JP2008064054A - シリンダブロックおよび内燃機関 - Google Patents

シリンダブロックおよび内燃機関 Download PDF

Info

Publication number
JP2008064054A
JP2008064054A JP2006244520A JP2006244520A JP2008064054A JP 2008064054 A JP2008064054 A JP 2008064054A JP 2006244520 A JP2006244520 A JP 2006244520A JP 2006244520 A JP2006244520 A JP 2006244520A JP 2008064054 A JP2008064054 A JP 2008064054A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder block
spacer
cylinder
side portion
wall surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006244520A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4446989B2 (ja
Inventor
Takayoshi Nakada
高義 中田
Makoto Hatano
真 羽田野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisan Industry Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisan Industry Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Aisan Industry Co Ltd
Priority to JP2006244520A priority Critical patent/JP4446989B2/ja
Priority to US11/896,892 priority patent/US7438026B2/en
Publication of JP2008064054A publication Critical patent/JP2008064054A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4446989B2 publication Critical patent/JP4446989B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F1/00Cylinders; Cylinder heads 
    • F02F1/02Cylinders; Cylinder heads  having cooling means
    • F02F1/10Cylinders; Cylinder heads  having cooling means for liquid cooling
    • F02F1/14Cylinders with means for directing, guiding or distributing liquid stream
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P3/00Liquid cooling
    • F01P3/02Arrangements for cooling cylinders or cylinder heads

Abstract

【課題】各部における温度差を好適に低減することのできるシリンダブロック、およびこれを用いて好適な内燃機関を提供する。
【解決手段】内燃機関10のシリンダブロック13には、シリンダボア11の周囲に、冷却水を循環させるウォータジャケット23が形成される。シリンダブロック13には、ウォータジャケット23の外部から内部に冷却水を導入する導入通路27が形成される。ウォータジャケット23の内部にはシリンダボア11の周囲において延びるスペーサ30が設けられる。シリンダブロック13における上記導入通路27の開口部27aが形成された開口側部分ではスペーサ30の内壁面とシリンダボア11の外壁面とが接触するとともに、シリンダボア11を基準として前記開口側部分と反対側の反開口側部分ではスペーサ30の内壁面とシリンダボア11の外壁面とが接触しない状態で、スペーサ30が配設される。
【選択図】図7

