JP2016037887A - 内燃機関 - Google Patents

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Abstract

【課題】シリンダブロックに形成される冷却水通路の位置を最適化して、シリンダヘッドに冷却水通路を容易に加工することができる内燃機関を提供すること。【解決手段】エンジンにおいて、冷却水通路が、メインギャラリ11に対して上方に離隔してシリンダブロック3の外壁面3aに開口する冷却水排出孔18と、エンジンの上下方向に延びるようにしてシリンダブロック3の外壁面3aから突出する凸部22によって囲まれ、冷却水排出孔18に連通するガイド溝23とを有し、ガイド溝23の端部23aを冷却水排出孔18からメインギャラリ11に対して気筒の配列方向と直交する方向で重なる位置まで延ばし、ガイド溝23の端部23aをオイルクーラの冷却水通路に連通させる。【選択図】図8

Description

本発明は、内燃機関に関し、特に、シリンダブロックにオイルクーラが取付けられた内燃機関に関する。
一般に、内燃機関には内燃機関に設けられたピストンとクランクシャフトとの間の潤滑部位やカムシャフトとカム軸受との間の潤滑部位等を潤滑するためのオイルが設けられている。このオイルは、高温となると粘性が低くなり、潤滑部位の潤滑性を低下させてしまうため、オイルの粘性を高くするためにオイルクーラによってオイルを冷却するようにしている。
このオイルクーラは、内燃機関と別体のオイル配管およびオイル配管を取り囲む冷却水管等を備えているため、内燃機関の周辺のレイアウトの制約、部品点数の増加による重量増やコスト増を招来することから、これら不具合を解消するためにオイルクーラをシリンダブロックに直接取付けるようにした内燃機関が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この内燃機関は、シリンダブロックの外壁面に、オイルを排出する排出口と、排出口の周囲を囲みオイルクーラにオイルを導入するオイル溜まりと、オイル溜まりの上方に形成された冷却水の給水路および排水路とを備えている。
シリンダブロックに取付けられたオイルクーラは、オイル溜まりに連通する給油孔と、オイルの排出口に連通する給油孔と、給水路に連通する給水路と、排水路に連通する排水路とを備えている。
オイルの排出口は、シリンダブロックに形成されたメインギャラリに連通しており、オイルの排出口は、気筒の配列方向と直交する方向でメインギャラリの一部と重なる位置に形成される。
実開平5−47340号公報
このような従来の内燃機関にあっては、シリンダブロックの外壁面に形成されたオイルの排出口の周囲にオイル溜まりが形成され、さらに、オイル溜まりの上方に冷却水の給水路および排水路が形成されている。
このため、シリンダブロックの外壁面に対するオイル通路や冷却水通路の構造が大きくなってしまい、それに伴ってオイルクーラが大型化してしまうおそれがある。
オイル通路や冷却水通路の構造を小さくするために、オイルの排出口に隣接するようにして給水路および排水路の少なくとも一方を形成した場合には、オイルの排出口が気筒の配列方向と直交する方向でメインギャラリの一部と重なる位置に形成されることから、オイルの排出口の穴開け加工をするためにメインギャラリを跨ぐ必要がある。
このため、オイルの排出口の穴開け加工を行うために、シリンダブロックに対して異なる方向から何カ所も穴を開けた後に穴を繋いで、給水路および排水路をシリンダブロックの内部の冷却水通路に連通する必要がある。このため、給水路および排水路の加工が面倒になってしまい、シリンダブロックの生産性が低下してしまう。
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたものであり、シリンダブロックに形成される冷却水通路の位置を最適化して、シリンダヘッドに冷却水通路を容易に加工することができる内燃機関を提供することを目的とするものである。
