の空調衣服によれば、空調用のファンを取り付けない場合における外観の違和感を低減して、衣服としての汎用性の向上を図ることができる。
(変形例4)
既述の実施例では、空調衣服100の第1及び第2取付部に空調用の第1及び第2ファンを取り付ける構成については説明したが、この空調衣服100に対して、反射ベストや反射帯・蛍光ベスト等の付属品を係止させるようにしてもよい。
そこで、この変形例4では、空調衣服100の外側に反射ベストや反射帯・蛍光ベスト等の付属品を取り付けるための付属品係止部をさらに備える構成の一例について説明する。
ここで、図12は、変形例4に係る空調衣服100の前方から見た外観の一例を示す図である。図13は、図12に示す空調衣服100の後方から見た外観の一例を示す図である。
例えば、図12及び図13に示すように、空調衣服100は、空調衣服100の外側に付属品200を取り付けるための付属品係止部NL、NR、NDをさらに備えるようにしてもよい。この付属品係止部NL、NR、NDは、例えば、付属品200を直接的又は間接的に取り付け可能な形状を有する。
ここで、これらの付属品係止部NL、NR、NDは、空調衣服100の肩の領域及び腹周りの領域に配置され、閉じた閉状態で付属品を係止し、一方、開いた開状態で前記付属品を係止しないようになっている。
なお、この付属品係止部NL、NR、NDは、付属品200を係止するループ状の形状を有してもよい。
なお、既述のように、付属品200は、例えば、反射ベスト、反射帯、又は、蛍光ベストである。
特に、空調衣服100において、付属品200及び付属品係止部NL、NR、NDが配置される領域は、第1ファンが取り付けられる第1取付部T1及び前記第2ファンが取り付けられる第2取付部T2が配置される領域とは、異なるように設定される。
このように、付属品係止部NL、NR、NDの位置は、反射ベスト・反射帯・蛍光ベスト等の付属品200が通る任意の場所に取り付けられる。そして、当該付属品係止部NL、NR、NDの数・大きさも特に限定しないものとする。
これにより、本変形例4では、空調用のファンによる冷却効果を維持しつつ、空調衣服100の外側に反射ベストや反射帯・蛍光ベスト等の付属品の取り付けを可能とすることができる。
なお、本変形例4に係る空調衣服のその他の構成は、既述の実施例と同様である。
すなわち、本変形例4の空調衣服によれば、空調用のファンを取り付けない場合における外観の違和感を低減して、衣服としての汎用性の向上を図ることができる。
(変形例5)
既述の実施例では、空調衣服100の衣服本体10の第1及び第2取付部T1、T2に空調用の第1及び第2ファンを取り付けた仕様(夏仕様)と、空調用の第1及び第2ファン取り外した仕様(冬仕様)を想定した場合の一例について説明した。
すなわち、既述のように、夏仕様の場合には、空調衣服100の冷却のための電動の第1及び第2ファンが第1及び第2取付部T1、T2に取り付けられる。
一方、冬仕様の場合には、空調衣服100の内部の加熱のための電源の電力で発熱する発熱装置を空調衣服100に別途設けられた収納部に収納するようにしてもよい。
そこで、この変形例5では、空調衣服100に、当該発熱装置及び電源を収納するための構成の一例について説明する。
ここで、図14は、変形例5に係る空調衣服100に適用される発熱装置HX、HY及び電源Bを含む装置の構成の一例を示す図である。図15は、変形例5に係る空調衣服100の衣服本体10の外側面10Xout、10Youtの構成において、発熱装置用収納部P3、P4、P5、P6及び電源用収納部P2が設けれた構成の一例を示す図である。なお、図15においては、空調衣服100のカラー部20及び前方の外側面10Xoutの一部の表記が省略されている。
例えば、図14に示すように、1つ又は複数の発熱装置HX、HYは、それぞれ接続された配線L、及び、発熱装置HX、HYの動作を制御するための制御装置CONTを介して、電源Bに接続されている。
そして、例えば、図15に示すように、空調衣服100は、衣服本体10、カラー部20、第1空調穴用フタF1、及び、第2空調穴用フタF2の何れかに設けられ、電源Bから供給される電力により発熱する発熱装置HX、HYを収納する1つ又は複数の発熱装置用収納部P3、P4、P5、P6と、衣服本体10に設けられ、電源Bを収納する電源用収納部P2と、をさらに備えるようにしてもよい。