Description

本発明は、冷却水の流路を定めるスペーサがウォータジャケットの内部に設けられたシリンダブロックおよび内燃機関に関するものである。
一般に、内燃機関はシリンダボアの形成されたシリンダブロックを備えており、このシリンダブロックの内部にはシリンダボアの周囲を囲む形状のウォータジャケットが形成されている。シリンダブロックにはウォータジャケットの内部と外部とを繋ぐ導入通路が形成されており、この導入通路を介してウォータジャケットの内部に冷却水が導入される。そして、ウォータジャケットの内部を流れる冷却水と同ウォータジャケットの壁面との熱交換を通じて内燃機関が冷却される。
ここで、ウォータジャケット内部にあっては、冷却水の流れ方向における上流側において熱交換が行われた後の冷却水が下流側に流れ込むようになっている。そのため、冷却水の流れ方向下流側にあたる部分の冷却効率が低くなり易く、同上流側にあたる部分の温度が該下流側にあたる部分の温度よりも低くなるといったようにシリンダブロックの各部に温度差が生じやすい。そして、そうした温度差は、シリンダボアの不要な変形を招くなど、フリクション増大の一因となるために好ましくない。
そのため従来、例えば特許文献1に見られるように、ウォータジャケットの内部にスペーサを設けることが提案されている。
この特許文献1には、ウォータジャケットの内部をシリンダボア側とシリンダブロック外壁側とに仕切る形状のスペーサを設けるとともに、同スペーサの内壁にシリンダボア外壁との間隙において冷却水の流れを絞るための複数のリブを突設し、それらリブの幅を上流側ほど大きく設定することが提案されている。このシリンダブロックでは、冷却水の流れ方向上流側にあたる部分ほど、リブによる絞り効果が大きいことから冷却水の流速が低くなり、冷却水による冷却効果が小さくなる。こうした構成を採用してシリンダブロックの各部における冷却効率を調整することによって、同シリンダブロックの各部における温度差の低減を図ることは可能になる。
特開2006−90196号公報
上記特許文献1に記載のシリンダブロックでは、ウォータジャケット内の各部における冷却水の流速を相違させることによって、シリンダブロックの各部における温度差の低減を図ることは可能になる。
ただし、このシリンダブロックも、ウォータジャケット内部における冷却水の流れ方向上流側の部分において熱交換が行われた後の冷却水が同流れ方向下流側の部分に流れ込む構造であり、該下流側における冷却効率が上記上流側の部分における熱交換の状況に依存する構造である。
したがって上記シリンダブロックでは、その上記上流側にあたる部分と下流側にあたる部分との間で生じる温度差を低減するのには限界があり、その温度差の低減を図る上では改善の余地があると云える。
本発明は、そうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、各部における温度差を好適に低減することのできるシリンダブロック、およびこれを用いて好適な内燃機関を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について説明する。
請求項1に記載の発明は、冷却水を循環させるウォータジャケットがシリンダボアの周囲に形成されるとともに前記ウォータジャケットの外部から内部に冷却水を導入する導入通路が形成され、前記シリンダボアの周囲において延びるスペーサが前記ウォータジャケットの内部に設けられるシリンダブロックにあって、前記導入通路の前記ウォータジャケット側の開口部が形成された開口側部分では前記スペーサの内壁面と前記シリンダボアの外壁面とが接触するとともに、前記シリンダボアを基準として前記開口側部分と反対側の反開口側部分では前記スペーサの内壁面と前記シリンダボアの外壁面とが接触しない状態で、前記スペーサが配設されることをその要旨とする。
上記構成によれば、シリンダブロックの開口側部分、すなわちウォータジャケットの内部に冷却水が導入される側の部分であって同ウォータジャケット内部を流れる冷却水の温度が低い部分においては、シリンダボア外壁面とスペーサの内壁面とが接触した状態になるためにそれらシリンダボア外壁面およびスペーサの内壁面の間隙を小さくすることができ、同間隙を通過してシリンダボアの外壁面に当接する冷却水の量を少なくすることができる。しかも、シリンダブロックの反開口側部分、すなわちウォータジャケット内部を流れる冷却水の温度が比較的高い部分においては、シリンダボア外壁面とスペーサの内壁面とが接触しない状態になるためにそれらシリンダボア外壁面およびスペーサの内壁面の間隙を大きくすることができ、同間隙を介して多量の冷却水をシリンダボアの外壁面に当接させることができる。したがって、ウォータジャケット内部を流れる冷却水の温度が低い開口側部分においては冷却水による冷却効果を小さくするとともに、冷却水の温度が比較的高い反開口側部分においては同冷却効果を大きくするといったように冷却水の流通態様を設定することができ、シリンダブロックの各部における温度差を好適に低減することができるようになる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のシリンダブロックにおいて、前記導入通路が複数形成されてなることをその要旨とする。
複数の導入通路が形成される構成では、異なる複数の位置において低温の冷却水がウォータジャケットの内部に導入されて、上記シリンダブロックの開口側部分を流れる冷却水の温度が比較的広い範囲にわたって低くなるために、同シリンダブロックの開口側部分の冷却効果が過度に大きくなり易い。この点、上記構成によれば、そうした構成のシリンダブロックにあって、開口側部分および反開口側部分の温度差を好適に低減することができるようになる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のシリンダブロックにおいて、前記スペーサは、その外壁面の前記開口部に対向する部分より機関燃焼室から遠い側の位置に鍔部が突設されてなることをその要旨とする。
上記構成によれば、ウォータジャケット内に流入した直後の冷却水流れのうち、機関燃焼室から遠い側に向かう流れが鍔部によって遮られるようになる。そのため、ウォータジャケット内に流入した冷却水がスペーサの上記機関燃焼室から遠い側の端部を超えて、シリンダボアの外壁面に当接することや同外壁面とスペーサの内壁面との間隙に流入することを抑制することができる。これにより、シリンダブロックの開口側部分が過度に冷却されることを好適に抑制することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載のシリンダブロックにおいて、前記スペーサは、その内壁面から突出する形状の凸部が前記反開口側部分に配設される位置に形成されてなることをその要旨とする。
