JP2021113623A - 加湿器及び空調衣服 - Google Patents

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Abstract

【課題】加湿器から霧及び/又は水蒸気が噴出される方向を変更可能とする。【解決手段】霧及び/又は水蒸気を噴出して空気の加湿を行う加湿器5であって、霧及び/又は水蒸気を噴出する噴出部511が形成された加湿器本体51と、加湿器5を設置するための設置部52と、を備え、設置部52により設置された状態における噴出部511からの霧及び/又は水蒸気の噴出方向を変更する噴出方向変更機構を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、加湿器及び空調衣服に関するものである。
近年、空気の乾燥の防止のための加湿器が普及している。このような加湿器は、例えば、内部に収納された水を、微細な粒子(霧)及び/又は水蒸気とした上で、所定の噴出部から空気中に噴出するようにして構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第6573958号公報
加湿器を使用する際には、例えば加湿器周囲の特定の方向にのみ人がいる場合等、加湿器周囲の特定の方向を特に加湿したい場合や、反対に、例えば加湿器周囲の特定の方向に湿気に弱い機器が設置されている場合等、加湿器周囲の特定の方向をあまり加湿したくない場合が存在する。
しかしながら、従来の加湿器は、噴出部からの霧及び/又は水蒸気の噴出方向が固定されていたことから、加湿器自体の設置位置の変更等を行わない限り、加湿器周囲の特定の方向を特に加湿したり、加湿器周囲の特定の方向をあまり加湿しないようにしたりすることは困難であった。
本発明の課題は、加湿器から霧及び/又は水蒸気が噴出される方向を変更可能とすることである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
霧及び/又は水蒸気を噴出して空気の加湿を行う加湿器であって、
霧及び/又は水蒸気を噴出する噴出部が形成された加湿器本体と、
前記加湿器を設置するための設置部と、
を備え、
前記設置部により設置された状態における前記噴出部からの霧及び/又は水蒸気の噴出方向を変更する噴出方向変更機構を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の加湿器であって、
前記設置部と前記加湿器本体との間を接続する接続部を備え、
前記加湿器本体と前記接続部とは、
前記加湿器本体に備えられたガイド部と、
前記接続部に備えられた前期ガイド部を摺動可能に固定する固定用スライドと、
によって取り付けられることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の加湿器であって、
前記ガイド部は、
前記加湿器本体の周囲を周回するリング状部材と、
前記リング状部材を前記加湿器本体の外面に摺動可能に取り付けるリング状部材取付部と、
を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の加湿器であって、
前記設置部と前記加湿器本体との間を接続する接続部を備え、
前記設置部と前記接続部とは、
前記接続部の一端部に備えられ、略球状に形成された球状部材と、
前記設置部に備えられ、前記球状部材を回転可能に収容する球状部材取付部と、
によって取り付けられることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の加湿器であって、
前記設置部と前記加湿器本体との間を接続する接続部を備え、
前記設置部に前記接続部が取り付けられる方向を変更可能であることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の加湿器であって、
前記設置部と前記加湿器本体との間を接続する接続部を備え、
前記接続部は伸縮可能に形成された伸縮部を備えることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の加湿器であって、
前記設置部は、
前記加湿器を空調衣服のファンに取り付けて空調衣服の服本体内に設置可能に構成されていることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の加湿器であって、
前記設置部は、前記ファンの周囲を周回させることができるベルトを備えることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の加湿器であって、
前記ベルトの長さを変更可能であることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の加湿器であって、
前記設置部と前記加湿器本体との間を接続する接続部を備え、
前記設置部は、前記接続部が取り付けられる第1ベルトと、前記第1ベルトの両端部に取り付けられる第2ベルトと、を備え、前記第1ベルトの両端部の間に位置する前記第2ベルトの長さを変更可能であることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項7から10のいずれか一項に記載の加湿器であって、