なお、例えば、図15に示すように、発熱装置用収納部P3、P4、P5、P6には、それぞれ、内部と外部との間を貫通して配線Lを通すための配線用穴P3H、、P4H、P5H、P6Hが形成されている。
この図15の例では、発熱装置HX、HYは、空調衣服100に設けられた各発熱装置用収納部P3、P4、P5、P6(4か所)のうち任意の2カ所に収納することが可能である。
このように、本変形例3では、第1及び第2ファンを取り外した空調衣服100に、発熱装置HX、HYを備えられるようにすることで、冬場でも使用できるようにして、当該空調衣服100を各シーズンで仕様できるようにする製造コストや管理コストを抑えることができる。
なお、本変形例5に係る空調衣服のその他の構成は、既述の実施例と同様である。
すなわち、本変形例5の空調衣服によれば、空調用のファンを取り付けない場合における外観の違和感を低減して、衣服としての汎用性の向上を図ることができる。
なお、既述のように、各実施例、変形例においては、当該温度調整装置が、ファンである場合について説明しているが、当該温度調整装置は、発熱する発熱装置やその他の温度を調整することが可能な装置であってもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を実行することができる。こ れら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
100 空調衣服
10 衣服本体
T1 第1取付部
T2 第2取付部
F1 第1空調穴用フタ
F2 第2空調穴用フタ
Z1Y、Z2Y、Z1F、Z2F 閉係止部
Z1Y 第1本体側閉係止部
Z2Y 第2本体側閉係止部
Z1F 第1フタ側閉係止部
Z2F 第2フタ側閉係止部
W1F、W2F 開係止部
W1F 第1フタ側開係止部
W2F 第2フタ側開係止部
P2 電源用収納部
P1 収納部
P3 発熱装置用収納部
P4 発熱装置用収納部
P5 発熱装置用収納部
P6 発熱装置用収納部
20 カラー部

Claims (29)

  1. 着用者に着用された状態において前記着用者との間に存在する内側の空間を空調するための空調衣服であって、
    前記着用者に着用可能である衣服本体と、
    前記衣服本体に設けられるとともに、前記衣服本体の内側面と外側面との間を貫通する第1空調穴を有する第1取付部であって、前記第1空調穴を介して外気を前記空調衣服の内側に取り込む第1温度調整装置を脱着可能な第1取付部と、
    前記衣服本体に設けられるとともに、前記衣服本体の内側面と外側面との間を貫通する第2空調穴を有する第2取付部であって、前記第2空調穴を介して外気を前記空調衣服の内側に取り込む第2温度調整装置を脱着可能な第2取付部と、
    所定の位置に係止するための係止用端部と、前記衣服本体に接続された接続部と、を有する第1空調穴用フタであって、前記衣服本体の外側から見た場合に、閉じた閉状態で前記第1空調穴を塞ぎ、一方、開いた開状態で前記第1空調穴を塞がない第1空調穴用フタと、
    所定の位置に係止するための係止用端部と、前記衣服本体に接続された接続部と、を有する第2空調穴用フタであって、前記衣服本体の外側から見た場合に、閉じた閉状態で前記第2空調穴を塞ぎ、一方、開いた開状態で前記第2空調穴を塞がない第2空調穴用フタと、
    前記第1空調穴用フタ及び前記第2空調穴用フタが閉じた前記閉状態で、前記第1空調穴用フタの前記係止用端部及び前記第2空調穴用フタの前記係止用端部を前記衣服本体に係止することが可能な閉係止部と、
    前記第1空調穴用フタ及び前記第2空調穴用フタが開いた前記開状態で、前記第1空調穴用フタの前記係止用端部と前記第2空調穴用フタの前記係止用端部とを係止することが可能な開係止部と、を備える
    ことを特徴とする空調衣服。
  2. 前記第1空調穴用フタ及び前記第2空調穴用フタは、前記衣服本体の内側面に配置され、
    前記第1空調穴用フタの前記接続部及び前記第2空調穴用フタの前記接続部は、前記衣服本体の内側面に接続されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の空調衣服。