上記構成によれば、仮に振動などに伴ってスペーサが上記開口側部分に向けて移動した場合であっても、シリンダブロックの反開口側部分において、スペーサに形成された凸部の突端がシリンダボア外壁面に当接するようになる。そのため、シリンダブロックの反開口側部分におけるシリンダボア外壁面とスペーサ内壁面との間隙を確保するとともに、同シリンダブロックの開口側部分における上記間隙が大きくなることを抑制することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載のシリンダブロックにおいて、前記スペーサは、前記シリンダボアの周囲を囲む形状に形成されてなることをその要旨とする。
上記構成によれば、スペーサによって、ウォータジャケット内部におけるシリンダボア側とシリンダブロックの外壁側とをシリンダボアの周囲全体において仕切ることができる。そのため、開口側部分におけるシリンダボア外壁面とスペーサ内壁面との間隙に冷却水が流入することを的確に抑制することができ、シリンダブロックの開口側部分が過度に冷却されることを好適に抑制することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載のシリンダブロックを具備し、前記シリンダブロックは、その前記開口側部分が前記反開口側部分より鉛直方向における上方位置になるように配設されてなることをその要旨とする。
上記構成では、スペーサの自重が、シリンダブロックの開口側部分においてはスペーサ自身をシリンダボアの外壁面に押し付ける方向に作用し、シリンダブロックの反開口側部分においてはスペーサ自身をシリンダボアの外壁面から離間させる方向に作用する。したがって上記構成によれば、スペーサの内壁面とシリンダボアの外壁面とがシリンダブロックの開口側部分では接触するとともに同シリンダブロックの反開口側部分では接触しない状態となるように、スペーサの自重を利用して同スペーサを配設することができるようになる。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の内燃機関において、前記シリンダボアがV字状に配設されたV型のボア配列のものであり、前記シリンダブロックは、両バンクの谷間側にあたる部分が前記開口側部分であって、前記シリンダボアを基準として前記両バンクの前記谷間側の部分とは反対側にあたる部分が前記反開口側部分であることをその要旨とする。
上記構成によれば、V型内燃機関の両バンクに対してそれぞれ、スペーサの内壁面とシリンダボアの外壁面とがシリンダブロックの開口側部分では接触するとともに同シリンダブロックの反開口側部分では接触しない状態となるように、スペーサの自重を利用して同スペーサを配設することができる。
請求項8に記載の発明は、請求項6または7に記載の内燃機関または請求項1〜5のいずれか一項に記載のシリンダブロックを具備した内燃機関において、冷却水を圧送するウォータポンプが設けられてなり、同ウォータポンプがシリンダヘッド内部の冷却水通路と前記ウォータジャケットとに対して各別の経路で連通されてなることをその要旨とする。
一般に、シリンダヘッド内部に形成された冷却水通路と前記ウォータジャケットとに対してウォータポンプが各別の経路で連通される内燃機関にあっては、同一の経路で連通される内燃機関、すなわちシリンダヘッド内部の冷却水通路に供給される冷却水の全てがウォータジャケットを通過する内燃機関と比べて、ウォータジャケット内部を流れる冷却水の単位時間当たりの流量が少ない。そのため、シリンダブロックの開口側部分と反開口側部分との間における冷却効果の差が大きくなり易く、それら開口側部分および反開口側部分の温度差も大きくなり易い。
この点、上記構成によれば、そうした内燃機関にあって、シリンダブロックの開口側部分および反開口側部分の温度差を好適に低減することができるようになる。
以下、本発明を具体化した一実施の形態について説明する。
図1に、本実施の形態にかかる内燃機関の概略構成を示す。
同図1に示すように、本実施の形態にかかる内燃機関10は、複数(本実施の形態では4つ)のシリンダボア11が形成されたバンクVを二つ備えて、それらバンクVが所定の開き角(本実施の形態では「90°」)をもってV字状に配置されたV型の内燃機関である。
この内燃機関10は、シリンダヘッド12、シリンダブロック13、およびロアケース14を備えている。シリンダヘッド12は各バンクVの上部を構成するものであり、シリンダブロック13は各バンクVの下部およびクランクケース上部が一体形成されたものである。また、ロアケース14は内燃機関10のクランクケース下部を構成するものである。
シリンダブロック13には上記シリンダボア11が形成されており、シリンダボア11の内部にはピストン15が往復移動可能に設けられている。内燃機関10の内部には、上記シリンダボア11とシリンダヘッド12とピストン15とによって燃焼室16が区画形成されている。
シリンダヘッド12には、上記燃焼室16と吸気通路17とを連通する吸気ポート18と、同燃焼室16と排気通路19とを連通する排気ポート20とがそれぞれ形成されている。また、シリンダヘッド12には、吸気ポート18を開閉するための吸気バルブ21と排気ポート20を開閉するための排気バルブ22とが設けられている。
本実施の形態にかかる内燃機関10では、両バンクVの谷間側の部分にそれぞれ吸気ポート18が形成されており、シリンダボア11を基準として両バンクVの谷間側の部分と反対側の部分にそれぞれ排気ポート20が形成されている。また、上記内燃機関10は、各バンクVの吸気ポート18側の部分が排気ポート20側の部分より鉛直方向における上方位置になるように配置されている。
シリンダブロック13の内部にはウォータジャケット23が形成されており、同ウォータジャケット23は上記シリンダボア11の周囲において延びる形状に形成されている。ウォータジャケット23の内部には、ラジエータ24を通じて冷却された後にウォータポンプ25によって圧送された冷却水が供給されて循環している。そして、その冷却水とシリンダブロック13との熱交換を通じて同シリンダブロック13(特に、そのシリンダボア11の周辺部分)が冷却されている。