霧及び/又は水蒸気を噴出する噴出部の位置を、前記ファンの中心軸を回転軸として回転するようにして変更可能であることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、空調衣服であって、
請求項1から11のいずれか一項に記載の加湿器を備えることを特徴とする。
本発明によれば、加湿器から霧及び/又は水蒸気が噴出される方向を変更可能とすることができる。
実施形態に係る空調衣服の開閉手段を開いた状態における正面図である。 実施形態に係るファンを示す図である。 実施形態に係る加湿器がファンに取り付けられた状態を示す図である。なお、接続部の伸縮部を伸ばした状態を図示している。 実施形態に係る加湿器の加湿器本体を示す図である。 図4のV-V部における断面図である。 実施形態に係る加湿器の加湿器本体から、ガイド部のリング状部材を外した状態を示す図である。 実施形態に係る加湿器の設置部を示す図である。 実施形態に係る加湿器の設置部に対する接続部の取り付け方法を示す図である。なお、接続部の伸縮部を縮めた状態を図示している。 実施形態に係る加湿器の接続部を示す図である。なお、固定用スライドを構成する第1部材、第2部材、ネジ及びナットが分解され、かつ伸縮部を縮めた状態を図示している。 実施形態に係る加湿器の接続部に、加湿器本体のガイド部のリング状部材が取り付けられた状態を示す図である。なお、接続部の伸縮部を伸ばした状態を図示している。 実施形態に係る空調衣服における、加湿器、加湿器用タンク及び接続ホースを示す図である。なお、接続部の伸縮部を縮めた状態を図示している。 実施形態に係る空調衣服における、加湿器のファンへの取り付け方法を示す図である。なお、接続部の伸縮部を縮めた状態を図示している。 実施形態に係る空調衣服における、加湿器本体の接続部に対する取り付け角度の変更を示す図である。なお、接続部の伸縮部を縮めた状態を図示している。 実施形態に係る空調衣服における、接続部の設置部に対する取り付け角度の変更を示す図である。なお、接続部の伸縮部を伸ばした状態を図示している。
以下、本発明の実施の形態について、図1から図14に基づいて説明する。なお、以下においては、本発明を適用するのに好適な例として、加湿器が、空調衣服に取り付けて使用される場合につき図示の上説明するが、本発明の技術的範囲は図示例に限定されるものではない。
また、以下においては、着用者が空調衣服100を着用した状態を基準として、着用者の前側を前、着用者の後側を後、着用者の上側を上、着用者の下側を下、着用者の右手側を右、着用者の左手側を左と定めて説明する。
[第1 実施形態の構成]
実施形態に係る空調衣服100は、図1に示すように、服本体1と、服本体1内部に空気を導入するファン2と、ファン2に電力を供給するファン用電源部3と、ファン用電源部3とファン2とを電気的に接続するファン用接続ケーブル4と、服本体1内部に霧を供給する加湿器5と、加湿器5に水を供給する加湿器用タンク6と、加湿器5と加湿器用タンク6とを接続する接続ホース7と、加湿器5に電力を供給する加湿器用電源部8と、加湿器用電源部8と加湿器5とを電気的に接続する加湿器用接続ケーブル9と、を備え、ファン2によって服本体1内に取り込まれた空気を、着用者の身体又は下着の表面に沿って流通させた後に、服本体1の襟部及び袖部に形成された空気排出部14から排出することで、身体から出た汗を蒸発させ、蒸発する際の気化熱により身体を冷却するものである。また、身体から出た汗に加え、加湿器5によって供給された霧が蒸発する際の気化熱によっても身体が冷却される。
[1 服本体]
服本体1は、図1に示すように、通気性のない又はファン2による空気の導入によって膨らませることができる程度の通気性を有する服地Cによって、着用者の胴部及び腕部を覆う形状に形成されている。図1においては、服本体1をブルゾン型の上衣の形状に形成しているが、服本体1の形状は着用者の身体の少なくとも一部を覆うものであればよく、これに限られない。例えば、着用者の胴部のみを覆うベスト型や、着用者の下半身までを覆うつなぎ服型に形成してもよい。
なお、服地Cの服本体1の着用時において着用者に向く面を服地Cの内面側、その反対側の服本体1の着用時において外部空間に向く面を服地Cの外面側とする。また、服地Cの内面側及び服本体1の着用時において服地Cの内面側よりも着用者側に位置する部分を服本体1の内面側、服地Cの外面側及び服本体1の着用時において服地Cの外面側よりも外部空間側に位置する部分を服本体1の外面側とする。
服本体1は、図1に示すように、開閉手段11と、空気漏れ防止手段12と、ファン取付孔13と、空気排出部14と、ファン用電源部保持手段15と、加湿器用電源部保持手段16と、加湿器用タンク保持手段17と、ケーブル保持手段18と、を備え、ファン取付孔13からファン2によって取り込まれた外気が、襟部及び袖部に形成された空気排出部14から排出されるように構成されている。
[(1) 開閉手段]
開閉手段11は、服本体1を前開きとし、空調衣服100を着用する際に、服本体1の前部を開閉するための手段であり、図1に示すように、服本体1の前身頃を左右に分割すると共に、その両側に例えば線ファスナー等を備えて、当該分割部分を着脱自在とすることにより形成されている。
[(2) 空気漏れ防止手段]