本発明の第1の態様は、気筒の配列方向に延び、オイルを潤滑部に供給するメインギャラリと、オイル供給源からオイルが供給される第1のオイル通路と、第1のオイル通路から供給されるオイルをメインギャラリに導入する第2のオイル通路と、ウォータジャケットから冷却水が供給される第1の冷却水通路とを備えたシリンダブロックと、シリンダブロックに取付けられ、第1のオイル通路から供給されるオイルを第2のオイル通路に導入する第3のオイル通路と、第1の冷却水通路から冷却水が導入される第2の冷却水通路とを有し、第3のオイル通路を流れるオイルと第2の冷却水通路に流れる冷却水との間で熱交換を行うオイルクーラとを備え、第2のオイル通路が、第3のオイル通路からオイルが導入されるようにシリンダブロックの外壁面に開口され、気筒の配列方向と直交する方向でメインギャラリの一部と重なる位置に形成されるオイル導入孔を有する内燃機関であって、第1の冷却水通路が、メインギャラリに対して上方または下方に離隔してシリンダブロックの外壁面に開口する冷却水排出孔と、内燃機関の上下方向に延びるようにしてシリンダブロックの外壁面から突出する凸部によって囲まれ、冷却水排出孔に連通するガイド溝とを有し、ガイド溝の端部を冷却水排出孔からメインギャラリに対して気筒の配列方向と直交する方向で重なる位置まで延ばし、ガイド溝の端部をオイルクーラの第2の冷却水通路に連通させたものから構成されている。
このように上記の第1の態様によれば、内燃機関において、第1の冷却水通路が、メインギャラリに対して上方または下方に離隔してシリンダブロックの外壁面に開口する冷却水排出孔と、内燃機関の上下方向に延びるようにしてシリンダブロックの外壁面から突出する凸部によって囲まれ、冷却水排出孔に連通するガイド溝とを有し、ガイド溝の端部を冷却水排出孔からメインギャラリに対して気筒の配列方向と直交する方向で重なる位置まで延ばし、ガイド溝の端部をオイルクーラの第2の冷却水通路に連通させた。
これにより、冷却水排出孔からオイルクーラの第2の冷却水通路に連通する冷却水通路の一部をガイド溝から構成し、冷却水排出孔をメインギャラリから上方または下方に離すことができる。このため、冷却水排出孔の穴開け加工が複雑になることを防止して、冷却水排出孔をウォータジャケットに連通できる。
また、冷却水排出孔からオイルクーラの第2の冷却水通路に連通する第1の冷却水通路の一部をガイド溝から構成することができるので、冷却水通路の一部を鋳造によってシリンダブロックと一体で成形することができる。このため、第1の冷却水通路の加工をより一層容易に行うことができ、シリンダブロックの生産性を向上できる。
また、仮に、ガイド溝に代えてガイド溝に相当する部位を穴開け加工によって穴から構成した場合には、穴の径の分だけオイルクーラの取付け面をシリンダブロックの外壁面から大きく突出させる必要がある。このため、オイルクーラがシリンダブロックの外壁面から遠くに設置されてしまうことになり、オイルクーラの設置スペースが大きくなる。
これに対して、本実施形態の内燃機関は、第1の冷却水通路を外壁面から突出する凸部によって囲まれるガイド溝から構成したので、オイルクーラの取付け面、すなわち、凸部の突出端をシリンダブロックの外壁面から大きく突出させる必要がない。
これにより、オイルクーラをシリンダブロックの外壁面の近くに設置することができ、オイルクーラの設置スペースを小さくできる。
図1は、本発明の内燃機関の一実施形態を示す図であり、エンジンの正面図である。 図2は、本発明の内燃機関の一実施形態を示す図であり、過給機および触媒コンバータを取り外した状態のエンジンの正面図である。 図3は、本発明の内燃機関の一実施形態を示す図であり、エンジンを下方から見た斜視図である。 図4は、本発明の内燃機関の一実施形態を示す図であり、図2のIV−IV方向矢視断面図である。 図5は、本発明の内燃機関の一実施形態を示す図であり、図2のV−V方向矢視断面図である。 図6は、本発明の内燃機関の一実施形態を示す図であり、エンジンの縦断面図である。 図7は、本発明の内燃機関の一実施形態を示す図であり、冷却水排出孔やガイド溝の周辺を示すエンジンの正面図である。 図8は、本発明の内燃機関の一実施形態を示す図であり、冷却水排出孔やガイド溝の拡大図である。 図9は、本発明の内燃機関の一実施形態を示す図であり、オイルプレートの外観図である。
以下、本発明に係る内燃機関の実施形態について、図面を用いて説明する。
図1〜図9は、本発明に係る一実施形態の内燃機関を示す図である。
まず、構成を説明する。
図1において、自動車等の車両1に搭載される内燃機関としてのエンジン2は、シリンダブロック3を備えている。シリンダブロック3の上部にはシリンダヘッド4が設けられており、シリンダブロック3の下部にはオイルが貯留されるオイルパン5が設けられている(図2参照)。