シリンダヘッド12の内部には冷却水通路26が形成されている。この冷却水通路26の内部にも、上記ウォータポンプ25によって圧送された冷却水が供給されて循環している。そして、その冷却水とシリンダヘッド12との熱交換を通じて同シリンダヘッド12が冷却される。なお冷却水通路26は、燃焼室16や吸気ポート18、並びに排気ポート20の周辺を冷却するべく、それらの周囲において延びるように形成されている。
本実施の形態にかかる内燃機関10では、上記ウォータジャケット23およびウォータポンプ25が連通される経路と、上記冷却水通路26およびウォータポンプ25が連通される経路とが異なる。具体的には、ウォータジャケット23の内部にはシリンダブロック13に形成された導入通路27を通じて冷却水が導入されるのに対して、冷却水通路26の内部には、後述するバイパス通路を通じて冷却水が導入される。
なお、上記ウォータジャケット23と上記冷却水通路26とはシリンダヘッド12とシリンダブロック13との合わせ面において連通しており、導入通路27を通じてウォータジャケット23内部に導入された冷却水は、同ウォータジャケット23を通過した後に、冷却水通路26に流入するようになっている。また、シリンダヘッド12における両バンクVの谷間側の部分には冷却水通路26の内部と外部とを繋ぐ排出通路28が形成されており、この排出通路28はラジエータ24に連通されている。そして、ウォータジャケット23および冷却水通路26を通過した冷却水は、上記排出通路28を介してラジエータ24に戻されるようになっている。
ウォータジャケット23の内部には、冷却水の流れを整えるためのスペーサ30が設けられている。
以下、内燃機関10の冷却構造について詳細に説明する。
なお、内燃機関10の両バンクVの基本構造は同一であるため、以下では一方のバンクVについてのみ説明する。
図2に、シリンダブロック13のバンクVを構成する部分を谷間側から見た構造を示す。
同図2に示すように、バンクVには上記導入通路27が複数形成されている。具体的には、それら導入通路27が、複数のシリンダボア11(本実施の形態では、バンクVにおける1つのシリンダボア11を除く3つのシリンダボア11)に対応する位置にそれぞれ形成されている。
また、バンクVには前記バイパス通路29が形成されている。このバイパス通路29は、両バンクVの谷間側の部分および上記シリンダヘッド12側の端部においてそれぞれ開口している。このバイパス通路29を通じてシリンダヘッド12の冷却水通路26に冷却水が供給される。
図3に、シリンダブロック13のバンクVを構成する部分をシリンダヘッド12側から見た構造を示す。
同図3に示すように、上記スペーサ30としては、同一のバンクVの全てのシリンダボア11の周囲を囲むように延びる形状のものが設けられる。スペーサ30の内壁面はこれに対向するシリンダボア11の外壁面に沿う方向に延びる形状であって、同外壁面よりも一回り大きい形状に形成されている。また、上記導入通路27は、その上記ウォータジャケット23側の開口部27aの形成位置がバンクVにおける吸気ポート18側の部分になるように延設されている。
図4に、スペーサ30をシリンダヘッド12側から見た構造を示す。
同図4に示すように、スペーサ30の内壁面には同内壁面から突出する形状の複数の凸部31が形成されている。この凸部31は、スペーサ30の上記バンクVの排気ポート20側の部分に対応する位置に形成されている。すなわち凸部31は、バンクVにおける上記開口部27aが形成された部分を開口側部分とすると、シリンダボア11を基準として上記開口側部分と反対側の部分(反開口側部分)に形成されている。また、凸部31は複数のシリンダボア11(本実施の形態では、全てのシリンダボア11)の外壁面に対向する位置に一つずつ形成されている。
また、スペーサ30の外壁面には複数の鍔部32が突設されている。この鍔部32は、スペーサ30の上記シリンダブロック13の開口側部分に対応する位置であって、複数のシリンダボア11(本実施の形態では、全てのシリンダボア11)に対応する位置にそれぞれ形成されている。
図5に、スペーサ30を図4の矢印A方向から見た構造を示す。
同図5に示すように、上記鍔部32は、スペーサ30における上記導入通路27のウォータジャケット23側の開口部27a(図3参照)に対向する部分(同図中に破線で示す部分)より燃焼室16から遠い側(同図中の下方側)の端部に形成されている。
また、スペーサ30の前記開口側部分に配設される部分は、シリンダボア11の外壁面のほぼ全体を覆う形状となるように、同シリンダボア11の中心軸方向(同図中の上下方向)における幅が広く設定されている。
図6に、スペーサ30の図4のB−B線に沿った断面構造を示す。
同図6に示すように、スペーサ30の前記反開口側部分に配設される部分は、シリンダボア11の中心軸方向における幅が狭く設定されている。そのためウォータジャケット23の上記反開口側部分は、スペーサ30の外周側を流れる冷却水が同スペーサ30の内周側に流入し易い構造、言い換えれば、シリンダボア11の外壁面に冷却水が接し易い構造になっている。
以下、上述した冷却構造を採用することによる作用について説明する。
図7に、シリンダボア11周辺における冷却水の流通態様を模式的に示す。なお、同図7中の矢印は冷却水の流れ方向を示している。
図7に示すように、内燃機関10では、各バンクVにおいて、シリンダブロック13の開口側部分が反開口側部分より鉛直方向における上方に位置している。そのため、ウォータジャケット23内部に設けられるスペーサ30の自重が、シリンダブロック13の開口側部分においてはスペーサ30自身をシリンダボア11の外壁面に押し付ける方向に作用し、シリンダブロック13の反開口側部分においてはスペーサ30自身をシリンダボア11の外壁面から離間させる方向に作用する。これにより、スペーサ30の内壁面とシリンダボア11の外壁面とがシリンダブロック13の開口側部分では接触した状態になる一方、同シリンダブロック13の反開口側部分では接触しない状態になる。また、上記シリンダブロック13の開口側部分には導入通路27の開口部27aが形成されているために、同開口側部分においては、導入通路27を通じてウォータジャケット23内部に流入する冷却水の流れがスペーサ30をシリンダボア11の外壁面に押し付けるように作用している。