空気漏れ防止手段12は、図1に示すように、服本体1下部に備えられた、服本体1と着用者の身体との間の空間内の空気が服本体1の裾部から外部に漏れることを防止するための手段であり、例えば、服本体1の下部の端部付近に、ゴム紐等の伸縮性のある部材を、着用者の身体を周回するように備えることによって形成されている。空調衣服100の着用時においては、空気漏れ防止手段12によって、服本体1の裾部が絞り込まれて着用者の身体に密着し、服本体1下部から空気が外部に漏れることを防止することができる。
[(3) ファン取付孔]
ファン取付孔13は、図1に示すように、服本体1を形成する服地Cの着用者の腰の左右に対応する位置に形成された、空調衣服100の着用時において、服本体1と着用者の身体との間の空間と、服本体1の外部の空間と、を繋ぐこととなる円形の孔部である。
ファン取付孔13の直径は、後述のファン2のファン本体21の筒状部214の直径と略同一に形成され、ファン本体21の筒状部214がファン取付孔13を挿通するようにしてファン2を取り付けることで、ファン取付孔13を介して、外部の空気を服本体1の内面側に取り込むことができる。
ファン取付孔13の周囲は、例えばプラスチック等によって形成された扁平な環状の部材を取り付ける、服本体1の服地Cのファン取付孔13周囲の部分を折り返して縫合する等の方法で、補強されていることが好ましい。
[(4) 空気排出部]
空気排出部14は、ファン2によってファン取付孔13から服本体1と着用者の身体との間の空間内に導入された空気を、着用者の身体又は下着に沿って流通させた後に排出するための開口部であり、図1に示すように、着用者の首と服本体1の襟部の端部との間の開口部と、着用者の腕と服本体1の袖部の端部との間の開口部と、に形成される。
[(5) ファン用電源部保持手段]
ファン用電源部保持手段15は、ファン用電源部3を、ファン用接続ケーブル4を通じてファン2へと電力を供給可能な位置において保持するための手段であり、例えば、図1に示すように、服本体1の内面側に備えられたファン用電源部3を収納可能なポケットを用いることができる。図1においては、ファン用電源部保持手段15が、服本体1の内面側に備えられたポケットである場合について図示したが、ファン用電源部保持手段15の具体的な構成は、ファン用電源部3を、ファン用接続ケーブル4を通じてファン2へと電力を供給可能な位置において保持することができるものであればよく、これに限られない。また、ファン用電源部保持手段15を服本体1の外面側に形成した上で、服地Cに形成された開口部を介して、ファン用接続ケーブル4によって、ファン2とファン用電源部3との間が接続されるようにしてもよい。
[(6) 加湿器用電源部保持手段]
加湿器用電源部保持手段16は、加湿器用電源部8を、加湿器用接続ケーブル9を通じて加湿器5へと電力を供給可能な位置において保持するための手段であり、例えば、図1に示すように、服本体1の内面側に備えられた加湿器用電源部8を収納可能なポケットを用いることができる。図1においては、加湿器用電源部保持手段16が、服本体1の内面側に備えられたポケットである場合について図示したが、加湿器用電源部保持手段16の具体的な構成は、加湿器用電源部8を、加湿器用接続ケーブル9を通じて加湿器5へと電力を供給可能な位置において保持することができるものであればよく、これに限られない。また、加湿器用電源部保持手段16を服本体1の外面側に形成した上で、服地Cに形成された開口部を介して、加湿器用接続ケーブル9によって、加湿器5と加湿器用電源部8との間が接続されるようにしてもよい。
[(7) 加湿器用タンク保持手段]
加湿器用タンク保持手段17は、図1に示すように、服本体1の内面側において加湿器用タンク6を保持するための手段であり、例えば、服本体1の内面側に形成された、加湿器用タンク6を収納可能なポケットが用いられる。加湿器用タンク保持手段17は、服本体1の前身頃の左右の着用者の胸部前方の位置にそれぞれ備えられている。
また、加湿器用タンク保持手段17は、下方に開口部171を有し、開口部171を通じて、接続ホース7を、加湿器用タンク6の下面に接続可能に構成されている。
なお、加湿器用タンク保持手段17は、ポンプ等を要せず重力のみによって加湿器用タンク6から接続ホース7を介して加湿器5へと水を送ることができるように、加湿器5よりも上方に加湿器用タンク6を保持できるように形成されている。
[(8) ケーブル保持手段]
ケーブル保持手段18は、図1に示すように、ファン用接続ケーブル4及び加湿器用接続ケーブル9を、服本体1の内面側に保持するための手段であり、例えば、一般的なベルト通しのように、上下方向に長い布を上下2か所において縫い付けることにより、ファン用接続ケーブル4又は加湿器用接続ケーブル9を挿通可能な開口部を有するリング状に形成され、当該開口部にファン用接続ケーブル4又は加湿器用接続ケーブル9を挿通させることによって、これを保持することができるように構成されている。
[2 ファン]
ファン2は、図1に示すように、ファン取付孔13に取り付けられ、ファン取付孔13を通して、服本体1と着用者の身体との間の空間に空気を導入するためのものであり、ファン用電源部3より、ファン用接続ケーブル4を介して必要な電力が供給される。
ファン2は、図2及び図3に示すように、ファン本体21と、これを服本体1に固定するためのリング状の取付けリング22と、を備える。