図3において、シリンダブロック3には車幅方向に沿って複数の気筒6が設けられており、図6に示すように、気筒6の内部にはピストン3Aが往復動自在に設けられている。ピストン3Aは、コネクティングロッド3Bを介してクランクシャフト3Cに連結されており、ピストン3Aの往復運動は、コネクティングロッド3Bを介してクランクシャフト3Cの回転運動に変換される。
図1において、シリンダヘッド4の前面には過給機7が設けられている。図4において、シリンダヘッド4には排気ポート4Aが形成されており、過給機7にはシリンダヘッド4の底面に形成された燃焼室4Bで燃焼された排気ガスが排気ポート4Aを介して導入される。
図1において、過給機7は、図示しないタービンを収納するタービンハウジング7Aおよび図示しないコンプレッサを収納するコンプレッサハウジング7Bを備えており、タービンおよびコンプレッサは、回転軸によって連結されている。図1において、回転軸の回転中心軸7aを破線で示す。タービンハウジング7Aには触媒コンバータ8が取付けられており、触媒コンバータ8は、タービンハウジング7Aから導入される排気ガスを浄化した後、図示しない排気管に排出する。
コンプレッサハウジング7Bには図示しない吸気管が接続されている。過給機7は、排気ガスの圧力によって回転するタービンと同一の回転数で回転するコンプレッサにより、吸入空気を圧縮してシリンダヘッド4の吸気ポート4C(図4参照)を介して気筒6に送り込む。
図2、図5において、オイルパン5の前面にはオイルフィルタ9が設けられており、オイルフィルタ9は、図示しないオイルポンプによってオイルパン5から汲み上げられたオイルを浄化する。ここで、オイルパン5およびオイルフィルタ9は、本発明のオイル供給源を構成する。
シリンダブロック3の前面にはサブギャラリ10が形成されており、オイルフィルタ9によって浄化されたオイルは、オイルポンプによってサブギャラリ10に導入される。
図3、図5、図6において、シリンダブロック3にはオイルが流通するメインギャラリ11が形成されており、メインギャラリ11は、気筒6の配列方向(図3の車幅方向)に延びている。メインギャラリ11は、図示しない複数の油路に連通しており、メインギャラリ11を流れるオイルは、この油路を通してピストン3Aと気筒6の間やクランクシャフト3C等の潤滑部位に供給される。
図1において、メインギャラリ11および過給機7は、オイル配管30によって連結されており、メインギャラリ11のオイルは、過給機7の回転軸に供給される。
シリンダブロック3の外壁面3aには圧力センサ31が取付けられており、圧力センサ31は、メインギャラリ11を流れるオイルの圧力を検出して図示しない制御回路に検出情報を送信する。制御回路は、圧力センサ31からの検出情報に基づいてオイルパン5のオイルレベルが低下したことやメインギャラリ11を流れるオイルの圧力異常の有無等を判断する。
シリンダブロック3の外壁面3aにはオイルクーラ25が取付けられている。オイルクーラ25は、メインギャラリ11の延びる方向において圧力センサ31とオイル配管30とに挟まれており、オイルクーラ25は、触媒コンバータ8、過給機7および圧力センサ31によって囲まれる空間に設置される。
図7、図8おいて、シリンダブロック3の外壁面3aにはオイル排出孔12が開口しており、オイル排出孔12は、サブギャラリ10におけるオイルの排出方向の下流部である。シリンダブロック3の外壁面3aにはオイル導入孔13が形成されており、オイル導入孔13は、メインギャラリ11に連通している(図3参照)。ここで、サブギャラリ10は、本発明の第1のオイル通路を構成し、オイル導入孔13は、本発明の第2のオイル通路を構成する。
図3、図4において、オイル導入孔13は、気筒6の配列方向と直交する方向でメインギャラリ11の一部と重なる位置に形成されている。
図4、図6において、気筒6の周囲にはウォータジャケット15が形成されており、ウォータジャケット15には図示しない冷却水通路が連通している。エンジン2には図示しないウォータポンプが設けられており、ウォータポンプは、冷却水通路を通してウォータジャケット15に冷却水を供給する。
シリンダブロック3には冷却水通路17(図3、図7に仮想線で示す)が形成されており、冷却水通路17は、ウォータジャケット15からシリンダブロック3の外壁面3aまで延びている。