そのため、シリンダブロック13の開口側部分、すなわちウォータジャケット23内部に冷却水が導入される側の部分であって同ウォータジャケット23の内部を流れる冷却水の温度が低い部分においては、シリンダボア11の外壁面とスペーサ30の内壁面との間隙がごく小さくなり、同間隙を冷却水がほとんど通過しない。一方、シリンダブロック13の反開口側部分、すなわちウォータジャケット23内部を流れる冷却水の温度が比較的高い部分においては、シリンダボア11の外壁面とスペーサ30の内壁面との間隙が大きいために、同間隙を介して多量の冷却水がシリンダボア11の外壁面に当接する。
このように、ウォータジャケット23の内部を流れる冷却水の温度が低い開口側部分においては冷却水による冷却効果を小さくするとともに、冷却水の温度が比較的高い反開口側部分においては同冷却効果を大きくするといったように冷却水の流通態様を設定することができる。したがって、シリンダブロック13の開口側部分および反開口側部分の温度差を低減することができる。
また、スペーサ30には鍔部32が形成されているために、この鍔部32により、導入通路27を通じてウォータジャケット23内に流入した直後の冷却水流れのうちの燃焼室16から離間する方向に向かう流れが遮られるようになる。そのため、ウォータジャケット23内に流入した冷却水がスペーサ30の上記燃焼室16から遠い側の端部を超えて、シリンダボア11の外壁面に当接することや同外壁面とスペーサ30の内壁面との間隙に流入することを抑制することができる。これにより、シリンダブロック13の開口側部分が過度に冷却されることを好適に抑制することができる。
ところで、スペーサとして上記シリンダブロック13の開口側部分に配設される部分あるいは同部分に近い部分の一部が途切れたものが用いられると、これによって内燃機関10は、シリンダボア11の外壁面とスペーサ30の内壁面との間隙に上記スペーサ30の途切れた部分から冷却水が流入しやすい構造になってしまう。
本実施の形態では、シリンダボア11の周囲を囲む形状のスペーサ30が設けられており、このスペーサ30によって、ウォータジャケット23内部におけるシリンダボア11側とシリンダブロック13の外壁側とが同シリンダボア11の周囲全体において仕切られている。このように、本実施の形態のスペーサ30には上述した途切れた部分がないために、シリンダブロック13の開口側部分におけるシリンダボア11の外壁面とスペーサ30の内壁面との間隙への冷却水の流入が的確に抑制される。
また、スペーサ30には、その前記反開口側部分に配設される位置の内壁面に凸部31が形成されている。そのため、仮に内燃機関10の振動などに伴ってスペーサ30が前記開口側部分に向けて一時的に移動した場合であっても、スペーサ30の凸部31の突端がシリンダボア11の外壁面に当接するようになり、同外壁面にスペーサ30の内壁面が接触することが回避される。したがって、シリンダブロック13の反開口側部分におけるシリンダボア11の外壁面とスペーサ30の内壁面との間隙が確保されるとともに、同シリンダブロック13の開口側部分におけるシリンダボア11の外壁面とスペーサ30の内壁面との間隙が大きくなることが抑制されるようになる。
また内燃機関10は、ウォータポンプ25によって圧送される比較的低温の冷却水が、異なる位置に形成された複数の導入通路27を介してウォータジャケット23の外部から内部に直接導入される構造である。そのため内燃機関10は、ウォータジャケット23の上記シリンダブロック13の開口側部分に形成された部分を流通する冷却水の温度が比較的広い範囲にわたって低くなる構造であり、シリンダブロック13の開口側部分の冷却効果がより大きくなり易い構造であると云える。
さらに、内燃機関10では冷却水通路26とウォータジャケット23とに対してウォータポンプ25が各別の経路で連通されるために、同一の経路で連通される内燃機関、すなわち冷却水通路26に供給される冷却水の全てがウォータジャケット23を通過する内燃機関と比べて、ウォータジャケット23内部を流れる冷却水の単位時間当たりの流量が少ない。そのため、シリンダブロック13の開口側部分と反開口側部分との間における冷却効果の差が大きくなり易く、それら開口側部分および反開口側部分の温度差も大きくなり易い。
本実施の形態では、そうした内燃機関10にあって、シリンダブロック13の開口側部分および反開口側部分の温度差を好適に低減することができるようになる。
図8に、一方のバンクVに形成される各シリンダボア11に対応する部分において各別にシリンダブロック13の開口側部分の温度と反開口側部分の温度とを測定した結果を示す。
なお、同図中の実線は本実施の形態にかかる内燃機関10について測定した結果を示しており、同図中の一点鎖線は上記スペーサ30が設けられない内燃機関について測定した結果を従来例として示している。
図8から明らかなように、本実施の形態にかかる内燃機関10では、従来例と比較して、シリンダブロック13の開口側部分の温度が高くなるものの、同シリンダブロック13の反開口側部分の温度が低くなる。そして各シリンダボア11に対応する部分についてみると、シリンダブロック13の開口側部分と反開口側部分との温度差はいずれも小さくなる。またシリンダブロック13全体についてみても、その開口側部分と反開口側部分との温度差が小さくなる。このように内燃機関10では、従来例と比較して、シリンダブロック13の各部における温度差が低減される。
以上説明したように、本実施の形態によれば、以下に記載する効果が得られるようになる。
(1)シリンダブロック13の開口側部分ではスペーサ30の内壁面とシリンダボア11の外壁面とが接触するとともに同シリンダブロック13の反開口側部分ではスペーサ30の内壁面とシリンダボア11の外壁面とが接触しない状態で、同スペーサ30を配設するようにした。そのため、ウォータジャケット23の内部を流れる冷却水の温度が低い開口側部分においては冷却水による冷却効果を小さくするとともに、冷却水の温度が比較的高い反開口側部分においては同冷却効果を大きくするといったように冷却水の流通態様を設定することができる。したがって、シリンダブロック13の開口側部分および反開口側部分の温度差を低減することができる。
(2)複数の導入通路27が形成されているためにシリンダブロック13の開口側部分の冷却効果が過度に大きくなり易い内燃機関10にあって、シリンダブロック13の開口側部分および反開口側部分の温度差を好適に低減することができるようになる。