ファン本体21は、図2及び図3に示すように、内部にプロペラ211と、プロペラ211を回転させるモーター(図視せず)とを収納し、ファン2の使用時において空気が取り込まれる側を構成する空気取込部212と、ファン2の使用時において空気が送出される側を構成する空気送出部213と、空気取込部212と空気送出部213との間の筒状の連結部である筒状部214と、筒状部214の空気取込部212側の端部から筒状部214の側面と略垂直な方向に突出するフランジ部215と、を有する。
また、ファン本体21は、空気送出部213側の所定の位置に、ファン用接続ケーブル4と接続される接続端子(図視せず)を有する。接続端子は、ファン用接続ケーブル4を接続し、ファン用電源部3から電力の供給を受けることができる端子であれば、その具体的な構成は任意である。
取付けリング22は、ファン本体21をファン取付孔13に取り付けるためのリング状の部材であり、その内径が筒状部214の外形と同一か、極僅かに大きくなるように形成されている。
筒状部214の外面と、取付けリング22の内面と、には、例えば、取付けリング22の内面側に凸部が形成され、筒状部214の外面側に取付けリング22内面側の凸部と係合する凹部を形成することにより、係止手段(図示せず)が形成されている。
ファン2を服本体1に取り付ける際には、まず、ファン本体21の空気送出部213側を、ファン取付孔13に服本体1の外面側から挿入して、フランジ部215が、服本体1のファン取付孔13周囲の部分と接するようにする。
次に、取付けリング22を、服本体1の内面側から筒状部214の外側に差し込むことにより、フランジ部215と取付けリング22とによって、服本体1のファン取付孔13周囲の部分を挟み込み、その状態で係止手段によって取付けリング22をファン本体21に固定する。
これによって、ファン2を服本体1に固定することができる。
[3 ファン用電源部]
ファン用電源部3は、ファン2に電力を供給するための部材であり、例えば、安全保護回路が付加されたリチウムイオン組電池が内蔵され、図1に示すように、ファン用接続ケーブル4を通じてファン2と接続される。また、ファン用電源部3は、ファン2に供給する電力のオン/オフを切り替えるスイッチを備える。
ファン用電源部3は、ファン2に電力を供給することができるものであれば、その具体的な構成は任意である。
[4 ファン用接続ケーブル]
ファン用接続ケーブル4は、ファン用電源部3とファン2とを接続するケーブルであり、ファン用接続ケーブル4を通じて、ファン用電源部3からファン2に対して、ファン2の稼働に必要な電力が供給される。
ファン用接続ケーブル4は、ファン用電源部3からファン2に対して、ファン2の稼働に必要な電力を供給できるものであればよく、その具体的な構成は任意である。
[5 加湿器]
加湿器5は、服本体1と着用者の身体との間の空間内に、水の微細な粒子(霧)を供給するために用いられる装置であり、図3に示すように、霧を生成する加湿器5の本体である加湿器本体51と、加湿器5をファン2に取り付けて、空調衣服100の服本体1内に設置する部分である設置部52と、加湿器本体51と設置部52との間を接続する接続部53と、を備える。
[(1) 加湿器本体]
加湿器本体51は、霧を生成する加湿器5の本体をなす部分であり、外部に、図3及び図4に示すように、霧を噴出する噴出部511と、接続ホース7を介して加湿器用タンク6と接続されるホース接続部512と、接続部53の固定用スライド531と摺動可能に固定されるガイド部513と、を備え、内部に、図5に示すように、水を微細な粒子とする霧生成部514と、加湿器用タンク6から接続ホース7を介してホース接続部512へと供給された水を一時的に貯蔵する水貯蔵部515と、を備え、加湿器用タンク6から接続ホース7を介してホース接続部512へと供給された水を、水貯蔵部515に一時的に貯蔵した後、霧生成部514によって霧とした上で、噴出部511から噴出するように構成されている。
また、加湿器本体51は、外面の所定の位置に、加湿器用接続ケーブル9と接続される接続端子(図示せず)を備える。接続端子は、加湿器用接続ケーブル9を接続し、加湿器用電源部8から電力の供給を受けることができる端子であれば、その具体的な構成は任意である。
[a 噴出部]
噴出部511は、加湿器本体51から霧を噴出する部分であり、図3から図5に示すように、加湿器本体51の外面に形成された、霧生成部514へと繋がる開口部であり、ガイド部513を挟んで2か所に設けられている。
[b ホース接続部]
ホース接続部512は、加湿器本体51に、加湿器用タンク6から水を供給するための接続ホース7を接続する部分であり、図3、図4及び図6に示すように、ガイド部513を挟んで2か所に、水貯蔵部515へと繋がる開口部を有し、接続ホース7に差し込むことができる突起部として形成されている。
なお、ホース接続部512の構成はこれに限られず、内部の水貯蔵部515へと、加湿器用タンク6から接続ホース7を介して水を供給できるものであればよい。
[c ガイド部]
ガイド部513は、接続部53の固定用スライド531と摺動可能に固定される部分であり、図4に示すように、加湿器本体51の周囲を、二つの噴出部511の間を通って周回するようにして形成されている。