  3. 前記第1空調穴用フタは、前記衣服本体の内側面上で、前記第1空調穴用フタの前記接続部を中心軸として反転することにより、前記閉状態と前記開状態とが切り替えられ、
    前記第2空調穴用フタは、前記衣服本体の内側面上で、前記第2空調穴用フタの前記接続部を中心軸として反転することにより、前記閉状態と前記開状態とが切り替えられる
    ことを特徴とする請求項2に記載の空調衣服。
  4. 前記開係止部は、前記衣服本体の内側面上で、前記第1空調穴用フタの前記係止用端部が前記第2空調穴用フタの前記係止用端部に重なるように、係止する
    ことを特徴とする請求項2に記載の空調衣服。
  5. 前記第1空調穴用フタは、前記開状態で前記衣服本体の内側面に対向する第1面と、前記第1面の反対側の第2面とを有し、
    前記第2空調穴用フタは、前記開状態で前記衣服本体の内側面に対向する第1面と、前記第1面の反対側の第2面とを有し、
    前記開係止部は、前記衣服本体の内側面上で、前記第1空調穴用フタの前記係止用端部の前記第1面側が、前記第2空調穴用フタの前記係止用端部の前記第2面側に当接した状態で、前記第1空調穴用フタの前記係止用端部と前記第2空調穴用フタの前記係止用端部とを、係止する
    ことを特徴とする請求項4に記載の空調衣服。
  6. 前記第1空調穴用フタは、前記開状態で前記衣服本体の内側面に対向する第1面と、前記第1面の反対側の第2面とを有し、
    前記第2空調穴用フタは、前記開状態で前記衣服本体の内側面に対向する第1面と、前記第1面の反対側の第2面とを有し、
    前記開係止部は、前記衣服本体の内側面上で、前記第1空調穴用フタの前記係止用端部の前記第面側が、前記第2空調穴用フタの前記係止用端部の前記第面側に当接した状態で、前記第1空調穴用フタの前記係止用端部と前記第2空調穴用フタの前記係止用端部とを、係止する
    ことを特徴とする請求項に記載の空調衣服。
  7. 前記第1空調穴用フタの前記接続部及び前記第2空調穴用フタの前記接続部は、前記第1空調穴用フタ及び前記第2空調穴用フタが横方向に開閉できるように、前記衣服本体に接続されている
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載の空調衣服。
  8. 前記第1空調穴用フタの前記接続部及び前記第2空調穴用フタの前記接続部は、前記衣服本体に縫い付けられ、又は、前記衣服本体に接着されることで、前記衣服本体に接続されているとしていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一項に記載の空調衣服。
  9. 前記第1空調穴用フタ及び/又は前記第2空調穴用フタには、ポケットが形成されている
    ことを特徴とする請求項1ないし8のいずれか一項に記載の空調衣服。
  10. 前記第1空調穴用フタが開いた状態で前記第1取付部に取り付けられた前記第1温度調整装置と、
    前記第2空調穴用フタが開いた状態で前記第2取付部に取り付けられた前記第2温度調整装置と、をさらに備え、
    前記第1空調穴用フタ及び前記第2空調穴用フタは、前記開係止部により前記開状態に係止されている
    ことを特徴とする請求項1ないし9のいずれか一項に記載の空調衣服。
  11. 前記第1取付部は、前記第1温度調整装置が外れている状態で、電源から供給される電力により発熱する第1発熱装置が脱着可能になっており、
    前記第2取付部は、前記第2温度調整装置が外れている状態で、電源から供給される電力により発熱する第2発熱装置が脱着可能になっている
    ことを特徴とする請求項10に記載の空調衣服。
  12. 前記衣服本体に設けられ、電源から供給される電力により発熱する第3発熱装置を収納する発熱装置用収納部をさらに備える
    ことを特徴とする請求項11に記載の空調衣服。
  13. 前記衣服本体に設けられ、電源を収納する電源用収納部をさらに備えることを特徴とする請求項12に記載の空調衣服。
  14. 前記電源は、前記第1発熱装置、前記第2発熱装置、及び前記第3発熱装置に共通して1個備えられ、配線を介して、前記第1発熱装置、前記第2発熱装置、及び前記第3発熱装置にそれぞれ接続されている