(3)スペーサ30の外壁面にあって前記開口部27aに対向する部分より燃焼室16から遠い側の位置に鍔部32を突設した。そのため、ウォータジャケット23内に流入した冷却水がスペーサ30の上記燃焼室16から遠い側の端部を超えて、シリンダボア11の外壁面に当接することや同外壁面とスペーサ30の内壁面との間隙に流入することを抑制することができる。これにより、シリンダブロック13の開口側部分が過度に冷却されることを好適に抑制することができる。
(4)スペーサ30の内壁面の前記反開口側部分に配設される位置に、同内壁面から突出する形状の凸部31を形成した。そのため、シリンダブロック13の反開口側部分におけるシリンダボア11の外壁面とスペーサ30の内壁面との間隙を確保するとともに、同シリンダブロック13の開口側部分における上記間隙が大きくなることを抑制することができる。
(5)スペーサ30をシリンダボア11の周囲を囲む形状に形成した。そのため、シリンダブロック13の開口側部分におけるシリンダボア11の外壁面とスペーサ30の内壁面との間隙に冷却水が流入することを的確に抑制することができ、同シリンダブロック13の開口側部分および反開口側部分の温度差を的確に低減することができるようになる。
(6)シリンダブロック13を、その開口側部分が反開口側部分より鉛直方向における上方位置になるように配設した。そのため、スペーサ30の内壁面とシリンダボア11の外壁面とがシリンダブロック13の開口側部分では接触するとともに同シリンダブロック13の反開口側部分では接触しない状態となるように、スペーサ30の自重を利用して同スペーサ30を配設することができるようになる。
(7)両バンクVの谷間側にあたる部分をシリンダブロック13の開口側部分とし、シリンダボア11を基準として両バンクVの谷間側の部分とは反対側にあたる部分をシリンダブロック13の反開口側部分とした。そのため、両バンクVに対してそれぞれ、スペーサ30の内壁面とシリンダボア11の外壁面とがシリンダブロック13の開口側部分では接触するとともに同シリンダブロック13の反開口側部分では接触しない状態となるように、スペーサ30の自重を利用して同スペーサ30を配設することができる。
(8)冷却水通路26とウォータジャケット23とに対してウォータポンプ25が各別の経路で連通されているためにシリンダブロック13の開口側部分および反開口側部分の温度差が大きくなり易い内燃機関10にあって、同温度差を好適に低減することができるようになる。
なお、上記実施の形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・スペーサ30における凸部31の形成位置や形成個数は、シリンダブロック13の反開口側部分に配設される位置に凸部31が形成されるのであれば、任意に変更可能である。また凸部31を省略してもよい。
・スペーサ30における鍔部32の形成位置は、スペーサ30における燃焼室16から遠い側の端部に限らず、導入通路27の上記ウォータジャケット23側の開口部27aに対向する部分より燃焼室16から遠い側の位置であれば、適宜変更することができる。また、複数のシリンダボア11に対応する位置にそれぞれ鍔部32を形成する必要はなく、例えば複数のシリンダボア11の外壁面にわたって延びる形状の鍔部を形成するようにしてもよい。要は、鍔部によって、各導入通路27を通じてウォータジャケット23内に流入した直後の冷却水流れのうちの燃焼室16から離間する方向に向かう流れを遮ることができればよい。また、鍔部を省略することも可能である。
・スペーサ30として、シリンダボア11の周囲を囲む形状のものを設ける必要はなく、シリンダボア11の周囲方向においてその一部が途切れた形状のものを設けるようにしてもよい。
・ウォータジャケット23の内部にスペーサ30を圧入することによって、同ウォータジャケット23の内部にスペーサ30を配設して固定するようにしてもよい。こうした構成は、スペーサ30の内壁面や外壁面、あるいはウォータジャケット23の壁面に新たな凸部を設けることによって実現することができる。
・本発明は、導入通路27が一つのみ形成された内燃機関や、導入通路27が前記シリンダブロック13の排気ポート20側の部分に形成された内燃機関にも適用することができる。
・ウォータジャケット23の内部においてスペーサ30の配設位置が固定されている内燃機関であれば、シリンダブロックの開口側部分が反開口側部分より鉛直方向における下方位置になるように配設された内燃機関や、シリンダブロックの開口側部分と反開口側部分とが鉛直方向において等しい高さとなるように配設された内燃機関にも本発明は適用可能である。また、そうした内燃機関であれば、両バンクの谷間側の部分がシリンダブロックの反開口側部分であってシリンダボアを基準として上記谷間側の部分と反対側の部分が開口側部分である内燃機関にも、本発明を適用することができる。
・シリンダヘッド内部の冷却水通路に供給される冷却水の全てがウォータジャケットを通過する構造の内燃機関、言い換えれば、ウォータジャケットと冷却水通路とに対してウォータポンプが同一の経路で連通される構造の内燃機関にも、本発明は適用可能である。
・本発明は、例えば各シリンダボア11が直線状に並ぶように配設された直列型のボア配列の内燃機関など、V型のボア配列以外のボア配列の内燃機関にも適用することができる。また、1気筒〜7気筒、あるいは9気筒以上の内燃機関にも、本発明は適用可能である。
本発明を具体化した一実施の形態にかかる内燃機関の概略構成を示す略図。 シリンダブロックのバンクを構成する部分を両バンクの谷間側から見た構造を示す図。 シリンダブロックのバンクを構成する部分をシリンダヘッド側から見た構造を示す図。 スペーサをシリンダヘッド側から見た構造を示す図。 スペーサを図4の矢印A方向から見た構造を示す図。 スペーサの図4のB−B線に沿った断面構造を示す断面図。 シリンダボア周辺における冷却水の流通態様を模式的に示す略図。 シリンダブロックの開口側部分の温度と反開口側部分の温度とを測定した結果を示す略図。
符号の説明
10…内燃機関、11…シリンダボア、12…シリンダヘッド、13…シリンダブロック、14…ロアケース、15…ピストン、16…燃焼室、17…吸気通路、18…吸気ポート、19…排気通路、20…排気ポート、21…吸気バルブ、22…排気バルブ、23…ウォータジャケット、24…ラジエータ、25…ウォータポンプ、26…冷却水通路、27…導入通路、27a…開口部、28…排出通路、29…バイパス通路、30…スペーサ、31…凸部、32…鍔部。