ガイド部513は、図6に示すように、2つに分割して形成され両面に溝部5131aが形成されたリング状部材5131を、加湿器本体51の外面を周回するようにして形成された二つの壁部を備えるリング状部材取付部5132に嵌め込むようにして取り付けることで形成され、図4に示すように、全体が円盤状に加湿器本体51の外面から突出し、その両面の端部近傍を周回するようにして溝部5131aが配置されている。
これによって、リング状部材5131は、リング状部材取付部5132に、加湿器本体51の周囲を回転するようにして摺動させることができるように取り付けられることとなる。
[d 霧生成部]
霧生成部514は、図5に示すように加湿器本体51内部に設けられた、水貯蔵部515に貯蔵された水を微細な粒子(霧)とする部分である。霧生成部514としては、水を微細な粒子とした上で、噴出部511を介して外部へと噴出されることができるものであれば特に限定されないが、例えば超音波振動子を用いて水を微細な粒子とするもの等を用いればよい。
[e 水貯蔵部]
水貯蔵部515は、図5に示すように加湿器本体51内部に設けられた、加湿器用タンク6から供給された水を一時的に貯蔵するタンクである。水貯蔵部515は、ホース接続部512及び霧生成部514と接続され、加湿器用タンク6から接続ホース7を介して供給された水を、一時的に貯蔵した上で、霧生成部514へと送ることができるように構成されている。
[(2) 設置部]
設置部52は、加湿器5をファン2に取り付けて、空調衣服100の服本体1内に設置する部分であり、図3及び図7に示すように、ファン2の取付けリング22の周囲を周回させることができるように形成されたベルト521と、接続部53の球状部材532が取り付けられる球状部材取付部522と、を備える。
[a ベルト]
ベルト521は、図7及び図8に示すように、球状部材取付部522が備えられる第1ベルト5211と、第1ベルト5211の両端部と接続される第2ベルト5212と、第2ベルト5212に通される固定リング5213と、を備え、図3に示すように、第1ベルト5211と第2ベルト5212とによって、ファン2の周囲を周回可能なリング状に形成されている。
第1ベルト5211は、図8に示すように球状部材取付部522の内周部5221と一体的に形成されたベルトであり、図7に示すように、両端部に、第2ベルト5212を通すことができるベルト通し部5211aが備えられている。
第2ベルト5212は、図7に示すように、第1ベルト5211と比較して長さが長くなるように形成されたベルトであり、両端部が、第1ベルト5211の両端部に備えられたベルト通し部5211aに通されると共に、ベルト通し部5211aを通る部分で折り畳まれ、折り畳まれて二重となった部分に、固定リング5213が通されることで、第1ベルト5211に固定される。
これによって、第2ベルト5212がベルト通し部5211aに通され折り畳まれる位置を変更することで、第1ベルト5211の両端部のベルト通し部5211aの間に位置する第2ベルト5212の長さ、ひいてはベルト521全体が形成するリングの周の長さを変更することができる。
[b 球状部材取付部]
球状部材取付部522は、図7に示すようにベルト521の第1ベルト5211と接続された、接続部53の球状部材532が、内部に収容されるようにして取り付けられる部分であり、図8に示すように、ベルト521の第1ベルト5211から突出するように形成された4つの突出部からなる内周部5221と、リング状に形成され、内周部5221の外面に取り付け可能に形成された外周部5222と、を備える。
内周部5221は、図8に示すように、内部に球状部材532が収容されるスペースを有すると共に、外面にねじの凸状となる側である雄ネジ部S1が形成されている。また、外周部5222は、内周部5221の外面を覆うことができると共に、内面にねじの凹状となる側である雌ネジ部S2が形成され、内周部5221の雄ネジ部S1と外周部5222の雌ネジ部S2とを螺合させることができるように形成されている。
また、内周部5221は、雄ネジ部S1と雌ネジ部S2との螺合を締める程に内部のスペースが狭まり、雄ネジ部S1と雌ネジ部S2との螺合を緩める程に内部のスペースが広がるように形成されている。
内周部5221と外周部5222とは、球状部材532を内周部5221内部に収容した状態で、外周部5222を内周部5221の外面に雄ネジ部S1と雌ネジ部S2とを螺合させるようにして取り付けられる。
これによって、雄ネジ部S1と雌ネジ部S2との螺合を緩めることで、球状部材532を内周部5221内で回転させて、接続部53の設置部52への取り付け角度を変更したり、接続部53を設置部52に対して回転させたりすることができる。また、雄ネジ部S1と雌ネジ部S2との螺合を締めることで、球状部材532を内周部5221内で回転させることができなくなり、上記のような角度の変更や回転を防止することができる。
[(3) 接続部]
接続部53は、加湿器本体51と設置部52との間を接続する部分であり、図3、図9及び図10に示すように、加湿器本体51のガイド部513を摺動可能に固定する固定用スライド531と、設置部52の球状部材取付部522に取り付けられる球状部材532と、固定用スライド531と球状部材532との間を接続する伸縮部533と、を備える。
[a 固定用スライド]