    ことを特徴とする請求項13に記載の空調衣服。
  15. 前記電源用収納部には、前記電源用収納部の内部と外部との間を貫通して前記配線を通すための配線用穴が形成されている
    ことを特徴とする請求項14に記載の空調衣服。
  16. 前記発熱装置用収納部には、前記発熱装置用収納部の内部と外部との間を貫通して前記配線を通すための配線用穴が形成されている
    ことを特徴とする請求項14に記載の空調衣服。
  17. 前記第1取付部に取り付けられた前記第1発熱装置と、
    前記第2取付部に取り付けられた前記第2発熱装置と、をさらに備え、
    前記第1空調穴用フタ及び前記第2空調穴用フタは、前記開係止部により前記開状態に係止されている
    ことを特徴とする請求項11に記載の空調衣服。
  18. 前記衣服本体の上部に設けられ、前記着用者に着用された状態で前記着用者の首の周辺を覆うカラー部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の空調衣服。
  19. 前記カラー部は、高さの最大値が8cm以上であることを特徴とする請求項18に記載の空調衣服。
  20. 前記空調衣服は、ベストであることを特徴とする請求項1に記載の空調衣服。
  21. 前記カラー部には、収納部が設けられていることを特徴とする請求項18に記載の空調衣服。
  22. 前記空調衣服の横方向のサイズを調整するためのサイズ調整用係止部であって、前記着用者の腕を通すために前記空調衣服の肩周りに形成された肩開口部の近傍に、設けられた、サイズ調整用係止部を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の空調衣服。
  23. 前記サイズ調整用係止部は、
    前記空調衣服において、前記空調衣服の肩周りに形成され肩開口部と、前記第1及び第2空調穴用フタ、前記閉係止部、及び、前記開係止部が設けられた腹部領域と、の間に設けられた前側サイズ調整用係止部と、
    前記肩開口部と前記腹部領域との間に設けられた後側サイズ調整用係止部と、を含み、 前記前側サイズ調整用係止部と前記後側サイズ調整用係止部とが係合することにより、前記空調衣服の横方向のサイズが小さくなる
    ことを特徴とする請求項22に記載の空調衣服。
  24. 前記後側サイズ調整用係止部は、前記空調衣服において、前記肩開口部と前記閉係止部の第1本体側閉係止部と、の間に設けられている
    ことを特徴とする請求項23に記載の空調衣服。
  25. 前記空調衣服の外側に付属品を取り付けるための付属品係止部をさらに備え、
    前記付属品係止部は、前記付属品を係止するループ状の形状、又は、前記付属品を直接的又は間接的に取り付け可能な形状を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の空調衣服。
  26. 前記空調衣服において、前記付属品及び付属品係止部が配置される領域は、前記第1温度調整装置が取り付けられる前記第1取付部及び前記第2温度調整装置が取り付けられる前記第2取付部が配置される領域とは、異なる
    ことを特徴とする請求項25に記載の空調衣服。
  27. 前記衣服本体、前記カラー部、前記第1空調穴用フタ、及び、前記第2空調穴用フタの何れかに設けられ、電源から供給される電力により発熱する発熱装置を収納する1つ又は複数の発熱装置用収納部と、
    前記衣服本体に設けられ、前記電源を収納する電源用収納部と、をさらに備える
    ことを特徴とする請求項18に記載の空調衣服。
  28. 前記1つ又は複数の発熱装置は、それぞれ接続された配線、及び、前記発熱装置の動作を制御するための制御装置を介して、前記電源に接続されている
    ことを特徴とする請求項27に記載の空調衣服。
  29. 前記第1温度調整装置は、第1ファンであり、前記第2温度調整装置は、第2ファンであることを特徴とする請求項1に記載の空調衣服。
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