Claims (8)

  1. 冷却水を循環させるウォータジャケットがシリンダボアの周囲に形成されるとともに前記ウォータジャケットの外部から内部に冷却水を導入する導入通路が形成され、前記シリンダボアの周囲において延びるスペーサが前記ウォータジャケットの内部に設けられるシリンダブロックにあって、
    前記導入通路の前記ウォータジャケット側の開口部が形成された開口側部分では前記スペーサの内壁面と前記シリンダボアの外壁面とが接触するとともに、前記シリンダボアを基準として前記開口側部分と反対側の反開口側部分では前記スペーサの内壁面と前記シリンダボアの外壁面とが接触しない状態で、前記スペーサが配設される
    ことを特徴とするシリンダブロック。
  2. 請求項1に記載のシリンダブロックにおいて、
    前記導入通路が複数形成されてなる
    ことを特徴とするシリンダブロック。
  3. 請求項1または2に記載のシリンダブロックにおいて、
    前記スペーサは、その外壁面の前記開口部に対向する部分より機関燃焼室から遠い側の位置に鍔部が突設されてなる
    ことを特徴とするシリンダブロック。
  4. 前記スペーサは、その内壁面から突出する形状の凸部が前記反開口側部分に配設される位置に形成されてなる
    請求項1〜3のいずれか一項に記載のシリンダブロック。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のシリンダブロックにおいて、
    前記スペーサは、前記シリンダボアの周囲を囲む形状に形成されてなる
    ことを特徴とするシリンダブロック。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のシリンダブロックを具備し、
    前記シリンダブロックは、その前記開口側部分が前記反開口側部分より鉛直方向における上方位置になるように配設されてなる
    ことを特徴とする内燃機関。
  7. 前記シリンダボアがV字状に配設されたV型のボア配列のものであり、
    前記シリンダブロックは、両バンクの谷間側にあたる部分が前記開口側部分であって、前記シリンダボアを基準として前記両バンクの前記谷間側の部分とは反対側にあたる部分が前記反開口側部分である
    請求項6に記載の内燃機関。
  8. 請求項6または7に記載の内燃機関または請求項1〜5のいずれか一項に記載のシリンダブロックを具備した内燃機関において、
    冷却水を圧送するウォータポンプが設けられてなり、
    同ウォータポンプがシリンダヘッド内部の冷却水通路と前記ウォータジャケットとに対して各別の経路で連通されてなる
    ことを特徴とする内燃機関。
JP2006244520A 2006-09-08 2006-09-08 シリンダブロックおよび内燃機関 Expired - Fee Related JP4446989B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006244520A JP4446989B2 (ja) 2006-09-08 2006-09-08 シリンダブロックおよび内燃機関
US11/896,892 US7438026B2 (en) 2006-09-08 2007-09-06 Cylinder block and internal combustion engine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006244520A JP4446989B2 (ja) 2006-09-08 2006-09-08 シリンダブロックおよび内燃機関