固定用スライド531は、図3及び図10に示すように、加湿器本体51のガイド部513を摺動可能に固定する部分であり、図9に示すように、伸縮部533と接続され、第1溝部5311aが形成された第1部材5311と、第2溝部5312aが形成された第2部材5312と、第1部材5311と第2部材5312とを固定するネジ5313及びナット5314と、を備えて構成される。
固定用スライド531は、加湿器本体51のガイド部513のリング状部材5131の両側に第1部材5311と第2部材5312とを配置の上で、図10に示すように、リング状部材5131を挟み込むようにして、ネジ5313とナット5314とによって、第1部材5311と第2部材5312とを固定することによって、加湿器本体のガイド部513を、摺動可能に固定することができる。
[b 球状部材]
球状部材532は、図8及、図9及び図10に示すように、伸縮部533の下端部と一体的に形成された、伸縮部533との接続部分を除いて略球状となるように形成された部材である。
上記のように、球状部材532は、球状部材取付部522に、球状部材取付部522の内周部5221内部に収容された上で、内周部5221の外面に外周部5222を雄ネジ部S1と雌ネジ部S2とを螺合させるようにして取り付けられる。
これによって、雄ネジ部S1と雌ネジ部S2との螺合を緩めることで、球状部材532を内周部5221内で回転させて、接続部53の設置部52への取り付け角度を変更したり、接続部53を設置部52に対して回転させたりすることができる。また、雄ネジ部S1と雌ネジ部S2との螺合を締めることで、球状部材532を内周部5221内で回転させることができなくなり、上記のような角度の変更や回転を防止することができる。
[c 伸縮部]
伸縮部533は、固定用スライド531と球状部材532との間を接続する、伸縮可能に形成された部材である。
伸縮部533は、図10に示すように、直径が順次細くなる筒状の部材を複数(図10においては、直径の大きい方から順に第1筒部5331、第2筒部5332、第3筒部5333、第4筒部5334、第5筒部5335及び第6筒部5336の6つ)重ねるようにして形成され、直径の大きい筒の中から順次直径の小さい筒を引き出していくことにより、図10に示すようにこれを伸ばすことができると共に、直径の小さい筒を順次直径の大きい筒の中に収納していくことで、図9に示すようにこれ縮めることができる。
[6 加湿器用タンク]
加湿器用タンク6は、加湿器5に供給するための水を貯蔵するタンクである。加湿器用タンク6は、図11に示すように、下面に接続ホース7を接続するためのホース接続部61を有し、図1に示すように、服本体1の加湿器用タンク保持手段17によって加湿器5よりも上方に保持され、加湿器用タンク保持手段17下方の開口部171を介して、接続ホース7によって加湿器5と接続されることで、ポンプ等を要せず、重力のみによって加湿器用タンク6から接続ホース7を介して加湿器5へと水を送ることができるように構成されている。
[7 接続ホース]
接続ホース7は、図1及び図11に示すように、加湿器用タンク6のホース接続部61と加湿器5のホース接続部512とを接続するホースであり、接続ホース7を通じて、加湿器用タンク6から加湿器5に対して、霧生成部514によって微細な粒子とされる水が供給される。
接続ホース7は、加湿器用タンク6から加湿器5に対して水を供給できるものであればよいが、加湿器5の取り付け角度の変更等を妨げないように、ある程度余裕のある長さであることが望ましい。
また、図1及び図11においては、接続ホース7が枝分かれすることなく形成され、加湿器用タンク6のホース接続部61と、加湿器5のホース接続部512のうち1つと、を接続する場合について図示しているが、これに限られず、例えば、2つに枝分かれする接続ホースを用い、2つのホース接続部512の両者と接続されるようにしてもよい。
なお、図1及び図11に示すように接続ホース7と接続されていないホース接続部512が生じる場合には、水貯蔵部515に貯蔵された水が当該ホース接続部512から漏れることを防止する必要がある。この場合、例えば、ホース接続部512を、内部にバルブを備え、水貯蔵部515へと続く開口部が開閉自在となるように形成し、当該バルブにより、接続ホース7と接続されていないホース接続部512の開口部を閉状態として使用すればよい。
[8 加湿器用電源部]
加湿器用電源部8は、加湿器5に電力を供給するための部材であり、例えば、安全保護回路が付加されたリチウムイオン組電池が内蔵され、図1に示すように、加湿器用接続ケーブル9を通じて加湿器5と接続される。また、加湿器用電源部8は、加湿器5に供給する電力のオン/オフを切り替えるスイッチを備える。
加湿器用電源部8は、加湿器5に電力を供給することができるものであれば、その具体的な構成は任意である。
[9 加湿器用接続ケーブル]
加湿器用接続ケーブル9は、加湿器用電源部8と加湿器5とを接続するケーブルであり、加湿器用接続ケーブル9を通じて、加湿器用電源部8から加湿器5に対して、加湿器5の稼働に必要な電力が供給される。
加湿器用接続ケーブル9は、加湿器用電源部8から加湿器5に対して、加湿器5の稼働に必要な電力を供給できるものであればよく、その具体的な構成は任意である。
[第2 実施形態の効果]
本実施形態によれば、図1及び図3に示すように、加湿器5をファン2に取り付けることができることから、空調衣服100の服本体1内に加湿器5を容易に設置することができる。