図7、図8おいて、シリンダブロック3の外壁面3aには冷却水排出孔18が開口しており、冷却水排出孔18は、冷却水通路17における冷却水の流れ方向の下流部であり、本発明の第1の冷却水通路を構成する。また、本実施形態の冷却水通路17は、冷却水排出孔18からメインギャラリ11よりもシリンダブロック3の内方に延びている。シリンダヘッド4の外壁面3aには冷却水導入孔19が開口している。
図4において、シリンダブロック3には冷却水通路20が形成されており、冷却水通路20は、冷却水導入孔19に連通し、冷却水導入孔19は、冷却水通路20における冷却水の流れ方向の上流部である。
シリンダヘッド4にはウォータジャケット21が形成されており、冷却水通路20はウォータジャケット21に連通している。これにより、冷却水通路20からウォータジャケット21に冷却水を供給することにより、ウォータジャケット21が冷却される。
図7、図8において、冷却水排出孔18は、メインギャラリ11に対して上方に離隔してシリンダブロック3の外壁面3aに開口している。冷却水通路17は、ガイド溝23を備えている。ガイド溝23は、エンジン2の上下方向に延びるようにしてシリンダブロック3の外壁面3aから突出する凸部22によって囲まれており、ガイド溝23は、冷却水排出孔18に連通している。
ガイド溝23の端部23aは、冷却水排出孔18からメインギャラリ11に対して気筒6の配列方向と直交する方向で重なる位置まで延びており、ガイド溝23の端部23aは、後述するオイルクーラの冷却水通路に連通する。
また、オイル排出孔12、オイル導入孔13および冷却水導入孔19は、シリンダブロック3の外壁面3aから突出する凸部24に形成されており、凸部24の突出端24aは、凸部22の突出端22aと同一平面上に形成される(図3参照)。また、凸部22の突出端22aと凸部24の突出端24aとは連続面に形成される。
図1〜図3、図5において、シリンダブロック3の外壁面3aにはオイルクーラ25がボルト26によって取付けられており、オイルクーラ25は、触媒コンバータ8の側方に取付けられている。
図9に示すように、オイルクーラ25は、オイル排出孔12およびオイル導入孔13に連通するオイル通路27と、冷却水排出孔18および冷却水導入孔19に連通する冷却水通路28とを備えている。
オイル通路27にはオイル排出孔12からオイルが導入され、オイル通路27を流れるオイルは、オイル導入孔13に排出される。冷却水通路28には冷却水排出孔18からガイド溝23を通してガイド溝23の端部23aから冷却水が導入され、冷却水通路28を流れる冷却水は、冷却水導入孔19に排出される。
これにより、オイル通路27を流れるオイルと冷却水通路28を流れる冷却水との間で熱交換が行われ、オイルが冷却水によって冷却される。ここで、オイル通路27は、本発明の第3のオイル通路を構成し、冷却水通路28は、本発明の第2の冷却水通路を構成する。
ここで、図4、図5、図8において、冷却水の流れる方向を符号Wで示し、オイル流れる方向を符号Oで示す。
オイルクーラ25は、背面に取付け面25aを有し、取付け面25aは、凸部22の突出端22aおよび凸部24の突出端24aに接触した状態で、ボルト26によってシリンダブロック3の外壁面3aに取付けられる。
また、オイルクーラ25の取付け面25aが凸部22の突出端22aに接触することにより、ガイド溝23が冷却水通路を形成する。但し、オイルクーラ25の冷却水通路28の入口は、気筒6の配列方向と直交する方向においてガイド溝23の端部23aと連通しており、ガイド溝23を流れる冷却水は、冷却水通路28に導かれる。
図3において、気筒6の配列方向と直交する方向において、サブギャラリ10の一部は、メインギャラリ11とガイド溝23との間のシリンダブロック3の部位(以下、この部位を厚肉部29という)に形成される。
図7、図8において、ガイド溝23の深さは、ガイド溝23の幅、すなわち、凸部22の間隔よりも小さく形成されており、ガイド溝23の底面23bは、扁平形状に形成されている。
オイルクーラ25のオイル通路27からオイルが導入されるオイル導入孔13およびガイド溝23の端部23aは、凸部22を介して水平方向で隣接しており、オイル導入孔13および冷却水導入孔19は、上下方向で対向している。オイル排出孔12および冷却水導入孔19は、凸部24を介して水平方向で隣接しており、オイル排出孔12およびガイド溝23の端部23aは、上下方向で対向している。