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008064054A true JP2008064054A (ja) 2008-03-21
JP4446989B2 JP4446989B2 (ja) 2010-04-07

Family

ID=39168300

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006244520A Expired - Fee Related JP4446989B2 (ja) 2006-09-08 2006-09-08 シリンダブロックおよび内燃機関

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7438026B2 (ja)
JP (1) JP4446989B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2325471A1 (en) 2009-11-19 2011-05-25 Honda Motor Co., Ltd. Cooling structure for internal combustion engine
JP2011106389A (ja) * 2009-11-19 2011-06-02 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の冷却構造
JP2011106393A (ja) * 2009-11-19 2011-06-02 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の冷却構造
JP2011106394A (ja) * 2009-11-19 2011-06-02 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の冷却構造
US8667932B2 (en) 2009-11-19 2014-03-11 Honda Motor Co., Ltd. Cooling structure for internal combustion engine
JP2015108345A (ja) * 2013-12-05 2015-06-11 マツダ株式会社 多気筒エンジンの冷却構造
JP2019015284A (ja) * 2017-07-07 2019-01-31 マツダ株式会社 エンジンの冷却構造

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4411335B2 (ja) * 2007-05-16 2010-02-10 本田技研工業株式会社 水冷式内燃機関のウォータジャケット構造
US20100034050A1 (en) * 2008-08-11 2010-02-11 Gary Erb Apparatus and Method for Cultivating Algae
CN102072040B (zh) 2009-11-19 2013-04-17 本田技研工业株式会社 内燃机
JP5064475B2 (ja) * 2009-11-19 2012-10-31 本田技研工業株式会社 内燃機関の冷却構造
JP6268010B2 (ja) * 2014-03-19 2018-01-24 株式会社クボタ エンジンの冷却装置
JP6176188B2 (ja) * 2014-05-30 2017-08-09 マツダ株式会社 多気筒エンジンの冷却構造
JP6071990B2 (ja) * 2014-12-24 2017-02-01 本田技研工業株式会社 内燃機関の冷却構造
KR101703615B1 (ko) * 2015-06-29 2017-02-07 현대자동차 주식회사 인서트를 구비한 실린더블록 워터자켓 구조
JP6297531B2 (ja) * 2015-11-05 2018-03-20 ニチアス株式会社 シリンダボア壁の保温具、内燃機関及び自動車
US10190529B1 (en) 2017-10-06 2019-01-29 Brunswick Corporation Marine engines having cylinder block cooling jacket with spacer
DE102018009442B3 (de) 2018-12-01 2020-04-16 Otto-Von-Guericke-Universität Magdeburg Zylinderanordnung und Verfahren zum Kühlen der Zylinderanordnung

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6581550B2 (en) 2000-06-30 2003-06-24 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Cooling structure of cylinder block
JP3967636B2 (ja) 2002-06-12 2007-08-29 トヨタ自動車株式会社 エンジンの冷却装置
JP3936247B2 (ja) 2002-06-12 2007-06-27 トヨタ自動車株式会社 エンジンの冷却装置
JP4085253B2 (ja) * 2002-08-30 2008-05-14 大豊工業株式会社 エンジンの冷却装置
JP4007300B2 (ja) 2003-10-07 2007-11-14 トヨタ自動車株式会社 シリンダブロックの冷却構造
JP4227914B2 (ja) * 2004-03-10 2009-02-18 トヨタ自動車株式会社 シリンダブロックの冷却構造
JP4227923B2 (ja) 2004-03-26 2009-02-18 トヨタ自動車株式会社 シリンダブロックの冷却構造
JP4279713B2 (ja) * 2004-03-31 2009-06-17 トヨタ自動車株式会社 シリンダブロックの冷却構造
JP4279714B2 (ja) * 2004-03-31 2009-06-17 トヨタ自動車株式会社 シリンダブロックの冷却構造
US7032547B2 (en) * 2004-04-22 2006-04-25 Honda Motor Co., Ltd. Cylinder block cooling arrangement for multi-cylinder internal combustion engine
JP4279760B2 (ja) 2004-09-22 2009-06-17 愛三工業株式会社 内燃機関の冷却装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2325471A1 (en) 2009-11-19 2011-05-25 Honda Motor Co., Ltd. Cooling structure for internal combustion engine
JP2011106389A (ja) * 2009-11-19 2011-06-02 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の冷却構造
JP2011106393A (ja) * 2009-11-19 2011-06-02 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の冷却構造
JP2011106394A (ja) * 2009-11-19 2011-06-02 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の冷却構造
US8539916B2 (en) 2009-11-19 2013-09-24 Honda Motor Co., Ltd. Cooling structure for internal combustion engine
US8667932B2 (en) 2009-11-19 2014-03-11 Honda Motor Co., Ltd. Cooling structure for internal combustion engine
US8763568B2 (en) 2009-11-19 2014-07-01 Honda Motor Co., Ltd. Cooling structure for internal combustion engine
JP2015108345A (ja) * 2013-12-05 2015-06-11 マツダ株式会社 多気筒エンジンの冷却構造
JP2019015284A (ja) * 2017-07-07 2019-01-31 マツダ株式会社 エンジンの冷却構造

Also Published As

Publication number Publication date
US7438026B2 (en) 2008-10-21
US20080060593A1 (en) 2008-03-13
JP4446989B2 (ja) 2010-04-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4446989B2 (ja) シリンダブロックおよび内燃機関
JP6299737B2 (ja) 多気筒エンジンの冷却構造
JP2008286038A (ja) 水冷式内燃機関のウォータジャケット構造
JP6475360B2 (ja) 水冷式エンジンの冷却構造
JP2007127066A (ja) 内燃機関の冷却構造及び水路形成部材
JP2007051601A (ja) シリンダヘッドの冷却構造
JP6384492B2 (ja) 多気筒エンジンの冷却構造
US10808595B2 (en) Engine cooling system for vehicle
CN105927409A (zh) 一种水冷摩托车发动机气缸体结构
JP6314966B2 (ja) 多気筒エンジンの冷却構造
JP2016094871A (ja) シリンダブロック
JP2011208527A (ja) 内燃機関の冷却構造
JP6062312B2 (ja) シリンダブロックの冷却構造
JP2017096100A (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP2007321581A (ja) シリンダブロック
JP5587380B2 (ja) シリンダヘッドのウォータージャケット構造
JP2008014263A (ja) 内燃機関の冷却構造及びその冷却構造に使用されるシリンダヘッドガスケット
JP6562013B2 (ja) シリンダヘッド
JP2018165508A (ja) シリンダヘッドおよび内燃機関
JP2019138282A (ja) エンジン
JP2017193971A (ja) シリンダヘッド
KR102335493B1 (ko) 실린더 헤드용 워터자켓
JP6583115B2 (ja) シリンダヘッド
JP4170876B2 (ja) シリンダブロックの冷却構造
JP2015083790A (ja) エンジンの冷却装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081016

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091217

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091222

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100119

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130129

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130129

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140129

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees