JP2013024156A - 内燃機関用ピストン - Google Patents

内燃機関用ピストン Download PDF

Info

Publication number
JP2013024156A
JP2013024156A JP2011160526A JP2011160526A JP2013024156A JP 2013024156 A JP2013024156 A JP 2013024156A JP 2011160526 A JP2011160526 A JP 2011160526A JP 2011160526 A JP2011160526 A JP 2011160526A JP 2013024156 A JP2013024156 A JP 2013024156A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
oil
internal combustion
combustion engine
back surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2011160526A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Tamaoki
由幸 玉置
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP2011160526A priority Critical patent/JP2013024156A/ja
Publication of JP2013024156A publication Critical patent/JP2013024156A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

【課題】内燃機関用ピストンにおいて、オイル消費量の低減、ピストンの冷却性能の向上、及びピストンの耐久性を向上することにある。
【解決手段】オイルリング溝(19)内に集まったオイルをピストン(9)の内側に排出するために外周面(17)と内周面(22)とを連通するオイル戻し孔(23A・23A・23A、23B・23B・23B)がピンボス部(16A、16B)の軸線(C)を挟む両側部に複数個形成され、ピストン頂部(14)の裏面には、ピストンクーリングジェット(24)から噴射されたオイルがオイル戻し孔(23A・23A・23A、23B・23B・23B)側へ流れるのを阻止するように、ピストン頂部(14)の裏面から下方に突出するオイルガイド(25A、25B)を設けている。
【選択図】図1

Description

この発明は、内燃機関用ピストンに係り、特にピストンクーリングジェットから噴射されたオイルによって冷却される内燃機関用ピストンに関する。
内燃機関においては、ピストンが高温になることから、ピストンを冷却する必要がある。
そこで、図7に示すように、内燃機関にピストンクーリングジェット101を装着し、このピストンクーリングジェット101からはピストン102を冷却するために、ピストン頂部103の裏面に向かってオイルを噴射している。
特許第3056623号公報
特許文献1に記載の内燃機関用ピストンは、ピストンの内側で、オイルリング溝に形成されているオイル戻し孔よりも下方位置にカバーを設けるとともに、オイルをピストンの内側に逃がすためのオイル戻し孔をピストンのサードランド部に形成したものである。
ところが、図7に示すように、ピストン頂部103の裏面に向かって噴射されたオイルは、ピストン内壁を伝ってオイル戻し孔104・104から燃焼室内に逆流してしまう。また、シリンダからのオイルは、その逆流したオイルによって邪魔されて、ピストン102の内側に排出されない。このため、オイルが回収されず、燃焼室にオイルが入り、オイル消費量が悪化するという問題があった。
また、そのレイアウト上、コンロッドが邪魔になるため、ピストン頂部103の中心にオイルを噴射することが困難であり、このため、吸気側と排気側とで、ピストン102を均一に冷却することが困難であった。
そこで、この発明の目的は、オイル消費量の低減、ピストンの冷却性能の向上、及びピストンの耐久性を向上することができる内燃機関用ピストンを提供することにある。
この発明は、内燃機関に装着したピストンクーリングジェットからピストン頂部の裏面に向けて噴射されたオイルによって冷却される内燃機関用ピストンにおいて、前記ピストン頂部の下方には前記ピストンとコンロッドとを連結するピストンピンが嵌合する一対のピンボス部を設け、前記ピストンの外周面にはオイルリングが装着されるオイルリング溝を設け、このオイルリング溝内に集まったオイルを前記ピストンの内側に排出するために外周面と内周面とを連通するオイル戻し孔が前記ピンボス部の軸線を挟む両側部に複数個形成され、前記ピストン頂部の裏面には、前記ピストンクーリングジェットから噴射されたオイルが前記オイル戻し孔側へ流れるのを阻止するように、前記ピストン頂部の裏面から下方に突出するオイルガイドを設けたことを特徴とする。
この発明の内燃機関用ピストンは、オイル消費量の低減、ピストンの冷却性能の向上、及びピストンの耐久性を向上することができる。
図1はピストンの断面図である。(実施例) 図2はピストンの底面図である。(実施例) 図3はピストンの側面図である。(実施例) 図4は図3のIV−IV線によるピストンの断面図である。(実施例) 図5はピストンの一部拡大断面図である。(実施例) 図6は内燃機関のシリンダブロックの断面図である。(実施例) 図7は従来においてピストンの断面図である。(従来例)
この発明は、オイル消費量の低減、ピストンの冷却性能の向上、及びピストンの耐久性を向上する目的を、ピストン頂部の裏面には、ピストンクーリングジェットから噴射されたオイルがオイル戻し孔側へ流れるのを阻止するように、ピストン頂部の裏面から下方に突出するオイルガイドを設けて実現するものである。
図1〜図6は、この発明の実施例を示すものである。
図6において、1は内燃機関、2はシリンダブロックである。このシリンダブロック2は、下側のスカート部3と上側の胴部4とが一体になって構成される。
シリンダブロック2のスカート部3には、コンロッド5の基端側を取り付けたクランクシャフト6が回転自在に支持されている。
シリンダブロック2の胴部4には、シリンダ7を形成するシリンダライナ8が上方から挿着されるとともに、シリンダ7内ではピストン9が往復動可能に設けられている。また、シリンダブロック2の胴部4には、シリンダライナ8とブロック外壁10との間で、冷却水を流通させるウォータジャケット11が形成されている。
ピストン9は、スカート部12とリング部13とピストン頂部14とからなる。
ピストン9の内側には、ピストン頂部14の下方でコンロッド5の先端側を連結するピストンピン15が嵌合する一対の一側ピンボス部16A・他側ピンボス部16Bが備えられている。
ピストン9のリング部13の外周面17には、図1、図3、図5に示すように、オイルリング18が装着されるオイルリング溝19が設けられているとともに、このオイルリング溝19の上方でセカンドリング溝20とトップリング溝21とが順次に設けられている。
また、ピストン9には、図1、図2に示すように、オイルリング溝19内に集まったオイルをピストン9の内側に排出するために、外周面17と内周面22とを連通するオイル戻し孔が一側ピンボス部16A・他側ピンボス部16Bの軸線Cを挟む両側部に複数個形成されている。具体的には、図4、図5に示すように、一側ピンボス部16A・他側ピンボス部16Bの軸線Cの一側では、3つの一側オイル戻し孔23A・23A・23Aが形成されるとともに、一側ピンボス部16A・他側ピンボス部16Bの軸線Cの他側では、3つの他側オイル戻し孔23B・23B・23Bが形成されている。
内燃機関1には、図1に示すように、ピストン9を冷却するために、ピストン頂部14の裏面に向けてオイルを噴射するピストンクーリングジェット24が装着されている。
ピストン9において、図2に示すように、ピストン頂部14の裏面には、ピストンクーリングジェット24から噴射されたオイルが一側オイル戻し孔23A・23A・23A、他側オイル戻し孔23B・23B・23B側へ流れるのを阻止するように、ピストン頂部14の裏面から下方に突出するオイルガイドとして、一側オイルガイド25A・他側オイルガイド25Bが設けられている。
上記の構造により、ピストンクーリングジェット24から噴射されたオイルを一側オイルガイド25A・他側オイルガイド25Bによって確実に下方に落とし、ピストン9の内側から一側オイル戻し孔23A・23A・23A、他側オイル戻し孔23B・23B・23Bを経てシリンダ壁面ヘオイルが逆流することを防止できる。また、ピストン9の内側からの逆流が無いため、オイルリング18により掻き落とされたオイルは、一側オイル戻し孔23A・23A・23A、他側オイル戻し孔23B・23B・23Bからピストン9の内側にスムーズに排出することができる。この結果、オイルを確実に回収し、燃焼室にオイルが入ること(オイル上がり)を防止でき、オイル消費量を減らすことができる。
また、ピストンクーリングジェット24により噴射されたオイルは、一側オイルガイド25A・他側オイルガイド25Bにより、ピストン9の中央への流れが増加し、高温の部位を効果的に冷却することができる。
図2に示すように、一側オイルガイド25A・他側オイルガイド25Bは、ピストン頂部14の裏面側で一側ピンボス部16A・他側ピンボス部16Bの軸線C方向と平行に延び、互いに対向する一側ピストン内周壁面26A・他側ピストン内周壁面26B同士を連結する。
このような構造により、一側オイルガイド25A・他側オイルガイド25Bがピストン9の剛性を高め、ピストン9の耐久性を向上することができる。
この発明に係る内燃機関用ピストンを、各種内燃機関に適用可能である。
1 内燃機関
2 シリンダブロック
7 シリンダ
9 ピストン
14 ピストン頂部
15 ピストンピン
16A 一側ピンボス部
16B 他側ピンボス部
17 ピストンの外周面
18 オイルリング
19 オイルリング溝
22 ピストンの内周面
23A 一側オイル戻し孔
23B 他側オイル戻し孔
24 ピストンクーリングジェット
25A 一側オイルガイド
25B 他側オイルガイド
26A 一側ピストン内周壁面
26B 他側ピストン内周壁面