また、図12に示すように、加湿器5は、ファン2の取付けリング22の周りにベルト521を巻くようにして取り付けられることから、ファン2に対する着脱が容易となる。
これによって、加湿器5によって服本体1内へと霧を供給して、服本体1内における乾燥を防止すると共に冷却効果を向上させたい場合には、加湿器5を容易に取り付けることができると共に、霧の供給を要しない場合には、加湿器5を容易に空調衣服100から取り外すことができる。
また、本実施形態によれば、加湿器5はファン2に取り付けられることから、必然的にファン2の近傍に配置されることとなる。これによって、ファン2によって服本体1内部へと導入された直後の空気に霧を含ませることができることから、加湿器5から噴出された霧が服本体1内部に均等に広がり易く、かつ、服本体1内部での霧が含まれた空気の流通経路が長くなり、霧による乾燥防止及び冷却効果向上の効果を高めることができる。
また、加湿器5はファン2に取り付けられることで、加湿器5を収納するための専用のポケット等を要することなく、加湿器5を服本体1内に設置することが可能となる。
また、ベルト521は、第2ベルト5212が第1ベルト5211のベルト通し部5211aに通されて折り畳まれる位置を変更することで、長さを変更できることから、加湿器5を様々な大きさのファン2に取り付けることができる。
また、本実施形態によれば、加湿器5からの霧の噴出方向を、自在に変更することができる。具体的には、以下のとおりである。
まず、加湿器本体51のガイド部513が接続部53の固定用スライド531に摺動可能に固定されていることで、ガイド部513を固定用スライド531に対して摺動させることで、噴出部511からの霧の噴出方向を、図13(a)及び(b)に示すように、ガイド部513の中心を回転軸として回転させるようにして変更することができる。
さらに、ガイド部513自体が、加湿器本体51の外面に形成されたリング状部材取付部5132にリング状部材5131が摺動可能に固定されて形成されていることから、リング状部材5131をリング状部材取付部5132に対して摺動させることによっても、噴出部511からの霧の噴出方向を、図13(c)及び(d)に示すように、ガイド部513の中心を回転軸として回転させるようにして変更することができる。
このように2段階で噴出部511からの霧の噴出方向を変更可能とされていることにより、自在な噴出方向の変更が可能となる。
また、接続部53の球状部材532が、設置部52の球状部材取付部522に、球状部材取付部522の内周部5221内部に収容された上で、内周部5221の外面に外周部5222を雄ネジ部S1と雌ネジ部S2とを螺合させるようにして取り付けられていることで、雄ネジ部S1と雌ネジ部S2との螺合を緩めた状態においては、球状部材532を内周部5221内で回転させて、図14に示すように、加湿器本体51を、接続部53ごと球状部材532を支点に倒したり、回転させたりすることで、自在に噴出部511からの霧の噴出方向を変更することができる。また、特定の状態で雄ネジ部S1と雌ネジ部S2との螺合を締めることで、当該状態で、噴出部511からの霧の噴出方向を固定することができる。
また、加湿器5は、図3に示すように、ファン2の周りに、設置部52のベルト521を巻き付けるようにして取り付けられることから、設置部52に接続部53が取り付けられる方向を、ファン2の筒状部214の中心軸を回転軸として回転するようにして変更可能であり、これによって、ファン2に対して加湿器5の加湿器本体51が配置される位置を変更することができる。
また、加湿器本体51と設置部52との間の接続部53に、伸縮可能な伸縮部533が備えられていることによって、加湿器本体51と設置部52との間の距離を、例えば図12及び図13に示すような両者が近づいた状態と、例えば図14に示すような両者が離れた状態との間で、自在に変更することができる。これによって、加湿器本体51の噴出部511から霧が噴出される位置と、ファン2との間の距離を変更することが可能となる。
[第3 変形例]
上記においては、加湿器5につき、加湿器本体51と接続部53との間と、設置部52と接続部53との間と、の両者が可動部となり、両可動部により、霧の噴出方向を変更可能とした場合について説明したが、これに限られず、例えば、加湿器本体51と接続部53とを一体的に形成の上、設置部52と接続部53との間のみを可動部としてもよいし、また、反対に、設置部52と接続部53とを一体的に形成の上、加湿器本体51と接続部53との間のみを可動部としてもよい。
この場合も、上記のように加湿器本体51と接続部53との間と、設置部52と接続部53との間と、の両者を可動部とした場合程には自在な角度の変更はできなくなるものの、一定の範囲で霧の噴出方向の変更が可能である。
また、上記においては、加湿器本体51が霧生成部514を備え、服本体1内に微細な水の粒子である霧を供給する場合につき説明したが、加湿器本体51は、霧生成部514に代えて、水蒸気を生成する水蒸気生成部を備え、霧ではなく水蒸気を供給する構成とすることも可能である。
この場合、服本体1内で霧が気化する過程を経なくなることから、空調衣服としての冷却効果を向上する効果は得られなくなるものの、服本体1内の乾燥を防止する効果は得ることができる。
また、例えば、霧生成部及び水蒸気生成部の両者を備え、服本体1内に霧及び水蒸気の両者を供給する構成とすることも可能である。