このように本実施形態のエンジン2において、冷却水通路17が、メインギャラリ11に対して上方に離隔してシリンダブロック3の外壁面3aに開口する冷却水排出孔18と、エンジン2の上下方向に延びるようにしてシリンダブロック3の外壁面3aから突出する凸部22によって囲まれ、冷却水排出孔18に連通するガイド溝23とを有する。
そして、ガイド溝23の端部23aを冷却水排出孔18からメインギャラリ11に対して気筒6の配列方向と直交する方向で重なる位置まで延ばし、ガイド溝23の端部23aをオイルクーラ25の冷却水通路28に連通させた。
これにより、冷却水排出孔18からオイルクーラ25の冷却水通路28に連通する冷却水通路17の一部をガイド溝23から構成し、冷却水排出孔18をメインギャラリ11から上方に離すことができる。このため、冷却水排出孔18の穴開け加工が複雑になることを防止して、冷却水排出孔18をウォータジャケット21に連通できる。
この結果、シリンダブロック3に形成される冷却水通路17の位置を最適化して、シリンダヘッド4に冷却水通路17を容易に加工できる。
また、冷却水排出孔18からオイルクーラ25の冷却水通路28に連通する冷却水通路17の一部をガイド溝23から構成することができるので、冷却水通路17の一部を鋳造によってシリンダブロック3と一体で成形することができる。このため、冷却水通路17の加工を容易に行うことができ、シリンダブロック3の生産性を向上できる。
また、仮に、ガイド溝23に代えてガイド溝23に相当する部位を穴開け加工によって形成される穴から構成した場合には、穴の径の分だけオイルクーラ25の取付け面25aをシリンダブロック3の外壁面3aから大きく突出させる必要がある。このため、オイルクーラ25がシリンダブロック3の外壁面3aから遠くに設置されてしまうことになり、オイルクーラ25の設置スペースが大きくなる。
これに対して、本実施形態のエンジン2は、冷却水通路17を外壁面3aから突出する凸部22によって囲まれるガイド溝23から構成したので、オイルクーラ25の取付け面25a、すなわち、凸部22の突出端22aをシリンダブロック3の外壁面3aから大きく突出させる必要がない。
これにより、オイルクーラ25をシリンダブロック3の外壁面3aの近くに設置することができ、オイルクーラ25の設置スペースを小さくできる。
なお、本実施形態のエンジン2は、冷却水排出孔18が、メインギャラリ11に対して上方に離隔してシリンダブロック3の外壁面3aに開口しているが、冷却水排出孔18が、メインギャラリ11に対して下方に離隔してシリンダブロック3の外壁面3aに開口してもよい。
また、本実施形態のエンジン2によれば、冷却水通路17が、冷却水排出孔18からシリンダブロック3の内方に延びてウォータジャケット21に連通する。これにより、メインギャラリ11を跨がずに冷却水排出孔18を1回の加工でウォータジャケット21に連通させることができ、冷却水排出孔18の加工を容易に行うことができる。
また、本実施形態のエンジン2によれば、気筒6の配列方向と直交する方向において、サブギャラリ10の一部が、メインギャラリ11とガイド溝23との間のシリンダブロック3の厚肉部29に形成される。
これにより、メインギャラリ11とガイド溝23との間のシリンダブロック3の厚肉部29を利用してサブギャラリ10の一部を形成することができ、シリンダブロック3にサブギャラリ10を容易に形成できる。
また、サブギャラリ10をガイド溝23と重ねて形成することができるので、サブギャラリ10とガイド溝23を形成するためのシリンダブロック3の外壁面3aからの厚み、すなわち、突出量を少なくできる。したがって、シリンダブロック3の外壁面3aからの凸部22の突出量も少なくできる。
ここで、上述したように、仮に、ガイド溝23に代えてガイド溝23に相当する部位を穴開け加工によって形成される穴から構成した場合には、穴が円形となるため、穴の径の分だけオイルクーラ25の取付け面25aをシリンダブロック3の外壁面3aから大きく突出させる必要がある。
これに対して、ガイド溝23の深さをガイド溝23の幅よりも小さく形成し、ガイド溝23の底面を扁平形状に形成することで、シリンダブロック3の外壁面3aからの凸部22の突出量を小さくできる。このため、オイルクーラ25の取付け面25aをシリンダブロック3の外壁面3aから大きく突出させることをより効果的に防止できる。