Claims (2)

  1. 内燃機関に装着したピストンクーリングジェットからピストン頂部の裏面に向けて噴射されたオイルによって冷却される内燃機関用ピストンにおいて、前記ピストン頂部の下方には前記ピストンとコンロッドとを連結するピストンピンが嵌合する一対のピンボス部を設け、前記ピストンの外周面にはオイルリングが装着されるオイルリング溝を設け、このオイルリング溝内に集まったオイルを前記ピストンの内側に排出するために外周面と内周面とを連通するオイル戻し孔が前記ピンボス部の軸線を挟む両側部に複数個形成され、前記ピストン頂部の裏面には、前記ピストンクーリングジェットから噴射されたオイルが前記オイル戻し孔側へ流れるのを阻止するように、前記ピストン頂部の裏面から下方に突出するオイルガイドを設けたことを特徴とする内燃機関用ピストン。
  2. 前記オイルガイドは、前記ピストン頂部の裏面側で前記ピンボス部の軸線方向と平行に延び、互いに対向するピストン内周壁面同士を連結することを特徴とする請求項1の内燃機関用ピストン。
JP2011160526A 2011-07-22 2011-07-22 内燃機関用ピストン Withdrawn JP2013024156A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011160526A JP2013024156A (ja) 2011-07-22 2011-07-22 内燃機関用ピストン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011160526A JP2013024156A (ja) 2011-07-22 2011-07-22 内燃機関用ピストン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013024156A true JP2013024156A (ja) 2013-02-04

Family

ID=47782789

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011160526A Withdrawn JP2013024156A (ja) 2011-07-22 2011-07-22 内燃機関用ピストン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013024156A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106948964A (zh) * 2016-01-06 2017-07-14 光阳工业股份有限公司 引擎活塞结构
CN109317937A (zh) * 2018-11-12 2019-02-12 合肥工业大学 一种改进的铝制活塞加工方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106948964A (zh) * 2016-01-06 2017-07-14 光阳工业股份有限公司 引擎活塞结构
CN106948964B (zh) * 2016-01-06 2019-07-23 光阳工业股份有限公司 引擎活塞结构
CN109317937A (zh) * 2018-11-12 2019-02-12 合肥工业大学 一种改进的铝制活塞加工方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6476796B2 (ja) 多気筒エンジンの冷却用オイル通路構造
JP2007309477A (ja) 内燃機関用ピストンおよび内燃機関
JP2007270737A (ja) 4サイクル空油冷エンジンにおけるオイル通路構造
CN105927409A (zh) 一种水冷摩托车发动机气缸体结构
JP6676423B2 (ja) 内燃機関
US20140109862A1 (en) Cylinder lubrication system
JP2018184939A (ja) 内燃機関の冷却構造
JP2012140866A (ja) 内燃機関用ピストンのオイル供給装置
JP2013024156A (ja) 内燃機関用ピストン
JP2009047110A (ja) 内燃機関
KR20090049809A (ko) 냉각수 챔버가 구비된 엔진
JP2014084741A (ja) シリンダヘッドのウォータージャケット構造
JP2011185214A (ja) 内燃機関
JP2006097613A (ja) 内燃機関のオイル戻り通路構造
JP4410964B2 (ja) ピストン冷却装置
EP2942499B1 (en) Oil channel for engine
JP2005036690A (ja) 内燃機関用ピストン
JP2006097611A (ja) 4サイクル空冷式内燃機関のシリンダヘッド冷却構造
US20140290620A1 (en) Oil passage of internal combustion engine
CN205823466U (zh) 水冷摩托车发动机气缸体结构
JP4501889B2 (ja) エンジンのピストン構造
JP2007107503A (ja) ピストンの冷却構造
JP2016089661A (ja) エンジンおよびそれを備える自動二輪車
JP2006214297A (ja) 内燃機関のピストン
JP6327059B2 (ja) 内燃機関

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20141007