また、上記においては、加湿器5に対し、加湿器用タンク6から接続ホース7を介して水が供給される場合につき説明したが、加湿器用タンク6及び接続ホース7を備えず、加湿器本体51内の水貯蔵部515を大型化し、加湿器本体51内に貯蔵された水のみを用いる構成とすることも可能である。
また、上記においては、加湿器5に対し、加湿器用電源部8から加湿器用接続ケーブル9を介して加湿器5の稼働に必要な電力が供給される場合につき説明したが、加湿器用電源部8及び加湿器用接続ケーブル9を備えず、加湿器本体51内に電源部を内蔵する構成とすることも可能である。
また、上記においては、加湿器5が空調衣服100のファン2に取り付けられて、空調衣服100の服本体1内に設置される場合につき説明したが、加湿器5の設置場所はこれに限らず、設置部52の構成を設置場所に合わせて変更することで、その他の様々な場所に設置することができる。
例えば、設置部52を、所定のクリップを備えるように構成し、室内の机の縁等を挟んで取り付けたり、設置部52を、下面が平面となる単なる設置台として構成し、室内の机の上に設置したりすれば、卓上において加湿を行う際に、自在に霧及び/又は水蒸気の噴出方向を変え、人がいる方向に向けたり、湿らせたくない書類の方向を避けたりすることが可能となる。
100 空調衣服
1 服本体
2 ファン
3 ファン用電源部
4 ファン用接続ケーブル
5 加湿器
51 加湿器本体
511 噴出部
512 ホース接続部
513 ガイド部
5131 リング状部材
5132 リング状部材取付部
514 霧生成部
515 水貯蔵部
52 設置部
521 ベルト
522 球状部材取付部
53 接続部
531 固定用スライド
532 球状部材
533 伸縮部
6 加湿器用タンク
7 接続ホース
8 加湿器用電源部
9 加湿器用接続ケーブル
C 服地

Claims (12)

  1. 霧及び/又は水蒸気を噴出して空気の加湿を行う加湿器であって、
    霧及び/又は水蒸気を噴出する噴出部が形成された加湿器本体と、
    前記加湿器を設置するための設置部と、
    を備え、
    前記設置部により設置された状態における前記噴出部からの霧及び/又は水蒸気の噴出方向を変更する噴出方向変更機構を備えることを特徴とする加湿器。
  2. 前記設置部と前記加湿器本体との間を接続する接続部を備え、
    前記加湿器本体と前記接続部とは、
    前記加湿器本体に備えられたガイド部と、
    前記接続部に備えられた前期ガイド部を摺動可能に固定する固定用スライドと、
    によって取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の加湿器。
  3. 前記ガイド部は、
    前記加湿器本体の周囲を周回するリング状部材と、
    前記リング状部材を前記加湿器本体の外面に摺動可能に取り付けるリング状部材取付部と、
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の加湿器。
  4. 前記設置部と前記加湿器本体との間を接続する接続部を備え、
    前記設置部と前記接続部とは、
    前記接続部の一端部に備えられ、略球状に形成された球状部材と、
    前記設置部に備えられ、前記球状部材を回転可能に収容する球状部材取付部と、
    によって取り付けられることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の加湿器。
  5. 前記設置部と前記加湿器本体との間を接続する接続部を備え、
    前記設置部に前記接続部が取り付けられる方向を変更可能であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の加湿器。
  6. 前記設置部と前記加湿器本体との間を接続する接続部を備え、
    前記接続部は伸縮可能に形成された伸縮部を備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の加湿器。
  7. 前記設置部は、
    前記加湿器を空調衣服のファンに取り付けて空調衣服の服本体内に設置可能に構成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の加湿器。
  8. 前記設置部は、前記ファンの周囲を周回させることができるベルトを備えることを特徴とする請求項7に記載の加湿器。
  9. 前記ベルトの長さを変更可能であることを特徴とする請求項8に記載の加湿器。
  10. 前記設置部と前記加湿器本体との間を接続する接続部を備え、
    前記設置部は、前記接続部が取り付けられる第1ベルトと、前記第1ベルトの両端部に取り付けられる第2ベルトと、を備え、前記第1ベルトの両端部の間に位置する前記第2ベルトの長さを変更可能であることを特徴とする請求項9に記載の加湿器。
  11. 霧及び/又は水蒸気を噴出する噴出部の位置を、前記ファンの中心軸を回転軸として回転するようにして変更可能であることを特徴とする請求項7から10のいずれか一項に記載の加湿器。
  12. 請求項1から11のいずれか一項に記載の加湿器を備えることを特徴とする空調衣服。
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