また、本実施形態のエンジン2によれば、第2のオイル通路が、シリンダブロック3の外壁面3aに開口されてオイル通路27からオイルが導入されるオイル導入孔13を有し、オイル導入孔13とガイド溝23の端部23aとを隣接させた。
これにより、オイル排出孔12、オイル導入孔13、冷却水排出孔18および冷却水導入孔19を近接して設けることができ、シリンダブロック3の外壁面3aに対するオイルクーラ25の設置面積を小さくできる。このため、オイルクーラ25をより一層小型化できる。
本発明の実施形態を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正および等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
2...エンジン(内燃機関)、3...シリンダブロック、3a...外壁面、5...オイルパン(オイル供給源)、6...気筒、9...オイルフィルタ(オイル供給源)、10...サブギャラリ(第1のオイル通路)、11...メインギャラリ、13...オイル導入孔(第2のオイル通路)、15...ウォータジャケット、17...冷却水通路(第1の冷却水通路)、18...冷却水排出孔(第1の冷却水通路)19...冷却水導入孔、22...凸部、22a...突出端(凸部の突出端)、23...ガイド溝、23a...端部(ガイド溝の端部)、23b...底面(ガイド溝の底面)、25...オイルクーラ、27...オイル通路(第3のオイル通路)、28...冷却水通路(第2の冷却水通路)

Claims (5)

  1. 気筒の配列方向に延び、オイルを潤滑部位に供給するメインギャラリと、オイル供給源からオイルが供給される第1のオイル通路と、前記第1のオイル通路から供給されるオイルを前記メインギャラリに導入する第2のオイル通路と、ウォータジャケットから冷却水が供給される第1の冷却水通路とを備えたシリンダブロックと、
    前記シリンダブロックに取付けられ、前記第1のオイル通路から供給されるオイルを前記第2のオイル通路に導入する第3のオイル通路と、前記第1の冷却水通路から冷却水が導入される第2の冷却水通路とを有し、前記第3のオイル通路を流れるオイルと前記第2の冷却水通路に流れる冷却水との間で熱交換を行うオイルクーラとを備え、
    前記第2のオイル通路が、前記第3のオイル通路からオイルが導入されるように前記シリンダブロックの外壁面に開口され、前記気筒の配列方向と直交する方向で前記メインギャラリの一部と重なる位置に形成されるオイル導入孔を有する内燃機関であって、
    前記第1の冷却水通路が、前記メインギャラリに対して上方または下方に離隔して前記シリンダブロックの外壁面に開口する冷却水排出孔と、前記内燃機関の上下方向に延びるようにして前記シリンダブロックの外壁面から突出する凸部によって囲まれ、前記冷却水排出孔に連通するガイド溝とを有し、
    前記ガイド溝の端部を前記冷却水排出孔から前記メインギャラリに対して前記気筒の配列方向と直交する方向で重なる位置まで延ばし、前記ガイド溝の端部を前記オイルクーラの前記第2の冷却水通路に連通させたことを特徴とする内燃機関。
  2. 前記第1の冷却水通路は、前記冷却水排出孔から前記メインギャラリよりも前記シリンダブロックの内方に延びて前記ウォータジャケットに連通することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関。
  3. 前記気筒の配列方向と直交する方向において、前記第1のオイル通路の一部が、前記メインギャラリと前記ガイド溝との間の前記シリンダブロックの部位に形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内燃機関。
  4. 前記ガイド溝の深さが前記ガイド溝の幅よりも小さく形成され、前記ガイド溝の底面が扁平形状に形成されることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の内燃機関。
  5. 前記オイル導入孔と前記ガイド溝の端部とを隣接させたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の内燃機関。
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